続ブッシュ用雷魚ロッド


安戸池スペシャルの続きです。まずは塗装剥がしから。

ロックリムーバーを塗りたくって、塗装を落とします。

オレンジのやつは簡単に落ちたんですが、なぜかパールコートのほうが全然おちんとです。

さすがに、ロックリムーバー2回塗りたくると、いけましたw

ンデ、スコッチブライトの荒いヤツで研いで行きますw明らかに、ペーパーよりもサクサク削れて、それでキレイに削れます。やっぱブランクの研磨はスコッチブライトでキマリだと思います!

がしかし、前回バラすときについたキズに入った塗料は取れませんでした。これはあきらめるしかなさそうです。上塗りでごまかします。

そして塗装。プラサフですが、ちょっと思うことあって、PC206でやってみることにします。

塗装前にパナロックシンナーでシリコンオフ。

ウレタンプラサフHBでセッティングOK。

ティップから吹き付けました。

が、ここでトラブル。

ハジいたんです・・・・。しかもピンスポット的にです。

原因はおそらく、指の指紋。
右手でガンを操り、左手でブランクを回しつつ、塗っていったんですが、不精をして、手袋はめんとやったんですよね。このとき付いた指の油がハジキの原因だと思われます。やはり塗装は正直。めんどくても、ちゃんとやらないけんですね(涙)

とりあえず、ユズ気味に遠くから吹き付けて、指紋のハジキを消し、

とりあえず全部塗りました。

が、塗膜はアラだらけ。

こーゆータレムラがいたるところにあるんよ〜(涙)プラサフ、伸びがなさ過ぎて、ユズばっかで、しかもなかなか隠蔽できないもんだから、ガン口を近づけて吹きすぎてこーゆータレむらが出来てしまいました・・・・。それとね、ペンキ使いすぎ。今現在、平吹きでやっているんですが、平吹きだと、PC206でも、5cmくらいのパターン幅があるんですが、結局ブランクにかかるところなんて1cmくらいのもの。ほとんどが空気中へと消えていってしまって、ペンキがガンガンなくなるんですよね。そうなると、残りが少なくなるから、汗って近づけてドツボ。こーゆーパターンです。

結局、100mlのプラサフは半分くらいしかぬれませんでした。

思うに、平吹きよりも丸吹きの方がいいんじゃない?なんて思うようになりました。丸吹きだったら、集中的にブランクにペンキがあたるから、ペンキの消費量が少なくて済むし、んでもって、狭い範囲にたくさんペンキがいくから、何度もガンを往復させる回数が少なくなって、ムラもなくなるんじゃない?と思います。次のベースコートはPC206の丸吹きでやろうと思います。それと、プラサフですが、やっぱガン口が大きいほうがいいですわ。ミストが細かすぎて、固まるのが早いから、ユズからツヤにいくのが遅すぎ。そのため、ガンガン吹き続ける必要があり、結局それがタレル。

やっぱし、プラサフ=PC308でやって、丸吹き。これがいいかもしれ〜ん。

というわけで、次はベースコート。

オレンジ、灰色のツートンでやります。

で、オレンジの調合。容量比で、キュートエロー5、シンクレッド1で、シンクレッドが固まり気味だったので、若干パナロックシンナーを足して混ぜています。

理想はインドオレンジコンクで、若干白味を増したほうがいいかな?とおもったので、ほんの少し白を足しています。

これで調合完了w

で、ベースコートの準備。プラサフの足付けを行いました。スコッチブライトの細めのやつ。ほんと、すこーし傷つけるぐらいでOKだと思います。やりすぎると、前みたいに下地がコンニチハになるけんね。足付けも技術やね、奥が深いわ。

で、塗装。まずはシリコンオフ。前回勉強したとおり、指紋でアウトなんで、パナロックシンナー+キムワイプで拭き取ります。なお、この作業、ティッシュでやったら必ず繊維ボコリが残りますので、必ずフショクフみたいなキムワイプでお願いします。

で、シンナーなんですが、パナロックは冬・夏・標準・盛夏とあって、今は秋なので、標準をチョイスしました。シンナーは各季節に合わせた使用じゃないと、必ずトラブルが出ます。夏に冬用シンナー使ったら、ガンから出た瞬間に固形化されてユズ地獄。冬に夏シンナーを使うと、乾燥が遅すぎてタレそうになるのと、乾くのが遅いと空気中の水分を吸ってカブリが出たりとか、そんなトラブルです。塗装は微妙な世界なので、細かいですが、専用の道具を使うに越したことはありません。

で、ペンキのテスト。オレンジのペンキ50ml、硬化剤6ml、ハジキ止め、標準シンナー追加で100ml(45ml配合)。吹きつけはOK。トラブルなくいけると思います。

で、今回はペンキがなくなるトラブル対策で、平吹きから丸吹きにしてみました。

で、手の油ハジキ対策でゴム手装着。

で、吹き付けていきました。平吹きに比べると、集中的にペンキが行くのでいい感じです。

テイストはこんな感じw

パターン幅が狭いきん、風でバタつくけど、当たった時の塗りつぶしのサクサク感が平吹きとは全然違います。ただ、平吹きの方がムラは少ないですが、ロッドビルディングだったら、丸吹きの方がいいかも?当然、ペンキの減り方も少なくて、 いい感じに塗れたほうだと思います。

8ft全部塗って、

ペンキは100ml作って、20mlあまりましたw平吹きだったら確実にもう一回配合していますね。

だきん、しばらく丸吹きでやろうと思いますw

で、時間があいたので、リールシートのデカール作り。これしかないじゃろやっぱ!?ってことで、ディップ成形フロッグのヒット、係長のCGをつくり、これを貼り付けることにしましたw

で、大きさを調整して、テプラでデカール印刷w

で、水転写した後、

いつものように、東邦2液ウレタンでコーティング。これで、ウレタンクリアを吹けば出来上がり♪ブランク塗装と一緒にやったりますw

で、続いて2トン塗装。まずは、塗らないオレンジ色の部分をマスキング。

調合した灰色のウレタンを配合して、60mlほど作りました。

ためしぶきOK。

オレンジと同じように、丸吹きのPC206で吹き付けます。

やっぱり、ブランク塗装は丸吹きのほうがやりやすい!平吹きに比べて、ペンキが当たった時の塗りつぶし感が大きくて、何度も往復させる必要がないから、むしろこっちのほうがブランク塗装には適していると思いました。リールシートも結局丸吹きのほうがいいから、釣具の塗装は丸吹きのほうが良いですね〜www

そんなわけで、サクサクと塗装作業は進み、

いい感じにぬれましたwww

ペンキはほとんど減っておらず、使ったのは20mlくらい?

やっぱ丸吹きのほうが圧倒的につかいやすいですわ wwwやっぱし、オリンポスのガンはスゲー使いやすくて最高!!!

んで、乾いて次の塗装、クリアですw

マルチトップクリア+HFハードナーでやるんですが、

いつもはミキシングカップで硬化剤の量を測っていたんですが、今回、道具を進化させましたw

フタ付きの10mlシリンンダーにしましたw100個1000円で、ミキシングカップと同じ。そんで、フタがついているので異物が入りにくいという特徴があります。ミキシングカップは使う前にウェスで中を拭く必要があるのですが、これは必要なしなんで、こっちのほうがいいと思います。おまけに釣竿の塗装なんて、10ml以上の硬化剤を使うことはほぼないですからw

で、シンナーは標準型をつかって、ハジキ止めを入れて、

PC308で吹き付けましたw

ユズもあんましでてなくて、いい感じですwが、触ったらやっぱしザラザラしているところもあるので難しいところです。

で、あとはリールシートの塗装です。

シリコンオフですが、パナロックシンナーでやると、ひょっとデカールに触ったとき、一発で死んでしまうので、保険を取ってハンドスキッシュでやっています。

で、これも終わりましたw

いい感じですwフードナットが入るところがきつくなるので、あえてねじ山のところは吹き付けていません。

ラスト、フードナットです。

んがしかし、異物が・・・・。フードナット、小さいからゴミなんてほとんど付いてないと思うし、触ってもなかったので、直前のふき取りを怠ったのが悪かった・・・・

ま、小さい部品だし、目をつぶります。

んで、塗装のアラ修正。いったん固まった塗膜を触ってみると最低!ユズ地獄です。やっぱクリア塗装、むづい!

そんなわけで研ぎだします。まずはスコッチブライトのファインで軽く削っていき、ユズを整えていきます。

ペーパーを当てたのでツヤがなくなります。

で、次はポリッシュ。コンパウンドとハセガワのマジッククロスで磨き倒します。だいた15分くらい。

するとツヤがよみがえります。表面はややユズが残っているものの、マシになりました。

そこから接着作業。まずは、リアグリップから。1本モノのブランクなんで、ドライモーターかまさなきゃいけないため、エンドの部分は最後に接着します。そのため、その上側部分を先に接着する関係で、接着する範囲のアタリをつけます。

黒いEVAを先に接着するというわけです。マスキングテープでだいたの位置を決めています。

その部分をかるく足付けし、

EP001で接着。

結構スキマがあったんで、接着剤が偏らないようにドライモーターでまわしながら15分くらい放置しました。これで接着完了です。

続いてリールシート部分を行きます。

あらかじめセットして、

ここまで入れる!のマーキングをテープで行い、

接着前にアラ修正。バラすのも技術なんよね〜(汗)

エポキシをぬって、軽く修復したあと、

接着!がしかし、トラブル発生で、スキマがあいています(汗)

結構、重症で、ブランクの色まで見えている始末(汗)旋盤でやるとうまくいく・・・はずなんですが、EVAだのコルクだのが短いと、ペーパー当てたときにブレてしまって、なかなかうまくいきません。あとで修正かけるとして次いきます。

で、リールシートのあたりをつけて、テープでマーキングして、

いつものタコ糸でかさあげしたら、

接着前に、グリップのズレ修正。

コルクの修復のところで実践済みなんですが、ウッドエポキシをつかって、修復してみます。

こんな感じに肉盛りして、

アルコールをつけたキムワイプでこそぎ取る。

ついでに、成形時に目がかけたんで、これも修復しておきます。

こんな感じですw

で、リールシート接着直前に忘れてはいけない作業、スプラインを出します。前を見ながらクルクルまわし、

イチバン反っている場所にマーキング。これがトリガーの反対側にくるようにします。

んで、エポキシをたっぷりつけて接着。

スプラインにあわせてトリガーの向きを合わせます。

完全に硬化して次に行きます。

続いてフードナットのスペーサー。これもかさ上げします。タコ糸は入らなかったんで、8号のPEでやっております。

そんで若干、フォアグリップがスカスカだったので、寄ったらいけないので、集積コルクも一緒に接着して、強制的にセンターを出すことにしました。集積コルクは、あらかじめチェックを入れているのでセンターがでるので、コルクにあわせて、フォアグリップの場所をセンターにあわすって感じです。

で、最終的にはこんな感じ。これでグリップ部分は完成。続いてガイドのセッティングに移ります。

というわけで、ガイド選定で、ま、一般的にKWガイドとLCガイドの混合セッティングで行こうと思っておりまして、実際、ライトカバーでしかもブッシュ際を攻めるためのロッドなんで、そこまでハードセッティングはいらないと思うし、ブッシュ際というのは、まっすぐにキャストしなきゃいけないので、むしろキャスト精度が良いことが条件だと思うので、ガイド径は小さめに。

シャドウライズ3rdでやったワンランク下のガイドをチョイスします。

8ftなんで、ガイド数は10個で、6→8→10→12で行くつもりです。

トップガイドは当然ローライダー選択で、MNST6。で、ガイド径調査ですが、いつもフジのガイドは表記サイズと実際のサイズに誤差があるので、奥まで入るのか入らないのか?いつも不安になります。

というわけで、雷魚ロッドでよく使うパイプ径のガイドを実際に揃えておいて、このように整理しております。雷魚ロッドで使われるのは、おおむね、2.6〜3.2まで。この間のサイズを押さえておけば間違いないと思います。

コレを元にトップガイドのパイプ径を調査します。

結果、3.0ですね。

トップガイドはMNST6-3.0にします。

んで、あとのガイドは

KWSG6×3
KWSG8×3
LCSG10×2
LCSG12M×1(バットガイド)

で、10個。このセッティングでいこうと思います。性能を考えたら、全部LCのほうがいいようにも思えますが、讃岐の夢でオールLCだったので、ちょっと遊び心を出して、KWガイドを混在させます。

先端に剛性の弱いガイドを持ってくることで自然に曲がるかな?とも考えておりますw

そんなわけで、ガイド調達なのですが、手持ちのガイドのほとんどがガンスモークカラーのガイドで、

足りないのが、MNST6-3.0×1、KWSG6×3、LCSG10なんです。というわけでこの5つを、ロットロットで注文入れようとしてビックリ!

まず、LCSGはガンスモークのLCガイドですが、まさかのマタギオリジナルでした。フジからは発売されてないので注文が出来ない。MNSTも同様。マタギは代引きに、送料入れると1000円取られるので、極力選択したくなくて、ガイドはなるべくならロットロットから購入したいのが本音です。

KWSGは無論、海外モデルなんで輸入しなきゃいけないんですけど、頼みの綱のマッドホールが送料を大幅に上げていて、30ドルもかかるのでキャンセル。

ハッキリ言って、ガイドは全部ロットロットで買いたいんです。ロットロットはフジのガイドはオール30%オフで、さらに1000円以上買うと送料が無料なんで、フジガイドと縁が切れないビルダーはガイド入手はここでキマリです。
※ 今はロットロットモアになっているので、注意が必要。パスワードは1100015。

というわけで、ガイドはロットロットで手に入る、Eカラーに統一したいわけです。手持ちのガイドはガンスモークガイドが多いので、これを使っていき、いずれ、オールEカラーにしたいので、今回はちぐはぐなガイドの色になりますが、兎に角、ありあわせのガイドを使っていくつもりです。

んで、LCSG10は昔、水路の鉄人に組み込んだヤツがあって、水路の鉄人、使う機会がないし、こいつから部品取りして、ロットロットからはEカラーで注文入れて、水路の鉄人はEカラーにコンバート。ブッシュ用ロッドはガンスモークのLCSG10を入れます。

で、KWSG6は、Eカラーのガイドがすでに3個あり、これを使うことにして、トップガイドもEカラーのMNガイドを入れて、

先端部はEカラー、あとはガンスモークで統一というカタチを取りたいと思いますw

そんなわけで、ロットロットモアに注文を入れました。

で、到着したので、早速、水路の鉄人から部品鳥。このロッド、毎年出番ゼロ。竿袋から出すの山田池で35cmくらいのバス釣って以来やち。。。

で、これがドナーとなるLCSG10です。ラッピングは既に黄変しておりますwさすが、白いスレッドは黄変が目立つ!

で、10番のLCガイドを取り外しました。リールの部品鳥ならともかく、ロッドから部品鳥するようになるとはおもわなんだw

で、今度は新しく届いたEカラーのLC10を装着。

1個だけコーティングしました。

作業時間、わずか10分くらいのものw

こーゆー、1個だけのコーティングの時とかは、UVハードナー、すっごい重宝しますw

これで、ガイドが揃いました。並べるとこんな感じw

トップガイドと1〜3番ガイドはEカラー。それ以降はガンスモークです。

ンデ、続いてガイドの足削り。

今回、新たにプロクソンのマイクロベルトサンダーを導入しました。ガイドの足削り、今までは両軸グラインダーでやってましたが、アレだと、一気に削れすぎてしまって、調節ってやつができないんですよね。

これはジワジワと削れてくれるし、軽いので、キレイに作業することが出来ましたw

で、トップガイドの取り付け。トップガイドは金属。金属相手だと、EP001よりも、セメダイン5分型のほうが強い接着をしてくれると思うので、セメダインエポ5分型でやりました。

続いて、ガイドセッティング。

いつもの通り、適当にセッティングを出します。

で、いつもはものさしでやっていたんですが、今回はCADを使ってやりました。

バットガイドまで約135cmで、その間に10個のガイドを置くとして、実際にガイドの距離を見ながらセッティングを何度かやり直し、

トップガイド〜7.5〜8.5〜9.5〜11.5〜13.5〜15.5〜20.5〜21.5〜29

です。

ガイド位置をマスキングテープで仮止めし、間隔を見たところ、ちょうど良さそうだったので、これでいきます。

決定したので、ガイド位置をマジックでマーキングしておきます。

で、ガイドをセットし、今度は下巻きの長さを決めていきます。
※ 雷魚ロッドは誰がなんといおうと、ダブルラッピングです。ひん曲がった時にギッシギッシ音がすることが多いロッドなんで、「シングルでも大丈夫!」と歌うんじゃなくて、「ダブルのほうが安心」という考えで組んだほうがいいです。
※ メーカーのロッドの中には、5万オーバーのクソ高い値段設定のくせに、シングルラッピングなんてロッドが数多くあって、驚かされます。私的には、その値段だったら、なんでシングルなん?って思います。実は、雷魚ロッド、オリジナルで組んだところで5万くらいのもの。市販品よりはオリジナルのほうが使いやすいし、派手にも出来る。ラッピングもダブルに出来るし、高い雷魚ロッド買うよりはオリジナルのほうが良いんと違う?って思う次第ですハイ。

KWSG6は上側2cm、下側2.5cmの4.5cm、
KWSG10は、上側2.5cm、下側3.0cmの5.5cm、
LCSG10は、上側3cm、下側4cmの7cm、
LCSG12Mは上側6cm、下側3cmの9cm、

下巻きの位置を細いマスキングテープでマーキングします。スレッドをこのマスキング部分に仕掛けます。

マジックはガイドのリング直下ですが、ここにピンストライプを入れると、ガイドの真下に来てしまい、上側の飾り巻きが隠れてしまうので、中央に入れるのがキモです。

そんなわけで、マジックのセンターをテープ中央に書きなおします。

そんなわけで、下巻きの中点にマーキング。ちょっとした小技なんですが、このマーキング、黒マジックでやると、隠蔽性が強く、スレッドの隙間からのぞいたときに目立ちます。

ので、白いマーカーでやるのが良いです。

で、ラッピング。バット付近のスレッドは毎度毎度、イヤになるんですが、根性で巻きます。

デザインはこんな感じ。赤メタ5周、ガンメタ5周、あとはEカラー風のメタを長めに巻きます。



で、UVハードナーでコーティング。今回、本格的なスレッドコーティングは初挑戦なんですが、練習どおり、最初は遠くから。段々近づけて、本硬化は8分で行います。

出来栄えは上々w良い感じですw
ちなみに、これは3回コーティング。1回目、薄く塗って、10秒照射、2回目塗って8分。固まったところで凹凸の最終チェック。中央の止め糸付近の凹凸をチェックしていきます。で、最終3回コーティングで、8分で仕上げています。

キホン、子どもが寝ている時しかコーティングできないので、ところどころで休憩を挟みつつ、フデはアセトンでふき取って何度も使えます。エポキシみたいに、残渣がガッツリ固まるってかんじの接着剤ではないので経済的ですw

結局、休み休みやっても、1日で全下巻きの3回塗りが完了。すごい作業性の良さですw

コーティングの出来栄えは上々wなんせ、これちょっとこーしたほうがいいかも?(スレッドの糸目が見えていて、薄いかな?ってなったときとか)ってなった時に即作業が出来るのが最高ですwww

で、続いて、ネーム入れ。いつものようにテプラでやります。ネームはブッシュトレーサー、Magnetのフォントはいつみてもかっこいいですwで、いつものように、東邦のNTウレタンでコーティングし、

ンデ、マスキング。やっぱネーム部のコーティングはウレタン塗装が一番美しい!塗装で仕上げます。

で、塗装。クリヤ塗装なんで、PC308の0.8mmガンで施工です。やっぱ、オリンポスのガンは恐ろしく霧が美しいハート達(複数ハート)

ハッキリいって、これくらいの短いコーティングならば、難なく作業は成功。オリンポスのガンがあれば、バッチリやがね!

で、残すはガイドコーティング。あらかじめいくつかラッピングパターンを作り、コーティングチェックをしてみました。下巻きは、本体と同じ仕様にして、3回コーティング。上巻きを赤Cトリム+黒C&紺C、同じような仕様でハネクラのタスキ巻き。で、赤メタに黒Cのタスキでやってみました。

本来ならば時間がかかりすぎて事前チェックなんて無理ですが、それが短時間のうちにできてしまうのがUVハードナー。こりゃ、エポキシにゃもどれまへんな〜〜〜ハート

これがタスキ巻き。

これがトリム。

これが赤メタタスキ。

私的には、赤Cトリム+黒Cが一番いいわいね。上巻きはこれで行こう!

で、ここから一番めんどい作業。ガイドのラッピングです。

んで、ラッピングですが、実はトップガイドを天井にぶつけてしまって、フットが曲がってしまったんで、浮いてしまってます(汗)

マスキングテープ貼って無理やりやりましたが、スレッドがのらなくてむちゃんこめんどいし、ずれるしでひどい目にあいました。出来たら、トップガイドは取り付けた直後にラッピングしたほうがいいですね。

でもって、下側だけ一通り、終わりました。

いつも思うんですが、ダブルフットは上側のラッピングががいにめんどい・・・。

もはや、自作のラッピング台も必要部品をガンガン乗せていってるため、手狭になってきました(汗)

ンデ、上側のラッピングも無事終了。トップガイド周辺がむっちゃやりにくかったです。

んで、ガイドの向きの微調整も行い、後は抜き糸のカット。ガイドの微調整をやる時点で、若干緩むこともあるので、コーティング直前まで糸は切らないほうがいいです。コーティング直前にここをキュッ!と絞るのがベターでつ。

ンデ、ここでも、丸刃のカッターでやりましたが、こっちのほうが切りやすいですね。

で、UVコーティング。

抜き跡が出ないように処理したつもりなんですが、それでも完璧にはいってないですね〜。難しいです。

結局、デザインナイフで切って、ヤスリで削って、再コーティング。結局、2回塗りと3回塗りが混ざった形になって下巻きのコーティングが終了。

ところが、ところどころにアラが出ていて、

まず、バットガイド、LCガイドはフットの下にエポキシが入りにくい形状で、結構もってコーティングしたら、たれてて、それに気づかずコーティングして、えっらいたれています。ま、近づいてみないと分からないんで、気にせずいきますが(汗)

それから、気泡がカナリ残っている部分もあります。これ、もっちりつけた時に出てくるんですが、UVコートの場合、粘性が変わらないんで、コーティングのラインを「まっすぐ」にしようと思ったら、たれるくらい持って、アルコールランプで加熱して、たれかけたナミダを筆先で左右に広げてまっすぐにするしかありません。薄塗りを重ねていくと、フデの跡目が表面をデコボコにしてしまうので、まっすぐのコーティングが出来ません。そんなわけで、長距離コーティングではモッチリと塗るしかなく、その結果、こーゆー気泡がかんでしまいます。これはエポキシでもそうですが、エポキシみたいに粘性が上がってくれたらやりやすいんですが、UVコートは粘性が上がらないので、そこが良い点でもあり、逆にデメリットにもなります。

それから、抜き跡処理の見落とし。全部終わってから、凸の処理忘れに気づき、他は2回塗りなのに、ここだけ3回塗りになってしまい、厚くなってしまいました。

なお、今回、便利なツールとして、パソコンのキーボード用のブロアーを導入しています。

コーティング前に家に放置していると、こーゆーホコリがスレッド上にかむことがありますが、うかつに手で取ると、手の油脂が移るため、ハジキの原因にもなりますので、ブロアーで吹き飛ばしたほうが効率が良く、出来栄えも良くなりました。便利な道具なのでGOODです。もともとは、フロッグに改造しようと思って買ったんですけどね(笑)

さらに、LCガイドでラッピングミス。ダブルフットガイドの場合、上下のラッピングの距離を同じにしないと、短いとタル型に、長いとまっすぐになって、上下でコーティングが変わり、かっこ悪くなります。

んがしかし、上下で同じ幅にしたつもりが、上のほうが若干長くて、上がまっすぐに、下が変にタル型になってしまっています。というか、LCガイドって、下のフットがえっらい厚くて長いので、同じようなコーティングにするのは無理ですね。上を若干短く、下を若干長くしたほうがキレイに行きます。後学にいかすことにします。

さらに、出来上がった後の硬化不良チェックでまたトラブル。ってか、トラブルばかりです(汗)

なんと、7番ガイドが硬化不良。表面に若干ベタツキが残ります。

これは6番と7番、二つ同時にやりましたが、ガイド間のピッチが長く、ランプのハシにいきすぎていたのかな?

追加UVを3分ほど加えたら、かっちりと固まりました。ピッチ間が長いガイドは1個ずつコーティングしたほうがいいですね。照射レンジのギリギリのところでUVを当てるのはNGです。

んでもって、ネームも失敗。

ブランク側は良いんですけど、

グリップ部分のネームがななめになっちゅうがや・・・。このフォント、上下に出ているタイプやけん、まっすぐに出すのが難しいねぇ。ちょっとフォントの選定ミスかも・・・・

改めてチェックしていくと、結構アラが多くて、ロッドビルディングの奥深さを思い知ります。

UVハードナー初めての本格実践で、色々課題と勉強が出来ました。だけど、ツールとしては、鬼の作業性。下巻きと上巻きのコーティング、わずか、2日、しかも、途切れ途切れの作業で出来ましたからね!

子どもが寝ている間が勝負なんですが、途中子どもに呼ばれたりして、エポキシだったら、出来てないコーティングがサクサクと進み、あいまあいまでちょこちょこやっていき、あっというまに完了です。

風呂入っている間にもコーティングが2回塗りまで出来たりと、子育てビルダーには至れりつくせりのツールだと思います^^。なんちゅーても1個1個できるのが最大の魅力♪

歩留まりもよくて、ガイド10個分のコーティングで使った量なんて、20gくらいのもの。ロスゼロは凄まじいです。

んがしかし、UVコーティング、ここでも課題もあって、チューブから直接出してコーティングするため、容器の量が少なくなってくると、絞ってんのに、エアしかでなくて、

「プスンプスン!」って、息切れするんですよね。

そうなると、先っちょに付いた樹脂が飛んで行きますから、ブランクにつかないか心配です。

減ってきたらなるべく早く足したほうがいいですね。

あと、何度もいいますが、ランプ内に投入するとき、ランプがUVコートに反射して、むっちゃまぶしいので、サングラスは必須だと思います。私は使わなくなったイーズグリーンを使っていますが、コレが便利です。

あと、エポキシみたいに、ちょっとでもフデに残ると、カッチカチになるわけじゃないので、フデが繰り返し使えます。これがかなり便利です♪

で、続いてネーム前後のコーティング。ネームのウレタン塗装でマスキングの後がのこっていますが、ここはCスレッドで上巻きしてごまかします。

ブランク側はいつものようにやって、

ナナメになっているグリップ側のネームは、ラッピングをギリギリに持ってくることで誤魔化しますw

で、コーティング。バット部分のスレッドは離れているんで、1個1個やらなきゃいけなくて手間です。

で、新たな試み、ネーム上のコーティングをもう一つプラス。

デカールで小技を聞かすことにしましたw

まずは、スレッド巻いて厚めにコーティング。

その後、いつものようにテプラで金色のデカールを印刷し、貼り付け、東邦のNTウレタンで再コート。

仕上げにもう一回、UVコートでコーティング。

固まりましたwいい感じですwww Dip Molding Frog!ディップ成形のフロッグって意味ね〜wwwオリジナルロッドらしいっぺ!

バット部分、最高に派手でかっこいいっぺ!

これでドライモーターが必要な工程が終わったんで、根元のグリップ接着。

PE8号でクロスさせてかさ上げして、

EP001でコルクを接着。チェックはズレ防止&エポキシまみれ対策であらかじめ接着しておきます。

固まった後、バランサーのヘビーウェイトバーエンドを取り付けて終了w

バランスもいい感じに出ています。かなり軽くて、グリップ下側がかなり短いので軽いし、長時間の忍耐勝負でもいけそうな感じですwww

これにて、終了w

品評会をさせてもらうと、

グリップ部分はかなり長めに取りました。このあたりの自由度の高さが、ブランクスルー方式のロッド製作の魅力です。めんどいけど。

ブランクスルー方式:ブランクにグリップを組む方式。テーパーがかかっているのでチェックが全部違うサイズにしなきゃいけなくて、さらに長いため、スレッドが巻きにくい。大量生産にはかなり不向きで、雷魚ロッドでこれを採用しているロッドはありません。


一番の魅力はなんちゅうても、リールシートの係長マークやねw

フロントグリップの滑り止めの加工はちょっと深すぎ。滑らないんだけど、くぼみが深すぎたなぁ。あと、集積コルクの加工が甘くて、径がちょっと違います。マタギの集積コルク、短すぎで、旋盤にかけたときぶれるんで、ナンボかつなげてから成形かけたほうがきれいにいきますね。後学にいかします。

あと、デカールの部分のコーティングがかなりいい感じで気にいっています♪

ブランク部分は、スレッドがチグハグで、LCガイドのコーティングに問題ありだけど、フット前後のスレッド幅の勉強にもなったんで、これも後学に生かします。オレンジ色って、すごい鮮やかで派手で、かなりドハデな感じで、使うのが楽しみですwww


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