ブランクにカーボン柄追加
かくして、とりあえず、ブランク塗装は終了し、これから料理するわけです。
で、話は戻って、東京眼張行脚。あれを作って以来、MST802のブランクにしびれっぱなしなわけですよ。白ブランクに、カーボンクロス柄。しびれますねぇ。マタギのライギョブランクもバット部分はカーボンクロスです。シャドウライズもサーペントライジングも同じ。
常々思います。
ビルディングでもこの柄を付けてみたいです。
マタギの雷魚ブランクが後付けみたいな感じで、カーボンクロス積層みたいな感じでやってます。
が、筒状のモンにカーボンクロスを積層する場合、絶対に繊維が解けます。素人が挑戦しても、まずキレイには行かないでしょうね。
おそらく、素人が自作でやるんなら、シール張って、ウレタンクリアでいけそうです。
そこで、ラジコン屋で物色しました。そして発見!
ラジコンメーカーヨコモ(YOKOMO)のカーボンクロスデカールです。
さっそく開けてみると・・・・・
ピンボケじゃないですよ。印刷が甘くて、クロス調がボヤけている!カバーをかけていた理由は、このピンボケを隠すためか!?
こんなもん、使う気になりませんが、せっかく買ったので、どんなもんか調査。
まずは、付ける位置を探ります。長さが25cmくらいなので、バットから25cmの距離をとって、ノギスでその部分のブランク外径を求めます。
上側が145mm。下側が16.5mm。これに3.14かけて、ブランク円周を出します。
上=145×3.14=455.3mm
下=165×3.14=518.1mm
大体、上が4.8cm。下が5.5cmでキッチリ1周出来ますね。
で、ノギスで位置出しをして、テーパーをかけてカッターで切りました。
まずは風呂場へ行き、
タライにお湯張って、デカール浸水。
結構分厚くて、ネーム入れデカールみたいに、すぐに千切れたりしません。伸縮性も富んでいるので、ブランクが曲がっても十分付いてきそうです。
しかし、切り目を真っ直ぐに調節するのが一苦労。ってか、できるのか?
しかし、とにかく、この柄がヒドイ。こりゃカーボン柄というよりは、チェッカーズカラーですね・・・。
素材がいかん!というわけで、別の方法。
今度は、ABCホビーのカーボンシール。
ツヤがあって、まさにカーボン。ドアップで見ると、ヨコモのカーボンデカールみたいに、印刷したものではなく、ホンマのカーボン繊維をシールしているような感じです。見栄えのいいカーボンは本物をシールにしているちゅうことですね。ということは、「カーボン風シール」「カーボン調シール」というのは、NGということですね。
で、普通に貼ってみると・・・・全然ダメ。エアが噛みまくり・・・。
そこで、裏技。なべさんより伝授させてもらった、バイクのステッカー貼るときのテクニック。まずは石鹸水を作ります。
ブランクに、その石鹸水をつけます。
デカールシールも浸します。
で、シールをゆっくりロッドに付けます。すると、表面張力で、勝手に吸い付きます。
で、水を付けながら表面張力だけで吸い付かせ、最後に水を押し出します。で、巻けました!
最後にドライヤーで熱を与えます。実はこのシールは熱をかけることで収縮し、縮みます。それで、より密着するという仕組みです。
が、現実そんなに甘くない・・・・。やっぱりエアが噛んでます。
はがすと、水が・・・・。水を押し出しきれてなかった模様です。
今度は、何もせず、ものっそ丁寧に張ることにしました。
で、貼った後、ドライヤー乾燥。
うまくいった!
と、思いきや、結構アラがありますよ〜。エアが噛んでます。ドライヤーで熱すると、収縮して、気泡が大きくなりますね・・・・。
エアがごまかせるところにあったので、シールをはがして切ってごまかすと・・・。今度はシールの切り目がギザギザになってしまい、これがさらにひどいアラとして残りました。
これは結構てこずります・・・・。
とりあえず材料がなくなってしまったので、この続きはもしあれば次回www
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