コグホイールのベアリングの外輪非接触化!



コグホイールですが、

ここにベアリングが入るのですが、

意味がないの分かります???

座金にベアリングの内輪と外輪が同時に接触しとるもんやけに、ベアリングごと回っとるわけですわ。

これ、ベアリングの意味ないよね?

理想は内輪だけ接触していて、回転するのは外輪のみ。これが理想なわけです。

これが何とかならんもんかと考えていて、そういえば肉薄ベアリングがあったなと思って試してみることにしました。

これは1132195ギアですが、ここで使われているのが4-7-2のベアリングです。

一方、5152ギアの場合、ベアリングは4-7-2.5サイズのものです。

ということは、5152ギアに4-7-2のベアリングを入れた場合、0.5mmほど浮くわけです。そこに供回り防止のブッシュをかませれば、内輪を固定。外輪だけが回るメカニズムになるはずです。

そんなわけで、それが出来ないものかと、ホムセンで物色していて、マテリアルを探してきました。

内径4mmサイズのチンポコキャップ(絶縁キャップ)です。

これをベアリングに重ねてみたところ、ばっちり、内輪だけ接触し、外輪に接触しないブッシュになることが分かりましたw

そこで、適当に何個か切って、ノギスでだいたい0.5mmのヤツを取って、

シャフトにハメました。やっぱニッパーで切ってるもんですから、平坦とはいきません。マシなのを選びました。

そこに4-7-2のベアリング搭載の5152ギアを入れて、

ゴムリングでセット。上側の止め輪は「Eリング供回り回避」で見つけてきた3mm絶縁キャップです。

上側は3mm絶縁キャップで外輪非接触。下側は4mm絶縁キャップで外輪非接触。これで完全非接触になったはずです。

回転を見てみると、

ウン。サイテーやき!

サッパリ回らんの〜。やっぱりニッパーで0.5mm平坦に出来ない点が致命的。

ちょっと方向修正しようと思い、そういえば別の点でも非接触にしたい部分があることに気づきました。

ギアの内輪です。ギアの内輪内径は4mmで、ベアリング内径と一緒。ということは、いくら下側を非接触にしたところで、ギア中央部では内輪と外輪がギアごと接触しているわけで、これが内輪と外輪の供回りに繋がっているわけです。

その改善策として、

ルーターでゴム砥石をつけ、ギアの内輪を打ち抜きました。

センターがずれるのはボール盤を持ってないのでしょうがないのでご愛嬌。摩擦で溶けたギアの処理は、

デザインナイフで面取りすることで対処しました。

一応、下側のベアリングをフィットさせた状態で見てみましたが、ナイス!内輪非接触になっておりますw

内輪問題はこれで解決したとして、今度は先ほど頓挫した非接触用ブッシュを考えます。

目を付けたのがホムセンで見つけたゴムロール。この厚みが0.5mmで、ベアリングの隙間にジャストフィット。ゴムだから加工も簡単で、

用意したのが5mmポンチ。

これでゴムを打ち抜き、

今度は4mmポンチでだいたい真ん中を打ち抜く。

ウヘヘヘ!ええ感じじゃろ〜!?

どーだ!内輪だけ接触して、外輪だけ接触しとらんだろ〜www4-5-0.5のゴムブッシュが出来上がりw

続いて本体へセット。コグホイールのシャフトに入れ、オイル添加。

4-7-2のベアリングを入れた5152ギアをセット。止め輪は3mm絶縁キャップ加工品。

これで、コグホイールのベアリング、内輪外輪完全非接触ユニットの出来上がりです!!!

回転はどうなった!?










純正と大して変わってねーじゃねーかw

金と手間を返してくれ(ノ`-Д-)ノ







閑話休題www






これだけやってもダメですか(。-ω-。)

もうね、コグホイールに関してはやれることはすべてやったと思います。

なぜ回らないのか!?

もう原因はコレしかない!


コグホイールのシャフトのクリアランス。これがダメなんじゃないでしょーか。

緩すぎる。

つまり、こーゆーこと。

ベアリング内径が4.0mmならば、パーミングカップ側のシャフト外径も4.0mmじゃないといけない。

ところが、実際はそうはなっていない。入らないもん。コグホイールを入れる瞬間、スカッと入るでしょ?

つまり、パーミング側のコグホイールシャフトの外径は、4.0mmよりも小さいんです。

パッと見はきっちり入っているように見えて、緩い。実はスカスカ。

そのため、回転するときは、「ベアリングごと回っている」と考えられます。内輪外輪の非接触をしたところで、内輪の接触固定が出来なければ意味がない。


Btrapのコグホイールカスタムをしたことがある人は、分かるでしょ?

そう。



純正と大して変わらない。



ベアリングを追加したって、ベアリングごと回ってりゃ、意味ないですよね。


いくらベアリングを増やしても、飛距離が変わらない。


その原因は、

シャフトのはめあい精度のクリアランス

ではないでしょうか?

コグホイール側のベアリングがキツキツになって、ベアリングの内輪が固定されるような精度のパーミング側シャフト。

本当の意味でコグホイールのベアリング化を成功させるには、イチからシャフトを削り出すことが必要なのではないでしょうか?

もう、この領域は素人のDIYではどうにもできませ〜ん!


だもんで、散々コグホイールをいじったDIY人間から一言だけ言わせてくれ!


コグホイールのチューニング〜!?






















やるだけ無駄だそんなもん!





トラブル情報
ある日バラしてコグをいじってたら、

異様に回転が悪くて、

これですわ!

主な原因は、コグホイールのBB非接触化で作った自作パーツがベアリングの内輪と外輪にハマってて回転しなかったっていうのが主な原因です。

自作パーツは結構リスクが高くて、不具合のリスクがあると思いました。

やるなら、外径6mmか?とも思いますが、ゴムなんで、結局ねじ込まれたら一緒。

ゴムブッシュは極力回避。

こーゆーシビアなところに自作加工パーツはトラブルの元かと思います。


4-5-0.5の市販の金属シムを無加工で取り付ける。これが賢明かと思います。


存在するのか微妙ですが、情報をお持ちの方は、掲示板にて大募集いたします。


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