なぜタレックスなのか?
偏光レンズは、雷魚釣りの中では一番高い買い物で、さらに専門領域でないと、ブラックボックス。何が良いんやら分からん上に、値段が高いので、気軽にあれこれ試せない領域であります。
そんな中、あちらこちらで見かける、
「タレックスは別格」
のウンチク。
メガネ屋をはじめ、そのフィールドテスターなんかが、「タレックスは全然違うくて、いいね〜♪」なんて絶賛しております。
金がなくて、色々なレンズをかけられないアングラーなんかはこれを鵜呑みにして、「タレックスが・・・・」と妙なこだわりを持っていて、私もその一人なんですが、色々調べていくうちに、
やっぱりタレックスが一番!と思うようになりました。それは色々な理由があるからです。
というより、納得いかないのは、フィールドテスターのチンカスインプレであります。
「タレックスは、一日中かけても疲れない」
を売り文句にしているメガネ屋やテスターです。
「一日中かけても疲れない」って、考えてみれば、なんて曖昧な表現だと思いませんか?
そんなん、人それぞれで、例えば、雲ひとつない砂漠でモアイブラウンかけてごらんなさい。絶対つかれますよ。
「タレックスをかけることで、今まで見えなかった景色が・・・・」
なんてウンチクぶちまけてるクソテスターもたくさんいるみたいだけど、
ホントかよ!?
じゃー、ほかのレンズはみえねーのかよ!?
なんつーか、表現が曖昧なんだよね〜。
釣りアイテムは、こういうのが多いんだけど、「このアイテム、いいよ!」ってインプレは良く見かけるんだけど、その理由がなんだかうやむやなんですよね。
一般アングラーが知りたいのは、「ここがいいけど、ここはダメ!」、「他メーカーと比べると、ここが違う!」とか、そーゆー情報が知りたいわけ。高い買い物をする時に役立つ情報ってそれなんだよね。断じて、テスターのほめ殺し情報にあらず。
ユーザーが欲しいのは、ユーザー目線の、素直なインプレなわけ。トータルTの道具紹介みたいな感じのね。酷評することもあるけれど、実際そうだから、良いところはモチロン、悪いところも知った上で買う人も多いんだぞwww
偏光レンズもやっぱり同じで、さらに、高い買い物だから、特にそう思うのよね。
ワタシ、ひねくれモノですから、何食べてもウマ!っていうグルメレポーターが大嫌いなんだよね。
よく見かけるのは、タレックステスターのほめ殺しなんだけど、そーゆーテスターは「物請いレベルのクソテスター」と思っております。
道具が欲しいのか、開発スタッフ気取りかしらねーけど、むかつくんだよ。道具を提供してくれるメーカーに媚びた態度がw
ルンペンかコラ!?
おめーのインプレなんぞクソの役にもたたねーぞw
バカの一つ覚えみたいに、タレクスタレクス言うのは良いんだけど、
「具体的にどこが良いの?」
「他と比べてどうなの?」
肝心なところが全く見えねーっつのこの!
だけど、説明しようと思えば出来ると思うぜwww
だもんで、
「タレックスは何が良いのか?」
私なりに、そのウンチクを語ってみたいと思います♪
・見え方について
タレックスの視界は別格!
ってよく言われますが、本当にそうなんでしょうか?
別格というからには、他と比較しての本音なんでしょうかね?
ワタシはそんなことはないと思いますヨ。例えば、こないだザ・フィッシングで、バスマントッププロで、赤羽氏が紹介されていましたが、偏光は、オークリーでした。アメリカで活躍中の深江プロはスワンツ。高橋哲也先生もスワンツでした。
もし、タレックスが抜群に見えるのならば、厳しい勝負の世界で生きている人間は、全員タレックスをチョイスするわけで、そーではない以上、タレックスが飛びぬけて見えるなんてことはありえないと思います。
今回、偏光について色々調べたり、サンプルを見たりしましたが、実際見てみると、ほかのレンズだって、タレックスとあまり変わらず。
例えば、コンベックスのコパーとタレックスのアクションコパー、コダックのオリーブグリーンとタレックスのイーズグリーンなんかは見え方は、ほぼ一緒。
タレックスのほうがバリバリ見える!なんてことは全く感じませんでした。
実際、先日、コダックのネイビーブルーを初購入して一日中つけていましたが、使用感はタレックスと一緒。一日かけても疲れないし、シャープに水中を見ることが出来るそのクオリティはタレックスと同レベルの一品だと思いました。
同じく、釣り友達の金しょさんなんかも、コンベックスをチョイスして使っていますが、タレックスと同等レベルで、フツーに一日使えるクオリティみたいで、お気に入りなようです。
近頃は、ゾフとかメガネ市場みたいなオールインプライスのメガネ屋なんかでも釣り用偏光レンズが発売されているくらいで、それかけてみても、普通に見えます。
思うに、コダックやコンベックスはじめ、オークリー、スワンツ、他メーカーの偏光レンズ、フツーに見えるんですわ。「際立ってタレックスの品質が・・・・」という実感はないように思います。
これはメガネ屋に言わせて見ても同じです。タレックスがフェラーリなら、コダックがランボルギーニ。どっちも良い!レンズをかけてみて「タレックスが飛びぬけて・・・」という実感はまずありえないそうです。ワタシも同じ意見です。
・歪みについて
「タレックスはゆがみがない!」これも、色々なメディアが猛烈にアピールしている項目であります。
がしかし、逆に聞きますが、バリバリ歪んでいるような偏光レンズってあるんでしょうか?
これ、結婚式の引き出物で貰ったカタログギフトでやってきた、激安偏光レンズ。1500円相当のボロレンズです。
ゆがみチェック。
この通り。ゆがみらしいゆがみは確認できずです。
実は、釣具屋に山積みになっているような激安偏光レンズをチェックしてみても、同じように、ゆがみというのはほぼ確認出来ないんです。
というか、メガネ屋のアピールポイントで、悪者のように紹介されている、ゆがみまくっている悪い例の偏光レンズがありますが、あーゆー偏光レンズを店頭で見たことがありません。
そのため、タレックスの「究極に歪んでない」というクオリティも、他と比べてのものなのかについても疑問点。
というより、メガネ屋に言わせれば、ゆがみが一切ないというのは、メガネのフレームにくっついてない状態のレンズであり、ある程度のゆがみは許容範囲として認められるとのことです。
金栄堂や、宅配のメガネ屋さんとかでで、「当社加工技術はこんなに歪みがありません!」と紹介されてるような例がありますが、
こーゆーのは◎。
逆に、少々歪んでいるような、こーゆーのは○。というか、フチはレンズと接触してるので、少なからずゆがみます。
ここまで歪んでいると×で、お客さんに納入できないレベルの状態らしいです。
そんなわけで、タレックスが飛びぬけて歪みが少ないというのは実感できないと思います。
サテ、ここからが本題。上記検討事項は、どの偏光レンズも一緒って分野だと思います。違うのはここから。
・持ち込みフレーム対応か否か
これ、偏光レンズを選定する上でカナリ重要なファクターです。偏光レンズはレンズ単体では使うことは出来ず、必ずフレームが要ります。
このフレームが曲者で、自分の顔かたちに合致したフレームというのはなかなかありません。
お気に入りのフレームがあっても、フレーム持込不可のレンズだったら、レンズのみの交換が出来ません。
出来合いのフレームとセットになっているサングラスを選ぶ手もありますが、レンズは気にいっても、フレームの色がイヤとかいろいろあるんですよ。例えば、ジールのセリオエルフなんかは、全部ミラーコートですが、ミラーコートが嫌なら、ハードマルチコートで作ることも出来る。また、使わなくなったフレームがあるなら、フレーム代がいらないので、気軽にレンズを交換できる。
レンズにキズが付いた時の交換も、フレーム持込可能だったら出来ます。もしレンズカラーに飽きていたら、別のレンズを入れる選択肢も増えます。
偏光レンズを買うときは、フレーム持込対応、これが出来る店で買ったほうが後々助かります。
タレックスの場合は、フレーム持込対応しているため、どんなフレームを持っていったってやってくれます。ここが強みです。
同じように、フレーム持ち込み対応の偏光レンズメーカーは、コダック、コンベックスがあります。
一方、フレーム持ち込み不可は、オークリー、スワンツといったところ。
そんなわけで、偏光レンズの選択肢は、タレックス、コダック、コンベックス、この3社に絞られると思います。
値段について
上記より、偏光レンズ選定は、コダック・コンベックス・タレックスでやったほうが良いことが分かりました。続いて値段です。
この3社だったら、コダックとタレックス、この2社が安いです。というか、ほぼ同じ値段。コンベックスは5000円増しといったところです。
値段の比較表はこの通り。
ノーマルプラレンズ | ノーマルプラレンズ | ノーマルプラレンズ | 強化プラレンズ | 強化プラレンズ | 強化プラレンズ | |
コダック ポラマックス6150 |
タレックス PPL75(CR39) |
コンベックス SPX1.5 |
コダック ポラマックス6160 |
タレックス カッチュウ |
コンベックス SPX1.6 |
|
ノンコート | ー | 6300円(4.6カーブ) 8400円(8カーブ) |
ー | ー | ー | ー |
ハードコート | 8400円(4.6.8カーブ) | 8400円(4.6カーブ) 10500円(8カーブ) |
10500円(4カーブ) | 12600円(4.6.8カーブ) | 14700円(4.6カーブ) 16800円(8カーブ) |
15750円(4カーブ) |
ハードマルチコート | 10500円(4.6.8カーブ) | 10500円(4.6カーブ) 12600円(8カーブ) |
15700円(4カーブ) | 14700円(4.6.8カーブ) | 16800円(4.6カーブ) 18900円(8カーブ) |
21000円(4カーブ) |
ミラーコート | 16800円(4.6.8カーブ) | 14700円(4.6カーブ) 16800円(8カーブ) |
18900円(4カーブ) | 21000円(4.6.8カーブ) | 21000円(4.6カーブ) 23100円(8カーブ) |
34650円(4カーブ) |
※コンベックスは1.5とか1.6、コダックは150とか160という数字がありますが、これは屈折率を表した数字で、この数字が高いほど度入りにした時、薄型に出来るというものです。一般的には、1.5が厚メガネ、1.6が薄メガネです。ついでにいうと、1.5がフチなし未対応、1.6がフチなし対応モデルです。タレックスは、見え方に問題があると判断したのか、長い間、屈折率1.5の度入り厚メガネしか対応がなく、厚い度入りメガネしか作れませんでした。2011年に屈折率1.6のレンズを発売したばかりなので、屈折率の違いによる価格の違いは分かりません。
このように、タレックスはマテリアルに異常にこだわりがあり、フチなしメガネにしても、見え方に問題ありとして、カッチュウが発売される2006年までフチなし未対応の状態を続けていました。一般的には屈折率が高いメガネほどもろく、ハードコートをしないと、一般的な耐久性を確保できないという特徴があり、ひょっとしたら、それも考慮していたのかもしれません。実感できるかどうかは別として、タレックスは見え方に異常にこだわる体質といえます。
話を戻しますが、この表を見る限り、タレックスのコストパフォーマンスは目を見張るものがあります。というのも、実はタレックスは、国内で唯一、偏光フィルムを製造しているメーカー。厚さにして30μといわれてますが、偏光フィルターは、国内ではタレックス以外に作れるメーカーがありません。他メーカーは、輸入品でやっているらしいです(金栄堂動画参照)。つまり、タレックスレンズはすべての製造工程を自社で行うことが出来、製造直売。したがって、「いいものを安く流通できる」ため、値段が安いです。
コダックも同じく自社製造しているようで、タレックスとほぼ一緒の値段で流通しています。
製造直売だからこそ出来る、コストパフォーマンス。しかも、品質は上物。これはかなりの魅力です。
さらに、タレックスはノンコートという激安モデルまであり、コダックの「ハードコートから〜」というラインナップのワンランク下を作っており、一番安いのは、CR39のノンコートで6000円から設定されています。度つきは2万円から。
そんなわけで、タレックスはクオリティが高く、それでいて、安いメーカーといえます。
残念なのは、8カーブにワンランク上の値段設定をしている点。コダックなんかは、4・6・8カーブはすべて同じ値段ですが、タレックスの場合、8カーブは4.6カーブに比べて2000円程度高くなっております。
それと、カッチュウの値段が高すぎです。カッチュウは世界最強と呼ばれるマテリアルを使っており、フチナシ加工のレンズの中ではコダックのポラマックス6160を大幅にしのぐ強度を持っており、フチナシ最適レンズはタレックスのカッチュウなのですが、値段もビックリするほど高くて、コダックのポラマックス6160+2000円という高価格帯になっています。
ただし、このカッチュウ、割れないけども、傷が付かないわけではなく、ちょっとした衝撃で簡単にキズが付いてしまいます。そーなったら最悪。修理代でフレームごと新しい偏光が買えるくらい必要になります。「最強」を歌うのであれば、傷つきにくさも追求して欲しかった・・・。だけど、傷つきにくさを優先すると、見え方を犠牲にするという二律背反があって、タレックスは見えやすさを取ったらしいです。傷つきにくさは、タレックス<コダック<オークリーみたいですよ。
また、カッチュウは値段が高いので気軽にレンズ交換が出来ず、さらに、カッチュウ、レンズカラーのラインナップがガラスレンズ並に少ないため、選択肢も少ないというわけで、高いわりにあまり魅力がないのが実態です。
こーゆーわけなんで、タレックスを選ぶ時は、CR39の選択肢がある、「フチありフレーム」がオススメです。
偏光レンズの種類の多さについて
一般的には、偏光レンズは、ドライブと釣りがメインです。そんなわけで、偏光レンズメーカーは、この2つに焦点を置いた商品開発をしていると思います。
がしかし、近年、室内偏光と言われるものも出て来ており、オフィスワークやパソコン用偏光なんかも存在しており、色々な分野に進出しているサングラスでもあります。
そんなわけで、この点に注目して偏光レンズメーカーを比較してみると、これもやっぱりタレックスに軍配が上がることが分かります。
例えばコンベックスについては、ラインナップは屋外使用、特に釣りやドライブを意識したレンズになっております。
一番淡い色のドゥーブルやライトブラウンでも、可視光透過率は40%程度。コンベックスは、室内偏光のラインナップがありません。
一方で、タレックスやコダックの場合、タレックスはブルーOA,ブラウンOA、ブルーOA、3種類のラインナップがあり、可視光透過率は50%オーバー。コダックもナチュラルブラウンやナチュラルグレーという可視光透過率60%程度のラインナップがあります。
さらにタレックスにいたっては、夜間運転適合の、可視光透過率75%のモアイグレー、モアイブラウンまである始末。
ラインナップの豊富さでいうと、屋外使用のカラーは勿論のこと、室内偏光、夜間運転レンズまで用意されており、タレックスが最先端を行っていると感じます。
選べる選択肢は、タレックスがダントツです。
ただし、技術的な問題で、コダックのやってる「ハーフ染色」は出来ませんので、片面マルチやらハーフ染色といったビジュアル的なラインナップはコダックのほうが上です。
メガネ屋の対応について
色々なメガネ屋を回ってみると分かるんですが、偏光というのは案外、変わり者みたいな位置づけで、スタッフとあまり深い話が出来ません。
例えば、どこどこのメーカーのなんていうレンズは、可視光透過率がナンボで、夕マヅメはこんな見え方をして、どこどこのレンズと比較すると、同等に当たるのがこれで・・・とか、そーゆーウンチクを交えた接客が出来る店というのはそーそーありません。
こちらがOOのレンズと提案したら、サンプル袋を引っ張り出してきて、こちらの提示したサンプルを見せるだけ。
一般的なメガネ屋の偏光レンズ接客というのは、こんな感じだと思います。
がしかし、取り扱いのレンズの種類や、スペック、他のレンズとの比較をし、いいところ悪いところ、シッカリと説明できるレンズ屋というのがあります。
香川では、アイアイイスズです。
あそこはメガネコーナーの営業マンが3人いますが、全員、ややこしい話までシッカリとしてくれます。
実はタレックスは殿様商売的なところがあって、よっぽど気合の入ったメガネ屋でないと取り扱いをさせないようにしています。
私はタレックス認定店は、アイアイイスズしか行ったことないんで、他は分からないのですが、香川最強のメガネ屋は間違いなくアイアイイスズだと思います。高松には、コダックのプレミアムクラブで、サロンドタナカがありますが、同じく偏光の話をしてみると、アイアイイスズのほうが上と感じましたね。アイアイイスズはコチラの質問に、一発でスッと返答してくれます。ただし、接客はサロンドタナカのほうが好感触でした。
あと電話で話しただけだけど、山形の金栄堂、宅配の眼鏡屋さんも同じくタレックス認定店ですが、これもかなりマニアックな話をしてくれました。
タレックスは、そーゆーメガネ屋を選定して、取り扱いをさせていると信じているので、もし、満足いく偏光の購入相談をしたければ、タレックス認定店に行けとなります。
タレックス認定店、これは信頼の置ける、詳しいメガネ屋だと思います。
また、さらに良いのが、レンズサンプル。コダックにしろ、コンベックスにしろそうなんですが、通常、偏光レンズは、メガネ屋の中ではかなりのマイナー分野。
だもんで、偏光レンズの相談をしたら、オフィスの奥から、サンプルの入った袋を持ってきて、研削するまえの片眼プレートを差し出されて、それでかけ心地を見るわけです。
虫眼鏡のように、片目をつぶってレンズ越しに視界をチェックするわけ。
だけどさ、実際出来る偏光レンズって、両眼じゃない?
サンプルでチェックしてもらうんならば、両眼サンプルのほうが絶対良い。
その点、タレックスはサンプルレンズはすべて両眼仕様。マグネットで引っ付くタイプになっていて、スグにレンズごしの視界をチェックできるから、簡単に、たくさんのレンズを比較することが出来る。両眼サンプルを常時置いているところって、タレックス認定店くらいじゃないかしら?
タレックスはコレ。
コダック、コンベックスはコレ。
やっぱね、両眼サンプルじゃないと実感沸かないってw
タレックス認定のメガネ屋は気合が入っていて、サンプルも見やすい。やっぱ取扱店もタレックスが一番良いと思います。
保証について
フレーム持込が出来るメーカーって、コンベックス、タレックス、コダックくらいといいましたが、その中で保証が付いているのは、タレックスのみです。
タレックスは全ての偏光レンズに、1年保証をつけています。
1年以内に、客の不注意による偏光レンズの破損でなければ、無料交換。客の不注意ならば半額交換してくれます。
偏光レンズって、値段が高い割に、扱いがシビアで、キズが付き易く、ダメージを受け易いレンズだもんで、こーゆー保証は大変助かります。
しかも、こちらの不注意で落として傷を入れたって、半額で修理してくれる。これは無茶苦茶熱い保証です。
しかも、他のメーカーに比べると、どちらかというと安い値段のレンズなんで、安い上に保証も充実。
この点から見ても、タレックスを選択するメリットは大きいと思います。
私自身、1年保証で歪んだレンズを無料交換してもらったことがありますが、その時、タレックスで良かったなと思いました。
クオリティについて
素人が使った程度では、タレックスと他レンズのクオリティの違いは分かりませんが、メガネ屋に言わせると、「見える」上では、タレックスが世界一といいます。
まず、タレックスは徹底した品質管理をしており、6000項目のチェックをして、とことん見えるレンズしか市場に出さないようで、その品質安定度は世界一といいます。
私みたいな素人が目にすることはないですが、レンズによっては偏光が抜けていたり、フィルターが歪んでいたり、様々な形でバラツキが存在するようですが、タレックスはそれがほとんどないようです。
また、専門領域過ぎて、あまり分からないんですが、偏光レンズは、製造方法が2種類あり、「張り合わせ」と「一体成形」があるようです。張り合わせは偏光フィルターをポリカでサンドイッチさせる方法で、あわせる瞬間にフィルターに衝撃が加わり、歪みが出やすいレンズのようです。
一方、一体成形は、インジェクション成形で、中央にフィルターを置いたカタにCR39とかウレタンといった樹脂を流し込んで成形する方法で、張り合わせに比べて、歪みが出にくいようです。
タレックスやコダックは一体成形によるレンズらしいです。
また、偏光レンズを作る時、成形のカタにあわせたフィルムのカットが必要ですが、これはポンチのような器具で、サランラップのような偏光フィルターを打ち抜くようです。しかし、打ち抜く際にゆがみが出てしまうというわけで、タレックスはこの改善策を研究。長年かかって、打ち抜く前と打ち抜いた後のサイズが全く同じになるようなカット方法を開発したのだとか。これにより、ゆがみ問題は飛躍的に向上したそうです。
さらに、偏光レンズは「赤抜け」といわれる現象があって、淡色のレンズでギラついて海水面を見たときに、赤い波長の光がカットしきれずに、チラつくといったものです。
これは、偏光フィルターに、ヨード系の染料を使うことで解消されるらしく、タレックス・コダックなんかはヨード系染料を使って、赤抜け対策をしているそうです。
ただし、ヨード系染料は、「青抜け」という現象が防ぎきれないみたいで、タレックスやコダックでもある問題だそうです。青抜けは可視光透過率と色が関係しているようで、暗い色の可視光透過率30%以内のレンズならば気にならないレベルになるそうです。
トゥルービューフォーカスなんかの濃い色のレンズならば問題ないようですが、イーズグリーン他、淡色カラーならば、どうしようもない問題らしいです。
つまりまとめると、タレックスは、フレーム持ち込み対応で、レンズの種類が多く、クオリティが高く、値段が安く、メガネ屋の対応が高度で、保証が付いている。
「タレックス最高!」の本当の理由はコレだと思います!
produced by fukusuke