スプロ


ブラバスのフロッグゲームブームの火付け役、ディーン・ロハスが設計したフロッグで、全米で200万個以上売れたらしい。さまざまな大きさのフロッグのラインナップがあり、香川では、ポパイで取り扱いがあったと思いますが、キングダディは見たことがありません。

ブロンズアイ キングダディ
兎に角デカイ!デカさに惹かれて購入。値段は1個1700円!!!高すぎ!

大きさはなんとあのバスプロよりも一回り大きい!ボンビが中央からケツにかけてデブになったような感じです。

高さはバスプロのほうが高い。ボンビと同じくらいの高さです。

シリコンスカートが出ていますが、こんなもんは飛距離&フッキングの邪魔になるだけなんで、即刻外したほうが無難です!

皮は透明皮にフィルム溶着。使っていくと剥げてボロボロになるタイプですね。ワタシ、色落ちしないソリッドの塩ビゾルを使ったフロッグのほうがスキです。

フックはガマカツOEMですが、ナンボなんでも細すぎ。ワームの6号針くらい。このボディで、しかも雷魚相手だと、100%一発で曲がります。即刻交換必須。

んで、骨組みですが、ボディが長くてステンアイが使いにくいのでブレイデッドアイで組みました。芯を抜かずにそのままです。張りが残るので後々使いやすいです。ウェイトは0.8mmオモリを1周巻いた後にUVレジン。2周目は1.0mmオモリでUVレジン。で、水平浮きを目指したので、カウンターはめて、アイにもウェイトをまいています。で、アイの抜け対策にはゴム管。んで、ゲイブ部分にオモリをまいた場合、どうやっても垂直浮きになってしまうので、2周目はゲイブ付近はキャンセルしました。

そんでもって、ウェイトは35gにしました。この手の巨大フロッグは、重さがキーポイントになります。実際、重ければ重いほど飛距離は伸びる?ような気はしますが、そんなことはありません。駆け出しの頃、そのように洗脳されていたワタシは重さの限界に挑戦。バスプロで56gまで重さを稼ぎました。そしてJraidenにセット。キャストしてみたら、今までにない飛距離???ではなく、30gくらいのボンと同じくらいの飛距離しか出なかったのです。

考えてみれば、ロッドのキャストウェイトというのもあります。例えば、メバルロッドにボンビつけて投げたって、飛距離は出ないのです。重ければ振りぬけスピードが落ちるし、ロッドの反発が活かせない。その後色々と試してみました。その結果、雷魚ロッド(Jraidenやガン77)の限界が、35gくらいだと思います。

また、雷魚のアタックのときも、吸い込む力は一緒なので、フロッグは軽いほうが吸い込みで移動する距離も長くなるので食いやすいですしね!

で、アピール力ですが、もし、びっしりとしたマットカバーの場合だと、重ければ重いほどアピール力は強いです。

が、

今度は動きが死ぬ。重いと、動きが悪くなります。そりゃそうだ。動かすのって、ティップでチョンチョンシェイクするわけです。重いとシェイクの時に振動が吸収されて死んでしまうから動きは、ピョコピョコではなく、ノロノロです。

見え雷魚の食う瞬間を見ているとよく分かりますが、雷魚が弱いのは、ピョコピョコ動きです。そのため、バカみたいに重量を稼ぐのはナンセンスです。

んで、どの浮き姿勢が一番軽快にピョコピョコ動くかというと、そりゃ、水平浮き。

理由は簡単。水の抵抗が少ないから、左方向にシェイクした時に、より抵抗が少ない水平浮きのほうがピョコピョコ機敏な動きをします。

ということは、重量級フロッグの理想的なチューニングというのが見えてきます。

つまり、デカフロッグは重量は35gで水平浮きが理想というわけです。この、「35gで水平浮き」が実現できるフロッグというのが少ない。ボンビじゃ無理。キングダディはそれが出来る貴重なフロッグというわけですw

今回は35g水平浮きを目指して作ったのですが、誤差が出て36g水平浮きになりましたw

で、これが完成図。

フックホール周辺は対岸激突でクラックが入りやすいのでUVレジンで補強をかけています。

使ってみたところ、

50cmくらいのマメも釣れましたので、オールレンジの雷魚を釣る事が出来ると思いますw


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