自作フロッグ その@


長い道のりになりそうです。

なんせ、やり方が全く載っていないので、手探り状態で進めていきます。

あと、諸般の事情があって、質問には答えることが出来ませんので、ご了承ください。だったら、なんでアップするん?とツッコミを入れないようにw


ルアーショップおおのさんで聞き込みしたフロッグ情報
・現状のフロッグメーカーはすべてOEM。
・OEM先はおもちゃメーカー。中空人形を作っているメーカーだと思われる。
・OEM先は国内メーカーだったり、海外メーカーだったり色々。どこの工場かは分からない。ちなみにバレーヒルさんは国内メーカーらしい。
・素人でもフロッグを作っている人はいる。しかもウマイ!だからやろうと思えばやれるはず!!!
・作り方は、分からない。

おもちゃ屋で聞き込み
・マニアックなおもちゃ屋や、トイザラス等の大型店で聞き込みしてみましたが、ハナシになりませんでした。中空の人形。キューピー人形やドラゴンボール人形を持っていって、どうやって作ってるの?と聞いても「全く分からない」の一言。そんじょそこらのおもちゃ屋では、会話になりません。そもそも、販売店がメーカーの製造方法まで知ってるはずはなく、もう、ホント盲目状態です。


自作フロッグ第1号
とりあえずテキトーに作ってみました。結果、大失敗。樹脂の粘性の問題と、カタの剥離性の問題があります。素材選びがかなり重要だと思いました。


自作フロッグ第2号
中空構造を作り出す方法を考え、テストしてみました。とりあえず、中空にはなったけど、ここでも樹脂の粘性の問題が立ちはだかります。樹脂の物性の勉強をしなければなりません。

樹脂の合成実験
フロッグの素材になりそうな樹脂を調べてみると、プラントでしか合成ができそうにありませんでした。だもんで、家庭で合成できないか、実験をしてみました。ある物質とある液を混ぜて樹脂を作ることを試みます。しかし、1週間たっても固まらないので、失敗。素人の浅はかな考えでした。


自作フロッグ第3号
今までで一番マシなように思えますが、へしゃげたら元に戻らないし、ところどころ穴が空いているし、全く使い物になりません。やはり樹脂の物性や粘性、中空構造の製法に根本的な問題があります。このやり方ではコストも高いです。更なる錯誤が必要と思われます。


自作フロッグ第4号
簡単に作業できる樹脂を調べて買って来てテスト。ところが、水に入れたら溶けてしまった!!!問題外!


自作フロッグ第5号
また挑戦しました。目的は実験。また失敗・・・・。しかし、これはこれで成功wフロッグの製作コストを抑えるアイデアが浮かびましたw


フロッグの研究
色々考えてみましたが、どう考えても、継ぎ目なしの中空にすること自体に無理があるような気がします。だって、塩ビのパッコンボールも、マヨネーズとか、ケチャップの入れ物も、中空商品は、すべて継ぎ目がるんですもの・・・・。続いて疑問に思ったのが、皮の厚さ。中空構造を作るときに、皮の厚さって、均一に出来ますか???私の考えている方法では、フロッグの形状によって厚さが厚くなったり薄くなったりします。市販のフロッグの皮の厚さは均一に出来ているのか???

というわけで調べてみました。


セサミL
実はフロッグも継ぎ目があって、それをコーティングかなんかで隠しているんじゃないのか???と思って、バラして見ました。セサミLを裏返しにして、継ぎ目を探しましたが・・・・・

継ぎ目なし!皮の厚さは均一!

うーん。どうやって作っているんだ???

しかし、目のところにクボミがある!!これはフロッグ作りのヒントになりそうです!

雷魚デントス
続いて、雷魚デントス。

コイツも真っ二つにして・・・

中を確認してみると、セサミ同様、目のところに同じクボミがあります。継ぎ目はセサミ同様なし。皮の厚さはバラバラ。だけど、表面が不均一なので、仕方がないか!?

カメレオン
これも1年目に使っていた古いモデル。


これは目のクボミがあります。


皮の厚さはほぼ一緒。

アマガエル
続いて、ラメが少なくて雲って使いモンにならなかったラメガエル。


目のクボミはあります!さらに、アマガエルは、下側の厚みが厚いです!これは、デプスの腹筋強化と同じ理論です!

FOD
続いてFOD。ただし新型。


写真じゃ分かりにくいですが、目のクボミはあります!で、これも腹の皮が厚いです!


で、この考察から分かったこと。


目のクボミから、ウィプラ、ハネクラ、ラッティは同じ作り方で作られています。これはOOOOO作業が多分2回必要ということをあらわしています。


作りが一番良いのはウィップラッシュです。意図的に皮の厚さを変えていて、しかも腹筋強化をしているんですから・・・。


で、結局、考察ばかりしても、自作フロッグには結びつかないので、とりあえず実践!自作フロッグ作業をしました。とりあえず、簡単なフロッグ作りを目指してレッツゴー!!!


自作フロッグ6号
で、作ってみました。とにかく作業作業。3時間かかって形になりました。写真はシークレットです。

ところがどっこい!ある作業をして、一瞬でパァ!ここでも素材の選定に悩まされます・・・・。あの作業はなんだったんだ・・・。ネットとかに何も情報が転がっておらず、すべて自分で考えて試行錯誤するのはキツイもんがあります・・・。が、コレだけは絶対にやり遂げます!


自作フロッグ7号と、フロッグの研究から考えた考察
ゴミじゃないですよ(^^;)6日間の作業と3000円の費用を投資して作ったフロッグがコレです・・・・

しかし、この失敗で糸口がつかめました。

以前、フロッグの目のクボミでメーカーの作り方の予想をしましたが、アレが逆!

ウィプラ方式では、ウロコ模様は作れないと思います。ロデオも、ウロコみたいな微細な図形を皮に使ったモデルがないから、作り方としたら、ウィプラ方式を採用しているはずです。まだやっていませんが、おそらくロデオのフロッグも、バラすと、目のクボミがあるはずです。その作り方だと、どうしても部分的に肉厚な部分が出てきます。ロデオはケツの肉が厚いです。ラッティもケツが厚いです。これは、おそらく、フロッグに塩ビ樹脂を注入して成形するときのボディの角度で決まるんじゃないでしょうか。ウィプラの場合、OOOOの姿勢で塩ビ樹脂を注入するので、腹が厚くなってしまうんでしょうね。ラッティ、ロデオは、OOOの姿勢で注入するから、ケツが厚くなってしまうんです。

で、去年出た村田基のウォーターランドフロッグ、シャフロッグですが、あれはウロコがキチンと表現されています。だから、作り方としては、OOOO式を採用しているはずです。ゆえに、バラしてみると、目のクボミはないはずです。まだやってないけど、これからやります。

とにかく、個人的に作るんだったら、OOOO式は失敗が圧倒的に多いと思われます。というわけで、次のフロッグはウィプラ方式で作ります。ウィプラ方式だったら失敗のリスクがめたんこ減るはず。おそらく、それで完成w

今まで長かった〜

まだ終わってないけどwww

自作フロッグ8号
これで出来る!と思ったけど、ここでまた樹脂の物性が邪魔をします。樹脂の選択・素材のマッチングがかなりシビアです。まだまだ続きそう・・・・。あとちょっとなんだけどな〜


自作フロッグ9号
OOOで挑戦。またダメ。樹脂が問題。まだまだ道は遠いです・・・・。

自作フロッグ10号
ついに、2桁突入か・・・。自作フロッグにいくらつぎ込んだんだろう・・・・。


自作フロッグ11号
こっ、こりゃあかん。出口が見えんど・・・。


フロッグの研究第2弾
フロッグの一般的な製造の情報収集をしました。目のクボミがあるなしで製法が違うと予想していましたが、ますます、その可能性が高まりました。中空製品の作り方は、おおまかにO種類あり、フロッグに応用されているのが、おそらく、O種類。OOOOOO成形と、OOOO成形です。目のクボミがあるのが、OOOO成形。目のクボミがないのが、OOOOOO成形。ウィプラタイプのほうが簡単と思っていましたが、実はこちらのほうが、プラントラインが必要になり、難しい。樹脂に関しても、今まではOOOゴムを使っていると思っていたんですが、これが間違い。どう考えても作りにくいので、一般的には、OOOOOスOOOOを使っていると思われます。そうすると、樹脂をOOにする必要があり、そのため、個人の自作でやるには、OOOOOが必要と思われます。そうなると、樹脂の選定の方法も今までとはガラリと変えなければならないため、新しい樹脂選択をしていき、なんとしても自作フロッグを完成まで持って行きます。

こうやって、試行錯誤しているときが、一番楽しいな〜www


自作フロッグ12号
やったー!ついに形になった!

が、

皮硬すぎ。いびつすぎ。また、コスト高すぎ。ゼロからここまでくるのに、5000円。2匹目以降、1匹につき1500円かかります。いちおう初めて形になったフロッグ?なので、今まで見たいにゴミ箱行きではなく、保存しときますw

実戦にはとても使えそうにないので、課題は山積みです。

だけど、フロッグを作る樹脂の物性によって、作り方を変えれば何とかなりそうです。まだまだゴールは遠そうですが、走り続けるぞ〜


事故
フロッグの皮の研究中。熱湯(75度)をかけて柔らかくしようとしたら、なんと皮が分解して、煙を出しながら溶けた!片付けようとすると、皮が手にへばりついて離れん。お湯(46度)で洗うと、むっちゃひりひりして、薬品やけどをしてしまった・・・・。おそらく、塩ビの可塑剤のフタル酸エステルのヒリヒリだと思われ。自作フロッグの作業は要注意です。


皮のテスト
皮のテストピースを作ってみました。柔軟性・強度、合格!これは、イケル!

自作フロッグ13号
皮のテストで使った樹脂を使ってフロッグを作ってみました。厚さがまばらなので、凹みにくいですが、皮を均一に、もっと薄く成形できればいけそうです。皮の均一化は、現在の方法では無理なので、新たな方法で探ってみます。


自作フロッグ14号
ついにキター!シーリングした時、涙が出ましたよwwwやっとこ、使えそうなフロッグが出来ましたwただ、皮の厚さにバラツキがあり、すんごい凹みにくかったです。一応、贅肉カットチューニングで処理はしましたが、もうちょっと煮詰める必要があります。今後は、皮の厚さを薄く、均一にするを焦点にして煮詰めていきます。また、皮の選定もまだ煮詰める必要があるため、色々な方法を模索しながら逝きます。シーズンインまでに間に合え〜!


自作フロッグ15号
大失敗。継ぎ目の処理にミスってボツ。難しい・・・・


自作フロッグ16号
皮の均一化・薄化のテストは成功!普通に戦力になりそうなフロッグになったので、実戦投入することに決定!今年初めての本格的なチューニングを施しました。もうチューニング中は涙ぐみました・・・・(涙)。せっかくなんで、色を赤にして、目玉は嫁さんのデコをパチクってきて付けましたwww

アイは大野アイ、フックはマッスル上向きS、コイル式で17g70度浮き。アイは下に通したほうが、フロッグ上側の凹み方が大きいと思ったので、ボディ下側を這うようなデザインにしています。

で、私が考えたエアフックホールシステム(自称)を搭載しましたwww

実は、フロッグ作りで一番やってみたかったことが、フックホールをエアホールの位置に持ってくることです。

というのも、フッキング向上に関して、あの位置が一番いいと思うからです。

ゲイブ付近の皮の薄さ・柔らかさはフッキングで大きく影響が出ます。あの部分がスカスカだったら、針がむき出しになりやすいので、フッキングはかなり上がると思います。現状の市販フロッグは、フックホールをすべてボディ下側に持ってきています。だから、シャンクからゲイブにかけての部分の上には、ボディの上皮・下皮2枚を挟んでいることになり、バイト時に凹んだって、皮2枚分が残ります。また、2枚挟んでいるから凹み方が悪くなります。

ボンバーです。

同じ部分を凹ましています。左と右でどちらがフッキングが良さそうですか?勿論左です。ゲイブ部分がスカスカだったら、フッキングは当然良くなります。

去年発売したシャフロッグ。

フックホールからゲイブにかけて、上下2枚の皮が邪魔をしています。これはすべてのフロッグで言えることで、これを1枚にすれば、ゲイブのスカチューン+ゲイブ部分の凹みやすさアップです。

これが、自作フロッグで搭載できたエアフックホールシステム(自称)。フッキング良さそう!!!

また、フックホールから出るゲイブ部分は、魚がかかる部分だけになるので、コイルウェイトのダメージ軽減につながります。 悩んでいた問題だけに、一石二鳥!

コイツで記念すべき1匹目を釣ったら涙出るかもwww

まだ色々な方法を模索している段階なので、試行錯誤は続きます。


自作フロッグ17号
失敗。樹脂の選定で撃沈しました。


自作フロッグ18号
16号でアタリをつかんだので、今度は適当に作らず、手間かけてきれいなフロッグを作ろうと試みました。ものっそ丁寧に作業して、普段やらない手間も惜しまずにかけたのですが、結果は失敗。16号と同じ作り方のほうが良かった模様です。しかし、16号の作り方だと、どうしても誤差というか、バラツキが出るので、18号の作り方を工夫して製作に結びつけたほうが良さそうです。また、今回、いつもケチる部分に金をかけてみると、思いのほか作業がしやすかったです。この金のかけ方は成功です。まだまだ試行錯誤は続きます。


自作フロッグ19号
18号の失敗を踏まえて再チャレンジ。しかし、これもダメ。なんというか、皮の均一化に技術がいります・・・。誰でも簡単に出来るやり方を模索する予定なので、色々と試してみます。


自作フロッグ20号
皮の基礎研究不足。皮の選定自体を見直したほうがいいかも・・・・。


自作フロッグ21号
で、しぶとく研究していって、ようやく樹脂の特性をつかめました。今度は一気に量産。しかし、これは駄作・・・・。一番右側は塗装してみました。ラッカーでwアルキドラッカーは塗料が乗らないし、硬くなるしで、最悪。やっぱ塩ビ塗料か・・・・。しかし、あれはクサイのと売ってないのとで問題あり・・・。

で、駄作の原因ですが、使える針がない!私の持っている針がすべて使えません。市販針はほぼ揃えているので、雷魚針が全滅ということになります・・・。

エアフックホールシステムをする場合、中身を出すケツ位置が固定されています。フックホールの位置が固定されてしまうので、フックポイント調節の自由度が少なくなります。フックホールを切ることで、フックポイントを前に出す等の調節は出来ますが、その分、ケツ部分の上皮が上にいっていまい、フッキングの悪さにつながります。また、フックホールが大きくなるため、ケツのシーリングが多くなります。シーラーは皮よりも硬いので、ゲイブ部周辺の皮の硬化につながるので、これもフッキングが悪くなります。そのため、エアフックホールをする場合、使うフックをもとにケツの設計をする必要があります。

カット後→上下の位置は夢想転生4号でフィッティング出来ましたが、前後の距離の位置あわせに失敗。ケツを前に切ることで調節は出来ますが、その分、ボディの上皮がフックポイントに近づきます。そのため、フッキングは悪くなります。

エアフックホールを採用せず、市販フロッグのようにボディ下側にフックホールを入れれば、オモリの巻き方や、シーリング位置の調節で、針の選択肢は広がるので、針の自由度が一気に増します。だから、市販フロッグはあの位置にフックホールをセットしているのかもw

だけど、フッキングを考えると、フックポイントエアフックホールのほうが絶対上です。

次は、フックをもとに設計やったります!

あと、せっかくなんで、市販フックホール方式でチューニングして見ます。それは後日アップとうことで。

それと、作り方の見直しと樹脂の選定をやりなおしです。手間がかかってしゃーない・・・・・。

で、エアフックホールを捨てて、一般フロッグのように下穴をフックホールにしました。これだと、調節がうまくいって、チューニングの幅は広がります。このフロッグは、十分戦力になりそうですwちなみにフックはマッスル上向き。

※後日談
全く自信はなかったんですが、初めて自作フロッグで釣れたのがこの21号です!釣った時は泣けました(^^)


自作フロッグ22号
樹脂の選定で、新しい樹脂でやってみました。次から次へ家に樹脂が届くので嫁ハンはあきれています・・・。作り方も一新。おそらくマンズ方式。これは細かな成形と樹脂の厚さ調節がやりにくい・・・・。樹脂は、高かった〜。弾力性はあるけども、耐久性・伸び強度がなく、ダメダメ。

自作フロッグ23号
今はとにかく色々な作り方を模索するのがいいと思うので、また別のやり方で作りました。しかし、皮が厚すぎて、樹脂が硬くなり、凹みにくい。樹脂の物性も良くない。あと、作り方に手間がかかりすぎ。コレもNG。さて、次は何で作ろうか・・・・。


自作フロッグ24号
皮のテストもかねて試作。成形はしやすかったけど、皮の状態がツルツルしてなくて、あまり状態は良くない。ひょっとしたら皮の作り方に問題があったかもしれないので、引き続きテスト続行。

自作フロッグ25号
今までネックだった色の問題を解決すべく、奮発して、高い樹脂を取り寄せてやってみました。これは・・・・イイ!作りやすいし、ミスも少ないw値段は高いけど、高いだけのことはあります。柔らかさも問題なし。強度が少し足らないけど、それはパンドーコーティングでなんとかなります。自作フロッグは、素材選定が鍵を握ることを改めて実感。これを使えば、色も自由自在で逝けます。さぁ、どんどんやってくる樹脂を次から次に実験実験。金はかかるけどしょうがない(^^)色々試してみるモンだわ。楽しいですw


自作フロッグ26号
続いて、別の樹脂の実験。しかし、成形途中で失敗。あかん。ちょっとミスると、もうダメ。

自作フロッグ27号
もいっちょ頑張って、樹脂の特性を煮詰めてみました。ところが、凹ませると、割れてしまった(涙)。まだ、樹脂の物性を探ります。

自作フロッグ27号
今度は、うまくいった!?と思いきや、これも硬い。柔軟性が悪いのでボツ。この手の樹脂は、これでしまい。


自作フロッグ28号
今度は、21号の失敗を踏まえて、フックをもとにエアフックホール搭載フロッグを設計。もうすぐシーズンインで、序盤はスナプルサイズを主力にするので、打倒スナプルです。針は、スナプル用の、強靭3号を元にしています。また、樹脂はマーブルカラーをもくろんでいるので、それが出来そうな樹脂をチョイスしました。ところが、マーブルにはならず。難しい・・・・。

しかも、

強靭でフィッティングしてみると・・・・
全く合わん・・・・。なんでこうなるの???多分、作り方に問題があります。今までの方法だと、誤差が多すぎて、まともなフロッグになりそうにないです。歩留まりも最悪。品質も最悪。将来的には別の方法を模索する必要があると思いますが、まだ、樹脂の選定中なので、後回しです。


自作フロッグ29号
ヨッシャ!マーブルカラーでけた!ピンク白マーブルです。しかし、この樹脂は、色は良いですが、性能が悪い・・・。皮が弱すぎです。パンドーで塗りたくって、補強してますが、一発で壊れるかも・・・・。

しかし、凹み方はOK!

これは、実戦投入させます。今からチューニングですが、気合入れてチューニングですwww

チューニングしました。が、フックがやはり合ってない・・・・。エアフックホールって、むっちゃむずい・・・・。


しかし、凹み方チェックしていると、なんと皮が自爆。なんちゅうこっちゃ。また皮の選定やり直しじゃ〜。というわけで、コレはゴミ箱行き。


次の樹脂はヤバイ・・・・。しっかり自分を保護しないと。他にも秘密の工具を使って、挑戦することにしました。

自作フロッグ30号
だ、ダメだ・・・・。これがフロッグか!?


自作フロッグ31号
特殊樹脂を取り寄せて実験。ダメだ・・・・。でも作り方を変えてみるとどうなるんだろ???


自作フロッグ32号
特殊樹脂第二段。これもダメ・・・・。フロッグに求められる樹脂は、伸縮性+耐久性+張りというか、形状記憶がしっかりしているヤツでないとダメですね・・・・。


自作フロッグ33号
特殊樹脂の作り方と基礎研究で、とりあえずあれやこれややってみました。これは・・・・クセがあります。今までの樹脂とは一味違います。


自作フロッグ34号
31〜33号であらかた特徴をつかんだので、ミニチュアで試作。ちゃんとした皮になります。

凹ましたら、凹んだままになり・・・・ゆっくりと元に戻ります。

これは・・・・・

いいです♪

雷魚が噛んだときに凹んだままになってくれるので、口の中で針が出ている時間が稼げると言うわけです。普通のフロッグはプニプニ、再現性がいいため、噛み違えると、皮が元に戻ってしまい、バレにつながりますが、この皮だと、そのバレが回避できそうです。

硬さは、普通のフロッグよりもカナリ固め。だけど、凹んだままなら、そのメリットは大きいです。

水抜きのときは、時間がかかってめんどくさいけど、そこをガマンしたら、いいフロッグになりそう。以前作っていた樹脂に比べると、作りやすいし、失敗も少ない。

しばらくこの皮を使って、自作フロッグを作ってみます。


自作フロッグ35号
特殊樹脂でやって、大失敗。木っ端微塵・・・・。


自作フロッグ36号
新しい樹脂を使ってチャレンジ。これでフロッグ作ったら、世界初じゃないでしょうか。柔らかさはいいんだけど、ベタベタ・・・・。難しい。


自作フロッグ37号
34号を改良。しかし、あまり改良になっておらず・・・。


自作フロッグ38号
作り方を一新。なんと・・・継ぎ目のないフロッグ!金がかかりすぎるので、ミニチュアサイズでチャレンジ。まぁ、手間がかかったちゅうたらなかったです。

が、個人の作るフロッグでココまで出来るんじゃな〜♪

皮も均一化・薄化に成功。皮の強度は申し分なし。おまけに浮力は塩ビフロッグ以上wこれで垂直浮きかましたら、そうとういい動きしそうですw

というくらいの出来栄えwww

今までは継ぎ目がどうしても出ていて、それが凹むのを邪魔していました。34号で、凹んだままで、これもいいかなと思ったけれども、

これは、凹み方がかなり自然!市販フロッグ並みです。

自作フロッグ計画からおおかた1年。費やした金は計算するのが怖いくらいですが、やっとここまで来れたw

シーズンも直前だし、これからは、本当に戦力になるフロッグ作りに励もうと思います。餅論エアフックホールシステムで!!!!

とはいっても、自作フロッグの可能性は無限大なので、樹脂の選定や成形方法の研究は続けていくつもりです。


自作フロッグ39号
週末に持っていくべく、大急ぎで作りましたw

やっとこさ出来ましたw

この時期はスナプルオンリーでやっているので、ライバルは無論スナプル。

スナプルは、皮が柔らかいし、安いし、小型だし、強靭フックでフッキング抜群だし、かなり良いと思いますが、

難点はずばりチューニングのしにくさと薄さ。

まず、チューニングするたびに、あの足いらんやろ!と常々思います。そして、切って埋める追加のメンドさ。あれ、最初からスッキリすればいいのに・・・。そもそも、原型に足すのは難しいかもしれないけども、カットして減らすのは楽なはず。その分、一つの個体を作る樹脂量が減るし、継ぎ目の処理も楽になるし、歩留まり・クレーム率も良いほうへ向かうと思うんですけど・・・・。

で、あとは薄さです。スナプルは薄い・・・。そのため、フックの選択肢はグッと少なくなります。大野・強靭・夢想1・藤岡EX1・ハニカム3くらいじゃないでしょうか。ところが、オレンジパケになると、個体差が激しく、場合によっては、夢想1と強靭以外合いません。さらに、薄くすることで容積が減るため、浮力が減る。それがウェイトチューニングの自由度を奪います。スナプルは、フック(強靭)+アイ+ボディで8gくらいです。沈むか沈まないかの臨界点は約13g。ゆえにたった5gで浮き姿勢を調節しなければなりません。これがシビアで、さらにシーリング時の増量で、一気に浮き姿勢が変わります。シーリング剤の増量分は場合にもよりますが、私がやった中では、フックホールのシーリング増領分が0.3〜0.7gあります。さらに、薄いフロッグは雷魚が噛んだときの凹みが甘い。甘いからフッキングが甘くなる。もっと分厚く、太くしたらフッキング率はもっと上がるはずです。

写真
これを解決すべく作った、「AF39(エアフックホール自作39号)」。名前は悩み中で、仮名です!

まず、エアフックホールを導入する関係で針を元にボディ設計をしています。針は餅論このサイズで一番の実績のある強靭フック。

写真
やったば!バッチリ決まったexclamation ×2また、フックホールに向かって、一気にボディをへこませています。ゲイブ周辺のスカチューンでフッキングで針が奥まで刺さりやすいようにするためです。そして、フックの出口は出来る限り下へ。下にすることで、皮が凹んだ時のフックポイントを出しやすくします。

で、たくさん凹むように肉厚にしています。そして、腹の部分ですが、16号で腹の平らなフロッグを作ってみての失敗を応用。腹が平らだと、ちょっとしたチューニングのズレで、浮き姿勢が斜めになります。動きもギクシャクします。一番安定するのは、船底のような腹にすることです。推進しやすく、安定もするので、船はあのような底になっていると考えられます。フロッグも同じだと思うので、船底のような腹にしています。

トドメは、皮の厚さ。これも曲者で、凹んでスグに戻る皮は雷魚が噛みなおしたときとかに皮が戻ってしまって、フッキングミスにつながります。水が入ったままだったら、凹んだままになりますが、ひょっと戻ったら大事です。これも研究して・・・・・

うぉりゃぁ〜〜〜!

凹んだ後ゆっくり戻る皮!これはいける♪

コレは1軍間違いなし!

さぁ、これからチューニングがんばるど〜!

早速出た不具合
ヤッパリ出ました。不具合。毎度毎度まいるわぁ。自作フロッグを作り初めてからは、よくあることで、これがあるから、次のフロッグの改善につながります。しかし、今回はいけると思ったんだけどなぁ・・・・。

その不具合は何かと言うと、ズバリ、アイとの相性です。アイのおかげでフックポイントが上に行き過ぎてしまいました。設計段階ではうまくいく予定だったのに・・・・。

ウィードレス性能なんてあったもんでない。ちなみに、これは強靭+スナプル用大野アイ。

じゃぁ、マンズ用大野アイは?というとコレもダメ。

失敗した理由
失敗した理由はズバリ、原型の設計ミスです。
自作フロッグ21号で、エアフックホールをやる場合、フックのゲイブ〜フックポイントの長さが固定されてしまうため、針にあったボディ設計が必要だということが分かりました。

今回は、フックから原型を設計しているので、写真こんな感じで、完璧にマッチングしています。

ところがどっこい、アイを入れると、フロッグ内部はこうなります。






で、アイとフックを連結すると、こんな感じになります。アイとフックがつながることで、フックは上部へ移動します。すると、マッチングしていたフックが上に行き、ボディから出てしまい、これがウィードレス性能を落とします。

これを回避するには、アイの抜き出し口を下に下げる。アイ抜き口を下げることで、フックポイントは下へ移動します。

ボディをもっと肉厚にする。肉厚にしたら、ボディからフックポイントが出にくくなって、上に行き過ぎたフックを修正することにつながります。

ボディを長くする。長くするとアイ〜フック連結部の角度が滑らかになり、フックポイント上昇は抑えられます。

以上3つの中から何を選択するかと言うと、アイの抜き出し口を下にして、ボディを若干長めにしようと思います。アイはなるべく下のほうが、ボディ上部が凹みやすくなって、フッキング向上につながります。また、ボディを若干長くすることで、雷魚が噛んだときに、フックポイントの少し前にある、「凹んでくれたらフッキングばっちりw」位置が凹む可能性が高くなります。どの道、原型からやり直さないことには出来ないことなので、次回、改善させるつもりです。

こう考えると、

アマガエルはホンマよう出来てます。ロングヒット飛ばすだけのことはあります。フロッグを作るようになってから、フロッグのボディ構造に目が行くようになりましたが、このアマガエルに関していうと、完成度が高い!完璧です!やはり釣れるフロッグは、原型の設計が良いです。

また、すばらしいのは腹の形状。アマガエルは、船底のような腹ですから、推進するときにスムーズに行きます。また、船底腹なのでバランスが良い。そのため、左右のブレがほとんどない。フックポイント隠し凹凸は角度が浅くて、樹脂が溜まりにくい。そのため、最も凹んで欲しいフックポイント直前が凹みやすい。また、ボディ最上部からエアホール位置まで一気に絞っているので、ゲイブ周辺のスカチューンが出来ています。ゆえにフッキングがいい。フックホールはエアフックホールのようになるべく後ろ。また、アイはなるべく下へ。これが、39号でやった失敗の改善になっています。つまり、フックポイントの調整の自由度が上がって、チューニングは格段にやりやすくなります。で、若干フンヅマリ気味にして、雷魚が噛んだときに、エアホールまで一気に凹むようなフンヅマリ短さに設定。でも、39号の失敗のように、フックが上に持っていかれるほど短くはない。また、肉厚もあってデブなので、凹みやすい。まさに、理にかなった完璧なフォルムと言えます。

このサイズのフロッグを作るときは、打倒アマガエルです(^^)

ものすごい脱線しましたが、39号のチューニングに戻ります。

39号の失敗談はまだまだ続きます(^^;)

続いて、アイの入り口。チューニング時に、どんどん割れます。ここは、市販フロッグのようにアイの口を作り、内径を大きくしてテンションを下げる等の工夫が必要です。

で、作ってしまった以上、どうしようもない39号ですが、ブレイデッドアイ+夢想転生1号を搭載して、なんとかギリギリ針先は隠れそうなんで、無理矢理チューニングして使います。

で、チューニングはなんとか出来ました。
色気を出して目を付けましたw必死に針を隠しても、まだ甘い。ウィードレス機能に一抹の不安が残ります。

ウェイトは
MAX13g。スナプルとどっこいですw

浮き姿勢は、垂直浮きwこれでピョコピョコ動きを出しますw

へこました感じは、かなり硬い。フックポイント真下で皮の硬さがアダとなって、よくバレそうです。やっぱり、皮は柔らかければ柔らかいほどいいです。皮の選定はまだまだしっかりとやる必要がありそうです。

だけど、パッと見、市販フロッグみたいですw当然、今までで一番の出来www

改良はしていくつもりですが、せっかくなんで、しばらくこれだけで使っていこうと思います。


自作フロッグ40号
新しい樹脂で実験。だめだ!固まらない!

produced by fukusuke