千鳥屋 軽量レベル導入
先日、毎日見ている千鳥屋ブログで、現在開発中の軽量レベルが紹介され、「いつ発売されるん?」と聞いてみたところ、まだテスト段階なんだけど、実釣で使ってみて塩梅を教えてチョ!
と言われまして、ブツが送られてきたので、ためしに使ってみることにしましたw
これがブツです!
ワイヤー形状は純正が1.4φなのに対し、1.2φを使用しています。これは、市販で1.4φワイヤーがないのと、軽量化です。
さらに、下が狭く、上側が広がっているのは、巻き取る時はラインは下側の狭いところでスプールにキチンと整列された状態で巻き取られ、キャスト時にはラインは上を通っていき、その際、引っかかりによるバタツキ対策だそうです。
で、パイロットガイドは無論、チェックメイトなんですが、今回はブラックアルマイトバージョンが送られてきました。アルマイトはザラツキが増える代わりに耐久性が高くなるそうで、ノーマルバージョンのアルミ無垢は抵抗は少ないんですが、以前にツメが折れて無限ループになったことがあるので、耐久性重視でこれを使ってみてとのことです。
で、パイロットガイドのキャップですが、通常はねじ込み式なんですが、ねじ山の分の肉が重くなるとのことで、POMキャップ式になっています。使っているうちに外れんのか!?と思うんですが、これはフィールドテストで試してみるしかありません。リスクを負いつつ、限界まで軽量化を図る姿勢は大好きですw
ンデ、重量ですが、ハンパじゃない軽さで、なんと2.3g!レベル本体とキャップとチェックメイト全部あわせて2.3gですわ!
純正のレベル、パイロットガイド、ナットあわせて6.8gですから、どんだけ軽いんや!?という話でビックリです!
以前、ギリギリまでブランキングしたレベルがパイロットガイドなしの単体で3.8gですから、それよりもダイブ軽いど、どーなっとんのや!?って感じです。
さらに、レベル両端にリングをかましており、ウォームシャフト側カバーにはリングのみが接触するようにしています。
純正はまっすぐ。
だもんで、セットしたときは純正はこんな感じに接触して、設置面により、摩擦を受けますが、
千鳥屋レベルの場合、両端のリングのみが接触しているので、抵抗が大幅に減って、こんな感じに接触しています。
軽い上に、カバーとの接触面が小さい。これはどういうことかというと、
レベルは高速で往復運動繰り返す。
左右端で折り返す時、レベルワインドは一瞬停止する。
そしてまた高速で動き出す。
右動?止まる?左動?止まる。。。。。
その止まったレベルワインドを再度動かすエネルギーは?
ルアーが飛ぶ時の運動エネルギーです、そのエネルギーが スプールを回しレベルを動かす訳です。
レベルが往復の度に消費するエネルギーはレベルが軽い程 少なくなる訳です。
ということです。合理的♪↑千鳥屋ブログより抜粋。
ンデ、セットしますが、いつもどおり、キャップの中にはポリワッシャ1枚かまして、
チェックメイト入れて、キャップかまして終わりです。
も〜〜〜ね、動きはクソ軽いんスワ!純正と全く違う軽快感ですよ!!!なるほど、ここの軽量化はすごい効果がありますわ!
セット完了につき、フィールドテストへレッツゴ!
大関と横綱メインで投げ倒してきました。
結果、
ワイヤーの形状に問題ありだと思いました。
キャスト時のフィーリングは実感できるレベルで、驚くほど回転が軽くなったと思います。キャスト直後にレベルの動きを見ていたら、ピンポンダマのごとく、レベルがカッ!カッ!と跳ねるように往復しているのが見て取れました。確かに、ここの部分の軽量化は絶大な効果があります。
ただ、増えたのがバックラで、純正レベルに比べると、トラブルの回数が滅茶苦茶増えたと思います。それに伴って、ラインのモアモアも相当増えました。レベルが往復する直後にモワモワなる感じです。
サミングしていたらどうってことはないんですが、サミングするとどうしても飛距離が落ちてしまうので、飛距離が伸びません。
あれこれ試していると、色々と分かってきて、サミングなしでもモワモワッとなる時とならないときがあります。
そして、バックラも特定の部署で多く見られ、それはスプールのハシ寄りの解きにくい嫌な位置が多かったです。こーゆー場所です。
なんでそうなるのか、ラインの動きを観察していたんですが、私の思う問題点はワイヤー上側のふくらみにあると思いました。
テンションがかかって巻いている時及びスプールラインが少ない時は、ラインはワイヤー下側の細いところにかかった状態でスプールに巻かれるため、スプールのハジまでキチンとラインが整列された状態になるのですが、テンションが緩いときに巻き取りがスプール上部に行った時は、ラインがハジまでキチンとよらずに、ターンして、反対側に向かって巻かれます。
これがその様子なんですが、手前側でターンする瞬間にラインはハジまで寄らずに反対側に向かって巻かれ始めます。
その状態で巻かれると、中途半端な位置でターンしてしまい、ハジのラインがスカスカになります。
悪い例がこんな感じです。矢印の部分でちょっとしたクボミが出来ていて、ラインの状態は、極端な話、
このようになっています。
となると、下側のラインに上側のラインがかみこむような状態になり、結果、ターンするときに引っかかってバックラのリスク及び、バタツキが増えます。
つまり、スプールに巻かれる時に、ラインがレベルの狭い部分に引っかかった状態で巻かれるとバタツキにくく、広い部分で巻かれるとバタツキが増えます。
テンションがかかった状態で巻かれると、ラインはスプールに近い位置からガイドに向かって一直線になり、下方向に傾斜がかかるため、ラインは下側の狭いワイヤー部に引っかかるため、問題なく巻き取ることが出来ます。ところが実戦では、フロッグをシェイクさせながらアクションをつけ、スラッグを巻き取る作業をするため、どうしてもフケたラインを巻き取るため、テンションがかからない状態でラインを回収します。結果、スプールの上部両端にバックラのもとが出来るという塩梅だと思います。
だもんで、ラインキャパ、ギリギリ満タンで、フロッグにアクションをつけながらの回収だと、フルキャストでライン放出直後にスプール両端でバックラ及び、ラインのバタツキが多発すると思います。
この旨を千鳥屋さんに伝えたところ、POM製サムレストのモデルでも干渉が見受けられ、改善に乗り出したようです。
なお、心配していたPOMキャップぶっ飛びについては問題ありませんでしたw
では、また次回〜w
新型レベル導入
あっという間に千鳥屋ブログで改善の報告があり、加えて、指ハジキの動画でこれでもか!というくらい軽く動いているところが紹介されたため、1つ注文しましたw決して安くはないです。千鳥屋ブログ見てると、サイフが炎上します(汗)
これが新型です。なお、これは赤ですが、特注色なので、ノーマルはシルバーです。
プロト品からの変更点は、ワイヤー形状、幅を純正と同様にしています。
純正は2.5mm。
千鳥屋も2.5mmです。ただし、純正は1.4φなのに対し、千鳥屋は1.2φです。
また、ワイヤーはプロト品はステン軟線だったのに対し、ステン硬線にして強度アップしています。
あと、パイロットガイドのPOMカバーを抜く時に便利なようにペンチでつまむチクビを追加していますw抜け防止のためのクリアランスを狭くしているのか、プロト品より抜けにくくなっていて、抜いた時、キュポン!とフェラチオの仕上げ時のような音がします。
重量はプロト品から更に軽くなって、チェックメイトセットで、ビックリの1.6g。
単体では1.2gです。
また、ボディは、材質を変更して、プロトはA2017ジュラルミンだったのに対し、新型はA7075超超ジュラルミンにして強度アップを実現しています。
早速取り付けてみましたが、まずドレスアップ感がヤバイです!レベルが赤ッスよ!たしかに3倍早く動きそうですwチャン白に赤ですからね!レカロみたいで、たまんね〜^^。いっそ、ベロも赤にしたいんだけど、やり方がわかんね〜・・・・。
そんで、指で弾いて動かしてみたんですけど、「エッ!?」ってくらい軽いわけwwwもうね、純正とは全く抵抗がちがいまっせ!なんつーか、磁石で浮いているような感じw勝手に命名するとしたら、リニアモーターレベルっすわ!
これみてん!スライドとターンが羽のようですがな!
ハッキリ言って、ここの軽量化がここまで軽くなるとは、思いませんでした。かなりのカルチャーショックですわ。
ただ、使うのが来年の3月くらいだもんで、まだまだ先だきん、断言は出来ませんが、かなりの戦力を感じますwww
というわけで、無事、換装作業終了w
全体の動きはこんな感じw良い感じですw
来期は飛距離がヤバイことになりそうや〜!
新型キャップ
千鳥屋から、軽量レベル用の新型キャップが送られてきましたw
前のはチクビみたいでデザイン的にダメだったようで、こっちなら脱着が楽に出来るように改良されているようですw
で、ハメて見た感じ、前のモデルよりもキツキツになっていて、指でなかなかはめれませんでした。
そんなわけで、千鳥屋さんに聞いて見ると、どうも0.02mmの精度誤差でキツキツになったり、ゆるくなったりするため、今回のはキツキツだったもようです。どうも、現物アワセで作らないと、ジャストフィットのサイズが出ないそうで、今度何かのときに0.02mmゆるくしたサイズを送ってもらうことにして、今回はチクビ型キャップを使うことにします。
で、工具は7mmスパナがジャストフィットでしたが、使い方としては、指でつまんでまわすみたいです。たしかに、まるっこいキャップよりかは、ひっかかりがあるので、まわしやすかったですw
トラブル
先日、4.5kgほどの雷魚を引っこ抜いた時にトラブル発生。無限ループになりました。
原因は、POMキャップがはずれかけており、チェックメイトがグラついていました。現場でキャップをはずし、チェックメイトを入れて、またキャップをして再開できましたが、結構な負荷をかけてのリフティングはカバー外れのリスクがあると思います。
一応千鳥屋さんにも相談しましたが、軽量化優先で作っているため、接着剤とかで対応タノム!とのことだったので、対策をしてみることにしました。
で、使用する接着剤はコグホイールの固定でおなじみのロックタイトのピンポインタゼリー状。
これを爪楊枝で少し取って、キャップのはめあいのところに滴下し、
指で広げながら仕上げにティッシュでこそぐような感じで施工完了!
相手がPOMキャップなので、少々厚く塗っても問題なく入る感じです。
これで対策完了!ハメあいは前回よりもダイブきつくなりました。これで様子を見てみます!
マイナーチェンジについて
この軽量レベル、発売から半年後に買ったやつなんですが、どうもちょこちょこマイナーチェンジをしているようで、性能が知らぬ間に上がっているようですw
これは旧式ですが、穴が開いてないんですが、
新型は穴が開いています。動きはあんまし変わらないような気がするんですけど、どーも新型のほうが良いような気もしますが、旧型もかなり動きが軽いんで、新旧のよしあしはイマイチわかりませんが、
兎に角、
めっさかる〜〜〜〜いデツ!(笑)
ハッキリいってオススメパーツw
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