コブレッティ千里眼リメイク


大学の時、兎に角使い倒してもうボロボロ。最高のダイコーバスロッド、コブレッティ千里眼。軽い!感度最高!折れん!良いことづくめの最高峰のバスロッドです。ダイコーで4マンオーバーですから、現存する最高峰ロッドと考えてよかです。

しかし、もう10年以上になるので、エポキシが割れまくり。そういえば、バスロッドというものを作ったことがなかったのでやってみようかと思って挑戦。シングルラッピングだから、楽です。雷魚では手の出せなかった、色々なパーツが使えるので楽しみです。まぁ、バス釣りに行くこと自体ほぼないですが、ロッドビルディングは、ひょっとしたら釣りよりもおもしろいかもしれないと思う今日この頃なのでかまんとです。
※ホライズンで聞き込みしてきたのですが、ダイコーのエポキシは硬いので、割れやすいそうです。硬いと、キズがつきにくいというメリットがあるのですが、割れやすいというデメリットもあります。当コブレッティは、全ガイド割れています(涙)あと、スレッド解く時に、パリパリと尖ったエポキシが飛び散って、顔に飛んできて痛いので、目に当たると大事なので、ゴーグルつけてやったほうがいいと思います。

大学時代の補修。アロンアルファで補修して、なんともまぁ、ざまこげな補修跡です。こりゃなんとかせにゃならん。

で、RODマークの構造調査。たぶん、スレッド→1回塗り→のびーるシール(デカール代替品と同じヤツ)→エポキシですね。他のエポキシコーティングを見てみても、おそらく、2回塗り仕上げ。

んで、グリップの分解。このコブレッティのリールシートはフィルムの貼り付け。マタギのヘビ柄リールシートと同じシステムではないでしょうか。

しかし、このフィルム貼り付けシートは、使っていくうちにフィルムが剥がれ、ネチャネチャの触り心地になります。

ベタベタつくようなことはないですが、若干タックがあるくらいです(コルクの粉がポコポコついちゅうでしょ?)が、こーなるので、リールシートはフィルムではなく、塗装のほうが良いですね。ただし、塗装は割れやすいので、これも考え物です。一番いいのは無加工なのですが、そうすると、ドレスアップがイマイチだし、難しいですね!雷魚ロッドでは、フォーナインがフィルム溶着ですよね?ウッドみたいでかっこいいのですが、このリールシートみたいに、ネチャネチャになるんでしょうか?

んで、グリップのコルク剥離。安戸池スペシャルで紹介したホライズン方式を改良してチャレンジ。わずか、10分で剥離完了。この方法、最高wwwリメイクで無茶苦茶時間がかかる工程がクソ楽です。紹介したいのは山々なんですが、シークレットのため、教えられないんです。申し訳ない。ゴメンねゴメンね〜〜〜!んで、バラしてみると、コアテープでかさ上げしてますね。サザンクロスもそうだったけど、ダイコーはコアテープを使うのが主流なんでしょうか。

そんで、分解は続き、フォアコルクのチェックが外れない。

プライヤーでチェックを挟んでコネると、なんと、ブランクにキズがいってしもた!!!マスキングテープしてたらよかった。あと、プライヤー細いのにすればよかった・・・。まぁ、これは勉強と思います。極細ブランクのティップでトップガイド抜く時にティップが溶けなかっただけマシ。しかし、ここは、どうせスレッド+エポキシコーティングするので、少々はかまんやろということで。あと、その上側はスレッド切る時にブランクもきってしもた。 まぁ、ここも塗装でササクレのカバーはできるやろというわけで。そんなもんいちいち気にしとったら、リメイクなんてできんでほんま。というわけで、次々!

んでもってチェックをまわそうとするうちに、今度はブランクとパイプと固定していたエポキシが外れてしまい、中途半端にねじり出てしもたがな!!!こりゃーどんどんメンドイ方向へすすんどる。

んで、なかなか取れないチェックですが、ここで深追いしてさらにアルコールランプで炙りながらペンチでチェックを外すのもアリなんですが、経験上、深追いはキンモツ。他の方法を考えて分解を試みたほうが無難です。今までの失敗の連発から、なんとなく、さらに嫌な結果になる気配がしたのです。ここらは経験です。

んでもって、こんな分解方法を見たことがないので、おそらく新しい方法だと思うんですが、ニッパーでチェックを切ります。

成功w讃岐の夢のリメイクでちょいと書いていますが、リメイクするときはチェックの再利用はあきらめたほうが良いです。

そして、中途半端にねじり出てしまったブランクを完全に引き抜いて新しいエポキシで再固定の準備に入ります。クソメンドイ。簡単に言うと、ブランクとパイプの設置面を炙ってペンチでチェックをつまんだ状態でねじり、完全にパイプから引き出す作戦で。今はコアテープとコルクのカスが付いており、熱伝導率が悪いので、まず始めにこいつらの剥離です。ロックリムーバーを塗りたくりました。

んで、エポキシはぎとって、アルコールランプで加熱しながら引き抜き、

着脱完了。なんと、バットジョイント。ダイコーの最高峰ロッドだもん。バットジョイントはやめて欲しかったな・・・・。継ぎ目の違和感が出るので、セントクロイみたいな、完全ワンピースのほうがいいんじゃないでしょうか。

そして、リールシートはずし。両サイドにマスキングテープを巻きます。

なぜか?

リールシートを切断する時に、ノコがブランクに当たってブランクを大きく傷つけるから・・・(涙)これは、讃岐の夢リメイクの時についたキズです。

んで、切断した後、マイナスドライバでこねて割る。通常は反対側もきらなきゃいけないんですが、今回は不精して、1箇所だけから割れるかやってみました。けど、エポキシがつよすぎて、反対側がはずれそうにない。

そんなわけで、反対側も切断。

こねる。

外れたwしかし、これ、コルクアーバーですがな!?市販品でアーバー使っているロッド、初めてみた。だいたいコアテープかタコ糸よね。さすがダイコー品質やね。感度うんぬんは、ブランク自体の特性よりかは、リールシートの充填剤によるところが大きいんではないか?と思う今日この頃です。やっぱり、ダイコーはすばらしいwww


アーバーについて
http://raigyoraigyo.web.fc2.com/suironotetujin/suironotetujin.html
これのリールシートのところが分かりやすいんですが、普通、ブランクとリールシートの間には隙間が空いていて、それをかさ上げしてくっつけます。

市販品で使われるのは、タコ糸かテープです。

ところが、タコ糸やテープだと、隙間が出来てしまうので、リールシートがブランクと密着せず、感度が悪くなります。

これを解決するためにアーバーと呼ばれる隙間充填剤を使います。簡単に言うと、コルクやEVAの筒を充填させ、ブランクとリールシートの密着度を上げるのです。上の写真を見てみると、コルクの筒をリールシートとブランクの隙間に充填していて、ブランクとリールシートが密着してますよね!?これにより、同じブランクでも感度がよくなっているというわけです。

メーカーが感度を追求している姿勢が分かります。ロッドビルディングだったら、良く使われるツールなのですが、ホライズンの店長も言ってましたが、市販品でアーバー使っているのは見たことがありません。ダイコーがいかに品質追求をするメーカーかということが分かります。

ただ、アーバーは硬いほうがいいため、究極の材質はコルクアーバーよりかは、硬質EVAですw

雷魚ロッドだったら、手元でアタリを取らないので、関係ないことなんですが、バスロッドだったら、シビアでしょうね

んでもって、こびりついた充填剤やらコルクのカスをのけます。いつもはカッターの裏でやるんですが、今回は、ノコの反対側でやってみることにしました。すると、このノコの裏が、カッターよりもごつくて、力が入りやすく、サクサクいけましたwコルクやらエバの剥離はノコの裏側でやったほうがいいですねw

んで、外してみると、あれま!?なんとリールシートをきったときにノコが入っており、若干キズついとる!いけん。もっとマスキングしとけばよかった。しかし、なんとかなるやろ。

そして、もう一回剥離剤を塗る。根元のほうがぬれないので、パイプに、フデのケツを突っ込んで固定し、フデヌリで剥離剤を塗りました。

経験上、エポキシは剥離剤一発でのくけど、ウレタンはしぶとい。1回目でエポキシとウレタンにダメージを与えて、2回目でウレタンをこそぎ取るって感じのほうがいいですね。しかし、室内でやる作業やない。。。

しかし、問題が一つ。チェックが外れない。ニッパーでやろうにも、出っ張りがないもんじゃけん、割れん。

ニッパーがだめとなれば、もう、あとは、ノコの後ろでガスガス小突きまくるのみ。

やったばw大成功wはずれたちや〜www

こうして準備完了wwwさて、ぺーパーで下地処理だがねw

んで、ペーパー。120→240→400→800でフィニッシュです。いつもは1500番まで研ぎ出すんですが、どうせプラサフふいて、これがちゃんと下地処理をしてくれるので、1500番までは必要ないかな?ってかんじです。ただ、研ぎ出し中に、カーボンのササクレが指に刺さって痛かったので、ビニール手袋をしてやればよかったなと思いましたw

とりあえず研ぎ出しは完了。んで、次は塗装なんですが、根元の塗装をフデの突っ込み方式でやると、近すぎて使いにくいので百均で素材を物色してくることにします。

そして、プラサフなんですが、今HPーG6が使えない(ニードル曲がり)ので、ひさびさにKX3でやってみようかな?ということで、KX3の準備。

で、今までは、吹けたらいいやなんて思って、極力めんどい掃除はしなかったんですが、HP−G6を使ってから思うようになりました。

腕がないなら、ガンにおいては最高のレスポンスがいるっつーことです。

汚れたまま使うと、ニードルに塗料がこびりついたまま使うことになるので、塗料の出がどうしても甘くなる。するとレスポンスが下がります。腕があるならそれをカバーできるかもしれないけど、素人の自家塗装では、兎に角ガンがいつも最高の性能を出してくれることは大事なファクターなのです。ちなみに、今までは、シンナー入れて吹いて終わり。しかし、それじゃ、絶対きれいには取れん。だから、毎回ちゃんと洗浄することにしました。

んで、掃除する部分なんですが、吹く時に影響が出る部分というのが決まっていて、それがこれ。空気キャップ。ニードル。ノズルです。

まず、空気キャップはツノがついており、ツノに塗料がこびりつく。ニードルは先っちょにペンキがこびりつく。ノズルはニードルが触れるところに塗料が残る。

だから、この3つを毎回洗浄すればよいのです。

んで、使った後にスグに外せるように、メガネで固定するのをやめました。手で固定です。エアブラシなんかはこれですよね。HPG6で実験しましたが、スプレーガンでも別にメガネで固定しなくても問題なく使えます。

んで、ラッカーシンナーを入れた瓶にドブ漬けしました。これくらいなら毎回洗浄しても良いと思います。

そして、壊れていたHPG6が復活したので塗装再開wまずは台座を作らないといけません。で、まず、バットジョイントのところを固定して一気に塗る戦法です。で、かさ上げして塗装時に連結しようとおもって、マスキングテープで連結です。右側が3Mのマスキングテープ。左が日東工器のテープです。なんと、3Mのほうは入りませんでした。ところが日東は入りました。日東のほうがうすいですね。

そして、ハンガーをばらして、テープでかさ上げして台座完成。これでクルクル回しながらガンを吹き付けるわけですが、

しかし、ハンガーは径が細いので力が要るので、テコの原理を使うべく、マスキングテープでかさ上げして回しやすいようにしました。

さて塗装です。まずはプラサフ。

今回、スプレーガンの塗装なので、新たに移動式ウレタン塗装用のエアブラシスタンドに百均ハンガーをつけました。2液エポキシでひっつけただけ。

んでもって、こんな感じで車に吊るせば、置き場に困ることはありません。ただし、NSXとかの車だとアルミボディなので磁石が付かないので要注意です!

んで、前回、イキナリニードルを曲げてしまったので、新しいニードルで慎重に作業することにします。

で、エアブラシで開眼した、作業短縮テクニック。あらかじめ稀釈したウレタンプラサフと硬化剤をセットにして、使う時に混ぜる。これで移動先で検量する手間が省けてグッドです。

で、25Lサブタンクに8キロ充填。これで準備完了w

さて、キャップを外して、圧を1キロに合わせて・・・・


って、






嗚呼!








う、ウレタンホースにニードルが突き刺さった!!!

左手でHPG6のトリガーを押し、目ではレギュレーターを確認しながら右手でレギュレーターの操作をしていたら、知らず知らずのうちに、HPG6の先っちょがウレタンホースに行っており、

ホースぶっ刺しとるがな〜〜〜〜!!!!(゚д゚|||)

ちょまっ!またニードル曲がった!!!(゚д゚|||)

マジですかコレ???

3回使って2回ニードル曲がったズラ!

これはもう、

使い物にならんでしょ!?

やはり息切れしとる・・・・・。ハイ3000円パァ!

ちょっと待って下さいよ。

これ、構造的に欠陥がないでしょうか!?

だって、レギュレーター操作する時、目線がニードルから離れるし、結果、ニードルの先を傷つけやすい。ニードル突き出とるから、ものっそシビアですし。

ほんでもって、

吹いたあと、ツノの掃除が出来ません。ニードル出たままツノ掃除したら、ニードル曲がる。ニードル引っ込めたら、今度はエアとシンナーが出るきん、ツノの掃除がしにくい。掃除しながら、ひょっとトリガーから手が離れたらニードルが指を突き刺す。そしたらニードルまた曲がる。

HPG6,ちょっと、メンテナンス性の悪さが痛いです。ニードルが貫通してなかったら良いガンなんですけどね〜・・・。

もう一回、3000円出してニードル買う?

いやいやまた曲がるだけじゃわ。

ちょっと次のガンを考えます。

で、息切れはするけども、とりあえずプラサフを吹いてみました。

しかし、改めて厳しい目でHPG6のインプレを語らせてもらうと、塗料の出が悪すぎだと思います。これ使う前は、塗料の出が悪いと、塗り過ぎを防ぐため、タレにくく素人が使いやすいとおもっていたけども、出が悪いと、なかなかユズ→ツヤにならなりません。だから、無駄に時間がかかる。時間がかかるということは、ユズになりやすいということ。そのため、必要以上にガンを吹き付ける傾向があって、結果、タレやすなります。ウデの問題でしょうけど、なかなかに難しいですね〜。トリガーの幅を絞ったほうがいいかも。でも絞ると、塗料の出が悪くなって、ユズになりやすいし・・・。どーすりゃいいのん???

空気&塗料使用量は、1キロで6.6ftのバスロッド1本塗って、使った塗料は20mlくらい。圧は8キロ→5キロくらい使っていますね。25L8キロ充填でエアは十分間に合います。

が、やっぱり、このガンのメンテナンス性が悪すぎだと思いました。

エアブラシなんかもニードルは突き出ているけど、ぶつけないように、カバーがついているもんね。

しかし、HPG6は、ニードルが突き出ている上にカバーもないし、スグに曲がってしまいます。

イワタの開発者さん!HPG6,ニードル突き出させないでください!

おかげで2万パー。

んでもって、息切れするガンではありますが、次のガンが来るまでは頑張って使おうかなということで引き続き、先の曲がったHPG6で吹くことにしますた。

で、ざっとですが、タレた部分の修正。800番ペーパーで水研ぎです。

若干下地が出ましたが、その後の塗装でカバーできると踏み、このままベースコート塗装に行きます。

んで、プラサフに続いて、今度はベースコート。パナロックのキュートエローです。

鉛とクロムたっぷりで、今や絶滅寸前ですが、非常に良い黄色ですwで配合ですが、レジン15ml。シンナー15ml。硬化剤2mlで行きます。で、いつもは、硬化剤も小瓶に移して、現場での検量の手間をへずるんですが、パナロックの硬化剤はもともとの配合が10:1で硬化剤が少ない上に、湿気に弱い(ウレタン硬化剤のイソシアネートはH2OのOH基と反応するから)ため、

こんな風に、容器に少量移したら半日くらいで固まってしまうんですよね。だから、硬化剤は直前に検量することにします。

そんで吹き付けました。やはり、ペンキの出が悪い。そのため、無駄に時間がかかる。。。。で、6.6フィートの吹きつけで、25Lタンクが8キロから5.5キロになりました。2.5×25=50L使ったら十分ぬれるということが分かります。圧は1キロです。1キロで十分ふけます。このアタリはHPG6、スゴイわ。ぱっとみスプレーガンなのに、ミストの微細化、広がり方、エアブラシそのもの。こんなスプレーガン、なかなかありません。ニードルさえ飛び出ていなかったら良いガンなんだけどなぁ。

んでネックの洗浄。今まではティッシュでやっていたけど、ティッシュって、細かい繊維みたいなのが出るでしょ?あれがイヤで、繊維が出ない、クッキングペーパーでやってみたのよ。だけど、ダメ。ちぎる手間がメンドイ。しかも左手には常にガンがあるため、右手一本でちぎれない。やっぱり、ティッシュのほうが優秀です。

で、前回紹介したツノの洗浄ですが、ニードルを外して行いました。これだと問題なし。ただし、二ードルがシンナーを止めてくれないから、ダラダラタレっぱなしです。あと、拭き取った後シンナーを吹いてやれば通りがよくなってグッドなんだけど、ニードルがないから、それが出来ない。やっぱり洗浄はメンドイの一言。ここが残念です。

洗浄が終わった時の圧は、5キロ。使用空気量は、(8−5)×25=75L。

で、吹き終わりましたが、なんと塗料がたりずに、グリップエンドのところのペンキがぬれんかった。あと気づいたんですが、うすくしたら確かにミストの微粒子化がよくなるんだけど、タレやすくなるのと、隠蔽性が死ぬのでなんともいえないです。今思えば、15ml+15mlではなく、15ml10mlでも良かったかも試練です。説明書は60%稀釈までとのことですが、80%稀釈くらいのほうが良いかも。100%稀釈は少しうすすぎるような気がします。タレるリスクは、プラサフでもくらっているからね。隠蔽性がないから、

しっかし、シンナー稀釈一つとっても、ガンによって色々やし、そりゃ季節もあるし、

塗装って、

やっぱり、

奥が深いね〜〜〜!

面白すぎじゃわ(^^)

んでもって、出来を見てみると、ちょっとガンを離して吹いたから、タレは一切ありませんwwwが、ちょっとうすすぎるような・・・・。別にこれでも問題ないような気もしますが、やはり、黄色マニアとして、もう一回くらい吹いたほうが良いかもしれません。あと、プラサフを今回白でやったんですが、

ハリコタイガーの時の、ライトグレーとは色合いが違います。ライトグレーのプラサフのほうが、濃い目の黄色になりますね。プラサフの色もベースコートに影響するようです。

見比べてみると、違うでしょ?左が、白→キュートエロー。右がライトグレー→キュートエロー。私的にすきなのは、ライトグレーのプラサフの上に吹くキュートエローですね〜。

んで、ここでトラブル。フタがあかん。

この手のトラブルはペンキつかってりゃよくあること。特にスチール缶はネジ山にこびりついたペンキが固まってあかなくなることが多いのでプライヤーを使ってあけますが、プラ容器の場合、少々ついていてもあくのがいいところ。ところが、プラの場合、プライヤーを使うと変形してしまうため、固まった時に弱ります。

結局、マスキングテープでかさあげしてテコの原理であけましたが、ばっちりねじ山が固まっています。細口瓶だったら、あんまりないですが、広口瓶だったら、固まりますねー。これフッ素ポリで高かったんですが、しょうがないです。溶剤以外は使っちゃダメですね。

結局、遮光薬品瓶に入れました。これ便利なんですよ。遮光しているから紫外線の影響を受けにくいのでペンキの劣化が起こりにくい。そのうえ、フタがPPだから、少々ペンキがこびりついてもプライヤーなしであけられる。

PPならば溶剤でやられそうなんですが・・・・

そこは心配なし。フタにテフロンが入っているのです。そのため、溶剤に晒されるところはテフロンでシャットアウト。これで溶剤対策もOK。また、ガラスだから、本体の溶剤対策も問題なし。

で、細口なので、こびりついたペンキを落としやすい。

良いこと尽くめのペンキの入れ替え瓶です。普通のペンキだったらわざわざ入れ替えなくてもいいんですが、2液の場合は配合があるので、シビアな検量が必要です。そのため、細口の瓶に入れ替えたほうが絶対便利です。

で、この薬品瓶ですが、どこから手に入れたかというと、

薬局で、1級メタノールを注文すれば良いのです。

これはキシダ化学のメタノール瓶ですが、値段は500円。で、メタノールといえば、工業用アルコールで、なんとアルコールランプの燃料なのです。そのため、購入後、ロッドビルディングに使うアルコールランプの燃料にしてしまい、空になった瓶はペンキ容器として使う。という、一石二鳥技なのです。

実際、ウレタンのペンキ容器として使えるのはフッ素ポリかスチール缶か、ガラス瓶のみ。PPじゃ溶剤で変形して持ちません。フッ素ポリは250mlでおおかた千円します。また、フタが固まりやすい。スチール缶は、口がでかくて、2液配合がしにくい上に、中身が見えないので、残りどれくらいか分からない。だもんで、テフロンPPキャップ+ガラス遮光ビンの試薬瓶が一番いいと思います。

考えに考えた方法なので、これは極秘扱いでおねがいします!

で、2度目の吹きつけ完了wやっぱり、黄色の塗装はドキドキしますね〜!

しかし、やっぱりHPG6、ペンキの出が悪い。ユズ→ツヤまでが長い上に、今、ニードル曲がり中で息切れもするので、ところどころユズ食らってます。しかし、垂れにくいし、空気使用量も少ないし、結構無理しても垂れないから、思い切った吹きつけが出来る点では良いです。が、やっぱり、ペンキの出が悪すぎるような気がします。水性塗料だったらいざ知らず、ユズ肌になりやすいウレタン塗装で使うのはどうじゃろ?って感じです。で、今回は稀釈率をちょっと低くしてみました。配合は、レジン20mlシンナー15ml、硬化剤2.5mlです。75%稀釈ってヤツです。しかし、これはこれで濃すぎる感じがします。濃い分、蒸発が早くて、タレにくくなっていますが、ちょっとモチモチすぎるかも?前回はシンナーが100%稀釈で、タレやすい?とおもったので、75にしたんですが、これだと濃すぎ。ならば、今度は80%稀釈???いや、シンナー稀釈一つとっても、なかなかにむづいわ。やっぱり塗装は難しい。

で、途中でペンキの出が悪いとおもったらエアが足りん。前回の塗装で、8キロ→5キロだったので今回、いけるか?とおもったけどダメだった。掃除したら、途中でエアがなくなりました。2回は使えんね。

でも、HPG6って、空気使用量が少ないけど、ペンキの出が悪いから、結局長時間吹き付けないといけないのよね。となると、結局エアをたくさん使ってしまう。

ここでおもったんですが、必要な空気圧、空気使用量が少なくて、ペンキの出が良いガン。これが一番なんじゃないか?とおもったわけです。

となると、もう、

アイツしか居ないというわけなんですが・・・・

値段がね・・・・

しかし、

塗装ってのは、物欲が絶えんなぁ。

ドロ沼じゃわ。

だけどね、使ってみないと分からないのよ。ためし吹きが出来れば良いんだけど、絶対無理じゃしね。

高い勉強代になったけど、これも経験。

HPG6は、買って使うまでは最高のガン、求めていたガンとおもっていたけども、チョット違いますね〜。

んでも、ま、まだ使えるけん、続行続行wまずは、延長したグリップを用意して(グリップ延長方法参照)

んで、兼ねてからもくろんでいた、トラテープ塗装です。プラモ屋でかった3M細マスキングテープをらせん状に巻いて行く。

当然、ティップに近づけば近づくほどらせんが消えていくので、

ティップは完全マスキング。

さぁ準備完了w

今回は、パナロックゼットブラック主剤30ml+硬化剤3.5ml+シンナー25ml。80%稀釈です。メーカー稀釈率は60%ですが、前回のキュートエローで75%稀釈で濃いと感じたからです。

そして、今回は秘策がありますwww

今までは1キロで吹いていましたが、

今回は、

0.8キロで吹きます!!!

というのも、実は新たなガンの導入を決めており、それは、かのオリンポスなのですが、購入先のエアブラシツールドットコムの竹島さんにPC206のスペックを尋ねているときに、こんな話を聞いたのです。

「オリンポスの社長が言うには、PC206は3キロが標準圧とのことですが、私が使うぶんには、そこまでの圧は出さなくても十分キレイな霧は出ると思います。使う塗料、シンナーの希釈率によって、圧を自分で調節するのが本来のやり方で、なんちゃらキロで使用!というキマリはないんです。確かに圧を上げると霧は微細化されますが、その分、跳ね返りが多くなってしまって、使いにくくなるというデメリットもあるんです。あくまで私の目安ですが、PC206は1キロ〜1.5キロあれば、問題はないと思います。」

とのこと。

なんと、目からウロコでした。

微細化を目指して圧をあげて調整・・・・が良いとは限らないんですね!!!

今まで微細化ばかり気にして、跳ね返りなんて考えたこともなかった。HPG6を使っていて、塗料の出がイマイチ。と思っていましたが、グッド!と思うときもありました。

この根源にあるのは吹き付け圧だったのかもしれません。圧が高すぎて、跳ね返りが多く、結果、出が悪いと感じる。

気づくのが遅くなりましたが、これだから塗装は奥が深くて、日々勉強で、そこが面白いところでもあるのです。

つまり、HPG6で塗料の出に不満があったならば、圧を下げて、対策を打てとこういう作戦で行こうと思いました。

そのため、普段、1キロ〜1.2キロくらいで吹いていたんですが、今回は思い切って、0.8〜1.0キロで吹きました。

一応、カンカンで試し吹きをしてみたんですが、問題はなしですwちなみに、0.6まで落とすと、今度は吹き付け圧が足りなくなって、うまく塗料が出ませんでした。吹き付けが出来るギリギリのラインが0.8以上だと思います。

するとあら不思議www

ユズ→ツヤになる時間が早くなりましたwおかげでサクサク塗れますwwwミストがフワフワしたような感じになりましたw

黒を使っているというのもあって、ツヤになった瞬間が分かり易く、塗りやすかったです。これが白だと全然わからん・・・。

で、塗装が終わってから、肌をチェックしてみると、やっぱりダメダメだなと実感。

ところどころユズになっているんですよね。特にグリップがひどい。わかります?ダメと書かれているところ、ツヤがザラザラした感じでしょ???

実はグリップは、塗膜が薄くなったので、

一旦、黄色の上から黒をこのように塗り切った後、

A番のように、塗りが甘かったグリップ部分をリカバリ。

すると、

Aの上側は既に固まっている塗料の上にミストが乗ることになります。結果、粒状のミストがそのまま固まり、ユズへまっしぐら。

だからユズになったというわけ。

しまったぁ!!!

@を塗り、完全に乾いた後に、もう一度上からやるべきだった・・・・

だもんで、グリップ周辺はユズ地獄。

ダメダメじゃ〜。やっぱり奥が深いぞ。自家塗装www

色を変えるだけなら簡単に出来ますが、良い塗膜を作ろうと思うと、至難の業。だから塗装は難しいです。

サブタンクを見ると、8キロ→4キロ。4キロ×25L=100Lの圧縮空気で6.6ftのブランク一本終了ですw

んでもって、30分ほど待って、マスキングテープを外しましたw

おおっ!

いいじゃ〜ん!

ばっちりトラテープちや〜!!!

こんなロッドは、市販では絶対実現できないロッドですwロッドビルディングの極みですww

これでベースコート終了w

続いてクリアです。普段の塗装ならこれでもいけるんですが、今回2色使っていますので、黒と黄色の境目がデコボコしているんです。これを消すためにクリアを塗布する必要があるのです。

ウレタン塗装で最難関なのがクリアだと思います。

通常、ラッカー塗装なんかでは、遠くから薄く吹くといった感じでセッティングタイム2,3分間隔で塗り重ねますが、ウレタン塗装でそれをやると、収縮が小さいのと指触乾燥が早い関係で、ユズ肌食らってピンホール地獄がこんにちはです。

そのため、一発厚塗りもしくは、30秒感覚くらいのかなり短めのセッティングタイムを取りながら、塗り重ねをしながらティップからバットに向けて回しながら吹き付けていくという手法がいいと思います。

しかしながら、クリアはベースコートの上塗りで使う塗料です。塗る順番としたら、プラサフ→ベースコート→クリアです。

プラサフはツヤはありませんが、ベースコートはソリッド1コート仕上げにも使われる塗料なので、すでにツヤがつきます。ということは、ツヤの上にツヤを塗るというわけです。塗料ミストを吹き付けていくと、じんわりと微粒丸→モッチリツヤになり、この瞬間に吹き付けを止めないとタレるというわけ。

つまり、吹き付けを止めるタイミングが遅いとタレ、タイミングが早いとユズになります。

ここにウレタン塗装の難しさがあります。

プラサフの上にベースコートを塗ること。これはプラサフがツヤなしですから、なんとかツヤが出た瞬間の確認は出来ます。しかしながら、クリアになると、ツヤありベースコートの上に、さらなるツヤを乗せると、こういうことなのです。

そのため、もともとがツヤのあるクリアを吹き付けていって、ツヤが出た瞬間というのがむちゃくちゃ分かりにくい。しかも、板金塗装用ウレタン塗料のツヤはすばらしく美しいため、これがツヤの確認の邪魔をします(涙)・・・・エンジンウレタンだったらベースコートにツヤがないから、やりやすいと思うけど、板金塗装用はホンマ美しすぎるのが罪です。吹き付けてって、いま確認できているツヤがベースコートのツヤなのか、吹き付けたクリアのツヤなのか?どっちやねん?というわけです。

最初は、足付けをすることでベースコートのツヤを消し、ここからクリアに入ると良いと思っていましたが、実はこれも曲者で、どんなに細かいペーパーを使って研ぎ出しをしても、研ぎ跡が完璧に消えるということはまず、ありえません。

黒なら分からないですが、黄色やら白やらの色どまりが悪い塗料を使うと、この傷は絶対に残ります。

1500番まで研ぎ出しして、コンパウンドかけてもコレですよ!?ダメなんですよ足付けは・・・・。※ちなみにこれはJraidenです。

また、ベースコートが薄いので、研ぎ出しで下地色が出てしまうリスクもあります。私が思うに、研ぎ出しはカーボン肌のみに抑えていてその後は、足付けなしで塗り重ねていったほうが良いと思います。

ベースコートのツヤと間違えた場合は、クリアのユズハダがコンニチハ。塗っているバット径が太いとまだなんとか確認できますが、バスロッドみたいに細いロッドのティップなんて、ビヨンビヨンブレますからね。もうね、分かりませんよ。そのため、吹き付け時間をわざと長めにとって、タレ覚悟でその後の修正で誤魔化す方法をとっていましたが、いや、ほんまタレまくりです。

ただでさえ、クリアはベースコートに比べて乾きにくい(ベースコート:20度で指触乾燥4分。クリア:20度で8分)ので、タレのリスクは倍倍ゲームです。

溶剤の揮発の関係で、クリアがたれると、その部分だけ強度が弱くなります。溶剤も抜けにくいし、ハジキ止めを使用している場合は、ハジキ止めがクリアの中に入り込み、白濁の原因になります。

そのため、私が思うに、兎に角乾燥時間が早い、たれにくいクリアが優秀と違うんか?と思い、パナロックのウレタンクリアでは最も早い、マルチトップクリアSH2:1タイプの速効型硬化剤の導入を決めました。

これが速効型硬化剤です。指触乾燥が20度で5分。パナロック(ベースコート)が20度指触乾燥4分ですから、これに匹敵する乾燥時間です。説明書にはユズハダになり易いと書いていましたが、ヘタクソからしたらたれにくい良い塗料じゃないかというわけです。

また、車で匂いが気にならないところまで移動して、塗装→ガン洗浄→終わる頃には乾いていて車の中で乾燥。って手順でやる場合、乾燥時間が早くないと、ガン洗浄が終わってもまだ指触乾燥までいってなくて、車に入れられないとなると大事なので、乾燥時間が早い硬化剤は武器なのです。

これで、マルチトップはQR、SHの遅効・標準・速効、全種類制覇したことになります。いや、ホンマ塗装は金がかかります。

兎に角、吹いてみなきゃ、塗料の良い悪いは分からない。というわけで吹いてみましたw

希釈率はリール塗装でアテがついたクリア20%希釈で行きますw説明書では10%希釈。

吹き付け圧を0.8キロに落とした関係で、合計、40mlもあれば足りますから、

マルチトップクリア主剤25ml+シンナー5ml+硬化剤13ml=43mlでいけるでしょうwww

そんで、準備。まずはティップのマスキングテープを外します。

さて準備完了W

同じく、0.8キロで吹き付けると、クリアだからか、乗っているか乗っていないかの判断が出来にくく、かなり長く吹いていました。結果、3キロまで使いましたので、いつもより、50L余分に空気を使っています。これだけ使うと、洗浄がたりるか不安です。

黒い部分はツヤの判断がしやすかったんですが、黄色いところは最悪。もう全然分かりません。その上ティップはスグに厚くなるので、タレまくりです。

んでもって、黒と黄色が混合になっているところはまさに最悪。ふけたかふけていないか、全然分かりませんwwwここもタレまくりw

タレまくったところは、強制乾燥かけてもやはり白濁しています。ひょっとして、ハジキ止めが古いんとちがう?前、ハジキ止めの実験していた時は、白濁は強制乾燥で消えたけんね。このハジキ止め、開封後、半年以上経過しているけんね。こりゃ新しいのにしたほうがいいかもしれん。

なんか、フニャフニャで、さっぱりあかん。硬化に影響が出ている。なるべくハジキ止めは少量に抑えるほうがよさそうや〜。

また、うすいところでも白濁が出ている。雨が降りそうだったからカブったのかな???兎に角、どうせまたクリア塗るつもりなので、ペーパーがけして、ハジキ止めを新しくして再挑戦します。

んでもって、タレ修正wどうせこの後もう一度クリアかけるので、1000番ペーパーでうっすらと整えますw

うひひひwツヤが消えたおかげで、ツヤの確認がしやすくなったwクリアふきやすくなったわいw




!?




嗚呼!




削りすぎとるがね〜!!上で説明した、足付けのリスク、再現VTRです。(涙)


しょうがない。。。。ここにガイドつけて誤魔化そうwww


んで、


新兵器登場wPCジャンボ206で吹きましたwww幻の名器、オリンポス!


さすが、うまいこといったんちゃう!?まずまずの出来栄え???

ティップのタレは修復完了wしかし、若干、黒いペンキのカスみたいな異物がかんでいますが、必殺、ここにガイド置いてやれ戦法で誤魔化せ誤魔化せw

んで、比較的簡単なはずの黒い塗装の上のクリアでタレが発生(汗)ま、初めて使ったガンじゃし、仕方ない仕方ないwww

が、痛恨のミスは車にのっけたとき、まだ生乾きで、

クッションの毛がこびりついたことくらいかねぇ(滝汗)

ま、水研ぎフィニッシュでことなきをえられるじゃろw

んで、塗装は完了?

といいたいところだけど、じつは、根元のほうのトラは凹凸が消えたんじゃけど、ティップのほうの凹凸がまだのこっとる。

もういっぺんクリア吹きます!

今度は丸吹きでwキャップを変えれば平吹きから丸吹きへ変更ですわwwwこんなんあんまりないですよwww

んで、前回は1000番で削りすぎてしまったため、今回は1500番で水研ぎすることにしましたw

しかし、今度はまたまた削りすぎてしまい、下地の黄色が(汗)つや消しのための研ぎはクレオスのミガキクロスか、スポンジ研磨剤の3Mスコッチブライトがいいかもしれません。

んで、センターカップの対策。引っ掛けるためのフックを改造しましたw車のトランクの油圧ダンパーのところに、クランプをセット。クランプにフックをつかませ、

これでばっちり固定完了www自家塗装は特にそうなのですが、不便に感じたものは、投資してでも改善すること。自家塗装は、準備と後しまいが無茶苦茶時間がかかるので、こいつを短縮するための試作ならば、兎に角効率を追及することです。

んで、吹きました。そういえば、スプレーガンの丸吹きって初めてです。勢い良く、狙ったところに塗料が飛ぶ、いわゆる、ストレート蛇口のホースガンのような感じです。

これがミスト。ちなみに、配合は、前回タレやすかったので、マルチトップSHを40ML、硬化剤20ml、シンナー10mlにしました。メーカー説明書の稀釈率イッパイイッパイです。んでもって、すぐに感じた、丸吹きの不具合。ブランク塗装は・・・

平吹きのほうがいいですね。

パターン幅は5cmくらいで、ブランク塗装には適した幅なのですが、問題は、塗料の量。スプレーガンで丸吹きは、狙ったところが、一瞬で塗料つきすぎ。平吹きのように、薄塗りがしにくいなと思いました。そして、なんといっても、私の場合、屋外塗装が普通なので、風でミストが飛ばされるのが大問題です。動画でわかりますよね?ケツのほうがライギョのようにクネクネとミストが動いているのが。平吹きだったら、少々うねっても、塗料のミストが被塗物にいきわたるため、影響が出にくいのです。

平吹きならば、10cmくらいパターン幅があるので、少々風で飛ばされても、同じくらいの塗料が付いてくれるので、ツヤが出た瞬間が、確認しやすかったです。丸吹きの場合は、狙ったところの塗料がつきすぎて、ツヤが出る瞬間が早すぎる。

結果、PC206をブランク塗装で使う場合は、平吹きキャップがいいということがわかりました。

で、

出来上がったブランクですが、うまくいった?

いや、いや、行ってない行ってない。

ところどころユズがのこっていますね・・・・。丸吹きのボケ足が風で揺られた、あの影響がでとんやろね。

ホント、

塗装は難しいわ。。。

そして、最終クリア塗装突入。一体、塗装だけでどれだけ手間がかかっているのでしょうか・・・・。前回は、ペーパーで足付けで、下地が削れ過ぎるというトラブルがあったので、スコッチブライトの1200〜1500番でやったりました。

今回は下地が出るというトラブルがなかったけども、これはこれで、ツヤ消し効果がなさ杉です。足付けが出来たといえる状態ではなく、ツヤはまだ残っており、上塗りのツヤ確認に影響が出そうです。

んでもって、PC206で、塗料が出すぎてタレるトラブルがあったので、あえて、今回はHPG6でやりました。ニードルは結局新しいのに変えました(涙)

しかし、またトラブル。塗料カップのフタがアカン。前回塗料が残っていて、フタ閉じた状態で固まったみたい・・・。こりゃきをつけんといけんです。

んでもって、条件は、マルチトップクリアSH30ml+速効性硬化剤15ml+シンナー4.5ml、吹きつけ圧1.5キロ、パターン調節ネジ全閉で吹きました。

しかし、まさかの息切れ!?なんで〜!?

ニードル新品なのに!?

どうしてか、全く分かりませんが、とりあえず、無理やり吹いてみました。

結果、タレかなりあります(涙)HPG6でもタレるなら、こりゃちょっとやり方考えたほうが良さそうです。今まで、トリガー調節ネジはいじらなかったけど、このトリガーを絞り込んで塗料の噴射量を抑えようと思います。

んで、タレの修正をしないと、ハジキ止めのカブリ&中膿み状態になったままになってしまうので、修正をするのですが、今まではペーパーでやってましたが、ペーパーでやると、タレてないとこまで削りすぎてしまって、下地へダメージが行くので、

気合一発デザインナイフでやることにしました。

良い感じ?です。他の塗膜を刃で傷つけそうになって、ヒヤヒヤしました。だいたい終わったら、後はペーパーで凹凸修正すればいけると思います。

で、ガンの不具合の原因調査。次から次へ問題が出てきます。塗装、ほんまムヅイです。

ここで、ニードルを購入した、オリンポスの竹島さんに問い合わせ。すると、一発返答。ノズルの手前の六角ネジ。これの緩みの可能性が高いとのこと。このネジがしまると、ニードルが動かなくなり、緩みすぎていると、息切れ。ちょうどいいところにあわせないといけない。ちょっとひっかかるような握りこみ具合がベストとのことです。それでも治らなければ、

ニードルが曲がった状態で、トリガーを引いてしまい、ノズルにミクロのスジキズが入っている可能性大です。そうなると、ノズル交換(5000円)悲劇です。

ニードル曲がった状態で使うの、厳禁です!(滝汗)

知りませんでしたね〜。

でも、こんなふうに、「トラブル→問い合わせ→解決」が出来るお店って、実はカナリ貴重なのです。近所のペンキ屋だと、なかなかこのレベルまでガンの使い方を知っているスタッフがいなくて、分からないことがそのままになってしまったり、ネットの通販だと、不具合が出たら、一旦ガンを預かり、メーカーに出して原因調査って感じです。

だから、道具の使い方を熟知している職人の経営する通販ショップが一番いいんですが、そういうお店ってなかなかないんですよね。そういう意味で、竹島さんのトータルTは、アフターがすごいしっかりしているなと感じました。道具を買うときは、店をよーく選んだほうがいいのです。※バイク屋も同じ。

次に、ガン買うときも、トータルTで買いたいですね〜。

というわけで、ネジを回しながら調整。6mmスパナです。

とはいえ、もう塗装は終了したので、やっとこ、次のステップへ。

まずは、デザインナイフできったところの修正。1500番のペーパーでやりました。これだと、削りすぎて下地が出る心配が少なくなりますが、いかんせんペーパーなので油断大敵!深入りはキンモツです!

最終的には、タレた部分はこのように平坦化し、

ラストにコンパウンドで磨いて、

こんな感じになりますw

これで、タレの処理も終了。しかし、触ってみるといたるところがボコボコ。タレる寸前のふくらみも何個も確認できました。やっぱり、塗装は難しい。色を変えるのと、塗装をするのとは、全く別次元の話なのです。

ま、これ以上やっても、結局塗膜はボコボコなるだろうから、次いきますw

ガイドです!フルコンバート!みーはーなワタシはKT&KLガイドにしましたwセッティングは、トップMNST5.5-5.5KT-6KT-8KT-10KT-12KT-16KL-25KLにしました。純正と全く一緒で、新型のKガイド搭載とこういうわけですwカラーはイーカラーwかっこいいですw

トップガイド取り付け!再塗装のおかげでティップが入らん!というわけで、入るところのアタリをつけて、

マスキングテープでマーキング。

あとはペーパーで削って(320番)

いけるいける!

スプラインを調べて、

マーキングをした後、これにあわせて2液エポキシ5分型で固定。

ハイ終了!トップガイド取り付け完了!やっぱし、ローライダーガイドはいいねぇw純正がFガイドだったので、かなりのドレスアップ&糸がらみ防止ですw

んでスレッド巻き始めましたw今回は銀の化粧巻きに紫のNCP−Cで巻くことにしました。サンスイ風に折り返してみましたが、

抜き跡がむっちゃいびつになったのでやめました。

で、まだスレッドラッピングのところでは紹介していないのですが、ナイスな化粧巻きの方法の紹介です。紹介するのは、最も初歩的な飾り巻き。メタリックスレッドの化粧巻きの方法です。

まずは、メタリックスレッドを5周くらいまきます。

そして、最後のスレッドをマスキングテープで止めます。

マスキングテープを止めたまま、NCPのスレッドを巻きます。テープでスレッドの端が止まっているため、ひょっと緩んで最初からやり直しということがありません。

メタリックスレッドをNCPスレッドで固定できたら、マスキングテープを外します。

余ったスレッドをはさみで切ります。

あとは巻くだけです。

これで完成。誰でも技術なんて要らない化粧巻きができますw

アピールポイントというほどのものでもないんですが、2色の境目にバットガイドを置き、

スレッドで隠してオワリ!合計8個のKガイドですwセッティングは適当そのもの。詳しくは、ガイドセッティング方法を参照。上のガイドピッチよりも下のガイドピッチのほうが長くなるようにセッティングするだけです。最初、つめ気味にして、残りのガイドが少なくなったら、配置を考えながらやる方法だとぐっどですw

さて、次はネーム入れです!
今回、新兵器のデカールブランクシートを使います。デカールに比べて発色がよくでていて、それでいて千切れる心配がないので、デカール代替品として期待大の新兵器です。ちなみに、文字入れはテプラでデカールを参照。

で、ハサミで文字ギリギリにカッティング。エッジを丸く切るのが角が浮かない裏技です。

ちなみにネーミングは、「MANDEGAN TIGER」

まんでがんタイガーっすわ〜

まんでがんとは、讃岐弁で言うところの「すべて」とか「全部」でありますw

んで、これはシールなんですが、ズレを修正するためと、シール内の気泡を抜きやすいように水を用意しました。粘着面に水をつけて、気泡を押し出すようにして密着させるという、カッティングシートとかで使われる方法です。



































嗚呼!

























まず、シールを剥がした時に、シールが折れて色んなところにひっつくがな!台座から剥がした瞬間、薄いのと、静電気で丸くなってシール同士でくっついたり、指にくっついたりしてじょんならん!引っ付いたところはゴミや油がかんで見栄えが悪くなる!


そしてブランクに並行につけようと思っても、長いきん、アタリがつかめん!当初は、水を粘着面につけて移動させようと思ったけど、粘着面が水を弾くため、これも無理。

















結果、ズレたがな!




このデカールブランクシート・・・・・


長いネーミングは以上のトラブルがあって、むっちゃ使用勝手が悪い!

短いネームとかだといけると思うんですが、長いネームはできませんね〜

というわけで、結局カルトグラフのデカールでやることに。


水転写ですが、結局、これがブランクに並行にセットしやすくていいかもしれません。

んでもって、いつものように東邦2液ウレタンで薄くコーティング。

ヨシャ!これでエポキシ上塗りしたら完璧じゃ〜!

しかし、

ネーム下が結構空いてみっともないので、

フィッシングショーでマタギさんのブースで勉強したスパイラルラッピングをやることにw

詳しいやり方は、スパイラルラッピングやダイヤモンドラップ参照です。

まずは、マスキングテープを直線に貼る。

んでもって、同じ感覚でマジックでマーキング。今回はブランク自体が細いので、1.5cmピッチにしましたw反対側はピッチの真ん中にマーキングが来るようにします。このあたりはダイヤモンドラップ参照ですねw

んでもって、その点の上を通るようにスレッドを巻いていく。

ココだけの話、

この手の飾り巻きは、ゼニスさんのメタリックスレッドがベストです。ゼニスさんのメタリックスレッドは3本よりになっており、3本よりがほどけています。

このホドケがミソです。

通常、ダイヤモンドラップやら、スパイラルラップやらは、斜めに重ねて巻いて行くので、必ず隙間ができるのです。
こういう隙間とか、

こういう隙間ですね。

スレッドが一本にまとまっていると、重ねてしまうと、ヨリが生まれるため、通常、重ねることは出来ません。結果、隙間の修正は難しくなります。

一方、ゼニスさんのほどけかけたスレッドだと、

隙間に重ねることができるんですよね。これを続けて行くと、

やがて、隙間はなくなり、斜めに重ねて行くラッピングできれいに巻くことが出来ます。これができるのは私の把握している限り、ゼニスさんのスレッドだけです。

なかなか売ってないので、(ワタシは広島のパゴスで手に入れました。)見つけたら即買いしておきましょう!

ちょいと話が脱線してしまいましたが、マスキングテープびしばし切っておいて、巻き終わりましたw

銀メタを5周。金メタを5周ずつで銀メタをパイズリしています♪金閣銀閣ですw

そんでもって、エポキシコーティングはいる前に仮止めしておきます。瞬間接着剤で所々止めておきます。安いやつだと白くなるみたいですが、ワタシの使っているミスターホビーさんの瞬間接着剤は、ボタンを一回押すと一滴出てくれて、指しやすいし、ドバッと出ることもないし、白くならないしで重宝しています。

しかし、ここで油断はキンモツ。ミスターホビーの瞬間接着剤はなかなか乾かないのです。十分な乾燥時間を取らないと、手について、それが指紋としてブランクについて死亡ってわけなので、十分すぎるほど換装させましょうw

あとはこのヘビーカバーを攻略すればオワリだぞいw

無理やり引き抜くと、瞬間接着剤で仮止めしたスレッドまでほどけてしまうので、ハサミを使って慎重に作業しましょうw

ま、こんなもんっすわw

サー!これで一回目のコーティング入ります!

詳しくは「ドライモーター作業台製作」を参照っつーことなんですが、

終わりましたwさすがにもうフルロッドビルディングも4年目となると、失敗するタイミングっつーのが段々わかってきて、要領よくなりましたw

んでもって、1回目のコーティングは終わりw

で、抜き糸のところがモコッとなっているのでコイツの修正。今更紹介することもないので、(過去のフルロッドビルディング関係やコーティングテクニックで紹介済み)デザインナイフで切って、ヤスリがけするだけです。

あと、スパイラルラッピングを施した部分は終わりがかなりモコッとなっているので、こいつを削り倒します。

目詰まりしにくい構造になっているタミヤのヤスリが良いです。

後から気づいたんですが、他の部分も削ってしまうので、マスキングしてやったほうが無難です。

今回の反省点は、トップガイドがすんごい削りにくいってところ。もともとがスレッドの幅が小さいのと、ティップなのであまり力が入れられないので、削り効率がわるい。結局デザインナイフでやりましたが、この抜き跡は極力いらない糸を出さないような巻き方を心がけたほうが良いです。

最終的にはこんな感じ。触った感じ、凸がなくなったので、ぐっどぐっどw

で、今回、新たにこの巻き方を紹介。ネタバレしてしまうと、フィッシングショーでフジブースのスタッフに教えてもらったやり方です。

まずは、普通に巻いていき、半分くらいでスレッドを抜きます。

その後、反対側から同じように巻くんすわ。

で、抜く。

バニッシュナイフで整える。

終わりwクソ簡単ですwオススメのやり方ですwダブルラッピングの下巻きでもかなり使える方法ですw

残る長距離スレッドは、ネーム部分が、いつものトリムラッピング。バットジョイントは普通にメタとNCPで巻きました。

こうして2回目のコーティングに入ります。

で、

2回目のコーティングに入る前に!

シャドウライズに引き続き、今回もスレッドの上にネームを入れることにしますw

ど〜りゃ〜!Iラブ山田池!おそらく、香川でバスツリすることはないじゃろうねとおもとるし、やるとしたら、おそらく松山で釣り愛好会で行くはずとおもとるし、おそらく、そこは山田池の気配ムンムンですw

だもんで、こんなネームを入れるのもありかなwと思いましたw

んでもって、ネームの上のスレッドにこいつを貼ることにして、

これくらい小さいシールなら、ずれる心配もないし、デカールブランクシールを活用しようとおもって、印刷してみると、

嗚呼!

インクがのらん!!!金色は乗ったのに、黒はダメみたいです。もともとがMDプリンターで転写することを目的として作られているみたいだし、テプラに向いてないのかもしれん!

その後、カルトグラフのデカールで印字したらバッチリOK!やっぱり、ネーム入れはカルトグラフのデカールにキマリです!

んでもって、いつもの東邦2液ウレタンで、シミ対策を施し、

コーティングに入ろうとしてストップ。地味やき!下地のスレッドが暗い色やきん、黒文字が映えんちや〜!

だもんで急遽変更。白文字にチェンジです。今更ながら気づきましたが、ネームなんて、黒白金銀くらいしか使いませんね(汗)。テプラプロに銀文字復活を強く希望します。

でもって、今回は、コーティングがバット部分だけなので、コーティング台は半分に折りたたんだままやります。すごい便利これ!

良い感じにもりましたw

んで、3日乾燥させて完成w

スパイラルラッピングが良い感じですw

で、金文字デカールも良い感じですw

極めつけはやっぱりこれやねwおそらく、香川でバスツリはしないから、やるとしたら松山かね。松山でやるとしたら、おそらく釣り愛好会のメンバーで行くとしたら、山田池じゃろやっぱしとおもって、これでwww

さて、ブランク部完成ということで、後は、グリップ部分を残すのみとなりましたw

でもって、グリップといえばリールシート。

今回は新型のSKSSリールシートを導入することにしましたw

でもって仰天!なんと、短すぎて、タコ糸でかさ上げが出来ません!スッカスカ!短すぎて全然タコ糸コイル状に巻けないし(汗)

こりゃアーバーかますしかないとです。

で、位置決め。なかなかブランクに入らないな。

ヨイショ!


嗚呼!



先ッチョが割れた!!!これ、ロッドビルディングでよくある醍醐味。大失敗の後のリカバリ考える事件ですぞwww

で、やり直して、リールシートの位置決めです。どうも長すぎたかな?グリップが持ちにくいです。先っちょが割れたので、グリップの先を切って短くすることにしてリカバリします。

で、位置決めした後は5分エポでアーバーを固定。

これで準備完了。リールシートの塗装に入ります。

今回はアリーズSGA6104で吹きます。プラサフです。シャドウライズのブランク塗装でプラサフを吹いて余ったのでこいつをアリーズに入れて吹き付けることにします。

しかし、まさかの圧足りず。

しまった〜。レギュレーターはコンプレッサについているから、室内でしか圧調整がでけんくて、霧の調整が甘くなってしまいます。。。。もう、手元レギュレータ買います。

ブツが出ていたので適当に圧を上げて対処。

で、吹いたはいいんだどもトラブル。

ネジ山です。

リールシートのネジ山の塗装は厄介で、

ネジ山の頂点はスグに色が付くんですが、その両脇が全然塗料が乗ってくれないのです。

駆け出しの頃の塗装ですが、先端の付け根が下地見えてるのわかります?厄介なんです。

で、下から上に向かった吹く。

その後、上から下に向かって・・・・・

これじゃふけませんね(爆)

手袋シンナーまみれになりながらやりました。

で、で、プラサフは完了ですが、やはり塗膜が厚い。アリーズも0.4mmなのでエアブラシなみなのですが、エアブラシのほうが明らかに霧が細かくて、塗膜も薄くいけます。リールシートは塗膜が厚いとねじ山で塗膜がハゲルので、薄ければ薄いほどいいんです。だもんで、やっぱし、リールシートはエアブラシに軍配があがりますね。

で、続いてベースコートに入ります。前回の教訓を活かして、ネジ山は反対側にもハンドルを付けましたw

詳しくは、「ほしい色は作るべし」を参照にして欲しいのですが、HP102Bにパナロック紫をセット。配合はシンナー100%稀釈です。最近メーカー稀釈率無視で、どの塗料も100%稀釈でやっていますが、グッドです。

で、昔ウースケさんに教えてもらった基本。凹凸が激しくて、塗りにくいところから優先的に塗るべしを実行ですwしっかし、スプレーガンとちごて、やっぱエアブラシはええわ。小物塗装に関しては、どんどん吹き付けていっても、垂れそうな気配がないから、ユズ→ツヤ→タレのツヤ→タレの間隔が長いです。思い切ってツヤまでもっていけるので、すごくやりやすかったです。

うまいことぬれましたが、よーに見ると、ブツがかんでいるし、ボコボコもあります。シンナー稀釈もう少し多いほうがよかったかも。あと、野外でキレイな塗装ってのは限界がありますね。必ずブツがかみます。

で、洗浄ですが、以前、墨汁でエアブラシの練習をした時もそうだったんですが、HP102B、皮パッキンがついているのですが、コイツがなかなかの曲者で、皮の表面に塗料がたまるというか、ここにシンナーを付けると、ドバッと塗料が落ちてきます。皮の表面はザラザラでやりこいマテリアルなので、ペンキを吸いやすく、こいつが洗浄の作業性を悪くしています。ちょっとテフロンパッキンを自作して、いけるかどうか試してみようかな。

ほんでもってね、5時間くらいほっといて、夜に強制乾燥させたんよ。布団乾燥機で。

シャドウライズとリールシートを突っ込んで2時間乾燥させたんですけどね、

取り出すとき、乾燥機のマットにへばりついたんよね(涙)

これ!マットの跡ですわ〜(涙)

5時間も置いて、指触乾燥は完璧やったのに、悲劇じゃ〜。なんか、ウレタンって、暖めると若干やりこくなって、へばりつきますね。やるんなら、空中に浮いた状態でやったほうが無難です。当然、シャドウライズもくっついていましたが、色が白なので、どこがくっついていたか全く分かりません。

でもって、兎に角作業を進めます。で、このSKSSシートのチェックですが、なんと黒しかありません。ポリで激安。2個で150円。

しかし、色の自由度がないのでこだわっている人にはここが痛いです。

兎に角付けました。

続いて、問題発生です。取り付けるリールは、ステラ2500なので、SKSSのネジ部とステラをセットしてみて思いました。これ、リールシートを下にすると、ネジが短すぎて、リールのフットが外せません。

といって、

上にやると、今度は、下がスカスカになって、フードナット下部が宙ぶらりんな状態で、フィットが中途半端。ま、固定は出来ているので使えるっちゃ使えるけど。

そんでもって、リールシートとのネジ部って、フードナットが直線状に動かないといけないから、

ネジ部は向きがあるんです。

下側のツメは既に固定しているから、エポキシでネジ部を固定する時は、

この状態でやらないとずれるわけ。ということはですね、

ネジ部下側からエポキシがあふれてこぼれた時、どうやって拭くんですか?ってわけです。だって、リールのフットがあるから、ティッシュが入らないんですよね。

さらにさらに、

ポリのチェックとリールシートの隙間、接着時に絶対エポキシはみ出ますよ。

リールのフットがある状態だったら、これが拭けないです。さらに、フードナットにもエポキシが付きます。ということは、フードナット、リール、がネジにエポキシ接着されるリスクがあるというわけです。

だから、かならずリールは外した状態ではみ出たエポキシを拭かないといけないんですが、リールを外すと、今度はセンターがずれるリスクがこんにちは。

これ、どうやれっつーんですかね!?

しかし、もう進むしかないので、とりあえず、ネジ部のアーバーを5分エポで取り付けました。

で、ネジ部をアーバーのところで止めて、リールをセット。リールをのけてから、30分待ち、接着。

案の定、フードナットには、エポキシが付き、

もう写真じゃ分かりにくいですが、エポキシがネジ部にところどころ薄く付いた状態でくすんだ塗装になってしまいました。

で、極め付きは、

微妙にセンターがずれていること。

これはすでにアーバーかまして、接着しているのですが、微妙にズレてるのわかります?

ロッドビルディングでのリールシート接着は、ほぼ100%かさ上げ工程が必要になります。

かさ上げで使われるアーバーは製品のバラつきが激しく、センターは微妙にずれています。

タコ糸でのかさ上げも一緒。タコ糸なんて、接着剤で巻いていったら誤差だらけです。

だもんで、「ほぼ」センターを出したら、あとはご愛嬌。メーカーロッドだって、タコ糸やコアテープでやってるんですから。

当然微妙にずれます。

これはハリコタイガーですが、パッと見まっすぐですけど、微妙にズレているのをエポキシ接着時に真っ直ぐになるように、わずかに力を加えながら固定させているんです。

大げさに書くと、こんな感じで、フラフラしているパーツをエポキシ接着時にわざとエポキシを盛り、ティッシュでこそぎ落としながら隙間を誤魔化す作業をやってるんですよね。ビルディングでグリップ組むときは皆コレです。

これは水路の鉄人ですが、

わかります?エバが左斜め下になってるのをエポキシで誤魔化しているんです。

これはリールシートは右斜めになっていて、エバは左斜めになっています。

兎に角、グリップパーツはフラフラしながら、真っ直ぐに見えているだけです。

だもんで、センターがセパレートになっているリールシートは上下で微妙にずれます。結果、リールのフットが少しだけ入りにくくなります。

だもんで、リールシートをセパレートにする意味は全くないと思います。

でもって、ホールドのしにくいことしにくいこと。

矢印の部分がスカスカ。だもんで、ホールドした時に、手全体でホールドするって感じじゃなくて、極端な話、人差し指と小指でホールドするような、そんな感じです。VSSリールシートのほうがよっぽどグッド。

だもんで、後悔しかしてないですが、兎に角、作業を進めます。

で、まずはマテリアル。通常はコルクかエバですが、竹でやろうと思ったんですが、ギンギンの最新ガイドにリールシート、ビンテージとは全く無縁のタックルセレクトに、

竹は全くマッチしませんです。竹って、実は組み合わせが難しいんよね。古風なデザインじゃないと生えないちゅうか、ワタシ、奇抜な色が好きなので、その時点で竹はアウト。

で、

もう一つ、ウッドグリップに初挑戦してみようかなとも思っていたんですが、

100均で木の杖がなかなかかっこよかったのでこれをマテリアルに・・・とも思いましたが、やはり、ギンギンのデザインが全くまっちせず。

結局、いつものコルクエバ混合マテリアルで行くことにしました。

で、ホライズンでマテリアルを追加で購入。

ねじ山のプラのチェックがデザインを邪魔します。

ここに金属チェックを入れるため、

熱かけてプライヤーで剥ぎ取ったら、上の塗装が取れてしまった・・・・

が、チェックで誤魔化すため、

エバに接着後、

フォアグリップはこんな感じに。

リアグリップは、タコ糸でかさ上げして、

こんなシェイプドエバを接着しましたw

で、グリップのスレッド巻き。下地が見えてるのわかります?ペーパーかけたら下地みえちゃった事件の修正です!!!ここに

こーゆーふうにスレッドを巻いてやれば、わからな〜いwww

ハイ!ネーム!白文字で、Build By 讃岐漁具黒鱒研究所!研究なんて全くしてないけどね(^^)

反対側!愛媛大学釣り愛好会Tournament Specialwww山田池に相応しいネーミングだこの!前田さんやシャールの店長にも見せたいなwww

で、コーティング。

コーティング終わったら、デカール周辺は無数の気泡でデコボコ。デカール・・・・・・やっぱし鬼門じゃわ。

だもんで、

スコッチブライトで水研ぎして再コーティング。ペーパーだと面なので削りにムラが出ますが、スコッチブライトみたいなスポンジだと筒まで密着するので、削りすぎてデカールいってしもたってのが少ないのでお勧めです。ちなみに800番クラスの研磨剤を使いました。最近は、塗装もコーティングも800番くらいでやってます。昔は1500までやってましたが、再コーティングで表面は整えられるので、そこまで細かい研ぎをする必要はありません。

で、セパレート部のスレッドの抜き後もヤスリで処理して、

2度目のコーティング。

で、セパレート部は完璧にできたけども、

ネーム部がボッコボコ(涙)特にハジっこがひどい。

ペーパーで地ならししたら、マシになったので、このままスレッド巻いて、誤魔化すことにします。

最終的にはこのくらいまでペーパーを頑張って、

スレッド巻いてコーティング。

で、寝る前にチャチャっとやって、次の日。なんと、気泡の抜けが甘くて、そのままかたまっちゅうがや(涙)

で、気泡をカットして、ヤスリで誤魔化し、

コーティング。したけど、これはひどい・・・・。なんちゅうか、下地がいびつすぎて、エア抜きしたら粘性が落ちて、そのいびつな下地に沿って、変にタレます。どうにもなりませんでした(涙)

今まででこんな症状が出たのは初めてで、今まではネームコーティングは1回だったんですが、今回を2回もしたので、その厚み誤差がこの結果になったのかなぁと思いました。特にハジっこはメタルパーツのエッジがあるので、そこまで攻めれないし、下地が下がっていたのだろうと思います。

ネーム部の長距離コーティングは、エポキシ1回塗りか、もしくは、ウレタンで!

次回はウレタンでやってみようと思います。

で、フォアグリップですが、長いので、

ダイヤモンドピットでカット。

こんな感じで接着しました。しかし、コルクは平坦に削るのが難しいです。チェックが若干中央からずれています。

で、リアグリップですが、一応、30分エポキシでタコ糸の上に接着したんですが、細いパイプで延長した関係で、かなり隙間が空いています。当然、こーゆーことになるということは、中心がずれています(涙)

だもんで、粘性の低いスレッドコーティング用のエポキシを流し込み、1番立てかけて充填しました。

これであとはブランクを接着するだけ!と、接着したら研ぎ出しが手間なので、

ハセガワのポリッシュクロスで、コンパウンド磨き。しかし、エポキシはウレタンに比べると研ぎ出しが無茶時間がかかります。やっぱ長距離コーティングはウレタンのほうが適してると思いました。といっても、ウレタンでやったことないので、次回、実験しま〜す

で、研ぎだし終わったらこんな感じ。

で、30分エポで、ブランクを接着。この瞬間がなんともいえませんwホントは脱着式のほうがリメイクがやりやすくていいんだけど、純正がそういうパイプではないので仕方がない。

で、最後の最後、バットキャップの取り付け。アーバーでかさ上げして、タコ糸でかさ上げ。

5分エポで接着。

なんてこった、アルコール拭き取りでバットキャップの上部がカブった・・・・。これアメリカフジのバットキャップなのですが、1ドルくらいの安いやつだったんですが、国内EVAでこんなことになったことがなかったので、これからは国産キャップを使うことにします。


なにはともあれ、完成!!!おおかた半年がかりでバスロッドが完成しました〜www

いや、ひどい出来だわふらふら

ダメ出しいきますよ〜手(グー)

まずトップガイド。MNトップの5.0これは問題なし!

スレッドコーティングはあまり失敗はないのだけども、塗装がヘタクソ。ところどころユズってます。何回やってもなかなか上達しない。色の道は険しいです。ガイドは最新型のKTガイド。

バットガイドはKLの25。このサイズになるとバカみたいに値段が高くなるのは勘弁です。

そしてなんといっても、Iラブ山田池がなんともいえませんハート達(複数ハート)しかし、スレッドを両側から追い込んでいった関係で、ズレが見えます。

ロッドで一番好きなネーム部。まんでがんたいがーw遠目で見たらいけいけですが、

デカールをミスっており、エッジ部分に気泡が目立ちます。デカールは毎回コレ。解決策が見えない・・・ってか、プロはここをエポキシではなく、ウレタンクリアでやるみたいですので、次回はウレタンを使います。ウレタンだとエア抜きする必要がないから気泡がかまないもんね!

ネームからスパイラルラッピングに入る途中のトリムラッピング。これはスパイラルラッピングの出口でモコっており、凹面コーティングになっています。大失敗・・・・。

スパイラルラッピング部。ラッピング自体はまあまあですが、致命的なのが塗装のアラ。ペーパー作業で、下地逝ってます(涙) そして、エポキシコーティングで出来たミクロの気泡。特にスレッド部の気泡が厄介で100%抜くのは不可能といっていいと思います。

そして、ラッピング時のピッチマーキングの白マジックの消し忘れ。なぜコーティング前に気づかないげっそり で、ここでも塗装削りすぎて黄色い下地が見えています。

チェックの手前は、プラサフがコンニチハ。明らかにスレッドの巻き不足。ここ、スレッドをもっと伸ばすべきじゃったわ・・・・。

フォアグリップ。センターのズレたコルク。ってか、コルクは直角面取りが至難の業で、必ずセンターがずれます。

で、そのセンターのズレは次のグリップを組む時に隙間を空けて調整して、その隙間にエポを盛って誤魔化すんですが、そのエポが逆にめだっとる・・・・。さらに毎回毎回えーかげんにせーよ状態の、エポキシのこびりついた跡。アルコールで拭き取ると、そのときはキレイなんだけど、硬化すると目立つという鬼門です。

ここも同様。

そして、SKSSシートの接着時にフードナットについたエポキシがねじ山にこびりつき、せっかくのウレタンの輝きがくすんでしまいました・・・・

セパレート部のトリムラッピング。ここは完璧。言うことなし!

ここは布団乾燥機で強制乾燥させた時に、塗膜がやりこくなり、乾燥機のシートの跡がベッタリ。これいい勉強になった・・・・

合掌としかいいようがないデコボココーティング。長距離コーティングは、ウレタンがよかばい!

第二ネーム部。愛媛大学釣り愛好会トーナメントスペシャル!泣かせるネーミングですが・・・・

出来上がった後に気づいた、

nがななめになっちゅうがや。テプラはちょくちょくこれがある・・・・泣き顔なぜコーティング前に気づかなかった・・・・

裏。おきまりのBuild by 讃岐漁具。今回は黒鱒研究所を追加。ここは問題なしですが、白いネームだけに、黄変が気になる。やっぱりエポキシはキャンセルしたほうがよさそうです。

リアグリップのチェック。盛ったエポキシがタレてえらいことに(汗)泣きたい・・・・。

そしておきまりのエポキシのこびりついた跡。コルクは目立たんが、EVAはものっそ目立ちます・・・

ラスト。バットキャップ。これはアメリカから輸入したフジの硬質EVAのマテリアルなのですが、さすが80セントだけあって、国産EVAでは経験したことない、カブリ?が出ています。やはり日本製の方が無難。あと、エポキシ拭き取った跡がコルクにこびりついていて、若干目立ちます。

以上、ガン見厳禁仕様のバスロッド・・・・。雷魚ロッドだったら、もっとマシだったと思うなぁ。専門外のロッド作りは勝手が微妙に違うくて、失敗の連発。でも、逆に言うと、経験値が増える感じがします。パーツも雷魚用はかなり選択肢が狭いけど、バスロッドだったら、無茶苦茶パーツがあるきん、勉強にもなるしね。あと、ガイドセッティングも雷魚用しか知らなかったから、これもいい勉強になりました。

失敗だらけのバスロッドですが、でも、トラ柄が兎に角目立つきん、かまんちや〜わーい(嬉しい顔)

またグリップが失敗だらけだけど、なかなかシャープで、遠めにみたらかっこいいんちゃう???www

というわけで、お遊びで作ったきん、当分使う予定はないけど、来年、むね連れて渡部さん、石丸、フジモリさんと山田池で合流したいなwww

Let’s Go To Yamada Ikeexclamation ×2

いや、やっぱし、日の坂でもかまんあせあせ

兎に角、いつ入魂できるか分からんけど、釣り愛好会のメンバーとの再会が楽しみ〜



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