ロッドビルディング失敗談

ロッドビルディングで何の情報が一番欲しいかと聞かれればズバリ言って失敗談。苦労して作ったロッドが一回の失敗で台無しになったら目も当てられないです。で、メーカーモンと違って手作業でやるし、結構、失敗はあります。練習したって、あ〜ここをこうしとけばよかったのに、俺のバカバカ!なんてことはしょっちゅう。

初心者が陥りやすい失敗とか、紹介されていれば、同じ過ちは経験せずにすみます。

ビルディングサイトはたくさんあるけれど、載っているのは、ほとんどが、「ここはこうするとうまくいきます。」ってなことばかり。やっぱり、出来栄えのいいロッドを皆に紹介したいから、失敗して台無しになったロッドを紹介する方ってのは、ほとんどいないのが現状です。

そこで、このコンテンツは、失敗談に特化して紹介して行こうと思います。

また、このサイトをご覧になっているビルダーの方も、掲示板やメールで失敗談を投稿していただければ、このページで紹介して後学に活かしますので、情報提供をよろしくお願いします。写真があればなおベターです。

抜き糸処理でスレッドがペリッ!
スレッドラッピングして、1度塗り終了。デザインナイフで抜き跡の処理でカットすると、スレッド上表面まで一緒にペリッ!スレッド上部の色が落ちました・・・・。抜き跡処理は、2度塗り終了時点でやるべきです。

キツすぎたタコ糸
グリップ組むのはこれで6本目なんですが、思いもよらぬところで痛恨のミス。

リールシートの隙間充填でタコ糸使用。

巻いていってみると、きつめながらもリールシートが何とかねじ込めるくらい。

瞬間接着剤で固定し、リールシート挿入。

しかし、思いのほかきつくて、途中で入らなくなりました。

で、やり直そうと思ったら







う・・・・・・・・・・・・・・・・





動かない!!!!

もう焦って、必死で抜こうと思って、頑張っても全く抜けない

エポキシの可使時間が過ぎて、終了

結局アクリルカッターで真っ二つにして、リールシート御臨終。

手は血豆だらけになりました。

今思えば、なんであそこでタコ糸もうちょっとゆるくしなかったのか、悔やんでも悔やみきれません。


沸騰するアクリル樹脂
リールシートの塗装中、

2液ウレタンがめんどくさくてめんどくさくて・・・・

アクリルラッカーのプラスチックプライマーの後、アクリルシリコンラッカーでベースコート塗装して、2液ウレタンでトップコートしてやろうと思って挑戦しました。

が、

ウレタンの焼付け乾燥中に、なんとアクリルが沸騰。

調べてみると、アクリルは、80〜100℃で変質する模様です。

ちなみに、トップコートの焼付け乾燥2回は沸騰せずに済みましたが、3回目でアウト。温度管理がかなりシビアです。

アクリルシリコンがいけなかったのか。プライマーのアクリルがいけなかったのか。どっちが悪いのかよく分かりませんが、真夏の車内なんて、70度くらい行きますから、耐久性も微妙です。

アクリルシリコンは使うのを止めます。

フデでエポキシトップコート

足付け〜プラサフ(アクリル)〜アクリルラッカー〜エポキシフィニッシュという熱を使わないトップコートで再挑戦しました。ドライモーターで回転させながらフデでコーティングです。

結果、ねじ山はなんとかのるんですが、その他の部分にエポキシが載りません。

1枚目が東邦NT。2枚目3枚目がライトフォーミラです。

とくにトリガー周辺がダメです。

ついでに、フードナットが入りません。

フデ塗りエポキシトップコートは完全にNGです。


削りすぎたネーム入れ

ネーム入れの水研ぎで削りすぎてデカールまで死亡・・・・。

デカール真上の水研ぎは耐水ペーパーじゃなくて、ポリエステル系のクロスでやるべきだと思いました・・・・。

怖すぎるグリップビルディング時のエポキシ
バット部分にバランサーを組むときのことです。

30分エポでリアグリップ先端のEVAを入れて、30分くらいたって動かなくなったので、

その後スグに、バットキャップ部分に糸オモリを巻いていって、さぁキャップ取り付けるか〜

って、

固まったはずのEVAが糸オモリを巻いたときに動いており、そのまま固まっているじゃないですか・・・・。

EVA死亡です。

カッターでEVAを削っていって、最後にワイディングチェックの取り外し。

ペンチが角に当たっって、曲がりました・・・・。ここを掴んでまわすときは要注意です。

やり直しでボルトをバランサーにしようと思ったら入らん。

この時のエポキシがパイプ内部に侵入。

ボルトが入らない。

大失敗の連鎖が起きました(涙)

モッコリコーティングの乾燥時間にご用心

エポキシをモッコリ盛ってガンガンとかサーペントみたいにしよう!と思って、2液混合後10分〜15分くらい待って、粘度が上がった後にベットリ塗って、アルコールランプで熱しながら、なじませていって終了。これをしようと試みました。

いつも、1.5時間くらい乾燥させるとたれないので、こんな感じで立てかけておいたので、これも同じようにしました。

次の日見てみると、何じゃコリャ!?なんと、たれています。うす塗りだと1.5時間もあれば、エポキシは動かなくなりますが、厚塗りの場合はものっそドライモーターをまわしておかないとタレる模様です。最悪。

150番のペーパーで削りまくって修正しようと試みるも、ガイド上側から内側へタレたエポキシは、ガイドがあるのでそれまで削れそうであまり強いペーパーがけが出来ず。どないもならんことなりました。このままもう一回厚塗りしてごまかして使います(涙)


エア抜きのチェックもれ
エア抜きしたつもりが、ゆっくりと上がってきたエアに気づかず、そのまま完全硬化(涙)。コーティングが終わって、15分くらい経った時にチェック必要です。