カルコン 飛距離アップ案!


カルコン=国産=アブよりも飛距離が出る!というのはバカーの作り出した都市伝説であり、そんな事実は全くありません。というのもカルコンは肝心なところにベアリングが入っていないからです。

このサイトのカルコン401OHを見たら分かるんですが、

コグホイールはノーベアリングです。現行アブではダブルベアリングが標準仕様になりつつある昨今にです。

ウォームシャフトもノーベアリング。アブはビートラのダブルベアリング仕様があるけども、カルコンにはその選択肢はありません。

レベルの固定方式はシャフト2本でやっており、摩擦が増えています。

じゃぁ、ベアリングはどこにはいっているかというと、

なんとハンドルノブに4つ。

ハンドルシャフトの軸受けに1つ。

スプールシャフトの両軸に2個です。

合計7つのベアリングのうち、回転に関係するベアリングはスプールベアリングただ2つのみ。大部分を占めるハンドルノブベアリング及びメインシャフト軸受けは巻き心地アップに関する領域で、リールの戦闘力には関係のない部分です。

バレヒルチューニングアブとくらべると、どっちが飛距離が出るかどうかは一目瞭然。当然アブの圧勝なのです。

だもんで、カルコンでアブに匹敵する方法を模索してみましたw

ただし、私自身、カルコンを使う予定は全くなく、あくまで、人柱募集的な案にすぎないので、実現できるかどうかは未知数です。興味のある方はチャレンジしてみてくださいw


案1 スプールシャフトの先っちょ尖らせ作戦
ここを削って尖らせるんです。これは古アブのチューニング方法のひとつで、スプールシャフトの両端を削り、キャスコンの接点を減らして摩擦低下させて回転を上げるチューニングの1つです。カルコンも古アブとスプールの構造が一緒のため、応用が可能だと思います。

コグホイール側のシャフトはこの接点との摩擦を少なく出来ます。


ハンドル側のシャフトは

この接点との摩擦を少なく出来ます。

図解すると、こんな感じ♪

なんですが、私は使用機がC4でスプールとシャフト分離タイプなのでこの改造をする意味がなくてやっておりません。だもんで、私はやったことがありません。興味がある人は人柱どうぞ!






案2 コグホイールビルドインベアリング
コグホイールですが、まるで、ベアリングを入れてください!バリに座グリが出来ております。

だもんで、ここにベアリングが入る幅の穴を明け、そこにベアリングを入れてしまおうという改造です。


図解するとこんな感じw

で、はまりそうなベアリングを調査しました。

ノギスで調査したところ、

外径8.5-内径2.25でした。

シャフト内径が2.25なんて特殊サイズなので、あるのかどうか調べたところ、

んなモンはありませんね。

というわけで、この案はボツ!





案3 シムとっぱらい作戦
コグホイールに真鍮のシムがついていますが、このシムいるんか?ちゅーて思います。

のけたところで、少ししかスキマないからいらんことない???

シムをつけた状態で回したのがこれ。静かなんだけど、回転が悪くて、スグにとまります。

一方、これはシムを取っ払った状態。ガリガリと音はしますが、回転はシムアリに比べてよくて、長い時間回っています。個人的には、グラつくくらい遊びを作って回転させたほうが、カッ飛ぶ印象がありますので、うるさくはなりますが、シムは取っ払ったほうが飛距離は上がると思います。




案4 コグホイール、シャフト接触面取り加工
コグホイールですが、見たところ、スプールの押さえのアッセンブリにぴっちりと組み込まれているため、少々シャフト接触面を削ったところで関係ありません。

そんなわけで、

いわゆるこーゆー感じにしてしまおうということです。

これは、既にアブの「スプールピニオンの面取り」で紹介済みなので、ルーターで両端を削るだけです。

で、これは実践してみました。

ルーターにテーパー砥石つけて軽く削って、

面取りはデザインナイフ。

内バリは精密のマイナスドライバでこづいて終了!

回した感じ、悪くありません。これはレッツトライだと思いますw





案5 レベルの両端追い込み加工+ブランキング
アブのチューニングのパクリになりますが、レベルの両端を削って追い込んで摩擦を減らす。とはいっても、カルコンは結構ギリギリなので、いけるかどうかはレッツトライですが(汗)

で、レベルにブランキング!穴空けて摩擦低下!

これはアブでもいけたので、カルコンでもいけるはず!?




案6 スプールブランキング!
あと、スプールブランキング!おそらく、コレが一番効果が出ます!

がしかし、カルコンの場合、

こっちがわはスンナリいけたとしても、

ブレーキブロックホルダーが外れるのかどうかが微妙なので、実現できるかどうかは未知数です。真ん中にシャフトがはいっているので、シャフト部のブランキングは出来ませんよね・・・・。




案7 スプールカラーのベアリング化!
いつも思うんやけどね、このプラスチックカラーってさ、ベアリングに変えたほうが飛距離上がるよね!?こいつがスプールと一緒に回るんだもん。ま、海水で使われることを想定して侵入防止のためにプラにしているのかもしれないですが・・・・。

この矢印面に接触して回転するわけ。そりゃ、ベアリングのほうが飛距離は出る。これは確実です。

で、サイズを測ってみると、

11−5−厚み3です。

調べてみると、

ミネベアのオープンベアリングで、
該当サイズがありますがなw250円でwモノタローで買えますよ!

だもんで、ヘッジホックスタジオのシャフトピンプーラーを買ってプラのカラーをミネベアのベアリングにコンバートすれば、回転はさらによくなるはずですwww

シャフトピンプーラーはビックシューターのOHで必要なのでこの冬に買います。ので、これは自分でもやってみようと思いますw

今のところ、思いつくのはこれくらい。またアイデアが浮かんだら紹介しますね〜!あと他にも知ってる!って方いましたら、ネタの提供をお願いしますwww


2013/7/2 コグホイールの面取り大失敗!
先日行ったコグホイールの面取り加工ですが、改めてキャストしてみたところ、

ギャリギャリ!

という異音が検出され、不具合が見つかりました。

真鍮のカラーを取っ払い、面取りまですると、ガクガクになるようで、純正に戻すことにしました。

パーツ自体は200円くらいでしたが、やはり、カルコンとかになると、おとなしく純正で使っていたほうが良さそうです。



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