タコロッドリメイク


最近会社の釣りクラブでオオタコ釣りがはやっており、各メンバー、思い思いのタコロッドを買ってきて、会社に置いているのでありますが、驚くのはその硬さ。こりゃ雷魚ロッドそのものです。

そもそもがタコはエサに引っかかると、8本足の吸盤で岸壁にひっついて、離れん離れん。そこでものっそゴツイリフティングパワーが必要となるんですが、ここで使われるのがPE8号とかの極太ライン。そして雷魚用フック並みの極太ダブルフック。

なんだか雷魚に似ているでしょw

だもんで、道具も雷魚ロッドに似ているというわけで、極太ガチガチロッドなのです。

で、海に強い釣具屋に行って見ると、タコロッドが色々と置いてあります。ただし、小さい海用品の店にはまず置いていないどころか、タコロッドというものを店員が知らないので、回避したほうがいいです。波止場で落とし込みで釣るんじゃと言ったら、なんとメバルロッドを代替品として薦められたりしたので、時間の無駄です。

で、このタコロッドを探し歩いてみると、

タコでっせ!
いよっ!タコ大将!
タコがかり
タコGT−U


なるものがあります。これらすべて本当のネームです。タコロッドのネーミングセンスはすごいです。ちなみに全部3000円前後。なんでこんなに安いんや〜!

で、触った感じですが、

タコでっせ!・・・ほとんど2ピースでワンピース希望の私としてはダメ。

いよっ!タコ大将!・・・これも2ピース状態。ただし、おそらくカーボン素材だと思うので軽くてそこそこ硬くて水路雷魚ロッドとして使えそう。グリップの上側のEVAにいよっ!タコ大将!とロゴが入っており、何とも言えないカッコよさがあります。

タコがかり・・・先端が黄色。かなり柔らかいので雷魚ロッドには不可。

タコGT−U・・・オールグラスロッドで重量400gオーバー。クソ重い代わりに2ピースなのにジョイント先端が2mくらいあり、ワンピースに近いロッド。グラスならではの粘りというか曲がりやすさがあって、弾きを回避できそう。

ってなわけで、私がこれだ!と思ったのは、タコGTなわけです。

ちょうど現在持っているロッドで、水路用に作った「水路の鉄人」が使ってみると思いのほか柔らかく、使い物にならんことが分かってきました。草とかにひっかかって、取ろうとしてピンピン弾いても、ロッドが曲がるばかりで、ちっとも外れん。しかも、よくばれるし。こりゃバス用のロッドじゃね。ってな感じです。

で、早速購入。

タコGT−U。3000円ですwここまで安いと、買うのも早いですw簡単に書いてますが、これが置いてないのよ・・・。

それにしてもナントカならんかこのネーミング・・・。

まずは、ガイドを外していきます。前回のガン7では、デザインナイフでスレッドを切っていたんですが、今回はカッターにしてみました。カッターでやると、デザインナイフよりも刃が長いのでこのようにスレッドに刃を当てることが出来ます。ということは、ズリッときりすぎてしまってブランクに傷をつけることが少なくなるので、カッターのほうが安全でやりやすいように思います。切れ味はデザインナイフのほうがいいですが、いかんせん尖がった鋭角の刃が当たるのでスレッドを突き抜けてブランクにグッサリ刺さることもしばしばなので、この作業は、カッターのほうがいいと思います。
カッターを浅くあて、両手で歯を押し出すようにして接着剤を切る感じです。両手でやるので、勢い余ってすべることもあまりなく、デザインナイフよりは格段にリスクの少ない作業です。

ある程度削ったら、こんなふうにスレッドが一気に取れます。

最終的にはこんな感じにキレイに剥げます。万が一ブランクに歯が当たっても角度が浅いし、デザインナイフみたいにとんがった部分で削っていないので、ブランクを切ってしまうようなことはないです。

と、このスレッド剥がし作業で、驚愕の事実を知ってしまう。

なんと、

スレッドで分からなかったけども、、、

このタコGT

3ピースや・・・・・

継ぎ目のところにスレッド巻いてカサを上げて、そこにガイドのフットを乗せて、スレッド固定してくれとる・・・。分からんかった〜〜〜!

なんてこったワンピースだと思ったロッドが実は3ピースかい・・・・。

たしかに3000円の値段で2トンカラーの塗装なんて出来るはずがない罠。やっぱし、イヨッ!タコ大将にしとけばよかったorz

ってなわけで、やる気は一気に急降下。竹の練習台にしようかいのと思っていたけども、竹を使っていたら時間がかかりすぎるみたいなので、また、竹は内径が細くないと、入らないのに、こいつはカーボンパイプが外径22mmもあって、竹が使いにくいじゃねーかというわけで、キャンセル。

これはサッサと仕上げて不具合が出るかどうかの実験台にしたいので、音速で仕上げるべく、また、金も極力かけんようにしようというわけで、ホントのホントのこだわりゼロの実験台にします。

実験予定としては塗装のベースコートをアクリルでやって耐久性を見る。UV樹脂でガイド接着。

音速で仕上げようと思います。

で、作業は進み、

スレッド周りのエポキシ処理です。

以前はここでもデザインナイフでカリカリやっていましたが、これも最も鋭利な部分できるため、ブランクに傷がビシバシ入っていました。

ところが、カッターの裏面でゴシゴシこすると、

なんとあっという間に無傷でエポキシがのいてしまいます!これは便利すぎです。切れ味はデザインナイフのほうがいいですが、ブランク解体はカッターでやるべきだと思いました。

少々スレッドが残っていたって、カッター裏側しごきであっという間にこんなもの♪

こりゃ便利です〜

で、続いて、継ぎ目のワインディングチェックを外そうとしたところびくともしません。いくらアルコールランプで炙ってもびくともしませんでした。最初は熱したワインディングチェックを軍手で握って引き抜こうとしていましたが、全く動かず、続いてプライヤーで挟んでやるも撃沈。で、その後マイナスドライバーで小突き回しても撃沈。しまいにゃ、プライヤーをワインディングチェックの手前にあわせて、カナヅチで小突き回してもびくともせず。

ちょこーとだけずれてその間を見てみると、スレッド発見。

そして、上から見ると、なにやらスポンジのような詰め物が・・・。ひょっとするとカシメてあって接着剤を使っていないため、炙ってもびくともしないのかもしれません。だもんで、炙るのをあきらめ、今度は削ることにしました。

ガンガン77のように削りすぎてブランクまでいったった!ということがないように、ルーターでちょこちょこ削っていきます。

毎度毎度、このボロルーター、先端がかなりぶれるので、やりにくいったらありゃせん。プロクソン欲しい。で、ゴム砥石で地道にやることにしました。

が、削れるのは表面だけで、ちっとも破断できそうになく、

先端ビットを変えても、びくともせず。

今度は、計画変更で、カナノコ。

しかし、このまま行くと、かならずパイプも真っ二つになるため、

こういう角度でぶった切ることにしました。

順調順調?

で、途中からタテに切り、やっとこさ外れた!

で、見ると、接着剤やがな。そして、スレッドは手前2mmくらいにしかついておらず。多分、接着剤+スレッドでテンションをかけて付けており、それで炙っても取れなかったと思えます。何にせよ、これで次の作業にいけますwww

で、今度はロッドの長さ調節。

ロッドを持ちながら、使いやすい長さでブランク差込口をカナノコでぶった切り、

こんな感じに、ひじのところにエンドが来るように調節します。

ふと思ったんですが、このタコロッドのパイプ、内径18の、外径21.5です。ということは、肉厚は1.5もあり、ガンガンのリメイクにはもってこいのパイプじゃないですか!長さも80cmくらいあるし・・・。TDPS22を使えば、そのまま無加工でビルディングできるし。あんなに苦労してガン7のパイプを加工しなくても、タコロッドのパイプを流用すればそれで終わりだった・・・。まぁ、こいつに出会うまではまさかタコロッドが雷魚ロッドと似ているなんて分からなかったし、勉強になりました。これはガラスエポキシのFRPだけど、強度的には問題ないでしょ〜。

で、作業は再開。ブランクにリアパイプを突っ込んで、バットジョイントみたいにして、エポキシで接着してリメイクしようとおもっていたんだけども、ここで問題発生。

こいつは竹で組もうと思っています。これは、広島のモンスターで仕入れてきた竹。ロッドビルド用の竹はホテイ竹と五三竹ちゅうのが一般的で、これはホテイ竹?です。

値段は一本200円。安い!

で、こいつをリアグリップに組む場合、なんとリアのパイプの外形が21.5もあるので、

竹がホントギリギリなんですよ。竹は若干曲がっているので、なんぼか遊びが要りますが、これだけツラッツラだと、竹の内径拡張作業で割れないか不安です。

だもんで、別の方法でリアパイプを太くしないで、ブランクを延長することにしました。

ブランクのケツにはゴム栓がしてありますが、

このゴム栓を外します。ペンチで根気良くねじってちぎっていけばいつか外れます。

で、作業方法ですが、早い話がこんな感じ。

パイプの下側に、もいっちょ細いパイプを仕込み、エポで接着。これでカーボンパイプを連結してしまおうという話です。普通のグリップ延長はこうやってするそうです。

が、しかし、中止。細くしたらバランサーがはいらんことなる。太い竹を探してそいつを入れることにしました。

で、エポで二度と外れないように太いパイプを接着。

塗装剥がし
最塗装をするので、もともとの塗装を剥がします。

240番のペーパーで水研ぎやりましたがあっという間に削れなくなるので、180番にすると、なかなか削れますが、なんか、この塗装、強くてなかなか削れません。そして、ポリエステルクロスに変更するも、もっと削れなくなり、結局、180番のペーパーで頑張り、なんとか塗装を剥がしました。

そして、以前はこの時点で、塗装に入っていたんですが、こないだ板金屋に勉強に行き、「塗装前の下地処理にものっそ時間をかける。それがその後の出来栄えに大きく影響すんぞ!」と教えてもらったので、ここから、ペーパーの番数を上げていき、下地の整頓をやってみました。

ただ、ペーパーだと、ムラができるので、ポリエステルクロス(打つのがめんどいので、以後「ファブリック」に統一)で輪を作り、シコシコやりながら、下地の整頓をしました。

こんな感じに、輪を作り、シコシコとしごきます。Oナニーの要領です。ちなみにこれは粗い目(240番相当)。

粗い目が終わったら、細かい目。これは600番相当。

ラストは、超細い目。1200番相当。

で、フィニッシュ。

手で触った感じも、いい感じに仕上がりましたw

しかし、このティップ部分・・・

どうみても、ガラス繊維は入ってない。ちゅうことは・・・・

これは、グラスでもなく、

ただのプラやぁ〜〜〜!

プラスチックソリッドティッップ!

おいおい。そんなことは、

かいとらんがや〜〜〜!ティップはプラスチックやがな!

こ、これは金かけたらアカンな・・・。

黒い部分は繊維がはいっちゅうき、これはグラスでかまんねw

バット部分は塗装がむちゃんこ強くて剥がれなかったので、足付けだけ一応しておきました。

さぁ、次は塗装だ!

兎に角、このロッドは、安く仕上げることにしましたw

で、リールシートの塗装準備です。前回、ガン7リメイクでリールシートの塗装をして、気づいたのが、ねじ山の塗装はしないほうがいいということです。全部塗ることでカッコよくはなるんですが、フードナットのテンションがアホほど上がってしまい、リールのフットを入れるときに、クソ力が要るし、最悪、入らないという失敗のリスクも増えるので、ねじ山の塗装は止めたほうがいいと思います。ホライズンに相談したこともありましたが、やはり塗装する以上、ナンボかきつくなるのは避けられないということなので、私は以後、リールシートのネジ山の部分は塗装しないことにしました。

んが、しかし、全く塗らないノーマルのままっつーのも寂しいので、トリガーの部分だけ塗ってみたらどうだろう?と思い、今回、トリガーだけ塗ることにしました。実は、このTDPS型リールシートですが、トリガーだけ脱着できるって知ってました???某ウースケさんの3分ビルディングで初めて知って目が飛び出たんですが、

このリールシート、この部分を木槌で軽くカツンカツンやると、

外れるんです!かなり簡単に!

これで、このトリガーだけ塗装して、終わったら、またはめ込むことにしました。

で、とりあえず、塗装するときの台座を作ることにして、トリガーにあいそうなエスロンパイプを切ってきて、ガムテでかさ上げし、ひっかけて、これで塗装することにしました。

そして、塗装準備のために、足付け。これも竹で学んだんですが、曲線が多いようなものの足付けは、ペーパーよりも、ファブリックシートのほうが良いと思うので、トリガーも竹と同じく曲線が多いので、ファブリックシートでやってみたところ、思いのほか効率がよく、全体的な足付けが出来ました。荒目→超細目で水とぎしてフィニッシュです。

最終的にはこんな感じです。

そして、残るブランク部分の塗装ですが、これも、バイクの塗装で学んだ、「たれないための塗装計画」を立てて、普通なら、地面にぶっさして、直角に塗装するのがセオリーですが、

横向きにして、上側を塗り、上が終わったら、回して上を塗り、1周させる作戦で行きます。適当な電灯のパイプに鉄パイプ突っ込み、そこにブランクをぶっさして、コイノボリ状態に。

そして、上側を塗り、垂れなくなったら、ブランクを回して塗ってないところを上に。そこが塗り終わって垂れなくなったら、まだ塗っていないサイドを上に。こんな感じで重力に平行に塗る部分をセットして、塗っていきます。絶対垂れささんぞ!

で、今回、実験もかねて、ラッカーでやってみることにしました。ビルディングの塗装は調べてみると、ベースコート2液ウレタン、トップコート2液ウレタンですが、2液ウレタンは硬いのでブランクの曲がりを阻害するので、あまり使いたくはない塗料です。んが、トップコートは耐候性、耐久性、も考えて2液ウレタンですが、ベースコートは、プロタッチを初めとする1液ポリエステルがベストだと感じています。んが、根気強く、ビルディングの塗装を調べてみると、ラッカーでやっている人もいる。ラスタースティックのワタルさんがプライマー+タミヤラッカー+ウレタントップコートでやっているし、ウースケさんもラッカーベースにウレタントップコート。ラッカーは準備も楽で、薄め液調整の必要も無いので、手軽に塗装できるし、なんせ、「ベースコート、ラッカーで持つのか?」の実験もしたかったので、材料的にも、タコロッドは実験台としてちょうど良いし、というわけで、今回はベースコートはラッカーでやることにしました。ただし、ラッカーだけで終わらすのはダメです。耐光性が悪いので、紫外線に当たると分解し始め、最後にはねちゃねちゃと手に付くようになります。ガン7の前オーナーがこれをやっており、ラッカーフィニッシュのリールシートはベタベタでした(怒)

で、ラッカーの成分を調べたところ、大体が、アクリル樹脂とアルキッド樹脂orニトロセルロース樹脂の混合樹脂で、溶剤がジメチルエーテル(DME)です。この中で言うと、アルキッドやニトロセルロース樹脂というのが曲者で、硬い剥がれる紫外線で溶けるという、最悪の塗料です。このアルキッド&ニトロセルロース樹脂の対策として、剥がれ防止で、プライマーを最初に塗ることにします。

アサヒペンのプラスチック用プライマーです。プライマーは下地との食いつきをよくするための樹脂で、成分はアクリルなので、プラスチック用とのことなので、なんぼか柔軟な樹脂なんでしょうね。これでアルキッド樹脂対策をして、最後に2液ウレタンでトップコートをかまそうと思います。

で、早速プライマーを吹く吹く!うっすらとべとついているのが分かりますかね?さすがにこの方法だとたれないたれない。気温も高いので、5分もすれば、指蝕乾燥まで行きます。

2011年からの助言
ラッカーが塗った直後からベッタリしているのは、塗料が古いからです。そりゃ、8年も前の塗料を使うこと自体アポンですがな。

そして、今度はブランクを回して、下にあった部分を上にセット。

これも上から塗ります。

少々厚く塗ったって、垂れませんw

作戦成功wんが、しかし、これはプライマーという透明で、塗りムラとか、よぉ分からんのんで、続いてのラッカー塗装、、2液ウレタンのトップコートでこの作戦が成功するかどうかです。

ちなみに、

トリガーは楽勝ですw

で、1日ほっといて、完全に乾かしました。結構執拗に塗ったので、ところどころネチャネチャしています。この密着性が、プライマーたる所以なのかな。

で、調べてみると、ミッチャクロンなるプライマーは足付け不用でそのまま塗ってくださいと書かれていたので、アサヒペンプライマーも足付け不要なのか?と思い、アサヒペンカスタマーセンターに電話して、足付けの必要性を聞いてみました。すると、

「足付けは必要に応じて。PPに塗るときなんかは密着性を増したほうがいいんで、足付けしたほうがいいです。一般的に、足付けしたほうが密着性は上がります。より密着させたいときは、要足付けです。」

とのことでした。まぁ、板金塗装の突撃作業見学で、

「塗装前の下処理で出来栄えが決まるんじゃ!」

と話を聞いていたし、

色々なサイトで勉強して、

「塗装は正直。時間をかければかけるほど、出来栄えがよくなる!」

とのことだったんで、普段はめんどくさいからやらない、上塗り前のサンディング(足付け)をやってみることにしました。いつもはペーパーでやるところなんですが、ペーパーの場合、削る力が大きすぎて、プライマー丸ごとそぎ落としてしまいそうだったのと、ブランク自体がパイプ上で、ペーパーだとフィットしにくいってのもあって、竹グリップで経験した、「凹凸あるものはペーパーではなく、ファブリックシートで」というのもあったんで、今回はファブリックシートでやってみることにしました。

で、足付けを何番のシートでやるかなんですが、600番とかでやってみると、おそらく、ところによっては樹脂が全部落ちてしまいそうになるのと、足付け自体、塗装面にキズをつければそれでよし、と思っているのと、細かい番数で始めたら、順番をじわじわと上げる手間が省けると思い、そんなこんなで、

やるなら1200番くらいの仕上げ用シートで研磨するのがベストだろうと思い、1200番のシートを丸めてチクワみたいにして研ぎ出し、足付け終了。ものの5分。やはりバイクに比べるとクソ楽!

その後水を流して研磨クズをのけました。

触ってみると、ちょっとベタついていた塗膜が、キュキュ!とゴマフアザラシなみの泣きが聞こえます!密着性抜群になったこと間違いなしw

で、ついに、色付け。

とりあえず、新しいラッカーを買う金もケチりたいのと、家にラッカーが余りまくっているので、昔使っていたラッカーを使うことにしました。大方使うのは1年ぶりです。

多分、余りだけじゃ、足りないと思うので、2本使います。ブランク塗装の実験で使った、

ホルツのラッカー、

ならびにカンペ(アレスコ)のラッカーです。

ホルツの成分は、ニトロセルロース+アクリル。このニトロセルロースという樹脂が最悪の樹脂で、ペリペリ剥がれる最低ランクの樹脂です。

アレスコは、アクリルシリコン+ニトロセルロース。

共に、ニトロセルロースを使っているあたりが、いやーな感じですが、そこはプライマー任せということで。まぁ、アクリルは大丈夫だと思います。カンペのアクリルシリコンは、焼付けで沸騰してしまったことや、シリコンという、食いつきの悪い物質が入っているにもかかわらず、ウレタンが簡単に上塗りできたことからも、ほとんどアクリルと思って良しと思います。

で、白とは言っても、メーカーによって、色の配合もまちまちで、白とはいえ、隠ぺい性を上げるために、顔料を足しているので、2トーンになる可能性もありますが、まぁ、どうせ、上にウレタン吹いてツヤを出すし、もともとが、このリメイクは実験台にしたいからやるのであって、ラッカーで耐久性が持つのかどうかが分かればよしなので、問題なしだと思います。

そして、リールシートのトリガーも同じくファブリックシートで足付けしました。

そして、塗ります。

まずはトリガー。トリガーなんかは、もう一瞬でぬれるので、遠くから吹き付けて、たれそうになったら止めて乾いてから重ね塗りと言う感じでやっていきました。散々、今まで塗装してきたから、ラッカーで小物を垂れないように吹くなんて、もう朝飯前wあとは粘土に突き刺して、乾燥させるだけです。

ブランクはプライマーの時と同じく、こいのぼり状態にして、重力に平行に塗膜を吹き付け、タレ防止。一応、左右から吹いていき、塗り残しを嫌います。で、塗り残しがなくなったら、ブランクを回して、吹いていないところを上にして再塗装。

まずはブランク上方左サイドに立ち、バットからティップに向かって、一気にラッカーを拭きました。ところどころ、塗り斑があるので、帰る時に修正をして、何度か往復しました。垂れそうになったらストップ。1分くらいまって、垂れない状態にしてから再び往復という感じです。

続いて今度はブランク上方右サイドに立ち、上と同じ方法で塗装。

上側はあらかた塗り終わったので、そうすると、下側がぬれてないので、ブランクを回して下にあった未塗装の部分を上に持ってくる。

そして、上から一気に塗装する。

そして、塗り斑チェックしながら、塗料が乗ってない部分をつぶしていき、終わり!これはいい感じでないの?

と思いきや、やはりダメダメ点が・・・。

これなんですよ・・・。プツプツが見えますか?これは、リメイクするときの、ヤスリがけで、荒れたブランク肌です。ラッカーは兎に角薄い塗膜なので、ウレタンやポリエステル塗料とかの、モッチリとした塗膜は期待できず、ブランクの肌荒れを修正できないんですね・・・。初めて知りました。そのため、ブランクの地肌にひどい凹凸があった場合、それを修復することが出来ないってわけです。普通なら、プライマーでこの手の凹凸は押さえるんですが、プライマーもラッカーなため、凹凸を修復することが出来ない。パテ埋めついでのプライマーは、痩せの少ない塗料を塗る必要があり、それは何だ?ちゅうと、だいたいが2液プライマーなので、だったら、1液ポリエステル使ったほうがマシじゃんかという話です。

ただ、1液ポリエステルにしろ、2液ウレタンにしろ、板金塗装用の塗料は、スプレーガンを使うので準備が大変。その点、ラッカーだったら後片付けも準備も要らないから楽楽!と思っていたけど大間違いでした。

やはり、

ラッカーはブランク塗装には向いてない・・・。

ラッカーなんぞ、とても実用性の高いものには使えず、プラモくらいにしか使えんぞ!と感じます。

改めて思いますが、

プライマーなしのベースコートを1液ポリエステル。トップコートを2液ウレタンが良いですね・・・。

ま、ニトロセルロース、アクリルの耐久性も見たいんで、このまま2液ウレタンのトップコートに入ります。

で、次の日確認してみると・・・

あるわあるわアラだらけ!

まず、ブランクに開いたピンホールはしっかりと補修できておらず、ラッカーが全く乗っていない。

そして、ムラ。先っちょの透明プラの部分だから気づかなかったけど、うっすらと地肌が見えています。

このままじゃいかんじゃろというわけで、

上から重ね塗り。

その前に、サンディング。1200番ファブリックで水研ぎ。

とはいえ、すでにカンペ、ホルツは種切れ。

家を物色してみると、あった!

今度はサンデーペイントのラッカー!サンデーペイントといえば、大日本塗料の下請けですね。アルキド樹脂・・・。これはニトロセルロースとよぉ似た樹脂で、いわゆる、硬い薄い禿げやすいと、3拍子そそった時代遅れのクソ樹脂です。そういえば、ブランク塗装の時の実験で使ったのが余っていたっけな。ほとんど使っていないので満タン状態ですw


そんで、吹いてみると、ことのほかいい感じのミストなので、

吹いて、残りたくさんあるので、色を濃くしようというわけで、吹いて吹いて、重ね塗りをしたわけです。

すると、

やってもうた!

まず、乾いてないうちから近距離から重ね塗りしてしもたんで、気泡地獄orz

まだまだいくど〜

塗りすぎて垂れてきたから、逆側から風圧で戻そうとして、さらにドツボにorz

1年くらい使ってなかったもんやき、ママコが発生しており、ブリスタという名の異物混入!

極めつけは、

補修できてないピンホール!どうしても穴が埋まらん!ラッカーは塗膜が薄いき、無理がある。

やりすぎは、キンモツじゃった〜〜〜!

なまじ、ラッカーがたくさん残っていると、たくさん使ってしまおうという心理が働いてしまい、やりすぎで、蛇足発生ですorz

嗚呼

やっぱりポリエステルにしておけばよかった・・・・

だけど、ラッカーがダメってのは、実際使ってみんとわからんもんね。勉強勉強。

そして、

ラッカー使いこなせないヤツに、スプレーガンは絶対無理なので、

明日の2液ウレタン大丈夫かいの・・・なんて思うのであった・・・。

で、次の日、塗ったロッドを見てみると、まぁ、アラがすごすぎ!

まず気づくのが、気泡でボコボコになったブランク。

これはこのままじゃいかんやろ、ということで、研磨することにしました。で、ペーパーでやったら一発で下地まで行くと思い、今回は、ファブリックシートで。緑の細目でやってみると、なかなか削れないけれども、作業は進む様子。

しかし、!?なんと、ファブリックシートの緑が移っとるがな(怒)

こりゃ、いけんと思って、さらに細かいシートで磨きまくったが、取れず。これはいつぞやの、ガン7リメイクで経験した、「肌荒れにゴミはいると取れんど現象」に他なりません。しょうがないので、無視。ま、ここはグリップが来るし、どうとでもなるやろと思います。

そして、研磨のカスを落とすために水洗いしようと思って移動させると、不注意で、ゴツン。一瞬で、塗膜がかけてしまい、

下地がコンニチハ。

こ、これだからラッカーの塗膜はいかんのじゃ!とはいえ、ここも、グリップで隠れるのでかまんやろというわけで、無視。このまま2液ウレタンに入ります。

さぁ、2ヶ月ぶり?のキンキスプレーガン。いつ見てもかっこいいです♪

そして、配合。パナロックの2液ウレタンを使おうと思ってみてみると、

なんと、PP容器が溶剤にやられて変形しちゅう。アセトンは大丈夫なのに、ウレタンのトルエンには弱いんかな。ウレタン塗料はPFA容器(フッ素配合)のほうがいいですね。そして、

前回、カウル塗装で、20%希釈で濃くて肌荒れ表面ボコボコやんと思ったからです。そして、いつものようにブランクをコイノボリ状態にぶっさして、塗装開始。

今回は、

よく言われる、

「薄く、何度も重ね塗り!」

が、

実は、オオウソということが分かり、(ウレタンは、粒状のまま固まるミストが天敵で、これが肌荒れ&ペーパー整頓で、無数の穴が出現する)

ウレタン塗料は、集中的に吹いて、ツヤが出た瞬間に移動するのがキモ。餅論、重ね塗りすると、粒状ミストのリスクがあるから、一発でモッチリ仕上げるつもりで!

というわけで、サーッとふいて、ツヤが出た瞬間に、移動しながら、バットからティップに向かって歩きながら仕上げる方法でやったりました。

で、配合は、

主剤50、硬化剤5、薄め液15配合で行きました。

25%希釈というかなり薄い液。

薄め液が足りないと、ツヤが出にくいから、モッチリなりすぎて、タレやすくなってしまうので、薄くしました。

で、

かなり良い感じに吹けてwww

塗料がなくなったので、

今度はもっと薄くしようと思って、

40-4-15という、もっと薄い稀釈でやったりました。

で、こんなかんじで、ゆっくりツヤを確認しながら、バットからティップにかけて歩く。これを地面に対して平行な面だけ塗りながら、塗り終わって乾いたっぽい感じなら、ブランク回して次の面。という感じでやりました。

それと、今回、コンプレッサーにレギュレーターを追加しています。メーカー推奨のエア圧が、0.3Mですが、今まではマックスの0.8M圧で、スプレーガンの絞り調整でミスト圧を調整していました。しかし、コンプレッサーの圧が減ってくると、塗料の出が悪くなったり、息切れしたりでしたが、今回の0.3Mで圧を一定に出来ることで、ミストの出方がかなーーーり安定したように思います。レギュレーターによるエア圧調整は必須!ツクヅク感じました。

成功!?

まぁ、完璧とはいえませんが、素人塗装にしてはいいほうじゃないの?くらいのレベルまで来たような気がします。もっと薄くてもいいような感じがします。薄いと、塗膜がモッチリツルツルになる感じが分かりやすいので、やはり、メーカー推奨の35%稀釈くらいがいいかもしれません。最初は、タレ防止のために濃いほどいいと思っていましたが、2液ウレタンに限って言うと、そうでもないような気がしてきました。

これが、トリガー。パーッと吹いて、ちょっと乾燥を待ち、続けて、パーッと吹くという感じです。なかなか良い感じではないでしょうかw

ブランク。これも、素人塗装なら、マシなほうな気がします。乾いてみないと分かりませんが、もうちょっと明るくしておけばよかったなと思います。明るいと、吹いた塗膜にツヤが出た時に光が反射するので、ツヤの有無の確認が取りやすいです。

そして、乾燥時間ですが、1週間を予定しています。1週間は長いんじゃと思われるかもしれませんが、ホント、1週間くらい見ておいたほうがいいです。バイクのカウル塗装で、タレた液がカウルのハジでツララみたいになっていて、これを日ごと触りながら硬さのチェックをしていました。すると、薄いところは3日くらいでカチカチに固まっているのに、このツララに関しては、3日ではちょっと硬いゼリーのようで、柔らかいままで、1週間〜10日で、カチカチになりました。ウレタン塗装はモッチリツヤツヤがキホンなので、塗膜が厚いです。そのため、乾燥時間も1週間〜10日は見ておいたほうがいいです。

そして、乾燥終了。

トリガー。これは完璧!ツヤツヤしています。前回、ガン7リメイクの時、焼付け乾燥でウレタンを強制的に硬化させていましたが、ツヤがなくなり、ザラザラしていたのは、ひょっとして、焼付けのほうが引けが大きくなっていたのかもしれません。こういうことなら、焼付け乾燥はご法度でしょうね。板金屋だって焼付け施設を持っているようなでかい業者なんてほとんどないし、常温硬化。これが鉄則のような気がします。

そして組み立てて終わり〜!

そして、ブランク。これはラッカーの弱点がモロに出ています。ハッキリとチヂミが出ています。やはり、ラッカー。溶剤にものっそ弱いだけあって、ウレタンがノペッと付いた部分は、軒並みチヂミが起きています。

やはり、ベースコートは、プロタッチが最高と思いました。ラッカーはクソです。耐溶剤性が悪すぎて、縮みます。

ピンホールは隠れず。

でもまぁ、全体的なツヤは、素人塗装にしては、見えるレベルか!?

が、本当の塗装はここからwwwごまかしのペーパー&コンパウンドがありますから、そちらで頑張ることにします。ファブリックシートの1200番で、チヂミの出っ張った部分を削り倒します。

修正はこんな感じです。

そしてプラスチッククリーナー。ピカールを使っても良かったんですが、室内作業で、アンモニア臭はかぎたくない!というわけで、こちらをチョイス。今まではティッシュにつけて頑張っていたけど、バイクの塗装で、水を染み難いタオルがいいので、そういうウエスを選択して磨きました。

よしよしwいい感じではないの!?

で、ここから、一気に組み立てに入りますが、これは竹で組むので、詳しくは、「竹グリップ」を参照願います。

さてガイドですが、ガン7のリメイクをした時に、あっちはアメリカンタックルのガイドを付けたので、純正のSICが残っています。だもんで、これを使おうかなと思いきや悲劇。なんと、ガン7についていたガイドですが、8個中、2個がハードセラミックガイドだったのです!左がハードガイド。右がSIC。全く気づかなかったんですが、修理か何かだと思うんですが、前オーナーが何を思ったか、2個だけハードガイドを入れています(涙)中古品はこういうリスクもあるのね・・・。ってかなり珍しいぞこのトラブル。そんなこんなで足りなくなってしまったSICガイド・・・。余っているのが、水路の鉄人で買ってきたMNSG8があるのでコレを使うことにします。

で、ガイドセッティング方法を参照なんですが、セットする位置にマーキング。

継ぎ目は段差があるので、あらかじめCスレッドを巻いて段差を消して誤魔化します。

で、スレッドの色あわせ。ハネクラのタスキ巻きの応用で、ガイドからクロスラップで行きます。色は、これも実験的にやろうと思っていたので、赤と黄色。実は、色にはあせやすい色あせにくい色とありますが、赤と黄色があせやすい色なのです。オオノや鬼金の赤いやつなんて、紫外線でピンクになっているヤツを見かけませんか?これはすべての色にいえることで、車でも赤い車ってのは、必ず色あせます。これは顔料を何を使っているかで決まるんですが、顔料は、無機顔料・有機顔料とあって、例えば、白い色は酸化チタンの粉末。黒い色はカーボン粉末。青はコバルト系。などなど、結局はペンキってやつはクリアの樹脂に色の付いた粉を混ぜることでエナメル色を表現しています。ちなみにこれらの顔料の粉は無機物なので無機顔料と呼ばれています。色の中で有機顔料といって、有機物を粉として使っているのが赤と黄色です。無機物と有機物だったら、有機物のほうが紫外線によって分解されやすいです。そのため、赤と黄色は色あせやすい色として、あまり歓迎されません。この2色の耐久性も見たいから赤と黄色で組んでみました・・・・。

が、しかし、下地の色が白なので、黄色を使うと全く見えん。というわけで、黄色は却下。

赤と青で行きます。いわゆるトリコロールカラーw

一応、ガイドセッティングは、

トップ・・・アメリカンタックルホログラムガイド
1番・・・・MN8
2番・・・・N8
3番・・・・N10
4番・・・・N10
5番・・・・N12
6番・・・・N16(逆付け)

合計7個です。少なめです。私は、曲がり方重視でガイドを少なくしたい派なので、極力ガイド数は削ります。そのほうが経済的だしw
最後の6番ガイドですが、普通、逆付けにするのは、LCガイドみたいに、一気に足を絞っているガイドなんですが、S68を見てみると、最後のガイドは、逆付けにしていたので、マネしてみましたw

長距離スレッド完了。センターも出してセッティング完了。

で、バニッシュナイフでスレッドのアラを修正しようかと思ってビックリ。なんと、クロスラップしてたら、クロスがズレてしまう!そして、下巻き状態の赤いスレッドも修正出来ない!こりゃ失敗。市販ロッドがやってないからと思っていい気になっていたけども、ガイドラッピングでこれをやると、スレッドスムース作業が出来ないというわけかい・・・。そして、ガイドの足の長さが違うので、網目が全く変わってしまうというより、技術的に難しくて、同じような角度で巻けない!。この写真でいうと、上は3回クロスしていますが、下は1回半ですよね。みっともないです。いまさら最初からやり直すのはすんごい手間がかかるのでこのままコーティングに行きます。

足りなかったガイドのMNSG8だけガイドの色がガンメタなのがたまに傷だけど、かまん(^^;)

ネーム入れ
ワープロでデカール参照。名前は、水路の鉄人2NDGENERATION!Eight Legs Devil!八本足の悪魔って名前にしました!なんだかタコを彷彿するネーミングでしょwww

後ろは、BUILD BY 讃岐漁具w明朝体がダサイな〜〜〜

1回目のコーティング!
で、1回目のコーティング終了。ネーム部分だけはライトフォーミラ。残りの部分はクリスタルレジンでやりました。さすがに粘性が低いので、スレッドにバッチリ染みこんどる!しかし、デカール部分は案の定弾きまくり!

スレッドが飛び出している部分をデザインナイフで整える。しかし、ここでも、編みこんだクロスラップが邪魔でうまくでけん。このラッピングほんとダメ!

2回目のコーティング終了。
ライトフォーミラを攪拌後、5分で粘性が上がったのを見計らい、粘性が低くても、モッチリ付きやすいティップ側からコーティング。
うまくモッチリいったところと、クソヘタなところと・・・。ナイロン平筆とはいっても、毛先が柔らかいやつと硬いやつとがあって、柔らかいヤツは、毛先が広がるから、スレッドのエッジがうまく塗れない。右の写真はまさにソレ。エッジがひどい。硬めのフデをつかうほうがうまくいきますね。それと、スレッドの幅によってフデの大きさを変えたほうがうまくいきます。

しかし、クロスラップが交わるところは他よりも出っ張っているので、コーティングでもこのでっぱりが消せなかったです。やはりガイドラップでクロスを使うのはNGですね。もう一回コーティングしてもいいんですが、それは蛇足。片田の東京眼張行脚で勉強したんですが、コーティングが厚過ぎると、透明な樹脂が浮きすぎて、スレッドの色合いが死にます。なんというか、スレッドから、透明なプラが浮いているような感じになって見栄えが悪いのです。これ以上の深追いはキンモツ。モッチリコーティングをした以上、それ以上のコーティングは危険です。

だもんで、スレッドコーティングはコレにて終了。

3回目のコーティング
スレッドコーティングは終了したので、残りは、長距離コーティングのエクボ取り。クロスで足付けして、ラストのコーティング。

合格。完璧です。

4回目のコーティングは、ネーム部分の
丸印を付けたところに段差をつけるためのコーティング。ここに段差がないとかっこ悪いです。

で、なんだかんだで、

最後のバットキャップ接着作業。この作業の時は、長い作業の終わりを告げるもので、うれしくもあり、さびしくもあり、いつも複雑な思いで行います。

ただし、竹が斜めになっている関係上、位置によっては下地が見えてみっともないです。

そこで下地が隠れるような位置を探して、キャップと竹が一列になるようにマスキングテープを貼ります。これを目印に接着すると、間違えなく隙間を埋める位置に固定できます。エスロン配管を接着する時のテクニックの応用ですw

で、気をつけておきたいのが、このキャップはゴム製の「ギンバルキャップ」であるということです。ご承知の通り、ゴムは難接着物質で、ビルディングで使う2液エポキシとは相性が悪く、剥離が起きます。そこで、ゴムだの、軟質塩ビだの、弾性体用の2液エポキシである、セメダインEP001を使って接着します。

くっついた!これで完成です!

製作日数、2ヶ月。

寄せ集めの道具を使って作ったタコ改め雷魚ロッド。

完成しましたw

製作費は・・・・

ブランク3000円。
ガイド:過去のリメイクで外したやつや余ったヤツで、特に購入しておらず0円。
スレッド:ありあわせ0円。
竹:モンスタの竹200円×2。漆が500円で、木工ピット1000円。で、計2000円。
ワインディングチェック:あまってたやつ0円。
ネーム:ワープロリボン1000円。
塗装費用:余っていたラッカー+ウレタンで0円。

で、計6000円。

やっす〜〜〜♪

では行きますダメダし。

まずはバットキャップ。これは、竹が曲がっているため、どうしても合わず、ずれたまま接着。竹の痛いところ。

リアグリップ。竹が曲がりすぎてて、いびついびつ。ひとえに竹が渋いとは言っても、所詮天然もの。EVAやコルクがすごく便利に思えます。竹だからといって価値を見出すのも考え物。

セパレート部分のスレッドの巻き方がヘタクソ。もう少し丁寧にやればよかった・・・。

グリップ部分の竹。クラックが入り、漆は垂れて、クソヘタ。

そして、リールシートと微妙にずれていて少し違和感があって持ちにくい。

そして不自然に湾曲している節の部分。こっちから見るとひどい。

釣りをしていると、常に持つところだから、この曲がりだの、いびつさが、グリップの不自然さを演出。トドメは漆がツルツルすぎて滑る。はっきり言って使いにくい。これも竹の痛いところ。この部分はコルクかEVAにしたほうが絶対いいですね。使えたもんじゃないです。

リールシートの塗装は合格。キレイに出来ています。ネジ山を塗装しないで正解。

フォアグリップ。この竹は、曲がりも少なく、漆もいい感じに乗ってくれていて合格。穴が開いたところのパテ補修もうまいこと出来ています。


ネーム部分。問題なし。合格。黒&明朝体限定ならば、ビルディングのネーム入れくらい、ワープロで十分な品質です。

ネーム入れのフィニッシュ部分のスレッド。これはコーティングに問題あり。コーティングで使ったフデが大きすぎた。毛先が硬くて小さい筆にすればよかったと後悔。

トップガイドは、あまっていたアメリカンタックルホログラムガイド。コーティングは合格だけども、スレッドの抜き後処理が甘い。クロスラップにして大失敗。クロスにするとバニッシュナイフが入れれない。

1番ガイド。なんと、あるはずのNSGがなくて、ありあわせのMNSGにしました。しかし、トップ部分の剛性が落ちる分、曲がりはよくなる!?

2番ガイド。コーティングは合格だけども、クロスの巻き方が上下で違う。やはり腕が未熟なため、ガイドラップでクロスを採用したのが大失敗。

3番ガイド。ラッピング&コーティング、共に問題なし。合格です。

4番ガイド。クロスの網目の数が違う。やはりクロスにして失敗。

5番ガイド。これもクロスがヘタクソ。失敗。

6番バットガイド。逆付けにして正解。このほうがキャストフィーリングが良かった。見た目は・・・・アヒャヒャw

で、

早速実戦でテストしてきました。ボンビとボンジュニ、バスプロを投げましたが、

全くしならん

はっきり言って

硬すぎです。

クリーク用の雷魚ロッドよりはるかに硬い。ヘビーカバー用でもかなりゴツイほうって感じがします。

魚をかけた時にどうなるかはまだ未知数ですが、キャストフィーリングは、旧型サーペントの705に似ています。ボンビ投げても全くしならん!これ、水路で使ったら硬すぎるじゃろ!?そして、サーペントは国産ブランドゼナック製ですが、このタコロッドは、OGKという、チャイナ発、山積みロッドメーカー。よくコレ3000円で作れたね!と逆に感心してしまうくらいの品質。そして、サーペントはカーボンチューブラなのに対し、このタコはクソボログラスエポキシ+プラスチックソリッドティップ。後々この安さが、どう影響を及ぼすか・・・不安です!

ただ、負荷をかけてベントテストしてみると、思いのほか、ティップが入ってくれます。プラスチックソリッドがいい感じに働いているのだろうか。

さらに、前回ガン7リメイクでリアに鉄ボルト仕込んでバランサーにして、ひどい目に合っているので、今回は、そこまでバランスがおかしくもないし、ノンバランサーで組んでみたんですが、やはり、持ち重りする。やはり500gを超えない程度にバランサーを仕込むのは必要だなと思いました。

そして、やはり、使いにくい竹グリップ。

リアとフォアはいいんですよ。問題はリールシート。これが曲がっているのでパーミングしにくく、加えて漆がツルツル滑るもんだから、アクションかけると滑ってしまって無駄な力が要るのよね。だから安定性は悪いし、パーミングはしにくいし、ピッチングもやりにくい。こりゃー、ホンマ、リールシートに竹を使うのはNGです。

だけど、何にせよ、やっと出来たんで、早くこれで魚釣りたいなwww


トラブル 塗装が剥げた!
70くらいの雷魚をかけてから、グニャリと曲がって、その後見てみたら、なんと、誤魔化していた継ぎ目のところの塗装が剥げました。その他は目立ったダメージがなかったんですが、3pcを1pc風にアレンジすると、継ぎ目のラッカーが割れます。多分ウレタンやポリエステルだとこうはいかなかったと思うんですが・・・・。やはり、ラッカーは使わないほうがいいですね・・・。



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