日本記録のウソマコト




90UPのウソマコトで、ホンマかそれ!?ということを書きましたが、続いて、日本レコードもやってみようかなというわけで、つぶやいてみることにしました。

まず、多くの雷魚マンが思うのは、1979年のJLAA第四回全日本ライギョダービーで、若干中学生の少年が121cmというとんでもない雷魚を獲ったということではないでしょうか。でんまるの雑誌紹介です。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~denmaru/tosyokan4.htm

情報元はこれです。

んが、しかし、でたぁ〜!肝心のスケーラーを当てていない。

ぱっとみ、80cmくらいかな〜なんて思えたりもします。だもんで、121cmというのは、公式記録としては、何の信憑性もないなんちゃってレコードだと思います。しかも釣ったのが、中学生がボロタックルで上げたというあたりが、都市伝説のニオイがプンプンします。記録というのに、スケーラーを当てていないあたりが怪しすぎます。

しばらくして、つい最近、ミクシィで、日本記録の雷魚は何cmなん?というのが話題に上がり、そこで、熊本で150cmの雷魚が上がったと新聞で報道されたらしいとのこと。ただし、二十数年前の記事で、しかも、スケーラーをちゃんと当てているのかどうかも分からない信頼性の低い情報です。

そして、じゃぁ、いったい何cmなん?とのことで、「俺は110cmを釣ったことあるけど、スケーラーを当てた写真は撮ってない。そばにいた友達が証人!」「エッ!?なんかそれうさんくさくね?」とか、お決まりの荒れ状態が続き、結局日本レコードは何cmか分からんということで落ち着きました。

ここで、一発、香川のローカルネタ。運良く遭遇した人はご存知だと思いますが、ホラ吹きのOOのオッサンです。自称160cmを釣り上げたという、凄腕のオッサン。そのオヤジはその雷魚を持って帰って、嫁さんに料理してもらって食べたそうです。だから、嫁さんが160cmの長さを確認し、証人だといいます。

これは真実なんでしょうか?

私はホラだと思います。だけど、オッサンにとっては真実です。オッサンと嫁さんの間だけの真実であって、一般的な真実ではないと思います。オッサンの世界限定では、日本記録は160cmでしょうね。だけど、皆が分かる証拠がないから、人がこれを聞くと、ホラ話と思うでしょう。もし、自己満足の世界だけでというなら、それが真実です。ただし、自己満足の世界は、自分とそれを確認した人間の間だけで通用することなので、他言するのは勝手ですが、それを信じろと言うのは無理があります。だけど、日本記録なんてものは、あらゆる人間が見て、分かるものでないと認めたらいかんと思います。

さらに、ネットを見てみると、あるわあるわ、何の根拠もない情報たちが。

2mの雷魚の目撃情報
http://www5d.biglobe.ne.jp/~denmaru/tosyokan.htm
これもでんまる紹介の雑誌ですね♪この「目撃情報」の時点で、なんやの(^^)と思いますが、「これが2mの雷魚だ!」という写真が一発。なんと水中の見え雷魚の画像。こ・・・・これは、三角測量でもやって何cmか判断したのかwそれとも泳いで行って「失礼します!」といって、雷魚にスケーラー当てたのかw

多分、あんなにでかい見え雷魚、見たことないし、多分2m多分あるで!と適当に言っただけのように思います。

その他、「友達が」1.3mの雷魚を釣った。とか。OO年前は、1.5m前後の雷魚が普通に川を泳いでいてとか・・・。

ネットでウロウロして探してみると、あるわあるわメーターオーバーの雷魚記事。ただし、ほとんど「目撃情報」とか、「友達が・・・」ですが(^^;)

ホラ吹き雷魚マン。通称「ホラ」イギョマンが多いです。


以前、テレビを騒がしていた「ネッシー」。ネス湖に生息する生き残った恐竜。まるで本当に生き残っているかのように報道されていましたが、結局、あれはウソでしたね。雷魚も同じで、スケーラーを当てた証拠写真以外は、ネッシーならぬ、「ラッシー」に区分していいんではないでしょうか。そのうち、80cmどころか、80mのラッシー目撃情報なんて出てきそうですw


自慢じゃないですが、私はメーターを越えている雷魚のスケーラーの写真を見たことがありません。メーターオーバーは本当に拝めない。


で、結局のところのレコードですが、一番手っ取り早いのが、エントリーのレギュレーションの厳しさで有名なおおのフォトダービーで過去最大の雷魚を日本記録でいいんではないでしょうか。

そこで、フォトダービーで過去最大の雷魚は何cm?という質問を送ってみました。

そうして返ってきた答えがこれです。

御世話になります。
お尋ねにお答え致します。
まず、遠方から御来店頂き、有難うございます。
さて、
@121cmのライギョの件ですが、このライギョは、1979年のJLAA第四回全日本ライギョダービーに新潟県でガルシアフロッグにヒットしたとしてエントリーされました。写真にはメジャーが有りませんが、魚体の上にはJLAAのエントリーカードが置かれています。ライギョダービーの本部では、この写真を検討し、承認したことが、事務局長 長島常雄さんによって表明されました。

スケール入り写真は、当たり前のことですが、申請魚があまりにもでかいし、申請者が14歳だったことより
エントリーカードの長さを基に、申請サイズが正しかったとの結論を出したようです。

A次に、おおののフォトトーナメントの記録魚ですが、
99.5だったと思いますが、記憶が、はっきりしません。資料は、全てとって有りますが、物置の奥に入っていますので、機会を見て調べてみます。

御質問の内容は、時々聞かれます。良い機会なので、過去の資料が出てきたら、当店のブログでも紹介してみたいと思います。

尚、
今年6〜7月(第2期)の申請魚に100.5cmが出ました。近々第2期の申請魚をブログに揚げます。

その中に有りますのでご覧下さい。

どうぞ宜しく御願い致します。


というわけです。

※おおのからは一向に100.5cmの紹介がありませんが、でんでんまるのブログを見てみると、なんと、メーターオーバーのスケーラー写真が!?メーターオーバーが出たら全国のニュースになりますね!

http://denmaru.at.webry.info/201007/article_11.html

これが100.5cmだから、おそらく、おおのの雷魚ダービーもこの魚ではないですかねw写真の左上に写っているカードがおおのダービーのエントリーカード!?それにしてもバカでかい!こんなにデカイ雷魚が居るんですね!ビックリです!すごすぎです!そして釣り上げた方のテクニックもスゴイ!スゴイ!スゴイ!スゴイ!この一言に尽きます!

話はそれましたが、

つまり、121cmの日本記録というのは、雷魚の上に置いてあるカードの長さを元に推測した記録に過ぎなかったというわけです。つまり、雷魚の横にタバコの箱を置いて、それを投稿。そのタバコ約何個分だから、この雷魚の長さはOOOcmとして、それを公式記録として認めたというわけです。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





これって、記録として認められるんでしょうかね?私的には、「そりゃーないんじゃないの!?」というのが素直な意見です。

もし、作為的にエントリーカードを小さく作って(看板屋に頼めば、簡単なことです)、それを雷魚の上にのっけて投稿したら、2mの雷魚だろうが、3mの雷魚だろうが、簡単に記録が作れるわけですもん。景品があっただろうから、小さいエントリーカードを作ることで、景品がゲットできればこれほどオイシイ話はありません。それと共に、日本レコード保持者という肩書きもゲット〜!

まさか、中学生がそんなことを!?と思うかもしれませんが、これも自己申告なため、本当に中学生かどうかも分かりません。また、イタズラ好きの中学生ってのも考えられます。そういう年頃ですから。

親が景品目当てで、作為的に小さいエントリーカードを作って子どもに投稿させたことも考えられる。

さすがに、小さいスケーラーを作るのは金がかかるでしょうが、小さいエントリーカードは安価ですぐに出来ます。

昨今では、都内最高齢のジジババが行方不明で、最長齢だった公式記録が大嘘だったと報道されています。雷魚の記録に関しても、スケーラーを横に置いていない以上、怪しいモンです。

その時代の、雷魚ダービーの記録が、「121cm 雷魚」で検索したらすぐに出てきますが、二位が95cmです。もし、121cmなんちゅう雷魚が存在しているんなら、110cmとか、105cmとか、100cmの魚も続々とエントリーするはずですよ。バスだって、世界記録が73.5cmでしたっけ?65cmのスケーラーバスとかもいるでしょう。60cmのスケーラーバスもいるでしょう。121cmがいるんなら、110cmとかもエントリーしますよ。

だけど、メーターオーバーの雷魚のスケーラー写真は、ほとんどない。っつーか、私は見たことがない。

それをブッッッッッ飛ばして、20cm近く差をつけて、121cm!?

こりゃー

「ホラ」イギョマンやろ〜〜〜!

それを認めた審査員も審査員だけど。まぁ、中学生だし、そういう伝説もあってもいいかもwなんて思ったのかもしれないですが・・・。

だけど、日本記録なんだから、そりゃ認めたらアカンやろ。なんて思います。

一方で、おおののフォトトーナメントの記録はというと、何年やっているか分からないですが、この記録が最近塗り替えられて、100.5cmだったんですね。おおののフォトトーナメントに出場して奮闘するような強者をなめちゃいけません。全国屈指の猛者たちがしのぎを削って、一発狙いの大物狙いで戦い続けて、それでも、記録がメーターをわずかに超えるに留まる(とはいえ、これもむちゃんこスゴイけど!)なか、中学生の釣った雷魚が、121cm!?ウソでしょう(^^;)121cmの雷魚がいるんなら、110cmの雷魚とかも猛者どもによって、何匹か釣られていますよ。121cmの雷魚はマユツバものだと思います。

というか、比較法という、「憶測」で公式記録として認めるような団体に、日本レコードを語る資格はないと思います。

やはり、公式記録は、おおののフォトトーナメントと思って間違いないと思います。

つまり、日本レコードは121cmではなく、100.5cm。これが正しいと思います。

ちなみに、ついでなので、日本レコード、ここで募集しちゃいましょうw

多分、たくさんの雷魚マンが見ていると思うから、

100.5cmを超える雷魚のスケーラー写真をお持ちの方は投稿してください。


ここで、日本記録として、紹介します。


本当のところ、レコードは一体何cm?ってのが私もすごく気になります。ここで募集して、みんなで日本レコードを新しく塗り替えましょう♪

ただし、ペラペラメジャー禁止。真っ直ぐの金属製メジャー限定です。

こんなメジャーはダメっつーことです。

雷魚の向こうにメジャーを置いて、遠近法で数cmかせぐのも禁止(詳しくは90UPのウソマコト参照)。メジャーは手前に。もしくは雷魚の真下。「縮む雷魚」でやっていますが、スケーラーに垂直に線を入れて、何cmか測定します。スケーラーが少々斜めになっていても、こちらで、修正して、画像と平行に直して、垂直に線を入れます。

斜めになっていることで、短くなることはあっても長くなることはありません。



縮む前に迅速に撮影してください。

ただ、魚体のサイズは長いのに、カメラのレンズは点なので、どうしても、両端がずれて、本当のサイズよりも若干短くなるので、本当のところは、動画で写したほうが真のサイズです。

そのため、デジカメの動画で、頭からシッポまで舐め回すように測定するのもありです。斜めにならないのでこれが一番正確でしょうね。バーストアウトでやってる方法です。動画を送ってもらえれば、ユーチューブで動画をアップして、ここで紹介します。また、動画を貴殿のユーチューブにアップし、埋め込み用URLを張ってリンクするので、そういうのもありです。

また、90UPのウソマコトでメールがあったんですが、「俺は90UPのスケーラー写真を持っているけど、コンクリの上しかなかったので、コンクリの上でスケーラー当てて写真を撮った。この画像をアップすると叩かれるので、アップしたいけど、出来ないんだ。アップはしてないけど、本当はスケーラー写真あるよ。90UP獲ってるよ。」というのがありました。

この際、日本記録が気になるので、お決まりのダメージ云々については皆、目をつぶりましょう。そういう画像でも持っている人は紹介します。日本記録です。



<FONT size="+4">本当の日本記録は何cmだ!?</FONT>



投稿お待ちしています♪


あとがき
メーターオーバー実績池のウソマコト
ザッとネット見回してみると、、「この池はメーターオーバーの実績が」なんて言葉をよく見かけます。

これは、フィールドで話してもよく耳にすることです。

そんな時、よく思うんですが、「あなた、メーターオーバーの雷魚が獲れた時、その場にいたんですか?」っつーことです。

いるわけないんですよ。四六時中、デカ雷魚池に居るわけでもなし、どっかの遠征組がホザいていたことではないんですか?ってか、90UPだって、たまたま釣ってる人に出くわすこともありません。

90UPは実績があるから、メーターオーバーもいるに違いない。

エサも多いし。それに仲良い凄腕雷魚マンが、メーターオーバーの実績と言ってたし。というわけで、流れてきたウソ大げさ紛らわしいデマでしょうね。雷魚マンは特にサイズに関して大げさに言うのが好きです。

本当にメーターオーバーの実績のある池なんて・・・・日本にそういくつもないんじゃないでしょうか。

メジャー当てて、ちゃんと90UPを捕獲しているような人は、安易に「メーターオーバー」の言葉はまず口に出しません。

聖地香川でも、行きずりの痛い君はメーターオーバーがどうのこうのとほざいているのはよく見かけますが、メジャー当ててる知り合い雷魚マンの口からは、メーターオーバーの実績なんて話は、まず出ません。

99cmが限界という話しか聞こえてきません。

おおのダービーの記録が100.5cmです。メーターオーバーの実績のあるフィールドなんて、ポンポン気軽にあるわけがない。メーターオーバーの言葉は安易に口にするべきではないですね。


produced by fukusuke


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