開拓の勇者ってホントかよ!?
雷魚マンってキホン、キモイやつ多いんだけどさ、中でもわけわかんねーのが、
「俺ってスゴイだろ!?」
のヤツなんだよなw
そーゆーのがブログやってたりすると、更新記事の随所に、「俺って、フツーの雷魚師とはチョット違うよ!」とか、「俺って、イチバン!」ってな具合の言葉がフシブシに出ちゃってんのw
しかもさ、そーゆーのに限って、「俺俺雷魚マン」を否定しちゃってて、「このブログは自慢路線とは一線を画するクオリティを追求して」とかいってカッコつけてんのw
俺から言わせて貰えば、ナルシスト雷魚マンの自慢一辺倒&自己陶酔記事ばかりだなw
よくある自慢はやっぱ獲った雷魚のサイズなんだけどさ、でかい雷魚ってなかなかとれねーだろ?
そーゆーでかい魚がブログに登場したら、ブロガーのキモさはともかくとしてスゲーと思うんだよな。
あそうそう、ここで言うでかい魚ってのは、勿論、90cmオーバーの雷魚だぜ?
雷魚釣りって90cmが大きな壁になってんの。
90cmまでのあと1,2cm。これが本当に出ない・・・。
2012年度のオオノトーナメント。90UPはわずか2本。チャンピオンは92cmだ。
昨今、90UPの魚ってのはホントに貴重な魚なんだよな。
ブロガーのキモさは別にして、個人的には、90UPの魚を拝みたいし、それを獲る雷魚師ってのはやっぱスゲーよ。
だけどさ、残念なことに、そーゆー俺俺ブログって、妙なこだわりがあって、スケーラーを添えることに否定的だったりするわけw
「サイズにこだわらない、1匹を楽しむ」路線を売りにしてんのか、90cmって言葉を出したがらないんだよなw
俺から言わせりゃ、スケーラー添えてない雷魚なんて、87cmも90cmも121cmも一緒だからどーでもいいんだけど、
「目標のサイズをゲットだぜ〜」とかいって、ドヤ顔しながら手持ち写真アップしてるトコなんかを見ると、
「なんだよ、結局サイズ測ってんじゃねーかw」
ってシラけちゃうよなwww
つーことは、メジャー当てた後、わざわざメジャー外してブログ用の写真撮ってんのかよw
おまえ、一体、何がしたいの?www
他にもさ、ペラペラメジャー使って90UPとか、頭の位置3cmズレてんのに91cmとかホザいてるブログなんかもあるけどさ、そーゆー雷魚マンってむなしいよなw
「古株のクセに、90cmまでのあと1,2cmの価値がわかんねーのかよw」ってなるよなw
それいけ雷魚マンの「90UPのウソマコト」ってとこ1万回くらい読んだほうがいいんじゃねーか?ってなっちゃうよなw
結局は、雷魚のサイズって、手持ち写真じゃねーんだよ。
スケーラー写真。これがすべて!
正真正銘の90オーバーの雷魚の写真って、案外少ないんだぜw
でもさ、今俺が言ったことって、ブログのなかで見破れるよな?
まっすぐの金属メジャーを魚体に沿わせてメモリを読んで全長が90cmあるかどうか?ただこれだけだもんなw
「エントリーカードを横に置いて121cmです」ってのはハナシになんねーだろ?
でかいことは分かるけど、逝ってるかどうかは判断できない。その写真には、雷魚マンが苦しむ、「残りあと1,2cm」のロマンがない。金属メジャーの写真がないブログは、雷魚のサイズの信憑性はゼロってこったw
だけどさ、よくわかんねーのが、「開拓自慢」なんだよなw
「俺ってスゴイだろ!?」系雷魚マンの典型的なのが、「サイズ自慢」と「開拓の勇者」ってやつだなwww
サイズだったらさ、写真っつー証拠があるから、それ見て「スゲー!」ってなるよな?
だけどさ、
「俺の開拓スゲ〜!」って、何なの???
ブログじゃ何の証拠もねーよな?
だけど、
「俺って、人が行かないようなポイント入っていって、プレッシャーゼロのデカ雷魚、キャッチしてるぜw」なんてスッゲーアピールしててさ、
確かに出てくる雷魚はデカくて、写ってるフィールドはロケーションもスッゲー良いんだけど、「ホントにそこ、自力で開拓したのか?」ってのが怪しいモンだよなw
俺、「遠征組の開拓力ってスゲーな!?」で言ってる通り、ゼロからスタートして、ほとんど自力で開拓してきたからさ、雷魚ポイントの開拓の厳しさっつーのが身に染みて分かってんの。
ハッキリ言って雷魚のポイント開拓ってすっげードロ臭い地味な情報収集の積み重ねなんだよな。だから、そーゆー華々しい開拓自慢ブログ見てたら、「アレッ!?おかしいな!?」なんて思うことが結構あるわけw
「矛盾」って、四字熟語知ってるか?
鋭いツッコミ入れてやるからな、特に遠征メインの開拓の勇者は、今すぐブラウザの「戻る」ボタンを押して、このページから立ち去ったほうがいいぜw
まずは、開拓のドロ臭さから語ってやるからなw
雷魚の開拓はキホン、県別マップルから始まるんだよな。マップル見て兎に角池を回りまくってカバーのある池にチェックを入れていく。
そんで、カバーのある池を見つけたらとりあえず車から降りて、池を一周してみる。その時にカバーの状態、水の状態、水中にいる生物の状態、それらを観察していくわけだ。
この時雷魚が見つかれば、「確定入りましたw」ってなるんだけど、そーゆー時は希だな。ほとんどは見つからない。
だから、「カバーの状態」、「水の状態」、「水中にいる生物の状態」この3つのファクターから雷魚の居そうなカバー池を「絞って」いくわけ。
この「絞る」時こそが、雷魚マンとしての実力が出る時だと思うんだよな。
経験とカン、情報把握、調査のコツとか、そーゆースキルを全て出し切って、得た情報を精選していくわけだ。
1回目の調査でハズレでも、カンを信じて2回目、3回目の調査で雷魚を見つけることもある。逆に、「絶対にいる!」と確信した池で、何度も調査に訪れて、それでもスカを食らうこともある。
「居る!」と確信したポイントで、「本当に居る」ポイントは何割なのか。この打率こそが雷魚マンとしての成績じゃないかな?
でも、何年やってもスカタン食らうことは多い。こればっかりは近道はないな。イチバン厄介なのが雰囲気バツグンのカバー野池。これには長い間振り回されて、実釣時間をすんげーロスさせられるな。
例えばこの野池を見てくれよなw
香川で言うと、雷魚の魚影が薄いといわれているエリアでさ、そこを突くような開拓をしてて、ややこしい山ン中で見つけたハス+ヒシの混生カバー。
雰囲気バツグンだろ?
これを見つけたのは2008年の7月だ。
真夏だからさ、既にカバーが厚過ぎてモジャモジャで、池の中がサッパリ分からないの。だもんで、ハス+ヒシマークつけて次年度のカバーが薄く、それでいて雷魚も浮いている5月に調査に訪れたわけ。
アクションコパーかけて池の様子を見にきたんだけどさ、管理とか無法地帯でさ、おまけに池自体がデケーからヤブコギしまくって、ヒーヒー言いながら池を一周したけど、カメしか見えなかった。
だけど、俺的にはこの池は怪しいと確定してるんだよな。
「もう少し気温が上がれば雷魚が浮いてるかもしれない」
これを信じて次に来たのは6月中旬だったな。
ところが、既にハスは立ちかけていてヒシは張り気味で、水中がよく見えない。
ヒシを観察してみると、ディスプレイの跡とか、ネストみたいな穴が点在してるわけ。ウシガエルがビシバシいるから、そいつが動いた跡か?なんて思ったりもしたけど、やっぱり分からない。じーっと見てても雷魚の反応はないしな。
結局、シロかクロか分からない。
白黒つけるために次に来たのは8月の夜明けだ。
貴重な真夏のプライムタイムを犠牲にして、朝5時から6時までヘビーカバー状態の水面をじっくり観察し続けたよ。
そして、1発も捕食がなかった。
こうして、「スカタンこきました」マークをつけるわけだ。
雰囲気バツグンのカバー野池には何度スカタン食らったことか・・・・。「スカ」マークをつけるだけでも一苦労。これに凄まじい時間をロスされる。
だけどな、その時間はケチっちゃいけない時間だと思うぜ。
高井氏も言ってただろ?雷魚池の開拓は宝探し。「楽しまなきゃw」ってさw
俺も同感だなw苦労して見つけた雷魚池で釣る雷魚は格別だぜっ!
だけどさ、こんなに手間のかかる開拓を「遠征で出来るか?」ってのは疑問マークだよな。
たくさんある選択肢の1個をつぶすだけでも、何度もその池に足を運ばなきゃいけないんだぜ。
地元にいれば、いい時期を見計らって、池めぐりの合間にちょっと手間を割くだけでチェックが出来るよな。
だけど、片道300kmとか500kmクラスの遠征をするとなったら、釣りニートじゃない限り、仕事の予定とか、家族との予定とかあるからさ、遠征先で滞在できる時間なんて限られてくるよな。
釣り遠征とはいえ、高速乗って、メシ食って、泊まってとかだからさ、結局旅行行くくらいの金がかかっちゃうだろ?
だからさ、やっぱ「限られた滞在時間を楽しみたい」ってのがホンネだと思うぜ。しかも旅行の目的が釣りだからさ、魚釣りをしなきゃハナシにならねーだろ?
だから、遠征をすると、「ここは行きたい」ってポイントが必ずある。遠征の軸にするエリアだ。
俺、津山に住んでた頃、ライギョに飢えてて、香川遠征によく行ってたからさ、遠征を楽しみにしているヤツの気持ちがよーく分かるんだよなw
普段、生活してても、遠征先でのワクワクを考えちゃうんだろ?
「あの池は今・・・」なんて思いながら、あの池も行きたいし、あの池も行きたい、そんな感じで、池を回るルートとかを考えながら、予定を組んでたな。
その時に、雷魚がいるかどうか全く未知数の池に訪れて貴重な滞在時間を無駄にするリスクなんてハナから考えなかったな。
ってか、チェック以前の問題で、ライギョ開拓って、池や川を回ることから始まるよな。
地図にかろうじて載ってるようなちっちゃい池とか、川幅が何mあるのか分からねーよーな水路を縦横無尽に動きまくって観察するんだぜ。
しかもそのエリアは土地勘ゼロの完全アウェーだ。道幅も駐車ポイントも全く分からない。そんなとこでライギョがいるかどうかも分からないポイントを動き回るんだぜ?
時間なんてあっという間になくなるのは確実だなw
俺は津山に住んでたとき、県南の開拓はやってたけど、しんどかったぜ〜。なんせ、目的地まで移動するだけで2時間はかかるからな。そこから地図見ながら、池やら水路に移動して止まって降りて観察して乗って地図に書きこんで移動。これの繰り返し。しかもポイントはオープン池とか流れが速い水路とかそんなんばっかな。
ガッカリの連発だったぜwそんで、帰る時も2時間はかかるだろ?スカタンの連発食らって、ガッカリしながら眠気と戦いつつ53号線を北上していくドライブは地獄だったぜw
けど、ポイントは見つけられた。自分で見つけたポイントでおいしい思いもしたw片道2時間くらいならなんとかなるんだ。一応、県内だから土地勘もあるしな。
だけど、これを名古屋や岡崎や尾張小牧や三河でやれとなったら、
そりゃ無理!
って挫折するなw
津山からだったら、名古屋近辺まで5時間はみとかねーといけねーからな。移動費用も1万は軽く越えるだろ?日帰りも無理だしな。何泊か覚悟しなきゃいけない。
おまけに名古屋つったら、買い物天国だろ?嫁さんが黙っちゃいないぜw
津山なんて、しょぼいイオンで、ジャスコに毛が生えたくらいのショッピングしかできないのに、なんであんただけ名古屋いくんな?ってなるわなw必ずワタシも連れてけってなるぜw
嫁さん付いてきたら、開拓どころじゃねーだろw
そんでかなり限られた時間でアマグンとかのややこしい水路とか野池を回って、ライギョの条件に合ったポイントを探して、アタリをつけて、
ここはいると思うんだけどな〜?
って思いつつ、アツイ時期になったら、再び5時間かけて訪れてチェックして回って、そんなことを休みのたびに繰り返して、ライギョに近づいていくってか?
真夏のチェックとか、夜明けくらいしか出来ないからな。開拓のチャンスなんて片道5時間の遠征の中で1時間とかそんなんだぜw
一言だけかまんかな?
ンなこと、できるわけねーだろ(# ゚Д゚)
あのな、1、2時間くらいでいける場所とはわけが違うんだぞw
俺だったら名古屋に雷魚遠征行ったら、オオノとDDMとイシグロ逝って、コメダでコーヒー飲んで、夜は山ちゃんで手羽先だなw
雷魚?ンなもんやらねーよw
自力で開拓できるのは、せいぜい100km圏内じゃねーかな?それ以上遠いポイントを「自力でゼロから探す」っつーのはそら、オマエ、無理な話だと思うぜw
今コレ見てるそこの雷魚マン!
もし自分の足でやってるなら、己のやってる開拓をよーく考えてみろよなw
片道5時間総費用ン万円の長旅でンなことできるか???w
もし俺だったらどーするか、教えてやるよw
俺だったらな、ネットやって、愛知の雷魚師とお近づきになって、「実際に会いたいねw」ってラブコール送って、合流の予定立ててから出撃するなw
そんで、ガイド役の知人が案内してくれて、オフ会感覚で、別地域の雷魚師と交流を持つことを楽しみ、釣りも楽しむ。
その中で気に入ったポイントがあれば、次にまたその知人と一緒に行動して、そのポイントに行き、もし知人の都合が悪ければ一人でそのポイントに行く。
俺さ、雷魚始めた時、何にも分からなくて、しかも住んでるエリアが全国屈指の雷魚遠征の聖地、香川だったろ?
苦労して自力で見つけたポイントで、千葉ナンバーの車とか見かけて仰天してたわけw
で、そーゆー遠征組が俺に言うのよ、「ここらのポイントは全部回りましたよwあの池はあーだこーだ、この池はどーだ、今回の遠征では、95cmを筆頭に80UP10本。」とかさwww
当時は、俺自身が素人だったからさ、
「千葉からやってきて、ややこしい池めぐりして、ポイント全部把握して、短時間で90アップを捕獲!?スゲー!!あんたヒーローだよ!!!」
ってホンキで思ってたなw
だけど、やりこんでいくうちに、開拓のしんどさってのが身に染みて分かるようになって、さらに雷魚マンって、「吹く」のがスゲー好きな動物ってのが分かってきてさ、
「それってホントかよw」って疑うようになったなw
そのうち自分も雷魚師としてのキャリアを重ねていくうちに経験値が上がってさ、雷魚釣りを情報戦と捉えるようになってから、県内のポイントとか、各雷魚池の「今」の情報とかを把握するように努めるようにしたわけ。
その上で遠征組とポイントの話してみたら、仰天の連発だったなw
「OO池は、カバーは今が絶好調」とか言ってるけど、その池、今、フルオープンなw
とか、
「OO池で昨年メーターオーバーが上がった」とか言ってるけど、そこ俺の通勤路でマメパラアベレージ60くらいだぜwメーターオーバー?1万年通ってもでねーよそんなサイズw
とか、
「OO池は去年の水抜きで終わった」とか言ってるけど、水抜きしてないし、今も好調だぜw
とか、
「この地域は全部回りました」とか言ってるけど、雰囲気バツグンのスカタン池とか、全然知らねーんだよなw知ってんの、ピンポイントで雷魚池のみだぜw
いったい、その情報、ドコから仕入れてきたんだよw
ま〜行きずりの遠征組の話のアテにならないことったらないぜwww
それとかさ、
地元ナンバーの車の後ろでキンギョのフンみたいにしてポイントに案内してもらってる他県ナンバーのワンボックスとかたっくさん見たりしてきてるからさ、
こーゆーのを目の当たりにしてて、確信してんだけどさ、
「遠征組って、自力で開拓してないぜw」
集団行動大好きな雷魚マンっていねーか?そーゆーのがポイント情報共有して、あたかも自分で回って見つけたみたいなこと言いながら、シークレットポイントでえらそうな顔してるだけだぜw
香川で言うと、俺の見た限り、自力でやってんのって、徳島ナンバーと愛媛ナンバーの一部だな。
なんでそう言い切れるかって???
それはな、雷魚が居そうで居ない池で頑張ってんのが徳島ナンバーと愛媛ナンバーくらいしか見たことねーからだw
雷魚マンの習性で、池のハタに釣り人がいりゃ、目が向くだろ?その時にロッドを見る。雷魚ロッドだったらスグに分かるからな。そして、ナンバーを見るだろ?
自力で開拓してたら、居そうで居ない池にも結構振り回されるからな。そーゆー池で頑張ってんのは自力で開拓してるやつだよ。
俺の見た限り、徳島ナンバーのヤツは頑張ってるね。愛媛ナンバーの一部の人間も頑張ってる。だけど、その他のナンバーのヤツはピンポイントで雷魚池で竿出してるヤツしか見たことがねーな。
それとな、遠征で使ってる車を見たらピンとくるんだよwww
雷魚開拓って、地図見ながら池や川を回るところから始まるだろ?
例えば池。池って農業用水がメインだから軽トラが入れるかどうかが基準になってんの。だからややこしい池めぐりをしようと思ったら、小回りが効く小さい車じゃないとハナシにならない。
また、野池群のゴールって大体ダート道のドンツキだからな。いかに少ないスペースでUターンできるかも重要なファクター。行くとこまで行って永遠バックってのは自爆事故のリスク以上に、無駄な時間を取られるからな。
池を数回って確率を絞る工程って、機動力がモノを言うだろw
「いかに短時間で数多くの池を回れるか。」コレしかないと思うぜw
だから、開拓が好きな雷魚マンが選ぶのは、おのずと小型車になってくるわけ。8ftクラスのロッドがつめる小型車。これがベストだなw
クリークだってそうだぜw川とか水路なんて、側道はキホン片側1車線だからな。対向車とかしょっちゅうスレ違うし、デカイ車だと、すげー効率が悪いし、事故のリスクも高くなる。
また、「怪しい!」って思ったところは、底の状態とか川の流れ、存在する魚とかチェックしないといけないから、車降りて偏光で観察することが必要になってくるわけ。1車線の側道に幅寄せして駐車することばっかりだな。
デカイ車だったら、幅寄せしたって、対向車が通れるかわからねーだろ?小型車じゃないと駐車するポイントがかなり限定されてきて、歩きの時間が多くなって、無駄に時間が取られるからな、やっぱり小型車じゃないとハナシにならねーわけだ。
つまり、雷魚開拓に特化した車ってのは、機動力メインの小型車だ。
池で会った雷魚マンと話す事も多いけど、詳しいヤツって、やっぱ車がこんまいぜw
そうそう、昔、ロッドアンドリールで、バスプロの秦拓馬氏が香川の野池をゼロから開拓してカバーゲームでバスを仕留めるって企画があってさ。その時使った車が、愛車のランドクルーザー。ところがどっこい、サッパリ見つけられなくて、企画倒れ。結局地元の釣り人に教えてもらった池で釣ったって話知ってるか?
そんで次にまた同じような企画でリベンジしてたんだけどさ、車がランクルからワゴンRに変わってんだよなw
ハタタク氏曰く、「開拓は機動力第一」とのことだ。
俺もその通りだと思うぜw
雷魚に限らず、淡水魚の開拓は小型車じゃねーと効率が悪すぎてやってられねーよなw
だからさ、「遠征先の丸秘ポイント発掘させたらインド人もビックリw俺って開拓の神だぜw」って猛烈にアピールしてる雷魚ブログとか見てたら首をかしげることが多いのw
だってさ、
車の天井には雷魚ロッド山ほどブッ刺して、後部座席広げて、車中泊OKって、そりゃ、バリバリの釣りメインの遠征仕様車じゃねーかwww
これって、バイクで例えたらさ、
「俺、ジムカーナやらしたら神だぜw」って言いつつ、愛車はハーレーwって感じだなwそこはアップハンのNSRだろ?ウソくせーぜw
オイ、「矛盾」ってことわざ知ってるか?
「開拓命!開拓こそ俺の雷魚スタイル!」って言いつつ、乗ってる車は開拓に一番向かない車なんだよなw
その車はホラ、遠征先で快適に釣りするためのモンだろww
そのくせ、遠征してワンボックスで、チョロっと回ってみたら、未護岸のナイロケ池発見して雷魚がビシバシ見える〜!つって、それ、的中率高すぎだってばwww
なんかさ、
さらにだ、その「自分で見つけた?」ポイントでフレッシュなデカ雷魚とご対面して感無量wwwって紹介してるけどさ、そもそもデカ雷魚のいるポイントを絞るってのも苦労すると思うぜw
仮に雷魚池を見つけられたとして、その未知の雷魚池は果たして
デカパラなのか?
デカシブなのか?
マメパラなのか?
マメシブなのか?
全くわからねーよな。実釣で確かめるしか方法がない。アベレージサイズを知るためにはまずその池に通わなきゃいけない。何度も通って何匹も釣って、それで判断しなきゃいけないよな。これも相当時間がかかる。
マメパラだったらスグに分かるけどさ、デカシブだったら、1匹釣るのもクソ苦労するし、通ってないと状況とか立ち位置とか絞れねーから、ま〜時間がかかると思うぜw
時間ばっかかかってマメシブって可能性もあるしな。
雷魚池を見つけるだけでもスゲー時間がかかる上に、サイズを把握するのもスゲー時間がかかる。
限られた時間で行動するしかない遠征組にとって果たしてそんな調査が現実に出来るかどうか?
俺は絶対に出来ないと思うぜw
自分は開拓の神様で、前人未到の雷魚池とか、ノーマーククリークとかでデカ雷魚連発?
怪しいモンだぜw
面白い話を聞かせてやるよw
俺、雷魚王国に住んでるけど、実は遠征も結構行ったりしてるわけw
でも住んでるところが住んでるところだけに、求めるのは香川にはない雷魚ゲームだな。懐かしいのは岡山に住んでたときに通っていたクリークだ。
岡山の雷魚ゲームの特徴はなんと言っても市街地クリーク。岡山って、フル護岸されたガードレール付きの用水路が町中に張り巡らされてんの。そこらのコンビニの裏とか銀行の横に雷魚フィールドがあるんだぜw
香川も市街地クリーク、あるこたあるんだけど規模が違うわな。大体香川のクリークゲームっていったら、浅くて短いオープン水路で見え雷魚を狙うってスタイルだ。カバーはほとんどないと言っていい。
ところが岡山はカバーが絡んでくる。水路によっては2枚ヒシとか3枚ヒシ、ハスなんかも絡んできたりして、インターセクションなんかがあると、合流地点にはマットカバーがビシッと張って、それはそれは興奮するぜw
もうつぶれちゃったんで写真を出すけど、俺が愛してたクリークはココだな。岸際から責めて逝って、セメント護岸から未護岸に変わったところなんかは、いつアタックがあるかワクワクしながらフロッグを動かしてたころが懐かしいぜw
香川にいると野池メインの遠投ゲームだから、そーゆー釣りとは無縁になるな。
ある時、1通のメールがやってきた。
初心者で、うれしいことに「それいけ雷魚マン」を見て、勉強して上達しました、ありがとうございましたってお礼だったな。
ちょっと前に釣った雷魚の写真も添付しててさ、それがまさかの90オーバーの雷魚のスケーラー写真で、目ン玉飛び出たぜw
加えてそれが岡山っつーんだから、2度ビックリだよなwww
すごいコシの低い人で、また、それいけ雷魚マンをかなり読み込んでる人でさ、俺も嬉しくなって、今度一緒に行きましょうってことで、彼が香川にやってくることになった。
そんで、香川の雷魚池を案内したわけ。だけど、釣果はパッとしなかった。やっぱ楽しくダベりながらやるんなら数釣りになっちゃって、雷魚がショボかったな。ま、でもうまいうどん屋いったり、岡山にはないレベルの釣具屋、香西釣具に連れて行ったりして充実した遠征になったと思うよ。
んで、今度は俺が岡山に遠征して、一緒に雷魚をやりましょうってことで、まさに俺が好きだった市街地クリーク。それも広域のカバー水路に案内してもらった。俺が岡山にいる時に調べてたエリアじゃなかったから勿論初めてのポイントで、アタックもかなり多くて、ポイントが素直というか、居るべきところで出るって感じで、サイズこそ出なかったものの、かなり楽しめたね。
そして、90UPを捕獲したポイントにも案内してもらって、そこで粘ったな。結果は撃沈。そりゃ90UPなんてなかなか出ねぇってwww
そんで、岡山に行く用時があったときとかに、ちょくちょくそのエリアに訪れて一緒に釣りをするようになったな。
ま、でもいつも都合が合うわけじゃないから、たまに一人で行ったりして、その時に開拓をしたりしたわけ。
そこらの野池や水路を回りつつ、チェックしていったな。泊りがけでいったりしたからさ、結構回れて、しかも雷魚マンが居たりしたから、それなりにポイントとか見つけられてさ、ポイントを共有するつもりで全部ガイド役の彼に伝えたんだけどビックリw
全部知ってんのねw
俺がハズレと判断した池なんかも実はアタリとか、もうね、雷魚の有無から、アベレージサイズから、何から何まで全部お見通しって感じで、その時思ったな。
地元の人間には絶対かなわない。
所詮、チョイとお邪魔する程度の遠征組なんだよな。情報の精度が全然違うの。
そんで懇意にしてるガイド役の人が連れていってくれたポイントって、「精選されたポイント」なんだよな。ゲストを喜ばそうと思って、数釣りにしろ、カタ狙いにしろ、そこらのポイントの中でも特に優秀なポイントなわけ。
だからさ、OOのエリアの情報をもらったから、自分の足で回ってみようって自力で回ったって、所詮、ガイドから頂いた情報以上の情報は見つけられない。そりゃそうだよな。ガイド役の人、そこらの雷魚池全部知ってて、その上で案内してくれたトコだもんなw
遠征は地元ガイドがいないとおいしい思いは出来ない
ってのは、そーゆー理由があるわけ。
だからさ、
「遠征メインの雷魚師が遠征先でちょろっと開拓して、フレッシュなデカ雷魚を仕留めたぜw」
なんて記事を見るとさ、
なんて思っちゃうわけwww
「コネで教えてもらったポイントに行くことは開拓って言わねーだろw」って感じだなwww
雷魚の開拓ってそんなに甘くないぜw
それとさ、その手の武勇伝でよく出てくるのが「ウェーダー履いてヤブコギしないといけないようなシークレットポンドでスレ知らずの雷魚とご対面」ってやつだよなw
いわゆる、道なき道をコギコギしていってたどり着く楽園のパターンのやつw
よっぽど自信があるのか、ご丁寧に、ヤブの中にたたずむ沼みたいなポイントを写真で晒してさ、確かに、雷魚マンが見たら鼻血出してブッ倒れそうなロケーションだよ。
そして釣れてる雷魚もデカイw
「お見事!」と言いたいところだけど、これも怪しいもんだぜw
俺、平地にたたずむ簡単にいける池とかほとんど回ったからさ、残ったのはややこしい場所ばかりで、そーゆーポイントを何年も苦労して探し歩いてんの。
ほとんどハズレだけど、中には雷魚のいるポイントがある。そーゆーところって護岸工事入ってなくて、雷魚マンが見たら鼻血出しそうなロケーションが多いんだけどさ、雷魚がビックリするほど小さいヤツばかり。
ベイトとか申し分ないくらい充実しててカバーもビシッと決め体操なんだけど、不思議と雷魚が小さい。目イッパイ頑張って70くらいかな。
俺の調査では、ロケーションの良さと雷魚のサイズは反比例の関係にある。
なぜなのか??
これが分からなくて何年も考えていたんだけど、一つの仮説を立ててみたんだよなw
それは、現代の雷魚マンによって作られたポイントじゃないか?ってなw
そもそもが雷魚って戦後の食糧難の時代に栄養確保の目的で水産業者主導で放流が行われて増えたわけだろ?
その時にわざわざアクセスの悪いややこしいポイントめがけて放流なんぞするわけがないわな。
雷魚って、60cmくらいの小型でも2kgはあるぜ。10匹いりゃ20kgだぞ?それプラス水もいるだろ?
んな重い荷物担いで道なき道を進んで放流してどーすんの?って話だよなw
例えそこで増殖したところで、食べるための収穫に、またまた凄まじい労力が必要になるだろ?
だからさ、フツーに考えて、自治体主導の放流は、アクセスのいい場所を選んで放流したはずなんだよな。
雷魚を開拓してたら、面白いことに気づくんだ。ルアーファンで高井氏も言ってただろ?
「雷魚って、人間のいるところにいる」んだよなw
そりゃそうだ。食べるために放流されたんだもんな。人間に近いところじゃないと便が悪い。ゲームフィッシング目的で増えていったブラバスとは出発点が違うんだよなw
たまに、開拓の勇者ブログとかで出てくるポイントって、道なき道をウェーディングしながら向かう写真をわざわざ載っけてるだろ?
スゲーややこしいアクセスでさ、そうして、たどり着く全面未護岸の湿地帯みたいなところなんか雷魚マンが見たらパラダイスだよな?
だけどさ、俺から言わせてもらうと、
そりゃおまえ、開拓じゃなくて、だろw
ってツッコミ入れるなw
だから、ロケーションが良くて、さらにアクセスの悪い、ややこしいポイントってのは、雷魚マンによるゲリラ放流によって「作られた」場所じゃねーかとにらんでるんだw
放流するなら、数釣らなきゃハナシにならないだろ?何度も足を運ぶのは手間だしな。だから、数釣りをしなきゃいけない。
数釣りが成立するようなポイントはどうしてもサイズが落ちるよな。こうして数釣りで手に入れたマメ遺伝子を持ったマメ雷魚がややこしいマイ池に放流されるわけだ。
こうしてできるのが、ロケーションばりばりのマメ池w
こう考えるとつじつまが合うだろ?w
ロケーションの良いややこしい池は雷魚がチンポコってのはそーゆー理由じゃないかな?
だけど、本編で疑問視しているのは、ロケーションもカタも良い雷魚池だ。ブログで自慢げに露出してる写真やメディアなんかで登場する池はロケーションがバリバリで、なおかつカタも良い。
これはなぜか?
これについては、俺は「雷魚救出作戦」が怪しいとにらんでるぜw
最近はあまりアピールされることはなくなったけどさ、俺が雷魚を始めた2005年頃は、雷魚の救出作戦というのが盛んに行われていたな。
野池の水抜きやクリークの区画工事なんかが行われると雷魚が干上がるだろ?そーゆー時に死にかけの雷魚を救出にいくわけだw
雷魚を愛する同志が集結し、ドロまみれになって懸命に命を救う姿は、雷魚界における正義のヒーローそのもの!といった具合に、ブログとかでアッピールされてたんだけどさ、
救出された雷魚はその後、一体ど〜するんだろ〜なwww
実は救出した雷魚は、他の雷魚池に放流されたり、マイ池の放流に使われるんだよな。
早い話がゲリラ放流ってやつw
今から10年前はそーゆー「救出〜ゲリラ放流」がメディアを通じて雷魚マンの正義として訴えられていたりするわけw
時代の流れか、今現在、そーゆー放流行為をわざわざアピールする雷魚マンなんていなくなったけどさ、この時だよな。デッカイ雷魚がまとまって手に入るチャンスはw
この時入手したデカ雷魚をややこしいマイ池に持って行ったらホラ、出来るだろ?
ロケーションバリバリのデカ雷魚池がw
こー考えないとアクセスの悪い小規模湿地帯にデカ雷魚なんて存在しないだろw
繰り返すけどさ、それって開拓じゃなくて、開墾だよなw
己が開拓の勇者みたいに紹介するのってどうかと思うぜw
でもさ、開墾自体は雷魚ゲームの将来を見据えてのポジティブな行為だから評価は出来るよなw
雷魚ゲームの将来を憂いで、アングラーに抑制を促しつつ、己はただ釣りまくるだけって雷魚マンに比べるとよっぽど良いと思うぜw
全く評価できないのが救出した雷魚を別の雷魚池に放流する行為だと思うんだよな。
もともと雷魚がいる池に大量の雷魚を放流したらどーなるか想像できねーのかよって思うよな。
エサの量は決まってんだからさ、アベレージサイズはガタ落ち。おまけに雷魚の救出作戦って、ある程度まとまった人数でやるよな。そんな人数で放流先に移動したら、ポイント情報タレ流しだよな。
俺の好きだった池でもあるんだ、救出活動で終わった池が。
マメパラで時々80UPが混じる癒しの池だったんだけどさ、救出活動で助けた雷魚をゴッソリ移植されてさ。
ま〜その年の夏になったら、いつもの3倍くらいの遠征組が押しかけてさ、迷惑駐車で車通れなくなったり、ゴミをガッツリ捨てられて、近隣住民の怒りを買うわ、それとともに、アベレージサイズもガタ落ち。しまいにゃアタックもなくなって誰もいかなくなったな。
クソマナーが悪いマメシブ池になっちゃって、俺ももー行ってない。ナニが雷魚のための救出活動なんだか、ムカツクぜ!
水抜きと工事から雷魚を救う正義のヒーロー!?
ポイント情報にタカるクソ蠅の間違いだろ?w
雷魚の世界では、マナーが良いのは雷魚マン、マナーが悪いのはバスマン、なんていわれてるだろ?
あれ、大嘘だと思うぜw
雷魚マンだってゴミ捨てるってw
さらに、ポイントに対する執着心がゴツくて、おまけに宗教が絡むこともあるから、雷魚マンのほうがタチが悪いよなw
ま、そもそも雷魚自体、外来魚だから、日本に存在する全てのポイントは、人の手によって作られたポイントだもん。雷魚マンである俺は、そーゆー作られたフィールドを見つけて喜んで釣りを楽しんでるんだもんな。そんな俺がどーこー言おうが説得力ゼロだけどなw
そんなこんなで色々好き放題語ってきたけどさ、今現在、色々なブログで、俺俺自慢があるだろ?
「道なき道を進み、執念の開拓の末に発見した全面未護岸、複合カバーのパラダイス。自分以外のアングラーが到達できないようなポイントで出会えたモンスター!」
いやホント、雷魚の教科書に出てきそうな武勇伝だよなw
だけど、雷魚マンって、全体的に「吹く」傾向があるから、俺なんかは「ホントかよw」って思うんだけどさ、
たまに、
「スゲ〜!あんたヒーローだよ!!!」
なんて賞賛のコメントを上げてるアホがいるんだよなw
本家の愚痴ブログじゃないけどさ、
「騙されるなよ〜www」
って感じだなwww
気づけば俺も雷魚オンリーで9年目。「古株」に片足突っ込むようなキャリアになっちゃったからさ、雷魚暦の浅いアングラーに暖かいメッセージをくれてやるぜ!
遠征組が釣りの合間にチョロっと回ったくらいでは、ロクな情報は手に入りません!!!
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