オモリのズレるフロッグ


ボンジュニです。なんか、おかしくないですか?まず、アイのところが前に傾いている。


ケツのアタリはキツキツ。


つまり、

正常ならば、

このフロッグが、

こうなっとるとです。すると、凹み方は最悪。ボディもずれるので、フッキングが悪くなる。


これを直そうと思ったら、

フックのゲイブ部分をペンチでつまみ、思いっきり、コイルのウェイトを下に下げる。


すると、内部の尺取虫は直ります。


なぜ、こんなことが起こるのかというと、


コイルのシンカーが丸ごとズレているからです。ウェイトは鉛。鉛は、難接着物質です。難接着なため、シーラーの1液ウレタンと相性が悪い。そのため、対岸キャストで、ガンガンケツをぶつけていると、鉛の接着が取れて、スコンッ!とウェイトがずれます。すると、ボディが変形し、フッキングできなくなるというわけです。

で、この対策ですが、

東邦産業 UVレジンを使った補修
ビルディングで実験したUVレジンがあるので、これによる補修を試みます。これは、紫外線樹脂と呼ばれるもので、紫外線を当てることによって硬化する樹脂です。蒸発硬化ではないため、化学反応によって硬化するため、樹脂同士の結合は3次元の網目結合。ゆえに、2液エポ並みの性能を誇るヤツです。ちなみにこれは、オリゴエステルアクリレート系のUV樹脂です。だったと思います。

オモリがずれたところにUVレジンをつけて、

紫外線照射装置(東邦製700円)を当てて、おおかた、1秒もあればたれなくなります。

仕上げは、

窓際で虫干し。これで紫外線をタップリ当てます。

30分もすれば完全硬化。

完全にガチガチに固まりました♪

プライヤーでコネコネやってもびくともしません。さすが、化学反応型の接着剤です。これが実用強度でどうなるか分かりませんが、試してまた報告しますねw



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