スプールベアリングの肉薄化


アブのスプールベアリングは10−4−4ですが、このベアリングを薄いヤツにコンバートし、転動体のボールの小型化を図り、結果、フリクションを減らせる。こういうチューニングを思いつき、実行してみました。

左2個が10-4-4。右2個が10-4-3。ミネベアのステンベアリング。全部で1000円。高田!安い!仕事キッチリ!本来なら、10-4-4のベアリングのシールドがオープンのやつのほうがいいんですが、既製品ではモノがないため、シールドを開けないけません。

左が10−4−4でシールドを外してオープンにしているやつです。右が10−4−3の元からオープンです。

厚さが違うのが分かりますか?

C4のスプールベアリングに10−4−3をセットです。

メインギア側。スカスカです。

コグホイール側です。こちらもスカスカ。

まともに回るか?

回るがな〜。回転は19往復といったところ。それでも大してかわらんなぁ・・・。だけど、初めからオープンになっていて、シールドを外す手間がないので、こっちのほうがいいかもw

というわけで、トラブルが出ない限り、コチラを愛用することにします。



そして、トラブル。


スプールがシャリシャリ言います。スプールが全体的にメインギア寄りになっており、シャリシャリとすれる音がします。

原因究明
これがクラッチオフのとき。ブレーキブロックホルダーのブッシュとピニオンがかみ合っています。

で、クラッチ切ったときがコレ。ピニオンが後ろに下がり、スプールと離れるのでブレーキブロックホルダーのブッシュとかみ合わなくなり、結果、フリー状態で回ります。

このとき、丸の部分は、ベアリングと接触することになります。ということは、ベアリングが1mm薄くなると、クラッチ切った時に1mmほどスプールが左によるわけですね。すると、今までスレてなかったブレーキブロックの部分が当たってしまい、シャリシャリというってわけです。


通常ベアリングの10−4−4。真鍮ブッシュに注目。
肉薄ベアリングの10−4−3。上のに比べて真鍮ブッシュが内側に入り込んでいます。これで、ピニオンと干渉するんですね。

なるほど。ナゾが解けました。

というわけで、ピニオン側のベアリングを10−4−4に変更。

ただし、スプールピニオン側はベアリングの厚みは関係ないので、薄いまま使うことにします。

で、修理完了!トラブルなく、使えてオリマスwww

使用感もぐっどwボールの小型化により、確実に摩擦は減っているはずなので、飛距離も上がっているはずですwww


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