エポキシ塗料


ブランク塗装をやり初めてからずっと気になっていた塗料。エポキシ塗料。ウレタンみたいに、有害物質を含まないので、作業は安心。さらに、エポキシは比重配合で研究しまくったので、硬化不良は起こさない自身があります。また、ウレタンよりも耐溶剤性が高く、アセトンでも溶けません。おまけに、可使時間が目ちゃんこ長く、ウレタンに比べると雲泥の差。フデでキレイに皮膜が作れます。

エポキシ塗料は、ホームセンターにもないわけではないです。さび止め塗料として販売されており、2液ウレタンよりも入手はしやすいです。ところが、売っている塗料は、サビ色、グレーとかの汚い色オンリー。建築用のサビ止め塗料なんですよね。海のそばなんかの工場で使われたり、船の塗料として使われる塗料です。

というわけで、色の自由度がほぼないってわけ。

しかし、中には素晴らしいモンもあるもので、なんと、エポキシに混ぜる顔料が発売されています。と言うことは、柔らかめのフレックスコートライトに顔料を配合すれば、自由自在にぬれてしまいます。

オマケに安いので、使ってみる価値はある。と思い、やってみました。


サバロで買ったエポキシ塗料。色はパープル。NEW TS COAT PIGMENTというメーカーのエポキシ顔料です。なんと399円。安い〜!エポキシに混ぜればいけるそうです。


使うエポキシは、硬化テストも兼ねて、ジャストエースでやります。配合は、レジン2.0g。硬化剤1.7gです。容量比でいうと、100:101配合です。硬化不良になるはずです。


フタをあけてみると、小さいペースト状の顔料が入っています。


とりあえず、スポイトで、1ml入れました。ところが、まったく色がつきそうにないので、


2ml追加して、合計3ml。だいぶ色が付きました。


塗ってみました。最悪。薄すぎます。筆でなぞるたびに、色が薄くなります。顔料の隠ぺい力が弱いです。


白下地に塗ったらどうなる?と思って、やってみました。白下地は、発色はいいはずなんですが、この塗料はイマイチです。


もう3ml追加しました。すんごい濃くなりました。これで塗ってみましたが、薄かったときと同様、フデでこするたびに、顔料がのいてしまって、色が薄くなりました。そのため、すこし厚く塗って、軽く慣らすような感じでコーティングして、なんとか色が乗る程度でした。


固まった結果。やはり硬化不良になりましたw顔料入れすぎで、顔料が固まらないんでしょうね。右の写真は、顔料を入れてないもの。左側の写真は、顔料を入れたもので、左側は白下地、右にいくほど、黒下地になっています。白下地だろうが、黒下地だろうがあまり良くありません。隠ぺい力は最悪です。

こっちは、うまいこと塗れたように見えますが、

裏を見てみるとやはりムラが・・・・。


結論
後入れタイプのエポキシ顔料ペーストは、使いモンにならん!

色の自由度が低いってのも致命的。


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