C4のチューニング見直し

いやーもうね、2012年後半戦、どえらいバックラが多発して、アバニGTをナンボ捨てたことか・・・。

異様にバックラが増えたのよね、C4。まともに使えないくらい。ンデ、スペアのレボ使ってやる時が多かったんですが、飛距離はといえば、明らかにレボの圧勝。レボはバックラも少ないし、あれだけ手を加えたのに、なーんで純正に負けるんよ〜!?

そもそも改造しまくっているんで、原因がよくわかんないんで、果たして、ナニが悪いのだろう?と頭をひねるばかりなんですが(汗)

コグホイールについて
とりあえず、こないだ新品に換えたばかりなんで、コイツは問題ナシです。

スプールについて
こいつは、無茶苦茶軽量化してて、しかも適当に空けまくってたんですが、昔は全く問題なく使用できていて、別に磨耗するようなパーツでもなし、今更急に調子が悪くなるなんてことはないと思うので関係ないと思います。

スプールピニオンについて
こいつは、結構黒くなって磨耗していることがわかるんで、新品に交換したほうがいいと思いました。


シャフトについて
シャフトはよーくみると、なんだか、縦じまが入っていて、

新品のやつは縦じまが入っていないんで、これは、磨耗しているのかもしれません。縦じまはベアリングが入っているポイントです。

ベアリングで擦れたのかな?巻き上げ時に負荷もよっけかかるし、磨耗の可能性大です。磨耗して、わずかに隙間が空いていたら、当然ブレて、本来のスプールの回転にかげりが生まれると思うし、これは交換したほうがいいと思いました。


サイドカップの受けについて
シャフトの接点がサイドカップなんですが、これ、スレまくって、真鍮の色が露出しています。

無論、新品はこんな色はしていません。メッキが剥げています。

本来なら、カップも交換したほうが良さそうですが、マヅイことに塗装しているので交換したくても出来ません。しょーがないんで、これはそのままにして様子を見ます。

レベルワインドについて
これ、かなり怪しい部品です。


C4グラツキを見てみると、左右にグラグラと揺れています。

一方、こちらはロケット。



ロケットと比べてみると、ロケットもグラつくんで、ハッキリとした違いは分かりませんが、どうもこのグラツキが普段のリーリングでテンションかかって巻く際に、ライン整列が甘くなり、それがバックラに繋がっているのかもしれません。

さらに、ワイヤーが刺さる部分を引っこ抜いて、肉を削り、再び入れた関係で、ちょっと奥まで入れすぎている感があるんですよね〜。これもブレに繋がっているのかも?

純正と比べてみても、若干、ワイヤーが下にいきすぎてるんですよね〜。さらに、このワイヤー、バックラ直すときに結構な力でひっぱるから、付け根を削ると曲がりやすくなるのかも?

というわけで、C4のチューニング見直しは、レベルワインドの見直し、スプールピニオンを新品に、スプールシャフトを新品に交換することにします。

さらに、先日、オオノのスーパースタウトが2時間で殉職した際に、ラインが半分しかなくなった状態でのキャストが鬼のように飛んで行ったため、やっぱりスプールは軽ければ軽いほど飛ぶと思い始めたので、スプールブランキング、さらに軽量化させようと思います。

1ヵ月後

そんなわけで、C4のチューニング見直し作業は無事終了し、OHを行いました。

で、色々と悪いところも見つかって、まず、ピニオンギアの受けですが、内側が削れています。

新品と比べたら、全然違うので、ここが悪いと、キャスト中にピニオンギアがブレーキブロックホルダーに干渉してガリガリとなるトラブルがある(ロケットスプール止まりトラブル参照)ので、新品に交換。

続いてIARのカラー。ここも磨耗してスジが入っていたので新品に交換。左が古いヤツね。

さらに、これは別コンテンツ(ウォームシャフトのポリッシュ)で紹介しているんですが、レベルワインド+ラインキャリエッジを新品に交換して、ピカールでポリッシュ。さらにレベルは両端追い込み加工をキャンセルし、ハイスで穴あけ。で、ベアリングをウォームギア側を3-7-3のARB、反対側をミネベアの3-7-2にチェンジしていたんですが、この1mmのサイズダウンが悪い方向に逝っていて、レベルの往復に抵抗になっていたので、3-7-3のARBにチェンジ。

続いて更にトラブル。今まで全く気づかなかったんですが、ミネベアの10-4-4のステンベアリング、シールド内にグリスがベッタリと入っていました。これ、回転にかなりの悪影響を及ぼすので、パーツクリーナーで完全脱脂。今まで気づかなかった〜〜〜。さらに、コレ、スプールピニオン側はシールドの有無の違いしかないんで、10-4-3を入れていたんですが、純正に戻してみて様子を見ます。ウォームギアの件があるんで。

フォトで、仕上げは新しいブランキングスプール。

以上、OH終了。


10×10を100mほど巻いて来年度の準備は完了!

結局、雷魚2012年からの変更点は

新品交換
・スプールシャフト
・IARカラー
・ベアリング関係
・ピニオンギアのカラー
・スプールピニオン

再加工&変更
・ブランキングスプール
・レベル
・ウォームギア
・ラインキャリエッジ
・ウォームギアのベアリングを3-7-3へ。
・スプールベアリングを10-4-4+10-4-3を10-4-4×2へ。

新導入
ベストタックルのロッキングワッシャ

以上です。


こうして、早速キャスティングテストに出かけました。
五投くらいしたんですが、動きは悪くありません。ちょっとまだオイルが散ってないんで回転が重いですが、ブランキングスプールの研削面で引っかかるようなこともないし、とりあえず、これで使ってみます。

気になる課題は糸巻き量かな?せっかくブランキングして軽くしてもラインをぎっしり巻いていたら軽量化の意味がないんで、思い切って20mくらいきってみようかと思います。


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