虎柄リールシート


黄色に塗装したリールシート。このままウレタンコーティングに入ってもいいけれど、せっかくなので一工夫してみようというわけで、寅年にちなんで虎柄にしてみることにしてみました。

今まではデカールを作るのにたいへんだったのですが、新兵器SR3900Pの登場により、

あっという間に虎デカール完成www

続いて、黒のカッティングシートです。昨今、なかなかカッティングシートを売っている店がありませぬ。イエローハットはサッパリで、オートバックスでも置いているところとおいてないところがあって・・・・。これは屋島のオートバックスで買いました。10cm80円です。これをハサミで切って、

貼るだけ。細長く、尖がらせた形がトラ柄っぽく見えます。以前バイクのタイガーモービル号を作った時に編み出したテクニックですw

仕上げにデカール貼って、

あとはウレタン塗装。

で、ウレタン吹きますた。ロックのマルチトップクリア10:1を20ml+2ml+シンナー10ml。結構シャバシャバにしますた。フードナット部分は、以前のガン7ほどではないけども、まだまだきつい。練習あるのみ。

まず、カッティングシートが厚い。ウレタンでカッティングシートの厚みを誤魔化そうと思ったけども、リールシートは厚塗りすると、フードナットが入らなくなるので出来ない。できることなら1発で仕上げるべき塗装ポイントなので、カッティングシートの厚みを消すのは無理。握ってみるとデコボコします。そして、トラ柄にするためには、先っちょを尖がらせなければならない。バイクでやったので分かるんですが、丸くするとかっこ悪くなります。カクカク、先っちょは尖がらせるのがキモです。しかし、尖らせると、そこだけ接着面積が少なくなるため、どうしても浮く。浮いたところの上にウレタンを吹くと、そこが尖がってしまい、先っちょが暴れる。厚みがあるため、カッティングシートでリールシートのトラ柄を表現するのは、無理!

続いて「トラ模様」のデカール

分かりにくかったので、コントラストを思いっきりつけているのですが、デカールの貼り面の下に無数の気泡がかんでいるのが分かりますかね?これはベースコートのプロタッチの段階で肌荒れ地獄を食らってしまい、デカールがうまいこと密着させることが出来なかったのでこんな感じになってしまいました。しかし、これも練習あるのみで、おそらく、塗装で一番のネックが肌荒れです。スプレーガンのミスト圧を弱く、塗料を少なく、シンナーを少なく、塗装体まで遠くすると、微粒の塗料が雪のように乗っかるため、タレのリスクは全くありませんが、そうすると、粒の状態で固まるため、肌荒れ&ツヤなし&ピンホールが出来ます。これの対処法が、真逆で、シンナーを多く配合し、塗装体に近づけ、ミスト圧を強くし、塗料をたくさん出すと、先にリールシートに到着した粒が広がり、その上から塗料が広がりながら粒と粒の隙間を埋めてくれて、滑らかな塗膜ができるんですが、そうするとタレのリスクがコンニチハ。このアタリの調整は、もう経験しかないので、完璧を追っても自家塗装くらいの頻度では完璧の領域には絶対到達できないと思います。自分の納得がいくレベルをよく考えて、それに近づけることを考えながら練習していきます。

で、

この失敗でカッティングシートがボツということが分かりました。

つまるところ、もっと薄く、柔軟なシールが必要です。しかし、インクジェットシールとかでも厚すぎて無理なため、デカールくらいがベストです。黒いデカールがあればいいんですが、黒いデカールの用途なんてないため、

こうなれば、

作ってしまおうと考え、

デカールの切れはしで残っているヤツを持ってきて、ミスターホビーの黒いラッカーで塗ってしまおうと試みました。

で、ラッカーも散々使ってきたので、段々選定ができるようになったんで紹介。

兎に角・・・・

ホームセンターに置いてあるようなラッカーを使うな!

ちゅうわけです。

万能!汎用!どこでもぬれる!

こういううたい文句をやっているラッカーにロクなラッカーはありません。ミストは粗くて、時々、ママコが飛んでくるは、ミスト粒も大きい、乾くのも遅い。そして芯締まり性が悪く、内部の乾燥不足になりやすい。そして、肌伸び性も悪く、滑らかな塗膜が出しにくい。ホームセンターに置いてあるようなラッカーは、大体が、「何でも用途」です。

なんでも用途というやつは、特化していないため、どうしても、レベルが低いです。

これよりもマシなのが、こだわりの世界のプラモ用。

タミヤにせよ、ミスターホビーにせよ、ホームセンターレベルよりはマシです。このミスターホビーのラッカーは、樹脂がアクリル樹脂です。ホームセンターレベルのラッカーは、良くない塗膜の代名詞とも言われる、ニトロセルロース、アルキド系が大部分ですが、プラモ用は、アクリルが多いです。アクリルのほうが透明度が高く、柔軟性も高いため、コチラを使うほうが無難と考えました。

で、薄塗り一回目。屋外で行い、吹いている途中に落ちて砂が少し付いたため、マスキングテープで裏側を貼り付けておいたほうがいいと感じました。

そして、2回目塗り。完全に真っ黒ですw

さて、これを貼ろうか

って、

エー!?

スライドしようと思ったら、崩れるがね!

ひどいヤツは、浸水しただけで崩れよる!

こりゃ、おそらく、溶剤でデカールがやられたんやね。

こりゃ無理。

リールシートにトラ柄は無理です。

だけど、

ブランクスならどうかな!?

ウィードフリーカーリメイク参照。


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