赤ベロ化






サムバー使いの夢といえば、赤ベロ化でしょうwww

千鳥屋パーツも赤アルマイトに統一してもらったので、白赤のチャン白タイプR仕様となってきたため、ここは気合一発、ベロを赤くしてしまおうとたくらみましたw

で、まずはフレームを外さないことにはハナシにならないため、カップを外します。

んで、フツーならフレームを割ってベロを取り出すみたいなんですが、どう見ても素直に外れるような感じはしません。

一応、黒鱒屋にも聞いてみましたが、外し方がわからん。

ネットみたら、

ぶっ壊すつもりでハンマーで叩くんや!

とのことなんで、キャンセル。

フレームをマスキングして塗ってしまう作戦で行きます。

おそらく、ベロ自体はPOMだと思いますが、今現在使っているレコードの真鍮フレームの場合、ベロにゴムコーティングが施されており、こいつを剥がさなければどうにもなりません。

ンデ、このゴムコーティングですが、使っていくうちに取れてきます。だもんで、シンナーで一撃じゃろ!?と思うので、

ラッカーシンナーにドブ漬け状態で、1日置きました。

そしてサクッと行くか?と思ってブラシでこすってみたものの、イマイチ!

ツメでこそいだら結構取れましたが、ハジっこが取りにくい!

続いて、アセトンを使ってツメでこそいでみましたが、効果は一緒。わざわざラッカーシンナーで部屋を臭くしてまでドブ漬けする必要はありませんな。アセトン+ツメで十分!

しかし、ツメだと、こーゆーところが取りにくい。

結局、超音波洗浄でやったろと思い、再びラッカーシンナーを超音波洗浄器に入れて、スイッチオン。

15分くらい超音波で剥離を試みました。

ところがどっこい、全然取れてない。結局、アセトン+ツメで地道にやり、

これ以上は無理!ってとこまできました。POMの表面が溶けているんでしょうか、ツメでこそぐと、表面がやりこい感じです。

そこからマスキングしていきました。

しかし、やはりというか、稼動部がややこい。ヘコヘコ動かれるとマスキングにならないので、テープで動かないように固定し、

エッジはこんな感じ。ま、これでイイでしょう!

しかし、フト裏を見てみると、

超音波洗浄したにもかかわらず、藻のカスみたいなのがこびり付いていたので、爪楊枝で取りました。

これで、準備完了!あとはプラサフ+ベースコート赤でフィニッシュです!

ちょっとガンの選定を考えたんですけど、いつもどおり、0.8だと、一気に塗れすぎてしまってハジっこの塗装がやりにくいと思ったので、ガン口を0.2落としてPC206でやることにしました。

で、実戦で、予定通り、久しぶりのPC206を準備。いつも使っているPC208よりは細かい霧が少しずつ出てくる感じのガンです。で、空き缶使って、空気圧とシンナー調整。最初に濃い目にペンキを調合し、その後ミスト見ながら圧調整。いつもは、濃いペンキを一発厚塗りでやるんで、「ゴー!」という感じの圧にしているんですが、0圧から段々圧を高くしていって、スゥ〜!っとミストが出る感じの圧にしたあと、ボテボテのペンキがキレイなボケ足を描くようなシンナー希釈でセッティングしました。ここらは数値がどーたらじゃなくて、感覚なんで、表現しずらいです。

そして、ベロ塗装に入りますが、リールシートと同じく、「ミストが当たりにくいところから吹く」がキホンだと思います。

まずは、イチバンミストが当てにくいベロ裏側から塗り終わりました。

続いて、レベルワイド側からガン口を縫うように入れて少しずつ少しずつペンキを吹いて行きます。こーゆーのはダブルアクションじゃないと絶対ムリなので、エアブラシの選定は必ずダブルアクションを選択したいですね!

ここまでくるともう終わったも同然w

残りのベロ部分はスイスイ〜と塗って終了w

のはずが、@に塗り残しアリ。ここはミストがあたりにくいですな。追加で吹いておきました。そんで、Aに塗り残しアリ。しかし、ここはリールのフットが邪魔でミストが当たりにくい。あんまし深追いすると、


嗚呼!

ってなるんで、妥協します。

で、30分くらいたって指触乾燥までいったので、続いてベースコートの仕上げの塗装。シンクレッドを塗りますが、これもプラサフ同様、フワフワしながら細かい霧を少しずつ当てたいので空き缶使って神経質に圧&シンナーセッティング。

で、吹いて行きますが、順序はプラサフと一緒で、塗りにくいところから順番に塗っていきます。

まずは、ベロ裏側から。

その後、ベロのレベルワインド側。ここがクソやりにくい。

けど、なんとかいけたw

で、最後はベロの上側をラクラク塗装w

無事完了w

とりあえず完成して、6時間くらいほったらかしにしておきました。

で、完全に固まる前にマスキングテープを剥がします。

なお、指でやると、爪とかがベロに当たってあまり良いことがないので、ピンセット推奨です。

なかでもアネックスのゴツイピンセットはマスキングテープのハジをしっかりともって引っぺがすことができるので重宝します。1000円もして結構高いんですが、持っておいてソンはしないものだと思います。ただし、先端がかなり尖っていて、足に落としたら刺さるので要注意です。

途中、ハサミなんかも使ってやると効率よかったですw

ようやく、全部剥がせましたw

イイ感じじゃ〜んwwwどうみても、赤ベロですwwwこれが左のフレームだきん、たまらんwww

ただし、アラは結構あります!

ベロの周辺。マスキングが完璧に出来なくて、ちらほらとフレームにミストが当たっています。

あと、ベロ下側の尖がったところに塗り残しアリ。でも、ここはフットが邪魔でミストが当たらないので、深追いはしませんでした。

異物もかんでいるし、点数をつけるとしたら70点といったところでしょうか。でも、個人的には満足w

最近塗装することが多いので、よく思うんですけど、素人の自家塗装ってのは、100点満点を目指したらいけないと思うんです。

完全ムラなし、レベリング完璧でユズハダなし。

これが完璧な塗装だと思うんですが、たまにしか塗らないサンデーペインターではまずムリな領域でしょうね〜。塗装ってそんなに甘くないんですよね〜。愚痴らせてもらうと、ネットなんかで「完璧に塗れましたw」なんて言ってるサイトは多いですけど、写真では塗装の点数なんてわかんないですからね。よっぽど欠点を誇張した記事にしないと、アラは見えません。

100点満点を目指して、追加ミストを入れたら、


嗚呼!


ってなって、蛇足確定で仕上がりが悪くなるのが現実。

「ここらでいいか!」と妥協して、80点を目指した塗装を心がけたほうが結果として、仕上がりがイイってのが私の経験ですw

そんで、乾燥時間の短縮で、布団乾燥機で強制乾燥やったろうと思ってロッド乾燥と同じく、ダンボールを利用してケースを作ったものの、

布団乾燥機の入り口に入らん(汗)チョット、ダンボールが厚すぎかもしれんの〜。お歳暮のクラフト紙のほうが適当かもしれん。

そんなわけで、厚手のクラフト紙を使って保護して、

布団乾燥機に入れたら入りましたw

そして、2時間ほど布団も乾燥させて強制乾燥終了w

ンデ、さて組もうかね〜wって思いつつ、カップをフレームに入れようとしたときにまさかの不具合。カップが入りません(汗)!

色々調べたんだけど、原因はココ。クラッチのカムを押すシャフトにペンキがついてて、こいつが干渉してしまい、

ここのスキマに入らない!たったこれだけのクリアランスでダメなの〜!?って感じです。ここは絶対にマスキングゾルで完全に養生しておかないといけませんね。

しょうがないので、マイナスドライバーでペンキをガリガリと削り、

こんな感じになりました。

フレーム側にも付いているので、できる限り除去しています。

すると、入りましたwよかった〜^^;

動作チェックは問題なしw

完成w

赤ベロたまんないぜっ!ww

2014年テスト結果
実戦投入した赤ベロですが、シーズン終わってOHしたら不具合発見。

ベロに向かって右側の塗装が剥げとります。クラッチを切る時にいつも手の甲の親指の付け根でやっているんで、そこばっかり磨り減って赤が剥げたみたいですね。

やっぱここらは塗装の限界。完璧を追求するならば千鳥屋ベロですかね〜!?


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