アブのビス穴のバリ取り



アブの宿命のひとつに、個体差でネジが入りやすい入りにくいがあります。特によくあるのが、パーミングカップのビス関係です。

これは、アブの工場の精度の問題で、ネジ穴が空いた状態でメッキをかけたりするため、メッキ分ネジ穴が狭くなっているからで、その改善を試みることにしました。

まずはフレームのネジ山。

調査した結果、このネジ山はM3.0-0.5mmピッチのダイスがいけます。

こんな感じで、再研削していき、ネジ山を調整します。

ただし、→の部分はサムバーのシャフトが邪魔で奥まで研削できませんでした。プッシュボタン式のヤツならば問題なくいけると思います。

そんなにテンションがかからず、指で回しきれましたが、結構バリが取れているみたいで良好ですw

今度は固定用のナット側に同じ規格のタップを入れます。これは結構抵抗があったんで、アブのビス精度はフレーム側よりもパーミングカップにくっついているナット側の精度が悪いんじゃないでしょうか。

かなりイイ感じに削れていますwww

そして続いてカップ固定用のビス穴を攻めます。

調べた結果、M2.6の0.45mmピッチだったんですが、

タップが入らん・・・・。キッツキツで、入らなくて、ちょっと無理して入れてみたんですが、上チョイのところで完全に止まりました。タップの規格が違います(汗)。

これは、かなり微妙なんだけど、M2.5-0.45mmピッチだったか〜???ピュアフィッシングにネジ規格問い合わせても、分からんから実測データ送ってきやがって、タップの規格にドンピシャあったものがなかったんよね〜(汗)

そしてネジをハメてみたところ、入んね〜〜〜!違うタップでやっちまった!(汗)

そこで今度はM2.5-0.45mmのタップを購入。

これだとサクッと入りましたw

そして、ねじ山も修正できたみたいで、ネジも無事入りましたwww

続いて、パーミング側固定ビスを攻めます。

これは調べた結果、M2.0-0.4mmタップ。

早速研削してみましたが、ほとんどテンションがかからず、バリほとんどないんちゃう?って感じの研削精度でした。

でも一応、バリは取れているみたいで、タップの先に研削カスが付いていましたw

んで、フィッティングしてみたところ、別段今までと変わったそぶりもなく、フツーに入りましたw

本来ならば、ヘッジホックスタジオのビスもネジ山にアルマイトメッキが付着しているんで、こちらもダイスで削ることがベターだと思うんですが、そこまでせんでもいいかなと思います。

OH時に気にならないくらいのハメアイだったら無理して研削かけたら逆に入りにくくなることもあるんで、蛇足にならないように気をつけたほうがいいかもしれません。

なお、アブの場合、フレームの左右がズレていることもあって、その際、ビスが入りにくくなることがあるそうです。そうなるともう素人の作業ではできないので悩みモノです。

※なお、今回使ったタップはすべて止まり穴用のスパイラルタップです。タップの種類で貫通穴用のタップがありますが、アブのビス穴はすべて止まり穴なんで、スパイラルタップのほうがいいと思います。


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