自作フロッグ販売 その10
2016年2月、名古屋でキープキャストというフィッシングショーが開催されるのですが、実は、でんでんまるさんのおかげで、なんと展示していただけることになりました!
ゴメンなさい!画像、拝借しました。!
東海はお客様というか、雷魚マン自体がめっちゃ多くて、そのエリアで、展示させていただける機会をいただけた伊藤店長には感謝の気持ちでいっぱいです!
そこで、展示するフロッグを紹介することにします。
今回出展するのは、作るのがややこしいカスタム系のフロッグを中心に出しています。
まず、これはDDMカラー。青ラメで成形して、目を入れた後、白い塩ビでDDMと刻印を打っています。海部軍では青ラメが人気色らしく、海部軍釣り発信基地にちなんで、海部軍攻略のフクロウを海部軍カラーの青ラメで決めています!
3重成形している関係で、ソリッドに比べると、やや張りがある固めですが、フッキングに影響はないレベルだと思います。なお、オープンが多いとのことで、スイベルを付けて使うことが多いかと思って、45度浮きにセッティングしています。
これはDDMさんに進呈していますので、DDMさんに立ち寄った際は、触らせてもらえるかもしれませんw
※なお、会場では、盗難対策で、僕のフロッグケースはそばにありません。DDMカラーのフクロウが展示されていて、そのそばに、「他にもあります!見たい方は声をかけてください!」とのテロップがありますので、店長さんに声をかけて、ケースを見せてもらうという形になっています。興味がある方は店長さんに言ってください(^^)
ではフロッグ紹介。
これはこないだ作ったサメカラーのフクロウです。おそらく、僕のフロッグの中で、イチバン作るのがめんどいフロッグです。皮はモチモチでいい感じに仕上がっていますので、是非モミモミしてくださいwセッティングは、ブレイデッド+デッドスティングVの5.5セットのフクロウの代表的なセッティングです。
続いて、トラフクロウ。模様をすべて塩ビでやっているので、ペイント部分がボコボコです。皮は薄めの柔らかめで、フッキングはかなり良くて、何匹か雷魚を釣っていて、歯型がついています。針は、剛双牙5号+自作アイ。自作アイが未経験の方は、アイの大きさに注目してください。市販アイよりはかなり大きくて、ノット交換がかなり楽です。
続いて、唯一のソリッドカラー。ピンクのフクロウ。ピンクは人気色なんで、発色を見てみてください。蛍光ピンクをゾル比で4%配合で組んでおり、偏光にかなり映えます。2015年後半戦、使いまくったので、かなりボロボロで穴だらけです。2015年後半戦からくわりんさんの影響でフロッグを硬めにセッティングするようになって、これはその時期のフロッグなので、固めです。
続いて、これもフクロウですが、かまちょさんのペイントフロッグをお借りして出しています。フロッグはフクロウ。白いフクロウにビニクラーでカスタムペイントを施しています。チューニングはかまちょ式なんで、僕のチューニングとは少し違います。乾燥のクソ早いビニクラーを筆塗り一発で仕上げるのはかなり難易度の高い技術で、なかなか常人に出来ることではありません。通常、カスタムペイントは、何らかのプライマーを施して、水性で仕上げるのが一般的だと思いますが、プライマーを使うと、塩ビが死にます。これはプライマーなしのビニクラー仕上げなので、皮の柔軟性を損なうことなく、ペイントされています。ペイントの経験がある人は、揉んだ時に驚くと思います!
ちょっとわかりにくいですがスポンジのギザギザ面で擦ってもびくともしません。塗料は柔らかいので多少のねじれも問題無しもちろん耐水です!あんまりねじったりひっぱり過ぎるとシワが発生しますが
それと、カバーなどの障害物に主に接触してるのはフロッグのお腹側と先端のアイ付近なので 投げまくってるとその部分は背中側に比べて塗料がちょっとずつ擦れて薄まっていきますなのでペイントするのは背中部分ばかしです。
ただ、去年色々試した感じだと塗料が薄まる前に皮がボロボロになって皮の衣替えをするのが先になると思いますというのも、塩ビ塗料はシンナーに弱いので塗装面をパンドーとか農ビセメンダインとかの接着剤を使っての補修がちょっと難しいと思われます。上手にやったら行けるかもしれませんがあまりお勧めしません
ここまで長ったらしい文を読まれた方の殆どの方はお気づきと思われますが、ペイントしたフロッグをそのうち販売しようと計画中です!ちなみに告知はインスタで行い、値段は皮のみの定形外送料込みで2500円前後で考えてます。あんまし安くはないですがその時は是非宜しくお願い致します
なお、カマチョさんが、ビニクラーの耐久テストで、スポンジの荒いところでこすった動画をインスタでアップしていたので、頂きましたwフロッグのカスタムペイントでは、耐久性が問題になると思いますが、ビニクラーがイチバン適していると思います。塩ビゾルメーカーのコバヤシの営業マンも同じことを言っていましたし、僕も同感です。それほどまでに軟質塩ビは厄介なんです。
これもかまちょペイントフクロウです。ビニクラーを使っても、ペイントの仕方によっては皮が死にます。特にベタ塗り。これは縦系のストライプで仕上げられており、ペイントが皮に与える悪影響をよく考慮して考えられたパターンだと思います。これも揉んだ時に驚きます。
続いて、スカルフクロウwこれもビニクラー一発。相当時間がかかったと思いますw
続いてトンビ。これはジャンパイトンビ。自作アイ+剛双牙6号で水平で仕上げています。シャンク部にオモリを巻いているので、中央部の皮の落ち込みはイマイチですが、フッキングに影響はないレベルだと思います。上下ツートンなんで、腹筋強化による上皮の落ち込みはいい感じだと思います。
続いて、黄色赤ツートンのトンビ。2015年後半戦に多用しており、キズだらけです。これもくわりんさんの影響で厚め固めに仕上げていますが、フッキングに影響はありません。むしろ、僕のフロッグはウィードレス機能が悪いんで、硬めに仕上げたほうがいいような気もしますw
続いてはハヤブサ。カマチョペイントのラットフィンクハヤブサに僕がチューニングを施しています。皮はやや厚めでいい感じのセッティングが出ています。ハニカム6号+ブレイデッドで、水平浮きです。
続いて、上下ツートンのハヤブサ。これはやや重めの30g垂直に仕上げており、腹側をかなり厚め、上皮をかなり薄めに成形しています。飛距離はバツグンに出ます。
続いて、大三元ハヤブサ。松本さんのアイデアから作ったカラーですが、中と發はやっても、白が芸がないので、なかなか大三元がそろわないことが最近分かりましたwチューニングはアナコンダフック+自作アイで仕上げています。最近はハニカムがないんで、アナコンダ針を使って仕上げることが多いですが、これはこれでアリだとおもいますwウィードレス機能はハニカムよりもいいと思います。
続いてはカマチョさんのオリジナルのインディアンペイント?フロッグはハヤブサです。近々、インスタで販売するそうなので、興味がある方はかまちょさんのフォローをお願いします!
それから、これは最近作った、ラメカラーのハヤブサ。私的には、イチバン気に入っている金ラメです。3重成形なので、ソリッドに比べると張りがありますが、これくらいのほうがウィードレス機能が高くて、むしろいいかも?なんて思いますw
それから旧式のスイカハヤブサ。45度浮きのスイベル仕様にしています。タネが塩ビ塗料なので、ガン見すると、ハガレがあります。やや固めですが、雷魚を何匹か釣っていて歯型がついています。
続いてミサゴです。これは新型のスイカカラーで、種を塩ビゾルで付けています。そのため、タネがボコボコしていてリアルです!旧式のスイカと比べてみてくださいw
これはレッドヘッドミサゴ。水平浮きに仕上げています。シーバスハンターの多い雷魚の世界では受けるに違いない!と思って作ったものの、あんまし売れませんwww
で、これは、こないだ作った、金銀の上下ツートンミサゴです。ソリッドに比べるとやはり固めですw
で、これは峰岸さんのアイデアを取り入れて、作った関西弁ならぬ、標準語のジャイアンツカラーのミサゴです。やや固めに成形していて、ひっかかりにくくて、使いやすいフロッグです。何匹か雷魚を釣っていて、歯型ついてますw
あと番外編で、2年前の銀ラメ中カメw中カメはラメが乗りやすいんで、ラメのテストで多用していましたが、急にこれはこれでいいかも?と思ってチューニングしましたwアナコンダ針でセッティングしていますが、針の出方はエグイですwww
以上、長々と紹介しましたが、興味をもたれた方は是非是非、キープキャストへいってDDMブースでモミモミしてください(^^)!
よろしくお願いします!!!
キープキャスト結果とその後
初めてのキープキャストというか、出展自体が初めてでドキドキだったのですが、伊藤店長のおかげで、大成功だったようで、たくさんのお客様にモミモミされて、好評だったようです!
伊藤店長、ありがとうございました(^^)
そして、その後、さらにうれしい進展があり、
なんと、キープキャストのブースで、「店頭で見て買える」状態を望むお客様が多数いらっしゃるというわけで、でんでんまるさんで、取り扱ってもらえることになりました!
今は、ビニール袋に入れて、封筒に入れて発送という形でしておりますが、お店で並べるには、
パッケージ
が必要になるらしく、なるべく、安価に仕上がるように工夫してもらって、さらにさらに奥様がデザイナーのようで、パッケージデザインまで作ってもらえることになりました!!!
そのうちアップされると思うので、今はシークレットというカタチにしますが、すごくイイです!!!
でもって、やっぱり店内で、チューニング済みの状態の皮をモミモミされたほうがいいと思うので、キープキャストで使ったサンプルをいくつか置いてもらって、モミモミできる状態にしてもらっています!
興味がある方は、でんでんまるさんに行ったときに、揉んで見てください(^^)
で、DDM販売のメリットなんですけど、
今は皮だけ販売かチューニング済みが大多数を占めているんですけど、結局、針とアイをセットした状態にしたほうがお客様が買いやすいだろうというわけで、これを僕がやった場合、針代が無駄に高くなるっていうデメリットがあります。針つっても、通販でしか手に入らないので、針代+通販代+利益という具合に無駄に経費がかかるのですが、これをDDMさんがやった場合、針を安く仕入れられるってわけで、そこにお客様へのメリットがあるんじゃないかな?と思います。
兎に角、初めてのことなんで、やってみないと分からない部分もあると思いますが、よろしくお願いします!
マーブルフロッグのテスト
と、こんな感じにフロッグが忙しくなってきたのですが、研究もシッカリしております!
以前、マーブルフロッグ失敗の記事をアップしたら、その後加藤さんとカマチョさんが、改善策を指摘されて、それを実行してみましたw
使うフロッグはパーマネントグリーン。以前、スイカでボツった色が残っていたんでこれを使います!
ちなみに、長期間放置していたので、可塑剤とゾルが見事に分離しています。この比重の差がめんどいんよね〜〜〜〜(^^;)
案ですが、ディップさせた後、引き抜く部分にマーブルを作って引き抜くという感じです。ただ、ディップ後にゾルを追加してマーブルというのが難しいんで、あらかじめ、成形瓶のハジっこにマーブルを作っておき、別のところから入れて、マーブルのところから引き抜くって感じでやってみましたw
ドキドキの引き抜き工程。いけるかな〜!?
引き抜いた後はこんな感じ。抜いた後、パーンとマーブルがはじけるような感じです。
結果、撃沈。あもないですな〜〜〜〜(汗)
しかし、このままでは終わらん。次回はその改善。
ラメ成形のテクニックについて
いや〜、ラメ好評で、めちゃくちゃラメ成形をしています!他のラメもいけそうな感じで、大して投資もいらないんで、ラメ色追加しようと思っています!
これだけ作ると、クセというか、コツってものがつかめてきて、だんだんいい感じになってきました!
まず、ラメ成形ですが、一発目に112で透明層を成形した後、2発目に110のラメ層。3発目にトップコートの112成形という三層成形を施すんですけど、1発目の成形時に完全硬化させてしまうと、2発目のラメ層の食いつきが悪く、剥離が起こることがあります。
だもんで、1発目の成形が終わったら、表面生乾きのまま、2発目のラメ層の成形に入ったほうがいいです。
ただ、ディップ成形の場合、タレが入るんで、ボディ下部にタレ跡ができます。こいつをほっておくと、ラメ層が熱の伝わりを阻害して、硬化不良になることがあるんで、下部のタレ跡だけはヒートガンで硬化させてラメ層成形に入ったほうがいいと思います。
分かりにくいけど、この部分ね。ここを一発目の成形時にシッカリと硬化させておくこと。
そして、2発目のラメ層の成形が終わった後にヒートガンで硬化させます。これは、ほっておくと、ラメがどんどん下にタレていっちゃうんで、ラメを落とさないように、早めに硬化させてラメ密度を上げるってのがひとつの目的ですが、もうひとつはラメ層が熱の阻害になって、結構、下地の透明ゾルの硬化不良につながっちゃうんで、早い段階で、下地のクリア層を硬化させておいたほうがいいって感じです。ただし、この時、ガンの熱が強すぎると、ラメの光沢が失われる感があります。
カナリ微妙なんですけど、矢印の部分の光沢がわずかに甘いのが分かりますかね!?調べてみると、ラメ自体が、ポリエステル系の樹脂素材なんで、ヒートガンの熱でやられるのかな!?とも思います。
だもんで、最後の透明ゾルの硬化のときに若干強めに熱を加えたほうがいいような気がします。
なお、ラメゾルの量というか、かさですが、なるべく少ないほうがいいです。というのも、ラメ自体が重いんで、ほっておくと、どんどん下に沈んでいきます。だもんで、ラメの量は底のほうが多く、上のほうが少ない傾向にあります。一応、成形の前に混ぜますが、それでもラメは底のほうが多いです。ラメ成形のときは、カタをなるべく下に沈ませたほうがラメ密度が多くなるため、塩梅がいいですが、カタを支える針金が短くて、底のほうまで届きません。だもんで、ゾルはなるべく少ないほうがラメの付がいいと思います。
ミサゴ+マッスルM
かれこれ前のネタになるんですけど、カマチョさんに書いてもらったココロの営業マンフロッグをくみ上げました!
ハニカムがないんで、マッスルのMを使用しました!針の出方は問題ないっぽいんで、使えそうですw
浮き姿勢がなんともいえませんね〜〜〜!
ミサゴ+ケンケン
かれこれ前の話になるんですけど、ハニカム6号の代わりになるようなケンケン針を見つけて、取り寄せました!
バーブつぶすのに相当苦労しましたが、なんとかイケて、
組んでみたんですけど、結果は撃沈!針先が眠ってないと、アカンですね〜!
続いて、別のケンケン針でも試して見ました。
結構ゴツくて、軸径3mmありますわ!シャンクが長いんでいけるか!?という感じなんですけど、
バーブはもはや両軸サンダーじゃないと無理ですね!
一応、バーブはキレイに落としました。
で、ハヤブサの塩梅を見てみたんですけど、
これもやっぱし微妙にダメですね〜〜〜〜針がもう少し細ければいけそうな気もするんですけど・・・
ミサゴも当然アウト。なかなかですね〜〜〜〜。
ハニカムはよでんかしら・・・・
ギョロ目
カスタム系のペイントでよく見かけるギョロ目。
これができんかしら?と思ってやってみました!しかし、難しいですね。
塩ビゾルの爪楊枝塗りだと、どうしても線が太くなってしまうため、細い線を描くのが困難です。こりゃちょっと無理ですわ!
新型のコバゾール導入と増粘剤
切れていた塩ビゾルが到着しましたw今回から、ゾルを変えることにしました。まえのゾルはSH11VT−Zだったんですけど、今後はSH11VT−F−Zです。以前、絵の具配合したゾルがプリン状になったことがあって、その際、コバヤシの営業マンに相談したところ、絵の具によっては相性が悪く、触媒になっている可能性があるとのこと。その場合、スズフリーのゾルを使うようで、今後はスズフリーのゾルを使うことにします。
これがプリン状になったゾルです。黄色と赤でこのプリンが見受けられます。混ぜたら元に戻るんですけどね。
続いての新兵器がコレ。塩ビゾル用増粘剤。アエロジルです。ディップ成形は、カタの蓄熱を利用する成形方法だもんで、そもそも肉付きが悪い成形です。そのため、可塑剤が少ない、肉付きがいいゾルを使っていて、標準はゾル:可塑剤=10:8のものです。限界でも10:10配合です。ところが、色々配合を変えつつ、皮の研究を行った結果、フロッグに最適なのが10:12配合のゾルです。こうなると可塑剤が多すぎてしゃばすぎて、肉付きが悪くなり、ディップ成形に適しません。そこで、温度や浸漬時間を調整したり、場合によっては多重成形なんかもかましているんですけど、それでも多いのが失敗作。ほとんどは、タレと薄すぎ。この対策として、増粘剤による肉付きアップを狙いますwこのアエロジル、びっくりするほど高くて、15kgで、4万円。塩ビゾル40kg分に相当する超高級品!塩ビゾルとあわせて、今回の仕入れは6万です(汗)フロッグは金かかるねぇ・・・・。
増粘剤のレポートに関しては追って報告します!
設備導入 ハカリ
塩ビゾルの注文にあわせて、前々から欲しかったハカリを買いました!5kgまではかれる大型のハカリで、
今まで、1kg瓶に可塑剤とゾルを配合して調整していたんですけど、使う量がだんだん増えてきたので、やってられなくなり、今後は4kg缶に入れて調整することにします。
これで112ゾルが出来上がり!
これでイキナリ、絵の具と配合して、ゾルを仕上げることができます!文明の力にはかないませんな〜〜〜w
スイカ目アリ!
フロッグは目がないとね!という和田さんのご注文でスイカにも目を入れてみました!当初は、スイカに目はちょっと合わんのちゃう?って思ったんですけど、
やってみるとコレがなかなか可愛い一品でw他のお客様からの目ありスイカの注文も入ったりして、大成功でしたw
僕の発想ではスイカに目を入れるアイデアは出なかったので、ありがたい注文でしたw和田さんありがと〜!
スがかむフロッグ!
DDMさんへの納品分を成形しているときにトラブル発生!
ピンクのフロッグでイキナリ「無数の気泡」がかむようになりました!
これが正常品。コバゾールを使うと、可塑剤が分離するので成形前にゾルを攪拌するんですけど、その際に気泡がかみますので、ある程度は仕方がないんですけど、
これが異常品。色合いが白っぽく、気泡のひとつひとつがデカイ!
あやしいのがしばらく放置していたら、浮き上がってくる気泡。表面に無数の気泡があります。
気泡の多い上澄みをすくって取り除いてやったら、
無事、品質を取り戻しました!
ラメゾルではよくこの気泡が見られるんですけど、ソリッドで出たのは初めてです。気をつけておかないといけませんね!
2016年新型モデル
2016年版のフロッグは、2015年版の課題ともいえるウィードレス機能の改善と針の選択肢を増やすこと、あと、売れ筋の小型〜中型フロッグのラインナップを増やすことを目標に作りました。
試作したカタは都合15種類。この中から塩梅のいいものを選定して商品化を狙います!
まず、小さい方からプロト1〜16と名付けていますw
プロト1
スナプルよりももいっちょ小型のフロッグです。で、針をフィッティングさせてみたんですけど、合う針がないwww
コブラツイストのダブルフックでも大きすぎるくらいで、夢想転生1号がギリいけるか?という感じwそんなもの商品化したら、針がなくてチューニングができないので、NG。ボツです。
プロト2
続いてプロトの2号。1号よりも少し多くくなってアイの部分をとがらせた形状をしています。
これも針を選定していると、オオノフックがいけそうな感じもするんですが、フォルム的におそらく10gないくらい。そんなもの作ったって、軽すぎてキャストに支障が出そうな感じなんで、NG。ボツです。
プロト3
続いて3号機。スナプルとほぼ一緒。がしかし、これも軽すぎてNG。ボツ。
プロト4
これはカナリいい感じで、オオノフックとの相性もバッチグ!だったのですが、フロッグ自体の形状が、前年のフクロウとほぼ一緒で、小さくなっただけ。フォルムの真新しさがイマイチで、新型というには「う〜ん」という感じ。ボツ。
プロト5
これは今までの背中が平らなフロッグとは違って、ドテを作り、ドテの頂点から頭に向かって平らにしており、ウィードレス機能、針の選択肢、共にいい感じにできていると思います!も〜万丈一致で採決!
早速針を選定してみると、思った通り、かなり針の選択肢が多いです!
そこで、バジュラフックを搭載してチューニングしましたが、いい感じですw
が、結局、ラッティの5/0だと思うのですが、これがイチバンの相性だと思いました。
とりあえず、2016版の商品化決定第一号ですw
プロト6
このあたりの大きさから、カタは、アナコンダフックを狙って作っています。というのも、僕の理論でいくと、長さが短くて体高があるフロッグがフッキングがいいので、アナコンダフックが最適なのです。大型フロッグだと、シャンクの短さからウェイトが背負えず、フック選定はハニカム6号になってしまいますが、中型フロッグだと、アナコンダフック搭載のフロッグが最強じゃないかと思います。そんなわけで、ここからの中型フロッグのプロトはすべてアナコンダフックを基準にしてカタを組んでいます。果たしてどうなるか!?
前置き長くなりましたが、これがプロト6号です。
体高の高さは見てのとおりですw
しかし、これにアナコンダ針を搭載してみると、でかすぎ。結局、カツイチのRH2でフィッティングさせてみましたが、ダメ。他の針はフィッティングが全滅。甘くないわねw
ボツ。
プロト7
スナプルよりは大きく、昨年のフクロウよりは小さめ。針の選定は、アナコンダ針を狙って作ったものの、アナコンダ針がでかすぎて、アカンですわ。しかし、形状的には、先ほど採用した5号の形状を踏襲しており、針の選定は広くできそうです。大きさにもいままでない感じなんで、採用です!
早速、色々フィッティングさせてみたところ、バジュラフックがいい感じです。バジュラフック自体も値段が安く、太軸で丈夫ですから、期待大ですw
で、チューニングしてみたら、バジュラフック+オオノアイは少し短すぎ。結局、自作アイで組んでいい感じにセッティングできましたw
プロト8
だんだん大きくなっじょります!
これも体高を大きく取って、サイズの割りに大きめの針をセットすることを狙って作っているのですが、これも針の選定がサッパリなくて、困ります。唯一カツイチRH2がいけそうな感じでしたが、針先を隠すことが出来ず、NG。ボツ。
プロト9
これもプロト8の若干サイズ違い。
がしかし、これもアナ針があわなくて、針の選定が困ります。結局、トライアングルLがいけるか?という感じなんでうすけど、長すぎてNG。あと、ケツがとんがってて、上の皮が凹んだ時に、ケツ周りに肉が残ります。針の出方がイマイチ。NG。ボツです。
プロト10
触った感じ、ハヤブサを小さくした感じで、2016年モデルでイチバンイイ皮だと思います。
が、針がない・・・・。
どの針もあわずに、結局、ヤマシタケンケンの2号をセットして、こんな感じ。
イマイチなセッティングです。九州ケンケンは、フロッグに流用すると、多くの場合、針が上を向きすぎて、針が伸びるセッティングになっちゃうんよね〜〜〜。
プロト11号
これはちょっとケツのあたりの形状が気に食わない一品です。
体高はグッドなんですけど、ドテの位置が若干後ろすぎで、へこました時に、ケツ周りの肉が残るのが気に食わんですね〜。
アナ針でもあわんことはないんですけど、ちょっと針先があまり杉ですわ。
ボツ。
プロト12号
個人的にはこれがヒットw
形状というか、いい感じやってのが一発でわかりますw
アナ針との相性もよさそうやし、いい感じのフロッグになりそうですわw
チューニングテスト行き決定ですね!
プロト13号
これも悪くはないんやけど、
アナコンダ針も何とかいけそうなんやけど、フロント絞りすぎてて、後方重心にしづらいし、ドテの形がどーも気にくわナンダw
へこみ方もドテがどーもね〜〜〜・・・・。
比較したらプロト12号のほうが確実にいいし、使うなら12号かなというわけでボツ!
プロト14号
これは冒険してみましたw
以前、カタにトンガリを付けて、意識的に薄い部分を横腹に付けるアイデアがありましたが、あれを実行してみましたw
でも、カタ作る段階で、カドを残すのがめっさやりにくくて、結局、両サイドの上端を尖らせることまでしかできませんでしたw
これが成形したものなんですけど、まるでステルスw一歩間違えれば、高知のかんざしwww
今まで見たことないフロッグの形状なんですけど、これは成形がめっちゃやりにくいんですわ。
まず、カドがとがりすぎてて、そこの肉が付かないんです。
結局、4重成形かましてようやく形になったという感じで、このやりにくさだったら、ちょっと商品化はやりにくいと思います。
とがったカドっこは、4重成形してもうすうす、スケスケです。
しかし、へこみ方はグッドです!
ハニカム6号と合わせてみても、いい感じにフッキング決まりそうですので、商品化は無理ですけど、試作という感じで、自分のフロッグとしてチューニングしてみようと思いますw
プロト15号
ラスト、横綱クラスのミサゴ狙って、作ったデカフロッグ。
しかし、ど〜も形状が気に食わないというか、大きさが中途半端。左右のボリュームがないんですよね〜。
浮力でいうと、おそらくミサゴと一緒くらいだと思います。
40gオーバーの横綱クラスがよかったんですけどね〜。
フッキングは決まりそうな感じですけど、大きさ的にミサゴとかぶるんで、NG。ボツですわ。
以上、2016年モデルで選定した3種類をチューニングしてみたんですけど、出来栄えは上々。商品化することにしましたw
2016年モデルの紹介
スズメ
セッティングはラッティの5/0とブレイデッドアイで組んでいます。
大きさ的にはスナプルとほぼ一緒。
ウェイトは12、13gくらいで使うとぐっとやと思います。特徴としては、このサイズとしては、かなりデカイ針を搭載(セサミ)してますので、針自体の重量があって、さらにオモリをゲイブ部分に搭載し、フロントはブレイデッドアイで軽量にしていますので、重量のほとんどがゲイブ部に集中しています。そのため、13gとは思えんくらい飛距離が出ます。そのため、操作性もいいですから、水路なんかで見え雷魚狙うにはベリグッドだと思います。
凹んだときの針の出方はこんな感じ。えぐいほど針出ますので、フッキングはいわずもがなという感じですwww
マックスウェイト
16gくらいですかね!?
ツバメ
続いてツバメ。
大きさ的にはスナプル以上、アマガエル以下という感じで、市販にたとえると、コマンツくらいだと思います。
15gくらいで使うとグッドだと思います。セッティングは、バジュラフックと自作アイ20mmピッチで組んでいます。
特徴としては、フロントを絞ってケツにかなりボリュームを持たせています。この特徴から、前の浮力が少なく、ケツの浮力があります。そのため、ウェイトをゲイブ部分に集中させても、浮き姿勢が水平に近くなります。なので、動きがいいくせに飛ばないという、水平浮きの弱点を克服した感じにしています。水平のくせにやたら飛びますw代わりに垂直セッティングは出しにくいと思います。
針の出方は、これまたベリグッドやと思います!また、2016年モデルの弱点でもあった、ウィードレス機能もしっかりといけていると思います!
マックスウェイト
19gくらいですね!
ハト
大きさ的にはボンジュニと一緒です。チューニングしずらい、引っかかりやすいというトンビの改良版です。
ウェイトはボンジュニとほぼ一緒。25g垂直です。
セッティングは、アナ針と自作アイ20mmピッチで組んでいます。針の出方はやばいくらいエグイんで、ガッツリとフックアップすると思いますwシンカーもこれでもかってくらい、後方にセットしているんで、飛距離もクッソ出ます!
マックスウェイト
30gくらいですね!
以上、スズメ、ツバメ、ハト、3種類追加です。2016年モデル同様、フッキングはクッソいいと思います。揉んだ時にまともに針が出らんようなフロッグは商品化しませんッ!すでに注文を頂いているので、また、よろしくお願いしま〜す(^^)
もちろん、2015年モデルも注文、大丈夫ですので、よろしくです〜!
マーブルカラーテスト
撃沈の連発のマーブルカラーなのですが、新たな方法を思いついてやってみることにしましたw
そもそも、マーブル、ディップ成形の場合、「皮の裏側にはマーブル模様が付く」ことを利用して、
「透明ゾルとソリッド色を混ぜて、透明ゾルの内側にマーブル模様を発色させ、クリアに付き、裏地が見える」ということを利用して、マーブルができないかなと思ったわけですw
そこで、ピンクと透明ゾルを用意。
まずはピンクの皮を成形した後、透明ゾルに黒ゾルを混ぜて、マーブル模様を作った後に成形してみます。
で、透明ゾルに黒ゾルを入れたわけですが、透明ゾルだと、色の吸い込みが大きく、マーブルになる前にゾルに散るって感じで、うまくマーブル模様が描けません。
そこで、黒ゾルを追加しつつ、無理やりマーブルを作って、
そこで、ピンクの皮付の型をマーブルクリアゾルの多重成形。
これが結果。アカンですわ。大失敗。前回同様、引き抜くときに、全部散るって感じです。
うーんって感じやね〜〜〜〜(汗)
なかなか思うようにはイカンですわ。また、いいアイデアが思いついたらチャレンジしてみます。
ヒョウ柄
何回か問い合わせがあったんですけど、ヒョウ柄をやってみることにしますw
黄色を使うんで、トラの対抗になるかな!?って感じですわw私的には好きな感じのカラーですw
で、まずヒョウ柄に不可欠なのは、茶色。
手持ちのゾルで、混ぜて茶色を作ってみます。
黄色と赤と黒と白で調整してやるみたいですわ。
で、シリンジで混ぜつつ、調整してみたんですけど、なっかなかうまくいかないってか、色が汚いですわ。
ゾルじゃ、透明が入るので、色目が分かりにくくて、絵の具そのまま混ぜてみたけど、やっぱイマイチ。
混ぜれば混ぜるほどNGって感じですね〜。フロッグに使うなら彩度がいい色じゃないと、後々首絞められますからね〜〜〜
というわけで、調色はあきらめて、色を選定することにしましたw
絵の具コーナーで物色してみて、不透明で、いい感じの茶色を選定して、選んだのは、お馴染み、ホルベインのマースオレンジ。
これを若干濃いめの5%配合にしてみて、色目を見たらいい感じですわ!不透明だし、いけそうな気がしますw
そこで早速テスト。まずは黄色で成形した後、目を付けてみます。
その後マースオレンジで点を描き、ヒートガンで硬化させた後、
マースオレンジを囲むように黒ゾルで点を打って囲んでいく。カマチョさんが言うには、ヒョウ柄はこれやきに〜〜〜!っていう話だったんですが、
あれ???
アレレ!?
なんか違うよね!?
これヒョウじゃねーだろwww
思うようにはなかなかイカンちやね〜〜。己の画力の乏しさがにくい〜〜〜
リベンジ決定ちや。ってか、途中で気付いたんですけど、テストでハヤブサはデカすぎだろって感じですわ。めちゃくちゃしんどいです。小さい方が確実楽!もし商品化イケたら、大きさによって値段かえないかんと思います。
次回はスズメでリベンジやね!
ラメ新カラー
ラメの売れ行きが好調なんで、新カラーを追加してみましたw
ピンクラメ
紫ラメ
赤ラメ
3色追加です〜!
ラメ混ぜるときなんですけど、スプーンで混ぜるとママコが曲がったとこにこびりつくんで、ハシでやったほうがいいですね!
ヒョウ柄リベンジ
前回撃沈したヒョウ柄のリベンジをしましたw
カタは、ツバメ。
まずは黄色に成形した後、
茶色を塗布して成形。この時、なるべくいびつな形になるように気をつけました。あまりに整い過ぎると、前回みたいに、な〜〜〜んか違う感じになるもんね〜〜〜。
そんで、それを囲むように黒を成形。
結果こんな感じ。前回よりはマシかな!?
なるべく、いびつに、大きさをまちまちにしたほうがいい感じになりますね!
それにしてもしんどい・・・・。
これやるのに40分くらいかかっちゅうがな。このサイズでこれやったら、ミサゴやったら、おそらく1時間越え。ちょっとこれは時間がかかりすぎるけん、商品化はやめときます・・・・。
キリン柄
ヒョウ柄に続き、キリンもいけるか〜!?って思いつつ、やってみましたw
まずは黄色で成形した後、
茶色いゾルで、点を書いたものの、
うーん、イマイチ!
そこで路線変更。
亀甲縛りやってみましたw
一応、カタチにはなったけど、ガン見すると、黒の線がところどころ薄くて、さらに作業性が大問題で死ぬほど時間がかかります。
これもボツですな。あまりに時間がかかるカスタムペイントも考え物・・・・。スイカくらいがベリグッドやね〜!
ターコイズラメ
フェイスブックで、特に名古屋の雷魚マンからのリクエストが多かったのがターコイズラメ。
というわけで、ターコイズラメに挑戦してみましたw
ターコイズブルーって書いてるわけじゃないんですが、ラメの中だと、これがターコイズっぽい色かねぇ!?
とりあえずこれでテスト。
配合はラメ100g入れて、ゾル足して450mlにするって感じ。
今までのラメは70gを450mlにする配合だったので、かなり濃いです。
ラメ自体も今使ってるのが0.15の四角形ラメなんですけど、0.1の六角形ラメで、かなり粉っぽいんで、
混ぜると気泡が結構かむのが難点です。
で、成形をしてみるとこんな感じ。
ラメ密度が薄すぎて発色が悪いです。
で、ラメ倍増を狙って、ラメ層を2重で仕上げたらこんな感じです。
ラメ層自体が他のラメよりもかなり固いんで、仕上がりも固めです。
2重成形だと結構カッチカチ。
だけど、1重成形だと、薄すぎて透けが多すぎてラメっぽくありません。
で、水につけてカブリテストをしてみたんですが、その結果がコレ。
カブって真っ白にwこれはイカンですな〜(汗)
となると、ラメの量を多くして1発成形で仕上げてみっぺ!というわけで、ラメの量を倍増してみました。
ラメ瓶を半分捨てて100g追加。
配合でいうと、200gを450mlにしたって感じです。
もうね、ここまでやると、ラメ粉が多すぎで、ゾルというよりも粉w
スプーンでかき回したところ、なんちゅーか、かき氷混ぜてるみたいな感じwww
そして成形をしてみました。テストはツバメで行い、塩梅を確認したところ、もーね、肌が悪すぎwザラザラwww
ラメが多すぎて表面がボコボコになって、それが最後のクリアゾルのトップコートでも消えなくて、どないもならんwって感じですわ。
これではイカンということで、今度はラメゾルを1/4捨てて、ゾルを追加して希釈することに。
配合でいうと、170gを450mlにしたって感じです。
で、成形テスト。やや硬めながら、これなら商品として出せるかな?という感じです。
それでも色どまりは悪いので、これ以上の希釈はNGだと思います。
で、吸水のカブリテスト。
ハッキリいって、完璧とは言いません。言い訳させてもらうと、もともとが、カブっているような色合いなんで、ここらはご勘弁を(^^;)
ただ、ラメ層が他のよりも固めなんで、1発目のクリア層を薄めに成形して対処したらいい感じになると思います。
で、続いて、ラメ層2重のテスト。くわりんさんのカエルでよくラメ層2重ディップをやるんで、塩梅を見ておきます。
しかしまぁ、色はいいんですけど、パサパサでイマイチですわ。ターコイズラメは、1重ディップが限界ですね。
でもって、今までのラメとも比較してみたんですけど、ちょっと使っているラメが違うんで、やっぱし違いますね。
で、今までのラメは、0.15mmの四角形ラメで、
顕微鏡で見ると、
こんな感じ。キラキラの反射が大きくてキレイで、柔軟性もグッド。
一方、ターコイズラメはラメメーカーが違うくて、0.1mmの六角形ラメなんです。
やっぱ、ラメの粉の径が小さい分、キラメキが弱いような気がします。
なんか、イマイチな感じですが、ターコイズラメ、リクエストが多いんでやってますが、見た目、性能、共に、0.15四角形ラメの勝ちだと思います。
まっ、魚は釣れるレベルだと思うので、そこらは大丈夫だと思います!
よろしくです〜!
produced by fukusuke