abu 6500 CSH オーバーホール


かれこれ1年くらい前になるんですが、UC用ハイギアをうるさい、フィッティングでアッガイさんからCSHを借りてて、OHして返す予定が、全然やってなくて、アッガイさんもライギョから離れているので、そのまま放置で、反省会までには渡さんとねと思って作業することにしましたw


最初のころにでたCSH。大久保バリの赤迷彩のパーミングです。今となってはレアw


もう亡くなりましたが、韓国のシンさんプロデュースということで、サムレストにシンさんのサイン入り。ところが、アッガイさんはそのサインがダサいというわけで僕にくれたので、現在C4に装着しておりますw

で、まずはサイドカップを外します。3mmのナットを外します。

外れました。

スプールピニオンが付いています。多分無理すれば外れますが、ツメで固定されており、UCみたいなモンだと思います。外さなくても問題ありません。

反対側。1150Y04(5-11-4)のBBが付いています。

スプールシャフトはパーミング側3mm。

メカプレート側3.5mm。これがUCと同じなので、UC用の6.3のハイギアがポン付できます。丸アブは、ピニオンの穴が同じだと取り換えが可能で、ウルキャスは3mm、UC及びCSHは3.5mmです。

で、続いてハンドルを外します。リテーナービスを外して、

10oレンチでナットを外します。右ハンドル=右ねじ、左ハンドル=左ねじです。

こうなりました。

で、続いてEリング4490をはずします。この時しょっちゅうなくなる部品ですので、なくした方は当店よりお買い求めください^^

ハンドルを外しました。ちなみにバレーヒルのハンドルですね。

続いて、ハンドルシムを外し、

ドラグを外します。ドラグもハンドル同様、右ハンドルが右ねじ、左が逆ねじです。


外しました。

キャスコンキャップを外します。ここにシムが入っていますが、これもよくなくす部品です。

続いてメカプレートの分解。3mmのビスを外します。

で、カップが外れます。

で、IARのところからオメコワッシャを外します。

で、IARのカラーを外します。

みたらオイルまみれ。ここはオイルがつくとハンドルが逆転するので、オイル厳禁です。クリーナーで洗いましょう。

ワンウェイクラッチ。オイルまみれ。よくないです。

で、ドライブシャフトを抜いて、

ポジションホルダーを抜き、ピニオンヨークを外し、

クラッチパーツをすべてバラします。

これも忘れがちですが、ドライブシャフトのポストにシムが付いているので外します。

続いてドラグの分解。

順番通りに並べます。

凸ワッシャが一番上。ドラグ、ハネワッシャ、ドラグ、

羽無しワッシャ、ドラグ、

メインギア、樹脂ワッシャ、ドライブシャフトの順です。

続いてパーミングカップを外します。2.5mmのスクリューを外します。

外しました。ここが回転の核になっている部分です。

アッガイさんは、購入後一度もOHをしていないので、この状態がメーカー出荷状態です。見ての通り、グリスがベタベタ。

ウォームシャフトもグリスベタベタです。とどめは、アブはシールドベアリングがほとんどなのですが、脱脂をしていません。これだと、まともに回転しないです。

アブは買ったらスグにオーバーホールをしろと言いますが、これが理由です。

グリスを落として、ベアリングを脱脂すること。

これで飛距離全然変わりますから、購入後は必ずOHしましょう!


ま、脱脂はあとにして、まずはバラします。


レベルワインダーのキャップを外して、5176パイロットガイドを取り出します。

ウォームシャフトの分解。まずはツメを外して、

レベルワインダーとウォームシャフトを外します。

ウォームシャフトは2BBのチタンコーティングシャフトです。

反対側からベアリングを抜きます。

で、スプールベアリングはカップ内臓ですので、これも外します。

固定ワイヤーを外します。

で、外そうと思ったらベアリングが出ない!なんとコグホイールに当たってベアリングが外せません。コグホイールを外せば可能ですが、これを外すと4490クリップが余分に必要になるのでやりません。

改めてココ、ご覧下さい。すさまじいグリス!駆動の要のコグホイールがこのありさまですからね〜。買ってスグOHは必須です!

ガンガンにパーツクリーナーをかけてキレイにします。たまにクリーナーのオススメ聞かれるんですけど、僕はホムセンの一番安いヤツを使っていますw消耗品ですので、安いほうがいいんじゃないですかね〜!?

あと、これもたまに質問であるのですが、CSHのフレームはウルキャス、オールドとは互換性がありません。パーミング側がストレートになっていて、つかないのです。オールドとウルキャスは互換性あります。昔のRCNレコードも。UCは互換性ありません。

よくご覧ください!

グリス、経年劣化で硬くなっててクリーナーでは落ちなかったのでティッシュで。

おりゃ!

回転軽くなりました〜!

ドライブシャフト。長いことOHしてないと、ドラグの樹脂ワッシャが固着したりするので、定期的にOHしてくださいね〜!

ウォームシャフト。チタンコーティングの2BBシャフト。これも新品状態では、BBにグリスベタベタなので、キレイにします。

評判の悪いチタンシャフト。パイロットガイドの減り方が尋常じゃないそうで、

メインはブラックシープのアッガイさん、このリールはほとんど使ってないのですが、パイロットガイドは減り減り。やっぱ通常コーティングシャフトのほうがマッチングいいですね〜。

続いてラインガード。これもグリスガッツリかたまっててクリーナーでは取れませんでした。ティッシュでふき取ってクリーナー。

一応全部キレイにしました〜!

で、組み付け。

まずはウォームシャフトから。

サービスでシムいれておきますね〜!

回転軽くなりましたが、パイロットガイドが減りすぎているのか、ぎくしゃくします。アッガイさん、このリール使ってないので、放置でいきま〜す!

で、割ピン。

ちょっとまげて、

テンションがかかる状態で、

セット完了!

減りまくった5176入れて

ナット締め。

シャフト周りはベストタックルのヘビーオイルオススメッス!

ベアリングはミディアム。


まず、コグホイルに注油。


ベアリングに注油。


で、カップを締めます。


続いてメカプレート。


基本、スレるところにグリスアップ。クラッチカム関係にグリス。


で、セット。


プッシュボタンもグリスアップしてセット。


クラッチアーム。


ピニオンヨーク。


ポジションホルダー。



続いてドライブシャフト。


樹脂ワッシャ。


メインギアセット。


ドラグプレート。


羽無しワッシャ。

ドラグ。


羽有ワッシャ。


ドラグ。


凸ワッシャ。


シャフトにグリスアップ。


こちらにも。


で、銅シム。


で、組んだドライブシャフトを入れて、


ピニオンギアとメインギアにグリスアップ。ここは硬いほうがいいので、IOSのギアグリス。コレおすすめです。


米粒ほどをメインギアに付けて、


指で回しながらなじませます。少しだけつけるとグッドです。多いと重くなります。


こんな感じに、ギア表面に硬いグリスが絡みついてればおk。


で、IARのスリーブをセット。



続いてIARのグリス。ワンウェイという一方通行のニードルベアリングなので普通のグリスはハンドル逆回転します。専用のワンウェイグリス必須。


若干量とって、


IARに軽くつけます。


で、カップを組みます。


で、ビス止めして完成w


続いてスプール。ベアリングに注油。


クリックコグにも同様。


で、スプールを仮セットして、


組みます。


で、メカプレート側のカップのネジを締めます。



続いてキャスコンキャップ。


締めます。


オメコワッシャ。


付けますw


ドラグホイール。右は正ねじで回していき、少し頭が出たら、


いらないハンドルの穴にひっかけて、


ドラグを締めて脚立シムセット。


ハンドル入れて4490入れて、


リテーナーを組んで、


締めて、


穴位置合わせて、


ビス止めしたら


完成、軽く回るぜw

アッガイさん、遅くなってごめんなさ〜い!


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