リジットサポートベアリング導入



来年のシーズンに向けて、大改造中のC4。そんななか、新たな改造アイテムがIOSファクトリーより登場。

リジットサポートベアリングです。内容はオメコワッシャーの部分にピッタリ入るベアリングを入れ、メインシャフト上部のガタつきをなくすというもの。

カルコンのリジットサポートベアリング
なお、カルコンなんかにはリジットサポートベアリングが標準装備で付いているようです。

言われて見れば、ここがグラつくことって、けっこうあるから、利にかなった改造であります。

ただし、オメコの部分のテンショナーがなくなるわけなんで、ドラグの美調節が出来なくて、フルロックオンリーの仕様になるみたい。しかし、雷魚なんて、オールタイムフルロックだもんで、関係ありません。

興味が出たので、調べてみると、値段が3000円ほど。さらに、「部品単体では売らないよ〜!」

とのことで、ベストタックルのような売り方になっております。。。

一応問い合わせてみましたが、OHが10000円、ベアリング交換で3000円、リジットサポートBBで3000円、+送料。17000円ってとこか!?

しかも、ベアリングって消耗品だぞ、ダメになったらどうすんの???

って思いつつ、ひとむかしまえのメガバスルアーの抱き合わせ販売を思い出しましたが、それでも気になる。

とりあえず、自分ででけんやろか?と思いまして、

オメコが入る部分を測ってみました。

結果、この通り。外径14、内径8、幅3.5、このサイズのベアリングがあれば、シャフトをリジット状態にできます。

そんなわけで調べてみると、ミネベアから、ピッタリのベアリングが出ております♪値段も300円だし、試してみる価値はありそうwww

なお調べてみると、シールドタイプのものが14-8-4で出ており、現在、アベイルのオフセットベアリングでシムを2枚かましているので、こっちを導入したら、シムがいらなくなるかも?って思ったので、これも注文を入れてみました。

※なお、IAR(ワンウェイクラッチベアリング)も調べてみましたが、一番ちっこいので、幅が6mmだったので流用は不可能でした。

こうして到着しました。

早速入れてみると、こんな感じw

がしかし、キッチリとリジット状態にはなっておらず、若干のグラつきがあります。シャフトを回転させると、


ご覧の通り、ベアリングが丸ごと動く始末で、これじゃ、ベアリングの意味がないよね状態です(汗)

さらに極めつけは、思ったよりも幅が狭くて、IARから出っ張ってしまい、

ハンドルが入りませんえん。

しょーがないので、オメコに戻したら、ちゃんと入りました。

DDL-1480は幅が0.5mm長いから、これも入るわけはなく、かくして、リジットサポートベアリングポン付けは完全に失敗。

改善点としては、ミニチュアベアリングを調べてみると、

DDL-1280が外径12、内径8、幅2.5であり、これなら今回の実験よりも0.5mm短いので、ハンドルは入るでしょうが、ハウジングがない。

IOSの写真を見る限り、外縁がIARにピッタリとくっついているわけではないので、おそらくは、このDDL1280にオリジナルのハウジングをかませてリジット状態にしているんだろうなというのが予測していますが、そのハウジングがない!っつーわけで、前に進めなくなってしまいました(涙)


本物導入
リジットサポートベアリング導入に当たって、方法は2通りあり、1つは、製造元のIOSにフルチューニングに出すこと。ただし、2万円くらいかかるので、かな〜〜〜り高額です。

もうひとつは、リリーパッドジャンキーズでおなじみのキャスティングの小林氏に施工をお願いすること。こちらは部品代工賃込みで3000円でやってくれるのでかなり良心的ですw

んで、先日、キャスティング南柏店に行ったんで、リールもっていってやってもらいましたw電車移動なので、リールが無駄に重く、部品だけで売ってくれりゃ楽なのにな〜と思うんですけど、キャスティングでは部品のみの販売はしておらず、必ずリール持込での対応です。取替えの様子を見てたらシムとかがあったんで、リールの個体差があってポン付けできない機種もあるんかねぇ???

で、わざわざ高いメインリールを持っていくのも心配なので、改造に失敗したヤマハカラーのC4を持っていき、施工してもらいましたw

リジットサポートベアリングの正体はベアリング1個とハウジング1個。ベアリングサイズは12-8-2.5。ミネベアで言うと、L-1280。ハウジングは14-12-2.5サイズのアルミ?ハウジング。これはオリジナルだと思います。

早速、最近良く使っている千鳥屋リールに取り付けます。

まずはオメコワッシャを外します。これがあったら邪魔で取り付かないのだ!

そしてベアリングのグリスアップ。IAR直下なので滑らない様にワンウェイ用グリスを塗り、

あとはハメるだけ!

アベイルドラグには必須アイテムのシム2枚は邪魔になるので外しておきます。

ギチギチに締めた状態でコレ。ハンドルがギリ取り付けられるって感じの遊びです。オメコワッシャがなくなるので、ドラグワッシャにかけられるテンションはフルロックのみ。雷魚以外では使えないパーツじゃないでしょうか。

ンデ、ハンドルつけて施工完了w

白いのは純正なんですが、回し比べてみたところ、

スムーズさは全く一緒と言っていいと思います。まわした感じがよくなったという自覚症状はないです。

ただ、遊びがなくなるという点で、アベイルドラグはIARのハウジングに干渉するんでそれがなくなるのかも????

とりあえず、自己満カスタムだと思いますが、不具合がでなければ、それはそれでアリだと思うので、様子を見てみま〜す!!!

2014年テスト結果
2,3ヶ月使ったリジットサポートベアリングですが、シーズンオフ後のOHで塩梅を見てみました。

ベアリング側はなんもないんですが、カラーは時折空転しているんでしょうか、スレたような跡が見えます。できればここの空転を抑えたいんですが、できるんかな???

で、IARのユニットの外側の真鍮がドラグと干渉してすり減っていました。これはもともとアベイルのドラグを使っているせいで、アベイルのドラグがすれるくらいのクリアランスなんでしょうがないんですが、リジットサポートベアリングにすることで進行が早くなるのか変わらないのか、よく分かりません。

ノンリジットサポートのものと比べてみると、明らかにリジットサポートのほうが動きません。ともすれば、スレはリジットサポートのほうが確実にないはず!?

と思ったんでリジットサポートは引き続き乗せて使うことにして、ドラグ側にグリスを塗布して使ってみることにします。


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