アブの塗装 その2
いやー、塗装むづいけど、おもろいわぁ。
アブの塗装も、最高♪
そんで、C4はまだあるので、他のヤツもぬったろかい!というわけで、サクサク作業。やっぱり、一回やっていると手際の良さが違いますw
そんで、パイプユニッシュ工程。
前回、サクサク落とせたから、今回は、
寝る前にパイプユニッシュにドブ漬けして、
起きてから様子を見てみました。
あれ!?
のかんやん?
茶色いアルマイトカスがのこったっまま。ハブラシ使っても全くとれん。
パイプユニッシュがたらんの?とおもって、
パイプユニッシュ追加。
あれ?
あれ?
パイプユニッシュ一本使いきり、
2本目突入。
いい加減おかしいなと思って、
ワイヤーブラシで無理やりカスを剥ぎ取ってよく見てみると、
なっ!?
なんこれ〜!?
アルミがボロボロに・・・
アンバサダーの文字なんて見えないですよ。それくらい表面ボコボコ(涙)
思うに、
アルカリがアルマイトを溶かして、その後、アルミも溶かして、その腐食跡をアルマイトのカスと思って、
パイプユニッシュを追加でドブ漬けした結果、
腐食が進みすぎて、
オワタ!
ってか、パイプユニッシュ、次亜塩素酸ソーダがはいっとるけん、塩素がアルミを腐食させたのかも。となると、パイプユニッシュは使わないほうがいいのかも。ネット調べてみると、苛性ソーダだけでいけるような感じなんで、苛性ソーダオンリーだったら、塩素がないけん、腐食は控えめなはずなけん、今度やる時は、苛性ソーダの溶液で実験してみまつ。
これ、塗装でけるんかなぁ プラサフ重ね塗りで対応できるんじゃろーか。
サイドカップ、1枚8900円で、二枚で17800円もするんですけど何か?
いや、勉強になったわい
塗装が溶け始めたら、こまめにこすらないといけないですね。ってか、最初の塗装で、よくこの症状にならんかったもんじゃわ。
でもやるだけやってみよう。
で、兎に角、前回の塗装で改善できるところは効率よく改善しようということで、考えました。まず、パーミング側はシャフトを掴み、台座固定。メイン側は、シャフトが出てないので、両面テープでペットボトルのフタを貼り付けてワニグリップで台座固定。
それから練習台に、サイドカップとほぼ同じ大きさのフタ。これはボディーバターの容器です。PPです。
で、ミッチャクロンマルチを吹き付けて準備完了w
ところが、100均コンプレッサの不具合トラブルで、ママコが出現。プラサフは中止です。コンプレッサの修理を先に行います。
しかし、100均コンプレッサの限界を知ってしまい、(100均コンプレッサでエアブラシ参照)
サブタンク充填→塗装という形式にチェンジ。MP3、圧を色々やりましたが、やっぱり、1キロが強すぎず、弱すぎず、微粒かも出来て使いやすかったです。そのかわり、エアブラシの捨て吹き(一旦ボタンを離すと、ノズルの出口でネバイ塗料が残ってしまうため、エアの出始めにママコが飛びやすい。そのため、被塗物とは別のところで一回ミストを出して、そのまま被塗物に吹き付ける。)は必ず必要です。
んで台座セット。
裏から見るとこんな感じ。
んで、あど池スペシャルで考案した、「初めから配合していて、使う直前に混ぜてセットする方法で。兎に角準備時間を減らすのに必死です。ロックのカスタマーサービスに相談してみると、それはオススメしませんとは言ってたけど、私がやる限り、問題ないと思います。
いつも弊社製品のご使用有り難うございます。
遅くなりましたが、お問い合わせの回答になります
結論から申し上げて、主剤もしくは硬化剤にシンナーを希釈した状態での保存は好ましくありません。
パナロックは、塗色によってシンナー希釈が異なります。
塗色に適した、標準希釈量を必ず希釈して下さい。
シンナーの適正希釈率【パナロック】
@ ソリッドカラーの場合 主剤+硬化剤100に対して、40〜60%
A スリーコートパールのカラーベースの場合 主剤+硬化剤100に対して、70〜80%
B メタリック・パールの場合 主剤+硬化剤100に対して、80〜120%
上記の様に、塗色によりシンナー希釈量が異なる為、主剤もしくは硬化剤にシンナー希釈した状態での
保存は、適正な塗装ができなくなる為、お勧め致しません。
手間ではありますが、その都度、適正希釈で計量配合頂きますようお願い致します。
この文章を見る限り、なぜ、混ぜた状態の保存がいけないのか、分かりません。ソリッド塗装なのだから、40〜60で稀釈した状態の保存でいいんとちゃう???
いや、問題あるぞ!
3日後のペンキ。硬化剤は完全に固まっています。主剤+シンナーも粘度があがっています。というわけで、やはり、作ったら早めに使うほうが良いです。目安としては、1日で硬化剤がねばくなるので、作ったセットはその日のうちに使うようにしたら良いと思います。基本ですが、ウレタン塗料の硬化剤であるイソシアネートはNCO基を持ち、OH基を持ったアルコールと結合。この結合をウレタン結合と言い、これにより形成されるポリマーをポリウレタンと呼びます。一方、空気中に含まれる水はH-OHなので、イソシアネートのNCOはOH基を持った水と反応し、白濁ポリマーを形成します。すなわち、硬化剤のほうが劣化が早いというのは頭に置いていたほうが良いです。
で、実戦。圧は、色々やってみましたが、やっぱり、1キロくらいが高すぎず、低すぎず、ちょうど良かったと思います。高いほうがそりゃ、微粒化はしやすいけど、それだけじゃないのよね塗装って。。。フワフワしたボケ足が一番いいのよ。
練習も完了。稀釈も問題なしだと思いました。
んでもって吹き終わると、こんな風に先っちょに塗料がこびりついています。何度か使ってオーバーホールでもいいんですが、そうすると、素人の塗装のハンデになるので、使う道具はいつも良い状態でwというわけで、
即刻分解洗浄です。
このとき、予断ですが、手袋は絶対脱ぎましょう。滑ってニードル落としたら一発交換ですから(涙)手袋はめてると、細かい作業がでけんし。
んで終わりましたw悪くないんちゃう?若干、ボコボコがかなり気になるけどw
んで、次は黄色の塗装。条件はほぼ一緒。稀釈率を、プラサフは規定以上の50%稀釈だったけど、こちらのパナロック(キュートエロー)は、60%稀釈だったので、60%稀釈しました。しかし、それでも稀釈率が甘かった。ママコが出る出る。今回はガンの洗浄をキチンとやっているから、ずばり言って、稀釈不足です。ミクシィで教えてもらったんですが、メーカー説明書は、1.3mmくらいのガンで吹き付けるときの稀釈率だそうです。0.3のエアブラシでそれをやると、粘度が高すぎるので、結構多めにシンナー入れたほうがいいよとのことです。また、ハカリで測るのがめんどいので、容量配合でやっていますが、シンナーが比重0.9なんですよね。ということは、多めに入れないと稀釈率がおかしくなるってわけwだけど、重量配合だったら、色によって比重が違うから、おかしくならんか?と思うのはワタシだけでしょうか???
しかし、ママコ状態で吹いた跡がひどい。マスキングテープのところがそのひどさを物がたっております。
んで、今回、マスキングテープをスリーエムからニットーに変えたので、30分後に剥がさなくてもできるか?と思ってプラサフ、パナロック、1日経ってマスキングテープを剥がすと、見事に塗膜引っ掛けました(涙)
やっぱり、塗装は不精をしたらいけん。めんどくさがったら後々まだめんどくなる。バイクのカスタムと同じやぁ!んだども、どうせ、この後黒塗るからまぁ、いっかというわけで、そのまま作業することにします。
んで、ママコをツメでのけます。しかし、ハンドル側サイドカップ表面のユズがひどい。しかし、まぁ、黒塗るし、クリア塗るし、なんとかなるじゃろとおもって、そのまま作業続行。後々クリアと思っていればナンボか楽ですwクリアはめったなことじゃユズにならんもんね!
山形のところは大丈夫なんだけど、やっぱ難しいな〜
パーミング側は特に問題なし。
そして、続いてマスキングです。今回はヘビ柄にしようと思ったので、アクセルのヘビ柄シートを買ってきました。
適当にハサミで切って、IARやメインシャフトのカラーが入る穴を開けて入れます。
んで、こんな感じにマスキングしたんだけど、やはり、円形なので、浮きがひどい!こりゃ、このまま塗装するとすごいことになる。(詳しくはウロコ柄塗装を参照に。)
つーわけで、山形のところはあとから全部黒に塗ろうと思って、全部マスキングしました。蛇柄にするのは表面の平らなところだけ。パーミング側が凸になっているので心配だけど、、まぁ、パイプユニッシュの失敗で、DQN確定だけんね。少々失敗してもどうでもいいけんねwもともと部品鳥目的の中古やし。
というわけで、準備完了www
んで、ドッキドキの塗りですw同じくらいの色合いにするために、比べながら色を塗っていきました。ちなみに、前回のママコミストの問題があったので、今回は思い切って、主剤3ml、シンナー3ml、硬化剤0.5mlの鬼の100%稀釈でやってみましたwすると、おもいのほか良い感じw霧が細かいので垂れないし♪うすいからユズ肌にもなりにくいし、なんとなく、遠くからうすく何度もというのが分かるような気がしますw
結局、こんくらいで落ち着きましたw
アップした画像はこんな感じ。
んで、マスキングのネットを剥がす時間は25分でやってみました。キッチンタイマーで計測です。1日まったら、前回みたいにくっついて離れなくなって死亡です。
おっ!良い感じじゃ〜ん!
うんうん♪キモイキモイ(・∀・)!!
ほんだけんど、やっぱり、マスキングネットが浮いたところはボヤけて汚いね。ネットの弱点じゃ〜!でも、リールみたいなデコボコしたもんは仕方ないんかもしれんね。もともとルアーの背を塗るためのマスキングネットやけんね。
んで、メインギア側はひどい。ぼやけまくりですがな。この原因は・・・・やっぱし、IARでしょうね。。。。ポコン!ってでとるもん。しょーがなか。ま、クリア塗ったら見えるようになるか!?
んで、マスキングの関係でサイドがぬれてないんだけども、ここが黄色のまま残ったら、なんぼなんでもみっともなさすぎじゃろと思うので、ここは黒に塗ります。
そこで、ギターアブを作り上げたウースケさんに聞いてみると、「マスキング+カットですーいね!これはプラモの基本じゃけーね!」なんてアドバイスをいただいたので、見よう見まねで挑戦。まずは、太目のマスキングテープを何枚か用意します。
んで、貼り付けて、隠したい部分をデザインナイフでカット。
剥がすとこんな感じに剥離できるので、
両方ともカットしたらこんな感じw
ところがここで手を抜かない。マスキングテープとマスキングテープの隙間。ここにシンナーが入るとにじんで下地に影響が出る可能性があるので、マスキングゾルで保護します。
最終的にはこれ!継ぎ目にしっかりとゾルを投入wこれで安心して塗れる???
さぁ、やってみよう!
んで、塗った!配合は、主剤3ml、シンナー3ml、硬化剤0.5ml。この配合が肌伸び、ツヤ、下地隠蔽、すべて良い感じに整ってくれる感じがします。シンナーを説明書の倍程度入れるのが目安かねぇ?
んでもって、30分ほどまって、マスキングテープを剥がす。
んでもって、二つともサイドは良い感じにぬれましたが、やっぱり、メイン側の塗装の荒れがひどいです。
心配だったのがデザインナイフ当てたところの塗膜のダメージだったんですが、これなら許容範囲♪いけるいける!
んでもって、アブの塗装も2台目に突入して、どこが一番むづかしいのか、段々分かってきました。ずばり、IARとメインシャフトの間。ここに塗料ミストが当たりにくく、ユズになりやすいです。これも思いっきりユズですよね。近づけてやるとミストはのるんですが、塗料が狭いところに一気に溜まりすぎて波打つような感じになります。この間にいかにうまく塗装するか、これがアブの塗装のキーポイントでっす!
んで、続いてマスキングしてクリア。配合はマルチトップクリアSH3ml+シンナー0.6ml+標準硬化剤1.5mlです。
んで、試し吹きで、なんと
ハジキがでやがった!!!
う、うそ〜!?ウォーターセパレータ、
レマンドライフィルター(クソ高いプロ仕様のセパレータ)ですよ!?
今まで悩んでた、ハジキの原因やけど、水分ではない。オイルでもない(オイルレスコンプレッサだから)。考えられるのはやっぱし、ペンキじゃわ。なんでじゃ〜???
しょうがないので、いつものハジキ止めを添加して事なきをえたので、塗装再開。肌伸び、ツヤ、悪くない。やっぱり、シンナーは規定の2倍くらいいれたほうがいいですね。
ツヤが増しましたwが、まだまだ、あと、2,3回吹いたら完璧と違います?ただ、やっぱり、下地のアラは隠せんな〜。やっぱり、パイプユニッシュの剥離、失敗したら大事じゃね。
で、2回目が終了。ツヤはさらに増し、表面は滑らかになりましたw
で、デザインナイフを入れた跡は、もう全然分かりませんwwwクリア塗ったらキズは消えますねwということは、マスキングテープのカットによる模様が描けるというわけwこれは良い経験しましたw次回の塗装に活かせますwww
そして3回目クリア終了。しかし、ここでトラブル。
タレた!!!!パナロックと同じような感覚で吹いたけど、ダメだったか。。。クリアと顔料系ペンキを比べると、クリアのほうが固まるのが遅いのでタレやすいです。今現在使っているクリアがマルチトップSHの標準型硬化剤で、指触乾燥は20度で12分。顔料系のパナロックは20度での指触乾燥は4分です。これに匹敵する乾燥時間のクリアはマルチトップのSHで、速効型硬化剤が5分で、これが一番パナロックと同じ感覚でいけそうです。そのため、今度は硬化剤を速効型のタイプに変えて、それで様子を見てみようと思います。ウデがないので、色々ペンキを使ってみて一番使いやすい、失敗の少ないペンキを選定する。これがなかなかに時間と金のかかる作業ですが、これが自家塗装の醍醐味でもありますw
ちなみに、塗料による難しさは以下の通りです。
一番簡単なのは黒。もともとが暗い色なので、隠ぺい性が高く、つやが出た瞬間が分かりやすい。そのため、引き際が分かりやすい。
難しいのは白。明るい色なのでもともとがテカっているように見えてつやが確認しづらい。そのため、ツヤが出たか出ていないかが分かりにくいため、引き際が分かりにくい。引き際が早ければユズで死亡。遅ければタレ。
その白よりも難しいのがクリア。クリアは最も明るい色なので、ミストからノペっとしたツヤが出たかどうかが一番判断しにくい。一般的には、判断しにくいので、引き際が遅くなる傾向にある。そして、顔料系に比べて乾燥時間が遅いため、引き際が遅い上にタレやすい。
というわけで、塗料による塗装難易度は、
黒→白→クリア
の順です。
んでもって、もう一つ問題があるの分かりますかね???色が、白くなっているでしょう?カブリ?かと思いましたが、どうも違う。ずばり、これは、
ハジキ止めです。
うすい部分はハジキ止めが飛んでくれたんですが、タレたところはハジキ止め、思いっきり残っていますがな!!!残留ハジキ止めじゃがな!!!
どうも、遠赤外線による強制乾燥をもってすれば、白濁が取れる場合があるそうなので、ひさびさに強制乾燥をやってみました。
の、のかん。
そして、
もう、これ以上クリア塗ったら、塗膜がよわくなると判断し、塗装はこれで終了とします。トホホ。下地の荒れが最後まで響きました(涙)やっぱり、塗装は下地が命ですね〜。もしかしたら、パテである程度修正したほうがいいかもしれません。しかし、パテ埋めまでしたら、まんま、板金塗装ですがな〜www
そして、ところどころプツプツがあります。
これは、黄色を塗った時の稀釈率のミスでした。エアブラシは説明書よりも、シンナーカナリ大目。この良い勉強になりました。しっかし、これもそうですが、塗装で一度ミスったら、最後まで響きますね。難しい。色を変えるというのと塗装をするというのはダイブ意味合いが違いますね。難しい。けど面白いです!
組み付け
さぁ、いきまっすよ!手のかかったカスタムの一番の楽しみw組み付けですwwwまずは、アブマークのシールですが、
タイプRでやったときのポッティングシールが残っているのでこれを使うことにします。
シールつけるだけ。ハイオワリ!
次、アブエンブレム。塗膜が乗った関係で入らん!
丸ヤスリで穴拡張。
アセトンでしっかりと脱脂して、
5分エポキシでつけます。というのも、オーバーホールでパーツクリーナーで溶けない接着剤を使う必要があり、それだと、1液接着剤は全滅だからです。2液といえば、2液ウレタンか、2液エポですが、圧倒的にエポが一般的なので、エポに限りますw
んで、接着剤塗布。このとき、多めにつけてはダメです。
つけた時にはみ出て、それが修正しにくいから。これはランボルギーニのエンブレム付け作業でも同じでしたね。で、一応、念入りに、アルコールを染みさせた綿棒でエンブレムの回りを軽く拭き取ります。
反対側のはみ出た接着剤も拭き取ります。
これで、ネジが入るところの穴を塗膜分広げて、パーミング側は完成!
で、メイン側も、ネジが入るところが入らないので、丸やすりで穴の拡張。
これでOK!タイプRの時と比べるとダイブうすいっぺ〜!うすいほうが良い!
が、
やっぱり、ネジが埋まってもうた。。。ウレタンの宿命なんかね???タイプRも埋まったど!
んで、フレームに組み付ける、この瞬間!これが手のかかったカスタムはたまんない達成感と充実感なんよね〜wwwこれがあるから厄介なチューニングはやめられん♪
最後のネジ止め作業なんて、涙モノwww
どーりゃぁ〜!かんせ〜〜〜い!!!
もう、出来栄えに関しては言うこともあるまいwww
ガン見厳禁!!!
ドヘタじゃわ!!!
色を変えるというのと、うまく塗装をするってのは、全く、別次元の話です。。。
ロッドとフィッティングしてみましたw餅論、ハリコタイガーwww黄色黒の組み合わせ、似合います♪コーフンしますwフンガーフンガードドンドン!
メインとサブのC4を並べてみました。ともにフルチューニングwww
たまんねッス!!!
あー
塗装おもしろいなぁ!!!
次はトラ柄やりたいなwww
produced by fukusuke