スナッグプルーフ


アメリカ製フロッグ。黄金時代、スナプルの足をカットしてダンゴにして使うチューニングが愛知?で注目され、それ以来、雷魚マン御用達のフロッグとなりました。ラインナップも豊富で、また値段が安いのも魅力。ただ、チューニングがめんどいのがたまにキズですが、雷魚マンならば、是非是非オススメのフロッグです。


キャストフロッグ
クリーク最強のフロッグ。大きさが非常に小さく、なかなかイイ針がなかったため、フッキングに難アリでしたが、2008年6月。ポパイブランド強靭からヴァンフック製の針が出てから評価が180度変わりました。スナプル専用設計で、針がスナプルのスナッグレスボディにジャストフィッティング。ポイントがかなり上向きになっているにもかかわらず、スナッグレス効果は抜群。そのフックポイントの高さから抜群のフッキング性能を誇る。カカリがいいくせに、バレにくい。物理上、そんな針はありえないんですが、あるからビックリ。シャンク〜ゲイブ周辺はネムリが深く、フックポイントが上向きになっているので、ネムリの浅い針と深い針の良い面を両立している非常に優秀な針だと思います。例えるなら、ハネクラのカスタムL上向きと似ていますw

それが証拠に、ランディング後のフックアウトでは、めっちゃ外しにくいです。その大きさと軽さから、フロッグの中でもトップクラスの吸い込みの良さを持ち、さらに、最強の針で武装されたフロッグ。小さいのから大きいのまで、クリークの雷魚根こそぎゲット可能www

ただ、弱点がその大きさ。MAX13gで垂直浮き。そのため、硬い竿ではめちゃくちゃ投げにくい。また飛距離が出ないため野池は苦手。ピッチングで対岸まで届くようなクリーク市街戦で大活躍。


キャストフロッグの弱点
クリークでパーフェクトフロッグと思われがちなスナプルも、これはちょっと・・・。と気づいた弱点を一つ。それが軽さ。軽すぎるので雷魚用ベイトリールに合いません。13g前後のウェイトでは、でかいベイトリールの回転性能とマッチしません。雷魚用だったら、最低でも16gは欲しいところ。軽すぎるため、キャスト時にラインをフリーにした瞬間とフロッグが飛び始める瞬間に大きなタイムラグが出ます。そのため、うまいことキャスティングするには、スプールから指を離すタイミングがピーキーになります。硬いロッドだったら、さらに顕著に分かります。大体が、左に向かって飛んで行く傾向があるんじゃないでしょうか。これは静止摩擦の関係なのかな?兎に角、フォルムが小さいことが、雷魚にとっての食いやすさなんでメリットでもあるんですが、逆にそれがキャストのしにくさというデメリットにもつながっています。見え雷魚相手のクリーク戦では、キャスト精度は命取り。詳しくは「水路の鉄人」参照。今の大きさよりも少し大きめで、16g背負えるボディ。これが欲しいところです。

フログジラ
 おそらくスナプルでもっとも巨大なフロッグ。ところが、意外にも体積が小さく、しかも、裏側がへこんでいるため、チューニングがしづらい。ってか、出来ないです。そのため一回も出番なし。ってか、チューニングどうすんの???そのくせ、1400円と非常に高額なのも難点・・・。ちなみにコレはバグバグで手に入れました。香川だったら、たしか坂出タイガーに置いてあったような気がします。



2012年 スナプル追記
自作フロッグがらみの研究で調べたスナプルの凄さを書き足します。
※ここを見る前に「スミスのフロッグ紹介」を見たら、さらに分かり易くなります。

通常、スラッシュ成形を使って作られるフロッグは、ゾルの過熱工程と排出工程により、ケツが厚くなります。



これは多くのフロッグで見られる特徴で、フッキング時の悪影響につながる弱点だったんですが、スナプルは違います。

真っ二つにすると一目瞭然。最も薄く、柔軟性に富むのは、ちょうどゲイブの弓頂点にあたるケツの先端だったのです。半面最も厚い部分はアイの部分です。

スラッシュ成形で出る特徴と全く逆の特徴をスナプルは持っているのです。

この理由を考えたところ、ゾルを排出する穴の位置が違うんじゃないかと思いました。

通常のフロッグは、フックホールから排出する金型を使いますが、

スナプルの場合、成形時にはフックホールは閉じられています。となると、フックホールから排出されてないと思われ、となると、

アイのところの穴から排出しているのではないかと推測します。

もしアイから排出した場合、ケツの先端部に満ちていたゾルは早いうちに排出されるため、肉付きが悪くなります。結果、それが薄さにつながっているのではないでしょうか?フロッグ成形において、これほど合理的なゾル排出方法はありません。

何にせよ、この厚み勾配はフロッグのフッキングをよく研究して作られたもので、やはり、スーパーロングセラーのフロッグ・・・・圧巻です。



produced by fukusuke


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