マンズ

アメリカ初のフロッグ。スナプルといい、バスプロといい、スプロといい、アメリカのフロッグは結構ラインナップが豊富で、日本よりもフロッグゲームがさかんなのかと思ったりもします。マンズは、気泡がかんでいたり、いびつな形をしていたり、かなり雑な成形ですが、実力は申し分なし。古来より雷魚マンに愛用されてきた信頼のおけるメーカーで、値段の安いのも魅力です。

ただしマンズは、金型の離型剤が全く取れておらず、パッケージ開封直後はベタベタですので、即刻中性洗剤で洗うことをオススメします。


ザ・フロッグ

チューニング次第で様々なカバーの専門家になれる優秀なフロッグです。ウェイトデータは17gで垂直浮き。パラヒシエリアでドッグウォーキングさせたいときは30度浮き。などなど、30、45、75、90度浮きのマンズをフロッグケースに入れておけば、どんなカバーにも対応できるはずです。中でもお気に入りなのは、銀ラメカラー。ベイトフィッシュエリアでめちゃくちゃ効きますw

吸い込みもよく、フッキングも抜群に良い。飛距離もカナリ良い。いいこと尽くめの一番信頼しているフロッグです。ボディが硬いモデルと柔らかいモデルがありますが、硬いモデルはフッキングが悪いです。上の写真で言うと、ピンクのやつです。現在は廃盤となっており、手に入るのはソフトマテリアルのみ。

あと、ガンガン釣ってくると、口の根元がよく裂けますから、アイ周辺の補強は入念にやる必要があります。

ただし、個体差が激しく、大抵、いびつな形をしています。だいたいが、左側のウィードレス凸が斜め下になっています。そのため、チューニングでは、意図的に針を左側に傾かせてウィードレス機能を保持させる必要があります。

それと、やはり17gしか背負えないのがキズで、今では全く出番がなくなってしまいました。やはり、ボンジュニを超えるかどうかが使うか使わないかの指標になっています。


マンズの銀ラメフレーク配合量の違い
2008年モデルのマンズ銀ラメ。
2009年モデルのマンズ銀ラメ。

実は2009年冬だったと思うんですが、マンズからザ・フロッグが消えてしまいました。そこで、DDMとフジオカがマンズに掛け合い、特別に再販してくれることになしました。ただ価格が、DDMが1260円でフジオカが735円。だもんで、フジオカが取り扱うことになってDDMは断念。で、値段ですが、旧型が609円だったのに対して120円くらい上がっています。

で、クォリティはというと、ラメの配合量が少なくなっています。旧型のほうがキラキラしてて良かったのになぁ・・・。写真で言うと、上が新型で下が旧型。


スイミン・ザ・ラット
800円もしたやつで、大阪の友人に頼んで手に入れたもの。今では入手困難。ザ・フロッグに比べると大型、紡錘形で、飛距離が持っているマンズの中で一番出ます。

ウェイトデータは21g垂直浮き。

純正がシングルフックのため、ダブルフックにするとゲイブの根元がボディに強く干渉し、フッキング性能が非常に落ちるため、工夫が必要。

私はゲイブの根元のボディをハンダごてで薄く溶かし、よくへこむようにしました。

また、アイの部分が非常に薄く、何度かアイ抜き工具を突っ込むと、だんだん裂けてきます。

遠投すると、ぶっとび、それでいて頭を上下に振りながらケツもふるという、良い動きをしてくれます。

張り付いたハスやスイレンで、ケツを葉の間にねじ込むような攻撃が得意で、フッキングもいいです。ただし、ハスやらスイレンの葉にねじ込むには、重量が必要で、21gという重さはねじ込むには少々力不足で、そういう攻撃はボンビのほうが一枚上手であり、ボンビに1軍の座を取られてしまいました。


ザ・ラット
持っているマンズの中では小型の中の小型。小型過ぎて、針がなかなか合わないです。いろいろと試してみて、デッドスティングに決定。確かAMGRについていたやつです。一口サイズで、吸い込みも良く、フッキングがかなりいいです。

ウェイとデータは15gで垂直浮き。頭を上下にピョコピョコと振る、アクションです。

このフロッグの、最大の武器はその「着水音」です。めちゃくちゃ小さいので、ソフトプレゼンテーションに絶大な力があります。なので、小規模なスレ野池なんかでは、これが一番よく効きます。飛距離も30mくらい飛びます。ただ、難点は・・・・売ってないこと。

今はオークションでしか手に入らないと思います。

また、雷魚の歯によるダメージがひどく、メンテナンスシーラーで補強しまくっていると、動きとフッキングが悪くなります。

だけど、結局ボンジュニに1軍の座を取られて2軍落ちとなりました。


スピッティン・シャッド
持っているマンズの中では最も小型。雷魚用の針が全く合わずにチューニングが出来ないままどっかいってしまいました。あと、最初からアイの部分にプラスティックのカップがついていて、これがチューニングの邪魔をします。


ラトリン・ラット
ヤフオクで購入。これまた貴重なフロッグ。ボディの中にラトルが入っています。マンズの中ではかなり大型で、ZOD以上。23gで水平浮き。当然飛距離もかなり出るが・・・・どうやっても浸水する。色々エアホールをあけてみたが、どれもダメ。2009年一発目の雷魚はコイツでゲットしたけど、浸水がアダとなり、全く使っていません。なぜに浸水するのか全く分かりませんでした。


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