ショアジギングロッドの雷魚化
最近、贅沢な悩みがあって、それは飛距離が出すぎてしまうことなんですww
ベストタックルのリールに変えてからというもの、恐ろしく飛距離が出るようになり、それに伴い、不安になるのが遠方で取ったアタックのフッキングです。
雷魚のカバーゲームってのは単純に言って、フッキング命なわけですが、その際にアドバンテージになるのがロッドの長さです。
当たり前ですが、ロッドの長さが長いほどフロッグのストロークが増えるため、フッキングを入れやすいわけです。
現在、Jraiden改で8.2ftのロッドを使っているわけですが、自作フロッグの超重量化に成功した関係で飛距離が出すぎてしまい、はっきり言って、フッキングに難アリです。
そんなわけで、超ロングロッドが必要なわけですが、以前にもGTロッドのオーシャンクエストを改造して9.2ftという超ロングロッドを作ったわけですが、重すぎ&長すぎで人間が使えるシロモノにあらず、あえなくお蔵入り。
この時思ったのが、雷魚ロッドも9ftを突破してくると、軽量化を無視できなくなることです。
雷魚ロッドの定説では、ヘビーカバーでは8ftクラスの重くて硬くて長いロッドが遠投向きですが、竿は長ければ長いほど、フロントヘビーになるため、8ftクラスでは500g程度まで使用可能ですが、500gで9ftを突破した場合、それは使い物にはなりません。
もし雷魚ロッドで9ftオーバーを考えるなら、なるべく軽くて硬いロッドでないといけません。
一方、カバーゲームの場合、ガチガチのロッドでないと、フロッグの針が太すぎてフッキングが入りませんから、ある程度の硬さがいります。
雷魚ロッドではそんな性格のロッドは存在せず、したがって、流用となってきます。
ここで流用ジャンルの選定が必要になってきますが、9ftオーバーで硬いロッドといえば、ショアジギングロッドというジャンルしかありません。
ショアジギングロッドは、100gクラスのジグを陸からブン投げてブリとかヒラマサを狙う釣りですが、釣具屋で触った限り、雷魚ロッドクラスの硬さを兼ね備えています。ただし、ミディアム、ライトなんかの表示はティップが柔らかすぎてダメ。ガチガチのHH表示のロッドが必要です。
で、スタンダードモデルは、9ft〜11ftのレングスで、釣具屋で持った感じ、10ftもあると、長すぎてバランスが悪くなり、操作性が著しく落ちます。
9ftクラスのロッドは9.6ftが一般的で、長さ的にも雷魚のカバーゲームではこれくらいが限界だと感じました。また、長すぎ硬すぎ重過ぎは操作性に難アリと判断されているのか、シリーズ最強のロッドはおおむね、9ftクラスのモデルが多いです。
となると、流用するなら、ショアジギング用9.6ftでHHクラスのロッドということになってきます。
そんなわけで続いてメーカーの選択になってくるわけですが、ショアジギング自体がマイナーなんで、タマ数が多いモデルじゃないと中古品が出回らないため、ハナシになりません。ベリーネットで調べたところ、メジャクラとダイコー。この2社がタマ数イチバンで、入手できそうな感じでした。そのため、メーカーはメジャクラもしくはダイコーでいきます。
釣具屋で触った限り、というか、触れたのが唯一メジャクラのKGレボリューション962HHでした。コレ自体はいい!と思うんですけど、しかし、このモデルが曲者で、カーボンの巻き方でクロス巻きを使っているため、塗装のクロス部分がボコボコになってしまいます。使うならリビルドしなきゃいけませんが、このクロス巻きは明らかにリメイク泣かせです。
しかし、同じメーカーでもショアジギングロッドのモデルは色々あるわけで、2メーカーに96でガチガチのショアジギングロッドは何か?と効きいてみたところ、
ダイコー
タイドマーク TMRPS96/13JS 355g
クロスブリード CBJS-96H 340g
タイドマーク TMRSS-93/14 330g
プレミア PMRJ-96HH 390g
メジャクラ
ソリシア SL962HH 325g
KGレボリューション KGS962HH 316g
でした。
他にもダイワのジグキャスター、シマノのコルトスナイパーなど触ってみましたが、どうも柔らかすぎてシックリきません。あと香西釣具にゼニスのストームライダーの赤いヤツがあってよかったけど、値段が高すぎで、4万くらいしていたし、リメイクするならブランクは1万くらいまでが限界だしね。
ネットでインプレを見た感じ、ガチガチで重たくて、体力がいるとか、雷魚ロッドに良くありがちなにインプレが載っていたので、プレミアがよさそうなんですが、9ftオーバーとなると、軽くないと長時間の使用が出来ないので、悩みどころです。プレミアは400g近くありますからね〜。実際触れないので悩み中なんですが、
ベリーネットやヤフオク見てても目的のブランクは一向に出品されないし、結局、粘り負けでプレミアの安いやつを買いました。
送料込みで10000円ほどです。
これがその商品なのですが、
ダイコーロッドオキマリのエポキシクラックは全ガイドに入っており、
商品説明にもありましたが、バットガイド下に深いキズが入っています。
そして、ついで見てもったところ、一言だけかまんかな?
これって、人間用なんですか!?
って言いたくなるくらい重いんですけど(汗)
そして、ティップを曲げてみたら、クソ硬くて、ショアジギングロッドというより、ガン7がそのまま9.6ftになったような感じ。ライギョロッドの中でもクソ硬い部類のブランクですわ。そこらの雷魚ロッドが泣いて逃げ出すくらいの硬さと重さです(滝汗)
プレミアのインプレ、正しかったね〜。。。。。これ一日中使いこなせるのって、プロレスラーくらいちゃう???
かなり後悔していますが、もうどうしようもないので、やるしかありません!
とりあえず、ライギョタックルとしてキャストできるのかどうか、公園でテスト。
結果、硬すぎでフロッグは乗らないし。重すぎ長すぎで使いにくいし、
結論から言うと、
やっちょれん!
と思います。
サテ、どうしようか・・・・・
そこでまず考えたのが、
売ってしまい、新しくKGS962HHを購入しようと思いました。
持って行く先は、当然
タックルベリー屋島店www
ベリーネットで買ってるし、一度も使ってないしで、他店よりも高く買い取ってくれるんちゃう?と思い、ベリーネットの領収書を片手に、高く買い取ってくれと嘆願しました。
査定結果はまさかの・・・・・
4000円ですた・・・・・
買値送料込みで1万円が一度も使わずに4000円か〜。7000円だったら勉強代3000円で納得したけど、このままいくと勉強代6000円はちょっとないな〜。と思ったので却下。
後悔しそうだけど、リメイクビルディングに入ります。
テーマは、「なるべく使いやすく!」に決定!9ftを超してくると操作性は著しく落ちるけんね!
で、まずガイドを剥がしにかかりますが、このロッド、ダイコーなのでスゲーやりにくいんです。
理由はコレ!
エポキシが硬くて、スレッド解く時にパキパキのエポキシが飛んできます。
こんな感じ。
ガラスみたいな樹脂ですからね。
これが顔に向かって飛んできますので保護めがねは必須。絶対につけましょう。
とはいえ、中にはやりこいエポキシもあったりで、ここらが、硬化剤のバラツキかなと思いました。品質を求めればやはりUV接着剤ですね〜。
ンデ、続いて苦戦したのがチェック外し。普通、ランプであぶってプライヤーハメたら一撃で外れるんですが、びくともしませんでした。
そこでニッパで切ろうと思ったんですが、ニッパーが入らない(汗)
このロッド、2pcと思わせておいて、実は接着の3pcで、継ぎ目のところにチェックがあるもんだからニッパの先がはいらな〜い!
そんなわけで、苦肉の策で、ルーターでダイヤモンドカッターで削っていき、
マイナスドライバでコジってリングを割りました。
フードナットの逃がしのとこも同様。ブランクにちょっとキズがいきましたが、目をつむります。リメイクのしょうがないところです。
あと、リールシートのナット受けもどういうわけか固着して外れなかったので切って外しました。
サザンクロススティックも、コブレッティもそうだけど、ダイコーロッドってバラしにくいねぇ・・・・(汗)
そんで、あとはスポンジの除去。これもコアテープでやってるおかげで素直に外れない。
カッターでこそいでいって、ようやくこんな感じになりました。
継ぎ目アリのバリバリの3pcロッドなんですが、このバット部のブランクが結構肉厚で、コイツのおかげで重くなってバランスが悪くなっている模様です。
前回の9ftオーバーのロッドの勉強で、9ftを超えると、操作性が命になってくるので、操作性重視でバット部を切ることにしました。
メジャーで長さを測り、少しずつ調整しながら、
9.2ftでセッティングしました。あまり短くしすぎると、ロングロッドを作る意味がないので、9ftは確保しつつ、ライギョロッド史上、最長ロッドに仕上げます。
切り口はマイクロベルトサンダーで面取り。プロクソン様様です。
バランスは以前よりもダイブマシになりました。
続いて塗装に入りますが、まずは塗装を剥がさなきゃいけないんですが、愛用していたロックリムーバーがなんと廃盤(涙)
700gのがなくなって、4kg缶から〜なんで、さすがにビルディングでそんなに使わないし、他のリムーバーを選定します。少々お待ちを〜
そんで、白羽の矢がたったのが、ホルツの塗装はがし。オートバックスいけば置いています。1000円ほどでした。
ロックリムーバーに比べると粘性がしゃばく、色が黄色ですが、ニオイとかはロックリムーバーそのまんまです。
一応、エポキシも溶けてくれるので、ロックリムーバーの代わりになりますw
ところが、ダイコーのエポキシがこれでもかというくらい強靭で、なっかなか落ちません。
結局、4,5回塗りなおして、ようやく落ちてくれました。
コツとしては、ボテボテに塗りこむことですね。しかし、ロックリムーバーに比べると、粘性が低く、落ちてしまうので、作業性はロックリムーバーのほうがいいと思います。
なお、このグリップエポキシの落とし材として、いつもは荒めのスポンジペーパーでやっていたんですが、目詰まりして作業性が悪かったので、ホムセンにいって良さそうなのを物色し、
大型のタワシみたいなのでやるとサクサクいけましたw
で、とりあえず塗装剥がしの作業終了です。
ビックリしたんですが、このロッド、グリップ部はグラスになっています。継ぎ目がカーボンで、あとはグラス。グラスコンポジットというヤツでしょうか。これが無駄に重くなっているわけですね〜。
で、いつもはカーボンの黒い部分まで剥いで丸裸にするんですが、今回、中途半端にペンキを剥がして、メーカー塗装の上から塗ってみようと思います。というのも、後塗りのウレタンと比べるとメーカー塗料のほうが塗膜が強靭で、塗装剥がしでも剥がしにくいからです。
そもそも、徹底的に塗装をはがしてカーボンむき出しにまでしてしまうと、ペーパーをかける関係で、ブランクまで削って薄くしてしまっちゃうので、それを嫌うのが一つ。
もう一つは、メーカー塗装を完全に剥がさないと下地がデコボコしちゃって出来栄えが悪いんですが、どのみちプラサフを塗るので、分からなくなるかな?というのが一つ。
最後の一つは、全部はがすのがめんどいからです。これイチバン大きいかもw
というわけで、初めての試みですが、メーカー塗装の上からプラサフをかけてみようと思います。
ンデ、塗装の前に下地作り。
まずはケレンで付いたキズの修復です。
まず、これはリールシートを切った時に出来た傷。ダイヤモンドカッターはサクサク切れるんですけど、厄介なのがねじ山のところの切断で、多くの場合でブランクまで切ってしまうこと多数です。これは結構深いキズなので心配ですので、修復します。
それと、最初から付いていたバットガイド下のキズ。これも深い。ってか、だからこそ安かったんだけどね〜w
で、パテ埋めしようとおもって、手持ちのパテでは、リール塗装の時に使ったホルツのアルミパテがあるのでこれを使うことに。
2液混合して、キズにつけ、キムワイプでこそぎながら下地を整えていきます。
仕上がりはこんな感じwこれはリールシートのところ。
そんで、こちらはバットガイド下の傷。良い感じに埋めれましたw
そんで、表面の地ならしでペーパーがけ。スポンジ研磨剤で荒め→細かい目まで研ぎだして
こんな感じで準備完了としますw
この後、プラサフでも下地処理をするので、十分ではないでしょうかw
で、塗装の準備ですが、2pcなので、適当なブランクを突っ込み、これを塗装台に乗せて塗装します。
ガンは毎度おなじみPC208です。
で、今回希釈をかなり甘くして一発厚塗りのボテボテ塗装をやって見ましたwプラサフは乾燥がかなり速く、シンナーが少ないとさらに早くなるのでボテボテ一発厚塗りでもタレずにうまく行きましたwま、ところどころムラあり、ユズありですが、半年振りの塗装にしてはマシ。素人塗装なので目を瞑りますw
しかし難点はグラス部分の下地の荒れ。グラス繊維がボコボコで、ここはプラサフ厚塗りでも修正が出来ませんでした。塗装で誤魔化すのはおそらく不可能なので、セパレート部の開いたところはスレッド巻いてコーティングで誤魔化すことにします。
続いてベースコートですが、オレンジで行きます。黄色5、赤1、白で調整したオレンジを
PCジャンボ208で吹き付けます。
で、無事できたかとおもったんですけど、シンナーが飛んで、引けがおきたら、ティップ付近に下地が透けている部分があります。写真じゃ分かりませんが、オレンジ、黄色は、塗った直後はいいと思っても、引けがすんだら、下地が透けてくる部分が多発し、難しい色だと思います。
今回もティップに塗り残しがありました。どうもティップ付近は細いのでクルクルまわした時に塗り残しに気づかず、下に移動してしまう傾向があるように思います。
で、しばらくほったらかしにしてて、他のロッドを優先的に組みつつ、さて、そろそろ作業しようかなと思ったら、大誤算。
なんと、
リールシートが入らない。もうね、少々削ったら入るとか、そーゆー次元ではないくらいの誤差です。
そして、内径20.4φのチェックはツギメのところの補強カーボンのおかげで、ここも入らず・・・・。
そういえば、純正はシングルグリップで、無塗装・・・・・・。リールシート部分にかさ増しなし。
そうか・・・・・
塗装したらリールシートが入らんちゅうことか・・・・・。
しょうがないのでやり直し。剥離剤塗って手間かけて塗装した塗膜をはがします・・・(涙)
剥離剤を一日つけたら、カッターの背でガスガス。
これを2回繰り返して、
こんな感じ。
その後、風呂場でペーパーがけ。
で、素直にはいるかと思ったら、グラス部分のところまでは入るんですが、強化パイプのところから入らず。
しょうがないので荒めのペーパーで削り倒しました。
そして、ようやく、思ったところまで入りましたwこーゆー加工がたいへんだけど、ロッドビルディングの醍醐味ですね〜w
そんで、リールシートを接着したものの、なーんか、つまらんことなったんで、計画変更。
せっかく塗ったんですが、思うことあって、塗装からやり直すことにしました。
水路の鉄人組む時は楽しかったんですが、マッシブは大して面白くない。この9ftオーバーの雷魚竿もどちらかというとマッシブみたいな正等派路線なんで、ハッキリいってマンネリ化してきて面白くない。
そんなわけで、路線を180度変更。DQN路線にシフトして組んでいくことにしましたw
まずは塗装を剥がします。
一回塗りでは全然ハガレなかったんで、2回目。
で、一応カッター+ペーパーかけながらそいでいったんですが、どーもブランクへのダメージが深刻な感じになっちゃいました(汗)
どうもカッターの裏背でガシガシとはいでいくと、時々ブランクの表面まで削っちゃう時が多くて、表面は荒れ放題でこんな感じ。色々リメイクしていると、カッターの背でもビクともしないカーボンマテリアルもあるんですが、このダイコープレミアは表面がやりこくてカッターの背で禿げますね・・・・。
今更どうにもならないんですけど、今思えば、塗装の上からさらにプラサフかけたほうがよかったかなと思います。下地が安定してましたし・・・・。
というわけで、下側はどないもこないもならんので、上側はそのままオレンジの上からプラサフかけようかなと思い、塗装に移ります。
で、PC208でウレタンプラサフHBを吹き終わり、いい感じなんですが、
下側が大問題。
カッターガスガス跡が全然消せずに、表面はボッコボコ(汗)今更どうにもなるかいや!
そして、3本継ぎ目のグリップも大問題で、3本目はグラスパイプなんですが、グラスはカーボンに比べてガラス繊維が出ている関係で表面がケバ立っているんですが、いつも吹き付け直前に脱脂するんですが、キムワイプ+パナロックシンナーでやっていますが、その際、キムワイプがこのガラス繊維の毛羽立ちにひっかかったらしく、ワイプの繊維がガラスにひっついたまんま塗装をしてしもとる!!!
素人目に見ても、下地は最悪。きたね〜きたね〜。しかし、今更やり直す気にもならないし、この後、上塗り回数を結構多く予定しているのでそのまま次にいって見ます。
しかし、さすがにキムワイプの繊維がついたまんまの上塗りは美的感覚が許さないので、スコッチブライトで軽く研ぎ出しして表面を地ならししました。
次はベースコートです。
ベースコートは黄土色に黒味を追加したようなカラーを希望します。
そして調色。
で、調色ですが、今回は濃い目の黄土色にします。で、黄土色を調べてみたんですが、どうやら、黄色に黒を足しながら調整するようです。
そこで、キュートエローとゼットブラックを使ってやってみました。
キュートエローを40mlほど入れ、
その後、ゼットブラックを少しずつ入れながら様子を見ていったんですが、
どうも戦車のような濃い緑になってしまい、思った色とは程遠い色合いになってしまいました。
さらに黒を追加してみたところ、色はさらに緑色がかった色に・・・。
どうも、黄色に黒を足しながら黄土色にする場合、黒を入れすぎたら緑が追加されるといった感じです。こうなるともうどうにもならず、高価なウレタン塗料がパーですわ。最初に少ない塗料で練習していたほうがよかった・・・・。
その後、再び調べてみると、黄土色の作り方は色々あるようで、茶色に黄色を混ぜるとか、オレンジに黒を混ぜるとかあります。
ちょうど、使わないオレンジが余っているので、これを使ってやってみようかと思い、再チャレンジしてみました。
まずは練習。シンクレッドとキュートエローを混ぜて作ったオレンジを30mlカップに少し入れ、
それにゼットブラックをほんの少し足して見ました。
すると、思ったとおりの黄土色になりましたw
その後、実験的にゼットブラックを追加してみると、先ほど失敗した色と同様の緑がかった色になりました。やっぱり黒を足しすぎると緑になるみたいです。
練習したのでもう大丈夫w今度は本番。調合したオレンジと黒ですが、黒を入れすぎたらアウトなので、その対策として、10倍希釈の1/10チンチングブラックを足していき、調整することにしました。
まずはオレンジを40mlくらい入れて、
それにチンチングブラックを足しながら色合いを見て行きました。
最初はあんましかわんなかったけど
じわじわと入れていき、
最終的にはこんな感じでストップ。
色合いが分かりにくいですが、ティッシュでこそいだらこんな感じの色なんで、OKですwまさに目的の色ですw
で、色はセット完了として、続いてグリップビルディングに入ります。
このショアジギングロッド、グリップパイプが20φギリギリで、うかつに塗装を盛った場合、塗膜の厚みでチェックが入らなくなります。
フロントは20.4φのチェックがギリギリ。
リアグリップは20φのチェックがギリギリなんで、先にグリップを組んだ後、マスキングしてから塗装したほうが無難だと思います。
そんなわけで、フロントグリップから組みますが、旋盤で加工し、角ばった砲弾型にしました。
チェックも接着して、フロントグリップはこれでOK。続いてリアグリップです。
リアグリップもフロント同様、角ばったテーパーデザインにしてこんな感じに仕上げました。
若干、リールシートとのフィッティング精度が甘かったんで、マスキングテープで止めた状態で固定。問題なく固定できました。
そんで、続いてチェックの接着です。毎度毎度、わずかな厚さのチェックを付けるとき、ナンギするのが接着剤のはみ出しで、接着するモンが小さいので、拭き取るとチェックがズレてしまい、なかなかにやりにくい作業でもあります。
そこで、今回、新たな方法を試してみることにしました。
まずは、EP001を付けて、チェックを押し付けます。すると、接着剤がブニュッ!とはみ出ますが、そのままにしておきます。
そして約20分、そのままにしておきます。
すると、EP001はビヨーンと糸を引く感じになります。
その時に、はみ出たエポキシを取ってやろうという作戦です。ここまで硬化するとズレたって、またゴムのように戻ってくれますのでやりやすいはずです。
しかし、やってみると、まだまだネバッちょくて指にベタベタ付いてうまく拭き取れません。結局、アルコールで拭き取りましたが、これもイマイチ。
結局、アセトン使って拭き取るとキレイに行きました。
こんな感じになりました。出来栄えとしては悪くないですw
続いてリアグリップですが、内径拡張時にいつも部屋が汚れて困るので今回、ダンボールのハコを用意しました。
この中でリーマーを使い、穴を拡張します。
すると目詰まりして拡張の効率が落ちるので、
掃除機で吸い取り、
きれいになってから再び拡張。
これで穴を広げていき、こんな感じに入りました。コレ、イイですw
そして、グリップ旋盤で最近お気に入りのヒョウタン形に加工。
続いてTCS16用に購入したカーボンパイプが長いこと余ったままになっているので、コレを使うことにしました。
で、リアグリップも成形して、こんな感じに組むことにします。
で、まずはグリップを接着した後、チェックを接着。浮くのでマスキングテープで止めておき、
20分くらい経って、ビヨーンってなった時にテープを外します。そしてはみ出たエポキシはアセトンで拭き取り、
イイ感じに接着できましたw
その後、カーボンパイプはDスレッドでかさ増しした後、エポキシで接着。
最後に下側のEVAも通してみたら、若干グリップ下端が下に出ていたので、
プロクソンのマイクロベルトサンダーで削って処理。
その後、エポキシで接着し、
グリップパーツの組み立ては完成w
続いて塗装に入りますが、ナンボなんでも下地が荒れ放題なんで、ホルツの自動車補修用パテで下地の整頓をしました。
2液エポキシのパテ塗って
ペーパーで磨き、
こんな感じになりました。グラスパイプはガラス繊維のクレーターが多数出てくるので、塗装前にパテ使ったほうがいいですね。リールシートの取り外しの時についたキズも補修しました。
その後、ダメ押しで再びプラサフを厚塗り。
すると、完璧ではありませんが、ブランク側のクレーターは少しマシになりましたw
セパレート部のグラス荒れもうまいこと収まってくれました。あまり一般的ではありませんが、リメイクをする際、ブランク塗装前のパテ埋めは有効な修復作業だと思いますw
そして、次にベースコートです。
ンデ、調合した黄土色を使って塗装。
上側ブランクは問題なく塗装完了w
下側ブランクも
問題なく完了w
下側ブランクは下地再調整とウレタンのおかげでだいぶ下地のアラが隠れてくれました。
続いて、塗膜が若干粉ぶいているため、細かめのスコッチブライトで水研ぎ。
すると、ちょっとした異物のところの塗膜が削れ過ぎてしまい、下地のプラサフの白が出てしまいました。なかなか難しいですな。
続いてマスキング。これが今回の一大イベントですわ〜w
定規を当てながら2トンの幅を設定していき、
ブランクとにらめっこ。
8cm、5cm、1cmでいけそうですw
マスキングテープを何個も用意して、
こんな感じで養生w
しっかし、マスキングテープといえば、ニットーか3Mですが、3Mは浮き気味になるので、柔らかいニットーのほうが好きなんですが、あんまし売ってないのがタマにキズですな〜〜〜
で、かなり手間だったんですが、上側ブランク終了w
下側ブランクも終了w
しっかし、ど〜〜〜〜もしっくりこんき。なんかね、黒が多すぎなんよね。メインは黄土色にしたいからめんどいけど、最初からやり直し。
今度は10cm、3cm、0.5cmでいくことにしますwウン♪イイ感じやw
こ〜して、
こ〜する。
で、下側ブランクも完了w
続いて2トンのベースコートを塗ります。
ゼットブラックでマスキングしてないところを塗装。
下側も無事完了。
1日半日置いてからマスキングテープを外します。
このデザイン・・・・そうです。
ヘラ竿ですwww
ナイスでしょ〜wwwダイワのフナ竿のペイントパターンをパクりましたw
ヘラやっじょんかとおもったら、雷魚wこーゆードキュンロッドの製作がいっちゃんおもっしょいわね〜♪
ほんでも近くで見るとアラが多い。
マスキングテープってところどころスキマがあいちゃって、そこにペンキがはみ出るんですわ〜。リールの塗装とかでも同じトラブルになやまされとんやけど、どーやったらエエんかいの〜???
ガイド置きたくないんやけど、雷魚ロッドにつき、そーゆーわけにもいかんので、ガイドセッティングもひと工夫入れて行きたいと思いますw
で、ガイドの前に塗装を終わらせようと思うので、ネーム入れ。
相変わらずテプラでやって、クリア塗装。
ここでいい加減汚れてきたリケンのVFコートめがねのレンズを換えようかと思ってオレンジブックを見てみて大誤算。
なんと以前購入したリケンの最高級機種、M55VFですが、換えレンズが5枚セットでしか入手が出来ず、1枚1300円なんで、6500円もかかる模様です!!!
なんつー落とし穴じゃこりゃ!?最初は使いやすかったんだけど、使い込んでいくうちに曇ってきたり、塗装のミストがついたりして見えにくくなるから結局消耗品なんで替えレンズは必須なんやけど、入手がでけんっつーのは痛すぎやっ!
結局、M31B-VFなら替えレンズが1枚から購入できるみたいで、1800円ほどだったんで、買いましたw
フィット感はM55VFのほうがいいですが、視界は良好なんで、これを愛用することにしますw相変わらず曇りませんw
そして、塗装直前に異物除去でワイプを使ってたら、2トンの段差にワイプが引っかかって、毛羽立ちの嵐。これも大誤算。複雑な2トンなら異物除去はガンのエアでやったほうがいいですな。
結局、エアを吹き付けてゴミを除去し、
1回目のクリアが終了。乾いたらペーパーかけて段差を消していきます。結構時間がかかりそうなんで、完全にシーズンには間に合わないと思います。
んで、塗装が完全に乾いたら、スコッチブライトで2トンの段差けし。
続けて2回目のクリア塗装。
そしてまたまたスコッチブライトで段差を消して、
3回目のクリア塗装。だんだん少ない塗料でも無駄なく吹けるようになってきて、35mlくらいで十分になってきたんで、カップを50mlに変えています。ここらもPCジャンボのいいところですw
これで、段差はほとんど消えましたw塗装は完了w
そして、続いてラッピング。しかし、今回は黄土色のスレッドが必要なんですが、黄土色の太いスレッドがジャストエース、スケルターにないため、プロラップのを選ぶことにしました。
しかし、プロラップは種類は多いんですが、色見本と実際の色との違いがわからないため、悩みどころやと思っていたらいい通販サイトを発見w
イシグロのタックルネットで、色見本とコーティングの写真がのっていて、これを頼りに注文を入れました。
選んだのはミダスゴールド。
で、トップガイドの取り付け。この時点で、プラサフ、オレンジのベースコート、塗装のやり直しで再びプラサフ、黄土色のベースコート、クリア3回と、ド厚い塗装になっちゃっているので、ガイドが入らんw
しょうがないのでガンガン削って、MNST8−3.2を入れました。
で、コーティングすると、こんな感じ。スレッドの色は近いっちゃ近いんですが、やっぱドンピシャ同じにはならんですね〜www
で、その後、ガイドラッピングに入るんですが、ミダスゴールドと黒の2種類のスレッドを使うことにして、フト見てみると、黒のスレッドでグデブロのDが残っていたんで、プロラップの黒Dと比較してみました。
ハッキリいってグデブロのDのほうが太いです。私が使った中では、グデブロのDが一番よかったですね〜。今思えば太くて巻きやすくて、スレッドの芯みたいなのがあって、適度な張りがあって種類も多いし、最高のスレッドでしたね〜。
入手のしやすさから、ジャストエースをメインに使っていますが、あれは芯がない感じで、ウレタン塗装への食いつきもイマイチなんで、化粧まきとかがやりにくいです。
ほんで、ラッピングにいきますが、今回はテーマがヘラ竿塗装なんで、なるべく、この2トンの塗装パターンの外観を損なわないガイドラッピングにしようと思っていて、
下巻きはこんな感じw
上巻きはこんな感じにして、パッと見は述べ竿そのものを狙っておりますw
んでま、素直にいってくれりゃいいんですけど、なかには、
こんなのもあるんで、2種類のスレッドをあわせていき、
こうなると、スッゲーやりづらいんで、下の塗装に合わせてガイドをわずかにずらして、
こんな感じにして、パッと見ヘラ竿を目指しましたwww
で、シコシコと作業を続け、あっという間にできましたw
ま、悪くない出来なんだけど、ひとつ気になる点は、
8番ガイドの盛りすぎたコーティング。これがどーにもこーにも気に食わん。盆ミスやね〜。
しょーがないので、解いてやりなおし。
しかし、一回完全硬化させた後にやり直すと、下地がスレッドの巻き跡がついちゃって、隙間が出来るのが難点やね〜。
でもま、今回のコーティングはいいほうだと思うんでOK!
一応、2本継ぎなんで、継ぎ目はスレッド巻いてハードオンリーでコーティングしています。
そうそう、ネーム部の紹介をしていなかったです。一応、ダイワのフナ竿の影法師ってヤツをパクったんで、「菱法師」にしときましたwww
で、やっとこ完成〜w
重量は思いのほか軽くて、
354g。9ftもあるのに8ftのマッシブとほとんど変わらんwwwダイジョウブかこれ???
バランスはココ。最悪やねw
バランサーをつけて、
493g。
重心はかなりマシになりました♪
で、早速公園でキャスティングテスト。これ、いいじゃ〜んw9ftもあるのに操作性よくて、おまけに長いからどんだけ遠くでアタック取ってもしっかりとフッキング入れれると思いますwww
しかし、失敗したのがカーボンカラー。場所が悪い。ダブルハンドでキャスティングするときに、ちょうどくぼんだカーボンカラー部に手がいってしまって、投げるときに感触が悪い!
そして、リールシートの下EVAが短すぎ。パーミングしたときに手がチェックに干渉します。もうちょい長くすりゃよかった〜〜〜
キャストの感触はやっぱ9ftだけあって、気持ちいいくらいとんでくわ〜wタラシもクソ長く取れるし、フリコみたいで、8ftとはちょっと違うキャスティングテイストだわね〜w
しっかし、長いくせに扱いやすいので、今シーズンは多用すると思いますw
あとは釣るだけやっwww
produced by fukusuke