リメイクガンガン77完成!
おおかた半年がかりで仕上げた初めてのリメイクロッド。8000円でかったクソボロガン7。前オーナーがいらんことしまくってて、苦労したけど、やっとのことで完成しました〜♪
いくよ〜!各特徴とダメダしまとめてドン!
まずは、ブランク。これは初めての自家塗装。しごきはしごきゴムが入らんくてダメ。タミヤのボロエアブラシは壊れまくって3回交換したけどダメ。パッキンボロすぎ。で、結局フデ。フデでやると、デコボコすぎです。触ったらデコボコしています。やっぱしスプレーガンでやるべきやね。とはいってもはじめての自家塗装だからそれが分かっただけでもOKね!
そして、ガイドが一番特徴的。見たことないでしょこのマジョーラガイド。これはアメリカンタックルというメーカーのジルコニアセラミックガイドのホログラムカラー。色がマジョーラで、美しすぎ!アメリカから輸入しました。1個5ドルくらいなので、フジよりはだいぶ安いです。ですがインプレを調べてみると、PEでも楽々いけるそうで、リングも海でシイラ相手にした釣りでびくともしなかったジルコニアみたいなので、強度も十分でしょう。ちなみに、Mud holeという海外通販サイトで変えます。買い方は、イーベイとほぼ一緒。送料は15ドルだったでしょうか。イーベイに比べるとだいぶ安かったように思います。欲しい人は、「釣具の個人輸入」で勉強してください。
ただし、フジに比べるとだいぶアラが多いというか、まず、ガイドの上下でフットの長さが違います。上のフットのほうが長いです。スレッド巻いた時に下のほうが長かったらまだバランスが取れるんですが、逆だと見た目がアヒャヒャです。だもんで、上側のフットはアシスレッスレにスレッドを巻いて、下側は長めに巻いてバランスを取っています。あと、フットに溶接のダマが残っているのもチラホラみかけます。さすがアメリカ製です。
そしてトップガイドも同じにしているんですが、なんとトップガイドだけリングはホログラムカラーがあるけれども、ボディはクロムメッキしかないのです。ここもホログラムにしたかった・・・。で、勘の良い人は気づいたんじゃないかなと思うんですが、ティップとトップガイド内径が会っていません。スカスカです。ガン7のティップは外径が3mmですが、このガイドは内径が3.2mmなのです。
実はこのアメリカンタックルのトップガイドはインチサイズで規格があり、2.8mmから3.2mmになってしまうのです。
フジだと2mm刻みであるので、3mmがあって、これがジャストフィットなんですが、ないんだからしょうがない。2.8も一応買ってみましたが案の定入らず。3.2mmだとスカスカですが、エポをタップリぬってごまかして終了です。もしトラブルが出たらフジの3mmMNSTを付け替えます。このアタリが海外モノの痛いところ。
で、今回初めてモッコリコーティングに挑戦しました。普通に重ね塗りしたんじゃ、雷魚ロッドでありがちなモッコリコーティングは出来ません。ホライズンに聞いたところ、2液混合した後にわざと粘性が上がるのを待って盛り付けるそうです。ただし、粘性が上がると、エアが抜きにくくなるので、アルコールランプでいつもよりも長めにエア抜きをする必要ありです。
で、いつも薄塗りした時は2時間も回せばたれなくなるので、ドライモーターから外してたてかけているんですが、なんとモッコリにすると可使時間が長くなるみたいで、立てかけてたら、タレてそこで完全硬化してしまったという大失敗。
修正はしたけども全部をキレイにするには無理があり、そのまま使うことに(涙)勉強になりました。
うまいこと修正できたやつはこんな感じにうまいこといけたけど、全部が完璧とはいえません。
はっきりいって、性能でいえばフジのほうが数段上だし、作りもしっかりしている。けども、このガイドには、フジにはない遊び心があると思います。こういった冒険もフジにやってほしいもんです。いつぞやのサファイヤガイドとか、ルビーガイドとか、値段が高いのはもうかまんけん、安くて目を引くようなガイドを開発して欲しいモンです。
で、入魂の最重要課題のネーム入れ。
これは太陽精機のTシャツくんで作ったりました。
が、はっきりいってダメダメ。ドアップで見るとアラすぎです。デカールの品質追うのにTシャツくんはいかんわ。次回はテプラでやったります。
で、話は戻りますが、このリメイクガンガンのネームですが、
Burning 釜玉 80です。
前回の讃岐の夢に引き続き、またまた香川ネタ。燃える釜玉っつーわけです。
なぜこのネームになったのかというと、
ブランクの色=白=うどん
スレッド下巻き=緑=ネギ
スレッド下巻き化粧=黒=醤油
スレッド上巻き=オレンジ=黄身
というわけで、
実は
このロッド、
釜玉カラーなんですよ〜〜〜wwww
しかし、派手で、これはこれでいいんでないのwですw
裏面はメーカー名。毎度おなじみ、讃岐漁具です。で、うどんと間違って食べたらいかんので、Do Not Eat!です。うどんの中の乾燥剤みたいなモンです。
で、ガンガンの致命的な欠陥なんですが、ブランクのバットが外径17パイなので、あうパイプがないという点です。自作FRPパイプを作ろうとしましたが、難しすぎて断念。が、内径16mmの肉厚パイプはタックルネットにあるというわけで、これを穴広げ加工で無理やり突っ込めるようにして、そうすると、肉厚が1mmくらいになって強度がサッパリあかんので、カーボンロービングを巻いたあとにジャストエースエポで積層。これでパイプ外径を22mmまで持って行き、強度確保。そこから22mmのワインディングチェックであわせて、隙間は60分エポで充填して完全接着。二度と外れません。
リールシート
リールシート。これもはじめての塗装。3回失敗して、結局、ベースコート2液ウレタン。トップコート2液ウレタンで完成。凹凸が多くて、不規則な形をしているため、ブランク塗装よりはよっぽど難しい。そして安い(1000円くらいのモン)ので練習になります。
ただし、こいつを塗装すると必ずフードナットが入りにくくなるので要注意。あまり厚く塗りすぎたり、ネジ山にタレが付くと一発でフードナットが入らずご臨終ってなことがあるので気をつけましょう。
これはベースコート3回塗り。トップコート5回塗りで仕上げました。
が、今思えば、もっと塗料を薄くして置けばよかったと思います。タレを嫌いすぎて希釈率が甘くなり、肌がザラザラしていて、それをごまかすために研磨作業を繰り返し、手を置くところがボコボコしています。うまい人はフジの刻印がつぶれないような薄い塗膜で仕上げています。まだまだ練習が必要です。
グリップのセパレート部分の塗装
グリップ塗装基本セパレートグリップなので、そのセパレート部分も塗装しました。
で、今回新しい試みとして、アンダーコートに白のウレタン塗料を塗って終わりにしました。塗りは4回?だったかな。本来、2液ウレタンは非常に強い塗膜なので、トップコートはしてもしなくてもいい塗料です。普通は必ずトップコートするんですが、実験的にトップコートをキャンセルするとどうなるのか確かめたくてチャレンジ。ツヤはそれなりに出ますが、コンパウンドをかけまくっても結局はクリアには及ばず。クリアしたほうがいいですね。また、クリアとは違って顔料が入っている分、希釈率のアタリをつけるのが難しく、肌荒れが深刻です。
その肌荒れを直すためにペーパーがけすると、肌と肌の間の隙間がミクロのブツブツとなって出てきて、EVAなどの粉がそこに入ると二度と取れない。そのため、
よーく見るとEVAの無数のホクロがあります(涙)。
だもんで、結局は、トップコートをしたほうがいいということが分かりました。次回はバイクのカウル塗装でやった1液ポリエステル塗料のプロタッチ+2液ウレタンのパナロッククリアでやったろうと思います。ただし、プロタッチは2液ウレタンのトップコートが必ず必要なので、そこまで強い塗料ではないです(とはいえ、ホームセンターレベルのアクリルだの1液ウレタンだのの塗料性能と比べると別格)。
そのため、塗った後のペーパー修正で、削りすぎるとベースコートまで行ってしまい、再びトップコートなんて悲劇も予想されてそれが欠点です。ベースコートもトップコートも2液ウレタンでやったら、少々削りすぎたって、もともとがトップコート不要の塗料ですから耐久性には全く関係ありません。だもんで、理想を言えば、ベースもトップも2液ウレタンでしょうね。ただし、2液ウレタンは希釈が絡んでくるので、塗装自体が難しく、当然、アラが出やすいです。また乾燥時間も長い(指触乾燥10分)ので、塗りやすさに関して言えば、プロタッチ(指触乾燥1〜3分)のほうがいいです。ベースコートとトップコートだったら、動考えてもベースコートのほうが難しい(下地隠蔽の問題があるから)ので、やはりベースコートはプロタッチに分があります。また、プロタッチはプラスチックに追従するほどの柔軟性があるので、2液ウレタンよりは柔らかいので、曲がるロッドの特性を考えると、ブランク性能を引き出すという面では、やっぱりプロタッチ+パナロックのほうが良さそうです。
で、デザインですが、グリップ塗装があまりにアヒャヒャだったため、なるべくならあまり出さんようにしようと思い、極端にセパレート部分を短くしました。だけど、これはこれで、市販ロッドでここまでセパレート部分を絞っているモデルがないため、かっちょいいんではないの?というわけで、気に入ってますwww
バランサー雷魚ロッドは重い上にバランスをちゃんと出してないモデルがないので、クソ持ち重りします。大体全部フロントヘビー。ガンガンとかサーペントはバランサー入ってるよとはいってますが、ホンマにバランスだしとんのか!?というくらいの重心の悪さ。なぜそんなことをしているのかがようやく分かりました。ガンガンやサーペントで重心をきっかりとったら、700g級の重量級スペックになってしまうんですね。
総重量786gorz
スペック見たらだれも買わんから、わざとバランスを甘くしているんじゃないでしょうか。バイク用ヘビーウェイトバーエンドでもボルトでも全くバランスが取れなかったので、
M14寸の1mのネジを買ってきてカットしてこれを使ってバランスを出しました。
ステンネジと鉄ネジがあり、ステンネジのほうが重いのでケツにより重いバランサーが取れるのでステンのほうがいいのですが、ステンは接着剤が乗りにくいので鉄ネジにしました。完璧にバランスを出したら、なんとグリップだけで重量が560g。脅威の重量級グリップですが、こうでもしないと持ち重りがひどすぎます。ブランクを差し込んでみると、バランスは完璧。総重量はなんと786gですが、こちらのほうがだいぶ使いよいというなんとも雷魚ロッドらしいオチとなりましたw
バットキャップはパイプとツラッツラだったもんで、エア抜きの穴をつけなければ元に戻ってきますので空気の逃げ道の穴を空けて接着完了。完成ですw
やはり自力でしかも初挑戦の作業ばかりだったので、近くで見るとアラだらけですが、苦労しただけに、愛着のある一本になりましたw早くこれで雷魚を釣りたいですw
インプレ2011
重すぎ。ルアーロッドとして使えるギリギリの重さが500gだと思います。それを超えたら、アヒャヒャですわ。バランサー入れても、500gまでに抑えるべし。500を超えると、キャストもしにくくなるし、例えバランスがシッカリ出ていたとしても、操作性がじょんならん。
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