テプラでデカール


はぁ・・・・。今までデカール関係でどんだけ人柱やってきたんじゃろう・・・・。おおかた、MD5500は軽く買えるくらいの投資とすさまじい時間の試行錯誤と印刷・インクの勉強・それをまとめるホームページ編集作業。反面、作れるのは、イマイチなデカールばかり。

ホライズンに頼むと、1000円でやってもらえるけれども、ビルディングの醍醐味は自力でやること。人にやってもらったんでは、自作の愛情が沸かない。自力で苦労しながら作って、愛着ある一本で取る一本。それが自作道具の面白さとは思うけども、これだけ失敗続きだと、さすがに気が滅入る。

ビルディングには色々な壁があります。まず襲い掛かってくるのは、エポキシの硬化不良の壁。その次に飾り巻きの壁。それから塗装の壁。壁は色々あるけども、練習とか、技術とか、勉強とかでは全く太刀打ちできないのがネーム入れの壁。

現状のネーム入れ技術は、MD一辺倒で、この分野に関しては完全にビルダーの試行錯誤不足の感が否めません。それを乗り越えたくて人柱をやってきましたが、試行錯誤はやりつくした感があります。今度ダメだったら、ホントにもう他の試行錯誤が思いつきません。

これがダメだったら、あきらめモード。今後はホライズンに頼んで作ってもらいます。

カシオ ネームランド
まずは、家に置いてあったカシオのネームランドで実験。

文房具屋で注文。透明に白印字テープです。テプラみたいな、ラベルプリンターは、透明テープに金文字とか、銀文字なんかのメタリックカラーもあるので、これでいけたら、MDが要りません。

早速、印刷してみた。白の発色はいける!バッチリじゃ!

ブランクに貼ってみると、テープの厚さが厚すぎる!おまけに粘着部のざらつきがブランクに残り、あまり良い出来とはいえません。あと、指紋が裏についていて、これが消えません。テープをはがすときはピンセットが良さそうです。

こっちが、ハンコ+デカール。やはりデカールのほうがずいぶんと薄くて、ブランクになじんでいます。

エッジが角ばっていると目立つので、丸く切って、ピンセットで作業してみました。

さらに貼った後にドライヤーでなじませて、食いツキをよくします。

で、これがその結果。さっきよりはだいぶマシになったけど、いかんせんテープの厚さがネック。

エポキシコート後。エポキシで厚みが隠れるか、と思いきややはりダメ。厚さが厚すぎです。


ブラザーの場合
テプラはキングジム・カシオ・ブラザーから発売されていますが、ミクシィのマコさんから貴重な情報を頂いたのでその紹介。
機種名 ブラザー 2430PC (180dpi/128ドット)

上 TZ-231(幅12mm) 厚み約0.100 MS明朝 フォントサイズ24 
下 TZ-221(幅9mm)  厚み約0.095 MS明朝 フォントサイズ18 

キングジムの場合
機種名 TR07(テプラプロではないモデル) (180dpi・48dot)

幅9 厚み約0.095 明朝体 サイズL 透明(マット)黒字
このテプラは印刷の後、うすくラミネートしているみたいです。

テプラのSS12K(原稿テプラプロ)の厚み0.070
マコさんが現行テプラプロのカートリッジの薄さを計測してくれて、その結果、ラミネートされていない分薄いみたいです♪

これを見る限り、ブラザーは厚くてNG。カシオもNG。テプラプロのテープが一番薄くて、いけそうです。やるなら、テプラプロのカートリッジが一番いいですね。

新たな試み
テプラプロでもいけそうな気はするんですが、やはりデカールの薄さにはかなわないと思います。デカールの厚さが何ミクロンか知らないですが、指でこすると簡単にはげてしまいそうな薄さですから、MDがライバルですし、デカールの薄さが欲しいところです。

待て待て。

まだあきらめるのは早い。これは熱溶融型のサーマルプリンターです。MDと同じです。だったら、

デカールに熱転写できるんじゃないの!?

と思いました。

丸が付いている部分が、サーマルヘッド。ここから熱が出て、

テープの下側にある印字フィルムを感熱。その結果、テープの表側に印字フィルムが転写されるという仕組みです。

ということは、シールと同じ幅にデカールを切り、テープカートリッジに押し込んだら、そのまま熱転写できるんじゃないの?

これが出来れば、デカールが作れるということなんで、厚みの問題はクリア。

やってみよう!


テプラでデカール印刷編
まずは、デカールをテープ幅に切ります。このテープは1.2mm幅なので、1.2mm幅、ハサミで切りました。

テープを出します。

で、テープとデカールをマスキングテープで止めて、

カートリッジに押し込みます。

セットします。

で、印刷!

いけるか!?










やったば!いけたがな〜(^^)

なんか、左側が切れている模様だが・・・・。

だもんで、3連発で同じ文字を印刷して、いいヤツだけチョイス作戦!

これはイケます!!!

ただ、サーマルヘッドが200DPIしかないので、文字が大きくなると、カクカクしています。ちなみに、上の文字サイズは、3×3です。

で、文字を小さくして再チェック。

これは、2×2サイズ。

これが、1×1サイズ。コレが最小です。

ドアップで見たらアレなんですが、2×2サイズ以下だと、パッとみ、カクカクは気づきません。十分実用レベルだと思います。

これは、私の中ではかなりOKな結果です。

これは投資する価値大有りです。

ちなみに、このカシオのテプラが200DPI。キングジムのSR3900Pが360DPI。おおかた倍のDPIだし、パソコンつなげて、模様も表現できるし、買うならSR3900Pです。値段は15000円。

次は、こいつを買って、最終的なレポートを書きますのでw

打倒MD萌えてきた♪


で、一応、情報収集ということで、キングジムに質問してみました。

質問があります。当方、プラモや釣竿作りで使うデカールを印刷するときにテプラを活用しようと考えています。

狙っている機種はサーマルヘッドの解像度が最も高く、パソコンフォントも使えるSR3900Pなのですが、これでデカールを印刷できますか?やり方はテープカートリッジのテープを引き抜き、同じ幅に切ったデカールを無理やり突っ込んで印刷することです。

http://fukusukeraigyo.ikaduchi.com/tepuradedeka-ru/tepuradedeka-ru.html

これは、私のホームページで行っている実験なのですが、カシオのキーボード
付きネームビズだと可能でした。SR3900Pで、出来るかどうかが分からず、なかなか投資が出来ません。
ご回答のほどよろしくお願いします。

ってな感じで質問し、帰ってきた答えがコレ

拝復 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜りまして、誠にありがとうございます。
キングジムお客様相談室の武笠と申します。

さて早速ですが、この度お問い合わせの「SR3900Pのデカール印刷」につきまして、以下に回答申し上げます。

テープとインクリボンはプラスチックのケースに巻き込んでおります。上ケースを開けてインクリボンとテープを取り出す事は可能ですが、上ケースを開ける際の破損や中に細かい部品も入っておりますので、メーカーと致しましてはお勧めする事はできません。お避け下さいますようお願い致します。  敬具

むむむ・・・。やはりというか、本来も目的と違う用途で使うなとのことですね。でも、めげずに、もいっちょ質問。

こんにちは。返信ありがとうございます。私の質問はエラーが出るか出ないかです。デカールを突っ込んだ状態で、パソコン上からデータを本体に送り、エラーで本体が動かない等のトラブルが発生するかどうかを教えてください。

現在、デカールが印刷できる唯一のプリンターがアルプス電気のMD5500ですが、これが来月に生産中止になります。もしSR3900Pがデカール印刷が可能であれば、このテプラが唯一の家庭用デカールプリンターとしての地位を確立します。そうなれば、プラモ愛好者や釣竿製作者はSR3900Pを購入します。

もし、その実験データがないのであれば、用途開発の一環として、実験したほうが利益につながると思います。

メーカーとして、本来の用途と違った実験が出来ないのであれば、私がやって、ホームページ上で紹介したいので、可能であれば、デモ機のような本体を貸して頂きたいのですが、いかがでしょうか?

以上、返答のほどよろしくお願いします。


あわよくば、デモ機を頂いてしまおうという図々しい文体に、キングジムもうっとーしーと思ったに違いない(^^;)。今度は電話で来ました。

で、話してみると、

まぁ、とにかく、デカールが使えるかどうかは分からないし、テプラはテープを印刷するものであるから、印刷はお控えくださいの一点張り。また、カートリッジはバラせないので、デカールを入れられるかどうかも分からないとのこと。

でも、テプラが動いてくれさえすれば、後は印刷は出来るので、データを送った後にプリンターが動作を回避するようなシチュエーションがあるのかどうかを聞いてみると、ハーフカット機能(貼りやすくするためにテープの裏側に切れ目を入れる機能)や、紙がつまって、動かなくなる可能性があるとのこと。

ということは、いけるでしょう!紙の厚さを計算して動作を止めるキャンセル機能が付いてないので、データさえ送れば、後は、機械が動くってことですね。

だったら、いけるでしょう?と確認を求めるも、そこはメーカーのリスク回避。YESとは言えませんとのこと。

フン!用途開発になるんだから、実験すればいいじゃない!テプラユーザーの他に、プラモユーザーやらロッドビルダーがこぞって買うんぞ!メーカーの売り上げアップに貢献せんかい!360DPIはキングジムだけなんやし、そこは強く用途を広げるべきでしょう!!!

おかげで、またワシが人柱にならんとかんじゃないか(怒)

というわけで、これはまた私が人柱になります。

次回に乞うご期待。


そして時は過ぎ、


気づけば買ってしまったSR3900P

15000円!

お待たせしました。やったります!

これがSR3900P。

ネームプリンター史上最高解像度の360DPIサーマルヘッド。分かりにくいけど、右の写真のシャフトの真下にサーマルヘッドがあります。

赤丸で囲ったところがサーマルヘッドで、それがインクリボンを熱し、その向こう側にあるテープに熱転写。こんな原理です。

とりあえず、360DPIの印字はどんなもんか大きな文字から小さい文字まで試してみましたw

ちなみにフォントですが、付属のソフトにあるのですが、イラレの3倍くらいのフォントの充実っぷりなので、フォントで困ることは全くありません。

特大フォント
まずは特大から。細くてヒョロヒョロしている文字はヒドイ。ギザギザすぎてハナシになりません!

同じく特大の細い日本語フォントですが、これもドアップで見ると、ギザギザはありますが、あんまし気になりません。十分実用レベルです。

若干太い線の文字は、キレイそのもの。十分な品質です。

大フォント
太い英文字。これもバッチグーな品質。サンダーシャフトのフォントですかね!?

細文字日本語もグッド。

当たり前ですが、太い日本語文字は、特大フォントよりもキレイです。

中フォント
太目の英文字。今までで一番キレイw

その他も問題なし。

小フォント
中フォントよりももっとキレイですが、雷魚ロッドで使うことはまずないと思います。メバルロッドクラス。

細小フォント
ここまで小さいのはまず使わないと思うんですが、細い日本語フォントがかすれています。このこんまさは使ったらいけません。

イメージファイル
sr3900pの特徴の一つでもあるんですが、コイツは絵も印刷できてしまうのです。

早速トップページのイラストを印刷してみると、切れまくってわけ分からんことになったので、

付属のソフトから出力出してみると、ちっさ!!!

で、よくよく説明書を読んでみると、いまどきビットマップでないといかんらしい。。。イラレで適当な太線イラストを作って、ビットマップ変換。

これらはできました!工夫すれば問題ナシです。

テプラそのまま貼ったらどうなる?
普通にクリア黒文字に印刷して、ブランクに貼ってみました。なんせ、テプラのクリアテープを使ったことがないので実験でっす!

あ、厚い・・・。文房具屋でマイクロゲージで計ってもらうと、70ミクロン。こりゃインクジェット並みの厚さ。

ただ、ドライヤーで熱をかければ、若干密着度が増して薄くなるので、やってみると、あんまし変わらんような気もしますが、若干マシになった気もします。

エポキシコーティング後。全然ダメ!テプラが硬くて、密着が甘い。そのため、気泡が噛んでいる。あと厚すぎて、エッジが浮きすぎ。こりゃ使い物にならん!


カートリッジを改造してデカール印刷
とりあえず、テプラのままじゃ厚すぎて段差が消せないので、次なる手段。デカールを挟み込むことにします。

ここに押し込むのですが、まずは幅18mmにデカールを切ります。

入り口は入るが、

そこからテプラのテープは一気に上に上がっており、真っ直ぐ通したって、上に行かないから入らない。

これは難しい。

ピンセットで上にしようとすると、デカールの台紙が折れてしまって無理。なんとか入ったって、台紙が折れる。これは難しい。

先をとんがらせてみました。

しかし、やはりうまく入らない。

そこでテプラにデカールをくっつけ、

巻き取ってやろうと思ったら、テプラはカートリッジのボビンにつまみが付いていないため、巻き戻すことが出来ない(涙)。インクリボンは巻き戻すことはできるんですが・・・・・。ネームランドと比べるとめんどい構造です。

かくなる上は分解して押し込んでやれと思い、カートリッジの分解。ツメを押して、マイナスドライバを突っ込んでコジコジやれば外れます。

分解完了。

デカールを丸めて、

外した時に緩くなったインクリボンを巻き取り、

セット。テープボビンのヒラヒラが粘着質でめんどいです。

あとは押し込んで終了。

そして印刷。

しかし、

ガガガガガガ

という音がして、テープが一定のところから出てこない!悪魔玉か!?

ど、どうしたと!?

このテープのところが、インクリボンのところにへばりついとるがね〜〜〜!!!

こんな感じになって、ガガガガ・・・・

直そう思って引っ張り出すと、インクリボンが切れた!ご臨終。

印刷できたのはわずか2文字。

せっかくだから貼ってみよう。

か、か、完璧!MDクラスだわこりゃ!やったど!ついにMD代替品のネーム入れ兵器のアタリが付いた!いつも試行錯誤の末のこの瞬間がたまらん!!

だけど問題はインクリボンだわ。

あれやこれやしてると、グジャグジャになってきたので、思い切って、構造を調べるために一個殺すことにしました。後から分かったんですが、テプラはこの手のトラブルが結構起こるらしく、切れたインクリボンはセロハンテープでつないで使うのが普通だそうです。ネームランドはこのトラブルは起こりませんから、テプラよりはネームランドのほうが性能が上ですね。だけど、ネームランドは180DPIしかないのよねぇ・・・・。

で、まずはスッカラカンになったテプラにデカールの台紙を入れるためのテスト。先を尖らして入りやすくしました。しかし、隙間が大きくなっているところととがっているところが逆なので、全然入らん。

切り込みを逆にして再挑戦。

入るこた入るが、押し込むと折れる。

押し込むっつっても、ここまでが限界。これ以上が入らない。テプラの印刷面のボビンが回せれば裏技ができるんだども、それができないこのもどかしさ。

もうね、分解して入れてやりましたよ。

だけど、印刷するたびに分解してこれやるんか!?というハナシです。

やはり、ボビンを逆回転させて、デカールの台紙を巻き取る方式でないと効率が悪すぎてダメです。

そこでまた、分解したテプラをよくよく見ながら考えました。

カートリッジのボビンの中心に穴が開いておらず、

本体側から回転させるようなシャフトも出ていない(赤丸の部分のプラシャフト)ので、本体はボビン自体を回す構造ではないと思います。

カートリッジのテープは引っ張るとカチカチいいながら出てきます。逆回転は引っかかって出来ません。また、カートリッジのボビンに回転するシャフトが入っているわけではない。

おそらくテープを引っ張り出しているシャフトは、サーマルヘッドの真上のシャフト。この根元がプラの噛み込みシャフトになっており、

では、このシャフトを逆回しすれば、テープを逆回転させることが出来る!?

やってみると、テープ真上のゴムのシャフトが空回りするだけで全然動きません。この方法じゃ無理です。

そして、さらにカートリッジの構造を見てみると、

ボビンの逆回転防止のために働いているのは、

このスプリング。

このスプリングが、本体のカートリッジボビンの真ん中に噛み込み、

この斜めに切ってあるプラ部分に干渉。斜めに切ってあるので、時計回りには回ることは出来ても、反時計回りに回ると、引っかかって、それが逆回転防止につながっている模様です。

ということは、スプリングをキャンセルしたら、逆回転だろうが出来るというわけです。つまり、デカールの台紙を巻き取るには、このスプリングを外す必要があるというわけです。

で、あとは、ボビンを逆回転させる方法を考えればいいだけ。

考えてみると、ボビンを直接逆回転させればいいので、穴空けて回してしまいましょう。アクリルカッターで、カートリッジの中央に穴を開けてしまいます。

あけたら、バリ取り。一応精密機械なので、研削粉を残すのはNG。この後、水洗いしてティッシュで水分を拭き取りました。

2012年から
アクリルカッターなんてまどろっこしいもんはつかいなさんな。漢なら、ダイヤモンドカッターでザックリいくと、楽々ですがな〜♪

あとは移植。新しいテプラカートリッジを買って来て、分解。

そして穴空けたカートリッジの透明側をセット。餅論、逆回転防止用のスプリングは外しております。

デカールを18mmに切り、

前回、マスキングテープをデカールの表側に貼って出口で詰まったので、、今回は裏側に張ることにします。そして、段差があったら、そこも途中で詰まる原因になるので、今回はマスキングテープを全部に貼って、円滑にテープが出てくるように工夫しました。

デカール側を見るとこんな感じです。右側がテプラのテープ。

で、あけた穴に精密マイナスドライバを突っ込み、無理やり逆回転。

回った!

が、

すぐにひっかかってもた。

結局、テプラのボビンがインクリボンから急に上に移動しているので、そこが引っかかるのよね・・・。

しかし、これは継ぎ目を連結してしまえば、テプラのテープとデカールがキレイにつながるため、ボビン逆回転でデカール台紙がボビンに噛み込むはず。中途半端に粘着側を出していると、印刷のテープ送りで引っかかる可能性があるので、ここは巻いて、粘着質の部分を完全に隠しました。

そしてマイナスドライバでボビンを逆回転させると、入った!

本体にセット!もうね。神様なんて信じたことないけど、「神様おねがいしますだ!」と心の中で祈りながら、印刷ボタンをポチッとな!





























ギュイギュイギュイ・・・・・・・・























やっ























やった!


























ついに出来た!(;´д`)

今までどれだけ打倒MDに萌えてきたのでしょうか。

途中から、「ネームを入れるため」ではなく、「MD以外でネームを入れる」ために頑張って頑張って頑張ってきました。ネーム入れで地獄を見ているビルダーなら、この実験結果がどれだけスゴイか分かるはず!

すごい達成感と充実感!!!

ついに、打倒MDが完遂したのです!!!!!!!!

適当なブランクに貼ります。デカールとテプラテープを連結させるためにつけたマスキングテープは、外しておかないと水がしみこまないのでデカールが浮きません。外しておきましょう。

(* ̄ー ̄)どーだコノヤロ〜〜〜!キレイですね〜!MDで作ったのとかわりゃせんど〜〜〜!

続いて、

白インクも実験しておりマスw

さらに試行錯誤して、

テープは重ねて使うと、入り口で引っかかってしまうので、

こんな風に、キレハシとキレハシの先端をマスキングテープでつなぐといいですね。段差がないように。そして、デカール台紙は斜めに切ってしまうことが多々あるので、細め幅で切っておくと、入り口で引っかかることがないです。

当然、バッチリ印刷可能!

貼るのに失敗して若干Sの部分がかけていますが、問題なっし!




終わり。ネーム入れデカール試行錯誤終結。




夢のデカール兵器追加です!

まとめ

ついに、

ついに・・・・

やったりました!

この方法なら、特大細文字のネーム以外なら全く問題ないでしょうwww

ロッドのネーム入れだったら、SR3900Pと改造カートリッジを使えば、問題なくできます。人柱、なんとか成功www

ついに、やったりました!脱MDプリンター!

しかし、うれしいですね〜。今まで数々の人柱をやってきましたが、今回のヤツはかなりの革命だと思います。

実は、ビルディング以外で、プラモ専門のモデラーさんからも問い合わせがあったくらいなんで、脱MDの大きな一歩じゃないでしょうか。

人柱ってやつは、誰もやっているやつがいない、もしくは紹介しているヤツがいないからやるわけで、成功した瞬間、「時代が変わった!」感を味わえるですよね(^^)。この実験を応用すれば、金文字OK銀文字OK白文字OK。テプラだったら色も豊富だし、ビルディングで困ることはまずないはず。

2011年からのメッセージ
銀文字、廃盤になりました・・・。テプラは文字色が少ないのが欠点ですな。その点、ネームランドのほうが色が豊富です。


MDみたいに、初期投資5万オーバーですみたいなこともないし、ガチャガチャなってゴーストが出ることも無し、メンテナンスで大金をはたく必要も無し、ドライバの心配をすることも無し、SR3900Pは、これからのデカール製作のキモになるでしょうね。

是非是非オススメのデカール用プリンターですwww

しかし、このテプラ、
最大でA4までしか巻き込めないため、2パターン印刷すると、また入れなおし。これがメンドイ。だけどMD買うこと考えたら、贅沢いっちゃーおれんけんね!

テプラデカールのトラブル
トラの文字にまっすぐスジが入ってます。熱転写ミス。

讃岐の夢のごんべんの跳ねるところにピンホール。熱転写の抜け。

などなど、気をつけておかないと、結構こういう細かいエラーがでます。何個か一気に印刷して出来のいいのを選ぶようにしたら間違いないです。

コーティング後に気づいた悲劇。なんとnがズレとるがや!トホホのホ。やっぱし、正規の使い方やないきん、よーにチェックせんといけん。でもでもでもね、白いデカールって、

こねーになって、よく分からんのよね。要注意です。

デカール転写に適したカートリッジ、適さないカートリッジ
色々とデカールを作っていくうちに、テプラを改造してデカールを印刷する際、うまく行くカートリッジとうまくいかないカートリッジがあることに気づきました。

うまくいかないテプラは紙テプラ。いわゆる、一般的なヤツです。これは、台紙が厚いので、デカール台紙と連結する際、マスキングの部分が大きくなってしまい、ボビンを逆回転するときに、マスキングがひっかかってしまうんです。

さらに、テンションがかかりすぎてしまって、熱転写の時に、インクリボンが一緒にひっついてきてしまって、カット時にリボンまで切れてしまい、また蒔き直しが多発しました。

そんななか、うまく行くのがアイロンプリント用のカートリッジです。

これは台紙が薄いので、マスキングテープをしてもすんなりとボビンの中に納まってくれて、トラブルが少ないです。

インクが黒、赤、青しかないので、白、金はできませんが、黒、赤、青の印刷ならば、アイロン転写カートリッジがベターです。

あと、微妙な違いなんですが、台紙の厚さは、透明フィルム<紙となっております。そんなわけで、白、金を印刷する時は、透明フィルムカートリッジの使用をオススメします。透明なら、全色対応しています。

あと、釣具の改造で使うなら、18mmです。それ以上のは使うことがありませんし、それ以下だったら出来ることと出来ないことがあります。オススメは18mmです。



JPEG印刷について
最近、マイブームのバットガイドにデカールコーティング、今回はハスの花を置いてやろうwと思いまして、

ネットで適当なハスのモノクロ絵を取ってきて、

テプラで印刷したらトラブル。

コレですわ〜。エッジが雑すぎる!

ビットマップ変換しているのにどうなっているんでしょう???

キングジムに問い合わせてみたところ、

閾値を変更したらOK!とのことで、

右クリック押しながらイメージで閾値を変更して見ると、JPEG挿入で真っ黒になっていた画像が鮮明になり、

ちゃんと印刷できるようになりました♪


テプラのカスレトラブル&ヘッドクリーニング
ある時、何度やってもカスレが連発し、なんで〜???と思ってみたんだけど、どうも説明書を見る限り、カスレが連発した時はヘッドクリーニングをするべしとのことなんで、やってみることにしました。

ですが、SR3900Pはテプラ最大の36mmテープでなかなかクリーニングテープが売ってないので、アマゾソで頼むのが無難です。最近は送料無料だし、しかも補償付きの宅急便だしで、しかも安いし、アマゾンで頼むことが多くなりましたw

で、クリーニングの方法は、クリーニングテープをセットした後、本体の「送り」ボタンを2回ほど押すだけ。

エッ!?これだけ!?って思ったんだけど、悩まされていたカスレは一発解消wスゴイですわ〜〜〜

デカール印刷もこの通りw問題ナイッス〜!



トラブル情報
先日、メールでビルダーの方から情報をいただきまして、

キチンとデカールをセットしているにもかかわらず、

カスレまくって使い物にならないテプラもあるようです。印刷機はSR3900Pで、デカールはWAVEデカール。ただし、純正テープならばキチンと印刷できるため、デカールのみの印刷がうまくいかないようです。

色々原因を調べていくと、どうもサーマルヘッドとデカールの密着性に問題があるようで、そういう場合はデカール側の厚みを厚くすることでサーマルヘッド〜インクリボン〜デカールの密着性が上がり、改善になるようです。簡単な方法としてはデカールの裏面にマスキングテープを2枚貼って肉厚にすること。

これが改善につながるようです。同じテプラでもアタリハズレがあるみたいなので、ハズレを引いてしまった場合は、このようにして対処ができそうです。

なんせイレギュラーな印刷方法なので、メーカーに泣きつくことが出来ないのが難点。

キングジム、デカールカートリッジ発売せぇ!!!


produced by fukusuke