アドコン4004Tの検証と改造


おそらく、PCジャンボ206を購入したきっかけとなったのは、あの動画だと思います。

イワタとオリンポスの性能の差を見せ付けられたような感じで、とにかく、

オリンポスすげぇ!

と感嘆した人も多いはず。※詳しくは、トータルTのPCジャンボの動画を見られたし。

ワタシもその一人。

あの動画を見て、オリンポスへの興味が一気に膨らみました。

そんで、今現在所有しているガンで、最も空気使用量が多いのが、PCジャンボ206です。

で、現在の使用方法は、アストロコンプレッサで8キロ充填したサブタンクを使ってのエア供給です。

が、

これだと、エアブローかけながらの塗り重ねができんとです。

なぜならエアに限りがあるから。

そのため、コンプレッサーを運転した状態で塗装したいと考えており、そこで、車載インバーターを使用した小型コンプレッサーの活用であり、

動画で使われたAPC001の導入を考えました。

で、オークションを徘徊していたところ、現行のAPC001と旧型を発見。旧型は黒いヤツです。新型が空気吐出量が20L/mなのに対し、旧型は15Lです。当然旧型の方が安くて、

でもって、新型できれいな霧が出ていたため、旧型でも大丈夫なん?と竹島さんに質問の電話をしてみると、

なんと、APC001でPCジャンボを吹こうとすると結構な技術がいるらしく、素人では難しいとのコト。電話してヨカッタ。

でもって、PCジャンボをストレスなく吹くならば、アドコン4004か、ホームセンターのバリバリうるさいでかいコンプレッサーが推奨ですということです。

で、アドコン4004はオリンポスのコンプレッサで、東芝製なのですが、こいつのスペックを調べてみると、マックス3キロで、空気吐出量が36L。

で、インバーターを使う以上、電気使用量は少ないほうが良く、ワット数を見てみると、なんと100W!

APC001が113Wなので、APC001よりも消費電力が少なく、それでいてスペックが高いという至れりつくせりの性能ですw
※APCがマックス4キロ充填でアドコンが3キロなので、最大圧が1キロ違いますが、スプレーガンで4キロなんて圧はまず出さないため、3キロで十分です。

というわけで、買って来ましたwこいつはアドコン4004Tというモデルで、タンク付きモデルです。タンク付きだと、コンプレッサーの脈動が出にくく、安定したエア供給が出来ます。

で、初期動作の確認をするために、色々と試してみました。

まず、サブタンクにはドレンコックが付いており、コックの柄が長いため、使用上は使いよいです。

まず、驚いたのがスイッチがないこと。コンセントを差し込んだら、イキナリどこどこ動作を始めます。使用上は問題ありませんが、コンセントを引っこ抜く時に、電気火花が散るので、スイッチは欲しいところです。

で、空気取り出し口が2分のおねじだったので、ここにカプラを連結。ワンタッチで接続できるようにしました。

で、スペックですが、

100W36Lマックス3キロで、連続運転使用可です。この連続運転というのは、

24時間使用可という、凄まじい性能のコンプレッサです!さすが、国産メーカーのメイドインジャパンです!

で、

前置きはさておき、

実際に3キロ出ているかの確認。なんとこのコンプレッサ、圧力計がついてないので、今何キロか全く分かりません。

そこで、サブタンクに連結して、サブタンクの圧力計で計測しました。

3.2キロくらい出ています!OKOK!

このツマミが安全弁ですな。3キロ以上になったらここから圧が逃げるようになっちゅう。

んでもって、本題、

PCジャンボ206がどの程度吹けるのかですが、

PCジャンボ206をセットし、レギュレーターを3キロに設定。

で、吹いてみましたwすると、3キロから1.7キロにダウンしたところで平衡状態となりました。つまり、1.7キロ未満で吹くぶんには問題なく使えます!

まぁ、通常の塗装だったらば、1.2キロくらいのモンだから、全く問題なく使えますね!

音も全然うるさくないし、まぁ、模型のコンプレッサがどの程度か知りませんが、いっぱしのホムセンコンプレッサよりは格段に静かです!ただし、オートストップ機能がついていないので、回りっぱなしです。APC001みたいに、4キロでストップ。3キロで再起動という機能はありません。

ただね、

重いのコレ!10kgもあるんよ!昔の家電みたいに、イイモンは重い!ってのと同じで、さすが東芝w性能が良い分、重いですねぇwwwただし、ワタシみたいに、あちこち持っていくぶんには不便です。動かさないんなら、これほどいいコンプレッサもないですよwホムセンで塗装用のコンプレッサ買うよりだいぶんまし!なんかベビコンじゃないけれど、産業用の小型コンプレッサって感じがしてグッドですね〜www

で、インバーターで動かす予定が、ものの見事に失敗し、

でも、産業機械の織り成す造形美と申しましょうか、すごく、かわいらしいのよコレ!

というわけで、小型だし、ちょっとした塗装用に家で使おうと思い、ウチにセットすることにw

で、まずは、スイッチ追加!スイッチがないコンプレッサなんてつこてられるか!

で、どうせ家のコンセントまで届かなかったので、延長コードを作り、スイッチを追加!

これで、スイッチでONOFF出来るようになりましたw

そして、アドコンの弱点!空気の出口が低い!タンク付きモデルは、タンクが下過ぎて、レギュレーターが引っかかってしまうのです。

そこで一旦、ゴム足を外して、

適当な合板を切って接着剤で接続wこれは、昔シーラーで使っていた、セメダインスーパー無溶剤タイプです。

で、動かしてみると、振動で動いてしまうので、耐震シートをつけましたw

でもって、適当な合板を切って、日曜大工wサイズに合わせた台を作りましたw

この台の上にハコを乗せて、ハコの中に接続ホース等をしまいますw

で、早速テストw実は、エアブラシ用の4mmホースを買って、触ってみたところ、思いのほかやりこくて、使いよいので、L−Sチェンジネジをつけて、PCジャンボを使ってみようと思いましたw

で、吹いてみたところ、えっらい空気の出が悪い!

空気圧は2キロもでとんのに、霧がワイドに広がらないっつーか、前、6mmホースで吹いた時と全然エアの出方が違うんです。

6.5mmホースに変えてみると、良い感じのエアが出るようになりましたw同じ空気圧なのに、全然出方が違います。

断然、6.5mmホースの方がいいと思いました。

おそらく、エアブラシ程度じゃ、4mmホースでも空気は間に合うんでしょうが、スプレーガンになると、4mmホースじゃ細すぎて、空気供給に支障が出るんでしょうね。

アリーズやPCジャンボといったガンを使う時は、6.5mmホース、エアブラシは4mmホースという感じに分けたほうが良さそうですw当然、ハイカプラの継ぎ手をつけましたw

エアブラシも吹いてみたのですが、これなら、4mmホースでもストレスなく吹けますwが、今一度、音を聞いてみると、うるさい!どっかが共鳴しているのか、カタカタ音がうるさいです。

多分、防振ゴムを取っ払ったからだろうと思ったので、結局、接着剤は外し、

ゴムに直しましたw

音を聞いてみると、明らかに防振ゴムがあったほうが音が静か!

というわけで、これで、環境が整いましたw

さて、ばりばり、練習しまっす!!!楽しみ〜www

でもってさらに不便を解消。

カプラを変えます。今のカプラは通常のカプラ。

それをワンタッチカプラに変更します。

実は、通常カプラはソケットを引っ張った状態で出し入れしないといけないんですが、圧が高いと、プシュプシュ言って、なかなかドッキングしないのが不便です。その点ワンタッチカプラだったら、押し込むだけでドッキングできる継ぎ手なので、断然作業性がいいのです。

だもんで、こちらに変更しましたw素人は、道具をどんどん便利にしていかんといけませんw例え投資してでもです!

最終的なセッティング
その後もちょこちょここまごました道具(継ぎ手)の選定を行っていき、現時点でのセッティングは以下の通りです。

まず、カプラはジョブラックスの樹脂ソケット(おねじ2分)に変更。上の金属ソケットは、押し込む時に力が要るため、継ぎ手を突っ込んだ時にコンプレッサーが動いてしまいます。でもって、外す時も同様。しゃがんで作業するのがめんどいので却下!ジョブラックスの樹脂ソケットは軽い力で「カチッ」と軽快に入っていきます。外す時も、軽くリングを押しただけで、プシュッと抜けてくれて、作業性がいいです。また、安い(600円)。さらに、プラのソケットは手で最後まで締めこんでいけるので、工具がいりません。だもんで、セッティングも楽。継ぎ手は絶対プラがいいです。

で、ホース側の継ぎ手は、これまたジョブラックスの樹脂ソケット。通常の金属ソケットはかならず工具が要りますが、いらない。そして安い(150円)。

そこから10mほどホースを伸ばします。ホースはキンキのKUH65です。SK11のプレミアムソフトホース、ジョイのノンブランドオレンジホース、ジョイのノンブランドコイルホースを使いましたが、KUH65は張りがありつつ、やりこさもあって、絡んだ時に引っ張っただけで解けてくれます。そして軽くて、クセも付かないので、スゴイ使いやすいホースです。先っちょはスターのオーバルコネクターを付けています。が、別にジョブラックスのソケットでもいいと思います。ホースの両側共に、樹脂ソケットを付けていますが、樹脂ソケットは金属に比べて軽いので、ヨリをといたり、ホースを丸めていく時に、軽いのでホースのしなりの力でヨリが解けてくれて、すごい作業性がいいです。繰り返しますが、塗装の継ぎ手は、金属よりは絶対樹脂です。

そこから、ジョイのノンブランドオレンジホースを5mほど伸ばします。もちろん両側のソケットはジョブラックスの樹脂です。10mだったら、ヨリがとけにくくて苦労しますが、5mくらいだったら、よって絡まるなんてことがないので、便利です。

で、先っちょには、キンキの手元レギュレータ。RG900Nです。おねじタイプに両サイドジョブラックス継ぎ手です。コンプレッサの横にレギュレーターがついているのですが、すると、霧を見ながらの圧力設定を室内でやらなきゃいけないので、そんなことはできるはずもなく、屋外にレギュレーターを設置する必要があり、この小型レギュレーターだと屋外での圧力設定が可能なので採用しております。便利ですが、ホースを移動させた時にコロコロころがるときがあり、故障しないか心配です。ちなみにこれくらいのサイズでよくある、流量調節弁(空気量調節ツマミ)ではありません。ホンモンのレギュレーターです。圧力を変えることが出来るモノです。5000円もしましたが、必要な道具だと思います。

そこからKUH65ホースがまた10mほど伸びてガンとなります。10mずつに区切っているのがミソで、20mだと、絡まった時、すごく手間がかかりますが、10m単位だとそんなに手間がかからないので、わざと小刻みにしています。また、オレンジの5mホースは、室内でエアブラシをやるときに風呂場まで伸ばせばいいので5mもあればよくて、そのため短いのですが、屋外、室内兼用で便利です。

で、ガンの置き場ですが、100均のS字フックをパイプイスに引っ掛けておいています。楽勝で置けます。

以上が準備なんですが、

後しまいも。ホースしまうときのコツなのですが、丸める時に、必ず、カプラ側をもって丸めましょう。というのはヨリがとけるときに、向こう側手のホースがクルクルところがったり回転したりするのですが、カプラ側が転がると、ベアリングが痛んでエアが出っぱなしになるので、オス側のソケットだとベアリング入っていませんから、転がったりぶつかったりしても関係ないとです。

こんな感じにサクサク丸めることが出来ますので便利です。





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