クロスギアのARB化&ギア削り


コグホイールを限界までチューニングしたったら、今度はクロスギアの究極にいったろかいと思い始めてきて、挑戦しました。まずは、クロスギアのARB化。

クロスギアについているベアリングは、3−3−7で、このサイズはARBがあります。ただし、ここにつけるベアリングは異物が混入しやすいため、

ゴミだらけになりますので、シールドのありのほうがいいですが、

ARBに変えたほうがカッコイイから、変えとけ!!!

もはや、私の中で釣具の改造は

人とは違う満足感&手を入れた愛着>性能

となっているわけで、

というわけで、ARBにしたいわけであります。

ところが、、真鍮ギア側のベアリングが大問題。

カシメているので、これが外れない。ここを外せれば、ベアリング交換できるんですが、どうやってやるのか。手探りしながら探ってみることにしました。

毎度毎度いきなり本番をすると、必ず失敗するので、C4純正のクロスギアで練習w

左がC4、右がBtrap。微妙に違います。アブ純正のほうがゴツいです。

そこで、毎度おなじみ、ボロルーターで削ることにしました。ピットは、ステンのダイヤモンドヤスリピットです。

微妙に削れますが、すんごい効率悪いです。で、この手のルーターですが、連続運転時間というのがあって、あまり使いすぎるとモーターが焼きついてしまうので、短期決戦がいいです。

で、ピットをゴム砥石にして再チャレンジ。

これだと、思いのほかスコスコ削れて、あっという間でしたw

さぁ、外してみようかw

マイナスドライバを隙間に入れて、コジコジ。全く外れる気配なし。

ひょっとして、接着剤かも?というわけで、ライターであぶってみるも、全く外れる気配なし。

こんなことをやると、ギアが曲がるのでホントはやってはいかんのですが、プライヤーでオモクソつかんで、引っ張るも、全く外れる気配なし。

そこで、アブコミュで質問するとウースケさんからご教授いただき、

削りがあまいわ!もっと削ってペンチでコリコリしたら外れるけ−ねw

ということです!

というわけで、更なる研磨研磨です。

で、最後にマスキングテープでぐるぐる巻きにして、でかいプライヤーで挟みます。そして、シャフト側をコリコリ、動かしていると、段々緩んできて・・・

ポロッ!と外れましたwやったば!

コリコリした関係で、若干ゆがんでいるので、若干斜めに入ってしまいます。

そこで、面取り。しかし、ルーターでやると削りすぎるので、ダイヤモンドヤスリで手作業でやったほうが無難です。

で、真っ直ぐ入れることが出来ました。

そして、

更なるカスタム。

それがギア削り。

摩擦を兎に角減らしまい!というわけで、

ギアを削ります。

サイドカップ側は、こんな感じでギアが噛み合っています。

このギアがかみ合う部分ですが、カッチリとギアの歯と歯がかみあっていて、ここの摩擦を減らせられないか?というわけで、

100均のダイヤモンドヤスリで削り倒します。

赤丸のところが削ったところ。他の部分は削ってない部分。削った部分はとんがっています。これで少しでも噛みあいを減らし、摩擦を減らします。

とどめに目立てヤスリで

谷をもっと削ります。

で、削り終了。星みたいに尖がっています!

で、このままだとギアがぐらつくので、ロックタイトで固定することにしました。

ロックタイトを流し込み、

入れすぎたロックタイトをティッシュに染みこませ、余分な接着剤を拭き取ります。

トドメにドライヤーで一気に乾燥させると、ガチガチに接着できましたw

で、組んで、実験


これがビフォー。リールはスペアのC4。ベアリングがライラクスであるという点以外はフルノーマル。

これがギアを外して削った後組みなおしたもの。さすがに削りまくったんでギャリギャリ言ってますw

うーん。あまり変わっているように思えんが・・・

指でレベルを弾くと動くようになりましたwww

まぁ、あまり変わっているように思えないんなら、とりあえずかえとけ!

というわけで、本番。メインC4です。

練習どおりに削る削る!

とりあえずここまで削りました。うっすらと内部シャフトの線が浮いています。

で、マスキングテープを巻いて、プライヤーで軽く挟んでシャフトをコリコリ・・・

しかし、グラグラするものの後一歩が出ない・・・。ちょっとだけ浮いているんですが、あと一歩です。

で、さらに削り、再挑戦。

ぐらつきはさらに増しましたwよっしゃあと少し!

で、ちょっと強めにこねると外れました〜〜〜www

ところが、わずかにシャフトの先端がゆがんでいて、ベアリングが出ない!

だもんで、ダイヤモンドヤスリでちょっとだけ削りました。

そして外れた!!!

で、ギアを削り込み、尖がらせましたw

さぁ、入魂作業!3-7-3のARB×2を搭載しますw

で、組みます。


アレ!?

プラスチックブッシュ、どっち向きだったっけ???

ということで、別のリールのクロスギアを見て確認。左側が径の小さい側です。

で、組み付け、ロックタイトで固定し、ドライヤーでサッサと乾燥。

その後、パーツクリーナーで洗浄し、

完成!

反対側もARB♪

さぁ、回転は!?

19往復!

うん。全くかわっとらんがな〜〜〜

ギャリギャリともともとうるさいC4がさらにうるさくなってしもたorz

だけど、苦労して付けたパーツだから愛着がある!

トラブルははっきり言って未知数。だけど、トラぶったら、また対策を考えればいいじゃない!

というわけで、愛機C4がんばってちょ〜〜〜!


で、さらにS68プロデューサーさんからアドバイスを頂き、

クロスギアの真鍮ギアを削って薄くして、コグホイールとクロスギアのかみ合いを減らして摩擦を減らし回転アップにつなげるべし!とのことです。だもんで、これもやってみることにしました。

このかみ合いの部分です。

これは真鍮ギアとガッチリとかみ合うので、少々真鍮ギアを薄くしようがかみ合ってくれるので、むしろその摩擦をカット!というわけです。また、真鍮ギアを薄くすることで軽量化が図れるので、これも回転UPにつながる!というわけです。

というわけで、赤で印をつけた部分を追い込んで、薄くすることにします。

ベアリングの中に削りカスが付いたらコトなんで、マスキングして保護することにしました。

ゴム砥石+ボロルーターで削り倒します。毎度のことですが、プロクソン欲しい・・・。

で、ギリギリまで薄くしました。

最終的な調整は、100均のダイヤモンドヤスリでやります。

削った関係で、ギアの外側がバリが出ているので、目立てヤスリで面取りしてバリを取って整えます。

最後は、パーツクリーナーで削りカスを吹き飛ばして終了!

でC4にセット!いいですね〜!この瞬間w

ノーマルと比べてみます。

いやー全く違いますwうれしいですw

効果のほどは!?

21往復!やったば!!!急に減速するポイントが一切ない!このギア削りと別のところでやったコグホイールの穴あけと両方一気にやった効果なのでどちらがより効くのかは分かりませんが、どっちか分からないんだったらどっちもやってしまえ!というわけでw

で、インプレ行ってきました!

フルキャストするとギャリギャリいいながら、失速知らずで飛んでいきます。

施工前よりは明らかに回転の軽さを実感できました〜w

インプレ2011
今思えば、このチューニングは、ベアリングが新しくなったことによる良く感じる病だと思います。上の動画で往復数が大して変わってないので、やはりたいした効果ではないと思います。一番効くのはやっぱしスプールブランキングです。


ギア取り外しの注意点追記140308
先日、1134361ウォームシャフトの取り外しを行い、

いつも通り、プライヤーでギアをはさみながらコネコネしてたんですが、

ギアを舐めてしまいました(汗)

そして外れない。1134361はBtrapやC4純正よりもシャフトの入りがキツく、プライヤーでこねたくらいでは外れません。

そこで、適当な台において、マイナスドライバーを根元にあててコネコネしてたら、

はずれました。こっちのほうがギアを舐めることがないのでオススメの取り外し方法です!


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