6点遠心→2点遠心



先日、C4のバックラのところで、チューニングの見直しをしましたが、根本的にブレーキゼロがいかんのやない?って思いまして、ちょっとブレーキを活用することにします。

今までずっとブレーキなしで使っていましたが、ブレーキゼロは回転は確かに軽いんですけど、その代わり、常に指サミングをしなきゃいけなくて、それが常に一定のサミングだったら問題ないんですが、指の感覚に頼るわけで、当然、サミングが強すぎたり弱すぎたりということもあるわけなんです。

サミングが強すぎると、飛距離が落ち、さらにサミングが緩んだ瞬間に糸が膨れて、レベルでの抵抗が一気にあがり、これもマイナス要因です。当然、ラインが膨れる瞬間というのは、スプールの回転がフロッグの引き出すライン量を超えた瞬間でありますから、これがそもそものバックラの原因となるわけです。

さらに、ラインが膨れるというのは、抵抗が増えて飛距離も落ちるというわけです。

一方、ブレーキに頼るキャストというのは、遠心力ですから、回転が強い時はブレーキブロックが強い力で外側に飛んで、静動力が強い。ところが、弱くなると、遠心力も弱くなりますから、静動力が弱くなるわけで、確かに利に叶っているわけです。

そんなわけで、ブレーキブロックを使ったキャストに戻そうと思いまして、そうなると遠心ブレーキユニットを考えなきゃいけなくて、現在使っている6点遠心。現行アブのスタンダードモデルですが、これがあまりよくないわけです。

シャフトが太い上に、ブレーキブロックもでかいので、ブレーキブロックの動きが悪く、プレート設置のブロック接触輪っかにあたる面積が大きい。さらに、使わないブレーキを収納するための凹凸が仕掛けられており、これが動きの邪魔になり、時に、水が入ってブレーキゼロの状態になるトラブルもあるようです。

雷魚の初期に、これで使っていましたがハッキリいって、あまり良いブレーキではありません。

一方、アブ使いに飛距離GOODのタイコ判を押されているのが、初期型のロケットのブレーキユニットです。

いわゆる、ベークライトブロックによる2点遠心です。ベークライトは小さく、軽く、また2点遠心はブレーキブロックの収納機能はないため、シャフトには凹凸がなく、ブレーキは気持ちよく移動してくれます。

そんなわけで、黒鱒屋で仕入れてきました。


No.22567がユニット。

No.20410がユニット固定のためのCリング。

No.22565がベークライトブロック。

全部で1000円もしませんでしたwこの3つを組み込みました。

ブランキングしてるので見えちゃうんですがwこんな感じでベークライトのブロックがスプール回転時に遠心力でアルミプレートの輪に接触し、それが摩擦となり、ブレーキになります。

なお、ベークライト部分はしっかりとオイルを塗布したほうが動きがスムーズになって良いです。

なお、アブの遠心改造でよくあるんですが、ブレーキブロックの面取りというのがあります。

進行方向にむかってブレーキブロックを面取りし、プレート側の接触面へのアプローチを滑らかにするというものです。

ワタシ、初めてやってみたんですが、

ベークライトが小さくて、削れん削れん・・・。

苦労して面取りしましたが、

つけてみると、ベークライト、穴が大きくてクルクル回るので、面取りの意味は全くありません・・・。

こーゆーユニット(遠心ブロックの向きが変わらないやつ)で面取りしないと意味ないですな(苦笑)結局、加工してないヤツをつけましたwww

ハイおわり!

と、いいたいところなんですが、これで終われないのがアブの歯がゆいトコなんです。

アブの世界では有名な事例なんですが、「6点ブレーキに2点ブレーキポン付けは出来ません。」

これを見てください。ピニオンギアがかかる、ブレーキブロックホルダーのピンの位置。

6点ブレーキはピンの位置が上側にきており、2点ブレーキは下にいってますよね。

リーリングするときは、

ピニオンギアの欠けた部分がブレーキブロックホルダーのピンにかみ合ってスプールが回りますので、

2点ブレーキを使うということは、ブレーキブロックホルダー側のピンが純正よりも奥に行ってしまうため、ピニオンへのアタリしろが少なくなってしまうというわけです。

そのため、ピニオンギアを、より長いモノに変更しなきゃ当たりシロを確保できず、そのため、ピニオンギアを2点式用に変更するのが、この改造の手段なんです。

これが6点遠心の組み合わせ。

これが2点遠心の組み合わせ。ピニオンの長さが違うでしょ?
※ハリィさんのブログから画像を拝借してきました。ハリィさん、ありがとうございましたw

ところが、悲しいことに、アブの中ではギア比6.3のピニオンは6点式のものしかありません。※UC6501ハイスピードウィンチは構造が全く違うのでフィッティングは出来ません。※ハイギアコンバート記事参照

実際、フィッティングしてみると、問題なく動いているようにもみえますが、現実は当たりシロが少なすぎていつピニオンが欠けたり滑ったりしてもおかしくない状態です。バスみたいな負荷の少ないリールでは問題ないと思いますが、フルドラグかけて雷魚相手にやり取りするのでこの対策はシッカリしておいたほうがいいと思います。

この改造は「要加工」なんです。

問題はどう加工するかですが、考えたのは、No.22567をもう一つ買ってきて、ツメの部分だけ切り取り、くっつけてしまうわけです。形状が同じなので問題なくつけられると思います。

そんなわけで、22567を注文し、待っていたところにナイス情報が飛び込んできました♪

まさかの、

2点ブレーキ用の6.3用左ピニオンが存在したのです。

その正体は、#24953です。

アブに問い合わせましたが、

5601C4、6501C4、4601CRガンナー、4601C4

で使われていたピニオンです。

早速、アブのパーツリストから調べてみましたが、

5601C4のパーツリストを見る限り、

ギアの組み合わせは、ピニオン:1117058、メイン:24480であり、遠心は6点遠心になっております。これは現行の6601C4と一緒で、???となったんですが、

どうやら、「2点遠心の5601C4は旧モデル」らしいのです。

C4は2005年にモデルチェンジが行われ、2点遠心が使われていたものは2000年モデルのもののようです。

その際、ブレーキが2点式から6点式に変更され、そんな理由で現行サイトには6点遠心のモデルしか載っていなかったというわけです。

そんなわけで、早速釣具屋に行き、2000年モデルの5601C4の部品が手に入るか聞いてみました。

結果、なんとかなるかもしれないとのことですが、海外のほうが安いし確実なので国内調達はキャンセルしました。

続いてパーツ単位の個人輸入に関してのレポートです。

海外輸入の際のコストについて
アブの部品調達に使えるサイトの紹介と検証です。

なお、海外調達の場合、部品(ピニオンギア)の値段は#24953(ピニオンギア)が約10ドルで1000円ほどです。

通販サイトは
http://www.ereplacementparts.com/
にて、パーツごとの注文が可能で、国際発送もしているため、発送の代金を調べてみました。

送料は、いろいろ種類があるらしく、

US郵便(約1ヶ月かかる)で1500円。

あとは4-6日で配達されるのが3500円。

2-3日で配達されるのが5000円とべらぼうに高いです。

ほかにも、

http://www.castawaytackleshop.com/Default.asp

でも調達が可能ですが、送料が30ドルで、高いです。

そんなわけで、ネックなのは送料で、 ピニオン1個1000円なんだけど、送料が3000円近くかかるため浮いた部品代が送料でぶっとびます。

少数調達ならば国内のほうが良いと思います。

なお、注目すべきはメインギアの値段で、

国内は
メインギア:3000円
なのに対し、
海外は
合計20ドルで、約2000円ほど。

1000円安いです。

ピニオンが2000円安く、メインギアが1000円安い。

送料が3000円として考えると、

メイン&ピニオンを2セット買うなら3000円浮きます^^

少量調達なら意味ないですが、一気にやりかえる時なんかは海外調達を使ったほうがナンボもマシです♪

そんなわけで、海外からパーツを注文しつつ、加工の線も探ってみることにしました。

実は先日、ハリィさんがピニオン削ったらイケたwということをレポートされており、同じようなレポートも見かけるので、

C4ピニオンと22567を見てみると、

なんとやはり、22567のツメが大きすぎてピニオンのツメに入りません(汗)

ここで一般的なチューニングはピニオンを削るんですけど、値段的にピニオンよりも22567のほうが安いので、22567を削ることにしました。

百均のダイヤモンドヤスリでゴジゴジと削っていき、

ばっちり入るようになりましたw

で、動作チェックをしてみたところ、結構改善されたようにも思いますが・・・・

純正と比べてみるとやはり空回り感は残ります。やっぱしピニオンが短くて、ツメが足りないのか???

これでもいけるような気もしますが、本来の挙動、22567用のピニオンでの動作がどんなもんか分からないので、22567用ピニオン、24953の到着を待って、いけているのかどうかの判断をしたいと思います。

そうこうしているうちにピニオンが到着しました。リプレイスメントパーツより輸入。約1ヶ月かかり、ピニオン+メインで30ドル程度のお買い得ですw

早速ピニオン形状の違いを見てみました。左の写真は2点遠心と6点遠心で比較したものです。

もう見た目からして全く違います。

まずブレーキユニットがかかる部分が6点遠心は4穴なのに対し、2点遠心は2穴です。また、2点遠心のほうがかなりゴツイです。2点遠心はユニットがオール真鍮ですから、プラスチックと真鍮の組み合わせの6点遠心にくらべてゴツく対応しているのかもしれません。

あと、穴のでかさが2点遠心のほうがでかく、そして深いです。これもユニット側のツメの大きさの違いによるものだと思います。2点遠心のほうがデカイですから。

それから、前述にもあるとおり、ユニット側のツメの位置が2点遠心のほうが奥側にいっているので、ピニオン自体が2点遠心のほうが長いです。

そのため、サイドプレートにセットしたとき、

6点遠心はこのくらいの出っ張りなのに対し、

2点遠心は、この出方です。全く違います。

そんなこんなで、24953ピニオンと24480メインギアの組み合わせでセットしました。そうそう、ピニオンを新品にしたら必ずメインギアも新品にしなきゃかみ合いが悪くてトラブルのもとですから、両方とも新品にしてくださいね!

動作チェックはこの通り。ツメのかかりが甘い感じは全くなくなりましたwwwようやくイケイケのリールになった感がありますwこれででっかい雷魚釣りたいなwww

総括
兎に角、2点遠心用のピニオンと6点遠心用のピニオンは全くの別物と考えたほうが良さそうです。

6点遠心のピニオンを削って2点遠心をセットする方法もあるでしょうが、あくまで仮松代的な処置に過ぎず、本来ならば2点遠心用のピニオンをコンバートさせるのが正しいと思います。

また、雷魚にいたっては、ブレーキユニットが割れるトラブルなんかもあるため、最も負荷がかかるブレーキブロックホルダーに関しては金属パーツを使うのも良いと思います。だもんで、2点遠心チューニング、おすすめです^^

あそうそう、2点遠心で使った感じの飛距離は・・・・たいして違いが分からんwやっぱリールチューニングやねw


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