REVO ビックシューターの塗装



サテ、1シーズン使ってみて、すごく使えるリールだということが分かったレボ ビックシューターも冬の大仕事、OHに入りました。

そんなわけで、使えるリールは兎に角改造しないといけんというわけで、勿論、塗装しますw

今回はアブみたいにアルミに対しての塗装じゃないから、楽勝であることが予想されますw

とりあえず、全部バラして、

塗るパーツは4つ。

サイドカップ×2とレベルワインドの枠、サムバーです。

レボはメタルパーツが赤なので、C4と同じく白赤のタイプR仕様で行こうと思っておりますwww

で、とりあえず、バラせるところまでバラす必要があるので、

サイドカップのメカニカルはエアブラシのニードルを使ってパッキンを取り外し。

レベルワインドの枠ですが、これは内部にツメがかかっているので、

指で小突いたら外れました。

サムバーはそのまんまというわけで、これで塗装のパーツが揃いました。

で、これはメッキじゃなくて、ウレタン塗装だもんで、剥離剤で一撃でケレンが出来るはずなんで、ロックリムーバーとラッカーシンナーで落とします。

さて、はじめようか!


って・・・・


あぶねーあぶねー、これわすれてた(汗)メインギア注油のためのフタ!

そんなわけで、台座にセットして、ロックリムーバー塗りたくって塗装を落とします。

こんな感じで塗り塗りして・・・・

しばらくたったら塗膜が落ちてきましたw

がしかし、銀パーツ、フタ、右サイドカップはまったく変化なし(汗)なんで???

とりあえず、一日置いてみて様子を見てみたんですが、剥がれたものと剥がれてないものに分かれました。

とりあえずペーパーでこそぎ落とすので、ザッとパーツクリーナーで洗いました。

左サイドカップは良い感じに縮みが出て、サクサク落とせそうw

で、ペーパーで落とそうにも、レボは表面の凹凸がきついので、追従しにくいため、スポンジのスコッチブライトでやりました。

ここで、驚愕の事実を知ることになります。

なんと・・・・・

アルミが出てきたんですよ(驚)

黒いし、ウレタントップコートだし、メインギア側のカップは強化プラかな?と思っていたんですが、大間違い。まさかのアルミです・・・。

だけど、トップコートはクリアのペンキですよね?

ってことはですね、製造ラインでアルミ対策の下処理をしていたというわけなんです。

ペーパー当てることによって、せっかくしていた下処理を、自らの手で削り落としてしまいましたーーーーー(涙)

うううう・・・・。わざわざ自分で下地を壊してしまってからに俺のバカバカ!

んでもせっかくなんで全部アルミから行こうかな?と思い、ペーパーで前の塗膜だかメッキだかを落としにかかったんですが、これが強靭で落ちない落ちない。

結局ペーパーでやることをあきらめ、スポンジ研磨剤のピットをルーターにセットし、削り落としましたが、これもなかなか作業がはかどりません。

レボ、凹凸が大きいから、スポンジ研磨剤が大きすぎてサッパリだめ。

特に、ビスの凹部分なんて、どうやってケレンすればいいんじゃい?状態です。。。

徹底的にやるには、パイプユニッシュでやれば良いとおもうんですが、

あれはあれで、塗膜がボコボコになるリスクがある・・・・。

ってわけで、

ケレンやめた!

そもそもこの黒いメッキ、上にペンキが乗っていたので、相性は悪くないと思います。だから無理してメッキを剥がさずに、このままプラサフかけることにします。

そんで、次は反対側のサイドカップ。

これは湯口が付いているので、間違いなくインジェクション成形のプラ品だと思います。

がしかし、プラだけあって、銀色の部分がロックリムーバーで表面がかなりややれております。分厚いからまだよかったものの、薄かったらアウト。気をつけないといけません。

即座にスコッチブライトで修正しました。

で、肝心のケレン作業なんですが、これも黒いペンキはなっかなかはがれず。クリッカーのへこんだ部分なんて、これ一生かかっても取れんのじゃね?って感じです(汗)

で、スポンジ研磨剤をつけてルーターでやったら、一撃で表面が溶けました(汗)やはりプラ相手に電動工具はダメですね(汗)

がしかし、これだけ強靭なペンキだったら、問題ないでしょ?と思うんで、これも中途半端ですが、このままプラサフに入ることにします。

で、完全プラのレベルワインドカバーは、まさかの殉職!ロックリムーバーでパーツ自体が変形しております。。。溶剤で殉職したのは初めて。良い勉強になりました。

サムバーも同様。

細い部分が溶けております。。。

唯一、このメインギアカバーだけは無事。オールプラだったけど、なんとか持ってくれましたw

そんなわけで、サムバーとカバーをかわないきゃいけないんですけど、アブってパーツ代がバカ高いから恐ろしかったんですが、レボのパーツリスト見ても価格が載っていなくて、ネットのアブサイトからパーツリストを調べたら載っていました。

すると、

サムバー300円。カバー300円ですわwってか、レボのパーツめっちゃ安くてびっくり!C4だったら8600円もするサイドカップがレボだと3000円よ!?ほかのパーツも同じく、ラウンドアブだったら、ベアリング1個3000円もするのにレボだったら600円。何この値段の差?

失敗したのがレボでよかった〜(汗)

ナンにせよ、またパーツが来てからの作業になりますが、今回思いましたが、

レボの塗装はケレンはキャンセルしたほうが良いです!

というのも、下地がどえらい強靭だもんで、下地からやり直す必要がないからです。純正のまま軽く足付けしてプラサフ。これがベストだと思いました。

そんなこんなで、ぶっ壊れたパーツを注文していた釣具屋から連絡が入り、ようやく届きました。1ヶ月かかりました。

まずは、レベルワインドのカバーから。もう塗装を落とすのは止めて、上に塗装します。スコッチブライトで軽く足付け。

続いてサムバー。これも軽く足付けし、

続いてネジ部をマスキング。ここに塗料が入ると、ネジが入らなくなる可能性があるので、マスキングはしていたほうが良いと思います。鉛筆で印をつけてハサミでチョキチョキです。

で、メイン側のカップはIAR付近とねじ山に塗料が行かないようにマスキング。

反対側も同様です。

こうして準備が整いました♪ようやく塗装に入れますw

まず、最初にプラサフですが、ブツ飛びがありますので(リールシートの塗装参照)、0.8のガンでやります。

プラサフを濃い目に配合して、吹き付け。あまりやりすぎると、パーツが組めなくなるので、見える部分だけサッと吹く感じで行います。

というわけで、PC308で吹きました。

若干サーフェイサーを濃い目にして吹いたんですが、ラウンドアブに比べると凹凸や造形他が多くて、その凹凸でわずかにタレて濃淡のムラが出たりして、明らかに難しかったです。

なお、最も難しかったのがハンドル側カップで、これは裏面にはマスキングテープが付かないので、台座に固定したまま、私が台座を回りながら吹き付けました。

とりあえずタレはなかったんですが、出来はひどいもの・・・。

まず、マスキングで気づかないうちに浮いていたらしく、エッジはムラが残っております・・・。

まず、ハンドル側カップなのですが、台座に準備して、長期間放置して、吹き付けたためか、ゴミが結構残ってて、一応、吹く前にダブルアクションの利点を活かしたエアブローをしたんですけど、完全には取れきっておらず、ブツがかんだ状態で塗膜ができてしまい、

こいつをのけたら、下地がのぞく始末・・・。

このカップもラウンドアブと同じく、メカニカルとメインギアの間の通路が最難関。先にここに吹き付けないとアウトです。で、ここでもブツが噛んでおり、下処理の甘さを痛感しました・・・・

続いて右側カップ。ここはクリッカーの凹凸部分でカドにペンキが入りきらず濃淡ムラが出ております。

で、パーミングの造形部分の凹凸部分には、ペンキが入りきっておらず、黒い下地が見えています。おまけに、ロックリムーバー+ペーパーあてた跡がササクレみたいになっていて、下地の処理の甘さが出ています(汗)

で、2段になっているカドもペンキが薄くなっております。ナミツヤになった瞬間にわずかにタレたんでしょうね。そして、ロックリムーバーで侵された樹脂パーツの表面のアラが残ったまま。ペーパーがけをもっとやっときゃよかった・・・。ほんとね、塗装は下地。これ大事。

水抜きのフタは問題なし。

レベルワインドのフロントカバーは問題なし。と思いきや、外側カバーの尖った部分で下地が見えています。

フロントカバー内側は問題ないように思います。

サムバーは問題なし。

以上、プラサフのアラが結構目立っていますが、どうせ次は同色のチャン白で白下地の上に白塗るので、チャン白を若干濃い目にして誤魔化します。

ブツとびは点くらいのアラで、あとわずかな濃淡も同色の白上塗りで誤魔化せるはず!ただし、ガン見厳禁仕様になりそうちや(汗)

というわけで、下塗り工程終わり。

怒涛の誤魔化工程、中塗りを行いました。ガンは久しぶりの0.3mm口径。HP102Bでやりました。

すると、まさかのダメダメミスト!

まず、引けを嫌がってかなり濃い目に配合したのがまずかった(汗)

吹けども吹けども、ユズからナミツヤにならず。

しまいには、ブツ飛びが起こる始末で急遽、シンナー追加。遠くから何度も吹き付ける方法では永遠にツヤが来なかったため、一発厚塗りでやりました。

こんな感じ。一発厚塗りは右側の反射している部分。重ね塗りは赤丸の部分。

すると、とりあえず、ツヤにはなったんですが、モッチモチのタレかけ寸前(汗)

っていうか、ちょっとタレてる?って部分まであって、最悪!

でもって、

反対側はというと、引けが多くて、

ペーパーの研ぎ跡を消せずに、表面のササクレが残っています。これ、クリアで消えるかなー???

レベルワインドカバーはいい感じですが、モッチモチにぬってしまったサイドカップと並ぶので段差が気になります。

水抜きのフタは問題なし。

ってか、ベタ塗りは、0.3mmガンはいかんな〜。水抜きのフタみたいに、0.3mmのミスト幅以下に抑えられるような小パーツならなんとかなるけど、ところどころ吹き重ねて塗装する方法は根本的に向きませんね。まず、引けを嫌ってシンナーを少なくしたら、ブツ飛びが起き、シンナーを足しても、ミストが細かすぎて、吹き重ねていたら、ナミツヤにならない。一発厚塗りはタレのリスクがバリバリで、やるなら、0.6mmガンで希釈を甘くしたペンキを遠くから吹き重ねるほうがモッチリときれいにいくね。

安全策で薄く吹き重ねていって、タレを防ぐような塗装方法は向いてないです。

リールの塗装も、PCジャンボ206がベストかもしれん。

0.6mmだったら、少々濃い目の配合でもナミツヤになりやすいし、粒子が大きいから吹き重ねてもナミツヤにもっていける。

0.3mmガンはややこしい造形のグラデーションを入れるときくらいしか使い道がないわいね。0.4mmも一緒。0.5mmくらいからミストが大型へと変わってくるので、やはり、小物ベタ塗りは0.5mm〜0.8mmのガンがベスト。0.8mmになると、さらに大きくなるため、タレのリスクが増えるし、0.8mmはサフ、クリア専用。ベースコートは0.6mm。これがベストかもしれん!

むかーし、トータルTに始めて電話した時、0.5mmのキンキガンではリールは吹きにくいんです・・・と相談した時に、

0.5mmくらいのガンだったら、むしろ小物は吹きやすいので練習してください

と突っぱねられましたが、その理由が良く分かりました。粒子が大きいと、吹き重ねてナミツヤに持っていけるので、むしろ失敗なくうまく行くんですね。

何年もたって、その時のアドバイスが分かる・・・・塗装は本当に奥が深いです。

んで、今は真冬。寒いので、半日乾かして、マスキングテープを取ってみました。

すると、ドラグのところは問題なかったんですけど、なんと!

キャスコン側が大問題!

テープが残ってしまいました(涙)

カッターで切り込みを入れてマスキングテープを救出しましたが、これも大失敗して、

塗膜がごっそりのいとるがな!!!!

もうね、泣きっ面にハチとはこのこと(涙)

同じ時期にマスキング外しても、

ドラグ側は問題ないので、原因を探っていくと・・・

反対側も怪しい部分があり、予想するに、原因の一つはおそらく、厚過ぎる塗膜だと思います。キャスコンとメカニカルの間の通路はペンキが入りにくく、そこを集中攻撃したため、塗膜が厚くなりすぎ、タレかけ状態クラスのペンキ量だったと思います。水平だったからたれなかっただけ。

このため、マスキングテープ根元で塗膜が切れずに、テープが残ったんでしょう。ドラグ側のマスキングテープでは起こってないため、原因は、厚みだと思います。

でも、こーやって何度も痛い目に会いながら前進していくんだろーなー塗装は・・・。

で、とりあえず、場所が場所だけに、キャスコンで隠れるか?と思ってメカニカルをつけてみたら、

黒い下地がコンニチハ!

コレダメ!

補修決定!

サテ、この補修はどうしてくれようか・・・。

考えた末、タダでさえ厚過ぎる塗膜だもんで、もう一度スプレーするのは、リスクが高すぎると判断し、アナログで、フデ補修をすることにしましたw

ハカリでチャン白を配合して、

小さい筆で補修。

意外にうまくいきましたwどーせ、キャスコンでほとんど隠れる上に、この後クリアを吹くのでこんなもんでいいでしょ〜!

で、ここから強制乾燥。

紹介するのは初めてw自作フロッグの必需品w

電気炉君です(爆)

ミソは、PID制御の温度コントロールで、いわゆる、温度を一定に保てる装置です。常温〜900℃まで設定が可能で、これが強制乾燥に役立ちます。

通常、安い電気炉はアナログメーターで温度調整をやりますが、自作フロッグの失敗談でアナログな温度管理でひどい目にあいましたので、絶対、デジタル調節のもののほうがいいです!!!

2液ウレタンの場合、60℃60分が完全硬化の目安なんで、温度を60℃にあわせ、中に入れます。で、電気炉内部は断熱材に覆われており、この断熱材に触ると、粉が付くため、粉防止のため、下にアルミ箔を引くといいです。

ただ、アルミは600度で溶けますので、くれぐれも温度管理には気をつけましょうw

ちなみに、この電気炉は日陶科学の一番安い炉ですが、ラウンドアブもギリギリ、中に入りますw

タイマーを60℃にセットし、

1時間後、完全硬化で、

今度はメインギア側を入れて、同じく、1時間ほど乾燥させます。

その間に、硬化が終わったパーツに次の塗装の準備を施します。右側カップは、真ん中の造形に赤い塗装を施すのでマスキング。テープでマスキングした後、マスキングゾルで正確にかたどります。

そうこうしている間に、メインギア側の乾燥が終わったので、キャスコン入れてチェックwうまく下地が隠れましたw成功っ!

で、続いて、デカールの準備。

おなじみのMagnetフォントでレボ ビックシューター。

ただし、貼る先が湾曲してますので、レボ ビッグ シューターと、3つ切り離して貼り付けたほうがうまく行きます。そのため、3つ文字の間のスペースをしっかりと空けることがミソかなと思いました。

タイプRは貼る場所がないんで、レベルワインドカバーへ。勿論、Rは赤文字ですが、とりあえず大きさとフィッティングをみたいだけなので、仮です。

こんな感じでいけると思いますwってか、これから白赤のツートンにしたら、クソかっこよくなるわよ(^^)!

がしかし、フト、フィッティングしてみてあることに気づく。

写真じゃさっぱりわからんのですけど、レベルワインドカバーとサイドカップでわずかに、色が違うんですわ。レベルワインドカバーのほうがわずかに黄ばみが足りない。

サイドカップはモチモチ。カバーは薄々塗装なんですが、塗装の厚みで濃さが変わっております(汗)

もし、黒に塗ったらまず分からないであろう問題も、白というか、アイボリーだと分かってしまう。淡色塗装はホント難しい。

で、デカールの用意。いつものようにテプラで何個か印刷して、その中からいいものをチョイス。

水転写して、

東邦NTウレタンでコーティング。自然乾燥させます。

続いて、赤の塗装に入ります。ビックシューターはチャンピオンシップホワイトの白とレカロレッドの赤で2トンにする予定で、手持ちの赤い塗料は、シンクレッドがありますので、これを使うことにしました。

ガンは、PC206でも使おうかと思ったんですけど、今回、レベルワインドカバーの内枠がちっこくて、なおかつ、内側からえぐりこむようにミストを当てなきゃいけないので、あえて、0.3mmのPC203を使うことにしました。

そうして吹いてみたんですが、やはりうまく行かず、

致命的だったのは、サムバーで、塗装が厚すぎて、ボテボテになりすぎ。また、不思議なことに、色合いがピンクっぽくなっています。薄塗りしたところは赤いので、厚く塗りすぎて、乾燥時間が長くなりすぎて、湿気がかんで、カブリが入ったかもしれません。

レベルワインドカバーには、厚く塗りすぎたか、ガンの圧が高すぎたか、塗膜には気泡が入っています。

サイドカップはいい具合に塗れていますが、

マスキングを取ったところで悲劇。

エッジのマスキング跡がひどすぎ・・・・。マスキングテープでやったところはキレイな直線で区切られていますが、マスキングゾルで細かいエッジをカバーした場合、境目がかなりイビツになりますね。要注意というか、個人レベルでのこの2トンカラーはやるべきではないですね。白一色のほうがナンボも出来栄えがいいと思います。

子どものおもちゃとかでよく塗装を見るんですが、さすが商品として売られているものなんで、マスキングがカンペキなんだよね。

エッジにミストがついているんで、おそらくエアブラシでマスキング塗装をしているんだと思うんだけど、多分、ステンシル使ってやっていると思うんで、こーゆーややこしい形の2トンカラーは、専用のステンシルがないと手を出してはいけない領域だと思いました。

で、とりあえず、課題が残る情報を手に入れた2トンカラーですが、とりあえず、タレているわけじゃないし、この後、クリアでナンボか誤魔化せるので、強制乾燥をさせたあと、最終工程、クリアに向かいます。

その中で、まずはレベルワインドカバーの組み立てです。

外枠と内枠をハメてみたんですが、

サイドのツメは入るんですが、上のツメが入りません。隙間が出来ています。

よく見たところ、ツメのところに塗料が入っており、これが原因?と思い、デザインナイフでペンキをこそぎ落としてフィッティングしてみるも、

全く入る気配なし。

ボディにフィッティングさせてみても、浮いた状態ではまらず。この状態だと、カバーの固定ネジの穴にスクリューが入らないからハナシになりません。

これは困りました。

デザインナイフから、マイナスドライバにチェンジして試みるも、

これもダメ。

ひょっとして、内枠フロント側の塗膜の厚みが原因?と思ってペーパーをあててみるも、ちょっとでも前にペーパーが当たると一撃でやり直しを食らうので、当てようにも当てられず。

結局削れたのはツメの部分だけで、

当然、フィッティングしても入らない。

下側、両サイドのツメはしっかりと奥まで入っているので、原因は、おそらく、内枠上部の塗膜の厚み。

そこで、干渉しているツメをデザインナイフでカット。

力任せに入れてみましたが、それでもダメ。

どうにもこうにも、内枠上側が入りません!今更、上側のペンキを落とそうにも落とせないし、

もう、最終手段。

内枠上側の干渉部を削ることにしました。

上側が入らない関係上、サイド上側の内枠も干渉しており、削るべき部分は内枠上部のストレート部分とサイドのツメよりも上側部分。

先日、ガイドの足削りで購入したプロクソンのマイクロベルトサンダーで慎重に削っていきました。プロクソンの小型ツールは何かと釣具の改造で使えますw

フィッティングさせつつ、微調整を行っていき、

こんなかんじになったところで、

ようやく入りました(汗)

固定のネジも無事入ると思います。

んがしかし、アヒャッ!となっているところもあって、それは、内枠のエッジの部分。

力任せにはめた時に、ハジが浮いてるのよね。かろうじて塗膜が乗っているような状態。

やはりというか、レボ、純正の塗装の下処理が難しくて、これ、相性が悪いペンキを塗っているんでしょうね。サムバーにしてもそうなんだけど、銀色のツルツルしたペンキは下処理を何か考えたほうがいいと思います。黒いところは、おそらくウレタンクリアなんで、特に上塗りは問題ないですが・・・。

思うに、このレベルワインドカバーは、分解塗装はご法度ですね。塗膜の厚みが加わると内枠が入らない上に、内枠のペンキの剥離のリスクがあります。

とはいえ、今更どうにもならないので、そのままクリアに行きます。

クリア前にサイドカップのツートンカラーのエッジを何とか誤魔化そうと、爪楊枝で水研ぎみたいなことをしながら、ササクレを落として、マシになったようには見えませんが、

これくらいが限界です。

こうして最終工程クリアに入ります。クリアをかけるのはサイドカップとレベルワインドカバー、水抜きキャップです。

サムバーはヘタに厚みを出すと、両サイドが入らなくなる可能性があるので、NG。ソリッド1コートでOKとします。

水抜きキャップはサイドカップと色合いを同じにするためにクリアを塗りますが、これも厚くなると、ハマらなくなるので、極力薄く吹きます。

で、実戦ですが、タレを懸念して極力、被塗面を真上にして、重力を利用してタレを予防する形で吹くことにしました。ガンは勿論、クリア最適の0.8mmのPC308です。

まずは、レベルワインドのカバー。どうせ乾燥後に引けが出て、デカールが浮くので、かなり厚めに吹いています。ちなみに、タレ防止と、ワングリップからの落下防止のために、台座に1個ずつ固定して吹いています。

右側サイドカップは、ケレン時にフロント部分の下地がササクレ状になったので、これを誤魔化すために、これまた厚く吹いています。

メインギア側のサイドカップは入り組んでおり、知らず知らずのうちに異物が残っていることがあるので、麺棒で吹き付け直前にゴミ取り。

ここでもデカールが噛んでいるので、かなり厚めに吹いています。無事、タレもなく吹き終わり、メインギア側のサイドカップはマスキングが残るといけないので、指触乾燥入った時点でテープを取ります。

いい感じに塗れたように思いますが、

引けが済むと、やはりデカールが浮いており、

右側サイドカップの下地のササクレの処理が目立ちます。

水抜きキャップは問題ないかと思います。

そんなわけで最終のクリア2度塗りをやります。今回、新しいアイデアで、塗装台に麺棒を一つ引っ掛けました。これで、塗装直前のゴミ取りをすればいいので便利ですw

で、別でも紹介していますが、新たに導入したPCジャンボ208を使い、吹き付けます。やはり、PCジャンボシリーズはセンターカップがやりやすく、ベリーグッドです。

流石に2回目のクリアだもんで、

仕上がりは上々だと思います。引けが極力でないことを祈ります。

で、またまた電気炉で強制乾燥を行い、

仕上がりましたwww

レベルワインドのデカールの段差は完全に消えましたが、

剥離した内枠に関しては修復できず。ペリッといったら、また新しいパーツを買ってやり直します。

また、原因不明の気泡の修復はできておらず。目立たないんですが、フロント部に凹凸があります。

サイドカップ側のデカールの段差もカンペキに消え、まずまずの出来栄えw

んがしかし、キャスコン下側のネジ部分に異物あり。ま、目をつぶります(汗)ホント、0.3mmガンを使ったのがまずかった・・・。0.3mmはベタ塗り塗装には向いてない・・・。

表面にザラつきがあった右側サイドカップもカンペキに修復できましたw分厚いクリアは誤魔化しの強力兵器ですなw

水抜きのフタも問題なく出来たと思います。

サムバーは若干ダメ。塗膜が厚すぎで色合いが悪く、また、ハジに小さいブツが飛んでいます。やはり0.3mmのガンでやったのが間違いだった・・・・

で、レベルワインドのマスキングゾルの除去なんですが、

普通なら、お湯かけたら溶けるはずなんですが、上からぶあついクリアかけているせいか、サッパリ落ちず。

ピンセットでのけたり、

お湯かけながら歯ブラシでこすったりして、

ようやく落ちました。

心配していた、フレーム取り付けも無事いけましたw

で、OHも無事完了し、取り付け終わりましたw

まず、サムバーなんですが、やっぱり塗装をしてるだけあって、きついです。だもんで、両サイドにグリスを塗り、入ることは入りましたが、やっぱりきついです。でもま、使っているうちに磨耗していくと思うし、このまま使っていきます。

レベルワインド部ですが、これはもう問題なし!若干きついですが、

奥に押した状態でネジ止めをしたら、事なきを得ましたw内枠の赤が剥離したらまた別の方法を考えます。

サイドカップも問題なし。ヘッジホックスタジオの赤アルマイトビスも問題なく入りましたw

注油キャップも問題なし。若干硬かったですが、とりあえず不具合なく取り付けられていますw

で、一番問題だったのは、右側のカップ。特に、クリッカー部。ほんと、塗膜がはがれるんじゃないか?ってくらいキッツキツ。

なんとかEリングが入りましたが、一歩間違えたらEリングが入らず、取り付け不可になるところでした。こんなに入り組んでいるので、ペーパーも当てられないので、対処の使用がありません。この部分は極力薄く、特にクリアなんかはマスキングして塗れないようにしたほうがいいんじゃないでしょうか。

で、全体図ですが、こんな感じw

クソかっこいいですwやっぱりペイントは最高のドレスアップですな〜^^

C4と並んで、タイプRのチャン白兄弟みたいになりましたw

今期作ったブッシュトレーサーとあわせてみても、ベリーグッド!がんがん釣ってちょ〜♪



produced by fukusuke