シャドウライズ グリップ製作


実は嫁さんから誕生日プレゼントにシャドウライズ71を買ってもらいました。買う前からEVAの安っぽさが気に食わないので、自作グリップを作ろうと決定wそもそも、このEVAを気に食わないという人は多くて、ホッツから特注でトルクも注文可能なほどwとある雷魚仲間で使っている人がいるので、ブランクス径を聞いて見ると14mm。タックルオフから出ているヘビーカバー用のカーボンパイプがそのまま使えるのでかなり楽w


カーボンパイプはタックルオフ。メタルパーツ、リールシートなどはマタギから購入w実はOックルオフのヘビーカバー用カーボンパイプは精度が悪く、ところどころ外径にムラがあったり、外径が17mmのはずが、17.5mmだったりします。マタギから内径17.5mmのワインディングチェックやリングが出ているので、使えます。一応メタルパーツは紫色に統一することにしました。


今回新たに導入したのが、コルクリーマーなる工具。ブランクスの切れはしにペーパーの石を接着したもので、3種類の細さがあります。3000円。


EVAがあっという間に削れます。Jraidenの時にやった方法だと、内径を1mm広げるのに1時間くらいかかっていたんですが、これだと、20分ほどでできます。目詰まりもしにくくて本当に作業が早いです。コルクだとものの10分で5mm広げられますwww3000円でこの効果は安い!


おおまかなデザインを考えていきます。ここで、色々と試行錯誤するので、メタルパーツや材料なんかは多めにかっておいたほうがいいですw


ここで、シャドウライズの問題が・・・・

http://www.hots.co.jp/products/rod_shadow.html

メーカーのホームページによると、リールシートに一番近いガイドに糸の中心がが接触しないように設計されているそうです。


なので、リールシートの位置を決めるときに、糸を張った状態でガイドに当たらないように位置を決めます。その上で、リールシート上側が最大限まで長くなるようにできる限りリールシートを下げます。そのほうが飛距離もフッキングもよくなるからですwバランスは崩れますが、ウェイトをグリップエンドにつければ問題解決ですwただし、糸が当たらないのは中央だけで、左右はどうやっても当たります。


これはコアテープ。実はカーボンパイプの外径が17.5mmなのに対し、リールシートの内径が18mmなので0.5mmの隙間があります。そこで、カーボンパイプに0.25mmの厚みをこのテープで加えます。


ちょっと長めに巻いてみて、リールシートを入れてみると、入りませんでした。


じわりじわりとテープを切っていって隙間がなくなるようになったらOK。


コアテープをはがし、適当な場所に貼ります。次のコアテープを切るときに長さの参考になるからです。


続いて、リールをつけた状態でバランスを見てみます。もしバランサーウェイトがいらないなら、グリップエンドをキャップでふさぎますが、リール前方20cmほどのところが重心なので、バランサーがいります。なので、グリップエンドはあけた状態にします。


ワインディングチェックをEVAにつけてみてフィッティング。イイ感じですw


で、マスキング開始。


今回、ミキシングカップを使い捨てのやつにしました。今まで米用の計量カップを使っていたんですが、量が多すぎて無駄なエポキシがたくさんあるのと、一個百円なので、高い。というわけで、ドレマカップという弁当用のカップを買ってきました。これだけあって200円。


毎度おなじみ90分硬化型のエポキシ。これが一番強力ですw


ドレマカップに入れて、混ぜてしっかりかき回します。


まずはリールシート下のEVAを入れて、その後コアテープを貼ります。以前貼ったこの長さに切って貼ればいいので便利ですw


テープ以外の場所はリールシートとの間に隙間があるので、タップリとエポキシをつけます。


で、あとは乾燥させるだけ。で、前回の失敗を踏まえて、そのための道具を新開発しました!

実は、グリップ作るときにいつも思うんですが、エポキシを乾燥させるときにグリップ両側から圧力をかけっぱなしにできないんで、メタルパーツとEVAのすきまが埋まらずに出来栄えがきたなくなってしまうんです。

そこで、今回はカインズマートで工作道具を買ってきました。

長いネジと板きれです。

板にネジが通る穴を開けます。板の外側にワッシャを通し、ボルトで閉めこめるようにします。で、ネジにカーボンパイプを入れます。ボルトを締めこんでいけば、圧がかかったままの状態で乾燥できるというわけです。

ワインディングチェックの先は残ったエポキシが板について木の粉が付着するので、ワッシャをかませます。


で、ここがポイントなんですが、フロントグリップ側の板をギュっと押し込んだ状態でボルトを固定します。すると、EVAとリールシート、メタルパーツなどのミクロの隙間がなくなってきれいに仕上がります。


http://www.flexcoat.com/products/supplies-accessories/

フレックスコートに同じようなツールがありましたwコルクリングクランプというやつです。私のやってるのとほぼ一緒ですが、自作だと1000円以下で出来ますwオススメですw


押し込んだ関係で、メタルパーツにエポキシが付着するので、爪楊枝でセッセと取っていきます。


最後に、マスキングテープをはずします。


二日間乾燥させます。


自作乾燥機からグリップを取り出します。


案の定、ワッシャがエポキシでひっついてますが、簡単に取れます。


できあがりwグリップも3本目になると、仕上がりがきれいになりました。これが技術かw


バランサーウェイトをつけて、重心を真ん中にし、ブランクスを入れます。うーん、紫のメタルパーツが高級感あふれて素敵です。ガイドニューコンセプともなかせますねぇw結局ブランクスが38000円+グリップ10000円で、5万クラスのロッドになりましたwww


produced by fukusuke