アブの塗装 組み立て編


長いことかかったアブの塗装もいよいよ終盤。あとは組み立てるだけ!さぁ、気合入れてやったりますw

色塗り終了後、マスキングテープを外しました。

クレオスのマスキングジェルはカピカピになってのかなかったんで、お湯をつけながらカリカリやると外れましたw

反対側、きったなぁw

ふと、コグホイールのシャフトを見てみると、ペンキがこびりついとる!マスキングミスった時のアラですね(涙)。

だもんで、ツメでカリカリしながら、時折アセトンをティッシュにつけて拭いたりして何とか洗浄完了w

動作チェック。今回、お気に入りのIOSが、量が少なくなってくると眼滴押したら、先っちょがとんでしまって落とせないという欠点を見つけたので、オイル変えました。フジヤマスピンです。売り文句はIOSと同じ。散布されにくく、金属トリートメント配合で、ベアリングのミクロのキズを修復するオイル。こちらは量も多いしお徳そうですw滴下もしやすいし。

回転OK。悪くないwIOSよりも指しやすいし、こちらに変えようwww

そんで、仮組み。案の定、入らん。

原因はここ。塗装で厚くなってしまったため、シャフトが入らない。

だもんで、百均ヤスリで削る。

入った!

しかし、別の穴も同じように厚くなっており、入らん。

結局全穴削って、入りましたw

続いて、アブエンブレムの跡。ここはカシメてあったため、穴が二つ開いています。しかし、ここは、裏側にホンダの赤バッジを貼ります。すると、こちら側からパーツクリーナーを吹き付けた場合、溶剤でシールが剥がれてしまう可能性があります。また、オイルが飛び散りやすいコグホイールも真後ろにあるため、オイルでシールが外れる可能性もあります。そのため、その対策をしなければなりません。つまり、コグホイール側の穴を封入する。

コレについては5分エポキシでいけるやろともうのでコイツで封入します。

エポキシ塗布後。エポキシはウレタン以上に耐溶剤性が強いので心強い封入剤です。パンドーみたいな1液ウレタンでこれをやると、1液塗料は、一発で溶剤にやられますので要注意です。2液エポ。これ必須です。

カシメの補強
あと補足で、パイプユニッシュによるアルマイト剥離では、やりすぎるとボロボロになることが分かりました(アブの塗装その2を参照)。おそらく、パイプユニッシュの中の塩素(苛性ソーダと次亜塩素酸ソーダ)が、酸化剤として働き、アルミの腐食を進めているということ。ということは、パイプユニッシュ剥離をした以上、ナンボかアルミは溶けて肉薄になっているはずです。となると、心配なのが、カシメ。カシメているところが腐食されているということは、グラつく可能性が高くなっているということ。となると、ナンボか開いた隙間を埋めてやったほうがベター。というわけで、この手の補強ではいつも使っているロックタイト638を充填して強度を上げることにしました。

IAR及びメインシャフトのカシメ部分に塗布。爪楊枝でもっていきました。

しかし、コタツの中に入れても、硬化せず。前々から思っていたんですが、このロックタイトははめ合い接着(アブのシャフトスプール連結等)用なので、極薄塗布の嫌気接着じゃないでしょうか。そのため、蒸発硬化を狙っても全然硬化せず。だもんで、このカシメのステンとアルミの隙間に充填した部分だけが固まっているんじゃないでしょうか。となると、硬化していないロックタイトは、グリス混入の可能性のあるコンタミにしかならないので、多すぎるロックタイトを綿棒でこそぎ取りました。すると硬化完了。あと、思うんですが、前、塗料の勉強をした時に、常温硬化の1液接着剤は2液硬化には絶対勝てないとカンペ技術者に聞いたこともあるので、おそらくは、2液接着のほうが強力だと思います。盛れるしね。硬化がメンドイ上に、カシメているステンパーツの補強は、ロックタイトの本来の使用目的である永久接着のはめ合いではないので、今後は、ロックタイトを使わずに、2液エポキシで補強しようと思いました。

そして、塗装をしたら、パーツクリーナーにも気をつける必要があります。というのも、汎用のブレーキクリーナとかは安いんですが、溶解力が強いのでプラスチック不可です。しかし、世の中便利なものもあるもので、プラスチックOKで、溶解力が弱く、手についてもそんなに冷たくないくせに、しっかりと汚れは落ちるという優れものがあります。それがクレのエレクトリッククリーナー。電子部品のクリーナーとして使われるものです。汎用のクリーナーが1本200円くらいですが、こいつは800円もしますが、悪いことは言いません。これ使いまい。手についてもそんなに冷たくないというのはリールのOHの時に重宝しますから!なお、右側の赤色のは、一般向けのクリーナー。左側のはプロ用で、オレンジブックで買えます。クレは赤が素人向け。黒がプロ向けという感じに分けていますが、中身は一緒。名前はクイックドライクリーナーとなっていて、名前は違いますが、中身は一緒です。なお、黒のほうが量が多いので、業者から買うときは黒のほうがお徳です。

話はそれましたが、メインギア側です。案の定穴が厚くなっており入らなかったので、全穴ヤスリで広げました。

それにしても塗装が厚い・・・。

純正と比べたら一目瞭然。薄く塗ったほうが見栄えがいいなぁ。

しかし、まだ浮く。よく見ると、タレの名残が出ているではないですか!?

なので、平ヤスリで削りました。

これでピッタリ合いましたw

後はナットを入れるだけ。

これは千枚通しを使うことにしました。

カナヅチで叩いて広げようと思ったんですが、千枚通しの先が細すぎて、広げられない。

そこで加工。先端をベンチグラインダーで削って短くします。これでOK。

で、こんな感じに固定ナットの先にいれ、上からカナヅチで叩いて広げることにしました。

んで、3本終わってチェックしてみると、








































嗚呼!!!


















わ、割れとる・・・・。強く打ちすぎたのね〜。かなり弱くやったほうがいいみたい。

しゃーない。やり直し。古いナットを外したら、











嗚呼!!!










塗装が剥げた!これが後塗りウレタンの痛いところ・・・。まぁ、見えない部分だから目をつむろう。

部品鳥でボロボロになっているレコードからナットを移植することにしました。

で、千枚通しで弱めにやるも、イマイチ、引っかからない。広がりにくいのよね〜

新しいやり方。マイクロラジオペンチで、つねって広がるようにしました。ようは引っかかって抜けなければ良いのです。

というのも、純正もよーに見たら、割れているのよね。おそらく工場で広げる時に割れたんだろうけど、割れやすいパーツなんでしょうね。

なんにせよ、これで抜けなくなったのでOK。

で、黒鱒屋で買ってきた、24金メッキのキャップ。たしか3000円くらい。CDL化へレッツラゴ♪パーミングモデルは薄いほうだから要注意です。

よっしゃやっとこくみ上げたwおおかた半年ぶりのOH!やっぱりOH仕立ては軽いわw

で、最後の最後に入魂作業w赤バッヂですw

アルコールで入念に脱脂し、

自家製ポッティングシールと雷シールを取り出す。雷シールもポッティングしようかとおもったんですが、よくよく、つけたやつをパーミングしてみると、やっぱり、ボコッと出ているのがモロに手に当たってうっといので、ポッティングなしにしましたw

まずは雷マークをつけますw

さぁ、涙のフィナーレ!

















終わったちや〜〜〜!いや、ホンマ苦労した。アブのチューニングでここまで苦労したのは初めてじゃわ。だけど、この瞬間が報われるのよねぇ〜♪






ついに











ついに












ついに








どぉりゃぁ〜〜〜!


完成じゃ〜い!!!

どんなもんじゃ〜い!!!

か、かっこいいぃ〜〜〜〜!こねーにかっこいいリールないで!ワシが見た中で一番カッコイイリールじゃわ!!!最高〜〜〜!やっぱり、手間と技術が居るだけあって、塗装は最高のドレスアップチューニングじゃわ!


タイプRがひかってるねぇwww

赤バッヂが泣かせるねぇ。無限だねぇwww



インプレ
早速、投げにいったわけですwそれにしても、ロッドにあうねぇwアブは白がかっこいいねぇwww

すると、奇跡が・・・・

キャストして放物線を描いた頂点のアタリから、


ギュィィィィーーーン!


という甲高い音がプラスされて、ググググーン!と伸びる伸びる!

飛距離は以前の1.5倍くらいか!?

す、

すごか〜!

どうなっとん!?と思って、


ハッ!


と気づいた。






























これ、












































V-tecじゃわ!


まさか、ホンダカラーにして、飛距離までアップするとはおもわなんだwww

是非是非オススメの飛距離アップチューニング♪



2年後

こうして塗装後、2シーズン使ったわけですが、

やっぱり、内側のフレームに接触する部分は、塗装がはげてきています。

なんぼか剥げて来たら塗りなおしですね。



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