ブランク塗装台製作
実は今、ブランク塗装に関して思うことがあり、こないだダイワの工場見学のビデオを見ていたら、ロッド製造ラインで塗装を行う場合、基本はシゴキ塗装ですが、場合によって吹きつけ塗装をしています。
グラデーションとかツートンカラー、メタリックカラーがこれにあたるんですが、その作業風景を見てみると、ブランクを旋盤のようなものにくっつけ、高速回転させながらスプレーガンで吹き付けていました。
また、実際にマタギの塗装済みブランクを見たこともあるんですが、おそらく吹きつけ塗装です。というのも、マタギの塗装は、ティップのあたりが塗れていません。
ブランクの地肌丸見えです。だきん、吹きつけ以外に考えられないのです。というよりも、パール塗装はシゴキができませんもんね。シゴキは応用が効かないのでやるなら吹きつけだと思います。
んで、ティップが塗れていないということは、台座に乗せているからに他なりません。もしブランクを立てて塗装している場合、ティップまで塗料が乗りますし、横にしても同じです。ティップが塗れていないということは、ティップを台座に乗せているからであり、台座に乗せる理由は、おそらく、ダイワと同じく、ブランクを回転させながら塗っているからに他ならないと思います。もし、ブランクを固定させて、手で回しながらやっていると、たれる危険性もあるし、線状にガンを移動させていき、続いて少し回してガンを移動させる。すると、線塗りと線塗りでかぶるところが出てきて、そこだけ塗膜が厚くなります。これは何度も経験しています。
個人ユーズであれば、少々のデコボコはご愛嬌で済まされますが、商売となると、ブランクに沿って均一な塗膜は絶対です。実際、マタギの塗装も、塗膜は均一でした。また、線塗りの繰り返しだと、ムラが出やすいですから、凝視しながらの塗装になってしまい、これも非効率。
じゃぁ、マタギはどうやって塗装しているんでしょう???
やっぱり、ブランクみたいなパイプ状のものを塗装するには、ブランクを回転させて塗装するにこしたことはないと思います。そこで、何を使って回転させているかですが、旋盤はおそらくないと思われます。反対側に受けがあるから、ブランクを固定できないからです。
また、チャックも、木工旋盤だったら、3点チャックとかないですもんね。機械旋盤だったら、金属チャックですが、金属チャックでカーボンつまんだら、締めた時に割れる可能性もあるし、金属だから滑ってコロがる事だって考えられます。
というわけで、おそらく、旋盤で回してはいないと思われます。
で、色々と考えて、おそらくこれじゃないかな〜と思うのが高速のドライモーター。
マタギで売っているのが、日本サーボのモーターです。
http://catalog.nidec-servo.com/digital/general/pdf/D-5N_12.pdf
んで、この日本サーボのカタログを注目。マタギはAC100V2.5WのD12シリーズのモーターを使っていますが、なんと同じモーターでも回転数が違うヤツがたくさんラインナップされています!
で、一番回転が速いのが、60RPMです。
このモーターがマタギの塗装用モーターではないかとにらんでいます。
というのも、寸法が、5RPMのも60RPMのも同じですよね。4.5パイです。ということは、マタギで扱っているチャックが、60RPMのにも合うということです。
自作ドライモーターでやりましたが、この手の自作機械の悩みどころはチャックです。低速モーターならEVAでも出来ますが、高速モーターならば、チャックのセンターが甘いと、ブレがものっそ大きくなるので、センターが出せるチャックを使うにこしたことはありません。
そのため、マタギでは、日本サーボの60RPMモーターにチャックを取り付け、ブランクを固定し、ティップを受けに乗せて、回転させながら吹き付け塗装。これでやってるんではないでしょうか?
そんなこんなで、じゃぁ、やってみようかなということでやってみますた。
手に入れたどw60rpmモーターwというか、15rpmとか、5rpmとかは、この60rpmに減速機をつけて制御しています。耳を澄ましてみると、回転よりも早い回転の音がするので、バラしたら減速機があるはずです。
ほんで作りました。作り方は自作ドライモーターを参照。チャックがあると、前に倒れるので、投げ釣り用のオモリをつけました。
で、屋外で使うので、10mくらいコードを取りました。
で、シャドウライズを回転させてみると、
うーん。思っていたよりも遅い・・・・。
実戦。サザンクロスティックのブランク塗装。
や、
やっぱりあかん。
塗りムラ地獄。
回転数が遅すぎます。乙。
だもんで、次の手を考えました。
扇風機のモーターを使ってやろうという作戦。
パソコンのUSBでつなげる小型扇風機。単三4本でも動くので持ち運びに便利!
んで、このモーターのシャフトにマタギのチャックを無理やりつけて回してみたけど、微動だにせず。全く回らん。
パワーが弱すぎ。いかん。
やっぱし本物かいなというわけで、
本物の扇風機(30年前の三菱製)をバラバラにしました。裏側はばらさないと外れなかったので、サンダーでぶった切りました。こいつは、弱中強と3段階回転数を調節できるので、ブランクによって最適のスピードを調節できるという優れものです。乾かす時は弱で調節したりとか、ボタン1つでスピードを変えられるので、これほど便利なもんはナイッスw
で、モーターのチャックは、
ドライモーターと同じく、
ゴムチャック。ホームセンターの板ゴムコーナーに置いてありました。ナットかなんかを入れて机の脚に付けるヤツで、中心に穴が空いてたので、扇風機のモーターにそのままくっつけられるかなというわけで、実験実験。
しかし、
扇風機持ち上げる時に、
サンダーできったハシに手が逝ってしもて、
ざっくり小指がきれてしもた・・・・。
要注意要注意(汗)
サンダーでバリを削り取り、今後このようなことがないように対策です。
で、この手のモーターのネックはチャックですが、作り方は自作ドライモーターと全く一緒。
うまくいくか!?
シャドウライズ。ブランク自体が曲がっているので、ブレはありますが、クルクルですわ〜
ダイコーのサザンクロススティック。クルクルですわ〜
でも、扇風機の力が弱くて、シャドウライズ、サザンクロス、ともに弱では回らず。シャドウライズは中でクルクルと回りますが、強だと、早すぎぶれすぎ。サザンクロスは、中だと回らず、強で回りますが、若干早すぎかな〜という感じ。
兎に角、
やってみんことにゃ、どねーになるかわからへんので、とりあえずやってんます。
うまくいくかな〜
で、実戦しますた。
バケツに台座乗っけて、センターを出しました。
とりあえず、シャドウライズを吹いた。しかし、ブレますね〜〜〜〜〜・・・・
塗ってみた感じはこんな感じ。まず、知っていたほうがいいのが、スプラインがある関係上、ブランクを回転させたら、絶対にぶれます。チャックの手前側はまだマシなんです。スプラインがないから。塗料が厚くなると、色が変わるのが確認できます。でも、塗れているかぬれてないかの判断は付きにくいです。回転が速すぎて、塗料の乗りを目で追うことが難しいのです。ティップに向かうにつれ、回転のブレは大きくなるので、ガタガタとなります。そのため、塗れているか塗れてないかがサッパリわからんとです。中腹からティップにかけては、塗料の乗りがサッパリ分かりません。扇風機は、弱中強の3段階で回転数を換えれますが、回す力も弱が一番弱く、強は一番強いです。おそらく、電気抵抗を入れて回転数を制御しているからだと思われます。たぶんコンデンサ制御。減速機で制御しているんなら、弱が一番強いはずです。だもんで、弱にしたらパワーが弱すぎて、全く回らず。中にしたら早すぎ。60RPMのモーターだったら、遅すぎましたが、早けりゃいいってモンじゃないですね〜。
最たるものがコレ。サザンクロススティック。気づいたんですが、長ければ長いほど、ブレは大きくなりますね〜。で、5分くらい回しっぱなしにしていると、ブレがチャックに伝わったり、フイに台座から外れたりして、ブランクが落ちます。回転が持つ時間というのは、大体、3分くらいのものです。いつ落ちるか分からないし、落ちたら、砂が付くので、リスクが高すぎです。
パイプの回転もサッパリダメ。ここはスプラインはないはずですが、おそらく、EVAチャックがセンターがキッチリと出せないからだと思われます。これも3分くらいでゴトン!と落ちます・・・・。
一応、ウレタンプラサフを吹いてみましたが、ガタガタが激しい部分は、塗料が跳ねて、ボッコンボッコンですがな。
一方、これは、サザンクロススティック8ftのブランク側。これも、扇風機で回しながら塗ってみましたが、塗り残しが処理出来ておりません。前回、塗装に失敗しており、たれた部分をペーパーで削って、下地が出ている状態だったんですが、ブレがひどいのと、回転が速すぎるのとで、どこに塗り残しがあるのかがサッパリ分かりません。パチスロがスローモーションで見える動体視力を持っていれば話は別ですが、常人にこの回転で塗り斑を判断せぇいうても絶対無理。
じゃあ、ティップが暴れないようにしたらいけるか?と思って、クッションゴムに穴空けて、そこにティップを引っ掛けて回転させてみました。
しかし、甘かったですね〜。
ティップを固定したら、今度は、長縄とびのように、ぶれます。ということは、ブレがティップ付近に集まっていたものが、中腹付近にまで影響してくるため、モット塗りにくくなります。
一応、シャドウライズは、試しに塗ってみましたが、(黒のウレタンプラサフ吹いたんで、分かりにくくてスンマセン)
バットはうまいこと塗れているんですよ。
だけど、ティップ付近は塗り斑ビシバシ。そりゃそうだ。だって、塗れているか塗れてないかの判断がつかんもん。
というわけで、現時点では、
扇風機を回転台にするのはダメです。
理由
・ブランクのブレが大きくて、塗り斑がサッパリ分からない。
・いつ台座から落ちるか分からないため、リスクが高すぎる。
・回転が速すぎて、塗れているかいないかの判断が付かない。
あ〜
やっぱり、うまいこといかんな〜。
で、
新たに考えたのが、
電圧コントローラーによる制御。
実はワタシ、電動ドライバの回転数を落とすための電圧コントローラーを持っています。一回、テスターで調べたら、交流電源を直流にして制御していたので、おそらく、インバーター制御です。
ということは、弱中強のボタンの「強」で、回転数を下げられるはずなので、これで、回転数を低く制御できるんじゃないかと思います。だけど、モーターのパワーも一緒に落ちてしまうかもしれんので、そうなったら、回らないのでアウト。
もうあきらめるか、次の手段を考えるか。
いやー、難しいですね・・・・
で、やったりました。
電圧コントローラー。無段階変速のインバーター制御。
やってみたところ、サッパリ回らん。
こりゃ扇風機を使う方法は無理。
後は・・・・
電圧コントローラーにドリルをつけて回転。チャックのセンターは出ているので、ドリルを真っ直ぐ固定できるかどうかがキモ。
これが無理だったら、この方法は無理ちゅうこっちゃ。
んで、サクサクと製作製作。
L字ステーにグラインダーで切れ目を入れてアルミバンド(ネジ式)でドリルを固定。バンドなためドリルを動かすと若干ずれます。そのため微調整が出来ますw
一番の問題点のチャックは、径によって挟めたり挟めなかったりをなくすためにマタギチャックを採用。マタギのチャックの径と同じドリルの先端ピットを持ってきて、ちょうどいい長さにぶった切り、ドリルチャックに固定。こういう方法で連結です。
で、扇風機の失敗で勉強した、回転が速すぎるとブレまくりで塗れないというトラブルを解消するために、電圧コントローラーで制御。無段階のインバーター制御なので、ぶれたらツマミをひねって回転を下げるだけですw
ためしにカーボンパイプをつけて実験。さぁ、いけるか!?
こっ、これはいける!
いくしかないべこちゃんちゃこりんw
そんでもって、実験。Jraidenの半分から上側の塗装に挑戦。しかし、やはり、ぶれる。やっぱり、スプラインがある関係上、長いモノを回転させると絶対ぶれますね〜〜〜。こりゃ、絶対塗膜がボコボコになるわぁ。ティップ付近は塗り斑もビシバシだろうなぁ。
中止。
この企画は、失敗。もうこれ以上の深追いはしませぬ。
いや、やっぱり再開。
ブランク塗装で、やはりテコヅル。あれやこれや実験したり、ミストの研究とか進めていくも・・・・
やっぱりうまくいかねぇよ。
こうなりゃ
プロに聞いたろ。
ゼスト方式
左手でブランクを持つ。右手にガンを持つ。ガンは明治のFMUの平吹き0.5。ブランクを縦に支え、左手で、上からじっくりと塗って行く。「薄く何度も」ではなく、しっかりと、樹脂が乗っているのを確認しながら、ジワジワと、下に下りて行く。この時、左手でクルクルとゆっくりと回しながら、らせん状のような感じで塗って行く。60cmくらい降りたら、さらに60cm下を手で持って同じように塗る。エンドの近くになったら、一旦塗るのをやめ、乾かす。そして、乾いたところを持ち、残りのエンド部分を上にして、同じように塗ってく。
マタギ方式
5RPMのドライモーターで回転させながら塗る。ガンはあの名機、オリンポスのアリーズ0.6。コンプレッサは10リットルタンクのやつ。塗料はエンジンウレタン。
です。
な
なるほど。
言われてみればそうだわ。
ワタシいつも、バットからティップに向かって塗っていました。そうすると、ペンキが付いているので、回転させたくてもさせられないから、水平に固定したり、縦に固定してスクワットしたりしていました。
だけど、やっぱり回転させながらじゃないと、絶対乾いた後の塗膜にミストがかかって肌荒れになりますもんね。だもんで、一気に塗ろうとして回転させていたんですが、ティップからやったら、そりゃ、左手で回しながらいけるもん。絶対そっちのほうが効率良いし、出来栄えも良い気がします。
マタギに関しては、目が点。塗り斑が出ると思って高速回転を目指していたんだけど、まさか低速回転で塗っていたとは・・・。ワシ、全く逆を目指しとった。。。だけど、60RPMくらいの中途半端な速度だったら塗り斑ビシバシだけど、ムラが分かるくらいの低速回転だったら、むしろそっちのほうがタレないし、良いカモwww
実践
まずはゼスト方式
練習用ブランク。左手でジワジワと回転させながら、右手でスプレーガンを持ち、塗り斑をつぶして行く。どうでも塗料、エンジンウレタンです。
ぬ、塗れる。しかも、良い感じに!塗り残しとか一切ない。タレそうで垂れない。どこから見ても、ツヤツヤモチモチのウレタンやぁ!
今まで苦労していたのは何だったのか。やり方が間違っていたんだ・・・・
で、のこり60cmくらいになったところで、手前過ぎてぬれなくなってしまいました。
出来は、今までで一番いいわい!
乾かして、逆に持ち替え、残った部分を同じ方法で塗る。
ペンキがなくなってしまった・・・。だけど、ペンキがあれば、楽勝でぬれたと思いますw
今までの苦労は何だったのか・・・・。我流で色々やっていた試行錯誤がバカみたいwwwやっぱり、プロの考えた方法は、スゴイや!
同じ方法で白もやってみた。ちょっとシンナー稀釈をメーカー指定を超えて薄めたってのもあるんだけど、タレました・・・。やっぱり、薄めすぎは厳禁。だけど、今までの方法よりは、かなり出来栄えが良い!
その後も何本か練習して段々コツがつかめてきた!以前、某スプレーアート職人に電話して聞いたんですが、ただ単にガンをベタ吹きでやるのは、ヘタクソで、出来栄えが悪くなる。スプレーガンのダブルアクションを利用することを薦められたことを思い出して実行。スプレーガンは、トリガーを引くと、最初にエアが出て、もっと引くと、塗料が出始めます。この時、塗料が出る時のトリガーを少し引いた状態で吹くと、左の写真の緑の部分のように、ミストが薄く吹きかかります。エア圧は高くて、塗料が少ないから分散もいいので、薄い塗料が広く広がる感じでしょうか。吹き付けの初めは、こんなふうに、トリガーを弱く引いて塗りたい部分に薄く吹きかけ、それをドンドン吹きかけます。そうすると、どうしても、ぬれているところとぬれてないところが出るので、ぬれてないところは、一気にリカバリしたほうが余計な塗膜の厚みを与えないで済むので、やや強めにトリガーを引いて操る感じです。これも、慣れたら何とか出来ますね。トリガーのアクションを工夫して塗るって感じは、なんだか職人みたいで、気分がいいですw失敗も少ないですw
うまいことぬれましたw練習用ブランクで、デカールのエポキシコートの実験をしたやつなので、被塗物自体がボコボコなので、ちょいといびつなのですが、塗膜自体はうまくいったほうです。
続いてマタギ方式
ドライモーターにセット。5RPMです。
そして
回転させながら吹いた。
やばい。
この塗膜は・・・・
職人の塗膜じゃね〜か(怒)!!!
おおおおっ!ツヤツヤモチモチ!バットからティップまで、一辺の荒れ肌もない!つながった塗膜になっちゅうがぁっ!こりゃ、ホンマに売り物レベル!
す、
すごか〜!
ホントにホンマにクソ楽。技術もクソもあらへん。誰が塗っても、完璧な塗装がでけると思いますヨ♪
やっぱ、業者の知恵じゃわ!ブランク塗装するなら、この方法が一番キレイに行く方法だと思います。
ただし、
もはや写真じゃ全く分かりませんが、わずかに・・・・・塗りが甘い部分がある。うっっっっすらと、下地が透けているような部分が、1,2箇所あります。
実は、マタギの塗装も同じ。一度、マタギによって、白に塗られたブランクを見たことがあります。そのブランクも今、ボクが吹いた塗膜と一緒。バットからティップに向けてツヤツヤモチモチで、ユズ気味になっているようなところは一箇所もない。完璧な塗膜。。。。。。。。。。。。ですが、同じく、下地がうっすらと透けている部分が、1,2箇所ありました。黒とか、濃い色で塗装されたら、絶対分からないと思いますが、黄色とか白とかだったら、完璧じゃないでしょうね。やっぱり、連続的に回転させているだけあって、気づかないうちに、塗り残している部分が、少々あるんです。
ただ、下地が透けているということは、マタギは、プラサフを塗ってないんです。もし、プラサフを塗って、この低回転塗装をした場合、ホントに完璧な塗膜になるはずです。
で、
せっかくなので、
動画でご覧下さいwやり方としては、まずはザッと全体を塗り、後々、ムラを確認しながらリカバリしていく感じ。これでバットからティップまでツヤツヤモチモチですwところどころ、吹き方が荒れまくりですが、左手でカメラ支えて、右手でガンを操り、かに歩きしながら、左目でカメラを確認しながら右目で塗り斑確認しながらリカバリしてたら、そりゃ、うまいこと吹けませんがな!
まとめ
ロッドを固定して塗るやり方はチンポコ。やっぱり、回転させないといけない。仕上がりの良さはマタギ方式の低速モーターがベスト。だけど、1,2箇所、塗り残しが出来て、そこが透ける。黒や茶色といった隠蔽性の高い色は関係なし。白とか黄色とかの隠蔽性の弱い色が問題。もし、白とか黄色とかを塗るのだったら、プラサフは必須。リメイクなんかをするときは、ケレンの跡が残るので、兎に角分厚い塗装が必要。全体的にムラなく、コッテリと塗りこむ必要がある。そういう塗装はゼスト方式が長けている。ロックのプラサフは、兎に角乾燥が速くて、スプレーパテとしても使えるくらい粉が多く含まれているので、まぁ、よっぽど同じところを吹き続けない限り、絶対タレません。だから、ケレン足付けした後、ロックのプラサフをゼスト方式でタップリと塗りこみ、パナロックでマタギ方式でフィニッシュ!これで完璧になるはずですw
produced by fukusuke