Jraiden 2度目のリメイク



Jraidenをリメイクして2シーズンが経ちましたが、作り直します。

気に食わんね〜ってところが結構出てきたんです。

まず、塗装がヘタくそすぎやね〜。未熟な時にやったもんやけん、下地が出ているところとかが結構あって、なんとも見栄えが悪いちゃんちゃこりん。

加えて、クリアを塗ってないから、光沢が甘い。なんか、ユズ肌、失敗塗装みたいで、ここをどげんかせんといけん。

続いてラッピングが地味やね〜。特に、下巻きのパターン、何コレ?ってくらい技巧がなくて、地味で、さっぱりじゃ〜〜〜!

おまけに、バットガイド、クラック入ってるし、接着剤をUVコートにコンバートしたいってのもあります。

あと、グリップビルディングがヘタすぎ!さすが、ビルディング1年生の時に作ったヤツやけん、エポキシははみ出しまくっとるわ、散々使い倒して、コルクは欠けだらけ。

それと、今現在、これ、8.4ftあるんですが、若干ながいわね〜。

長いと、遠投+遠くのフッキングがしやすいんやけど、扱いがすっげー疲れるんで、どっちとるか?ってハナシなんですが、年々、体力が落ちてきてるので、若干短くして、リールシートの位置をわずかに前に持って行く。これだけでダイブかわるのよね。今、半日やっただけで肩ぱんぱんやけに、長時間の忍耐勝負を考えて使いやすさを増したいわね。

それから、ガイドがいかんわいね。

今は、

MNST8−3.0
KWSG8×3
LCSG10×4
LCSG12×2
LCSG16−M×1

の11個ガイドで組んでいるんだけど、ティップ周辺のKWSG、これがいかんね〜。

フジからは、糸がらみのない傾斜ガイド!って感じで売り出しているんだけど、その実態はというと、MNガイドとほぼ一緒で、糸がらみはバンバンするし、結構PEがひっかかるのよね。

全然引っかからないのは、LCガイド。あれは、少々絡んでもリーリングで勝手に外れてくれるからホンマ楽。

でもって、剛性もLCガイドのほうが強いし、はっきり言って雷魚ロッドのガイドとしては、LCガイドが一番適しているわけです。これはフジにメールで聞いた時も同じ事を言っていました。

ま、これは初代讃岐の夢で実感していたことなんですが、KWガイドとLCガイドの組み合わせって、市販ロッドではやってないし、そんなわけで、私が導入してたわけなんですが、性能を考えたら、全部LCがイチバンやね。

LCはフットのピッチがKWよりもだいぶ長いので、ガイドを置ける数が少なくなるため、11個もつけるのはちょっと難しいと思って、やるなら、LC10個やなって思うけど、純正のMNガイド8個セッティングから11個セッティングに変えてからバランスが崩れて、フロント重心になったから、10個にすることで軽量化が実現できそうでGOODだと思います。

あと、ガイドはフルチタンにします。前回のリメイクでガイド交換でフロントヘビーになってしまって、雷魚ロッドってクソ重いから、ガイドの重さなんて・・・って思ってたけど、案外ガイドってやつは少なからずバランスに影響するんちゃうか?って思ったものですから・・・。ステンとチタンだったら、ステンのほうが硬いんで、雷魚ロッドにはステンのほうがいいと思うけど、軽さと、あとチタンって使ったことがないんでためしにやってみようかと思います。

で、早速作業開始。ガイドを外していくわけですが、今回新しくツールを導入して、

コレです!アートナイフの曲線刃です。普段は、直線刃を使うことが多いんですけど、これだと、結構ブランクに傷がいくんですよね〜。

早速使ってみると、上々♪浅く刃を入れることが出来て、うすーく切る事がやりやすくて,ブランクに傷も行きにくく、失敗が少なく、作業もしやすいです。

ガイド外しは曲線刃ですね♪

で、トップガイドも外して、ま、なかなか抜けなくて、先をつまんで引っ張って、こんなんなっちまいましたが(汗)

これで準備が整いました。シャドウライズと一緒にケレンします。

で、バット部分は塗装を残したいので、テープでマスキング。

いつものようにロックリムーバーを塗って1時間後、カッターの裏刃でガリガリと塗装を落として、

スコッチブライトでキレイにして、

終了w

なお、ロックリムーバー、少々残ったスレッドはみな溶かしてくれるんで、下手に下巻き全カットにこだわらず、そのままリムーバーをかけたほうがブランクに傷いかすリスクが少なくていいと思います。

そんなこんなで終了。ものの30分くらいです。剥離剤は必須です。

ただし、前塗装のツギメはなかなかとれないですね〜。ま、どうせラッピングするんで、このくらいにしておきます。これ以上やると、前塗装に傷を生かす可能性が高いんで、ほどほどにしておきます。

がしかし、A型の性格が気になり、結局、ロックリムーバーをもう一度塗って、キレイにとりましたw若干、純正の塗装がはがれたけど、よしとします(汗)

さぁ、色は何色にしようかな?






グリップ製作
今まで、グリップとブランク、ごちゃごちゃにしてアップしてたんで、ちょっと今回は分けて紹介したいと思います。

今回一番の目玉。アルプスのDALT−20ブラックのリールシートが到着しました。

加工にてこずりましたが、なんとかフィッティングが出来ました。

使い勝手はフジのTDPSのほうが良さそうですが、新しいツール導入もアリだとおもうので、DALT20で組みます。

で、色アワセをしてみます。

リールシートがブラックなので、チェックもブラックかな?って思いましたが、案外赤との組み合わせもステキ!と思ったので、チェック類は赤でやります。

DALT20のネジ山上部の装飾パーツについては、フジのTDPS20用のがドンピシャでいけるんで、これでやったります。

そんなわけで、パーツ注文。

チェックは赤で統一。

マタギのクリスマスセール時にポチッとやりました。

で、グリップマテリアルですが、最近、雷魚ロッドコルクばかりだから、今回は、EVAで組もうと思っていて、これはシャドウライズがグレーEVAの時代はコルクにあこがれ、2ndでコルクになったらEVAで組みたくなるのと一緒ですw

で、日本にないEVA、白いEVAで組もうと思ってマッドホールから頼んだものの、マテリアルがダメダメすぎて、却下!詳しくは「アメリカンEVAのクオリティ」参照〜

一方、クロスカットEVAは結構いけてて、径もアルプスシートにあうので、これを使って、マタギパーツの組み合わせでやろうと思います。

そんなわけで、続いてパイプのカットに入ります。

今まではJraidenブランクに、700mmパイプで使っていましたが、若干ながすぎなんですよね〜。

フッキング入れるときは便利なんですが、ほんの少し。ほんの少しだけ短くしたい。といって、8ftは短すぎ。

8.2ftくらいで使いたいんです。でも、長年、キャストして、体がブリップになれてしまっているので、現行Jraidenと同じリールシート下にセッティングして、フロントをカットする方法で行きます。

で、今現在使っているパイプは精度が荒く、外径が20.5mmもある上にカーボン部分を残しているため、ここだけまた削るのがめんどいので、新しいパイプを使うことにします。

で、ここに、2本のパイプがあります。ともに700mm。内径16mmです。

一つはホーペックでワンオフで製作してもらったやつ。もういっちょは、昔、広島のパゴスで見つけて買ったヤツです。ジャストエースの商品でボートバットと呼ばれるものです。

一応、カーボンみたいですが、重量比較をしてみると、

ボートバットが132g。

カーボンエポキシをガラスエポキシでサンドイッチしたのが、142gです。

やっぱグラスのほうが重いな〜。ジャストエースのかなぁ〜。

とはいえ、ワンオフで作ったパイプで組んだことなんてないんで、ホーペック製のもので組んでみることにしました。

で、まずはカット位置を出します。今まで使っていたJraidenグリップ、ホーペックグリップ、純正グリップを並べてみました。

純正は8ftの長さの目安にするためです。

で、旧Jraidenグリップのリアグリップと全く同じ長さにするために、下をそろえて並べ、

上側の切る位置を決めます。8ft以上にしたいので、旧Jraidenと純正Jraidenの中間地点にします。

マスキングテープでマーキングして、

今度はそれを下端にあわせて、旧Jraidenリールシートの位置を合わせます。とはいえ、このリールシート、フジじゃないですから、リールのセット位置が微妙に違っていて、

リールをつけた状態で、リールの位置を合わせ、それを元にリールシートの位置を決めます。

んで、カットします。いつものようにプロクソンにダイヤモンドカッターをつけて、一気に切ります。

で、面取りはこれまたプロクソンのマイクログラインダー。何かと、軽量電動工具は使えますw

そして、今度はパイプの外径を追い込み加工行きます。

というのも、このアルプスシート、DALT20とかいう名前なんですが、実際のところ、内径は19.6mmしかないため、0.4mmほど削りこまないといけないんです・・・。

そんなわけで、前回、ニッカリ青江グリップ改造で紹介したとおり、マタギリーマー+ドリル+空研ぎでペーパーを当てながら削ります。

これが結構重労働で、カーボンの粉は舞うし、サッパリ削れないしで、40番手の空研ぎペーパーをA4、1枚丸々つかって、

サンドイッチされたカーボンがむき出しになるくらい削ってようやく入りました(滝汗)

こんなことがあるから、カーボン入れるなら、一番内側に入れて、外側をFRPにするのが賢い注文ですね。後学にいかします。外側をカーボンにするのが一番アホやね。ってか、ガン7、外側がカーボンじゃん。どうしよう(汗)

そんで次はグリップ作り。

当初は、白いEVAと黒いEVAのツートンでやろうと思ったけど、品質があまりに悪くて中止。

結局いつものコルク+黒いEVAツートンでやることにしました。

いつもの似たようなデザインでフィッティングさせていきますが、せっかく輸入したので、黒いEVAはクロスカットのものでやります。

で、リールシート下側は集積コルク。だけどこの集積コルク、ブッシュトレーサーで失敗済みなんですが、短いと平坦出しがうまくいかないことが確定しているため、2個重ねて旋盤にかけることにします。少しでも長いほうが、成形がうまく行きます。

で、グリップ成形に戻りますが、これまたいつものようにマタギリーマーで内径拡張していき、

こんな感じに抜けました。いつものことですが、コルクは内径拡張したらどうしても内部がイビツになり、成形時に割れやすくなります。これは外径33mmの最大コルクですが、それでも20パイのグリップにあわせるとなれば、内径はかなりアラがでます。マタギに内径20mmのコルクを発売してほしいなと強く思います。

さて、いまから旋盤加工行きます。

で、まずは初挑戦の集積コルクの接着。

実は相互リンクの大とかさんのネタを見ていたら、コルクリングの接着で木工ボンドを使った接着を紹介されており、これをやってみることにしましたw

木工ボンドは100円。1液で使いやすく、固まったら透明になるため、いいじゃん?って思ってwクランプは昔、ドライモーター台で使ったクランプがあるので、コイツを使うことにしましたw

まずは木工ボンドを塗りたくり、

接着した後、

クランプで挟んで、はみ出た接着剤をアルコールで拭き取る。

半日まってカッチリ固まりましたw

続いて旋盤にかけて、各グリップパーツを削っていきます。

EVAはなんてことはないんですが、

問題はコルクで、

エッジの平坦だしの時に必ずといっていいほど、欠けます。欠けると平坦にならないんで、いつも悩みのタネです。

集積コルクは、まず内径を20mmまで広げて旋盤にセットし、

ペーパーで成形していきました。1液なため、強度が心配だったんですが、熱のかかる内径拡張作業でも分離することなく、旋盤加工でも問題なく出来ましたw

が、継ぎ目がNGです。1液だから引けがあり、このおかげで、継ぎ目でところどころ隙間が空いています。木工ボンドでも出来ないことはないですが、やはり色を同化させたほうが良いんで、ウッドエポキシを使ったほうがなお良いと思いました。ウッドエポキシは引けはないし、コルク系の色で同色です。後学にいかします。

んで、もいっちょウンチクですが、マタギは、集積コルクは、内径6mm外径32mm幅12.5mmの状態で売っていますが、小さすぎんか?と常々思います。集積コルクなんだからグリップパーツなわけで、外径6mmのグリップなんてあるわけないし、内径を拡張するときは加工が必要になり、その際短すぎる幅がセンター出しの精度にアラを出します。ちょうど良いのは、長さ50mm、内径15mm、外径32mmくらいのサイズだと思います。

で、成形していき、フィッティングなどしていたんですが、グリップがごつすぎて、間にかますリングパーツが小さすぎて全然ダメ。もったいないけど、リングパーツは使わず行きます。

で、大方成形し終わって、フィッティング。愛用グリップのリールシート位置にあわせてセッティングしていったんですが、

やはりここでもコルク成形のアラ。

というか、棒にセットしている状態では、内径の根元部分まで削れないので平坦出しがうまく行きません。EVAだったら、柔らかいし、内側の凸をきればいいのですが、コルクは硬いし、欠けるのでそうは行きません。

そこで苦肉の策で考えたのがコレ。まず、旋盤の受けギリギリのところにコルクのハシを持ってきます。

で、今現在成形加工で使っている、NTドレッサーですが、これは荒目のものしかなく、コルクは欠けるので、NTドレッサーの先に、400番のペーパーを当て板して、細かく成形していきました。ハジを宙ぶらりんにしているので、内径の根元まで細かいペーパーで成形していきました。

するとOK!カンペキにコルクのハジを成形できましたw

反対側もカンペキ!文句なしの加工です!

そうしてフィッティング。若干、集積コルクの継ぎ目が気になりますが、良い感じですw

で、案外時間がかかるのがグリップ側なんで、ブランク側に先立ってこちらを先に塗装します。まずはパイプ成形時のアンサンドのテープ跡を消すためペーパーで水研ぎします。100番から600番までで終わり。

その後、組んだ状態で塗装する幅をマスキング。

パーツを外して、そのマスキングの外側にマスキング。内側のマスキングを外して、塗る範囲をマーキングします。

グリップパーツの内径をギリギリに加工しているので、塗膜の幅で入らなくなる可能性もあるため、余裕はワインディングチェック一個分に抑えます。

そしてサランラップでマスキングして塗装。

プラサフです。これ位の塗装はペンキは10mlくらいでよくて、今現在使っているPC308は150mlカップしか付かないから不便です。

良いのは50mlカップが取り付けられるPC208。中身はPC308と同じですが、断然PC208のほうが良いなと思います。

で、もうこれくらいのブランク塗装は簡単なモノ。一瞬で終わりました。ほぼカンペキな塗膜ですw

ンデ、中塗り塗装。今回、別件のビックシューターと同時進行で塗装しており、ビックシューターをHP102Bで塗装して、ガン変えるのがめんどくさいので、そのままパイプ塗装。

しかし、これがまずかった(滝汗)

ミストが細かすぎて、粉ぶいて、ナミツヤになら〜ん!このツヤは一発厚塗りでいいんだけど、吹き重ねていると、粉ぶいて目もあてられん!

遠くから重ねて何度も・・・・なんてまどろっこしいことをやってたら、粉だらけになってしまうため、一発厚塗りで対処することに。

すると、ハイたれました!!!

ほんっとね、

手間をへずると、こーなるんよ塗装は・・・・

被塗物に対して、最適なガンをチョイスしないと、えらい目に合うわね・・・。

久しぶりにペーパーでタレ補修します。下地まで逝って塗りなおしになりそうだけど(汗)

で、ファインなスコッチブライトで遠慮がちにほしゅうしてたんだけど、

やっぱこーなるわいね(涙)はい、中塗りやり直し〜

一応、フィッティングしてみたんですが、塗装範囲はドンピシャ!完璧に寸法が出ています♪

そんなわけで、グリップ側のやり直し行きます。まずは、PC308でプラサフを吹きなおします。黒い下地が出た部分の隠蔽がなかなかやりにくかったですが、

気長に吹き重ねてなんとか消しましたw

その後、乾燥台に置き、乾燥させます。

そうして、次に、ベースコート。チャン白を吹きます。いつもは0.6mmのガンでやるんですけど、案外、吹き重ねだったら、0.8mmのほうが同化が出来ていいんじゃない?って思い、PC308でやりました。これも良い感じに終わりましたw案外、0.6mmよりも失敗がなく、出来栄えはいいと思いましたw

そして、2日くらい放置させて、布団乾燥機で乾かせたところで、トラブル。

こーゆー、緑の染みが付いていました(汗)

そこで、ピカールで研磨して、消しました。

乾いたところで、いつものデカール。Build by Sanukiryouguをテプラで印刷して、グリップのセパレート部分に水転写。東邦の2液ウレタンを使ってコーティングし、

新たに導入したガン、PC208を使ってマルチトップクリアQRを吹き付け。

ところがこれが大失敗!!!

しつこく塗りすぎた〜(汗)タレまくりです!

ネームがあると、ネームの浮きを消したくて、厚塗りにしたい気持ちがあるんですけど、厚塗りはクリアでは厳禁なんよね〜(涙)

もうどうしようもないので、ネーム部分を上にした状態で、涙を下に下げ、

タレをラッカーシンナーをしこたま染みさせたキムワイプでこそぎとりました。

んで、しばらく他の塗装をして、ほったらかしにして、こそぎとったところにアシストでクリアを吹き付けてみたらなんと、

修復できたみたいですwwwwwwうれし〜。触ってもどこを触ったのか、良くわかんないから、このままでいけますw

さて、今からグリップビルディング〜w

んで、早速各パーツのエポキシ接着を始めましたが、トラブル。

塗膜が厚くなりすぎて、チェックが入らなくなっていました(汗)

そんなわけで、チェックは塗膜の手前でストップさせることにして仕切りなおし。

とりあえず、リアグリップのEVAをEP001つけて突っ込みました。

あとエポキシですが、なんせベタつくので、最近はビニール袋をかぶせた状態で保管、使用しており、これだと手が汚れることがないんで便利です。マスキングテープって手もありますが、あれだと、マスキングテープの上にべたついてきてダメです。

完全に硬化して次の日、今度は同じようにリールシート下のグリップの接着に入りました。

が、ここでトラブル。

ねじ込む時に、木工ボンドでとめていた集積コルクが剥離!

やっぱし、1液はいか〜ん!

しょうがないんで、EP001を隙間に充填させて、圧入しました。

そのまま、EVAも組んでいき、1日乾燥。

その後、リールシートへ。

これも1日乾燥させ、フォアグリップを組んでトラブル。

塗膜の厚みで入らなくなったチェック分、グリップが短くなり、フォアグリップを組んだときに余る!

このままではいかんのでパーツを削ることに。

EVAに削る距離のアタリをつけ、

旋盤で再加工。

ためしにカッターで回転させながら切ってみましたが、切り口はイビツ。なかなか難しいモンですな。

そして、クロスカットグリップは、やりにくいんだけど、面取りでテーパーをつけました。


ザラついた仕上げは、

番手の細かいペーパーで研いでいき、

最終的にはこんな感じ。

ところがまたまたトラブル。面取りをやりすぎてしまい、チェックが余る!

しょうがないので、面を更に削っていき、こんな感じに。合格ですw

がしかし、今度は削りすぎてしまい、今度はパイプの先っちょがはみ出る始末。

これについては、プロクソンのマイクロベルトサンダーで少しずつ削っていき、

チェックでパイプが隠れるようになったので合格w

一方で、フロント側が余るということは、すなわち、リアもチェック分余るというわけで、

隙間の開きすぎたリアグリップのコルクを削ることに。当て版をして、慎重に削っていきましたが、やはりうねっています。

コルクの場合、内径がかなりイビツに削られてしまうんで、丸棒に突っ込んだ状態で円筒部を平坦に仕上げ、そこから両端の追い込みをかけて一発仕上げしないと、再加工はうまく行きませんな。やるなら、EVA側を再加工して調節したほうがいいと思います。

でもま、いまさらいっても手遅れなんでそのままいきます。

フォアグリップ側の接着で、EVAとチェックを入れます。チェックはTDPS20用のフジ用リールシートチェックです。

アルプスの場合、ねじ山が平坦になっているところがあるんで、そこはティッシュが入りにくく、麺棒で取ります。

この状態で乾燥させ、

次の日にコルクの接着。

芯が若干、ずれていて、チェックが偏ったので、チェックはコルクにあわせてセンターに出しました。隙間についてはパテで埋めます。

で、とりあえず、半完成。ネーム前後のスレッドコーティングがあるんで、ケツのパーツは空けた状態で置いておきます。

で、次はグリップのセパレート部分のUVコーティングですw

タスキ巻きで仕上げましたw

どこかのブログで見たことがあるようなコーティングです。ドキッ!リールシート側はまぁまぁうまくいったほうですが、

下側がイマイチ!油断するとチェックが埋まる!ムヅイコレ!UVだきん早いけど、エポキシでこれをやろうと思うとすさまじい手間です。スゴイ。

カッコイイのでパクり目指して練習中!!!次はGUNGUN77なんで、それでやったろうと思います。練習練習!

いよいよグリップも大詰めになってきており、問題はバランサーをつけるかどうか。リールシートが結構な重さだもんで、ひょっとしたらバランサーいらんかも?って思っていて、バランスを見てみました。

バランサーなしだったら、使えんことはないけども、やっぱりかなりのフロントヘビー。

一方、バランサーつけたら、カナリ楽w

重量的には550gで、使えるか使えないかのギリギリですが、着脱式だし、ためしに550gで使ってみることにします。結果、コルクはそのまま接着することに。

ただし、短いコルクの内径がデコボコなため、若干内径大きめに作っていて、油断するとセンターがずれるため、EP001をコルクの先のみにつけて接着しつつ、バランサーを入れて、センターをあわせ、10分くらい持ちっぱなしにしてセンターを出しました。

そんなわけで、バランサー側のコルクはスカスカなため、そこにエポキシを充填させ、隙間を埋めることに。

久々登場のフレックスコートライトフォーミラですが、UV照射が出来ないような部分には、エポキシを入れるしかないので、こんなときはエポキシは便利ですw粘性も低いしw

だけど、粘性だけなら東邦NTのほうが低いし、可使時間長いし、手に入りやすいので東邦のほうがいいかもw

で、作業終了し、次の日、固まったエポキシ見て仰天!

コルクの隙間からもれとるがな!!!

幸い、ガッツリ付いているわけではなかったので、事なきをえましたが、危ないです。

で、良く見てみると、コルクは欠けだらけ。成形時のペーパーがけがやっぱりいかんね〜。

そこでコルクの修復。

実戦では初となりますが、ウッドエポキシを使うことにします。

クラックに塗りまくり、キムワイプで拭き取る。

ついでにずれているチェックの隙間も埋めてやり、

フロントのコルクも修復。

乾いてから、ソボロみたいなカスを指でしごいて取り、修復完了w

グリップはこれで完成!

ウン。

ウン。

使い勝手は悪いけど、やっぱ、アルプスシート、かっこいいわ♪こんな派手でカッコイイ雷魚グリップ、ないとおもうど^^

サテ、あとはブランク側じゃ〜!



















ブランク編
グリップから入ったので、ブランクは手付かずだったんですけど、これからいきますよ!
まずは、ブランクの塗装やります。

いつものように台座にブランクをセットし、PC308でプラサフを吹き付け。

うまい具合に塗れて、乾燥台で乾燥させた後、

2,3日置いて、パナロックシンナーでシリコンオフした後、ベースコート。チャン白を吹きます。

いつもベースコートは0.6mmのPC208でやるんですけど、今回はPC308。リールの塗装もそうですが、吹き重ねて、後から来たミストを固まりかけのミストに同化させる場合、ある程度ミストが大きいほうが同化し易く、塗りやすいので、口径は大きいほうがいいような気がしてきました。塗装の世界では、大は小を兼ねますが、小は大をかねないのが実情だと思います。

そして、ベースコートのチャン白の塗装完了。若干ゆずぎみになっていますが、バットのでかいところは問題なし。やっぱり、プラサフもベースコートも口径の大きい0.8mmのほうが優秀なような気がします。

ところが、そんなに甘くない。

コレみてん!屋外塗装の天敵、異物ですわ〜。しかも特大。

まいったな〜。今思えば、シンナー染み込ませたキムワイプで取り除いて、再び吹き付ければよかったな〜〜〜。

で、2日ほど乾燥させて、強制乾燥。いつものように布団乾燥機で完全硬化を目論見ます。

が、

大失敗で、乾燥機の中から引き抜く時に、先っぽがどこかに引っ付いたように思ったんですが、抜いて見てみると、

嗚呼!

緑の染みがついとるがや〜!これは布団乾燥機の内側の繊維なり。指触乾燥が早い?2日たってんだけどな〜。1週間くらい寝かしたほうがいいかも。

さ、最悪・・・・リカバリできるか焦っていると、ピカールで簡単にのきましたw

んで、先ほどついた異物の処理。デザインナイフでカットし、

飛び出た形跡は、スコッチブライトで慣らしていき、

凹凸は目立たなくなりましたwあとはクリアでごまかします。

そして、細かいスコッチブライトで足付けして、最後の塗装。クリア。

もうね、何の問題もなくいけました〜www

※HP上でよくやってる、2トン塗装のサランラップのマスキングですが、実はコレ、乾いた後、触ったら、ウレタンがボロボロとこぼれます。だもんで、やっぱし、アルミ箔でやったほうがいいような気がします。

さて、これからガイドセッティング〜!

サテ、ブランク側は塗装が終わり、ガイドセッティングですが、フルチタンのLCガイドで統一することが決定していて、早速見積を出しました。

なんと驚きの1万2千円ですがな!国内最安値のロットロットモア通販でこれです。

一方、ステンガイドで組んだ場合は、同一モデルで、7000円。大方倍近くするその値段にビックリです。よっぽどでないとチタンの導入はないですね。Jraiden,すごい値段になってきておる・・・。

で、ガイドセッティング前に、ちょっとブランク塗装で気になるところがあって、ま、ユズ肌なんだけどね〜(汗)

その部分を、スポンジペーパー(1000番)で削って、

ピカール研磨!今まではプラスチッククリーナーでやってたけど、結局ピカールでも変わらん!

で、最後にティッシュでしごいて、アルコールつけて拭いて終わり!アルコールを忘れると、ツルツルすぎてスレッドが滑るんよね〜。

で、ガイド付けながらセッティング。

セッティングは、トップ〜10.0〜11.0〜12.0〜14.0〜15.0〜16.0〜18.0〜19.0〜22.0で、ほぼ等間隔で若干下ガイドが長いかな?というセッティングにしています。

通常のガイドセッティングは、5番ガイドくらいから間隔を一気に空けるんですが、LCガイドはゴツくてフット間が幅広のため、先端のガイド間隔を狭めるとダブルラッピング時に下巻き間が密になりすぎて、ラッピングが美しくなく、また、接着剤がのるぶん、硬くなるし、なるべくガイド間を離したセッティングのほうが良いと思います。

で、リング径8ガイドは下巻きを4cm、10が5cm、12が6cm、16が9cmにしております。

下巻き間をマスキングテープでマーキングし、中央にマジックでマーキング。

で、予定のラッピング開始。中央が赤メタ5巻き、両サイドに銀メタ5巻き、残りを紺メタで覆います。が、ジャストエースのスレッド、細くてすべりやすいんで、糸目が出て、いか〜ん。やっぱグデブロのHTメタリックのほうがやりやすいな〜。

で、巻いていって疲れたらコーティング。雷魚ロッドはなるべく薄いコーティングのほうがクラックが入りにくくていいので2回塗りで仕上げています。

現在、作業時間は子どもが起きる前の夜明けしかなく、いつも10時就寝の4時半起きで作業しているので、ラッピング直後にコーティング完了できるUVコーティングは、この上ない便利道具です。

今日は3つ。明日は2つとか、こーゆーのがエポキシではでけんき、すげー重宝しますwww

で、最後のバットガイドのラップは前のスレッド跡が邪魔でキレイに巻けないから、

マスキングしてスポンジ研磨剤で研ぎ出し、

こんな感じに平坦になったらOK。

で、苦行のような手巻きを敢行し、

いい感じ?に思えるも、

コーティングしたらアラだらけ(汗)

いや〜下地が明るいと目立つ目立つ。市販ロッドがほとんど黒を採用するのがよく分かります。

んがしかし、とりあえず下巻きは全部終了wなんとわずか3日間、2時間ずつ作業しただけで終ってしもたwwwラッピングに入るとUVコーティングは早いね〜♪

で、続いてガイド取り付け。まずはガイドの足削り。プロクソンのマイクロベルトサンダーでちまちまと削っていき、

こんな感じになったらOKw

で、まずはトップガイドから。

スプラインを確認し、背の位置をマーキング。

5分エポキシを用意し、

そのマーキングを下にした状態で、ガイドの頭が下にくるようにセット。

そのまま5分放置して完了。

ここからハネクラがやってるタスキ巻きでフットのラッピングを行います。

化粧巻きの赤にグデブロのHTメタリックを採用してみましたが、色合いが暗くてイマイチ。

続いてジャストエースの赤メタでもやってみましたが、これもダメ。

結局、ジャストエースのNCPの赤Cが一番良かったです。夏に色あせそうだけどね・・・。

そんなわけで、ジャストエースの黒C7巻き〜ジャストエースの赤C5巻き、あとはジャストエースの黒Cでラッピングを行い、

トップガイドはサッサとラッピング。天井にぶつけるとフットが曲がって悲惨なことになるから、動かないうちにコーティングを行います。

完成がコレ。

続いてダブルフットのコーティング。これも下巻きと同じように、巻いて疲れたらコーティングで、1日3つずつくらいのペースでコーティングを行っていきます。

こんな感じですねw若干、タスキ巻きの角度が上と下でブレがあります。難しいですコレ。

で、作業が終わると、掃除機で糸くず掃除です。足について色んな部屋に伝染して嫁さんがカンカンです(汗)

で、どんどんUVコーティングしていくわけなんですが、最後のほうでトラブル。

UVハードナー使っていると良くあることなんですが、

上のファンで風を送りながら冷却するんですけど、

その際、ファンからダストが良く出てきます。

そいつがたまにコーティングに付着し、

こーなります。

固まる前に取ろうと思って、ドライモーターを一旦止めて、ピンセットで取っていたら、

なんともう片方の樹脂に大きなチヂミが起こっているじゃないですか(驚)

心得その1。

光を当てた瞬間からドライモーターは絶対に止めるな!

しょうがないので完全硬化させたあと、ヤスリでゴリゴリとチヂミを削って平坦にしていき、もういっちょコーティングをかまして、

修復完了wわかんないっぺこのw

で、最後、バットガイドのコーティングなんですが、最近、デカールをかませるのがマイブームで、今回はハスの花を置いてやろうwと思いまして、

ネットで適当なハスのモノクロ絵を取ってきて、

テプラで印刷したらトラブル。

コレですわ〜。

ビットマップ変換しているのにどうなっているんでしょう???

キングジムに問い合わせてみたところ、

閾値を変更したらOK!とのことで、

右クリック押しながら変更して見ると、JPEG挿入で真っ黒になっていた画像が鮮明になり、

ちゃんと印刷できるようになりました♪

がしかし、ちょっと小さすぎるので大きいテプラを注文することに。がしかし、32mmテープは黒文字と赤文字しかなくて、金文字、白文字は24mmが限界のようです。案外、黒スレッドに金模様が目立たないので、金と白で比較しつつ選定しようと思います。

そうこうしているうちに良く見てみると、ブランクの擦り合わせをした際に、バットのスレッドまで逝っちゃっており、

スレッドを巻きかえることにしました。

がしかし、エポキシのスレッド跡でボコボコなので、ペーパーで整えてから、赤Cと黒D(グデブロ)でタスキ巻き。

クソ長いので、Dじゃないとやってられないと思ったからですw

結構時間がかかって巻き終わり、コーティング。

しかし、気泡が入りましたね〜。

UVコーティングは気泡が入っているかどうかは、クソまぶしいボディ内に入れてはじめて分かることが多く、気づいた時には硬化して手遅れになります。

このあたりが便利な半面、デメリットでもあるんです。

こうして、24mmテプラが到着し、

早速印刷して貼ってみたところ、

なんとフットのデコボコがあって、

どうやってもデカールが浮きます(汗)

このままじゃ貼れないので、さらにUVコーティング。

結局、5回塗りくらいで段差が消せたかな?と思って、

貼り付けてみたら、ギリギリOKw

そこからデカールの上塗りで2回塗りを行い、結果、7回塗り・・・

ハナシにならんくらい分厚いがな(怒)

他のガイドは薄塗りを心がけていたもんやけに、部分的に異様に厚いバットガイドのコーティングがなんともみっともない〜

ワタシの美的感覚が

NG!

と発し、

方向転換。ガイドコーティングは薄くして、凹凸のないネーム部に貼ることにしました。

そんなわけで、モッチモチのガイドのスレッドを解いてやりなおすことに。

さすが、7回塗りのコーティング、すんごい分厚いです。

が、やりこさは大したものwこれだけ分厚くてもまげてクラックが入らないんですもん。エポキシじゃ到底無理な領域ですわな〜wwwUVコート最高w

で、スレッドの解け方も変わってて、あまりにやりこいからか、スレッドと一緒にコーティングがはがれない!かなりめんどうだけど、柔軟性は申し分ないわね!

変わったほどけ方をしましたw

はがし完了w

で、また同じように巻いていくんですが、今回、ジャストエースのCからグデブロのDに変更しました。

タスキ巻きの場合、スレッドが太いほうがタスキ部分が目立ってGOODだと思います。ベストはDスレッドじゃないでしょうかw

そんで、巻き終わり、

コーティングも終了wホライズンに教えてもらったまっすぐのコーティングもなかなかうまいこといけました♪シークレットなので紹介できないのが惜しい!

さぁ、ブランク側かんせ〜い








!?







あれ!?

なんか、











ネームがない。。。。。。


ガイドの90度横やんか!?Σ(oДolll)ノノ

う、うそでしょ・・・・・・!?

これ、

スプラインがずれとんや・・・・。

市販ロッドはスプラインがかなり適当で、ちゃんとガイドを置いていること自体が希。Jraidenは特におかしくて、

スプラインの向きをきっちりだしたら、ネームがずれとったんや〜〜〜〜!

なんで完成した今になって気づくかな〜(怒)まったく気づかんかった自分に激怒ですわ〜(涙)

もうね、これは美的感覚の許容範囲を大きく逸脱したため、塗装してやり変えます。

まず、スレッドを全部剥ぎ取り、
ロックリムーバーで塗装剥がし。

ここで、実は若干塗装を残しています。大きなポイントです。

Jraidenは、ライデンという安価モデルが存在し、Jが付かないだけで、値段は2万近く安くなります。ブランク、ガイドは全く一緒。違うのは塗装。

そんなわけで、わざわざ2万近く高い金を出し、購入した意地という物があります。

全部塗装してしまったら、ライデンのカスタムと思われるのもしゃくですわ!

ワタシのはライデンと違うんよ〜!ライデンなんよ〜!

Jraidenかライデンか?それは今となってはメタリックレッドの塗装しか判断基準がなく、「J」の勲章である、メタリックレッドを少しでも残しておきたいオーナーの気持ちなのです。

そんなわけで、バットガイドの間のわずかなスペースにメタリックレッドの塗装を残すことにします。

で、ロックリムーバー後で、カッターの裏背でガシガシと塗装を落としていき、

スコッチブライトで水研ぎ。

番手を大きくしていき、キレイにケレンできましたw準備OKw

フト見てみると、なんとJraiden、ブランク部に強化プライが入っており、バット部分は妙に肉厚になっておりますw不自然な勾配のコーティングはこのせいだったのね〜w

んで、塗装いきます。

ブランク固定台に突っ込みますが、グリップ間近なため、パイプに通せないので、練習用投げ釣り用ブランクに突っ込み、ガムテで固定し、まっすぐに固定します。

で、PC208でクルクル回しながら、ウレタンプラサフHBの黒を吹き付けます。

乾いたらつやがなくなるので、ツヤがなくなってからパナロックに交代。

パナロックのゼットブラックを上塗りします。

黒の塗装は楽wなんてことはありませんwツヤが出るからクソ楽w

続いてネームのデカールですが、カナリの思い入れがあるロッドなので、いつものように讃岐のナンチャラとか貼るのはやめにします。

ガチに、製作者の意思をスポイルすることなく改造していこうと考えております。

ゼニスのロッドプロデューサーはガンダムマニアと見える。

ガンダム寄りにしたろーじゃないのコノ!

そんなわけで、フォントをあれこれ試しつつ、遊びつつ、チョイスしていきました。

こうして、決まったのがコレ。

東邦2液ウレタンでコーティングして、

PC208を使ったウレタンのスプレー塗装。バット部分のクリアコーティングはペンキ量は10mlもあれば十分で、息切れ対策で20ml配合でいくんですが、通常の小型スプレーガンは小カップでも150mlタイプですから、息切れのリスクがあります。その点、PC208は50mlカップが使えるので20mlでも十分吹けるので、兎に角最高ですwオリンポスのPCジャンボは最高ですw

で、今回新たな試みとして、

ウレタンクリア無希釈で吹いてみることにしました。

もともと、トップコート用ウレタンは「引け」」を嫌い、極端にシンナー希釈を少ない配合で使うのがキホンとなっております(ベース用クリヤは60%標準なのに対し、トップコート用クリアは10%程度)。

そんなわけで、無希釈でやったら一発でデカールの段差が消えんかの?と思った次第です。

無希釈配合の粘度はこんな感じ。

若干圧を高めにして吹き付けてみましたが、ミストは問題ありません。

が、吹き付けてみて早速問題発生(汗)

あっちこっちにピンホールが出現したとです。

今まで見たことがありません。吹きつけたときはナミツヤが出たんですが、

ポツッ!

と、クレーターが現れるのです。

いたるところに。

ハジキではなさそうだし、サッパリ分からなくて、プロに質問してみたところ、原因が分かりました。

塗料がねばいこととレベリングの不具合です。

塗料がネバイと塗料カップの中で気泡が消えずに残ってしまい、吹きつけたミストの中にミクロの気泡が存在したままノズルから霧状化され、被塗物に付着して、引いた直後に気泡が破裂。クレーターが出現するということ。

もう一つはレべリング。レベリングとは「平滑化」のことで、このサイトではユズ→ナミツヤという言葉で説明していました。専門用語があることを初めて知りましたw

通常、ノズルから発射されたミストは粒状で被塗物に付着。それが乾燥する前に次に吹きつけられたミストが付着。前のミストが乾燥する前に付着するので、「同化」が起こります。









これが繰り返されて、被塗物の塗面は滑らかになる。これがレベリングです。

もし、使う塗料がねばく、乾燥が速い場合、レベリングが甘くなり、同化が阻害されます。結果、ピンホールが生まれることがあるようで、

無希釈が良い!わけはなかったんですね・・・・。ヒジョーに勉強になりました。こーゆーノウハウも、自分ひとりではまず分からないし、どこかの掲示板で質問してもアマチュアスプレーマンのまとはずれな回答にお礼を言わなきゃいけないので、やっぱり塗装関連のモノは相談が出来るところから買わなきゃいけないなと改めて思った次第です。

ほんとね、塗装は色々な形でトラブルが襲ってきますから。何年経っても・・・。

そんでもって、結局、無希釈で吹いたって、ナンボか引けが出て、

デカールが浮いちゃってるしね〜www

ここでネームの意味を説明させてもらうと、

Jraidenはそのまんま。こだわりはその下の文字。

「PM056330279A」というのは、軍籍番号www

ジョニーライデンは、そもそもジオン軍のモビルスーツのパイロットですから、軍籍番号というのがあります。

ここではその軍籍番号を刻印したわけw

で、その後に続くのは、

Principality of Zeon

これはジオン公国という意味で、ジョニーライデンの所属軍ですな。

ワタシもガンダムマニアってわけじゃないんですけど、ファーストとZくらいは見たことがあります。

主人公は連邦軍なんですが、人気があるのは悪役のジオン軍という不思議なアニメで、誰もが知ってるシャアなんかもジオン軍のパイロットです。

というわけで、次は2回目のトップコートをシンナー希釈した状態で吹きますw

そんなわけで、クソ寒い2月に吹いてみたんですが、今回はピンホールは出なかったものの、またまた引けが出てデカールが浮いてしまったので、3回目のクリアを吹きました。

これでカンペキ。デカールの浮きは完全に消えましたw

そして最後のラッピング。

ハスのデカールを貼るところは上下に赤化粧を施し、

バットスレッドはタスキ巻きw

そしてコーティングに入りましたが不具合発生(汗)やってしまった、UVコートの痛恨の弱点、分厚く塗ると、チヂレが出てしまう〜。

ホントこれなんとかならんのかいの〜。コーティングを平坦にするにはある程度盛って表面を整えるんだけど、盛ったらチヂレ発生。困るわ〜

おまけにデカイ気泡もはいっとるしの〜。

しょうがないので全部ほどいてやり直し。

今度はうまく行きましたw

で、残るは2トンの継ぎ目の中継スレッド。糸目が消えるくらいの薄さでコーティングを入れた後、

デカールを貼ってみたものの、ハジが浮く〜。しかしこれはごまかしの範囲内!と思い、

そのまま東邦2液ウレタンでコーティング。

ラストのUVコーティングも無事終わり、やっとのこと完成wwwしっかし、ハスの葉の葉脈がつぶれとるの〜。ここらがテプラの限界っちゅうやつかの〜〜〜。

文字はキレイにいけるけど、ややこい絵は厳しいの〜。

長いことかかったビルディングもようやく終わりwパイプにブランクを突っ込んだ時の達成感はなんどやってもたまらんの〜www近くで見たらアラもあるけど、結構マシなほうの出来栄えだわいwやっぱUVコーティングが薄塗りがしやすくていいんよねwwwこれからの課題はグリップ加工やの!

驚きのお値段!

ブランク:Jraiden80XH 36000円。
ガイド:フルチタンローライダー:13000円。
エポキシ:UVコート(ソフト:ハード=2:1)
パイプ:ホーペックワンオフ(カーボンをグラスでサンドイッチ) 9000円
リールシート:アルプスDALT−20:40ドル+送料10ドルで5000円くらい。
コルク&集積コルク:マタギ 500円くらい?
マタギチェック3000円くらい?
マッドホールクロスカットEVA:10ドル+送料30ドルで4000円くらい。
ウェイトバランサー:ポッシュ製1500円。

ザッと見積もって七万オーバーの贅の限りを尽くした雷魚ロッドぢゃ!

市販ロッド〜!?安いわそんなモン!!!



に仕上げました目がハート

それにしても手間がかかった・・・。

入魂した時はタマランど!こいつでデッカイのやったるで〜(^^)





フィールドテストでのトラブル
Jraiden,やっぱり名竿でただいま大活躍中なんですが、オオポカをしてしまったことに気づいてしまい、大ショックです。

使っているうちに、アレ!?なんて思うことがあり、なんと、ガイドの位置がかなりズレた状態でコーティングしております(滝汗)
わかりますかね?バットガイド3つが、微妙に右に30度ずれてるんですよ。

実釣では問題ありませんが、A型の性格が邪魔して、どうしても気になってしょーない。

だもんで、修理することにしました。

で、UVコーティング、さすがというか、かなりやりこくて、ハッキリいって、ランプで暖めなくてもカッターが入りますw

で、注意しなきゃいけないのが、ガイドを外すと、スレッドの間にしみこんでいた樹脂の跡がのこり、こいつがあると、次のスレッドに隙間が出来るので、

ペーパーで地ならしをしなきゃいけません。

これが結構手間です。

で、一応、3個全部外して、ガイドを巻きなおし、

UVコーティング!

一応失敗なく出来たつもりですが、

前の接着剤の跡の切れ目を隠すためにやや幅広に盛りました。ここらが汚いのでやっぱり、本当にキレイに仕上げたければ塗装からやり直さなきゃいけませんね(汗)

しかし、改めてロッドを見てみると、やり直した3個のガイドの上二個も微妙にずれていて、これも巻きなおすことにしました。

どうも、一度ズレ始めると、気づかないうちに下のガイド向きにどんどん影響が出てしまうようです。

気づいたら早めにやり直さなきゃいけませんね!勉強になりました。

修理したコーティングはこんな感じw

ガイドの向きもカンペキに揃いましたw

都合、ガイドの巻きなおし、5箇所。作業時間・・・・子育てしながら夜明けに1時間ずつ作業して、4日間!

やっぱしUVコーティングはやめられまへんw

この、Jraidenはワタシ、大好きですw

produced by fukusuke