偏光レンズ紹介 その2
その1がどえらい縦長になってきたので、新しくしましたw
ちょっと、今、タレックス改めで、ほかのメーカーのレンズにも注目して選定しているところで、各メーカーについて感じたことを改めて書き綴ってみますです。
タレックスについて
「タレックス教」とでも言いましょうか、兎に角、釣り用レンズはタレックス!って印象が強い昨今。それはジール及びサイトマスターがタレックスレンズを標準仕様しているからではないか!?と思ったりしております。
私自身、「偏光レンズはやっぱりタレックス!」と思っていますが、改めて考えると、他のレンズとどこが違うのかがよく分かりません。
何が違うの!?
って感じですが、ワタシの知る限り、偏光レンズは機械製造でやってしまうと、ヒズミが大きくなって、偏光フィルターがゆがんでしまうといわれていて、その点、タレックスは、ハンドメイド。全工程の60%を職人が手づくりで行っており、偏光フィルターのゆがみがほとんどないそうです。
だから長時間かけていても疲れないんだとか。そして、偏光フィルターにヨードと呼ばれるもので染色しており、これが、「可視光透過率が高く、偏光度が高い」つまり、「明るく見えて、チラつかない」性能を実現できるのだとか。
この、「明るく見えて、チラつかない」という性能アピールですが、よくよく調べてみると、昨今の偏光レンズメーカーは全部これを実現しており、具体的な違いが分かりません。
というのも、この明るく見えてチラつかないレンズというのは、タレックスだったら、イーズグリーン。
可視光透過率40%の偏光度90%がそれに当たるのですが、同レベルのレンズだったら、コダックのオリーブグリーンが可視光透過率34%の偏光度99%、コンベックスのライトグリーンが可視光透過率40%の偏光度99%、スワンツの偏光キャナリーが38%の94%となっており、際立った性能の良さというのはスペックでは分かりません。というか、「明るく見えてチラつかない」というスペックでいうと、コンベックスが一番上を行っています。
私自身、タレックスの偏光以外つけたことがないので、一番知りたい部分、「他のレンズと何が違うの?」の点に関しては全くの未知数です。
ただ、長いことタレックスをかけ続けている人間としてのインプレは、確かに、長時間つけていても疲れません。そして、よく見えます。ただし、これは他のメーカーのレンズも同じように、長時間つけても疲れないこと、ゆがみがほとんどないことをアピールしているため、じゃぁ、他の偏光レンズは疲れるんか?と言われると、それはないような気もします。
そんなわけで、「タレックスだから!」という性能は全く語れないわけですが、タレックスに対する不満もあるので、その点を紹介します。
タレックスに不満が出る時というのは、レンズ交換の時だと思います。
レーシックを受ける前のことですが、度入りのレンズにする時にその不満が出てくると思います。実はタレックスというのは、度入りレンズを作る技術が良くないのです。
というのも、度入りレンズを薄くする技術がかんばしくないのです。例えば、同じ度数でも、コダックだったら、薄く出来るのに、タレックスだったら、分厚いレンズになってしまいます。
これがカーブレンズになると、さらに顕著になり、コダックとの差は一目瞭然。コダックが薄いレンズなのに対し、タレックスは牛乳瓶以上の厚さになってしまい、勉造さんクラスのルックスになります。
だもんで、タレックスの難点その1は度入りレンズの薄型技術にあると思います。
※レンズを薄型に出来るかどうかは、そのレンズの「屈折率」に大きく左右されます。一般的なレンズは屈折率が1.5.高屈折率のものは1.6です。タレックスは1.5でしたが、2011年に1.6のレンズを開発しており、今現在、薄形技術は進行しているのかもしれません。
その2はフチなしフレームへの適合です。フチなしフレームは、レンズに穴を開けるときに偏光フィルターを傷つける点、レンズに直接フレームをネジ止めする点から、特殊な強力レンズが必要になります。タレックスだったら、「カッチュウ」という素材のみが対応です。
カッチュウについて
タレックスの標準レンズはCR39(PPL75)というマテリアルを使っていたんですが、これだとフチなしに対応できないということで、強化プラスチックレンズの開発をスターと。2001年に始めて、2006年に発売されたレンズで、プラスチックレンズとしては、世界最強の強度を誇る一品らしく、どーやっても割れないマテリアルだそうです。2006年にようやくフチナシ?って思われがちですが、そこは見え方にこだわりがあるらしく、安易にポリカを選択することを避けた結果といえ、無茶苦茶強く、それでいてよく見えるマテリアルです。が、割れないけども、キズが入らないわけでは全くなく、ちょっとしたことでも一撃でキズが入るので、そーなったら、やっぱり交換。値段を下げて欲しいなと思う今日この頃です。
で、タレックスのレンズは全部で19種類ありますが、全部カッチュウが選べる状態だったら良いのですが、現実はそうではないのです。
コダック、コンベックスだったら、全種類の偏光レンズがフチなしに対応しています。がしかし、タレックスはカッチュウを選択できるレンズは、全19種類のラインナップのうち、11種類しかありません。
つまり、およそ、40%のレンズがフチなしレンズ非対応になってしまうのです。その中でも釣りに使えるレンズはアクションコパー、イーズグリーン、トゥルービューシリーズのみになってしまい、その他のクセのあるレンズの選択肢がありません。そんなわけで、フチなしフレームを愛用している人間には、タレックスの選択肢はほとんどないと言って良いと思います。
以上が、今現在タレックスについて感じていることです。
タレックスの偏光膜打ち抜き技術と品質管理について
偏光レンズでよくヒットするのが、金栄堂なのですが、そこの動画で偏光レンズに関する情報を発信していて、勉強になるので良く見ているのですが、そこで得られたウンチクを紹介したいと思います。
タレックスがイチバン良いというのは他のメガネ屋と同じ意見なんですが、その理由で、品質の安定度という点が挙げられました。
偏光レンズの命はレンズにサンドイッチされる偏光フィルムですが、今現在、国内で偏光フィルターを作っているのはタレックスただ一社のみみたいです。
他の偏光レンズメーカーは海外品の輸入に頼っているようで、違うのは品質の安定性だそうです。
タレックスの場合、季節によって温度とか湿度とかが変わってくると、それが偏光フィルムの品質にも影響が出るみたいで、タレックスでは、6000項目のチェック項目を設置し、徹底した品質管理を行っているようです。
じゃぁ、海外品はしてないんか?というと、そーではないみたいなんですが、タレックスと比べると品質のバラつきはあるようです。
また、偏光フィルムってのは、サランラップみたいに、うすーい膜で、それをポンチみたいなカッターで切ってそれをポリカでサンドイッチし、メガネにあわせて研削するみたいなんです。
で、致命的なのは、ポンチで偏光フィルムを打ち抜く際にフィルムに歪みが出ちゃうことで、この歪みをなくすためにタレックスが研究を重ね、
切る前と切った後のサイズの誤差をゼロにする技術を確立したようです。その技術から得られたフィルターというのは、歪みが完全にない膜だそうで、それを使って作られる偏光レンズも当然歪みがなくて、結果、見え易さに繋がるみたいで、
兎に角、メガネ屋がクオリティで選ぶなら「タレックス」と判を突く理由がよく分かります。
コンベックスについて
コンベックスは明るい薄い色の偏光レンズが得意みたいで、釣り用レンズにも結構使われているみたいなので、偏光レンズの選定に入れて、色々調べてみました。香川では夢タウンとかイオンに入っているタナカに取り扱いがあるので、相談してきました。
コンベックスの偏光レンズはSP−Xという名前で、ラインナップはSPX-1.5とSPX-1.6です。1.5はいわゆる、フチありフレームにつけるレンズ。1.6はフチなし対応のレンズで、タレックスでいうところのカッチュウです。ハードコート、マルチコート、ハードマルチコート、全部種類があります。
偏光レンズを選定するスペックで、最も肝心な数字は透過率と偏光度(明るく見えてチラつかない)ですが、このスペックは、コンベックスが一番上を逝っていると思います。
ライトカラーのラインナップは透過率が41%で偏光度は99%です。
タレックスはイーズグリーンが40%の90%、コダックはオリーブグリーンが38%の94%、スワンツは偏光キャナリーが38%の94%となっており、スペック上では、コンベックスがナンバーワンです。
コンベックスのカタログを見てみると、透過率と偏光度というのがありますが、透過率のところに、41%(37%)となっています。これは、マルチコートだと41%、ハードコートだと37%ということです。
ハードコートはレンズに白い光がはいって、それがまぶしくて視界が妨げられます。※写真はアクションコパーのハードコート。
マルチコートは反射の光が緑色でちらつきません。そのため、よく見える。というわけで、マルチコートをかけたほうが貸し光透過率が高くなるということを表した数字です。※写真はアクションコパーのハードマルチコート。
カバーを見た時だって、マルチコートは内面のチラツキがないのでよく見えますが、
ハードコートのレンずだと、レンズに反射光が写ってチラついてよく見えません。
そんなわけで、マルチコートは必須だと思います。
で、コンベックスのレンズを触って見たところ、タレックスと同じようなモンかなと思いました。コパーはアクションコパーとほぼ一緒。ライトグリーンはイーズグリーンとほぼ一緒です。
で、今回の偏光レンズの選定の目的は、マヅメで使える偏光レンズなので、明るく見えるレンズなのですが、SPXのラインナップの中だと、
1位 ライトブラウン
2位 キャメル
3位 ライトコパー
と感じました。
ですが、偏光レンズで暗いところで見やすいカラーというのは決まっていて、ズバリ言って、オレンジとイエローです。
ですが、SPXのラインナップだと明るく見えるレンズはブラウン系のレンズしかないので、ちょっとマヅメで見るのは厳しいかも?と思ったのが素直な感想です。※キャメルはブラウン系の色です。
そんなわけで、コンベックスは選定からはずすことにしたんですが、もうちょっとウンチクたれさせてくださいw
マヅメレンズの偏光選定で、「兎に角、可視光透過率を!」という選定基準で選ぶと、おのずと、「パソコン用室内偏光」の選択肢が上がってくるのですが、惜しいことに、コンベックスのラインナップには、室内偏光のラインナップがありません。
そのため、明るさの限界は、透過率41%のパールグレー、ドゥーブルの2種にかかってくるのですが、やはり、グレー系のレンズは暗く感じてしまうため、マヅメでの戦力には乏しいと感じました。
ミドルカラータイプとディープカラータイプも見てみましたが、SPXのウリである、「高可視光透過率&高偏光度」のメリットの恩恵を受けないため、チョイスの魅力は少ないと思います。結局、晴れてたらよく見えるけど、暗いと良く見えないレンズだと思いました。
そして、さらに痛いのがカーブレンズへの適合です。ワタシが愛用しているフレームはジールのデフィ8カーブとネイキッド6カーブです。
がしかし、コンベックスのレンズは基本的にはカーブ非対応。加工の限界が4.5〜5.0カーブなため、デフィへのコンバートは完全に不適合。
あとはネイキッドへの適合ですが、コンベックスは、キホン、フチなしレンズは非対応だったみたいなんですが、2012年6月に新型のSPX-1.6が発売され、対応可能となっています。
がしかし、SPX1.5と同じく、カーブにも制約があって、4.5〜5.0カーブまでです。そのため、6カーブのネイキッドにコンバートした場合、カーブが緩くなって仕上がるみたいで、せっかくのカーブレンズがストレートレンズみたいになってしまうというわけです。
つまり、デフィは対応不可。ネイキッドはストレートレンズになって仕上がるというわけで、選定基準からは完全に外すことにしました。
で、一応、値段の比較もしてみると、
仮にフチありモデルのフレームにSPX-1.5を入れた場合、度無しハードマルチコートで、15750円。
フチなしモデルのフレームにSPX-1.6を入れた場合、度無しハードマルチコートで、21000円です。
同スペックのタレックスと比較してみると、8カーブ対応で、ふちありフレームに度無しハードマルチコート(PPL75)が12600円。
6カーブのふちなしフレームに度無しハードマルチコート(カッチュウ)を入れて、16800円。
となっており、タレックスのほうが安くてフレームへの選択肢が広いです。
ストレートレンズのフチ無しフレームだったら、タレックスが11種類で、コンベックスが14種類なんでメリットもありそうですが、パソコン用の偏光レンズがない点で見ても、総合的な選択肢はタレックスに軍配が上がると思いました。
ただし、タレックスは明るいレンズはチラツキが大きく、晴天下ではまぶしくなる傾向にあります。
イーズグリーンなんかがまさにそれで、可視光透過率40%、偏光度90%のスペックですが、朝夕マヅメはサッパリ見えず、ピーカン照りでは、カバーへの照り返しが全然カバーできなくてチラついて見えます。ベストは曇天、雨の釣光のみだと思います。
その点、似たようなレンズ、コンベックスのライトグリーンだったら、可視光透過率が40%で偏光度が99%となっており、アクションコパーなみのチラツキカット能力があるみたいで、スペック的にはイーズグリーンよりも9%ほど上をいっています。
だから、イーズグリーン並に見えて、晴天時に出るチラツキもカットしてくれるのか!?と思って、その点が興味があるところなんですが、いかんせん、イーズグリーンを持っているのに、似たようなライトグリーンを買うわけもなく、興味があるだけに留まっています。
コンベックスについて感じたことはこんなところです。
コダックについて
コダックレンズも調べてきました。アイアイイスズに調査に逝ってきたんですけど、まず驚いたのが、コダックレンズのサンプルがほどんどない!ってことで、どうやら偏光レンズの相談に来る人、ほとんどがタレックスなんで、店頭から撤去したらしいです。
んで、そもそも、偏光レンズの歴史ってのは、タレックスが一番古いみたいで、コダックは後発みたいです。
で、「見える」点でレンズの素材を比較した時は、タレックスが一番良いみたいで、コダック他、他社のレンズはタレックスの抜けた穴を狙った開発をしているみたいです。
例えば、レンズの薄さ。タレックスは度入りにすると分厚くなりますが、そこを攻撃するように、コダックは「薄さを強調した偏光レンズ」を発売したり、その他は色。
例えば、タレックスはコントラストをギンギンに見せるカラーはACですが、あれは赤。同じようなレンズでもコダックはクリムゾンピンクっていうピンクをラインナップに乗せてきたりだとか、それと、タレックスはフチナシレンズのラインナップが少ないですが、コダックはオールモデルフチナシ対応とか、
コダックの歴史は対タレックスの歴史でもあるとか。
んがしかし、会社の規模が違うので、開発力の土台はコダックのほうが圧倒的に高くて、タレックスは大阪の中小企業ですが、コダックは世界企業。タレックスに出来ないことを難なくやってのけることが出来るようで、例えば、ハーフレンズ。
グラデーションがかかっている偏光レンズですが、タレックスには作れない技術で、コダックの巨大な開発力のなせる技みたいで、あと傷のつきにくさもタレックスよりもコダックのほうがすごくて、更に強いのが、オークリーだとか。
ただ、傷のつきにくさを追求すると、「見える」を犠牲にしなきゃいけないみたいで、結局、「見え方」でハナシをすると、タレックスに軍配が上がるみたいです。
がしかし、じゃぁ、コダックとタレックス比べて、コダックのほうが見えにくいのか?といわれると、そんなことはなくて、両方とも十分すぎるくらい見えるわけで、そこは、フェラーリとランボルギーニを比較するようなもので、さしずめ、フェラーリがタレックスでコダックがランボルギーニ?って感じみたい。
ただ、結局のところ、お客さんが選ぶのはタレックスばかりというわけなんで、結局は、タレックスが良いというわけなんでしょう。
とのことでした。
なるほど、言われて見ればその通りで、思えば、コンベックスの「タレックスよりも可視光透過率が高くて、偏光度が高い」という特徴も、「対タレックス」なのかもしれませんね〜。
http://www.h2.dion.ne.jp/~opt/opt_067.htm
このメガネ屋では、偏光レンズ選びのコツとして、「基本、タレックスをチョイスして、タレックスにないレンズをコダックやコンベックスでカバーする」と薦めていますが、それがイチバンなのかもしれませんねw
そんなわけで、やっぱりタレックスかな〜と思ってきていて、
全然使ってないTVSのレンズを交換したいなーと考えていたので、コイツはマヅメ用にブルーOAを付けようかなと思いました。
ただ、困っているのがネイキッドのレンズで、デフィのアクションコパーとかぶってしまっているので、こいつを変えたいのも本音なんですが、タレックス、カッチュウのラインナップがほとんどないんで、フチナシのネイキッドのレンズの選択肢がほとんどなくて、こいつはコダックを選んでみようかなとも思いますです。
そんなわけで、コダックのラインナップを見てみて、気になったのがオリーブグリーン。偏光度99%、可視光透過率35%で、色が黄色。バイクに乗ってて、暗い時に一番見えるメットのシールドは何色?といわれると、勿論、黄色なんですが、黄色が暗い時に一番見えることない?って思ってて、気になる色なんです。タレックスで言うと、ビスタイエローにあたるのがコレで、ビスタイエローはふちなしの選択肢がないけども、コダックだったらあるので、これでやってみようかなwと思います。
で、本格的にコダックの偏光レンズ導入にあたって、さらに調べてみました。
コダックの偏光レンズは大まかに分けて、2種類あり、ポラマックス6160とポラマックス6150です。共に、ストレートレンズ、6・8カーブ対応で、6150が標準レンズ。6160がフチナシ対応の強化レンズです。種類によって選べるレンズが変わり、
ポラマックス6150
テンダーブラウン、マロンブラウン、テンダーグレー、スレートグレー、クリムゾンピンク、ネイビーブルー、オリーブグリーン、
※染色カラー
ナチュラルグレー&ナチュラルブラウン(室内OA用偏光)
に、バイオレット、ブラウン、ピンク、グレー、ブルー、オレンジに染色して色を変えられる。
ポラマックス6160
テンダーブラウン、マロンブラウン、テンダーグレー、ストレートグレー、クリムゾンピンク、G15A、オリーブグリーン
となっております。タレックス同様、標準のプラスチックレンズ、PPL75レンズは種類が多いけども、カッチュウになると色が限定されるのと同じです。
この中で、タレックスにない色といえば、ピンクとブルーですから、コダックの狙い目はクリムゾンピンクとネイビーブルーだと思います。
で、レンズの仕様で値段が変わってくるので、
度無しレンズで比べてみると、こうなります。
コーティング | ポラマックス6160 標準・6・8カーブ |
コーティング | ポラマックス6150 標準・6・8カーブ |
SAB HD | 12600円 | HD | 8400円 |
SAB HMC FRESH | 14700円 | SAB HMC | 10500円 |
FRESH | ー(標準仕様) | SAB HMC FRESH | 14700円 |
SAB BCAR | 14700円 | SAB BCAR FRESH | 10500円 |
SAB HMC プラチナAR | 21000円 | SAB HMC プラチナAR | 16800円 |
染色カスタム | ー(できない) | 染色カスタム | +4200円 |
で、コーティングが何のことか分からないので、説明すると、
まず、ポラマックス6150からいきますが、
HD=ハードコートです。傷つきにくいってやつ。
SAB HMC=ハードマルチコートです。SABというのはちょっと傷つきにくい表面加工をしているという意味です。
SAB HMC FRESH=ハードマルチコート+フレッシュコートで、SABの傷つきにくい加工+撥水加工施しているという意味です。
SAB BCAR=片面マルチで、眼球側はマルチコート、反対側はハードコートという加工です。これはタレックスにはないコーティングで、相手からは自分の目はよく見えないけども、自分からは良く見えるというコーティングです。ミラーコートと似ていますが、ミラーよりは安いです。
SAB HMC プラチナAR=ハードマルチコート+ミラーコートのことです。
カラー加算=ナチュラルグレー及びナチュラルブラウンといった、高透過率レンズに染色して好きな色をつけるという加工で、これもタレックスには出来ない技術みたいで、タレックスの場合、高透過率レンズは、モアイブラウンとかブラウンOAとかの、グレー、ブラウン、ブルーしかありませんが、コダックはそれ以外にも、紫、ピンク、バイオレット、オレンジを追加できるようにしています。
一方、ポラマックスの6160の場合、フレッシュコートが標準仕様になっており、全体的に6150より強く、傷つきにくいマテリアルになっている模様です。
なお、見え易さですが、当然、両面マルチが一番見やすいため、6150,6160共に、狙うべきレンズはSAB BCARです。
こんな具合に、タレックスとコダック、コンベックス、3社調べてみて、面白くなってきたんで、価格の比較をしたいと思います。ハードコート、ハードマルチコート、ミラーコートが一般的なんで、これで比較をしてみると、
ノーマルプラレンズ | ノーマルプラレンズ | ノーマルプラレンズ | 強化プラレンズ | 強化プラレンズ | 強化プラレンズ | |
コダック ポラマックス6150 |
タレックス PPL75(CR39) |
コンベックス SPX1.5 |
コダック ポラマックス6160 |
タレックス カッチュウ |
コンベックス SPX1.6 |
|
ノンコート | ー | 6300円(4.6カーブ) 8400円(8カーブ) |
ー | ー | ー | ー |
ハードコート | 8400円(4.6.8カーブ) | 8400円(4.6カーブ) 10500円(8カーブ) |
10500円(4カーブ) | 12600円(4.6.8カーブ) | 14700円(4.6カーブ) 16800円(8カーブ) |
15750円(4カーブ) |
ハードマルチコート | 10500円(4.6.8カーブ) | 10500円(4.6カーブ) 12600円(8カーブ) |
15700円(4カーブ) | 14700円(4.6.8カーブ) | 16800円(4.6カーブ) 18900円(8カーブ) |
21000円(4カーブ) |
ミラーコート | 16800円(4.6.8カーブ) | 14700円(4.6カーブ) 16800円(8カーブ) |
18900円(4カーブ) | 21000円(4.6.8カーブ) | 21000円(4.6カーブ) 23100円(8カーブ) |
34650円(4カーブ) |
まとめるとこんな感じでしょうか。
「偏光レンズなんて、どれも一緒」・・・・・・・ではないですね。
見え方に関して言うと、「全部見える」かもしれないですが、値段やカラーその他、やっぱり違うんですよ。
まず、目に付くのがコンベックスの値段の高さです。メイドインジャパンとはいっても、偏光フィルターを作っているわけじゃないから(メイドインジャパンの偏光フィルターはタレックスオンリー)、値段が高いですよね。どこかから仕入れているぶん、値段が高くなるんでしょうか、強化プラのミラーコートになると、1万円以上の差が出ています。ノーマルプラスチックレンズで比較しても、他メーカーのプラス5000円ってところですね。
コダックやタレックスは自社製造でいけますから、ここに安さが出ているんでしょうか。
加えて、コンベックスはレンズの種類が少ないですから、選択肢は狭いし、値段は高いしで、チョイスするなら、コダックかタレックスかになってくると思います。
で、目に付いたのは、タレックス、ノンコートレンズがあるので、導入が安いですね。最安値で、6000円で導入できるので、このアタリは国産国内販売の流通経路の強みが出ているんでしょうか、安いです。
具体的な比較をすると、コーティングの中で一番見えるのが両面マルチですから、両面マルチで値段の比較をすると、通常のプラレンズの場合、コダック、タレックス、一緒です。が、タレックスの場合、8カーブに+2000円の値段設定をしており、コダックはしてないので、
8カーブのレンズを入れる場合、コダックのほうが安い
ことが分かります。見える見えないに関して言うと、どっちも見えるので、似たようなカラーがある場合、タレックスよりコダックを選んだほうが正解じゃないでしょうか。
つまり、通常のプラスチックレンズの場合、
4,6カーブはタレックス、8カーブはコダック
という具合に選び分けるのも手です。
一方、強化プラスチックの場合、コダックの6160とカッチュウだったらば、カッチュウのほうが断然高いです。ですが、メガネ屋の話だと、マテリアルはカッチュウが最強らしく、6160と勝負したら、断然カッチュウのほうがフチナシに強いらしく、オススメはカッチュウとのことでした。
値段も2000円しか変わらないし、フチなしの場合、8カーブじゃなくても、6カーブでも作れるんで、あえてコダックを選択するメリットはないと思いました(色のこだわりがあるなら別)。
そんなこんなで、色々調べてみてのウンチクの総評ですが、レンズを決める上で、とりあえず、コダックとタレックス。この2つあれば、カバーできると思います。コンベックスやスワンツなんかもありますが、種類が少ないのと値段が高いので、あまり魅力を感じません。
それから、偏光の見え方ですが、スペック云々は色によるものが多いと思います。偏光の色は、
赤=コントラストぎんぎんで浅瀬が見やすい
黄色=マヅメに明るく見える
グレー=裸眼と同じような見え方
薄緑=葉っぱが良く見えて、カンカン照りの時はまぶしい。
って感じで、色で見え方というのが決まってしまいます。なお、色は濃いほうがまぶしい時にみやすく、薄い色は暗いときに見やすいって感じです。同じグリーンでも、タレックスでいうと、イーズグリーンとエアリーグリーンだったら、エアリーグリーンのほうが晴天向きです。イーズグリーンは晴天時はチラつきます。
どのメーカーの偏光レンズもほぼこの特徴を持っています。
なお、見え方については、タレックスのアクションコパーもコンベックスのコパーもほぼ一緒。イーズグリーンとコンベックスのライトグリーンがほぼ一緒。
どっちのほうが見えるとか、そーゆーレベルではもう分からないと思いました。そういう面で言うと、同じような色のレンズは全部一緒と思っていいんじゃないでしょうか。
また、宅配のメガネ屋さんで勉強したんですけど、各メーカーのスペックってあるじゃないですか?
可視光透過率何%で、偏光度が何%で・・・とか、あれって、あくまで自社比較なんで、何かの規格に基づいて測定されたデータではなく、目安の一つみたいで、例えば、コンベックスのレンズが42%、99%だからといって、タレックスのイーズグリーンよりも良いのか?といわれると、アテにならないデータみたいです。
だきん、同じような色は同じように見えてしまうってのが一つ。
だけど、価格や対応できるスペックが各社違っていて、やっぱりそれぞれ個性というか違いがあるんですわ。
例えば、色。青い色が好きな人は、青い色のレンズを選べばいいんですけど、タレックスやコンベックスに青いレンズのラインナップはないですから(室内ブルーOAはのぞく)、選択肢はコダックのネイビーブルーなわけです。ピンクの視界が好きな人は、これもコダックのクリムゾンピンクしかないもんで、コダックの選択肢になるわけです。
で、一般的な色、例えばハードマルチコートで、濃いグレー系のレンズが欲しいとなったら、タレックスだったら、トゥルービューフォーカスとコダックのスレートーグレーがほぼ一緒ですよね。さらに値段も一緒ですから、より見えると評判のトゥルービューフォーカスを選べばいいわけ。
デフィみたいな8カーブだったら、タレックスのほうが値段が高いんで、コダックのスレートグレーを選べばいい。
フチなしモデルの一般的な色、例えば、タレックスのイーズグリーンとオリーブグリーンがほぼ一緒ですが、耐久性、割れにくさで言うと、カッチュウのほうが上なんで、カッチュウを選択すれば良いってわけじゃないでしょうか。
色々調べていくと、各社の違いってか、そーゆーのが分かってきて良いですね〜〜〜
ってか、結局、何入れるんだ!?
って感じですが、もう決めました!
まずは、ネイビーブルーいきますよ〜〜〜
まず、今まで使っていたレンズですが、ラスターブラウン、イーズグリーン、アクションコパー、トゥルービュースポーツを使っていましたが、視界に飽きてきたんで、今まで使ったことない色が良いなと思っていたんです。
狙うは青。青系のレンズってないですからね。となると、タレックスのブルーOA、マスターブルー、コダックのネイビーブルー、ナチュラルグレーのブルー染色の選択肢があるわけです。で、ブルーOAはかなり良い視界なんだけど、可視光透過率が高くて、偏光度が低くて、晴天下の雷魚ゲームではちょっとどうなの?って思ってて、マスターブルーがほんと良い色で、好きなんだけど、マスターブルーはジールとのコラボなんで、レンズ交換が出来ないやつなんで、選びたいけど選べないわけ。なんかタレックスでは、マスターブルー単体での発売を予定していて、現在調整中みたいなんですが、これもいつになることやら?って感じなんで、ま、発売されたら考えようwって感じなんで、もうね、コダックのネイビーブルーしかないだろwってわけです。
サンプルを見せてもらいましたが、きれいな青色ですよwただ、ちょっと暗すぎるような気もしますが、雷魚ゲームで使うには良いんじゃないでしょうかw
それと、ネイキッドの使い方。現在、アクションコパーのハードコートをつけているんですが、ハードコートはみえーん。マルチコートのほうが絶対良いじゃんって思ってて、さらに、アクションコパー、デフィで既にあるんで、色がかぶっちゃってるわけ。
じゃぁ、何入れるの?って感じで、ネイキッド、軽くてつけていてもストレスないんで、ほんとは、室内偏光のブルーOAを入れたかったんだけど、カッチュウがないので、入れたくても入れられない。カッチュウはかなり色が限定されるんですが、代表色のイーズグリーンは、すでにデフィで入れてて、トゥルービュースポーツはデフィで対応。ラスターブラウンはデフィで使ったからNG。モアイグレーとモワイブラウンは裸眼と一緒なんでキャンセル。
となると、選択肢はトゥルービューかトゥルービューフォーカスしかないってわけ。トゥルービューは裸眼と一緒の視界でしょ。
ならば、トゥルービューフォーカスいこうか!って思いました。
トゥルービューフォーカスはタレックスで、まぶしさ軽減のナンバーワンカラーなんですよね。真夏の晴天なんて、すごいチラツキが多いので、そんな時使いたいなwって思って、ネイキッドはトゥルービューフォーカス入れようと思いました。
となると、同じような色のデフィのトゥルービュースポーツがいらなくなっちゃうわけです。これにブルーOA入れて、室内偏光+マヅメレンズとして使おうかな?もしくは、ビスタイエローで明るい視界もあり?って思っています。
だもんで、
レンズ空のデフィ→ネイビーブルー
AC装着のネイキッド→TVF
TVS装着のデフィ→ブルーOA
の予定です。まずは、ネイビーブルーからいくべした!
偏光レンズ納入の際に失敗しないために
これ、アイアイイスズでラスターブラウンからアクションコパーに入れ替えたデフィなんですけどね、
左は問題ないんだけど、
右ががいにゆがんどんですわ。
そこで、アイアイイスズにクレームつけたわけ。
結果、「当店でお渡しする際に、その状態で渡すことはありえない。お客様の使用上の過程でそうなった可能性が高い」と言われて、受け付けてもらえなかったんですわ。
やりとりのなかでムッとしたけれど、そーゆーこともあったんで、ちょっと偏光レンズについて調べてみたんです。
するとね、
偏光レンズ=消耗品
という考え方を知りました。この偏光フィルターというやつはなかなかに曲者で、例えば、右のフチを持ってかけたり外したりしてたら、右がゆがみ、頭の上に乗せていたら、中央部がゆがみ、つまり、使用上の過程で劣化が起こるみたいなんですわ。
つまり、寿命が在るってわけ。
長寿命で歪みがなく、傷も付きにくいのがガラスレンズみたいですが、サイトマスターがガラスレンズなんですけど、実際に釣具屋でかけてみたところ、ハッキリいって重い。ジールのプラスチックレンズほうが断然楽です。また、ガラスレンズはレンズカラーの選択肢も少ない。
今現在、偏光レンズといえば、プラスチックレンズが主流です。そのレンズの天敵が、カーブフレーム。
そりゃそうだよね。湾曲しているフレームにフィットさせるんだもん。歪みが出るリスクは高くなるはずです。
そんなわけで、デフィは寿命が短いレンズといえます。私は右利きで、右手で外したりかけたりするので、右側がゆがんでしまったのかな?
でもね、言い訳させてもらうと、加工も甘かったと思います。
これらはすべてアイアイイスズで加工したものですが、
歪みがなくてステキ!って思ったのは、ネイキッドのアクションコパーくらいで、
度なしのイーズグリーンは、フチのところがかなりゆがんでいて、
度付きのイーズグリーンは、右がいいんだけど、左がダメ。
同じように使っていた、デフィも、ジール純正品は、長いこと使っているのに、歪みなんて、全く出てない。
偏光レンズはレンズの脱着を繰り返していくと、歪みが目立つみたいなんですが、使用過程でゆがんだのかもしれませんが、やっぱり、
「俺が悪いんじゃねーんだよ!」
って思いがあるんですよね。
真実は自分が悪いのかもしれないけど、どこかで店の加工を疑う心ってものがあります。
だもんで、今回思ったんですけどね、
金を払う前に、歪みをチェックすることが大事って思ったわけです。
一応、タレックス認定ショップですからね。がしかし、金しょさんなんかは、タレックス認定店でアルマジロに偏光入れたはいいけれど、クソゆがんでてクレームつけてやりなおさせたこともあるほどで、タレックスのレンズは素晴らしい。しかし、加工が下手だと・・・ってことがあるわけ。
通常、持ち込み交換用のレンズは丸い形をしていて、これをめがね屋が機会でカットして、そこから手作業でフレームを曲げたり、レンズを削ったりして微調整をします。その過程で、ゆがみが出るか出ないかが決まるわけで、ゆがみやすい偏光レンズを扱う技術、いわゆる、レンズ屋の技術というのがかなり大きく関係しています。
タレックス認定店なんて、県下1店舗くらいしかない。ここ、ヘタだから、違うところで・・・・が出来ないわけ。そーゆーこともあって、宅配のめがね屋さんの需要があるのかな?って思ったりもしました。
でも、タレックス認定店だから、それなりの技術は持っているはずで、偏光フィルターをサンドイッチしているという特性上、使用上での劣化も懸念されるわけです。
納入前に歪みチェック。これをして、問題があれば、「こんなにゆがんでいるじゃねーか!金、はらわんぞ!」ってクレームをつけることも出来るし、お店だって、引き渡した後に文句を言われるよりは、そっちのほうが良いわけです。
こっちも、金を払う時に、安心して払うことが出来ますしね。
そんなわけで、出来上がったレンズは、受け取って金を払う前に、店の人の前で、歪みチェックをして、その上で納得して購入すること。
むしろ、発注かける際に、歪みについての許容範囲というのものをあらかじめ聞いた上で、出来上がったらチェックする旨も伝えた上での取引にしたほうが良いと思います。
なかなか、高い買い物ですからね。安心して買うためにも、こーゆーチェックが大事なんじゃないかな?と思いました。
現場でやるんなら、偏光レンズその1で紹介した、2つ重ねると遮光という特性を活かしたチェックができます。パソコンの画面なんてないですからね。手順としたら、まず眼鏡屋で偏光レンズをかける。そして出来上がったレンズを90度まわす。遮光したところで、蛍光灯を見る。するとゆがんだところが光を通すのでゆがみが確認できます。
そんなわけで、チョット納得いかない感じを持ちながら、アイアイイスズに再び行ってみて、歪みに関する許容範囲を質問してみました。
すると、なるほど、詳しく教えてくれて、納得しました。
まず、偏光レンズの歪みについてですが、ここまでなら二重丸、ここまでなら丸、ここから×という歪みの参考写真がパンフレットになっていて、それを見せてくれました。
そもそも、レンズを加工してフチにハメるという特性上、フチに歪みが出るのはある程度は仕方がないことであって、歪みをなくそうと思えば、なくせる。ただし、フチに入る入りシロが浅くなるため、レンズが落ちやすくなってしまうので、そこが二律背反であって、ナンボか歪みを持たせて外れないようにして、それでいて、歪みを許容範囲に抑える。ここがメガネ屋の技術みたいです。
ちなみに、これはゆがんでいるのがフレームの部分だけなんで、OK。
これなんかはゆがみが中央まで来ていてNGとのことでした。
なお、偏光レンズの勉強ではたいへんためになる、金栄堂のHPで勉強してみた結果、マシンカットした後に、フレームにあわせてレンズを手削りしたり、フレームを変形させたりして、歪みをなくしつつ、外れない加工をしていて、そこをどこまで追求できるかに、そのクオリティがかかっているみたいです。
んでもって、今回、コダックレンズを入れようと思っていたので、その後、サロンドグラスタナカにも行ってみました。
サロンドグラスタナカは、アイアイイスズを南に逝って王将の次の信号を右に行った道の右手にあるメガネ屋で、コダックのプレミアムショップに指定されている店です。
入ってみると薄暗い店内にたくさんのメガネが並んでいて、高そうなイスに座り、お茶とお菓子を出されて、偏光レンズの交換の相談に乗ってくれました。
目的はネイキッドとデフィのレンズ交換なんですが、タレックスとの比較を見たくて、訪れました。アイアイイスズにはコダックのレンズは撤去されてますから、香川でコダックレンズのサンプルを見るなら、タナカしかありません。
そんなわけで、ポラマックス6160の一番暗いやつ、タレックスで言えば、TVFにあたるレンズがスレートグレーで、これを見てみたら、TVFよりは明るいですね。晴天下では、TVFのほうが良いと思いました。
また、黄色系のレンズ、オリーブグリーンが、タレックスのビスタイエローにあたるレンズですが、これもタレックスのほうがどぎつい黄色で良さそうでした。
そして、改めてネイビーブルーを見てみたところ、これ、やっぱりいい色ですよ。当初、マスターブルーの代替品としてつけようと思っていたんですが、マスターブルーは薄い青で水色なんですが、ネイビーブルーはかなり濃い青で、ものすごい主張をしてきますw
やっぱり、青はネイビーブルーが一番いいかもしれん♪
って思ったんで、タナカに変えてもらおうとしたら、なんとまさかのNG。
タナカはジールのレンズを扱ってないもんだから、アフターが出来ないらしいです。
変えることはできるけど、その後、トラブルが起こった時、代理店じゃないからジールとの交渉が出来ないため、申し訳ないけど、お断りさせてもらう・・・。
やるんなら、ジールとコダックレンズを扱っているメガネ屋ならば出来るみたいで・・・・
それって、アイアイイスズしかないやん!!!
そんなわけで、改めてオークリーもジールもタレックスもコダックも扱えるアイアイイスズの便利さを思い知ったわけで、
結局またアイアイイスズにいって、デフィにネイビーブルーを入れることで発注をかけました。
そして、わだかまりのあったアクションコパーデフィについては、うれしいことに、レンズ交換してから1年以内なんで、保証で交換できるか交渉してみようというわけで、
保証書付きのレンズをタレックスに送って、タレックスの判断を仰ごうということになりましたw
レンズに問題がある場合は、無料交換。ワタシの不注意の場合は、レンズ代金の半額交換というわけで、高くても6000円でやりかえることが出来ますw
んで、ここでも、勉強させてもらったんですけど、コダックのレンズをジールに入れることのマッチングについてです。
純正でタレックスレンズを入れているフレームってあるじゃないですか?
例えば、ジールはみな、タレックスレンズですし、サイトマスターもタレックス、あと、レビンとかいうフレームメーカーもタレックスレンズを入れて販売しているみたいです。
となるとですね、タレックスは同じレンズを供給するわけで、フレームメーカーはタレックスレンズを元に設計をしているわけです。
だきん、タレックスレンズには、4・6・8カーブがありますが、それを元にフレームを設計するんで、ジールやサイトマスターのフレームはタレックスレンズが一番マッチするんです。
コダックとタレックスだったら、大きさもカーブの角度も違うし、デフィだって、タレックスを元に設計されているんで、コダックとはベストマッチではないとのこと。
デフィにブルーOAとかビスタイエローとかのタレックスレンズを入れることはマッチングはいいんですが、他メーカーのレンズについては、本来の目的ではないみたい。
これみたに、セリーヌのフレームにタレックスを入れることや、
レイバンのフレームにタレックスを入れることなんかは、本来のタレックスパワー半減してしまうってわけ。
フンフンって感じで勉強になって、さらに、色々なフレームに興味もあったんで、店内を見渡してみると、
「アレッ!?」
ってなるやつもあったりです。
たとえばネイキッドってさ、TVFのレンズ、ないやん?
ほんだけんど、ならんどん。
これ、どーゆーこと?って思ったんだけど、どうも、アイアイイスズの場合、ジールとの取引も、タレックスとの取引もあるんで、ジールのフレームにタレックスのレンズを入れて販売することができるんで、ジールラインナップではありえない組み合わせで買うことができるってわけ。
たとえば、今年度のジール新作のセリオエルフって偏光レンズがあるけれど、あれって、全部ミラーコートがあって、さっぱり見えないじゃないですか?
これをマルチコートにコンバートできるわけですわ。
こーゆー買い方が出来るのは、アイアイイスズしかないわけで、そこ、魅力ですね〜♪
ってか、アベンジエルフ、かっこいいわ♪
こーなってくると、偏光レンズに関する情報収集が面白くなって、色々調べてみることにしました。
オークリーについて
偏光レンズの選定の中でよく出てくるのが、オークリーです。オークリーはアメリカの会社で、スポーツ選手にたくさん愛用されているレンズで、釣具屋でも、メガネ屋でも、スポーツ用品店でも、どこでも見かけるレンズです。
オークリーのレンズは、ポリカですが、その中でも高純度の「プルナイト」と呼ばれるマテリアルを使っており、兎に角耐衝撃性に優れたレンズだそうです。金栄堂の動画でその実験の様子を紹介されており、タレックスのカッチュウ同様、凄まじい耐久性を誇っています。
強度はめっぽう強いらしく、タレックスやコダックに比べて傷つきにくさはピカイチだとか。確かにスポーツで使われるレンズだもんで、傷ついてたらハナシにならないだろうし、耐久性があることも必須条件でしょう。
で、店頭に並んでいるモデルはというと、ほとんどがカーブレンズの2点テンプルモデル。
明らかにスポーツを意識している偏光レンズです。
そんなわけで、オークリーのレンズを調べてみると・・・・ってか、どこにあるの?って感じで、HP見たって、レンズの名前と、可視光透過率、偏光度のスペック表記がされているページが見当たりません。
よーに調べてみると、ブラックイリジウムだとか、色々ありましたが、あまりアピールしている感じじゃなくて、スペックや見え方がどーのこーのという話はサッパリ見えてきません。
そこが偏光レンズの命なんですが、HPを見てみると、あるのはフレームとレンズチョイスだけで、どうなってんの?
って思って、オークリー取扱店である夢タウンのタナカに電話してみました。
すると驚きの回答があって、なんと、オークリーのレンズを他社のフレームに組み込むことは出来ないんだとか。
オークリーって、レンズをいくつかストックして、使いたいレンズを自分で脱着して使うサングラスで、OOモデルの交換用レンズとして、販売しているため、例えば、レイバンのフレームにオークリーの偏光レンズを入れることは出来ないってわけです。
つまり、オークリーのレンズはオークリーでしか使うことが出来ないってわけです。
しかし、反対に、オークリーのフレームにタレックスを入れたりすることは可能で、メガネ屋が加工前の円盤を入手できるかどうかがキモみたいです。
そんなわけで、コダックやタレックスとは全く違う感じのメガネであることが分かりましたが、個人的にはオークリー、宇宙人みたいなスタイルで、おじさんがかけたら、ちょっと若すぎるやろ?って感じで、スポーツマンがするには、かっこいいかもしれないけど、釣り人がかけたら、スパイダーマンになってしまうんで、私的には好かんメガネです。
また、スタイル重視なのか、ほとんどのレンズにミラーコートが入っているのも気に食わないです。ミラーコートは見えないレンズで、一番良いのは両面マルチなわけで、ちょっとオークリーって釣りにはどうなの?って感じです。
スワンツについて
山本光学のスワンツも偏光レンズを出しているんで、これも調べてみました。
これについては、オークリーと違って、ぺトロイドレンズという交換用のレンズが出ていました。
また、HP上ではタレックスみたいな、ヤレ、イーズグリーンは何%だあーだこーだという感じ説明文が載っていましたが、種類はというと、
http://www.yamamoto-kogaku.co.jp/ident/technologies/lenschart.html#rx
9種類だけ。タレックスやコダックに比べたら、選択肢の低さが目立ちます。
また、交換用レンズのスペックと値段に関する文章の列挙もないため、これも、レンズ交換って出来るの?って思って、本社に聞いてみたところ、やはり、
出来ません
でした。
一応、度付きにする上で製作することは出来るけども、原則、スワンツの限られたフレーム、「ダイレクトシステム」搭載のフレームのみだそうで、しかも、眼鏡屋からスワンツ本社に送って、本社にて加工して、送り返すという方法を取っており、タレックスやコダックと比べると、自由度は無茶苦茶低いです。
そんなわけで、スワンツも一般的なレンズ選択としてはNGというか、出来ないってことが分かりました。
宅配のメガネ屋さんについて
偏光レンズといえば、釣り具やで一番見かけるのが、
「宅配のメガネ屋さんOO月OO日受注会」
ではないでしょうか?
よく調べてみると、どこかのメガネ屋をリストラされて、裸一貫で営業をして登りつめためがね屋みたいで、そのストーリーがホームページに載っていました。
「リストラくそくらえ」ってやつで、それを読んだら、偏光レンズについての熱意がビシバシと伝わってきて、なるほど、こだわりをもったメガネ屋なんだということが分かり、以来、メールで偏光レンズの相談をしたり、質問をして答えてもらったりして、好印象でした。
「嗚呼リストラ」では、偏光レンズの加工の修行の厳しさを日記にしていて、そこから、ひずみのないレンズへのこだわりなんかを知ることが出来て、このめがね屋だったら、安心してレンズ交換をしてもらえるなと思ったし、釣りで実際どう見えるの?ってところで、なんと貸し出しレンズまで用意しているってことで、こんなめがね屋、他にないし、お願いしようかなと思いました。
偏光レンズができるまで
加工に関しての歪みに対するこだわりは、加工の様子を詳しく写真で紹介しているあたりでも信頼がもてます。
がしかし、一つ問題があって、近くにないってことなんです。
神奈川の店だもんで、気軽にいって相談というのが出来なくて、ひょっと作った後にトラブルがあったって、これも相談にいけない。
そーゆー人のために、出張サービスと言うのがあって、香川では、今年は10月に外商で釣具屋を回っていたようですが、年数回しか会えないことや、受注会で他のお客さんがたくさんいる中で、のんびりと相談することが出来ない点が残念だと思いました。
一方、香川のタレックス販売店のアイアイイスズなんかは、行こうと思えばスグにいけるし、それほどお客さんも多くないから、のんびりと相談したり、自分の知らないレンズ業界のことを教えてもらったりもできます。
よく教えてもらったり、相談に乗ってもらったりするし、時折割り引きチケットを送ってくれるし、コダックもオークリーも、その他、フレームメーカーの取り扱いもあって、便利だし、これといって不満もないんですけど、アイアイイスズは、「熱い」接客をするところではないですね〜。
とことん釣りをしている人が居ないからでしょうか。よく駐車場にフェーラリやマセラッチやらポルチェやらが止まっているくらいの高級ブランドショップだもんで、客層が一般人というより、金持ちが多いんで、釣りバカというのが少ないんでしょうか?
HP見てみても、OOモデルが入荷!という宣伝ばかりで、偏光レンズの種類や見え方、加工に関しての情報発信とか、そーゆーのをしてないんで、あんまりこだわりを感じられません。
その対極にあるのが、宅配のめがね屋さんとか、山形の金栄堂とかで、特に金栄堂はやばいです。かなりのマニアっぷりを発揮して、ユーチューブで、レンズの衝撃実験とか、見え方とか、調光レンズの色の変化とか、タレックスに関しては、サランラップ出して偏光膜のウンチクを語ったり、加工の様子を紹介したり、なんとまぁ〜激アツなメガネ屋で、近所にあれば確実にそこにお願いするんですけど、
熱いメガネ屋が自分の住んでいるところにあるとは限らない。加工にカナリのこだわりを持ってやっているところがあるとは限らない。そして、タレックス認定ショップなんて1県に1軒か2軒くらいのもの。
そーゆー点で宅配のメガネ屋さんは、外商という形で自分の住んでいるところに来てくれて、注文を受けてくれるので、貴重な存在だし、また、そーゆー営業をしているメガネ屋もないので、オンリーワンなメガネ屋と言えます。
一度くらいお願いしたいところなんですが、もいっちょ、値段が残念なんですよね〜(涙)
値段に関してみても、宅配のメガネ屋さんって、送料や代引き手数料がかかるから、他のメガネ屋に比べたら割高なんですよ。
例えば、デフィにマルチコートのアクションコパーを入れるとして、アイアイイスズだったら、12600円じゃないですか?
これを宅配のメガネ屋さんでやった場合、14700円取られるんで、どうしても割高になってしまいます。
また、アイアイイスズだったら、たまにクーポン券くれるんで、9000円チョイでやってくれますからね。近所のタレックス認定ショップと比べると、宅メガはどーしても値段が高い。だけど、熱くて信頼できるメガネ屋なんで、お願いする価値はあると思いますよ。
だけど、本音はといえば、やっぱ、いつでも気軽に相談に行けるお店でないとダメです。近くにあるというのは、かなりの強みなんです。
話は変わりますが、HPで残念だな〜と思ったのは、
「タレックスの偏光レンズとは?」です。この部分、タレックスにリンク貼って丸投げにしてますが、ここをオリジナルで作ってくれたらもっと詳しく知れていいのにな〜と思いました。宅配のメガネ屋さん、日記形式でよく偏光レンズやフレームやらのウンチクを情報発信しています。HPの冒頭では、タレックスは他のレンズとは違うんです!ってことも強調しています。
がしかし、何が違うのか?取引しているからこそ知っている情報、タレックスのHPでは出てこない情報まで発信することで、もっと説得力が増すと思います。金栄堂なんかでは、サランラップ出してタレックスの偏光膜のカッティング技術を説明していますけど、あーゆーのをやって欲しいですね。
また、これは金栄堂もそうなのですが、
偏光レンズについて
デモンストレーションで、歪みがある状態から、歪みがない状態へと加工しているのを紹介していますが、加工前のフレームは、ナイキのフレーム、宅配のメガネ屋さんでは、ジールのアベンジエルフでやっています。
しかし、このフレームは、カーブ数が低く(おそらく6カーブ)、レンズも小型で、フィッティング難易度の低い部類のフレームです。
偏光レンズの加工では、レンズが大きく、カーブ数の大きいフレームへのフィッティングが難易度が高いといわれていて(レンズが大きいとちょっとしたひずみが中央まで来るのと、カーブ数が大きいと、湾曲が大きくなり、ひずみ易いから)、自社の技術をアピールするのなら、難易度の高い、ハイカーブデカレンズ採用のフレームを用いたほうがいいと思います。難しいフレームへのフィッティングでも当店の技術なら、この通り!って感じで。
ただし、デフィなんかは、タレックスのレンズにあわせてフレーム設計をしているので、あえて、純正タレックスではない、例えばレイバンやオークリーのデカレンズ8カーブモデルへの加工実績を紹介していただけると、さらにいいのではないか、と思いました。
そーこーしているうちに、アイアイイスズからメガネ出来上がったよ!って連絡が入り、
アクションコパーは保証書片手にタレックスにクレームをつけて、レンズを送り、タレックスの調査によると、原因不明の歪み?らしくて、
無料交換(勝訴)♪
新品のレンズになって帰ってきましたw
そして、アイアイイスズにお願いしていたのが、デフィ+ネイビーブルーだったんですが、
仕上がりましたw
「偏光レンズ納入の際に失敗しないために」
でも強調していましたが、納入前に歪みチェック、やったりましたで〜♪
結果、
もーカンペキ♪って感じのフィッティングw
ジール出荷のように、レンズが浮きかけ状態のカンペキな状態です♪
ネイビーブルーも、歪みは申し分なし!コダックのレンズ、加工前の円盤が小さくてデフィのレンズ幅ギリギリだったんですが、アイアイイスズ、うまいこと加工してくれましたw
レンズの浮きもあって、カンペキw
これだったら、大満足でお金を払えますw
ちなみに、今回初めて知ったんですが、
コダックって、1年保証がないんですね〜。偏光ではない、パワーヒートプロテクト仕様の透明メガネレンズだったら、キズ1年保証があるんですけど、偏光には保証がないってわけ。タレックスは1年保証が付いているので、このアタリのアフターサービスはタレックスの勝ちですね〜。
ネイビーブルーについて
かけたらスグわかるんですけどね、コレ、
ドギツイ青です!
これ、裸眼。
これがネイビーブルーのカラーです。
もうね、かけた瞬間に世界が変わるんですよ。
若干、古いですけど、のびたと魔界大冒険を思い出してください。
ネイビーブルーはまさにそんな、海底の世界ですw
かなりクセのあるカラーで、かけたら、ウォッ!?ってなりますが、スグに慣れて、コントラストがクッキリでて、爽快な気分になれる、そーゆー視界ですわな。
早速海で使ってみましたが、なるほど、やはり青い海は、青い偏光が良く見える♪カベにへばりついたフジツボとか、かなり深くまで見えて、当然、海水中の魚もバッチリ見えましたw
長時間かけっぱなしでしたが、全然疲れないし、明るく見えるし、タレックス以外の上級偏光レンズを初めてつけましたが、はっきりいって、タレックスとの品質の違いは分かりません。
んで、今更ですがコレ、実は・・・・・
「運転不適合レンズ」
なんですわ〜(驚)
メガネの世界にはJIS規格で、使用用途が制限されていて、例えば、サングラスで夜中に運転してはダメですよ〜っていう、「夜間運転不適合レンズ」とかありますよね。
夜間運転適合っていうのは、可視光透過率75%以上のレンズで、タレックスでいえば、モアイブラウンやモアイグレーがそれで、可視光透過率30%程度のアクションコパーなんかは、夜間運転は不適合になっております。
で、このネイビーブルーはですね、
色がNG
となっており、その理由は、
青すぎて赤黄色の区別が付きにくく、信号機の判断が出来ないのがその理由らしいです。
レンズの特徴として、赤黄色の波長をカットするレンズみたいで、予にも珍しい、昼間でも運転不可のレンズです。ちなみに、偏光で運転不可なのは、このネイビーブルーくらい。
かなりクセのあるレンズでしょ?でもね、視界はバツグン!気に入りました。
ちょっと、地面の石ころ見たときに、青いチラツキがあって、これが有名な「青抜け?」って思ったりもしましたが、また、色々見てみて、レポートしますね!
ちなみに、これでデフィ、4本目(汗)
ケースが同じでわかんないんで、テプラで区別しましたw
サテ、ネイビーブルー結構使ってまして、色々レポート届けますよ〜!
まず、先日話題にあげた、「運転不適合」についでですが、
ハッキリ申し上げまして、
「エッ!?ホントに信号、見えない?」
って思いましたです。
青信号の裸眼。
青信号のネイビーブルー。
赤信号の裸眼。
赤信号のネイビーブルー。
見た感じ、信号の識別困難ということはないと思います。
ただ、お国がダメ!と言っている以上、使うことは許されないですが・・・。
あと気になったのはテカリでしょうか。
地面が異様にテカってみえる時が多々あります。
これ、裸眼の地面。
これ、イーズグリーンで見た地面。
これ、ネイビーブルーでみた地面。
テカリ自体が青みがかかって見えるので、ネイビーブルーの青が重なって、視界が青くなり、地面が青に見えて、その青がテカリのように見えるんですわ。
写真じゃわかりにくいんですけど、車の窓ガラスも同様。
←裸眼
←ネイビーブルー
窓ガラスもテカッて見えるので、アクションコパーやイーズグリーンよりは、「ガラス突き抜け視界」の効果は薄いように思います。
青抜け?チラツキすごい!
ネイビーブルー、色はどぎつくて、水中も結構見えるし、気に入ってるんですが、一つ気になるところがあって、チラツキがさっぱりとれないときがあることです。
これが裸眼なんですが、
それをネイビーブルーを通してみた時の景色がコレ。チラツキすごいでしょ?結構あるんですこーゆーチラつき。
偏光レンズは、赤抜けというチラツキ対策で、フィルター染色にヨード系染料を使って対策をするのですが、ヨード系染料で出てくるのが「青抜け」と呼ばれる現象。青い波長の光を偏光フィルターが通過してしまう現象があります。
青抜けだけは、もうどうしようもない欠点なんですが、ネイビーブルーはこの青抜けが兎に角きつく、色自体が青いと青抜けがひどくなるのかどうかは知らないですが、ネイビーブルーはこのトラブルが際立つように思います。
他メーカーの偏光レンズのラインナップを見てみても青い偏光レンズというのがほとんどなく、青いレンズは青抜けがひどいのかもしれません。
ちょっと調査しようと思います。
雷魚の見え方 ネイビーブルー
←裸眼。分かりにくいけど、一応、2匹おります。
←ネイビーブルーを通した見え方。フツーに見えます。ウッヘ〜!青〜!って感じですが、このどぎつい青も1分くらいでなれて、楽で自然な見え方になります。
ヒシの見え方 ネイビーブルー
←裸眼
←ネイビーブルー
※ これを見ての通り、ネイビーブルー、かなりチラつきが大きいです。
こんな感じで、足元に近いところはそんなにチラつかないんですけどね、ちょっと沖になると、もうまぶしくて全然見えません。タレックスだったら、あまり気にならないんですが、ネイビーブルーはかなり気になります。
これはメーカーサイトが紹介している写真ですが、ガラスの反射が抑えられていません。これは実際、道路でかけていても思うことで、普通の偏光レンズならば、窓ガラスの照り返しを抑えて、ドライバーの顔がよく見えるのですが、ネイビーブルーは見えません。
人が不快に思うチラつきというのがタレックスレンズにくらべてネイビーブルーは多いように思います。海の底みたいで、珍しいい色だし、青い視界自体はいいんですけど、これだけチラつきが大きいとチョット・・・と思います。だもんで、ちょっとメーカーに聞きながら調査を行います。
メガネ専用洗剤導入
ふと、ホームセンターに逝ってみたところ、めがね用洗剤というのがあって、今まで偏光のメンテナンスは中性洗剤を流用していましたが、専用の洗剤ってどんななの?って思って導入してみましたw
400円ほどして、結構高かったのですが、使ってみてビックリ!
これ、イイヨ!
まず水洗いしたあと洗剤をつけるのですが、泡の状態で噴射されて、それを指でやさしくなぞって、洗剤を水道水で落とすんですけど、スグに落ちてくれるんです。
中性洗剤って、食器洗い用だから、泡とか洗浄効果が持続するように作られているため、偏光レンズについた洗剤を落とすために長時間水で落とし続けなければならないんで、水洗いした時に、ヌメリが持続するんです。だけど、めがね用洗剤は水でスグに落ちてくれるため、ヌルヌルが一瞬で消えます。
中性洗剤を使って、ヘタに洗剤の残渣がレンズに残ったらコーティングに悪影響を与えるし、また寒い時なんかは長時間つめたい水で洗い続けるのも手が冷たいし、
偏光レンズ洗浄は、専用洗剤でやったほうが良い!
って思いましたw
ネイキッド+トゥルービューフォーカス
先日、アイアイイスズから誕生日割引券が届き、またまた偏光を作りに行ってきましたw
全く使ってないのがネイキッドのアクションコパーで、すでにデフィでアクションコパーを使っているため使用用途がないんです。おまけにデフィはハードマルチコート、ネイキッドはハードコートだから。。。
ま、デフィのほうがいいとはいえ、軽くて疲れないフレームですからそのままタンスのこやしにしておくのももったいなくて、これの活用を考えました。
しかし、難点が、ネイキッドのフチナシフレームにはカッチュウしか選べないというわけで、
選択肢は、
TV,TVS,TVG,TVF,AC,LB,EG,MG(モアイグレー),MB(モアイブラウン)
に絞られます。このうち、AC,LB,EG、TVSはすでにデフィで経験済みなんで、NG。TVは視界が普通すぎるのでNG。MG,MBは裸眼と変わらないんでNG。
ゴルフしないからTVGはNG。
というわけで、TVFしかないんですわ。
タレックスの中では最も可視光透過率が低く、カンカン照りで威力を発揮するレンズです。
カンカン照りだとACが一番見えるんですが、あれはあれで視界がまっ赤になるきん、結構まぶしさがあって、そこに黒いレンズを持ってこようと思い、真夏のカンカン照りのときはより暗いレンズがいいのかな〜?と思ったんで、導入しましたw
おまけにネイキッドはジール純正でTVFがないきん、珍しくていいかな?と思いました次第です。
すでにレンズ交換を2回行っているデフィですが、メガネ屋の話では、このネイキッドフレームは曲者で、レンズ交換を前提に作ってないらしく、レンズを外すには、鼻受けのワイヤーを曲げないと取れなくて、運が悪いと、曲げた時にワイヤーがパッキンと逝って鼻受けだけ部品交換しなきゃいけなくなるかも?という話でした。テンプルのネジが長すぎることといい、ネイキッド、結構高いので、買わないほうがいいと思います。
私的に気になるのはアベンジエルフやね〜。あれはかっこいいばい!6カーブのフレームレンズだからレンズ選択肢たくさんあるし、レンズ代も安いw
ドライブの見え方 TVF
トゥルービューフォーカスを何度かドライブで使用しました。
これが裸眼。
これがTVFごしの視界です。
ハッキリ言って、見え方はトゥルービュースポーツと変わりません。裸眼に近い視界だと思います。
ただし、光量の少なさは流石。可視光透過率12%だけあって、カンカン照りじゃないと見えたモンじゃありません。
昼下がりでも、曇りだとTVFをかけていると、雨が降る直前のような視界で、気分がどんよりします。
そんなわけで、TVSと見え方変わらず、TVSのほうが明るく見えるため、TVFの存在意義というものがあまりないようにも感じます。
魅力といえば、ビジュアル面でしょうか。偏光レンズってキホン、淡色が多くて、マルチコートを使用した場合、外界からは目が丸見えになってしまいます。
その点、TVFは可視光透過率が低いため、レンズ自体がかなり黒く、目が写りません。
どちらかというと、濃い染色サングラスのようなフィーリングで使えると思います。
ミラーコートは派手すぎてイヤ!マルチコートは目が見られてイヤ!という人はTVFがいいかも?だけど、暗いよ!
ヒシの見え方
←裸眼
←TVFで見たヒシ。
ハスの見え方
テカリがかなり軽減されます。
ジール フェイズ オルタ + マスターブルー
前々から気になってたマスターブルーを買いました。
ミノル先生が、高知の黒潮の流れを読むために開発したレンズで、ライギョとはあんまし関係がないんだけど、青い偏光自体があんましなくて、珍しいので買ってみましたw
フレームは、フェイズのオルタ。本当はアベンジエルフがよかったんだけど、マスターブルーはジールオリジナルレンズにつき、ジールフレームとセット販売しかしてなくて、ジールの組み合わせの中からしか選べないのが難点。
さらに、ジールラインナップは、マスターブルーはミラーコートが多くて、ミラーコートは反射で見えにくいので、ハードマルチコートがよくて、さらに選択肢が狭くなり、そこで、選択肢の中から色々かけてみて、かけ心地の良かったフェイズオルタのフレームをチョイスしたという次第です。フェイズもよかったけど、あれはレンズでかすぎで、ファッション的にイマイチでした!
で、早速、かけてみたところ、青の偏光とはいうものの、実際は青く感じなくて、どちらかというとグレーといったところ。可視光透過率が少なく、爽快感漂うブルーの視界とは程遠いものでした。
ちょっと自分の求めていたレンズカラーとは違うかなという感じです。
フレームは軽くて、さらにテンプルが軽くテンションがかかっていて、耳の背後にまとわりつくようにフィットして、パッドが鼻頭に軽く抑えているような感触で、ズレがなく、軽いし、ベリーグッド。
レンズもタレックスだけあって、長時間かけても疲れず、視界もバツグンにクリアで、魚もバッチリ見えます。
一応ライギョゲームでの見え方ですけど、
これがヒシエリア。雷魚います。
これが裸眼ハス。
これがマスターブルーでの視界。
まっ、ライギョで使用しても全然いけると思います。
が、希望を言えば、もっと爽快感のあるブルーがよかったと思います。
ブルーというよりはグレー。トゥルービューが少し暗くなった感じです。
見た目は裏腹に結構暗いです。
だけど、ピーカン照りだと、まぶしくて、トゥルービューフォーカスのほうが断然使えます。
開拓で使うなら、アクションコパーの圧勝。
ローライト時は、イーズグリーンの圧勝。
まっ、視界に飽きた時に使うのもアリかなと思います。