エアブラシその2
というわけで、その1の続き。
竹島さんオススメは臭いけど溶剤系の速乾塗料。ロックで言えばプロタッチなんかの速乾1液性塗料を紙に塗るのが一番うまく出来て、DVDなんかでも1液溶剤塗料をコピー紙に吹き付けてやってたらしいのですが、
うち、風呂場に換気扇ないし、あんな密閉スペースでプロタッチなんぞ使ったら、一撃でシンナー中毒にならせんかいのと思って、しかも1液とはいえ、そこいらのホムセン塗料よりはよっぽど優秀で、こびり付いたらなかなかのかんのよね。
ひょっとぶちまけたら、後が悲惨です。でもって、ウチの坊っちゃん、シンナー臭いとこで風呂に入れたくないし。
でもって、プロタッチだったら、吹き終わった後、エアブラシ、ラッカーシンナーで掃除しないといけないし、そんときどうすんの?まさか風呂場でラッカーシンナーふけんど。おまけに洗浄中にプロタッチビシバシ出てくるし、
というわけで、なかなか発射できないのが現状です。
だもんで、いきなり溶剤塗料に行く前に色々可能性を考えてみました。
絶対条件
@なんといってものく塗料。硬化したところでバスマジックリンつこたら一撃でのく塗料。これは掃除の面で必須条件です。
A溶剤は毒性ゼロ。理由は臭いのがいやなのと、子どもが風呂に入るときに毒性のある気体を風呂場に充満させたくないから。
というわけで、この塗料がないのか、色々やってみようと思いました。
で、まずは@の条件で、いったん頓挫した墨汁ですが、墨汁の素晴らしいところってのはのくところ。水性塗料っていったって、硬化したら油性1液塗料と一緒。耐水性でのきません。ところが墨汁は違う。硬化したところで、バスマジックリンつけてタワシでこすったら一撃wエアブラシはミクロの霧が広範囲に散らばるので作業中は気にしなくても、終わって紙を剥がしてみると、こんな風に紙のマスキング跡が付いていたってのが日常。広範囲を一気に簡単に掃除できないことには風呂場でのエアブラシは不可能です。
というわけで、案1は墨汁の見直しです。
そして案2は、インクジェットプリンターのインク。墨汁は、硬化後も水がつけばにじみます。また、もともとが液体ですから、水性塗料みたいにダマになりません。同じ特徴を持っているのがインクジェットのプリンターのインクです。印刷直後に紙に触っても、付かないでしょ?ということは、超速乾性塗料なんですあのインク。また、もともとが液体だから墨汁と同じくダマにならない。また、インクジェットで印刷したインクは、硬化後も水にぬれると、にじみます。これは硬化しても水で落ちるということをあらわしていて、ということは、硬化後も水で洗えるということで、墨汁と同じ特徴を持っているので可能性はあるということです。
そして、Aの溶剤ですが、速乾で水溶性で、無毒で臭くないシンナーといえば、エタノール。墨汁もインクジェットも水溶性のインク。だもんで、エタノールを使ったら溶けるはずです。
だもんで、実験計画としては、
・墨汁+エタノール
・固形墨汁をエタノールで溶かす
・インクジェットインク
・インクジェットインク+エタノール
これで@Aの絶対条件が満たせるかどうかの実験をしてみますです。なんとしても風呂場をエアブラシのアトリエにした〜い!
と、
ちょっとまて!
ミクシィのエアブラシコミュで、墨汁で練習している人をみつけました。で、よくよく、プロホンポのHPをみまわしてみると、ここでも墨汁でレッスンをしており、厚手の画用紙を使った模様。
だもんで、百均で、厚紙を買ってきました。
で、ナンボか吹き重ねてみると、なんと、乾きが早くて、普通に塗り重ねが出来ました!
いけるいける!墨汁+水でもいける!コピー用紙がいかんかったのちゃんちゃこりん!
だもんで、基本の点と線を練習して、
水平線を練習して、
玉を練習。水平線はなんとなくわかったけど、玉がまだまだじゃな〜〜〜。トータルTの虎の巻見ながら勉強せんといか〜ん!
で、ちょっときになることがあって、今まで、自作グリップ付けてやってたんですが、竹島さんがブログで、グリップないほうがペン感覚が取りやすいと書いてあったので、久しぶりにグリップを外してみると、これがなかなか良い感じで、明らかにグリップがないほうが操作性が良いです。まだニードルアジャスタに頼ったトリガーワークですが、これもいつか卒業戦といけんね。
で、きになったのが、コイルホースで、コイルまいとるけん、引っ張られるような感覚になることがしばしばあって、これも変えようかなと思います。ストレートホースのほうがいいかもね〜〜〜。昔ホムセンで買ったヤツがあるけん、それをつけてみよかいの。
で、さらに気になったのがカップ。これは15mlカップですが、こんなにいるんか?ということ。エアブラシやるには、こんなに塗料入りません。7mlでも十分。となると、重いだけのような気がして、重量を測ってみると、171g。
一方、純正の7mlカップをつけて測ってみると、155g。明らかに7mlカップの方が軽い!だもんで、7mlカップの方がエアブラシにはむいとるかもしれん。
ウレタン塗装やる分には、15mlあったほうが塗料があふれてこぼれる心配がないので、いいんですが、1液エアブラシアートで使うには、7mlカップもしくは、もっと少ないカップでもいいかもしれん〜
2012/2/7
エアブラシじゃエアブラシじゃ!嫁はん子ども連れて松山遊びにいったけん、夜おらん!こーゆー時がエアブラシの練習のチャンスじゃ!焦らずのんびり楽しみながらじゃ!早速、文房具屋で、でかい紙こーてきたで!ミッフィーちゃんの画用紙、250円じゃ!
ただし、コピー用紙での失敗もあって、乾きが遅い紙じゃ不向きなんで、怖いんだども、
試してみたら、
嗚呼ダメ!渇きが遅い〜!エアブラシには不向きな紙やき!
が、まぁ、重ね吹きを若干待ってやったらいいか?と思って再開。
今日はトータルTの虎の巻2に納められている人物画の書き方を見ながら人物画にチャレンジしてみました。いつも線とか点とか水平線書いてばっかじゃつまんないもんね!
まずはウォーミングアップで点やらグラデーションの間隔を思いだします。このあたりがたまにしか出来ないエアブラシ練習の痛いところ。
見よう見まねでやってみたものの、やはり、難しい・・・特に、ちょっとでもガンを近づけたりトリガーを引きすぎたりすると、一気に修正が効かない線が出来上がってしまって、しかも、光と影を意識しながら書くっつっても、今まで実線でしか絵を書いたことがないもんやけに、全部影になってしまうのよね。
そして、目!これがムズイ!濃すぎるし、ダマが出来るし、目じりがはみ出たり、ブラシワークが未熟なきん、小さい目が描けずに、大きく書いてしまってアンバランスになったり・・・・。虎の巻の解説の通り。目はムヅイ!あと鼻の穴をどうやってかくのか!?
だもんで、ちょっともう一回虎の巻を見て勉強して、再チャレンジ。
おっ!?なんか前よりよくなってないか!?なんでもそうですが、技術のスペシャリストで、なおかつ、教授のスペシャリストというのはなかなかいません。トータルTの竹島さんの解説はホント、分かりやすいです。一言一言が洗練されていて、納得の「言葉」が出てくるんですよね。同じようなレクチャーをしながら、その教授方法を磨いていった感がかなり感じられます!
が、
やはり、見よう見まねでマネできるようなモノではない。
というか、現在、見本なしでやっているんですが、
見本があったほうがいいじゃろ。と思って、ヒロトの顔を題材にしてやってみたものの、
なんだコリャ!?なんか、ヒロトはひんまげた顔が多いのでやりにくいちや〜
でもって、元通りの顔に戻りました。やればやるほどマシになっているような気がしますがまだまだ。なんだか、線を右が濃く、左を薄く書いたほうがうまくいきますね。これが光と影?しかし、輪郭はやはり濃くなりがちで、特に左側の輪郭をどの程度の線で書けばいいのかよく分かりません。
しかし、むずいな〜。目がね、目がムズイ!
で、人物画なんかを書いてみると、ペン感覚をとったほうが断然書きやすく、グリップはやりにくいだけというのが分かりました。グリップなしのエアブラシを両手で支えるぶんがいいですね。あと、自在にスプレー量を変えられるほうが濃い線、薄い線を書きやすく、ニードルアジャスターは締めないほうがいいというのが分かりました。ベタ塗りするのと、絵を書くのでは、セッティングは全然違いますね。面白いwwww
で、今日はここまで。両手でやるので、肩がこってきます。
2月12日
新兵器作ります。タミヤの0.2mmのプラ板が余ってまして、
これを4枚ガムテープで張り合わせ、練習の時の下敷きにします。
というのも、紙を風呂場に直付けしたら、掃除がめんどいのよね〜。下敷き引いたほうが後々楽なので、この方法でやることにしました。
で、今、トータルTのエアブラシスクールDVDを見ながら勉強しているんですが、玉も難しいな〜
顔もうまいこといかん。なんかね、ちょっとでも濃くなるとドロ沼化まっしぐらじゃね。もはや光と影、まったくわからんことなってしもた。顔むずい〜
ちょっとこのまま練習していてもダメ。ちょっとDVDが途中なので、全部見て勉強しますです。
2/19
でもって、トータルTのエアブラシスクールDVDを買って、どんな練習しようかという感じなんですが、キホンが抜けていたら次のステップへ行っても、結局出来ないから、結局もとのステップに戻るだけじゃね〜か?なんて思えてきて、結局、球がかけないと、顔かけないんですわ。ワタシ、球かけないのに、顔かいてて、それじゃうまくはならないよねっつーわけで、
球が完全にかけるまで、顔とか描くのは止めて、球を徹底的にやることにしました。光と影をつかみたいんです。
で、今回は、横に見本を置いてやってみます。
で、濃いとスグに修正が効かなくなるんで、墨汁はかなりうすめました。
しかし、それでもまだ濃いかな?また、球も全体が濃くて全然ダメ!
そのため墨汁はさらにうすめて、紙を大きくしました。トリガータイプのエアブラシを使う場合、微細な操作がしにくいので、書く紙をなるべく大きくしたほうがやりやすいそうです。
すると、あちゃちゃちゃちゃ〜!乾燥が遅くなって死亡!
どうやら水性塗料の場合、水が多くなると乾燥が遅くなるため、吹き重ねた塗料がハジいて、こんな感じになりますね〜
というわけで、作戦変更。水で薄めた墨汁は廃棄!以前考案した、墨汁をエタノールで溶いて使うことにしました。
で、ふいてみたところ、いけそうですwただし、裏面は湿っててダメですね〜でもって、今回はミキシングカップでやりましたが、紙コップのほうがやりよいですね〜。こぼれやすいし、シンナー足そうにも、こぼれるし、掃除が大変だし。また、吹いてみて濃かった時のカップ内の塗料の入れ替えのときも、困ります。竹島さんのDVDで紙コップが使われている理由が分かりました。結局、百均の使い捨てツールをいかに駆使していらない手間を省くかです!
でもてやってはみたけれど、やっぱうもいかんな〜。なんかね、ちょっとでもガンを近づけたら、へんに濃くなって、そうすると、周りをもっと濃くしないといけないから・・・・これを繰り返して、影の濃淡もくそもなくて、塗りつぶしただけになるんよね。じゃぁ、控えめに控えめに濃くしないようにすると、今度はエッジがハッキリしなくてぼやけたままで、そのまま塗り続けると、いつの間にか濃くなりすぎて、塗りつぶし状態。光も影もクソもなかとです。
でも、どちらかというと、薄めのほうがいいですね。ビー!っと濃い線がでるような稀釈じゃだめですね。吹きもってシンナーをいれながら、薄すぎたら、ペンキを入れながら、調整しないといけません。当然、圧が強すぎたら、ブチュ!っとなるので、圧の調節もしながらです。なるほどDVDでいっとった、「濃いと思ったらうすめる。薄いと思ったら濃くする。圧が高いとおもったら低くする。低すぎると思ったら高くする。稀釈が何%、圧は何キロじゃぁないんです。感覚なんです」というのがよく分かります。そのための大きい稀釈コップで、それが紙コップということでしょうか。兎に角勉強になるDVDです。
途中飽きてきて、ファイアーパターンの練習とか、文字の練習とかしたけれど、なっかなか。
鉄パイプもなかなかうまくいかんの〜
顔も相変わらずだめだめ。アバターかっちゅうの。
兎に角、
エアブラシ、ムヅイ。
ちょっとやそっとやったくらいじゃびくともせんき!
誰だ!?エアブラシ簡単とかいうたん!?しかし、やりつづけるしかないのである。とりあえず、玉と地平線をもっともっと練習しますです。