自作フロッグのインプレ



ここんとこ、自作フロッグしか使っておらず、フロッグのインプレとういものから遠ざかってました。雷魚サイトにフロッグのインプレがなかったらさびしいねと思って新設してみましたw

ただし、実戦までいけてない試作品も相当数あるので、チューニング&実戦投入したフロッグのみ、ウンチクを語ってみたいと思います。




自作フロッグ14号
自作フロッグの研究を始めてまずはじめにブチあたった壁が、「中空」が作れないことでした。あれやこれや試してみて、失敗の連発でしたが、とりあえず初めて中空のダンゴが作れたということで、チューニングしています。

ホントのホントのテストなため、シンカーまではやってないですが、中空なため、当たり前ですが凹みます。だけど、凹んだことが兎に角うれしかったことを覚えています。

しかし、この皮、かなりイビツで、凹み方もかなり不自然。そして、バカみたいに硬くてとてもじゃないけど、フックアップまで持ち込めないと判断し、実戦投入は見送っています。




自作フロッグ16号
14号のマテリアルで可能性を感じ、同じマテリアルで小型フロッグを製作。当時研究していた塩ビ用塗料を使って色づけまでして、シンカーもセットした本格チューニングで仕上げています。目は手芸店で買ってきたビーズです。

ウェイトデータは17g70度浮き。フックはマッスル上向きS。

一応中空ですが、皮厚みがかなりイビツで不均一なので、凹みが甘すぎ、そして硬すぎでフックポイントがほとんど出ません。おまけに中空部分が少なく、凹んだときにフックの露出が少ないです。

当時考案していた「エアフックホール構造」を搭載し、ゲイブ周辺のスカチューンに励みましたが、結果はダメダメ。腹が平らなほうがボディ上部がきれいに凹むと思っていて、真っ平らな腹をしたはいいが、平たい腹は、浮いている時の姿勢が安定しないと、踏んだり蹴ったりのフロッグ。

一応、アタックは取ったけども、当然フッキングなんて出来るはずもなく、出番はなくなりました。





自作フロッグ21号
マテリアルは14号や16号と一緒。カタから起こして、4,5個ほど量産しました。一応全部チューニングしました。フックはマッスル上向きLを使用。ケツが尖がっているのでケツのスカチューンが甘くなってダメか!?と思いきや、

意外にもフックの出方は悪くなく、それでいて、なかなかのウィードレス性能があったので、何度か実戦で使いました。

この凹み方が良かったので、エアフックホール構造に対する疑問が生まれたきっかけになったフロッグです。同じ時期にフロッグの色塗りの実験をしており、白いスプレーを塗ったやつはカピカピになって死亡。マニキュア塗ったヤツはベタベタで死亡。

春先に使ってみましたが、ほんとたまたま有効なアタックがあり、まさかのゲット!マニキュアを塗ってたタイプでした。

初めての自作フロッグ雷魚に感極まりましたが、いかんせんマテリアルが悪い。作り方が悪い。結局、戦力にならずサヨウナラ。





自作フロッグ39号
初期型自作フロッグのマテリアルが悪すぎて、使い物にならず、マテリアル選定を見直している中で見つけた素材。ゴムの一種ですが、これを使って作ってみました。作り方は大幅に変更。継ぎ目のないフロッグの製作に成功し、ようやくキレイな形になったのが39号です。

当時、「打倒スナプル」に萌えており、スナプルサイズのフロッグにしています。

まだ「エアフックホール構造」に可能性を求めていたため、対スナプルの目玉としてエアフックホール構造を採用。

スナプルと同レベルの13g垂直浮き。

一応、チューニングもして、形にはなりましたが、凹み方がかなり硬く、使い物にならない気もしましたが、とりあえず実戦にも投入しています。フックは超小型の夢想転生1号です。

マテリアルが薄くて硬い材質なので、キャスト中の変形がなく、空気抵抗が少ないため飛距離は出るのですが、着水音がいけない。

チャッポーン!

と、甲高い着水音が不自然すぎます。

また、ボディが短すぎてフックの位置をいじることができず、加えて、エアフックホール構造は針先が上を向いてしまうため、兎に角カバーを拾う拾う。

一応、何度かアタックを取り、フックアップまではこぎつけましたが、結局釣れず、フロッグケースからサヨウナラ。






自作フロッグ41号
マテリアルは39号と同じ。成形がうまくいき、薄くて、やりこい皮になって、

さらにエアフックホール構造も良い具合に出て、これでイケル!と思ってワクワクしながらチューニングしたんですが、結果は大失敗。

丸みを帯びたボディフォルムは、ミスバイトを連発し、フッキングに入れない日が続く。

結局、エアフックホールを見直すことを考え始めました。

しかし、この失敗が後に、フロッグの形状を考察する上で大切な「パン食い競争理論」へと繋がりました。






自作フロッグ43号
パン食い競争理論より、タマゴ型からスシ型へフォルムチェンジ。こうして出来上がったスシフロッグです。

期待大だったんですが、やはり凹んだ時の針の露出が悪い。

この失敗でエアフックホール構造は完全にNGだということが分かりました。





自作フロッグ45号
エアフックホール構造はNGということが分かっていたんですが、既に作っていた金型を使って小型フロッグを製作。これが45号です。

がしかし、成形に失敗し、硬すぎで凹まないフロッグになってしまいました。

苦肉の策で、下腹部に切れ目を入れて、上下の凹みを良くするアイデアを採用。しかし、いかんせん硬すぎるマテリアルの不具合を払拭することが出来ず、実戦に投入してアタックは取ったものの、フックアップが出来ずにサヨウナラ。





自作フロッグ47号
エアフックホール構造を見直して出来た初めてのフロッグ。やはりフックホールを下に、フックを下から出すことで、凹んだ時の針露出、フックアップした時のゲイブ部分の凹み形状が良いほうにいったと実感しました。

期待を込めてチューニングを施し、フックはライギョデントスフック、

19gで水平浮き。

ライトカバーを軽快にドックウォーキングさせることを目的としたチューニングに仕上げました。さらに45号で試した下腹部亀裂チューニングを採用。

パリパリのマテリアルなので、バイト時の凹みを助ける意味合いもあります。

フィールドテストは上々w吸い込みも良いし、雷魚をゲットすることが出来ましたwこれこそが、自作フロッグで狙って獲った初めての獲物といえますw

がしかし、不具合も発生。フックホールのシーリングがペリッとはがれてしまいました。パンドーとの相性が非常に悪く、この打開策は見つからないまま。

戦力になるので、多用しましたが、結局は、パリパリしたマテリアルが良くなく、市販フロッグの領域には遠く及ばなかったので、フロッグケースからは遠のきました。






自作フロッグ48号
47号のウェイトアップを狙って作った48号。薄すぎる?くらいの成形で、皮の様子は、フニャフニャとして抜群なやりこさになりましたw

チューニングは、マッスル上向きLで合わせ、ウェイトは24g30度浮き。軽快なドックウォーキングを見せてくれました。

この時期、フロッグ上部にパンドーを塗り、雷魚の口をスライドした時のすべりを良くするチューニングを施していましたが、マテリアルがパンドーと相性が悪いので、剥離しています。

自信作だっただけに成績も上々w

しばらく使いましたが、やはり市販フロッグのレベルに勝てず、使わなくなりました。





自作フロッグ49号
一応、カタチにはなったんで、チューニングを行いましたが、なんぼなんでも硬すぎ。

ボディ上部に亀裂を入れ、凹みを良くしようと試みましたが、まともに凹むようなシロモノではなく、何度か投げて、サヨウナラ。アタックは1,2回とったけど、フックアップできるはずもなく、ダメもとの成形失敗作です。





自作フロッグ54号
小型のアマガエルサイズを作ってクリークでアタックの様子を見ようと思って製作。

チューニングみましたが、成形に失敗し、クソ硬いフロッグになってしまいました。色々チューニングを工夫してみたけれど、やはりダメ。硬すぎるフロッグは使い物になりません。

一応、ウェイトデータは15g30度浮きといったところ。




自作フロッグ55号
当初好きだったデカフロッグを作ろうと研究をしていて出来たフロッグ。薄いフロッグは形状を維持できないため、どうしても皮を厚くしなければならないんですが、皮を厚くすると凹みが悪くなる・・・。

マテリアルがパリパリなため、少しでも厚いとクソ硬くなってしまいます。そんなわけで、このフロッグは、全力で凹まさないとフックポイントが出ないくらいのカタさになりました。一応、ハニカムの6でフィッティング&チューニングはしていますが、当然釣りになるようなシロモノではなく、何度か投げてサヨウナラ。

ウェイトデータは31g45度浮きといったところです。

これにより、使っていたマテリアルで作れる大きさの限界は、25gくらいの中型フロッグではないかな?と思いました。






自作フロッグ57号
55号の失敗により、サイズをダウン。25gくらいのフロッグを作りました。当時、フロッグのフォルムを考えており、ここから生まれたのが、逆台形フォルムです。

逆台形にすることで、泳ぐ時の姿勢を安定させ、ミスバイトを少なくし、さらに、下部に行くほど絞っている形状は、上部が凹んだときに平行に凹み易くなり、凹んだ時の針露出を大きくする。

この理論に基づいて作ったのが、この57号です。逆台形フロッグと読んでいました。

ウェイトは26g水平浮き。

これをもってデカ雷魚池へ向かい、まさかの2投目でドカン!

メモリアルフィッシュを釣ることが出来ました市販の道具でもてこずるこの池で、いったい何が起こったんでしょ?雷魚釣りってのはわからんもんですw

フッキングもシッカリ入り、まだまだいけそうな感じもしましたが、いかんせん、ウィードレス性能が悪い。スグに引っかかるのでそのままサヨウナラ。

ここらでマテリアルに限界を感じます。現在使っているマテリアルはパリパリの皮なので、どうしても自由度が低く、形状のアラを隠すすべがありません。ナンボかやりこいと凹んだ時の針露出が良いのでボディフォルムのアラを隠してくれるのですが、それがないが故に、試行錯誤の限界を感じました。

なんと、3月から6月いっぱいまでの4ヶ月で捕獲した雷魚は10本。これ以上、自作にこだわると、シーズンが終わる前に俺が壊れる!

そう思って、一旦自作フロッグから撤退。市販フロッグにチェンジしました。

そんなわけで、マテリアルを根本的にチェンジすることに決定。約1年間ほど、研究に入りました。

その間の釣りは市販フロッグで行うことに決定し、その年、まさかの90UPげっとw自作から撤退してよかったwww






自作フロッグ111号(DIP35)
大枚はたいてマテリアルの研究をやり続け、行き着いたのは、コバゾール。市販フロッグと全く同じマテリアルです。がしかし、プラスチック成形なんて、素人が家の道具でやること自体無謀な挑戦なため、実験は失敗の連続。

約1年間の試行錯誤の上完成したのが111号。

35g垂直浮き。ディップ成形で初めて作ったフロッグで、兎に角嬉しくて、名前をつけたくて、DIP35と名づけ、シーズン序盤から多用していきました。フックはハニカム6です。

しかし、ここでもやはり成形の不具合が発生。肉付きが悪すぎて、薄い皮は、ちょっとしたアタックでスグに浸水、ヤブレてしまいます。

釣ることは釣ったけども、

アタックのたびに破けて浸水したり、

ハテは、腹筋強化の下部がゴッソリ切れるトラブルも発生。

悪くはないんだけど、実使用に耐えうる耐久性が全くなく、実戦から撤退。

使っているマテリアルは肉付きが非常に悪い。

熱が低いと肉付きがダメ。熱が高すぎると、ゾルが溶け落ちる。この打開策は結局見つからないまま。

この不具合を解決することが出来ず、マテリアルに限界を感じ、ここからまた試行錯誤のスタートでした。

自作フロッグ計画をスタートした頃から、市販フロッグの製造方法を探っており、この頃から、フロッグの製造方法が段々つかめてきました。

スラッシュ成形の弱点、ディップ成形のメリットを知っていたため、市販フロッグを超えるには、ディップ成形しかないと確信していました。

そのため、成形方法はあくまでディップ成形にこだわることにしていました。

がしかし、どうにもこうにも素人の考えや試行錯誤では限界を感じたため、ダメ元でディップ成形の業者さんに相談を持ちかけると、快く疑問点に答えてくれて自作フロッグの研究は飛躍的に前進します。本当に助かりましたw

さらに、金型の製造方法も見直すことにして、香川県内の業者さんに相談を持ちかけてみると、ノリノリで、勉強させてもらいつつ、破格値で金型製作が出来ました。こうして6種類の金型を作ることが出来ました。あとは成形の実験を繰り返し、雷魚釣りに適した皮の厚みを実現するのみとなりました。






自作フロッグ113号
プロのアドバイスを借り、ようやくカタチになったのが、113号です。これは後々活躍する「社員」の金型で作ったフロッグです。

出来た感じは、硬すぎです。

皮の厚みは1.4mm前後。やりこいマテリアルだったら、ベストな肉付きですが、マテリアルが硬いので、かなり硬いフロッグです。

しかし、凹み方はまずまずで、ハニカム6でチューニングして、

28g水平浮きにセッティングしました。

ドックウォーキングで誘いましたが、最後の一発が出ない雷魚、ミスバイトが連発。

なぜミスバイトが多いのか、考察に考察を重ね、1つの仮説を立てました。

それはフロッグの柔軟性と吸い込みについてです。

雷魚は捕食の時には吸い込んでアタックしてきます。吸い込む時にボディがやりこいと、エアホールからエアが吸い込まれ、フロッグは凹んだ状態で雷魚の口に突入すると考えられます。一方で、皮が硬いと、ボディが変形せずに、そのまま口の中に入ります。

フロッグが凹んだ状態と凹んでない状態だと、凹んだほうが食べ易いですよね。パン食い競争理論と同じで、凹んだほうが体積が減りますから、食いやすさは上がります。

この状態で入るよりも、

この状態で入ったほうが入りやすいでしょ???


ミスバイトの原因はこれにあるんじゃないかと思い始めました。

そんなわけで、多用した113号は実戦から撤退。



自作フロッグ114号
そんなわけで、改良し、出来たのが114号です。兎に角薄い皮を目指して成形し、完成。チューニングはブレイデッド+マッスル上向きLを使用。

ウェイトデータは30g垂直浮きです。

これで1枚ヒシのクリークを攻めました。が、結果は散々。やっぱりバレる。カタが悪いのか、成形が悪いのか、マテリアルが悪いのか???

よく分からないまま、一線から退きます。

一応、1匹は釣ったんですが、決して良いフロッグではありません。





自作フロッグ115号
マテリアルが肉付きしてくれるようになったので、当初の目標だったフロッグ、ドデカフロッグを成形し、出来上がりました。なんせ、金型をテキトーに作ったので、予想外にでかく、合う針がない!

そんなわけで、フックの選定はまさかのガマカツ二本ケンケン1号です。

ウェイトは37g水平浮きの鬼のでかさです。

一応、これを多用し、難攻不落の雷魚池でアタックも結構取ったんですが、ミスバイトの連発。

ナンボナンデもでかすぎた?と思うようになり、またフックが太すぎて、刺さりが心配で、使わなくなりました。マテリアル的には良い感じの薄さだったんですが、いかんせん、針に問題ありですな。

フックもケンケン2号ならいける気がしますが、1号はなんぼなんでも・・・・という感じです。




自作フロッグ116号
後のバイトの金型で作ったフロッグです。

ハニカムの4号でフィッティングを出し、ウェイトは16g30度浮き。

小型なので、主にクリークの見え雷魚戦で使いましたが、やはりばれる。フックアップはするものの性能がイマイチで、スグに使わなくなりました。後に、ボディの上側の丸みが原因だったことが分かります。

ここらでシーズンが終わり、改めて自作フロッグのクオリティの低さを思い知りました。

ここまで、自作フロッグを使っては挫折し、使っては挫折し、市販フロッグに逆戻りというパターンが多かったので、



兎に角、市販フロッグを超えないことには、自分が自作フロッグを使いたくないんですよね。



そんなわけで、狙いは、

「市販フロッグの上を行くこと」

これに照準を絞って、更なる研究に打ち込みました。

しかし、やはりそう甘くはなく、前進しなくて、時は2012年3月。

自作フロッグ計画スタート時の目標でもあった「自作フロッグでオオノトーナメントを戦うこと」はまたしても時間切れ。

ここで、改めてマテリアルを見直すことにしました。

昨年のマテリアルは、硬い皮を薄く成形して、柔軟性を確保するのがメインでした。がしかし、素人のプラスチック成形というのは難易度が高く、また、金型の精度も悪いため、均一な皮を作るのが至難の業。ある部分は分厚く、そしてある部分は穴が開きそうなくらい薄い。

安定した品質を確保するためには、どうしても厚めに成形して、柔軟性の誤差を少なくするほうが先決だと判断しました。

これを実現するためには、マテリアルをやりこく、柔軟性に富んだものにするしかない!と思って、マテリアルの見直しというか、研究をスタート。

硬いゾルとやりこい塩ビゾルは持っていたので、それらを一定の割合で混ぜて調合し、それで肉付きと柔軟性を見ることにしました。

やりこすぎると、サラサラで肉付きが悪く、そして、大型のフロッグの形状を維持できない。硬いと肉付きは良いが、凹みが甘くなる、

というわけで、二律背反のちょうど良いバランスのところを探りました。

この実験によってマテリアルのアタリが付き、





自作フロッグ121号
これが完成しました。現在の「パートフロッグ」です。柔軟性、肉付き、共に良い感じに成形でき、市販フロッグと大差ないくらいのクォリティになりました。ここまでホント、試行錯誤の連発でしたが、ようやく、市販フロッグレベルに行きつけたことは大きかったです。

打倒スナプルを意識していて、それでもスナプルは13gなので雷魚ロッドでは投げにくく、小型でも17gくらいは欲しいと思っていたので、金型を作る時にある程度目安を立てていたんですが、

これがバッチリセッティングが出ていて、17g垂直浮きになっていました♪

マテリアルさえしっかりすれば、あとは成形だけ。温度とディッピング時間。これは金型によって全部違うので、各金型、失敗しながらデータを取っていき、成形していくだけです。

こうして出来上がったフロッグたちは、実戦でも十分通用するレベルのクオリティで、ようやく、オオノトーナメントのエントリーが出来ると思いました。

2012年の釣行紀では、フィールドレポートが書きにくいので、金型ごとに全部名前をつけ、自作フロッグのみで戦い抜いています。ついに、オールシーズン、自作フロッグで通すことに成功しました♪

そのインプレを行きますw







パートフロッグ
作ったフロッグの中では最も小型のフロッグ。

ウェイトデータは17g垂直浮き。クリークやオープン戦を目的にして製作しており、目標は打倒スナプルです。

小型軽量だけあって、吸い込みは抜群wハニカムの4号であわせていますが、ウィードレス性能、フッキング、申し分ないです。

ただし、フックを前に出しすぎるとゲイブの弓なりの部分とゴムボディが近くなりすぎて、フッキングが悪くなるので、一度リメイクしてフックを後方にズラしています。最初の写真で言うと、奥側のモデルです。ただし、フックを後ろにしすぎているため、ウィードレス性能は最悪です。

多用したのは用水路系のクリークのオープン戦だったので、関係ないっちゃないんですけど、縦ブッシュにひっかかって、軍手の出番が多かったので、ウィードレス性能はダメダメです。その代わり、フッキングはピカイチw

浮力はホントギリギリで、ブレードつけたら沈みます。ほんと、浅場の見え雷魚専用って感じです。

キャストはシャドウライズ+ビックシューターだったら全然OKですが、JライデンとかC4使うならNGな重さ大きさだと思います。

手前のものは19gにして、沈没フロッグとして使っています。底に沈んで動かない雷魚狙う時にアンダーで活躍してくれました。しかし、キホン、浮くほうしか使っておらず、あまり出番はありませんでした。






バイトフロッグ
パートよりも少し長めで、重く仕上げており、ウェイトは19g垂直浮き。パラヒシ時期にブレードつけてよく使いましたが、ミスバイトにすっぽ抜け、バレ多発で、2軍落ち。おそらく、ボディ上部の丸みが原因です。あと、長細いのもフォルムが悪いです。さらに、バナナのように先っちょが上向いてますから、それもバイト時に干渉していたのかも???





準社員
一言で言って、細長いフロッグがキライなので、ほぼ使っていません。30g垂直浮きなんですが、1匹釣ってから、針が曲がり、リチューニングもめんどいので、そのまま2軍落ち。ボディフォルムがキライなフロッグは信用できないので使わない。使わないから釣れない。釣れないから使わないという悪循環の中で消えたフロッグですなw





社員
個人的に大好きなフォルムで2012年、一番使いました。30g垂直浮き。大型でもなく、小型でもなくという中途半端な大きさで、垂直浮きチューニングにしても、浮力が大きく、キビキビと

シャドウライズでやってもOK。JraidenでもOK。動きもよく、そしてフッキングもグッド。

ハネクラのトライアングルポイントでフィッティングしていますが、先が曲がってもそのまま使うことで、刺さりやすさあまり変わらずだと思い、特にヤスリで修正することなく、そのまま使っています。むしろ、シャープナーで研いだほうが調子が悪くなりますね。

一応、ステンアイ垂直、ステンアイ水平、ブレイデッド垂直でチューニングしていますが、ステンアイ垂直が一番使い勝手がいいですね。

水平は飛ばん!ブレイデッドはチチワのつなぎ目がボコンと出てダメ。

たまたまチューニングでステンアイ垂直のものが針が後ろにいってるんですが、これが一番調子が良いです。フックを前にしたモデル、水平浮きのほうがウィードレス性能は良いですが、バレが多かったので、ステンアイ垂直が一番だと思いました。





主任
大きさ的には社員に毛が生えた程度なんですが、若干長細いって感じです。当然、同じウェイトだったら、短いほうがフッキングが良いのでメリットがあり、主任を使うことにメリットはないと思います。一応、使ってみましたが、ミスバイトが多く、バレもあったりで、結局一匹もゲットならず。やはり、フロッグはフォルムで全部が決まります。チビデブで、デカイ針をフィティング。これがフロッグの黄金の法則なので、それを狙った金型設計をしなきゃダメですね〜〜〜。





係長
おそらく、これが今現在、最先端のフロッグでしょうね。ケツを尖がらせることでスラッシュ成形では出来なかった、ゲイブ付近のやりこさを完全網羅。ボディ上部をまっ平らにすることで、針の露出を良くし、

尖ったケツの頂点の厚みは驚きの0.3mm。スラッシュ成形品とはそもそもの厚み勾配がまったく異なります。

凹んだ時の針の出やすさ、

刺さった時のボディの干渉のなさ、どれをとっても、史上最強レベルの一品です。市販フロッグとは、そもそもの戦闘力が違います。

28g水平浮き、32g垂直浮き×2、34gかろうじて浮き

でチューニングを出して、それぞれ使いましたが、

28gはチューニングに失敗して、フックポイントが出すぎてしまい、カバーエリアでの出番なし。

32gの垂直浮きは、ブレイデッドアイを長いチチワのものと短いチチワのもの、2種類使いましたが、長いほうは、使っていくうちに、フックがズレてしまい、ウィードレス性能が死んだので使わなくなりました。

マメチチワのほうが絶好調で良く使って、魚もばっちりゲットしています♪

34gかろうじて浮きもヒシベットになって以降はヒシをたくさん揺らしてくれるので、アタックが多く、それなりに活躍していますw

ただし、ウィードレス性能については懸念が残るところで、真っ平らのボディ上部がフックポイントを隠しにくく、多くのシチュエーションで引っかかります。特に2枚ヒシ以上になった時は、引っかかりまくって釣りになりません。

そんなわけで、フッキング性能は申し分ないんだけども、ウィードレス機能が問題ありというわけで、この冬に新型を作ろうと思います。当然、係長のDNAを引き継ぐフロッグにしますw





課長
マテリアルを新しくしてから作った課長です。成形で思いっきりトチってしまい、薄くなりすぎて、自重を維持できませんでした。そこで、ダメ元でパンドーで補強を入れると、なんとかカタチになったので、そのままチューニング。

一応、使っては見たんですが、アタックは取れます・・・・が、全部ミスバイト。マメだったってのもあるのかもしれないけど、やはり、ケンケンの1号は釣れる気がしない・・・・

サイズも思いっきり適当だし、係長のほうがすこぶる性能が上なんで、2軍落ち。係長よりも重いんですが、飛距離は大して出ません。やっぱ、砲弾型じゃないとダメやなぁ・・・と思いましたデス。



また、新型を作って実戦に出たらレポートしますね!



自作フロッグ 2013年度版
2012年度に行ったフィールドテストの結果、「係長」のカタがディップ成形のメリットを引き出し、性能が良かったため、冬の間に新型のカタを製作。係長のカタを受け継ぐ形で大型から小型まで作りました。ネーミングは大きいほうからスモウの番付でやっています。そのインプレを紹介します。

序の口
12g垂直浮きでスナプルの対抗馬として作りました。がしかし、12gという重量が雷魚タックルで使用するには軽すぎて操作性が最悪。思ったところにキャスト出来ないのと、アピール力が小さすぎ、また、あわせるフックも小さいため凹んだ時の露出が甘く、1,2回使ってサヨウナラ。やっぱりフロッグはでかいヤツじゃないとダメです。

序二段
序の口以上、三段目以下のフロッグで、15g垂直浮き。3段目と同じ針を使っていて、3段目のほうが重量が重く、使い勝手がいいので、一度も使っていません。似たようなカタチのカタは作らないほうが無難ですね。

3段目
シーズン序盤に多用したフロッグ。活性が低い時期はアタックが甘がみになりがちで、なるべく雷魚の口の中にスッポリと入る様に薄いフロッグを多用していました。その際、3段目は薄いフロッグなので、アタック時のくわえ込みはよかったんですが、反面、薄いとボディが凹んだ時の針の露出がどうしても甘くなり、結局バレが多かったです。

一応、2013年度初雷魚は3段目でゲットし、ナマも何匹かゲットしましたが、ハイシーズンになってくると、デカフロッグでも問題なく食ってくるようになり、以来出撃回数はゼロです。やっぱり、フロッグはでかくないといけません。

幕下
18g垂直浮き。3段目と同じような長細く、薄いフロッグで、手もみした限り、3段目のほうが凹んだときの針の露出がよく、3段目の出動が多かったため、結局一度も出番なし。ダメこれ。

十両
19g垂直浮き。重量はそこそこなんですが、ボディが薄く、デッドスティングしかフィッティングさせることが出来ないため、針の露出が甘い。フンヅマリ気味の前頭よりも軽いため、前頭を使うことはあっても十両を使うことがない。一度も出番がありませんでした。薄いフロッグはホントだめ。

前頭
小型フロッグが必要な時に多用するフロッグ。特に、見え雷魚のサイトゲームでは重宝する一品です。フォルムが太く、短く、フンヅマリ気味なため、ボディが凹んだ時の針の露出はすこぶる良好で、フックはハニカムの4号をあわせていますが、バッチリですw重量も23gまで背負えることが出来、小さいくせに重いフロッグなので、雷魚タックルでの使用もストレスなく使えますw

市販フロッグでいうと、プチボン以上ボンジュニ以下といったところで、へこみ方も良好なので、手放せないフロッグの一つ。2012年度にクリーク戦で多用したパートがありますが、あれの後継者みたいな位置づけです。

アタック時で口の奥まで入ってくれやすく、サイトでのフッキングもしやすいです。



小結
24g水平浮きでクレンスイベル+ドッグウォーキングでやってみたんですが、

フックを後ろにしすぎたというチューニングミスをやってしまい、ウィードレス機能が悪すぎで使わなくなりました。フォルムが細長く、凹み時の針の露出も甘いです。結局一度も釣り上げることなく2軍落ち。重量も軽く、飛距離が出ないので用途なしという感じです。20g程度の中途半端なフロッグってホント使い道がないですね。せめて25gを超えてくれないことには飛距離が出ず、カバーゲームでは非効率です。



関脇
かなり使用回数が多いフロッグです。25gピンコ立ちという、ボンジュニクラスのボディはライトカバー近距離戦でよく使いました。皮も全体的に薄く仕上がっており、凹み時のフックの露出はかなりのものw

一つ失敗したのはカタを作る際にボディ後方をフラットにしすぎたところ。このおかげでフックポイントが隠れにくくなってしまい、結構カバーを拾ってしまいます。

また、フックですが、グリーンダイヤモンドのエクストリームフックのバージョン3を使用しており、ボンジュニ+ハネクラトライアングルポイントと同じようなイミテーションで使うことが出来ます。マックスは30gまで背負えることが出来、

30gギリギリ浮き、

25gピンコ立ち、

20g水平浮きという具合に3種類ほどチューニングして使っていますが、ライトカバー接近戦限定で使っており、25gピンコ立ちしか使っておりません。その他の浮き姿勢のモデルは後に説明する大関に任せています。



大関
2013年、最も使用回数が多いフロッグ。2013年度に作ったフロッグの中では最も優秀だと思います。

※写真は左が係長、右が大関。
係長を少し大きめにして、35g垂直浮きのボンビクラスのボディで、マックス40g近くまでいけると思います。

係長はボディ後部が若干凸に湾曲していましたが、

大関は、フラットにしています。

そのため、ボディ上部が凹んだ時の針の露出はえげつないくらい出てくれて、

さらにディップ成形の特性により、とんがったフックホール周辺は薄々なのでフックポイントが奥の奥までブッ刺さるようにしています。これが怒涛のフッキング性能を誇ります。

水平浮き、45度浮き、垂直浮きの3種類をチューニングしており、

水平浮きはキビキビとドッグウォーキングをしてくれて、

45度浮きはだるい時の遠投ズル引きで上下ピコピコ+左右ピコピコアクションをしてくれるので楽。

38g垂直浮きはJraidenで遠投するときのタックルバランスがカンペキに出ていて、兎に角飛距離を出したい時にバツグンに力を発揮してくれます。

ほぼ係長のフォルムと同じだけあって、フッキングはバツグン。アタック時は高確率で持ち込んでくれ、フッキングがカンペキに入ったら、ゲイブの奥の奥までフックが入ってくれて、まずバレません。フックオフするときも、なかなか外しにくいので、ディップ成形の「ケツの尖がりがイチバン薄くなる」という特徴が最大限まで生かされていると思います。

さらに大き目の横綱も作りましたが、使うフックが横綱と一緒なため、アタックを持ち込んでくれる確率は横綱よりも大関のほうが上。だもんで、本来、イチバン大きな横綱の出番がイチバン多いはずなんですが、実際のところ、大関の出番がイチバン多いです。

兎に角、「よく飛んで、フッキングが良い!」。フロッグに必要な2つの条件をカンペキに満たしている非常に優秀なフロッグです。

今現在、多くの市販フロッグがありますが、市販フロッグの特徴として、「大型になるほどフッキングが悪くなる」という傾向にあると思います。大型になればなるほど、スラッシュ成形時の未硬化ゾルの排出工程でフックホール周辺に肉がつきすぎてしまうというデメリットが雷魚釣りにはマイナスに働くからだと思うのですが、この大関はディップ成形で作っているため、それがありません。

でかいくせにフッキングがクソ良い。

これはなかなか市販フロッグでは難しい領域だと思います。

大関ほど大型でフッキングが良いフロッグはないんじゃないでしょうか。現時点で、雷魚界で最も優秀なフロッグだと思っています。





横綱
2013年製作のフロッグの中で最も大きなフロッグ。38gでも水平浮きなので、どんだけ背負えるかは未知数です。50gくらいまでいけそうな感じですが、結局フックにオモリを巻きつけていくと、ボディの下部凹みが甘くなってしまうため、40g前後が限界だと思います。私はフロッグはでかければでかいほど好きなので、使用頻度が多いと思っていたんですが、実際のところ、ほとんど使うことがなく、それはボディがでかいわりに水平浮きなので、キャスト時に空気抵抗が大きく、姿勢が崩れやすく、飛距離が出ないというデメリットがあるためです。また、フックも横綱と一緒のハニカム6号を使用しており、同一条件でアタックがあった場合、より小型の大関のほうが持ち込んでくれやすく、だもんで、大関がいるため、出番がないといった感じです。

大関の使用に飽きてきた時、気分転換に使うくらいで、ま、釣れることは釣れるんですが、あえて使うこともないフロッグです。

横綱インプレ 130909
久しく出番のなかった横綱ですが、シーズン終盤になり、急に陽の目を見ることとなりましたw

兎に角、遠投勝負のフィールドへ出てみて、大関では飛距離が足りないポイントが出てきましたw

大関はマックス40gくらいですが、横綱は50g。

こうして、横綱のチューニングを煮詰めていきました。

結局、キビキビ動きは45g垂直浮きでセッティングが決まり、遠投では大関を軽く上回る飛距離をたたき出してくれるようになりました。

ヒシの揺れ方は大関とは全く違い、厚めのヒシでもしっかりと動かしてくれてアピールしてくれます。

アタック時の持ち込み方はハッキリ言って大関のほうがいいですが、持ち込んでくれたアタックに関しては、問題ないくらいのフッキング率をたたき出してくれます。

よく飛んで、カバーをよく揺らしてくれる。

フロッグの基本性能をしっかりと引き出してくれるフロッグだと思います。

また、ド遠投勝負になると、フロッグの視認性が少なからず影響してきますので、黒い色よりはアピールカラーのほうが適していると思います。

だもんで垂直浮きの横綱はオレンジとかピンクのフロッグがベターだと思います。




自作フロッグ2014年度版

90ポッパー
垂直カップのポッパーを製作したものの、空気が入るという成形上の問題がありアウト。

しかし、無理やりカタチにして実戦で投入。

ウェイトデータは33g水平浮き。一応はポップ音は出たものの、姿勢が安定せず、イマイチ。水中での安定性が悪く、コロコロと転がるような感じでした。]

どうも腹の形状に問題があると思います。ポッパーは常に腹が下にセットされてないと水カキがうまくいかないため姿勢の安定性がキモとなります。

そのため、水平浮きで安定するような腹の形状にする必要があると思うんですが、この90ポッパーは腹の形状がほぼ直方体。これが安定しない理由なんじゃないかな〜?そのため、カタチとしては大関みたいに下に向かって絞るような感じの船底形状にしたほうがベターだと思います。

あとカップは垂直カップはやっぱフッキングのときに雷魚の口に引っかかりそうなので、カップ形状は斜め形状のほうが適していると思います。

斜め形状だとディップ成形でもうまくいくしw

あと、ケツの頂点からドテを作ってフックポイントを隠す構造が大失敗。これだと上皮がへこんだ際にドテが残ります。昔失敗したエアフックホール構造での教訓が活かされていませんw

というわけで、ダメダメフロッグでしたが、試験的に作ったフロッグなんで、失敗データが取れただけでも十分。スグに2軍落ちしたフロッグですが、得るものはありましたw



45ポッパー
もうひとつのポッパータイプのフロッグを作ったのがこれ。カップ角度が45度のポッパーで、ディップ成形でもちゃんとカップが作れてカタチになりましたw

ウェイトデータは33g水平浮きw

しかし、誤算だったのが皮の長さで、ハニカム6号を意識して作ったんですが、カップが斜めになると手前にボディが切れるカタチになるため、フック〜ボディ前頭部のアイを抜く穴までの距離が短くなってしまい、アイの長さが確保できませんでした。そんなわけで、ステンアイは通す距離がなくてNG。結局ブレイデッドアイで組みましたが、これも90ポッパーと同じで姿勢の安定性がイマイチ!

腹は直方体はだめやね〜。もっと腹側を絞ったほうがよかったなぁと思いました。

一応、実戦に投入し、アタックもとったんですが、ミスバイトに倒れフッキングチャンスは一度もなし。

また、ドテの作り方のミスは90ポッパー同様。ボディ中央の上皮がへこんだ際にゲイブ付近に肉が凸として残ります。理想は大関みたいな、緩いRを描きながらケツの頂点につながる形状を追うべきでした。

そして実戦ではカバーが出てきたらポッパーの役目がなくなり、結局序盤だけしか使わず。

またカップの関係上、どうしても水平浮きで使うことが前提で、垂直浮きだと距離がイマイチというわけで、もともとがポッパーを使わないため、ポッパーを作ったところであまり使うことがなく、ロクなフィールドテストができないまま終わった感があります。

ま、ボディ形状がベストじゃないため、どのみち2軍落ちは間違いないんですが、ポッパータイプのフロッグをまともに釣れるレベルまでもっていくのがなかなか難しいと思います。それをディップ成形で作るということに色々なノウハウが必要だと感じたため、製作が面白いです。来期には新しく作り直そうと思います。





中カメ
25gクラスのフロッグを狙って作ったのがコレ。

ウェイトデータは26g垂直浮き。

結構ボリューミーで25gクラス垂直にはなったけども、市販フロッグで比較するとボンバーと同じくらいのサイズなんで、頑張ればもっとウェイトを背負えると思います。

ボディ形状的には45ポッパーと同様のケツの頂点から上皮までまっすぐ伸びるドテ形状でウィードレス機能を確保させたため、ポッパー同様に失敗のボディ形状。

上皮のフルボトムに対してゲイブ付近に肉が残るはずだったんですが、長さが短かったのが幸いしてゲイブ付近に残るはずの凸が前方にールしてフックポイントの刺さりシロを確保しています。そのため、フッキング性能としては上々だと思いました。

一応、魚は釣りましたが、しかし、25gクラスのフロッグを使うこと自体が希で、結局飛距離がイマイチなので、実戦での使用は大関横綱ばかりで、ほとんど出番がありませんでしたw

そのため1シーズンで2,3匹しか捕ってないんじゃないかな〜???フィールドテストといえるほどの使用頻度じゃないため、性能がイマイチ良く分かりませんが、凹ました感じのフッキング性能はいいほうだと思います。

ただ、アイの部分からボディ中央に向かって一気にボリュームアップしているので、張り付いたハスとか2枚ヒシとかで使うとカバーを拾うことがあって時々不便でした。針が引っかかるんじゃなくて、ボディの前方が引っかかるって感じです。しかし、反面、1枚ヒシとかパラヒシとかだとイイ感じに抵抗になってくれて、ヒシが大きく揺れてくれてアピール力が高かったです。ボディ形状はアイに向かってもっと絞ったほうがよかったかなぁ〜と思います。

フッキング自体はいいと思いますが、しかしディップ成形のクセをつかんだカタとは言えず、大関とか横綱に比べたら凹ました時の針の出方はまだまだです。

軽いフロッグなんで自分で使うのはほとんどないと思いますが、ヤフオク出品を意識して、次回は同じようなウェイトサイズでもっとディップ成形に適したカタを狙うつもりです。



小カメ
中カメと同じく、飛距離がイマイチなんで、使用回数はほとんどゼロに近いです(笑)

ウェイトデータは22g垂直浮き。

中カメとほとんど同じフォルムでサイズダウンをさせているので、インプレも中カメと一緒。

ですが、中カメよりも短いため、凹ました時に硬く感じます。そのため、成形は極薄の皮を目指したほうがいいと思います。中カメに比べるとサイズが小さいので雷魚の口に入りやすく、ミスバイトは少ないと思うんで、見え雷魚のクリーク戦や野池接近戦とかで使えるかもしれません。

凹ました時の針の露出は悪くないし、

実戦でもわずかながら釣っているため戦力にはなると思います。中カメと同じく使用頻度があまりに少ないため、あんましインプレらしいインプレにならないと思いますが、次回はもっとサイズダウンさせて18g前後を狙って作ってみようと思いますw



名前なしのマメマメフロッグ
忘れかけてたフロッグです。スナプルと同サイズを狙って作ったフロッグです。狙いはワームで釣るようなオープン用水路ででかい雷魚を見つけた時にオオノトーナメントでエントリーするためにフロッグで釣らなければならず、そういうときに活躍するかな?って思って作ったカエルです。

ウェイトデータはスナプルと同じくらいの12g垂直浮き。

骨組みはこんな感じ。ブレイデッドアイ+カツイチRH1。しかし、これだけで12gあるため、ウェイトを背負えず、またボディが短すぎでアイもかませられなかったため、ブレイデッドアイしか使えませんでした。

実戦でも投入してみたんですが、案の定、軽すぎて雷魚ロッドでの取り回しが非常に悪く、マトモにキャストができません。雷魚タックルで使用するフロッグならば最低でも20gくらいは欲しいところだと思いました。


produced by fukusuke