ソルシア962HHリメイク



シーズン始まった2014ですが、ひとつ大誤算があって、メインロッドがショアジギングロッドになってしまったことです(汗)

作った当初は、ウケ狙いのドキュンロッド的な位置づけだったんですが、これがなかなかどうして、ライギョロッドよりもいいじゃないかということになりまして、今やこれしか使っておりません。

まず雷魚ロッドよりもだいぶやわらかいので、フロッグの乗りが雷魚ロッドとは全く違います。ビヨーン!って感じのキャスト感なんで、初速が全然違います。そんで、重さが乗ってくれるので振りぬいた直後にスプールから糸が抜けてラインがバタバタすることがないので、バックラが減りました。硬めの雷魚ロッドだったら振りぬいた直後にバタつきません?あれがないんですわ。

そんで、全長がダイブ長いんで当然飛ぶ。

さらに、雷魚ロッドって長くても8ftチョイだと思うんですが、遠投かまして、さらに風が吹いていると遠方のフッキングでストロークが足らずにスカ食らうことがありますが、あれがないです。やっぱ9ftオーバーのロッドのストローク量はすさまじく、かなり遠方のアタックでスラッグが少々出ていてもフッキング入れればガッツリ行ってくれます。

遠投がきき、フッキングもかなり遠くまで乗ってくれる。ティップは雷魚ロッドよりもやわらかいんでパワー不足かと思いきや、長さを武器にしたストローク量でティップのやわらかさをカバーしてくれて、フッキングはガッツリ入るほうだと思います。

遠投ズル引きスタイルだったらショアジギングロッドに勝るものはないんじゃないでしょうか。

ただ、雷魚ロッドよりもやわらかいんで、カバーを千切るのはナンギしますが、竿を寝かしてリールの力で切ってしまえば問題なく操作できますし、雷魚って、藻団子になって、動かなくなって、その藻を千切った直後にヘッドシェク再開ってのがありますが、竿自体がやわらかいので、竿のしなりでそのヘッドシェイクをいなしてくれるっつーか、兎に角、雷魚ロッドよりも使いやすくて、今やショアジギングロッドオンリーです。全然雷魚ロッド使ってない(汗)

まさかこうなるとは思ってなかったんで、誤算だったのがリールとのマッチング。

竿が和風全開だもんで、白いC4とあわね〜あわね〜(汗)

そんなわけで、白いC4に合うようなデザインで新しく組もうと思い、ショアジギングロッドを物色していたんですが、探していたメジャクラのソルシアがヤフオクに出てたんで即決落としましたw

10000円でお釣りが来るくらいで買ってきましたwショアジギングロッド、種類がたくさんあるから、結構安く手に入りますねw

一応、事前にメジャクラに確認しているんですが、全ラインナップの中で一番硬いのがソルシア962HHだそうです。

硬さは結構硬くて、ダイコーのプレミア962HHよりもハリがある感じで、雷魚ロッドで言うと、フォーナインのR3くらいかな〜。兎に角、フロッグのフッキングは問題なく入るレベルだと思いますw

んで、早速バラしていきます。

メジャクラは初めてなんですが、珍しく、上巻きまでAスレッドを使っています。フツーはCスレッドなんだけど、めんどくないんかな???エポキシはかなりやわらかめ。ダイコーに比べるとクラックは入りにくいんじゃないかなと思います。

で、アレっ!?って思ったのが、トップガイド。ブランクの先端にペーパーで削った跡が残っていました。

設計上のガイド径が思ったよりもでかかったんかな?ここらは結構シビアな部分なんで、削るよりも一回り大きなパイプ径のトップガイドを選定したほうがよかったんちゃう?って思ったりもしました。

さらに厄介なパーツがドライカーボンで、これどうやってキレイに取るんだろ?って思います。

一応削り取ってみようと試みたものの、これ接着剤じゃねーんじゃねーか?って思います。これ以上の深追いは厳禁。スレッド巻いてごまかすのが無難だと思いました。

んで、続いてリールシート。このリールシート、ドライカーボンになってて、外し方が???ってなりました。

ですが、いざ割ってみると、ただのパイプをかぶせているだけでしたw割るとアーバーが見えます。

アーバーも割って取り出したら最後にコアテープ。ちなみに、カーボンパイプ切断は丸のこピットじゃ切れなかったです。ダイヤモンドカッター必須です。

そんで、最後の最後にてこづったのがバットキャップのところの接着剤。これが取れない!めちゃんこ奥まで入ってて、ドリルの歯が足りない・・・・

しょうがないので、ドリルの径をだんだん太くしていくと、

バキッ!という音と共に、

手ごたえアリwww

コラッ!メジャクラ!

バラす人間のこと考えてんのか!!!(怒)

でもこれで全バラほぼ終了。

あとは剥離剤塗って、エポキシはがしてペーパーがけ。それから塗装です。

と、いうわけで、約半年ぶりの塗装。とはいってもフロッグの塗装はしてたけど、2液ウレタンがスッゲー久しぶりw

1液とは粘性その他、ちょっと勝手が違うんよね〜〜〜

で、いつもは2pcにわけてひとつずつ塗るんだけど、めんどいんで、1本にして塗ってみました。

さすがに9ftもあると長い長い(汗)ダラーンて下にタレます。

んで、プラサフを吹き始めてみたんですが、長すぎて片手でまわすのが一苦労。重いッス。ンデ、めっちゃ長いんで時間がかかっていかん!PCジャンボ、重いんで、結構手にダメージきました。

んでも失敗なく終了?でも、塗装は2pcに分けてからやったほうが絶対無難ですわ。

って思ったんだけど、改めてロッドを見るとアラだらけ!ま、しゃーないんやけどね〜。次に白塗って2トンで銀塗ってキャンディで青ぬってトップコートかけるけん、ごまかせるやろと思って次いきますわ。

で、吹く前から心配だったドライカーボンの跡はガッツリ残ってしまい、ボコボコに。スレッドコーティングで誤魔化しケッテイwあと塗装剥がしのときのペーパー跡がのこっちゃってきったない表面だす。

リメイクって塗装剥がす時に絶対にブランクにダメージいきますね、そこらは覚悟しとかないかんね〜

あとリールシートはがす時についたカッターの跡。これ、なかなかめんどいね〜。かさ上げされてたらうまくいくんだけど、ツラッツラの場合、完璧にはずすにはどうすんだろ???

いっつもリメイクばかりの貧乏ビルディングだけど、たまには新品のブランクから組んでみたいのぅ(^^;)

ンデ、ついでに、昔塗装に失敗したリールシートが余っていたので、これを再利用するつもりで、ペンキを剥いだ後にプラサフ吹いて塗装してリサイクルしますw

ちょっとシンナー希釈が甘かったようで、出来栄えはイマイチ!表面がブツブツしています。特にリールシートがひどいですが、ベースコートで分からなくなることを祈って次行きますw

こんな風にブツブツが飛んでるわ、表面はザラザラしてるし、なんともひどいできですな。

ってか、このプラサフってスプレーパテとしても使われるけん、かなりねばいんよね。んで、塗る被塗物が何個かあって、一つ塗って次の塗ってって、やってたら、被塗物入れ替える時にガン置いて、その間にガン先でプラサフが固まっちゃってこーゆーブツ飛びが増えるんよね。

これを回避したいんやけど、ノズル径を大きくしたら直るんかね?

今使ってるのが0.8mmガンなんやけど、オリンポスのPCジャンボシリーズで1.8mm口径のガンがあるっちゃあるんだけど、サイドカップなんで、屋外塗装でいったら使い勝手が悪そうなんよね。あと部品もないし。

センターカップで2mm近いガンってないかねぇ???でもガン口径大きくしたらタレやすくなるような気もするし、どっちがいいのやら・・・・

で、続いてチャン白のベースコート。前回、9.6ftを1pcで塗るのは竿を回転させるのがしんどいと判断したので、2つに分けてやりましたwこっちのほうがいいですw

で、塗装していると、どーも塗料の出が悪いなと思ったのでガン口を見てみると、

嗚呼!

ペンキが先っちょでワヤになっちょる!これを取ったら勢い良くミストが出ましたw定期的に拭かないと要注意ですねw

そんで、続いてリールシートの塗装。ネジ山にあんまし当たらないようにして完了w

本体はまぁまぁだけど、

フードナットがユズぶいていますね。難しいです。

ブランク側は問題なく終了wこの後はバット側の2トン塗装に入ります。何色にしようかな〜〜〜w

結局、前回失敗したブルーのリベンジというわけで、キャンディブルーにしようとおもいますw

っつーわけで、まずはメタリックベース。スパークルメタリックを吹きます。ガンは0.6mmのPCジャンボ。メタリックは粉ぶきOKなんで、0.8mmでタレのリスク背負うよりは、細かいガンでユズ気味に調整しながらやったほうが良いと思います。

いい感じで終了w

続いてキャンディの調整。手持ちのペンキが運よく、透明性の高いペンキ(ディープブルー)だったんで、これを使います。

で、ディープブルー1、クリアベース5くらいの割合で入れてみました。

ンデ、キャンディは薄めた時の濃さがよくわかんないんで、いつもこまるんですが、

実は釣具屋に売っている1000円くらいの安ロッドがだいたい銀のメタリックを使っていることが多いんで、これに塗ることで濃さの調子が分かりますw

爪楊枝で少しこそいで塗ってみると濃いすぎたので、

クリアベース追加。

こうしてどんどん塗って薄めていき、

これくらいがベストじゃないッスかね〜!?

で、塗装に入りますが、ここでもやっぱり爪楊枝とスプレー塗装とでは調子が変わることがあるんで、いちおう直前に試し塗り。いい感じです。

ここまで準備を行えばもう大丈夫wすこしずつムラにならないように吹き重ねていきましたが、やっぱ屋外塗装は太陽との角度で薄く見えたり影が濃く見えたりしてなっかなかやりにくいです。やっぱキャンディ塗装はむずい!

ガン見したらムラはあるものの、ま、許容範囲かな?って感じに塗りおえましたw

前回よりはうまくいけたかな!?いい感じですwしっかし、塗った後にその美しさに感動するのはやっぱキャンディ塗装やね〜♪キラキラが透けてみてスッゲきれいやわw

ンデ、乾いてからデカール。しかぁし、ここで大失敗。キャンディ塗装って、キラキラしてるからその上にクリアデカールでネームの文字を入れると文字のアクセントが殺されます!黒やら白やら全部ダメ。結局、金も目立たず、イマイチ!

クリアデカールでネームを入れるなら、ソリッド塗装にその色と対立する色のフォント。この組み合わせがベスト。私がやった中では、黒ブランクに金文字が一番スキです。

というわけで、ネーム部は急遽ソリッド塗装に変更。

しかし、デカールがうまく剥がれんくて、ここでアセトン使ったら塗料が全部いきそうなんで、コンパウンドでデカールをはがしました。しかし、それはそれで、キャンディベースが少しずつ削れる感じで、

これが致命的な塗りムラに成長しちゃいました(汗)

ま、結局、ソリッドで塗りつぶすんでかまんのですけど、キャンディ塗装はバット部に行うとネームで困るということが分かったんで、勉強になりましたw

で、結局ネーム部は黒金にするために黒に塗りましたwチャン白→キャンディブルー→ソリッドブラック→グリップ部はチャン白。という3トン塗装のゴチャゴチャした色合いになっちゃったけど、個人的にはごちゃごちゃしたデザインが好きなんで、OKなんよね〜w

そんでデカール貼って、

デカールスプレーでコート。

ところが、これが失敗で、寒いからか若干厚塗りにした結果、カブりました!

急いでエアコンの出口で乾かすと

カブリが消えてくれてほっとしました。デカールコート、結構こんなことになるんで、結局は東邦の2液ウレタンのほうが良いかもしれません。。。

そんで、ウレタンコーティング。

まぁ、失敗がないようには塗れたんですが、

ところどころにピンホール。このピンホール、なかなかの曲者で結構出ます。原因は塗装前のシリコンオフが不十分なのと、野外塗装でやると風がビュンビュン吹くところでの作業になっちゃうので、この風が空気中の油分というか不純物を被塗物に運んできて結果ハジキとなるようです。シリコンオフに関しては、前の塗装から時間を空けると油分が結構付いてしまうので脱脂不足になるため、板金塗装なんかでは、ベースコートを塗った後に15分くらいのセッティングタイムを取り、続けてクリアを吹いたりすることで対策を行っているようです。んがしかし、釣竿って、片手でスプレーガン、片手で釣竿をまわす必要があるため、セッティングタイムを取って次の塗装というわけには行きません。触れないからね〜。どうしても完全硬化後でないと次の塗装に入れないので、油分対策が不十分になってしまいます。さらにデカールになるとシリコンオフするとデカールが溶けちゃうので、シリコンオフ自体が出来ないときています。なかには水性シリコンオフなんかもあるみたいなので、デカールの場合、それで対策したほうがいいようにも思います。さらに調べてみると、弱電タイプのシリコンオフと、静電気除去ウェスなんかもあり、これもハジキ対策になるみたいなのですが、これが色々対策をかけていたら結構金がかかります。結局自分で使うだけなので、遠目で見たら大して分からないピンホール対策にここまで金使って対策するのもなぁ・・・・。と思ってしまうので、結局は今現在やっている、ペンキのシンナーを不織布にしみさせて塗装直前に拭くという方法が一番金がかからなくて良いかもしれません。しかし、ペンキシンナーは溶解力が強すぎて、前のベースやキャンディが溶けたりするので、問題があるっちゃあるんですけどね〜〜〜。

んで、最後のトップコート。

で失敗。一通り塗り終えたと思ったら、ユズってるとこがあって、そこにリカバリで吹いたらタレた!

結局ペーパー+コンパウンドでごまかしましたが、リカバリするとロクなことありませんね〜〜〜。少々ユズっても、ペーパー+コンパウンドでごまかしたほうがいいと思います。

ほんで、まずはトップガイド。いつもNCPスレッドでやるんだけど、いい加減同じようなデザインばっかになってきてマンネリ化してきたので、今回はメタリックスレッドを使ってやることにしました。

こんな感じにしましたが、メタリックスレッド、プロラップのを使っているんですけど、ねちこくて、やりにくいですな。なんつーか、最後の抜き糸引き抜く時にひっかかってとまるんよね。表面がネチコイと、ピンラインとかの化粧巻きはしやすいけど、ガイドの足ラップはやりにくいわね〜。

ほんで続いてガイドセッティング。

もーね、考えるのめんどいし、前に作ったロッドが9.6ftで同じだから前のと同じセッティングでいいかと思って、ヘラ竿横にして

ガイドの位置をマジックでマーキングしました。

すっげー久しぶりにUV装置始動wやっぱスッゲー楽なわ。エポキシだったら、おそらく次のシーズンオフまで手をつけてないと思うわw

で、デザインはこんな感じ。センターに黒Aのピンライン5周、そこから両サイドに銀メタAを5周で後は金メタA。これが下巻き。上巻きは赤メタD5巻きに青メタA5巻きであとは赤メタD。

んで、やってみて問題発覚。問題箇所はセンターの黒メタA5巻き。この黒メタAは昔のグデブロのスレッドなんですが、ねちこい分、ちょっと肉厚になっています。一方、銀メタ、金メタはジャストエースのなんですが、ジャストエースのほうが細いんで、グデブロの端糸が少し浮いています。

やっぱ同じ径のスレッドでないとキレイにいかんので、2番ガイドからスレッド変更。黒メタAをグデブロからジャストエースに変更しました。

こんできれいにいきますw

が、やっぱ海外のメタリックのDはねちこすぎて、抜き糸するときにじょんならんッスわ!作業性最悪。これ、細いロッドだったら抜くときティップ折れるんじゃないかしら?



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