スプレーガン(kinki kx-3) オーバーホール
分解
使い倒して、半年。一度もオーバーホールをしておらず、先日ペンキ屋に言って見せてみると、こりゃあんた、ペケなわぁ。なんていわれて、塗装は道具が命。やらねばいかん。オーバーホール。
塗料カップのネジをはずして、確認。まぁ、きたねぇきたねぇ。パイプ内は赤の塗料がこびりつき、塗料カップの外側にはプラサフ?がこびりつき。
ふと、塗料カップのフタを見てみると、これもプラサフ?がこびりついたまま。汚すぎ。
塗料を送るパイプも、まぁ、きたねぇきたねぇ。
上のニップルを外してみると、案の定、本体側も汚いなぁ。
エアキャップ。
これは楕円ミストを作るエア穴のところにプラサフがこびりついています。思ったんですが、うがいはやらんほうがいいかもしれん。うがいで逆流やったって、結局、最後は吹き付けるので意味なし。それどころか、うがいをやるときは、ガン口を押さえなければならないから、それで、この部分に塗料がこびりつきやすいだけ。うがいはやらんほうがええ!
こちらはあまり問題なし。
塗料ノズル。これは14のメガネで外します。これはスパナつかったらねじ山なめるので、絶対メガネです。
確認しづらいですが、ノズルの先にプラサフがこびりついています。
塗料通路はアヒャヒャ。こりゃダメダメ。掃除必須。
ニードルも塗料まみれ。こりゃいけん。
ニードルを外すために、ニードルシリンダーを外します。まずは、このナット。
ナットが外れました。
17のメガネで外します。スプリングが出てきました。多分、白いパッキンはテフロンです。
すごく鉄サビくさい、パッキン?みたいなものがでてきました。
各セットまとめておきます。
ガン本体の様子。スプリングが入っています。
スプリングを外して、エアバルブセットを外します。
一緒にニードルも外れました。先端は、ペンキまみれ。こりゃペケです。メンテナンスはするべきですね・・・。
このニードルはガンの命で、しかも細いのでよく曲がってダメになるみたいなんで、先端にティッシュを絡ませてまとめておきます。
ガン口を見てみると、真鍮?ブッシュみたいなのがあります。左に穴が開いているのは、左に塗料カップを入れて、そこから塗料が出るからで、どのスプレーガンもこうなっているそうです。
ガンの残る部分は、楕円パターンを探るパターン調節ネジ。10mmメガネでナットを外します。
こりゃ、全く汚れていない。塗料がかからないところですなw掃除の必要なし。
洗浄
で、汚れているパーツはアルミなべに入れて、ラッカーシンナーを入れて、どぶ漬け。3時間くらいつけっぱなしにしておきました。
んで、掃除。大まかな部分は、竹ブラシで掃除。サクサク落ちますw
で、細い穴については、歯冠ブラシを使って掃除しました。これもサクサク落ちますw
で、あらかた洗浄しおわったので、組み立てる前に、コタツの中に入れて、水分を蒸発させます。
組み立て
塗料ノズル。キレイなモンですw
17mmメガネでセット。
空気キャップ。これもみちがえった!
空気ニップル。これは、洗浄不足。アルコールをつけた綿棒を使って、拭き残しを再び掃除します。
先の尖った綿棒も重宝します。
赤の塗料ばかりが残っています。赤の顔料はのきにくいんやろね。
ガン側も汚れていたのでついでに掃除。だけど、モット奥側は細すぎて、綿棒が入らない。
だけど、世の中には、規格外の極細綿棒っつーのがある。
それがベビー綿棒。赤子の耳掃除をするのに使うやつです。
これだと、奥までキチンと掃除できます。
いかによく汚れていたのかが分かります。
ニップルのセット完了。
塗料カップも洗浄不足。これもアルコールを染みさせた綿棒で掃除しなおします。
だいぶよごれとるばい。
ニードルのエアバルブ。これは、内部にグリスが付いています。たぶん、ニードルが出たり入ったりするからじゃろうね。
というわけで、古いグリスをパーツクリーナーで吹き飛ばして、
フジヤマスピンを塗りました♪
ニードルの先にグリスを付け、回しながら、グリスを充填していくという、ロッドビルディングのグリップ製作で使うテクニックを応用しましたw
ただ、ニードルの先にグリスが残っていると、ハジキの原因になるので、先に残ったグリスはアルコールで拭き取りましたw
で、トリガーの裏に来るブッシュを入れながら、ニードルを差し込みます。
ニードルのセット完了。
スプリングをセットして、ニードル弁シリンダーを入れます。
これは、さびてきたのか、キコキコいうので、ねじ山に少しフジヤマスピンを入れてやるとスンナリ入りました。
サビだらけのパッキンも少しフジヤマスピンを入れます。
で、トリガーはダブルアクションなので、トリガーを完全に引いた状態で、
調節ネジを入れてやります。これで、塗料が出る量を少なくできるか、多くできるか。つまり、トリガーの引きしろが、マックスからミニマムまで調節できるかどうかを確認して、ネジをしめます。
で、ネジは、これまた、サビが出ていて、キコキコと、回りが甘いし、引っかかるような感触があったので、これまたフジヤマスピンを少量塗って入れました。
完璧w
あとは、塗料カップをつけてやれば、
完成!いやー、汚かった・・・。定期的なメンテナンスは必要ちやね。リールと一緒。
ラッカーシンナードブ漬けが手間なけん、
パーツクリーナーでやってみた・・・けど、全然取れんわ。2液塗料はゴツイ。
produced by fukusuke