Jraiden 復活?



先日の釣行で真っ二つになってしまったJraidenですが、なんせ金をかけているため、どうにかして復活させたいのがホンネです。

兎に角、クソ金かけたのがグリップ。ワンオフパイプに海外調達のアルプスリールシートに、それを取り付けるためのクソ手間な外径追い込み加工。国内にないマテリアルのクロスカットEVAと、手間と金をテンコ盛りですわ。

なんとか復活させたい・・・・というか、させます。

グリップは再利用するとして、ブランク差込口が16φなので、こいつに別のブランクを突っ込んで復活させたらどうかと思います。

一応、ヘビーカバー遠投用ロッドなので、長くて硬いロッドじゃないとハナシにならないので、代表的なメーカーのブランク差込口のデータを集めてみました。

まずはウィプラのガンガンですが、77を既に持っているので調べてみると、差込口は17φ。

却下です。

続いてサーペント705のクルーシファクション。コイツは差込み口が17.4φもあり、とてもじゃないけど入りません。

新型のサーペントは16φみたいですが、どうも軽くなってから折れたという話を良く聞くので却下。

となると、もうオオノしか残っていません。

で、ちょうど香西釣具にBHSボロン80が置いてあるため、コイツを調べてみたら、なんと16.3φといったところw

少し削ってやれば擦り合わせで入りますやんwww

おまけにシリーズ最強モデルなので安心wまた、8ftなので、長さも確保w

ただ、グリップを調べてみると、BHSボロンはJraiden用グリップに比べて3cm程度長いので、ウチのグリップにボロンのブランクを突っ込むと、7ft11インチになるので、今のと比べて3インチ短くなっちゃいますが、ま、かまんじゃろというわけで、BHSボロンの調達に勤しむことにしました。

しかし、なっかなか中古のボロンが出ないので、ヤキモキしているところ、そういえばゼニスに相談してなかったと思い、ゼニスに電話かけてみました。

すると、現物を見てから対応策を提案したいので、とりあえずロッドを送ってくれと言われました。

「エッ!?復活するの!?」

って思って、ウキウキで梱包してゼニスへ向けて折れたJraidenを発送しました。

そして、次の週、

「素材がないので修理できません」

と電話連絡がありました。

「エッ!?対応策は???」

って感じで、ビックリしたんですけど、向こうも、「対応策と言われても、ズイブン昔のモノだし、素材がないので・・・・」と言われました。



それなら送る必要なくないか???



その辺りの話もした上で、とりあえず送ってくれとのことだったので送ったんだけど、一体どーなってんの?

電話対応したヤツの話とズイブン違っていてビックリ。そんな返答なら、電話した時点で出来るだろうに、どうしてわざわざロッドを送らせるのか。

対応した人間も名乗らなかったので誰か分かんないし、ゼニスの人間もそんな話聞いてないって感じで、ひじょーにむかつきました。

結局、そのまま返送してもらうカタチになり、送料が無駄に消えました。釣竿だけに無駄に高いしな・・・。

これはホントにあんまりじゃないでしょうか。

ゼニスに電話する時は、必ず、対応したヤツの名前を聞いて、怪しいと思った修理内容は別の人間にも内容を聞いた上でやったほうがいいと思います。

もう俺、ゼニスのロッドを買うことはないなw

Jraidenは良かったけど、ゼニスの対応はクソだったな。残念。

復活に向けてのデータ取り
ちょこちょこデータを取っているので、そのデータ紹介。差込み口が16φに近いロッドってなかなかありません。

マタギ
FORNAX ETERNO710H 差込口15.3φ ブランク長184.3cm   
FORNAX ETERNO710XH 差込口15.3φ ブランク長184.3cm
※ガッチガチの物干し竿のようなブランクです。

オフト
旧型:全機種17φ。
新型:U71→16.5φ 76T→14φ。

昔、ネットで、オフトの雷魚ロッドはガンガンのグリップにハメれるけん、製造元はダイコーで一緒!というウワサがありましたが、実際問い合わせてみると、全然違うようです。グリップ径が17φだきん、そういう都市伝説が出てきたのかな?

そんな最中、驚愕の事実が発覚しました!

なんと、

プラサフ塗って、ベースコート塗装待ちのオーシャンクエストランナー86SJが、

グリップ径16.4φだったのです!!!

若干削れば、Jraidenのあまりにスポン!と行きますw

無駄に金使うこともないし、コレ使って再生しましょ〜♪

というわけで、早速削り出しました。

最初は、100番でやったんですけど、しごいてもしごいてもなかなか入らず、

途中から80番手の空研ぎにチェンジしたらサクッ!と削れるようになりましたw

で、先ッチョが入るようになって、

さらにしごきまくって、

ここまで入るようになり、

最終的にはこんな感じでセッティングしました。

以前擦りあわせした時は、100番手でやりましたが、時間がかかるので、80番手のほうがいいですね。

キッツキツで良い感じですw

なお、今回の擦りアワセで学んだんですが、先ッチョが入れば大体、中腹部分は入ります。

これはしごいた時に勝手に削られるからであって、キホン、すり合わせは先ッチョを入れるのと、どこまで入れるんだという、終点の削りだしでセッティングを行ったほうがいいように思います。

入り口とドンツキの間の部分は両側を削っていくうちに勝手に削られますので、最初に先を削り、後はドンツキの部分を削る。

これだけしてたらその間の部分は勝手に削られるので、むやみに削らないほうが良いと思いました。

んで、差込口の長さはこんな感じ。若干短いかな〜とも思うんだけど、カッチリ差し込めてるし、不具合がなかったらかまんやろとおもうので、そのまま行きます。

んで、続いて、ティップを切ります。というのも、オーシャンクエストランナーはブランクがクソ長い船竿ですから、長すぎて車に入らないんです。

キホン、Jraidenと同じような感覚で使いたいので、Jraidenと長さをあわせて、

ダイヤモンドカッターで切ります。もはや切った張ったの世界です。

驚くなかれ、ブランク断面はコレですわ!極太!さすが、大昔のヘビーロッドwチクワみたいなブランクやっ!重い上に良く曲がるので、なかなか折れないと思いますwしかし、厚みに偏りがありますね。左が厚い。これがスプラインか!?

ティップ径は4.0mm。S68に迫る太さですw

で、準備が出来たので塗装。

用意していたチャン白を塗ります。希釈甘めで、モッチリ厚塗りをしましたw

良い感じに塗れたんですが、

タレちゃいました(汗)2トンに塗る予定の根元だったのが不幸中の幸いw削って、上から2トン塗装して誤魔化しますw

で、続いてガイドセッティングなんですけど、Jraidenとブランクの長さが一緒なんで、全く同じセッティングで行きます。だもんで、当然フルチタンです。

ただ、トップガイドはチタンのMNST8.0-4.0にしますが、調べてみると、ステンバージョンは3.6mmまでしかないんですね。同じ径のガイドでも、チタンのほうが選択肢が多いことを初めて知りました。

んで、ロットロットにガイドの注文を入れたは良いが、待てども待てどもこないので、先に塗装を終わらせることにしました。

まずは、先ほど失敗したタレの修正。スポンジペーパーでタレたところを削り倒します。

もはや写真じゃ全く分かりませんが、ベースホワイトのチャン白がなくなり、下地のプラサフが現れました。

どうせ、2トンにするので、そのまま次に逝きます。

続いて、乾いたと思って車に乗せたら乾いてなくてシートの跡がついちゃった部分の処理。スポンジ研磨剤で軽く削って、ピカール。

しごきまくってハイ終了。

続いて塗装に入ります。

2トンカラーで逝くので、マスキング位置をマーキング。

ガイドセッティングはJraidenと同じで逝くので、バットガイドの少し下から色を変えます。その部分をマスキングして、そこから上をサランラップでマスキング。

で、色はディープブルーを塗ります。

ンデ、塗ってみたんですけど、青、ムヅイ!

色自体が濃いので、黒と同じ感覚かな?と思ってなめてたんだけど、濃いわりに透け易い色で、下地が見えている部分がチラホラ。ミストが重なる部分とそうでない部分とで、色ムラが出やすいですね〜。キャンディ塗装みたいや!

結局、先ほどタレたところを修正した部分で色ムラが解決できず、吹き続けていたら、またタレた!

こーゆー失敗談は写真じゃわかりにくいんだけど、タレたところが凸になっとんよ〜(涙)

どうも、このディープブルー、そもそもがキャンディ塗装で使われるような、顔料が少なく、クリヤベースが多いペンキだから、余計に塗りにくいわ。やるなら、粉が多いペンキを使うべきやね。

どうせもう一回塗装しなきゃいけなくなったんで、強制乾燥で作業時間を縮めます。

いつものフトン乾燥機を使うんですが、いつも乾燥中にマットに引っ付いて跡が付くんでその対策。

適当なEVAをチクワにして下に接触しないようにして試みました。

そんで、入り口につっこんで完全硬化させたんですが、しかし、結局は塗装面がくっついててマットの跡がついちゃいました(汗)改善策が必要です。

しかし、完全硬化は出来たので次。

タレたところの修正です。

またまたスポンジペーパーで削り込んでいきます。

一応、タレたところの凸は修正したんだけど、分かりますかね〜?若干下地の白が見えてるでしょ?

これ、追加で青吹いたら、そこだけ白いのが残ってムラになりますよ。

回避するためには隠蔽製の高い色というわけで、ズバリ黒!というわけで白青2トンは中止して、白黒パンダカラーにします。

またまた準備して、今度は黒を塗りました。

しかし、今度は希釈が甘くてレベリングが甘くなり、ピンホールが多数出現。塗装はトラブルだらけ(汗)

ま、タレなしムラなしだし、この後デカール+クリアやるけん、そのまま逝くけど。

で、作業中もロットロットからの連絡を待ってんだけど、待てども待てども入荷しないみたいで、デカールもやってしまおうというわけで、スプラインを調べることに。

しかし、スプラインが分からん(汗)

今回初めてティップを切った状態で組むわけなんだけど、フツーのロッドはだいたいティップがヨレてるから、スプラインが分かりやすいんだけど、ティップがないと、先端のヨリが分からんね〜。

ガイドの向き、どうつけてもまっすぐになるわ。

そんなわけで、スプラインはブランク断面から探ることにしました。

チクワを見てみると、厚い部分、薄い部分があります。

通常、厚いほうが曲がりにくく、背側なので、ココがスプラインです。ガイドはこちら側につけます。

スプラインが決まったら、ネームの向きが決まるさかい、今からネーム作りや。ここから少し方言を変えていくで。

まずは、お決まりのテプラデカールやけどな、今までつことったハイキューパーツのカルトグラフ製クリアデカールがついに底をついたんや。

せやけど、これを見越して、1年位前にかっとったわけや。今現在廃盤になっとるさかい、これは最後のカルトグラフデカールやで。

しかし、袋を開けてみてビックリ仰天したで。なんとな、前のカルトグラフのデカールと全然違うんや。表面のツヤがな、ツヤツヤになっとんで。

同じカルトグラフ製なのにな、

同じテプラで印刷したらコレや。左側が新しいヤツ。右側が古いヤツや。どや?ツヤがちごとるやろ?驚いてハイキューパーツに問い合わせしたらなんと、3ロット目から若干仕様を変更しとるみたいや。わしが1年前にかったヤツは3ロット目の最後のカルトグラフなんや。

そんでな、最初は古いデカール貼ったんやけど失敗してな、新しいデカール貼ってビックリ仰天や。

めちゃくちゃキレイに貼れおったんや!!!

今までのデカールやったらコレやで???

なんちゅーか、いつも浮き気味になっとって東邦のウレタンつこて処理しとったんやけどな、今までのクオリティは何やったんや!?って感じや。

違いは多分薄さやと思うで。ごっつ薄くて、すぐにシワになるさかい、貼りにくいんやけどな、水抜く時に伸ばしたら、ごっつキレイにエア抜きできて、曲面に追従しよる。ロッドみたいな丸いもんに貼る時は極薄デカールのほうが断然イイと思うで。これに関しては別コンテンツで探求するさかい、また見たってや。

ここからクリアでハジの浮き処理をするんやけどな、これだけ薄いと、東邦ウレタンつこて、フデでなぞったら割れると思ったさかい、作戦変更や。

昔つこてたデカールスプレーで砂吹きで決めるで。

ほんで、ネーム入れに戻るけどな、このロッドの名前やけど、「GT8」でいくで。

タイトルは「Jraiden復活?」やけどな、結局のところ、グリップはホーペックのワンオフモンやし、ブランクはオーシャンクエストランナーや。Jraidenの要素ひとつもないやないかいてツッコミもらいそうやしな。

そんで、GTやけどな、もちろん、ジャイアントトレバリーのことや。とはいっても、そもそもこのブランクは、マグロの船釣り用のヤツや。GTといいつつ実は、ジャイアントトレバリー用でもないんやけどな、昔、南港の見本市で色々聞き込み調査した時のことや。どうもGT用て銘打ってるロッド自体が皆無に等しいんや。そこでGTを釣る時は、ナニをつこてんねんて質問したんやけどな、マグロ用の硬めのロッドを流用して釣ってるらしいわ。ダイブ前にザ・フィッシングでGT遠征が放映された時のことやけど、マグロロッドを使ってやってたさかい、紛れもない事実やと思うで。

せやから、厳密に言うと、TUNAなんやけど、ツナよりはGTのほうが聞こえがエエやろ?そんで、全長8ftになるように切ったさかい、「讃岐の夢GT8」がピッタリというわけや。

そして、ガン7同様、裏にはわしの名言が入るんやけどな、これソルト用ブランクやさかい、決め台詞は当然コレや!















春先から晩秋まで雷魚叩いてるヤツはドカスや
盛夏以外はソルトで多魚種展開せなアカンわな 分かるか小僧?

どや?エエやろ???前回はカスレまくって苦労したけど、今回はなぜか一発で完璧なデカールになったわwww

全国的に見て雷魚は本当に釣れんようになったと思うで。これは紛れもない事実や。せやから、節操のない小僧どもは雷魚求めてナンボでも遠征しよる。迷惑なのは遠征先にされた地元民や。ヨソ者のおかげで、今まで釣れよった魚が釣れんようになるんやさかいな。

貴様ら、雷魚をやるんなら、節操ちゅうもんをもたんとアカンで。雷魚といえば盛夏のヘビーカバーゲームや。これが一番楽しめる。これは紛れもない事実や。カバーの生えへん時期や、枯れ切った晩秋に遠征かますなんざ、ドカスの極みやで。

デッカイ魚をルアーで釣りたいんなら、大阪や東京でも狙える魚があろうが?

雷魚でないとアカン理由は、ズバリ言ってヘビーカバーゲームでの元気のいいアタックに他ならん。

せやから、遠征は真夏だけにせぇ。キャスト数を絞るのはモチロンのこと、遠征回数も絞りたおさなアカン。たまったフラストレーションは、スズキ釣って発散や。これが現代の雷魚釣りやで。

これが守れんやつはワシ等古参がだまっとらんで。駆除の対象や。

ホナ、標準語に戻るで

そんで、準備が出来たからウレタンクリアを吹きます。

砂吹きしつつ、少しずつレベリングしながら、

こんな感じになりましたw

で、30分くらい放置して、様子を見てみると、

小僧?のハジのほうにデカールの厚みが残っているため、

再びクリアを吹き、

乾いたらこんな感じw

良いんじゃないですかw

そんな時、ようやくガイドが到着し、ガイドセッティングに入りますw

そんで、デカールコーティング終了で、乾燥時間短縮のために、布団乾燥機を使った強制乾燥リベンジ行きます!

結局、今まで失敗していたのは、乾燥機のマットに塗装面が接触するからであって、それを嫌えばいいわけです。

まずは、適当なコルクだのエバだのをチクワにしてブランクにセット。

その後、ダンボールに貼り付け、

ダンボールを折りたたむ。

これで、塗装面は完全に非接触。

この状態で布団乾燥機に入れ、

2時間乾燥。

仕上がりは上々w

ティップからバットまで塗ったときは非接触が無理なので出来ませんが、ネーム部の塗装ならば、コレで強制乾燥でけるはずですw

で、ガイドラッピングへ。今回は軽量化をふまえて、新型ダブルラッピングを導入する予定なので、探りながらやってみます。

まずは、トップガイドから。5分エポキシで接着して、UVコーティング。ラッピングパターンはいつもやってたタスキまきをキャンセル。タスキは交差する時にスレッドがヨレてスキマが出来易いので、ジャストエースの黒C5巻き。グデブロの赤メタAを5巻き。あとはジャストエースの黒Cでラッピングしています。

で、続いて新型ダブルラッピング。トップガイドリングから10cmのところに1番ガイドをセット。

その後、足の部分だけラッピングを行います。

ラッピング距離は上側が1.1cm

下側が1.3cmフット間だけなので、上下でラッピング距離が異なり、セッティングがクソめんどいです。

この位置にマスキングテープを貼り、範囲が分かるようにしました。なんせ、ダブルフットの上にはフレームがあるので、先細ピンセット必須の作業で、スゲーめんどいです(汗)

そんで、ガイド外してラッピング。

今回は、新導入のジャストエースの青メタCでやります。

太いのでやりやすいかと思いきや甘かった。妙にハリがあって、ねちこくて、ブランクにくいついてくれるため、まいているうちにスキマができやすいです。特に、抜き跡、入れ跡の処理は要注意です。巻きながら、下へ下へツメでこそぎながらやるとうまくいきます。しかし、これならグデブロのDメタのほうがやりこくてまき易いかもしれません。

そんで、とりあえずまき終わりました。

ガイドを置いてみると、良い感じだったので、コーティング。

UVコーティングで2回コーティング&完全硬化させました。

仕上がりはこんな感じで、

続いて上巻き。トップガイドのところと一緒です。

で、コーティングしましたが、 しかし、ここで驚愕の事実が発覚!なんと、ガイドの向きがズレとる!!!トップガイドから5度程度ズレています!!!

初めての新型ダブルラッピングだったから、ラッピング&コーティングに気をとられて、向きの煮詰めを忘れてた!!!(涙)

こればかりは無視できないので、しゃーないので解いてまたまたやり直し。めんどくせ〜!

しかも、完全硬化まで逝ってるもんだきん、スレッドが巻けんくて、ナイフで接着剤のボコボコを切りつつ、ヤスリでも接着剤を削りながら進めました。

で、コーティングも終わらせたんですが、フットの根元の肉盛りが少しズレているんですよね〜。見る人が見たら、コレ、ズレててやりなおしたでしょう?ってバレますね〜(^^;)

で、2番ガイド、3番ガイドは無事終わり、

4番ガイドからガイド径を8から10へ変更したので、それに伴い、フット下のスレッド距離も再選定。

上フットは1.2cmといったところ。前回は両側マスキングテープでしたが、めんどくなってきたので、マジックでやっています。根元はコーティングの塩梅で見えることがあるので、マスキングテープ必須。外側をマジックでマーキングするのがオススメです。

下フットは1.5cmに設定しました。

で、ラッピングを終わり、コーティングも無事終了。

そして、上巻きのコーティングで再びトラブル。いつも2回塗りで、2回目にやや多めに盛ってフィニッシュにしているんですが、うっかりしてて、ランプの前でナンボか回して照射機に突っ込まずに、いきなり照射機につっこんじゃった(汗)

結果、気泡が出ました。UVコーティングは硬化が早すぎるけん、シワと気泡を気をつけておかんといかんな〜。

結局、やり直し。照射時間が10秒くらいだったらキレイに剥がせます。

ところで、気泡やタレの原因は、ひょっとしたらドライモーターの速度かもしれん。と思って、モーターを10rpmから5rpmに落としてみました。

若干、ピンホールが出来たけど、ま、いいほうかな?

で、ラッピング後、コーティングに入ったんですが、5RPMだったらノントラブル♪

というわけではなくて、その後も、ハジキにピンホールになっかなかうまくいきません。

ハジキは結構致命的なので、結局、巻きなおして再コーティング。も〜めんどくてたまらん!

ドライモーターの回転云々の前にUVコーティングのクセを掌握しきれてないために出来るトラブルっぽいので、別コンテンツで探求します。

右往左往しながら、とりあえず、10番ガイドが全部終わり、続いて12番LCです。

なお、ここでガイドセッティングを少しいじっています。

毎回、2トンカラーでやっていますが、そうするとマスキングの関係で段差が生まれ、これがラッピングの邪魔をするので、

今回は、こんな感じで、下巻きで段差をあわせて、ラッピングの邪魔を封じることにしました。

その関係で、セッティングは、Jraiden時代から少し変えて、

トップ〜10.0〜11.0〜12.0〜14.0〜15.0〜16.0〜20.0〜22.0〜28.5にしています。

で、下巻きの距離ですが、

上フット1.5cm、

下フット2.0cmに設定しました。

ついでに、バットガイドまで一気にいったろと思って、バットガイドのLC16Mも一緒にセッティング。

上フット2.5cm

下フット2.0cmに設定しています。

そして、巻いてみたんですが不具合。ガイドをセットしてみると、12番LCが下フット長すぎでした。

結局、3mmほど解いて、上フット1.5cm、下フット1.7cmでセッティングしました。

そして、コーティングに入りましたが、コーティングで不具合。

今回、いつも使ってるフデがなくて、別のフデにしてみたんですが、毛先が長くて

フデ先押さえつけたら、広がりすぎるタイプのもので、これがエッジのコーティングがスゲーやりにくいんですわ。

エッジが大幅にはみ出てしまうのと、毛が長いだけあって、接着剤がいつもよりも多めについてしまい、それが筆先押さえたときにブチュッ!と広がるような感じで、スゲー汚いコーティングになってしまい、

急遽、はみ出たコーティングを麺棒で修正。今回、失敗ばっかし!ナイロン平フデは、なるべく毛先が短いほうがいいです。

そして、コーティングは無事いったか?と思ったんですが、

ハジキが出てしまい、

急遽、またまた巻きなおしてコーティング。

ところが、今度はモッチモチになりすぎて、残念なコーティングで、しかも、異物がかんでしまいました。

UVハードナー、ファンがあるおかげで、上から異物が降ってくるようなときがあって、クセ者です。あと、ファンがうるさい。

でも、ここらは目をつぶるとして、最後のバットガイドのコーティングに移ります。

ところが、ここでも失敗。上フットの3回目のコーティングで厚塗りしたら、タレかたまったようなコーティングになり、

下フットではハジキ。

もう踏んだり蹴ったりです。

またまたやり直しってか、これでやり直し何回目???この手のトラブルはモーターが10RPMだろうと5RPMだろうと関係ないようです。

もうやってられないので、改善策を模索することにします。別コンテンツでも探求しますが、ようはこの手のトラブルは、接着剤が急速に硬化すると同時に突発的な反応熱により温度が上昇することが原因と思われます。

ならばジワジワと硬化させればいいわけで、どうにかしてじわじわと硬化できないものか色々試して見ました。

まずは、ランプOFFの状態からONにしたらどうなるか?です。

UVハードナーは水銀ランプを使っている関係で、ONにした時は弱い光ですが、段々強くなり、

5分くらいでマックスになります。ならば、モッチモチにコーティングして、スイッチオフの状態からドライモーターをまわしつつ、スイッチを入れて、水銀ランプが最弱〜最強になる間に接着剤をあらかじめおいていたらどうなるか?

結果、大失敗。光が弱いと、キレイに固まらず、ボソボソにかたまってしまい、コーティング表面はソボロ状態に。しかも、はがそうにも、一瞬で結構硬化してしまうため、はがそうとしたって剥がれない。

結局またやり直し・・・・。

続いて、ランプから少し遠ざけたところにセットし、ジワリジワリ固まってくれないか実験をして見ました。

まずは予備実験。ものさしで本体からの距離を測りながら、あらかじめコーティング剤を入れたミキシングカップをフデでこねくり回しながら粘性をチェックするような実験を行いました。

色々条件を模索しつつ、分かったことをまとめると、ランプが上についている関係で、強い光は下に向かっていきます。そのため、本体下部に置くと少々離れていても、一瞬で固まります。

ロッド出し入れ穴から下方向に向かって強い光が出ており、したがって、穴から水平な位置については、光のアタリが弱いです。

そのため、硬化させるには最低限近づけないといけない距離があり、私がやった中では、9cmでした。

図解するとこんな感じ。

穴から9cmの距離でミキシングカップをこねくりまわしていたら、段々粘性が上がってきました。

しかし、それ以上は上がらず、硬化も始まりませんでした。そこから1cmずつ穴に近づけていくと、一気に硬化が始まるような感じです。

さらに、穴から9cmの距離で接着剤の粘性が上がる時間を調べてみると、おおむね、1分といったところです。

この実験結果により、UVコーティングのメソッドを絞ってみると、

1回塗りは薄塗りでスレッドにほとんどしみこんでいるので、タレやハジキのリスクがないため、サッサと照射機に突っ込んでもダイジョウブ。

2回塗りフィニッシュ、もしくは、3回塗りで、コーティング剤をある程度盛る際は、9cm離れたところで、約1分ドライモーターを回し続け、その後、1cmずつランプを近づけていく。

ガイドがUVハードナー本体と接触しかけたら、照射機の中に入れて8分放射し続けて完全硬化。

これで行ってみようと思います。

では実戦です。

というわけで、本番。バットガイドのコーティングで、じわりじわり近づけていく作戦を実行しました。

ものさしで9cmの位置で、フタをあけて1分間ドライモーターを回しっぱなし。コーティングは薄塗り2回行い、3度目のコーティングでモッチモチにしております。

1分ごとに近づけていき、また1分間放置。

本体から3cmの位置まで来たら、完全に照射圏内に入っており、その時点で、チヂミが起こっていないため、

照射機にブチこみました。問題ありませんw

8分放置させて完全硬化。

できた(^^)もっちり厚塗りでもトラブルなくいけましたwww

ところが、ここに来て大トラブル!グリップ外そうとして、力はめてもなかなかぬけんかったきん、ゴム手して回したら、

コーティングがのいた!!!

マジか〜〜〜!?しゃーないので、巻きなおして再コーティング。このロッド製作、コーティングのやりなおしが異様に多い!のろわれたロッドじゃ!

で、対策として、UVコートのハードを使うことにしました。

ソフトは粘性がシャバイのに対して、ハードはボテッとして粘性が低いので、スレッドへの染みがイマイチなので、ランプを執拗に当てて対策します。

で、コーティングも無事終わりましたw

しかし、アラが一つあって、抜き跡のところが凸になったので、カッターで切ってコーティングしたらそこがはじいたようになっちゃいました。もうここらは目をつぶります。

そんなこんなで、改めて完成www

で、重量は、ブランク側重量200g。チタンガイド使ってるくせにガン7とほぼ一緒。強烈な重さです(汗)

グリップあわせると468g。この時点で、最強時代のサーペントよりも重くて死にそうな感じです。

ノーバランサーで持った感じ、泣きたくなるくらい持ちおもりします。

天井にティップを当ててみると、ガッチガチで、曲がんないです(汗)ガン7よりさらに硬い感じです。ロッドって先っちょ切るとどえらい性格が変わりますね〜(汗)

バランサー加えたら581g。ちょっとレッドゾーンに片足突っ込んでるような総重量です。

バランサーをセットした状態での重心はリールシート手前10cmといったところ。カナリ酷なバランスです。

リールをセットした状態で持ってみると・・・・ギリいけるか???といったところ。それにしても重い。

うーん・・・・。と言う感じです。ここらはフィールドに出てみないことには体が持つか分かりませんので来シーズンの課題とします。

ちょっと自作バランサーで550g以内に収めてみることも視野に入れつつ、とりあえず、今回の作業は、完了ということで、

毎度毎度の恒例となっていますが、
あとは、この名言に負けないような釣りをするだけや!小僧みとれよ〜www

で、シーズン前にキャスティングして塩梅を見ることにしました。

まずはバランサーなしでキャスト。結構持ち重りしますが、何とかいけるレベル。

バランサーつけてみてもやってみましたが、やはりバランサーアリのほうがいいと思います。だもんで、来期はバランサーアリでやってみようと思います。

で、キャスティングテイストはちょっと硬すぎるかな?と思ったんですが、S68みたいになることもなく、結構フロッグが乗ってくれて良さそうですw

微調整
完成後、ちょこちょこいじることもあるんですが、その際、グリップがホンマに抜けんで、困ってきました。どうもフェルールワックスが原因らしく、アセトンで取りました。フェルールワックスはそもそもが、スカスカになった継ぎ目の固定が本来の目的で、ねちこいワックスです。そのため、ガッチガチのすり合わせにつかうと、抜けなくなることもあるみたいなんで、なんでもかんでもワックスというのはやめようと思います。


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