自作スレッドテンショナー


スレッドを普通に巻いてるとですね、

必ずヨレます。よれたまま巻いてたら、

ヨレが手まで来たときには、ヨリとヨリが合体して、これを解こうとしたら切れるか、こういう風に、ひん曲がった状態で、変になるんです。

兎に角、この現象は長距離スレッドを巻く時に顕著に見られ、兎に角、がいなんです。

で、スレッドがコロコロ転がるからいかんのんちゃう?と思って、適当なコンパネ切って釘さして、スレッドを安定して立てるための道具を作ったはいいんですが、

よれるよれる。

調子よく巻けているときはなんともないんですが、スレッドの隙間が出来て、一旦スレッドを戻す動きをした瞬間、溜まっていたヨリが一気に伝わり、ヨレ地獄。

つまり、巻いている状態の時に、ボビンのスレッドが緩んだ時がヨリが出来る原因と考えますです。

市販のラッパーを見てみますと、

このようなスレッドテンショナーがついていますです。

だもんで、スレッドテンショナーを手に入れようと、調べてみると、

マタギさんでは、昔750円だったんですが、今見たら1500円になってます。そらいくらなんでも高いやろと思って、調べてみると、このスレッドテンショナー、

ミシンの部品で、「上糸調子器」とよばれるものなんです。

だもんで、ミシン屋に写真と共に、問い合わせに行ってみると、

「これは工業用ミシンの部品ばってん、普通のミシン屋では手にはいらんたい!」

と、いわれ、

行き詰まり状態。

で、

自作したろかい!と思ってホムセンに行って、ウロウロしながらアイデアを練り、

これでいけるんちゃうか?と思ってこうてきました。簡単に言うと、ペットボトルのフタをあわせ、中央に穴あけて、その穴にボルトと押して、スプリングをボルトの中に入れて、ナットでテンションをかける。

がしかし、

ペットボトルのフタが凸に湾曲していて、スレッドを挟み込めないことが判明。

改めてホムセンに行って作戦会議。

その結果、

この部品でいけるやろと考えますた。

これ!ボルトにワッシャ挟んで、スプリング入れて、蝶ナットを付ける。スペーサー必要かと思ったけど、いらんかったな。ちなみにボルト径はM4(直径4mm)です。スプリングが細いのでM4のボルトになりました。

で、スプリングが長かったので切りました。

で、ボルトは2液エポキシ(5分)で接着。

あとは100均釘を

打ち付けて完成w

スレッドをセットしたらこんな感じw

動きは良好w

スプリング90円。ワッシャ100円で4枚なので、50円。釘?タダみたいなもん。ボルト25円。蝶ナット30円。というわけで、材料費は、激安w

オススメの自作ツールです!

で、さらに進化進化!やりよいように改造していかんといけません。

最終的にはこんな感じwバニッシュナイフに穴空けて釘打って引っ掛けて、ハサミとマスキングテープ、抜き糸を空いている釘に刺して、すごく使いやすくなりましたwいままで作業するたびにいちいち、バニッシュナイフ取りに行って、ハサミ取って、マスキングテープとって、スレッドとってという流れで準備していたのですが、作業が続く時はこの格好で窓際に置いておけばいいわけなんで、準備の手間がへずれるってわけですw


2013年版
前作を不便に感じてきており、改善しましたwまず、ラッピング台を大型化。軽いと引っ張った時に動くんよね〜。

で、ボビンホルダー追加。3つじゃ少ないけど、5つあれば、下巻き、上巻き、両方いけるわねwそんで、クギの先をサンダーで落として面取り。突き刺さると痛いモンね。あと、工業用ミシンのヤツをテンショナーに。やっぱり専用品のほうがスベリがいい!で、あとはこまごました道具は、各自1個ずつ取り出せるように増加。これで完璧!クソ便利ですw


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