アイロンプリントシートによるネーム入れ


先日、会社で部品屋と話していて、

「デカール並の極薄シールはないかねぇ?」

と相談などしていたところ、

「いやー聞いたことおまへん。」

用途は?と聞かれて、

ロッドのネーム入れなんて答えると、出てきたアルプスの話。

そして、そこいらに転がっていたタコGTのネームを見ながらあれやこれや話してたら、どうやら、

このネームは、熱転写シートでやっているのではなかろうか?

なんて話になり、アイロンプリント用の熱転写シートは試したけど、インクジェットのカラーが染料インクなので下地が全部透けるなんて話をしていましたが、

MDの熱転写シートは?なんて話になり、なんだそれ!?ってわけです。

マグカップに印刷するための熱転写シートで、オーブンで使う・・・。なんだそれ!?そんなシートあったの?なんて話になり、調べてみると出てきたアルプスのアイロンプリントシート

http://homepage2.nifty.com/b-soft/hardware/print/print.html

どうやら調べてみると、原理は、マイクロドライ側からリボンを熱転写して、シリコンのアイロンプリントシートに転写。

この時、相手がシリコンという難接着物質だもんで、付着が甘い。

このアイロンプリントシートを転写したい相手にくっつけ、アイロンを押し当てる。インクリボンは熱溶融型なもんだから、アイロンの熱で溶けるのと、シリコンの甘い接着によって、インクの熱転写が行われる。つまり、鏡面印刷して転写する方式の熱転写です。

これを使った場合、インクの厚み分、文字が浮き出ます。

すると、浮き出たようなネームができるってモンです!

ここで、市販のロッドを見てみると、ガンガンなんかは、一切文字が浮き出ていませんよね。以前バラしたときに、コーティングを削っていくと、ガン7なんかは、シールのスミが浮き出てきました。ということは、これはシールをはってコーティングしていることを指します。ただ、これはデカールではないですね。極薄のシールです。ロッドを作る工場が水につけて転写みたいなクソかったるいことをやるはずがなく、極薄のシールに印刷したものをブランクにペタッと貼って終わり。こんな感じで作っているものと思われます。

一方、サーペントライジングなんかは、ロッドのネームが文字部分だけ浮いています。これなんかは、熱転写シートでドライヤーか何かを使ってやっているんでしょうね。もしくは、スクリーン印刷か?

がしかし、エポキシでコーティングするとエクボができるので、おそらくは、トップコートのウレタンをやる前にネームをつけてやっているんでしょうね。エポキシでやると、おそらく厚みがつぶれます。

いずれにしても、これは熱転写シートがあればできることなので挑戦してみようかなw

で、早速アイロンプリントシートを調べてみると、大部分がTシャツプリント用。インクリボンをカッティングプロッタで切り出してアイロン転写するみたいです。MDみたいな転写をする形式のやつがないので、できるかわかりませんが、やれるもんならやったろうと思います。ただし、このテプラカートリッジは、黒赤青しかありません。だもんで、白抜き印刷は出来ないので、やるなら白インクリボンを入れ替えるというの荒技が必要だと思います。

で、

アルプルではないけども、テプラのSR3900Pをゲット!

で、そのテプラカートリッジに、なんとアイロン転写シートがあります。文字だけ転写できるということで早速買って実験してみることにしましたw

印刷。鏡文字で印刷します。

そんで、付属のシールを下に引いてアイロンをかける。すると、文字が写るという仕組みです。

で、まずはデカールに転写しようということで、ウェイブのデカールを下にしき、テプラを置いて、

アイロンでギューっと押します。大体5秒〜10秒とのことなので、

5秒で実験。結果、熱が甘くて転写できない。心配していたデカールの溶けるのはなかったです。で、文字だけ転写できるのかと思いきや、シールごと転写ですね。透明だから文字だけと書かれていたんでしょう。

続いて10秒で実験。

しかし、空気が入ります。

これは断熱シートをかぶせずに、直接デカールに転写したものです。一番溶着していますが、いかんせん、気泡の進入がネックです。

で、とりあえず、気泡も分からなければいいので、とりあえずブランクに貼ってみることにしました。

しかし、なんと全く付かない!どうやら、テプラの転写テープが張りがあって、これがブランクになじまない模様。薄さはOKだったんだけども、硬さがNG。なかなかに難しいです。

他のヤツも全部一緒でした(涙)


ブランクに直接転写
続いてもう一つの可能性を探ることにしました。

上の実験はデカール転写ですが、再転写がだめなら、一発でブランクにつけてしまうこともできるはずなので、

転写シートをブランクにつけて、

ドライヤーで加熱。

結果、まったく付きません!全然熱量が足りない模様です。

ならば今度はアイロンを直接当ててやれというわけで、

こんな風に、テプラのアイロン転写シートをブランクにマスキングテープでくっつけて、

アイロンをブランクにくっつけて実験してみることにしました。

しかし、今度は、塗料が溶けてしまい、アイロンにくっついてしまいました。たしかに、180度の熱に耐えれる塗料なんてそうそうない罠。

で、肝心のシールはくっついたんな!?ですが、全然ダメ。やっぱり、布にプリントするシートだからフィルムとか樹脂にはくっつかないですね。

結論
アイロンプリントは無理!




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