カルカッタ コンクエスト 401 オーバーホール

コンクエスト 400


主力部隊のカルコン401ですが、1年で使い倒してボロボロ・・・・そこでオーバーホール。201に比べて構造が複雑で苦労しました。


これが使い倒したコンクエ401wまだ彼女だった嫁にプレゼントしてもらったのをハンドル変えて使っていますw


まずはリテーナーをはずします。


リテーナーが外れたら次は六角ボルトをはずします。10mmのラチェットで逆ねじですので、反時計回りに回すと取れます。


ハンドルが外れたらスタードラグをはずします。するとスプリングも一緒に外れます。


スプリングが外れたら、ドラグのワッシャーをはずすために、もう一度スタードラグを入れて緩めます。

こんなかんじで、ハンドルのワッシャ関係のものが外れてきます。


次に右側サイドカップのEリングをはずします。外れました。


すると、右側サイドカップが外れるので、座金関係も一緒にはずします。


次にスプールをはずします。マイナスドライバでカップをはずします。


外れました。


続いて左側サイドカップのネジをはずします。


で、写真右下のボルトを緩めてはずします。後から気づいたんですが、このボルトははずさなくてもOKです。


それから左側サイドカップをはずせば、カパっと取れます。


ローラーベアリング関連をはずします。


続いてベアリングをはずします。五角形のリングを爪楊枝でずらしてはずします。


外れました。


見るからに複雑なギア関連が見えてきました。


まずはメインギアをはずします。小さめのマイナスドライバではずせばイチコロです。


で、その後、メインギアがなかなか外れないので、裏側にマイナスドライバをコネコネしてずらしながらはずします。


こんな順番にドラグが入っていました。


メインギアをはずすとこんな感じになります。


で、クラッチ関連をばらすことにしました。バネをずらしてはずします。


こんなバネが外れます。


何でついているのかよく分からない部品をはずします。


クラッチを固定しているネジ2本をプラスドライバではずします。


クラッチが外れました。


こんな感じになります。


バネを固定していたピンをはずします。

続いてクラッチノブ。Eリングで固定されているのではずしたら、簡単に外れます。

続いて、クラッチノブを支えているシャフトをはずします。Eリングをはずせば、はずせます。


クラッチノブが外れました。


続いてメインシャフトをはずします。ネジ2本をプラスドライバではずせば取れます。


すると、クリックを押すとキリキリ言う部品の構造が見えてきます。レベルワインドのツメにひっかっかってキリキリと音がするんですねw


続いて、クリックをはずします。バネをはずせば簡単に外れます。


続いてクリック自体を外します。Eリングをはずせば取れます。


その後、写真のスプリングを外せばゴソッと外れます。


あとはレベルワインドの分解で終わり。写真に写っているネジを外します。


レベルの下側マイナスネジを外します。


すると、下からクロスギアの受けが出てきます。


右側のギアのEリングを外します。


シャフトが抜けます。


クロスギアが抜けます。


分解するとこんな感じ。


クロスギアをバラバラにすればこの順番でブッシュが入っています。


これでバラバラになりました。


右側サイドカップのゴミ進入防止カップを外します。


一応、要所要所で部品を小分けにしていると楽です。


サイドカップやフレームなど、大きい部品は右側のバケツにためた中性洗剤で、その他のギア関係はパーツクリーナーで掃除すると楽です。

歯ブラシを使ってやるのがいいです。


続いてハンドルのオーバーホール。まずはバサートハンドルノブの六角を外します。


すると、プラスネジが出てきます。


プラスネジを外すと、ハンドルのみになります。

シャフトにオイルを塗ります。


洗浄した後ベアリングを組んでオイルを塗ります。


あとはキャップを入れれば完成w


スプールカバーをばらします。こんな感じになります。見えないですが、ギアの裏側にワッシャが入っています。


ここから組み立て。まずはシャフトを入れてクラッチノブを入れます。こうなります。


右側サイドカップにシャフトが出てくるので、Eリングを入れます。


クラッチノブのすべりが良くなるようにグリスアップ。


続いてワッシャを二枚入れてEリングで固定します。


Eリングで固定できたら、上側のスプリングを引っ掛けるためのシャフトを入れます。ネジを入れれば固定されます。


クラッチアームを入れます。


スプリングを入れます。


で、クラッチカムを入れます。


クラッチカムに金色のスプリング固定金具を入れます。


で、スプリングを入れます。


で、カムの下をグリスアップ。すべりが良くなります。たっぷりと塗りつけます。


で、カムを固定します。2本のボルトで止めます。


で、クラッチカムのレバーがボディと干渉するので、その周辺をたっぷりとグリスアップ。これでクラッチ関係は完成。


今度はレベルワインドの組み立て。まずはシャフトを通して、Eリングを固定します。


次はクロスギアの組み立て。まずはブッシュを入れます。


その後ワッシャを入れます。


で、ステーを入れてワッシャを入れます。


ギアを入れてEリングを入れれば完成。


で、フレームに固定します。


で、反対側からクロスギアのカバーを入れて、反対からブッシュを入れます。


で、ギアを入れてEリングで固定します。


仕上げにクロスギアの受けを入れて、ネジで固定すればレベルワインドは完成です。


そして今度はクリックの組み立て。まずはスプール側からクリック固定シャフトを入れます。


反対側からEリングで固定します。


マイナスネジが切ってあるネジにクリックを入れます。こいつがレベルワインドの駆動ギアに引っかかり、ギリギリと音が出ます。


クリックがシャフトから外れないようにEリングで固定します。


そしてスプリングを固定します。


このスプリングをこのようにセットし(柄の長いほうが手前。間違えるとスプールに干渉し、傷が入ります。)、


このようにクリックに差し込みます。プラスチックの部品右側のシャフトがなかなかはまらない場合は、クラッチツマミをこのようにセットし、右へ左へ動かすとはまりやすいです。で、このネジを固定していないとクリック全体がバネの力で飛び散る可能性があるので、ついでにネジも締めておきます。


続いてメインシャフト。まずは反対側のベアリングにオイルを塗ります。


ネジ2本でフレームに固定します。


ドラグの音だし機能を組みます。スプリングを入れて、ポチっとしたものを入れます。


これをメインシャフトに固定します。


これをストッパーギアにすぽりと入れます。ただし、ここで注意!ストッパーギアは表と裏があります。クラッチをきった後に回してカムが元に戻るかどうかを確かめてください。もし、違う場合はガリガリ言うだけで、クラッチが戻りません。


その後、このようにして、

メインギアを入れます。途中から急に入らなくなるので、マイナスドライバで小突きながら入れます。なるべく奥の方まで押し込まないと後々、ハンドルが回らなくなります。



という具合にメインギアを組んでいきます。


ピニオンギアを組んでみて、もし、ピニオンギアよりもメインギアがのほうが浮いていたら、上の作業で失敗があったということです。このままサイドカップを組むと、ハンドルが回らないので、もう一度メインギアを組みなおしてください。クソめんどくさいです。


ピニオンギアとメインギアの間にグリスを塗りながらギアを回し、メインギア全体にグリスがいきわたるようにします。


そしてストッパーギアに引っかかるツメを固定します。手でストッパーギアに近づけながらギアを回すとカチッと入ります。


続いてピニオンギアをセットし、その間をグリスアップ。ギアを回しながら、全体にグリスがいきわたるようにします。


クラッチカムにスプリングを入れて、クリックツマミをはずし、


続いてローラーベアリングのスペーサーを入れて、


ローラーベアリングにグリスアップ。


で、シャフトにセット。ここでも注意。ローラーベアリングは一方方向へしか回転しないので、表裏があります。ハンドルが回るほうに回転するようにセットしましょう。


そして、左側サイドカップにこのプラスチック部品を入れて、


反対側からネジで固定します。


あとは、カップをはめて、ネジを固定。フレームにはマイナスネジ3本、クリックツマミにはプラスネジ1本で固定されます。


メカニカルブレーキ調節ツマミのところにベアリングを入れてオイルを塗ります。


五角形のストッパーを入れます。


で、ツマミを入れます。


続いてスプールカバーの組み立て。五角形のストッパーでベアリングを固定し、オイルを塗ります。


スプールギアとレベルワインドのギアを連結するギアをこのようにワッシャーにセットし、


シャフトを入れて、ネジを締めれば固定されます。


スプールを入れてレベルワインドのギアにグリスアップ。続けてスプールカバーのギアにもグリスアップします。で、スプールを入れて固定します。


スプールの固定カバーを入れて、さらにベアリングに近いところにもたっぷりとオイルを塗ります。


続いて右側サイドカップの取り付け。プラスチックのステーを入れてネジで固定します。


反対側から金属のブッシュを入れます。


で、ブッシュの右側からスプリングを入れて、ブッシュの左側からOリングとワッシャを通して、反対側のツマミを締めて固定します。


で、この部分にEリングを入れればOK。


最後にハンドルの取り付け、この部分にベアリングを入れて、オイルアップ。


ワッシャを入れます。


で、変形ワッシャをこのように入れます。


ドラグの締め込みネジを入れます。


スプリングを入れて、ハンドルを入れた後、ラチェットで固定。反時計回りで締まります。


最後の最後にクロスギアにたっぷりとグリスを塗って、ハンドルを回転して全体に染みこませます。


ついに完成!来年も頑張ってもらいますwww

2014年追記

メインギアシャフトのメッキ禿げについて
ドラグやらギアやらを外す際、メインシャフトのメッキがはげまくって、それがスラッジとしてあちこちに散らばっていたり、ギアを抜こうにもはげたメッキが詰まって抜けなかったり、結構作業性が悪いです。ここらの材質改善を希望します。

遠心ユニットのビスの作業性の悪さ改善
カルコン401は201と違い、遠心ユニットがビス止めになっています。そのためスプールを外す際、ドライバーで作業しなければならず、その際ナンギするのが、

コレ。マイナスのビスです。

サイドカップ内はえぐれており、そのハジにビスの頭を入れるのが手間なこと手間なこと・・・・。プラスネジだったらまだドライバーの頭に引っかかるので作業しやすいですが、どーしてマイナスなんでしょ???そのおかげで、ピンセットの作業必須。さらにピンセットでもつまむところが頭のみなため、力の入れ具合をミスると飛んでいってなくなります(怒)

そんなわけで、ずばり6角ネジにチェンジです。

アブ用に買ったM2.5-P0.45規格のが合いましたwM2.6-P0.45でもいけると思います。


クリッカー機能キャンセル
カルコンのOHで最もナンギするのが、クリッカーをハメた上でのサイドカップのビス止めでしょうね。スプリングを縮ませて手で押さえてハメてそのままマイナスのビス止め。

スプリングが曲者で、抑えていないとクリッカーのPOMパーツが飛んでいくし、結構、力はめるからパーツの破損のリスクもあります。

先日、メンテナンスしてたら、POMパーツが折れました・・・・。

そんで、クリッカーをバラそうとしたときにとんでもないミスをしてしまいました・・・・

スプリングを外そうとして、この部分のネジを緩ませようとしたら、コリッ!という感触と共にネジ山が取れました(滝汗)

さらに交換せないけんとおもってネジザウルスで取り外そうとしたら、

ビスごと折れてすんだ!(滝汗)

パーツリスト見ると、なんと、

このビス、外したらイカンやつやっ!

やってもた〜〜〜〜〜〜

ビス単体での注文がでけん!

修理するなら、フレーム丸ごとなきん、10600円コースやっ!

別のリール買うわい!!!

というわけで、クリッカー機能はキャンセル!

大型のエサ釣りでしか使うことないし、ルアー釣りには全く必要ない機能ナリ!

メンテナンスがめんどいだけやし、せいせいしたわいwww

というわけで、クリッカーは取り外し。そういえばC4もクリッカーキャンセルしとるわw

しかし、カルコンの場合、クリッカーのONOFFスイッチがあって、クリッカーがなくなると、

アレがフラフラして、止まらんけん、改善。

4-5-0.5のイーグルシムをスイッチにかまして、ビス止め。これでビスが固定されます。

とりあえず完成w

クリッカー機能は使えないけど、実釣には何にも不具合なしw



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