水路の鉄人リメイク
2013年、間違いなく出番が一番多かったロッドですw
なおかつロッドビルディング駆け出しの頃のロッドだもんで、技術的に終わってて、もっとカッコよくリメイクしようと思います。
まず、ダメなのがガイドセッティングで、何を考えていたのか、シングルフットのLDBガイドをトップに持ってきています。これがそもそものNGで、対ライギョナマズなんで、オールダブルフットがいいと思います。
あと、そもそもが2000円のボロロッドで、どうでも良いロッドなんで、抜きあげ方とかむちゃくちゃで、使い方がひじょーに荒いため、オールダブルラッピングで組もうと思います。
あと、グリップ部は結構気に入ってるので、いじらないでおこうかなと思ったんですけど、リールシートがダサイので、ここを今風のACSタイプのヤツに変更したいと思います。
とりあえず、ガイドを全部外して、ブランク丸裸にしました。
もともとがアンサンドブランクなので、ここからペーパーをかけて塗装に入ります。
しかし、水研ぎした時にトラブル。
アンサンドはサクサク逝くんですけど、
ガイドのコーティング跡が全然逝かんとです。
そのため、塗装はがしでエポキシを溶かすことに。しかし、ホルツのはシャバイので
ドライモーターで回転させながらボテボテに塗りこむことにしました。
しかし、結局、タレたりするので、ドライモーターはメンドイだけなので、やめたほうがいいと思います。やるなら、エポキシ側を下に向けて塗装はがしをつけると、剥離剤が涙を作ってエポキシを溶かしてくれます。
結局、こんな感じになって、うまいこと溶けてくれたので、再び、ケレンに入ります。
そんで、スポンジ研磨剤でアンサンドを剥がしていたところ、
グニャリ!という感触と共にティップがなーんかおかしい・・・
ちゅーか、
折れた!
なんと、これがリメイクでよくある、「リメイクで死亡」ってやつやっ!
スポンジ研磨剤を上下にしごくと、下に行った時にティップがひっかかって、折れるんやな・・・。
細いロッドのケレンはペーパーは必ず、下から上に向かってを繰り返してやらなあかん!
良い勉強になりました。2000円のブランクだったのが不幸中の幸いやち!
しかし、そもそもがどうでも良いロッドなんで、
先端をカットしてビルディングを続行します。
ティップ径は3.6mm。ごつい部類の雷魚ロッドと同等ですw
で、プラサフ吹いたんですけど、希釈しすぎて、タレてしまい、
さらに、乾いたと思って車に乗せたら乾燥が甘くて、シートの跡がついてしまい、もうワヤ!!!
ま、どうでもいいロッドに時間をかけている余裕はないのと、どうせベースコート塗るのでナンボか誤魔化せるじゃろ?というわけで、このまま次の工程に行きます。
ベースコートに入って誤魔化すことにします。
ガン7用に調合した黄色いペンキを使って塗装をして、無事終了wプラサフのアラは隠せたと思いますw
そして、乾く間にグリップ側に移ります。
まずはコルクを分解し、ペンチとダイヤモンドカッターでチェックを外し、リールシートを切ります。
ただ、トラブルが発生し、途中で切れなくなったので見てみると、
ダイヤモンドカッターの歯の部分にリールシートのナイロンがこびり付いています。マイクロサンダーのピットもそうなっていましたが、ダイヤモンドカッターもそうなるのね〜・・・・。
ところが、これがなっかなか取れない。
シンナーにつけて、デザインナイフの先とツメでシコシコとはいでいって、ここまできましたが、これ以上はなっかなかのきません。
このダイヤモンドカッター、4000円ですからね。ブランク切るときには重宝するドリルピットですが、リールシートのカットは避けたほうが良さそうです。
途中、ラッカーシンナー+超音波洗浄を行いましたがビクともしません。
結局、デザインナイフ+ツメでこそいでいって、ここまできましたが、もうホンマに限界。
切れ味はというと、切れるっちゃ切れるんですが、やはり、切れ味は落ちているように思います。
そして、結局頼ったのが直次郎(なおじろう)。トラスコの先端ピット修理サービスです。ところが、ドリル研磨とかはしてくれるみたいですが、マイクロダイヤモンドカッターは不可。その時、頼んだ業者がナイスアイデアをくれて、
「ライターで焼け」
とのこと。早速アルコールランプやってみると、
こびりついたナイロンが炭化していき、炭のようになりましたw
しかし、キレイに取れるのか?といわれると、イマイチで、粉状になったナイロンがダイヤモンドペーストの間に入って全く取れません。
ま、前よりもマシになったし、これでブランクが切れないわけじゃないので、とりあえず、このまま使ってみることにします。
で、ダイヤモンドカッター、リールシート外しで、今までフツーに使ってましたが、4000円という値段が怖くて、次なるリールシート外しに使うためのドリルピットを選定することにしました。
ホムセンで手ごろな値段であったのが小径丸ノコセット。700円で3つもはいっていますw
そして、ルーターにつけて試してみると、
ダイヤモンドカッターよりガンガンに切れますwww
切れ方はこんな感じw
切り口がシャープで、ダイヤモンドカッターみたいに溶かして切る感じじゃなくて、カッターできっているみたいですw
一応、ブランクも切れるかやってみましたが、ブランクに歯を当てると、ブランクがルーターの回転で弾かれるような感じで、塩梅が良くありません。ってか、切れん!
リールシートは切れて、ブランクが切れないって、リメイクの時にリスク軽減になってイイ感じですw
結局、マイナスドライバで先端を割りながら、切り口を奥に切っていき、
やっとこ外せましたw
しかし、後半戦から、今まで切れてたのが、切れ味が悪くなったので気になって歯を見てみると、
嗚呼!
歯がないなっとる!!!!一応、切れることは切れるんですが、前半戦はスパッといってくれて、後半戦は溶かしながら切るって感じです。消耗品ですが、ダイヤモンドカッターに比べると、リールシート外しでは重宝するツールだと思います。
リールシート外しを丸のこ。チェック外し、ブランク切断はダイヤモンドカッターが良いと思います。
で、続いてブランク側の工作に戻ります。
一応、黄色に塗れはしたんですが、さすが、下地が悪いままベースコートに逝ったやっつけ仕事だけあって、ムラあり、透けありで、ボロボロw
しかし、おまけのロッドなので、そのまま次に逝くことにします。
なつかしのトラ柄塗装をしようと思っていたので、マスキングテープを巻いていきます。
こんな感じに巻けましたw
そして、ゼットブラックで塗装をします。しかし、これが失敗。シンナー希釈が甘すぎて、ミストがボソボソになってしまい、またレベリングも甘くて、ピンホール続出(汗)あと、塗り忘れがあって、ティップは黄色い下地が見えています。
半日乾燥させて、マスキングをはがしてみると、一応、トラ柄にはなっているんですが、
ところどころで、螺旋の幅が違っていたり、
マスキングがシワになっている部分はこーいったアラがたくさんw
ま、所詮、脇役のロッドなんで、どうでもよくて、このまま次の工程にいきます。
次はデカール。どうでもいいロッドなんで、テストに使います。
実戦で使うのは初めてなんですが、MYKデザインのデカールです。これはハガキサイズのハイキューパーツと違って、A4版なんで、長さが確保できるため、関西弁のロングデカールなんかでは、テプラ流用ではかなり有用なマテリアルだと思います。
特に、カスレ対策で、同じ文字を何個も印刷できるため、その点についてもハガキサイズよりはアドバンテージがあります。
一応張りましたが、やはり、厚いため、浮きがあります。
で、クリア塗装完了。
で、デカールを見てみると、やはり、気泡がかんでいます。どうにもこうにも、厚みによる「浮き」対策が出来ていません。やっぱ釣竿みたいな丸いモンに貼るならマークソフターが必要なんかのぅ。
で、ブランク側は乾燥を待っている状態で、そのままグリップに入ります。
今回は、いまどきのタックルにあう、ACSリールシートの導入を考えています。
で、とりあえず、はがして剥離剤かけてキレイにしました。リールシートから下は気に入っているのと、どうでもロッドに投資するのがめんどいので、昔のヤツを使います。上半分をスゲ替え計画です。
で、フィッティングしてみたものの、
予想通り、3mmくらいスキマが出来ます。
コレに関しては予測してて、その部分にスレッドまいてごまかす作戦です。巻く位置をマジックでマーキング。
で、マタギのクリスマスセールでかったプロラップを導入しました。メタリックのDです。グデブロと同じようなものです。しかし、NCPスレッドも買いましたが、これについては、グデブロのDのほうが太い感じです。
ところが、剥離剤が甘くて、ズレがひどい。
そこで、100番ペーパーで軽くサンディング。
で、スレッド巻きました。これもハリが強くて結構ずれてキレイにまくのが大変手間でした。メタリックスレッドの太いヤツは手間はかからんけど、ズレがひどくて使いにくいです。
そんで、コーティングしたあと、タコ糸でかさ上げして、
スレッドコーティング3回塗りしてみてフィッティングしてみたんだけど、スッカスカ!これは大誤算です(汗)かさ上げが必要なくらいのリールシートは、スレッドコーティングくらいではどうにもなりません(汗)
これはどないしよ???と思いつつ、径を計ってみると、理由が分かりました。
なんと14.5φしかないんです。前回使ってたTCSは17φだったんで、注文入れるときにACS17を注文したんですけど、それがそもそもの大間違い。15φやないといかんかった・・・・。
新たに買ってきたほうが早そうなんで、購入することにします。
ンデ、グリップ側は材料調達の面で送れるため、ブランク側に移り、早速強制乾燥でサクっと乾燥させようと思い、今回工夫をしてみることにしました。
ダンボールの切れ端をつなげて、台座を作り、
ブランク非接触にすべく、ダンボール切って宙吊りに。
その後、上をこんな風にして塞ぎ、
ティップはフニョフニョしてやりにくかったので、テープでマットが上に落ちないように工夫しました。
そんで、布団乾燥機につっこんだんですが、どうも、ダンボールがフニョフニョして、ダメです。うまく突っ込めません。
で、ティップ付近に張ったテープには、フニョフニョするうちにブランクとひっついてしまったりで踏んだり蹴ったり。しょうがないので、やり直し。別の手段を考えます。
で、別の手段を考えているうちに、時間がたち、乾燥してしまったので、その策についてはマッシブおよび、ブランク乾燥装置で紹介しています。ここから組んでいきます。
で、まずはガイドを用意したんですが、そもそもが適当なロッドのため、ガイドに金かけるつもりもなく、マッシブのMNガイドがあまっているのでそれを活用することにしました。リメイクしてると、ガイドケースの中はLCがなくなり、MNとNガイドがどんどんふえていくので、いくらでもありますw
ところがビックリしたんですが、各ガイド、メッキがはがれています。これはステンのガンスモークメッキですが、通常、剥離剤などではメッキははがれないと思っていたんですが、フジのメッキははがれてしまうようです。ガイドの再利用を考えた際は、剥離剤の使用は控えたほうがいいかもしれません。
で、あれこれガイドをおきつつ、セッティングをしたんですが、マッシブのガイド構成が結構めずらしく、1番ガイドから4つも同じガイドが置かれていて、いつもよりトップ付近のガイド密度が高くなりました。セッティングは、
MNSG8-3.6(トップ)-10cm(8)-10.5cm(8)-11cm(8)-12cm(8)-14cm(10)-17cm(12)-18.5cm(12)-20cm(16)としています。※()はガイドのリング径。
そんで、マスキングテープで仮置きして、ダブルラッピングの位置をマジックでマーキング。
で、下巻きはジャストエースの黒、黄色のCスレッドwpトリムでまいていくことにしました。このトリム、結構曲者で、途中でヨレてしまい、間隔がおかしくなることが多く、また、トリムだけにそれが目立つ(汗)難しいですな。
床屋のクルクルみたいで、目が回るわw
で、全ガイド下巻きが完成したので、コーティングに入りますが、今回ちょっとやり方をかえました。いつも、ソフト:ハード=2:1のやりこい配合のコーティングで行っていたんですが、考えてみると、下巻きってガイドとブランクのきしみ防止のためにやるものなので、硬いほうがいいんじゃないかと思い、ハードオンリーで行ってみることにしました。下巻きはガイドがないので、クラックが入る心配もなく、むしろ、こっちのほうがいいと思います。
そして、さらにコーティングに入る前にドライモーターも変えました。いままでは10RPMだったんですが、60RPMに変更。
http://fukusukeraigyo.digi2.jp/uvkadai/uvkadai.html
ここで紹介したUVコーティングの不具合で、回転数を上げることで、タレやヨレを解消できないかどうか試してみることです。通常使われるモーターは日本サーボのシンクロナスモーターですが、最速60RPMで、以前、塗装の実験で使ったことがあるのがあまっているのでコレを使うことにしました。
速度はこんな感じ。ハッキリ言って、激速wwwはっきりいって、コーティングの塩梅は全く確認が出来ません。そして、ブランク自体がまっすぐではないため、微妙にセンターが出ていない。1周する間に、ガックンとなるところがあります。実際、コーティングをやって見ると、フデを当てながらブランクが回転し、そのガックンとなるところで、フデがビタッ!と広がってしまうため、その部分のコーティングが無駄に広がってしまいます。ただし、バットはこの傾向が強いですが、ティップ付近はブレが収束するため、ブレが少ないです。
また、回転が早いのとUVハードナーの粘性が高いせいで、フデが乾いてくると、筆先が持っていかれるため、たまに
巻き込まれるような感じになります。
で、コーティングの塩梅ですが、ハッキリ言って、成功wモッチモチにぬって一気に照射機に突っ込みましたが、問題なしwやはり、速度が速いと樹脂がタレる前にUVが当たるため、コーティングによるタレが起きない模様です♪ただし、できばえについてはダメで、ティップ付近はブレが少ない分、コーティングはきれいにいきますが、バット付近の太い部分のコーティングが回転のセンターずれによる樹脂のでこぼこがあって、見た目が悪いです。問題はモーターの速度で、早すぎ。コーティングに影響が出ないレベルの回転で、なおかつ、樹脂のヨレも起きないレベルの回転数ではありません。60RPMより1段階遅いモーターは30RPMなので、次回はそれを買って実験をしてみたいと思います。
続いて、上巻きに入ります。上巻きも同じく、黒黄色Cのトリムで行くことにしました。阪神タイガースカラーですw
で、さぬきの夢GT8同様、一気にラッピングするのではなく、3つずつラッピングをしました。※トップガイドは注文中でまだ来てないため、取り付けていません。
で、どんどんラッピングを行っていったんですが、これも問題があって、ドライモーターの速度が速すぎで、ガイドの足に乗せる部分のコーティングが、内側へはみ出てしまう傾向にあります。
なんせ、回転スピードがコレですからねw
回転が速すぎて、盛った樹脂がなじんでいくのが早く、エッジをなぞる前に浸透してしまうからだと思います。
そこで、まず接着剤をスレッド中央に盛り、
そこから左右に広げていく感じで対策を打ったらうまくいったんですが、それでも右利きにつき、フデの先がガイドの下フットに当てにくく、時々、ガイドのフレームにフデが当たってしまい、うまくいきませんでした。
実際の作業はこんな感じです。
ですが、コーティングのタレとかは一切起きていませんwやっぱりUVコーティングは回転が早いほうがいいけど、早すぎるとコーティングで不具合が出るというところです。はやく30RPMにチェンジしてテストしたいです。
こうして、8個ガイドが全部コーティングが終わり、
残すは、トップガイドの到着を待って作業再開といったところですw
で、続いてグリップ部のビルディングに入りますが、
間違えて注文してしまったACS17ですが、考えてみたら、外径17φのグリップがあるんですわ。初めて作ったグリップで、昔、ウィードフリーカーで使っていたヤツです。
こいつのセパレート部分がカーボン柄でかっこいいので、こいつをアーバー代わりに出来ないかやってみることにしました。
で、ダイヤモンドカッターでセパレート部を切り、
マイクロベルトサンダーで切り口を整え、
いれてみると、いい感じに入りましたwいけそうですw
そこで、まずはカーボンパイプとリールシートを接着することにします。とりあえず、こんな感じにハメて、
2液エポキシをミキシングカップで配合。いつも使っているEP001はいつの間にかデザインが変わっていましたw
そして、パイプの穴に充填させたんですが、粘性高すぎで、なかなかうまく逝きませんでした。これをやるなら、もっと粘性が低いエポキシのほうがいいですな。
で、爪楊枝で処理し、乾燥。
こんな感じになりました。
これをやる理由はACSは下手に接着剤を入れると、真ん中のセパレート部に接着剤がいくと、接着剤がはみでて見栄えが悪くなるからです。詳しくは、シャドウライズのところに書いています。一応、作業自体は成功wいい感じに組めましたw
続いて、グリップ部に接着。同じく、EP001で接着しますが、肉厚1mmのパイプがアーバー代わりになっているせいで、タコ糸が巻けず、そのまま接着しました。
ところが、これをやると、パイプ自体が少し短いため、上側のねじ山部が微妙にスカスカになってしまい、センターが出にくいので、
上下左右に爪楊枝をはさんで、センターが合う状態で乾燥させました。
で、うまくいったので、続いて、隙間へのエポキシ充填。タコ糸がないと、上側のスカスカ部分がヘコッ!となってしまう恐れがあるため、エポキシで満たしたほうが無難です。
このときに重宝するのが低粘土のエポキシで、UV環境が整った今でも、たまに出番があります。フレックスコートライトフォーミラw
久しぶりの配合で、レジン:硬化剤=2.0:1.5で配合して、爪楊枝で混ぜましたw
で、スキマめがけていれたんですが、スキマが狭すぎで、はみ出てしまいました。
そこで急遽作戦変更で、ジェットオイラー出動。スキマ充填の時は重宝しますw
先っぽが細いので、スキマに押し込んでいくことが可能ですw
これでOKw乾燥させることにします。
ところが3時間後くらいにチェックしてトラブル発覚!なんとACSのスキマからエポキシがもれとる!
完全硬化前で命拾いしました。とりあえずアセトンでふき取れて事なきをえましたwこれでリールシート部の加工は終了w
これからグリップ成形に入ります。
いつも通り、旋盤で丸棒を削っていき、
14.5φ程度に加工します。
そして、今回新しいマテリアルとして導入したホムセン集積コルクとコルクを適当に切ります。集積コルクの加工については、別途、詳しく紹介します。
集積コルクは穴が空いてないのでドリルで穴を開けて10φの穴を作りました。
これからマタギリーマーで広げていきます。
ここから旋盤にかけます。とはいえ、このホムセンコルク、でかすぎて、支え台にひっかかって回らないので台を少しずらします。
こんな感じでOK。
で、加工していくわけなんですけど、なんせでかすぎて、シコシコとペーパーでやってると時間がかかりすぎというわけで、ノミでやることにしました。
加工の様子はこんな感じ。
なんちゅーか、コルクのカケラが無茶苦茶飛び回って、作業台の周りはワヤw
人間側にも容赦なく飛び散ってきて、たまに服の中にまで入ってくる始末で、かなりてこずります(汗)
しかし、大方、ロッドビルディングでよく使われる35φ付近くらいまで削り込みました。
ここからペーパーを当ててあらかじめ合わす予定のコルク側径に近づけていきます。ここらはコルク加工と全く一緒。
削った後はこんな感じ。ハッキリ言って表面が荒れまくりで、さらに集積コルクのブロック自体がでかいので、成形中に欠けた時のかけ方が大きい。
そんで、NTドレッサーで左右の垂直出し。
その後、リールシートにあわせやすいように、テーパーをかけました。
そしてさらに表面が荒れたので、またまた100番テーパーで研ぎだし。
その後230番。
最終的には600番でフィニッシュ。
しかし、できばえはイマイチ。なんせ、成形中にかけたクラックがでかすぎ。
その後、グリップ上部は普通にコルク成形。ひょうたんみたいにしたら、けずりすぎちゃって、長さが足りなくなりました。
しょうがないので、やっつけ仕事的に、EVAを成形して寸法あわせ。
ンデ、1個1個エポキシで接着した後、最後にかけたコルクの修復。いつもどおり、ウッドエポキシでやろうとおもったら、なんと表面が乾いてカピカピになっていました。これが劣化というやつか・・・しっかりフタ締めたと思ったんだけどなぁ・・・・。
とりあえず、表面を取り除いて、しっとりしたところだけを取って混ぜ混ぜ。
ゆびで刷り込んで、
キムワイプでこそぎとる。
そして乾燥。
で、完成wうーん。やっつけのEVAがデザイン的におかしな感じやっ!いっそ、全部EVAにしたほうがダイブましだったと思うちや!あと、集積コルク、普通のコルクと同系統の色やきん、もうちょっと濃い色のほうがメリハリがついてよかったかも・・・。
で、最終的な集積コルクのドアップですが、やっぱ成形中に入ったクラックのセクションがでかすぎて、表面の毛羽立ちが取れないって感じです。結論的には、ホムセンの集積コルクの流用は・・・イマイチやッ!やっぱマタギみたいに集積コルクの目が細かくないと、成形中のクラックがじょんならん!
サテ、あとは、トップガイドを待つばかり。ロットロット、最近価格破壊的に安くなってて良いんだけど、反面、納期ががいに延びとる・・・・。
あと、ここんとこ、入金連絡もないし、発送連絡もこんし、対応が荒くなったような気がします。
んで、あまりに対応が遅いロットロットにしびれを切らし、電話をかけまくったはいいけれど、ずっと電話中で繋がらなくて、その後、メールで問い合わせたら、多忙につき、電話で頼むと自動返信がコンニチハ。
その後も、怒涛の電話攻撃で、丸2,3日、ヒマさえあればかけまくっていたら、ようやく繋がりました。すると、なんと入金確認が出来てないみたいで、振込み日を言ったら、確認してくれて、送ってくれることになりました。
しかし、LC12ガイドについては、入金確認が出来てないため、発注できておらず、納期は来月とか・・・・。安いんはいいんだけど、いーかげんにしろ。なんちゅうても、入金確認の連絡も発送確認もこんつーのが大問題。そしてメールと電話が繋がらない。ロットロット、安いんはいいんだけど、トラブルが多くて、納期がどえらい長いので、急ぎの時の注文はやめたほうが無難ですわ。
前はそんなことなかったんだけどな〜。
とりあえず、マッシブのガイドは大幅に遅れる見込みのため、マッシブ用のガイドは釣具屋から調達して、9ftオーバーの雷魚ロッドで使うガイドをロットロットに頼むことにしました。
なお、すでに在庫で確保できるトップガイドとLC16Mは送ってもらうことになって、ようやく水路の鉄人用のトップガイドが確保できました。
そして、組み付けて完成!
カナリ適当に組んだロッドですが、ブランクをグリップに入れる瞬間はなんとも言えん達成感がありますな〜♪
先端からバットキャップまで、メジャーで測ってみたら、180cm。およそ6ftになっていました。でも、オールダブルフットにダブルラッピングでガイド部は雷魚ロッドなみwトップは3.6φもあって、雷魚ロッドでも太い部類のほうになりましたw
さて、これが実戦に出るとどうなるか!?最初の一匹が楽しみやね〜w
なお、このロッドと組む予定のカルコン201を乗せてみると、いい感じですwやっぱ今時のデザインACSのリールシートとの組み合わせがなんともいえんちねwカルコンはハイギア化も処理済みなんで、ワーム雷魚タックルとしては良い感じのバランスになったちやw来年は、ドブ雷魚にドブナマヅに大暴れやwww
produced by fukusuke