ロッド紹介



香川のフィールドと雷魚ロッドについて

ワタシ、ほとんど、香川でしか雷魚をやらないんですが、雷魚ロッド、結構たくさん持っているんですけど、使うのって、2本ですね。長くて硬いロッドと短くてやりこいロッド。この2本しか、使っておりません。

前者はジョニーライデン。グリップを改造して、8.4ftにしたガチムチロッドです。後者はシャドウライズ71。グリップを改造して、6.8ftにしております。

ホントにホントに、これだけで良いんですよ。その他のロッドは必要がありません。

これは香川の雷魚フィールドに関係があります。

香川って、メインは野池です。全長100kmもないような土地に、密集する池は約1万6千個。地図なし池も入れたら、その数は無限大です。そのため、香川の雷魚ゲームといえば、池から池へのランガンが主体です。

で、池なんですけど、小さいのから大きいのまであるんですけどね、ほぼ100%工事されていて、全面セメント護岸の味気のない皿池がほとんどです。

皿池だから、特徴として、ストラクチャーがないんです。

だから、ノッペリした水面に広がるカバーの中から、カバーの濃淡を撃つ。これが香川の雷魚ゲームです。ピンポイントで狙うのは、カバーの濃淡とか、ピンスポットだから、広いレンジを探れたほうが、よりたくさんのポイントを撃つことが出来ます。だから、遠投ができなきゃ話にならないと思います。

ストラクチャーといえば、足元のシバ&アシの縦カバー絡みのポイントくらい。それも、探り終わったら、遠投に入るわけなんで、常に遠投に対応できるタックルで臨むのがベターだと思います。

これはどの野池でも一緒。

で、遠投メインだから、当然、フロッグはでかくないといけません。重くないと飛ばないもん。重いフロッグを使うなら・・・・・硬くて長いロッドのほうが飛ぶし、フッキングも入りやすいですよね!?

そんなわけで、ライトカバーだろうが、ヘビーカバーだろうが、重量級のフロッグを使う関係で、ロッドは硬くて長いロッドが必要なわけです。

もう一つのフィールドは用水路。いわゆる、アマ軍系の水路です。フルオープンのフル護岸。街中を流れる用水路を歩きながら、見え雷魚を見つけて撃っていく。こういうスタイルなんで、見え雷魚のアタックを拾うために、使うフロッグは、吸い込みの良い小型フロッグ。町を流れるよう水路は、全体的に足場が高い場所が多いので、やりこくないと、リフティングしてバレてしまうので、やりこいロッドがベター。また、車が後ろを通ることも多いんで、キャスト時にあまり後ろに行かないほうが良いため、短いロッドが求められます。そんなわけで、使うのは、やりこくて短いロッド。

一番いらないのが、7.6ftくらいの普通のロッドです。ほんと、中途半端すぎて、使い道が全くありません。一体、どこで使うことを想定しているんでしょう?

世間では、7.6ftの硬くもなく、やりこくもないロッドが入門用にちょうど良いとか言ってますが、それは大きな間違いだと思いますよ。今からはじめようとしているエリアが野池メインなのか、クリークメインなのか、その2つを見極めたロッドチョイスが重要だと思います。

野池メインなら、8ftオーバーの長くて硬いロッド。クリークメインなら、7ft前後の短くてやりこいロッド。

この2種類だけで良いと思います。

で、それ以上のロッドについては、フィールド専門領域ですよね。

例えば、ヤブコギがすごいキツいポイントなんで、ロッドは極端に短くしたほうが動き易いとか、オーバーハングの下から攻めるので、フロントグリップよりも前が極端に短いほうがいいとか、半面、ブッシュ際の後ろから、縦ブッシュを線でトレースしたいので、フロントグリップが長くて、軽いほうが良いとか、そーゆー専門性を叩き込むスタイルが一番良いと思いますw




マニューバースティック 63C(バレーヒル)

雷魚をはじめた当初はボクの車はロードスターでした。二人乗りのクルマには6.3ftの竿が限界です。

雷魚ロッドを買おうかと思ったけど、高いし、長いし、車に乗らないので、短いロッド限定で、だったら「ジギングロッド」で代用できるか?と思って購入。ヤフオクで10000円/新品でした。

でかい魚をかけても、折れはしないんですが、やわすぎです。全体的にやわらかく、ティップはもいっちょやわい。さらにネックなのが長さ。せいぜい、10m前後がなんとかフッキングできる距離。それ以上遠くでフッキングしたら大抵ばれます。すっぽ抜けか、カカリが浅くて1発目のヘッドシェイクでフックアウト。そうとう運がいいときだけ、キャッチできます。なので、雷魚ロッドとしては、完全に不合格



重量は240g(バランサーウェイト追加した状態)


←こんなクルマでライギョロッドつめるか(怒)











(旧)サーペントライジング705クルーシファクション(バレーヒル)
香西釣具のクリスマスセールのときに6601を購入したら、「リールを買うとロッドも欲しくなる病」が発生w

ボーナス直後だったんで、衝動買い的に買ってしまいました。45000円なり・・・

カタログに、最近の「しなり」「軽量化」重視の軟弱なライギョロッドに背を向け、ひたすら硬く、重く作ったと恐ろしい言葉が書かれています。初めてのロッドなので、よく分からなかったけど、ホンマその通り。硬くて、重い。バランサーが付いていて持ち重りしない。とのことですが、少々のリールでは思いっきりフロントヘビーになって、アルミフレームのアブでのバランスは最悪です。だいたいリールシート先5cmくらいに重心がきます。ロケットクロムでちょうどバランスが取れるくらい。

705はオールラウンドにこなせますとの触れ込みですが、そんなことはありません。長さが中途ハンバなため、遠投でアタック取った時は非常に使いづらい。といって、クリークで使うような長さでも硬さでもない。いうなれば、近距離〜中距離でのヘビーカバーでモンスターを狙うための竿です。

少々の雷魚を近距離でフッキングすると、はじいたり、ぶっ飛んできてバレ。粘りというと、硬さが先に行って、粘りらしい粘りは確認できず。硬さゆえ、フロッグの飛距離は最悪です。特に軽量フロッグは、右へそれていくことが多いです。そのため、コントロール性も非常に悪い。

85のゴンブト雷魚をオープンでかけたときは、さきっちょしか曲がりませんでした。

カバーがらみの藻ダンゴになったら、結構心強いんですが、硬すぎるため、リールへのダメージが心配です。

スイレン、ハス、3枚ヒシ、何でもがありの硬さですが、やっぱり使いづらい。多分ミディアムテーパーだと思うんですが、やっぱり雷魚はファーストテーパーのほうが使いやすいです。ガンガンのほうが、よっぽどいいです。今では全く使っていません。

これは便利wグリップ製作情報

ブランクスの差込口は若干テーパーがかかってます。

直径17.4パイ→17.5パイといったところです。

重量は405g



ウィードフリーカー76ベジテーションモデル(ケンクラフト)


岡山に住んでいる時に廉価版雷魚タックルでテキトーに釣ってみようwと考え、ヤフオクにて13000円で購入。新品のライギョロッドの中では激安です。

まず、思ったんですが、「かっこわるい」!グリップデザインが安っぽいんですよね。なので、グリップを自作しました。パイプの厚み1mmのジャストエース製カーボンパイプにパーツを組んでいきました。メインは近距離市街地戦でしたが、これといってトラブルはありませんでした。

若干ファーストテーパーで、魚がのったら、竿全体で受け止めるみたいな感じです。あと、珍しく、ダルスレッドを使っていて、ガイドの足が透けて見えます。

ただ、70くらいの雷魚にヘッドシェイクされたら、オープンエリアでもガイドがギシギシと悲鳴を上げます。藻ダンゴ相手にすると、かなり慎重にやり取りしなければいけませんでした。ハスやらスイレン相手だと、まず厳しいでしょう。1枚ヒシクリークくらいが限界かな。ベジテーションモデルとありますが、実際はフルオープンの用水路用だと思います。

で、最高なのが、軽さとバランス。純正のグリップだとかなりバランスが悪いんですが、50cmのカーボンパイプにバイク用ヘビーウェイトバーエンドを搭載すると、めちゃくちゃ軽くて、5000番台のリールと組み合わせると、バスロッド並みの取り回しが出来ます。片手で軽々とフロッグを思うところへ打ち込むことが出来ます。また、軽量フロッグをバッチリ乗せられてグーーーンと飛距離が出ます。

これは便利wグリップ製作情報

ブランクスの差込口はストレート。

直径15.0パイといったところです。


重量は220g(オリジナルグリップ+バランサー無し)


讃岐の夢 ハリコタイガー

ウィードフリーカーのリメイク版。現時点で最も優秀なクリーク用ロッド。もともとのロッドのテイストはフニャフニャの腰折れロッド。曲がりすぎやろwというくらい曲がって、フッキングで雷魚フックをクチにカツーンと入れるほどのパワーも疑問符?だったのですが、まず、ガイド数を8個→10個に変更。これが良かった。しなりが押えられて、無茶苦茶いい感じにパワーもありつつ、曲がってくれますwそして、塗装で若干ブランク自体が硬くなりましたw※だいたい塗装するとブランク径が太くなるため、全体的に硬くなります。そのおかげで、フニャフニャロッドだった欠点がカバーされ、また、7.6ftの長さもグッド。クリークで最も使い易い長さくらいで、しかも重量も軽いし、スピードマスター201との組み合わせでバスロッド並みの取り回しw野池じゃ心細いけど、クリークでは無敵のロッドといえるのではないでしょうか。昔はシャドウライズが最強のクリークロッドだと思って今したが、現時点では、リメイクする前のシャドウライズよりも数段上です。
ただし、大失敗だったのが塗料の選定ミス。

アルキドラッカープラサフ→1液変性ポリエステル→2液ウレタンクリアと塗装したのですが、

もうね、ほんま、1液塗料のボロさたるやサッパリいかん。弱すぎるわ。剥がれる剥がれる。クラックが入る入る。いい勉強になりました。ロッドビルディングで使う塗料は・・・・絶対オール2液ウレタンやき!
これはもう作り直さないけん。この冬、組みなおします。せっかくだから、Nガイドやめて、KWガイド10個にしようw
組みなおすロッド、多いな・・・・。


J-Raiden 80XH (ゼニス)
赤く光るバット部分に惹かれ、冬のボーナスで購入。今はなき、倉敷タイムで買いましたwオリジナルグリップを作って、8.4ft。硬さもかなりのもんで、サーペントライジングと争うくらい。バット部分の張りも粘りもサーペントと張り合うくらいです。ただし、こちらはファーストテーパー+長さがあるので、サーペントに比べると、使い勝手が非常にいいです。バランサーをつけた状態では500g近くあってサーペントよりも重いですが、バランスがいいので、結構軽く感じます。それでも軽量ロッドと比べるとなかなかの重量感です。

かなり硬いので、軽量フロッグは苦手と思いきや、ファーストテーパー+長さでカバー。飛距離でのフラストレーションはありません。重量級フロッグもこれまた飛ぶwまた、小さい雷魚ははじくことが多いですが、これまた長さでカバー。

もちろん、得意なのは75を超えたあたりからw雷魚が重くなると、ティップが少し入り、そのままバットパワーでねじ伏せます。感度も相当よく、フックが魚の口を貫通する時の感触がビシビシ伝わってきます。少々の藻ダンゴなら先っぽがゆったり曲がる程度。凄まじい藻ダンゴになったら、バットから非常にきれいなベントカーブを描きます。

飛距離申し分なし!バランスが良くて取り回しが楽!バットの赤いメタリック塗装が渋い!ファーストテーパーでハジキが少ない!モチロン、遠距離フッキングもグッド!パワーもあって、粘りもあり!つこてる人、ほとんどおらんので気分良い!

ヘビーカバー野池用の雷魚ロッドとしては、最高レベルの出来だと思います。

ワタシのメイン中のメインロッド。ってか、これしかつこてないです!これつこてたら他のロッドは使えんき!

さすがブランクスメーカーでつ。

また、4万以下で買えるという値段設定もいいです。J−raidenの親戚にライデンというモデルがありますが、これはJ−raidenのブランクスと同じものを使っていて、スレッドやら、塗装やらが違うだけらしいんで、さらに安く手に入れたい人は、ライデンでもいいかも。リメイクするなら、ライデンやね。ライデンは2万以下で買えます。

重量は486g(オリジナルグリップ)


これは便利wグリップ製作情報

ブランクスの差込口は若干テーパーがかかってます。

直径16.0パイ→16.3パイといったところです。

純正のガイドセッティング


リメイクJ-Raiden改 80XH (ゼニス)
酷使し続けたエポキシはバキバキ。2010年冬にリメイクしたロッドです。塗装はウレタンプラサフ+チャン白ベースコートの1コートソリッド。ガイドはこだわりの、ガンスモークwKWガイドはガンスモークの国内仕様がなかったので、わざわざアメリカより輸入しましたwガイドは、まさかの11個wトップガイドMNSG8、1〜3番がKWSG8、4〜7番がLCSG10、8〜9番がLCSG12、バットガイドがLCSG16Mの逆付け。こんなセッティングの雷魚ロッドは・・・・ないですwで、キャスティングですが、かな〜〜〜りグッドですwライントラブルがほとんどなくて、でもって、飛距離も申し分なしwでもって、魅力はメンディング。ガイドが多くて、ガイド間が狭いのが良い方にでて、ピッチング、フルキャスト後のメンディングで、微調整がかなり楽。トレースラインの微調整でもこれまた楽で、大活躍ですw今期(2011年)大物をかけてないので、対大型雷魚のデータは全く取れてないので分かりませんが、70くらいの中型相手だったら全く問題なく使用できました。アメリカ仕様のガイドなので、ガイドマテリアルがSICではなく、アルコナイトガイドなのですが、これもSICと全く変わらないくらいの性能で、雷魚で使う分には全く問題なしだと思いました。ただ、残念なのが、バランス。これだけで狂うん?というくらい、バランスがフロントヘビーになっています。重量はリメイク前が486g。

リメイク後が496g。わずか10gの増加でもバランスはかなり狂うもんなんですね。ガイドを増やす時は、絶対チタンが良いですね。あとね、KWガイドが結構絡まりフライです。出たばかりで珍しいから採用してみたけど、やっぱり、ライントラブルが少ないのはLCです。KWガイドはMNガイドと大差ないと思います。

とりあえず、この冬(2011年)はリメイク予定のロッドが多すぎてとても手が回りそうにないので、来期に回そうと思います。


スネークヘッダーズ S−68(ジャクソン)
長い間探して、ふくろうさんの協力のもと、やっとのことで見つけたロッド。新品です。某釣具屋で電話通販。

世界最強の雷魚ロッドといわれるもので、とんでもないことをやってます。メーカーサイトでは黒に見えるのですが、実際は青色のロッドです。

買ったときは念願のロッドだったので、ただうれしくてうれしくて!しかし実釣でどんどん不満がつのっていくorz

6.8ftと短めながら、リールシート下が非常に短く、バランスが死ぬほど悪い。泣きたいほど持ち重りする。

恐ろしいほど硬く、どんなフロッグ投げても全くしなりません。なので、いつもの感覚で投げると、どこに飛んでいくか分かりません。しならないので当然飛距離は最悪。30グラム越えの重量級フロッグでも全くしならず、飛距離もだめ。そのためコントロール性は最悪。で、短いため、フッキングがよくスカります。

めちゃくちゃ硬いため、フックの貫通性はいいんですが、フッキングが決まってからが大苦戦。竿の弾力がないため、ヘッドシェイクの力を弾力で吸収できません。そのためヘッドシェイクのたびにロッドが右へ左へぶれまくり。そのためリールが巻きにくい巻きにくい。フッキングが決まった後は鬼巻きでラインスラッグが出ないようにしなければならないこの釣りに、そりゃねーだろ!の一言。さらに何度もいいますが、竿の弾力がないため、ファイトのたびにメインギアに非常に大きなダメージを与えます。そのため少し大きめの雷魚を釣ると、大抵メインギアとピニオンギアの噛み合わせがガリガリとなります。釣る度にギアがかけているのかな?

結論 このロッド、使い道がない。


これは便利wグリップ製作情報

ブランクスの差込口は若干テーパーがかかってます。

直径16.8パイ→17.0パイといったところです。


重量は383g


(旧)シャドウライズ SR71 バイオレンス(ホッツ)

今では入手困難の絶版ロッド。グリップは自作品。

驚くほど軽く、適度にしなるため、使っていて非常に楽で、軽量〜中級フロッグの遠投に絶大な力を発揮する。ティップが柔らかいため、魚をフッキングした瞬間にグニャリと曲がる。

このロッドの最大の魅力は、フッキング後、2秒間。軽いために片手で鋭いフッキングが可能で、感度も良く、針が口を貫通した感触がビリビリと手に伝わる。多くの雷魚ロッドはその後にヘッドシェイクなり何なりして魚が飛んだり、あらぬ方向へ行ってしまい、スラッグが出てバレてしまうことが多いが、このロッドに関してはその現象が皆無。フックアップした瞬間にロッド全体がスローテーパー気味になり、美しいベンディングカーブを描くので魚をはじくのを回避してくれる。フックアップ後に魚が水面上に出ないように曲がるため、ヘッドシェイクしながらのジャンプも非常に少ない。そのため、バレ率はカナリ低い。一言でいうと、キャスティング時はファーストテーパーでカッ飛び、フックアップ後はスローテーパに変化してバレを軽減、といった感じ。良いトコ取りのお気に入りロッド。
ただ、ウィークポイントは長さ。グリップを延長して7.5ftにしたが、それでも遠方でアタックがあったり、蓮の茎に絡まった状態でフッキングすると力が分散してフッキング時のパワーが半減してしまう。それがバレにつながります。あと、ティップが柔らかいので、カバーが厚い状態になると苦手です。マット状態のヒシで、遠方でのアタックや、アタックの直後に魚がモゾモゾ動いた状態になると、ラインがヒシに絡まった状態になります。その状態でフッキングすると、これまたティップの柔らかさがあだになって、フッキングの力が分散。バレにつながります。
マットカバーでの釣りは、フッキングでマットカバー下の魚を引っこ抜いて、マット上に乗せながら強引に寄せるというイメージではなく、マット下で藻団子にさせて、身動き取れなくしてからバットパワーで寄せるという感じです。
私はその手の寄せでよくバレるので、マットカバーになったら、シャドウライズは封印してJraidenを使ってます。
それとクリークでの使い勝手がめっちゃいいです。ほどよい長さ&激軽なので、軽いフロッグも思い通りに飛ばせるし、足場の高いところからのフッキングでもティップが入ってくれるのでフッキング直後のジャンプを避けることができ、バレが少ないです。また、軽いのでカバーの薄いクリークなんかでは片手フッキングでもしっかりと入ってくれるので、フッキング直後にリーリング動作がスムーズにいってくれて使いやすいです。とはいっても足場の高いところからのマメサイズはジャンプさせてしまって、バレることもよくあります。
あとトップガイドが傾斜フレーム(オーシャンガイド)ではなく、F型のため、ティップによくラインが絡まります。ランディングした後に針を外そうとしたら魚が暴れてラインがトップガイドにからまり、何度か折れそうになりました。また9番ガイドにHVガイドを搭載していて、よくここでラインが絡まります。また、ここにはフックをかける余裕がないため、ガイドにフロッグ引っ掛けての移動では8番のLNガイドに引っ掛けなければならないため、ちょっとめんどう。あと、ガイドの足が細すぎるのか、急に負荷がかかった時に、ギシギシ音が鳴りることがあります。シングルラッピングで、しかも曲がりまくるのでブランクスに傷が入っていないか心配です。

トラブル情報
一緒に釣りに逝っていた相方がシャドウライズ71を使ってトラブル。凄まじい藻団子と綱引きして、上から二番目のガイドの足がポッキリ折れました。ダブルフットの下側のフットがポッキリ逝ってました。エポキシラッピングは変化なし。藻団子の負荷にフットの強度が持たなかった模様です。実は新しく出たセカンドジェネレーションの80ビーストも旧型と同じLNガイド採用。金しょさんに使わせてもらったんですが、ガチガチのブランクスです。あの硬さで極細のLNガイドはどうなん?って思いました。ちなみにトップガイドも旧型と同じF型。新型を出すときに、なぜガイドの見直しをしなかったのか不思議です。

ちなみに、値段は(マタギのカタログで調べました)

トップガイド
シャドウライズのFトップガイド・・・8F-2.2=700円
ローライダートップガイド・・・・・・・8H-2.2=893円

ガイド
シャドウライズのLNガイド・・・・・・・・・・・・・・・LNSG−8=578円
一般的な雷魚ロッドマグハスなどのガイド・・・NSG−8=578円
ローライダーガイド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・LCSG−8=840円

と、あまり値段は変わらないので、ゴツイガイドを採用して欲しいな・・・

シャドウライズのガイド比較
←ジョニーライデンの8パイMNガイド。多くの雷魚ロッドが採用しているMNガイドです。フジによると、「万能タイプで船竿、ルアーその他に最適でっせ!」とのこと。

←讃岐の夢の8パイLCガイド。フジによると「石鯛でもいけまっせ!」とのこと。

←シャドウライズの8パイLNガイド。フジによると「Nガイドのライト版で、ベイトキャスティングや、フライで使えまっせ!」とのこと。バス用ロッドのゴツイモデルがこれを採用。ドムドライバーなんかもコレです。一般的にはバス用だと思われます。

以上、3つの中だと、一番雷魚に適しているのは、圧倒的に、絶対LCガイドだと思います。ゴツくて、強度も申し分なし。値段は若干高いけど、驚くほどライントラブルが少ないです。雷魚やってると、糸ふけを取ったり、メンディングしたりして、PE特有の先端カラミトラブルがよく起こりますが、こいつはリーリングするだけで直ります。また、ガイドの位置が低く、まるでインターラインのようにロッド上を走るいので、キャストするときに出て行くラインとロッドが近いのでコントロールしやすいです。

しかし、現行の雷魚ロッドでこれを採用しているモデルが少ない(涙)。なんせ高いからね。ノリーズのサンダーシャフト、サーペントのユートピアンブラスター(先っぽだけ)だけでなかったかと思います。もっと多くの雷魚ロッドに搭載して欲しい一品だと思います。

これは便利wグリップ製作情報

グリップに使われているEVAが非常に安っぽいのでコルクに交換したい人が多いみたいです。

ブランクスの差込口は直径14パイです。


重量は422g(オリジナルグリップ)

純正のガイドセッティング


シャドウライズ改 ファイナルジェネレーション(ホッツ)
シャドウライズのボロガイドを上等なやつにかえたろwと思ってリビルドしたロッド。まず、失敗したなとおもったのが色。やっぱ黒はいけん。市販ロッドで最も良く使われる色をロッドビルディングで使ったら、カスタムロッドの匂いが消えてしまう。市販ロッドみたいになってしまって、全然愛着がわかん。そして、ガイドの選定ミス。Nガイドの糸がらみ防止版として発売されたKWガイドではあったけど、

ばっちり糸がらみします。こんな感じね。結局は、傾斜しているとはいっても、背が高くて、フレームの傾斜もイマイチなので、中途半端な性能になったんでしょうね。Nガイドに毛が生えた程度です。これなら、LCの圧勝。雷魚にはオールLCガイドがベストかもしれん。そしてガイド数が大失敗。シャドウライズは、もともと合計LN10個のガイドが付いていますが、これをKW9個に減らしました。LNよりもKWのほうがゴツイからちょうどいいんちゃう?と思ったのが大間違い。マメ相手にむっちゃひん曲がって、マメのヒシダンゴの綱引きでブランクがギシギシ言う始末。ガイドって、1,2個増やしてもあんましテイストは変わらない(若干硬くなるくらい)けども、1,2個減らすと、むっちゃ柔らかくなりますね。この手のガイド数減少改造はリスキーです。でも、これが分かっただけでも、前進した感があって、いいですw最低限、ダブルラッピングにはしといたほうがいいなとも思いました。
というわけで、もともとが気に入らないリビルドだったので、またこの冬にでもやり直しますwやっぱしオリジナルロッドはド派手にいかんといけんね。今度はもっと派手にwww楽しみですwww



ガンガン77XX ヘビエストリフター(バレーヒル)

バレーヒル最強のロッド。ビッグワンという津山の釣具屋で中古品を見つけ、8000円という破格値だったため、蓮相手の捨てロッドとして購入。グリップは前のオーナーが改造していました。

バランスが死ぬほど悪く、持ち重りがひどすぎるため、長時間の釣行には筋トレが必要。硬いといえば硬いが、サーペントほどではない。どちらかというと粘りが出ながらのキレイなベントカーブを描くロッド。ティップは硬さの中にもやわらかさがあり、中型〜大型フロッグはストレスなくカッ飛ぶ。また、いい感じのファーストテーパーなため、フックアップ後のジャンプやらが少ない気がする。雷魚ロッドの中では完成されたブランクスだと思う。やっぱり、多くの雷魚マンが選んだだけある。もちろん、どんなカバーを相手にしても十分なパワーがあるため、安心してやり取りできます。このロッドでのカバー経験では、オニバス畑が最強でしたが、十分やりとりできました。購入して間違いのないシリーズだと思います。確かダイコーのOEMだったと思うんですが、さすがダイコーはイイモン作ります。

これは便利wグリップ製作情報

ブランクスの差込口は直径17パイです。カーボンパイプはテーパーがかかっており、差込口17パイ→出口13パイです。

純正のガイドセッティング


重量は358g(純正のパイプを使ったオリジナルグリップで、バランサーは無し)


讃岐の夢 80L
初めてのビルディングで作った思い出のロッド。目的は、ライトな場面で使いやすい軽さで、軽量フロッグが飛ばせるロングロッドです。釣具屋で物色した中では、デプスのドムドライバーが抜群だったので、コレに似ているブランクスを探しました。どうしても拘りたいので、わざわざマタギまで足を伸ばして、雷魚に使えそうなブランク18本から選りすぐった一本です。このロッドの一番の特徴は、ホントの一本竿という点です。現行の1pc雷魚ロッドはすべてバットジョイント式ですが、カーボンパイプがヘビーカバーで使えるように分厚く設計されています。そのため、どうしてもカーボンパイプのしなりが甘くなります。がしかし、コイツはカーボンパイプ自体が存在しないので、完璧なベンディングカーブを描きます。魚への追従性は完璧。バット部分の粘りも相当強く、デカ雷魚でもカバー綱引きで引き寄せるパワーがあります。そして、糸がらみ防止のためにつけたローライダーガイド。ローライダーガイドをつけたこと自体が初めてだったんですが、雷魚用としては最高峰のガイドだと思いました。フレームがごつくて頑丈で、加えてティップ付近の糸がらみはゼロです。少々絡まっていても、リーリングすれば自動で解けます。また、ガイド位置が低くてブランクスを這うようなので、キャストの精度がいいです。
ロッドの硬さですが、最初は、硬すぎか!?と感じました。オープン状態のアタックとかパラ菱でのマメアタックとかで、魚が吹っ飛ぶことが多かったですが、30匹くらい釣ったあたりでコシが抜けてきて、それがいい感じになりました。フッキングで飛ぶこともなく、魚+カバーのファイトでも十分な粘りを見せてくれて、ホント重宝しました。また、新型リールシートACSも指が当たるところにくぼみがあってパーミングがすんごいしやすいです。
ロッド自体が軽く、リールシート位置も、投げやすさを優先させてエンドを長く取っている関係で、バランスが取れていて、持ち重りは全くせず。今はやりの忍耐勝負でも重宝する一品です。フルロッドビルディングを見れば分かるんですが、私はフッキングするときにフロントグリップを持って跳ね上げるので、リールシート前EVAをめっちゃ長くしてます。これがフッキングのときに思いのほか使いやすく、扱いやすいです。自分のスタイルに合わせたロッドが作れるビルディングの魅力ですねw
ロッドも雷魚ロッドの中ではかなりしなるほうなので、20g前後のフロッグはめちゃくちゃ飛びます。その上、ローライダーでトップガイド〜3番ガイドまでサイズ8の同サイズをチョイスしているので、ロッドを這うようにラインが進みます。そのためキャスト時のコントロール性はかなりいいです。

短所
ガイド:バットガイドだけ、シャドウライズと同じHVガイド、残りはオールローライダーを採用しているのですが、フロッグが止まりません。というのも、ローライダーガイドはフレームが前のめりになっているので、針が引っかかってもスグに外れてしまいます。そして、HVガイドは針を通す隙間自体がありません。だもんで、移動のときにフロッグがロッドに取り付けられず、手で持って移動か、ハンドルに引っ掛けての移動になります。ハンドルに引っ掛けると、十中八九クルクル回って外れます。だから、移動がおっくうでしょうがないです。ガイド穴に通してもいいんですが、SICは引っかき強度は強いですが、衝撃に弱いので、フックがガンガン当たるとあまりよくないので、それも出来ません。
フツーならこんなかんじで取り付けて移動させますが・・・・

ローライダーガイドは引っかからない・・・・

HVガイドはもっと引っかからん・・・・

だから、ローライダー使うなら、バットガイドは引っ掛けられるタイプ、MNガイドとかNガイドにするべきと思いました。

重量フロッグで大遠投
これも無理があります。私のやった中では、性能を十分に引き出せる重さは22gまでです。25gを超えてくると、キャスト時に反発力が負けてしまってキチンとキャスト出来ません。当然、ティップもそれなりにしなるので、アクションもキビキビ出来ません。ライトなフロッグの性能を生かす反面、重量フロッグの扱いには無理があります。どうしても重量級フロッグのほうが飛距離は稼げるので、このロッドの射程距離といえば、中距離以内の軽量フロッグ限定でのキャストになります。これは当然のことなんですけどね・・・・。

1枚マットカバーでのフッキング
これもライトロッドならではの弱点。カバーがパラヒシから1枚のマット状態になった時に、フッキング力が分散されてバレが多くなります。例えば、ヒシにラインが引っかかった状態でフッキングすると、フッキング力がヒシに絡まったラインを引っこ抜く力に取られ、魚へのフッキング力が甘くなります。そのため、マットカバーで遠方のアタックが取りにくいです。

クリークでのジャンプ
フルオープンのクリークで使うには硬すぎ&長すぎです。特に足場が高いと、結構な確率でジャンプされバレます。短いともっとバレも少ないと思うんですが・・・

で、総評ですが、オープン〜パラヒシ用のライトフロッグ竿では、これ以上のロッドはないんじゃないかと思うくらいの性能だと思います。もっと派手なデザインにすればよかったなぁ〜(涙)

重量295g



水路の鉄人66Light
とある釣具屋で見つけた2000円の激安アンサンドブランクが良い感じに硬かったので作ってみたロッド。水路クリーク専門で使うため、取り回し重視でグリップエンドがヒジよりも若干手前に来るようにセッティング。また糸がらみが少なくなるようにティップはLDB傾斜ガイド+ローライダー飛距離の要らない水路では抜群のコントロール性と取り回しのよさを誇り、キャスティング精度は今まで使った中で一番良い。が、しかし、使ってみて分かった致命的なのが柔らかすぎ!枝とかに引っかかったときにブンブンやって普通の雷魚ロッドはそのまま引きちぎれるんですが、この水路の鉄人はティップが曲がってしまい、PEを直接引っ張らないと外れない。このティップの感じは、雷魚ロッドというよりはバスロッド。店で曲げてみた感じはいけそうだったんですが、いざ組んでみると分からんもんですね〜。ティップの柔らかさが致命的となり、使い易いロッドではあるけども、「獲る」ためのロッドとは言えず、今ではほとんど使命がなくなってしまいました。ジギングロッドとしてでも使ってみようかしら。マニューバースティックよりは硬いです。あ、俺ジギングやったことないや!


バーニング釜玉80
ガン77をむちゃくちゃ苦労してリメイクしたロッド。もうクソボロとしかいいようがない、どうしようもないロッドに変わってしまった・・・。やはりブランク塗装でフデを使うこと自体に無理があったか。兎に角ブランク塗装はボコボコです。気泡かみまくり。ガイドはアメリカから輸入したアメリカンタックル製ホログラムガイドを搭載。ガイド位置はいじっておらず純正と同じ位置に8個。トップガイドはフジのローライダー風のにしましたが、さすがアメリカ品質。まぁ、よく絡まります。カラマリフライです。1番ガイド、2番ガイドも同様。そしてこのガイド、ダブルフットなのですが、なんと下のフットよりも上のフットのほうが長いという優れもの。おかげで、そのまま巻くと、上のスレッドのほうが長くなってしまうため、大変見栄えが悪いです。フジなんかは、大抵上よりも下のフットのほうが長いです。ガイドも全体的に下に行くほどスレッドは長くなるため逆のスレッドパターンになってしまい、かなり不自然です。これを回避するため、上側のフットは足ギリギリから巻いていって、下側は余裕ある一から巻き始め、同じくらいにしていますが、フットの長さが違うので、ポコッと出ている足の部分が不自然すぎ。かなり見栄えが悪いです。そしてエポキシコーティングでモッコリコーティングをやって失敗。薄塗りだと2時間くらいでたれなくなるんですが、モッチリだとまだタレる。おかげさまでモッチリのエポキシが全部下に落ちてしまい、モッコリの頂点がスレッド中央ではなく、下側に逝ってしまった・・・・。ペーパーで修正したけどばっちりタレたエポキシはうまく修正できず。そしてネームはTシャツくんでやりましたが、スクリーンの孔版の間から油性インクが染み出してしまい、文字のエッジはボロボロ。見栄えは最悪。エクボの修正も甘くて、バット部分は間近でみるとアヒャヒャです。
で、パイプは、イシグロで手に入れたボロパイプを内径拡張+FRP(カーボンエポキシ)補強を入れてます。今のところトラブルはないですが、内径を広げすぎてスカスカになってしまい、エポキシで接着した関係で、二度と外せません。そして、もともとが重いためかなりのフロントヘビーっぷりでこのバランスを修正するためにグリップエンドのパイプに鉄パイプをエポキシ接着。バランスを完璧に出したら、なんと780gのスーパー重量級ロッドに(滝汗)。バスロッド6本を振っている様なモンです。いざ使ってみると、まず塗膜が厚すぎるのか、以前よりも硬くなっているように感じます。前はキャストしたときにティップがグンと入っていたのに、今は全然しなりません。だからキャスト精度は落ちています。シェイクしてみると、たしかにバランスはいいんですが、重すぎ。重心がリールシートにあっても、780gはいかんわ。大体、雷魚ロッド自体、重くても500gはいかない。サーペントだって450gですからね!一般的な雷魚ロッドは使っていくと、首の根元の肩のへんがピリピリと痛み出して筋肉痛になりますが、釜玉ロッドの場合、上腕二頭筋に耐えられないほどの激痛が走ります。しかも30分で。ピッチングなんてやってたら地獄です。ピッチングが出来ないとなるとヘビーカバーでの使い道がなくなりますから、ヘビーカバー上で使うことを前提として作られたガン7のメリットは一つもなくなるわけです。だけど勉強になりました。雷魚ロッドは、あくまでルアーロッド。500gを超える重量はたとえバランスを考えても絶対に作るな。上限は500gです。Jraidenが500gですが、あれはギリギリ1日中使えます。そんなわけでもう全く使わなくなったので、
今はちょいとタコ釣りに行くときに使っています。トリガーがクソ邪魔だけど・・・。いつ折れてもいいよのクソロッドwww



水路の鉄人2nd Generation Eight Legs Devil
OGKという中国発山積みロッドメーカーが送るタコロッドをリメイクして作ったロッド。8ftあった長さはのこぎりで切って6.6ftに。3pcロッドをエポキシで接着して1pcにしており、継ぎ目は分からないようにガイドを乗せたりしています。一応グラスファイバーとのことですが、3pcのてっぺんのpcは、ガイドセッティングは、トップガイドがアメリカンタックルのホログラムガイド。これもやはりティップでよく絡みます。むしろフジのFトップのほうがましかもしれんです。で、1番ガイドはNガイドを付けたかったんですが、8サイズのNガイドが足りなかったため、道具箱の中にあった8番のMNガイドを搭載。2番から6番はNガイドです。つまり、トップガイドはジルコニアセラミック、他は全部SICで、しかも1番ガイドだけNよりも少し弱いMNガイドという、結果的には食い込み重視のガイドセッティングです。ロッドを自然な曲がりにするためにガイド数はヘズッて7個。フジはガイドニューコンセプトでガイドを増やすほど曲がりが自然になるといっていますが、ガイドは足が付いている以上、ブランクのベンディングを阻害するファクターとなります(特にダブルフットは)。おまけにエポキシで補強するので、ガイド数を増やせば、ブランク本来のベンディングを演出すると言うのはマユツバものではないでしょうか。で、このロッド一番の特徴はやはり竹グリップ。加工がむちゃんこめんどかったため、苦労して作った一本です。今思えば、練習とはいえ、3000円のタコロッドに竹は贅沢すぎたかもしれません。がしかし、竹も使い易いか?と聞かれるとあんまり・・・確かに、ボコボコした質感とか、漆の染みているステインなどはコルクやエバじゃぁ味わえない感触なんですが、ボコボコしているのと、天然モノなので、竹が曲がっているわけです。そのためセンターが合わない。フォアグリップとリアグリップは、まぁ許せるとしても、リールシート下はセンターが出ているほうがパーミングもアクションも付け易いため、リールシート下は、コルクやエバで作ったほうがいいと思います。また、漆を塗っている関係で、表面は上薬のようにツルツルします。そのため滑りやすいったらありゃせんとです。グリップが濡れた時なんか、コルクよりもエバよりも断然滑りやすいく、ものっそ使いにくいとです。フライロッドビルダーなんかは、七輪を改造した炉で焼付け矯正をしているようですが、そんな施設があるはずも作る予定もなく、売っている竹をそのまま使う私のようなビルダーには、竹の矯正はまず出来ないと思ったほうが無難です。で、このインプレですが、キャストは結構な硬さです。36gボンビ投げたってしなりゃせんとです。じゃぁ、S68のように硬いんか?と言われると、そういうわけでもない。1枚ヒシで70くらいの雷魚をかけたことがありましたが、フッキングしたら、ガッツーン!とティップが思いっきり入ってしまい、ヒシ上にリフティングが出来ませんでした。引っ張り倒したってティップが入るだけで、雷魚ロッドのようなリフティングパワーはないですね。やはりグラス+プラスチックソリッドの弱さが出ているんでしょうか。もっとフッキング後のパワーが欲しいところです。このあたりのリフティングパワーはなんといっても、グラスよりはカーボンです。やっぱり雷魚ロッドは低弾性カーボンのもんです。で、長さが6.6ftなので、水路の鉄人と同じなんですが、竹グリップと3pcの継ぎ目の関係で、リールシートがずいぶん前方に逝っています。そのため、リールシートよりも前方が短く、ここが短いと遠いところでのアタックのフッキングが入りにくいです。水路専用ロッドなので短くてもいいのでは?という意見もありますが、あまりに短いと、ヤブコギしながら撃ったり、水路のフチに出れない場合(水路〜ヤブ〜釣り人)なんかはピッチングもフッキングもやりにくいです。そのため、水路専用ロッドとして、6ft台のロッドを作ってきましたが、やっぱしシャドウライズの7ft(グリップを改造しているから7.5ft)が一番いいような気がします。今作っているウィードフリーカーのリメイクが7.6ftなので、これを水路専用にしようかな・・・。で、結局、2匹ほどつりましたが、ほとんどオープンみたいなクリークで使うには、ティップはかなり入ってくれるし、極太の雷魚用フックを雷魚の口に貫通させるだけのパワーもあるし、いいではないかと思います。ただし、やっぱり2pc。継ぎ目で塗装が剥がれました。(釣行紀参照)やっぱり雷魚ロッドは1pcがいいです。だから、竹の質感を楽しみたくて、水路の間にヤブのない、ガードレールクリークなんかで活用したらいいと思います。野池で使うのはやめたほうがええです


シャドウライズ 3rd Generation

都合2度目のリメイク。1度目のリメイクは失敗。地味だったのと、シングルラッピングがよくなかった・・・・

というわけで、バイオレットパールホワイトに塗装。

グリップはKNナット式のACSに変更しました。

また、大きく変更したのがガイド。通常の雷魚ロッドのセッティングと別物にしました。

市販雷魚ロッドのガイドセッティングは、TOP8-8-8-8-10-10-10-12-12-16が一般的。

がしかし、コイツは6-7-7-7-8-8-8-10-10-12にしています。全部KWガイド。

この数字はリングの大きさを表すもので、2度目のリメイクではリング径を1まわり小さくしたってわけです。狙いは、キャストの正確さ工場。実は、リング径が小さいとラインの通り道がブランクに近づくため、振りぬいた時の弾道がブランク寄りになり、キャストが正確になります。バタつきも抑えられます。飛距離は落ちますが、それよりも近距離のキャストの正確さを取ったというセッティングにしています。トップガイドが6で、雷魚ロッドとしては小さいガイドですが、8号大久保ノットでもギリギリいけます。

で、リールとの組み合わせはビックシューター。

今までのシャドウライズの出番といえば、ライトカバーとクリークが多かったんで、リールもロッドもライトカバー・クリーク専用というタックルセッティングで使いました。ラインはPE6号です。

で、4ヶ月、ほぼコレだけで雷魚を釣っています。

インプレとしては、クリーク、ライトカバー、野池近距離戦では無敵の使いやすさだと思います。兎に角キャストが正確に決まります。リング径小さくしただけでこんなに違うんか!?と思うくらい。ガイドセッティングって大事ですね。ビックシューターとのバランスも最高に良くて、7.1のギア比から繰り出すランガン攻撃はレーザービームのごとくですw

前回のリメイクで後悔したラッピングの不具合はダブルラッピングにすることで、完全に解消。ギシギシなっていたブランクはシッカリと粘ってくれて、藻団子から雷魚を引き釣り出すパワーを取り戻せました。やはり雷魚ロッドはダブルラッピングです。ひょっとひんまがっても安心してバットもって引きちぎれますもんね。

また、軽い!片手で簡単に操作できる軽量ブランクは、手返しが必要とされる接近戦でかなり重宝されます。

当然、フッキングの良さも継承しており、雷魚の口にフロッグの極太針をしっかり貫通させるだけのティップの硬さもあります。バットの力は相変わらずで、藻ごと70アップをブッコ抜いても問題ありませんでした。

キャストの正確さよし。パワーよし。バランスが良くて軽くて使いやすい!

今のところ、クリーク・ライトカバー・小規模野池では無敵のロッドだと思います。

しいて弱点を言うならば、KNナットが短すぎたか・・・・野池でブッシュ際を通すことがかなり多いんですが、リールシートより前の部分が短くて、それが扱いづらい時が多々あります。ウデを伸ばさなけりゃ、ブッシュスレスレをトレース出来ずにブッシュの中を直撃してしまうといったところです。雷魚ロッドはKNナットは向いてないのかもしれませんね。

それとミスったのがエポキシ。フットにクラックが入っています。ホライズンに相談に行ったところ、エポキシが硬すぎるとのことでした。これはライトフォーミラですが、最近、効果不良を恐れるあまり、100:85にしなきゃいけないところを、100:70くらいで調節することが多々あったので、これかな〜?と思ったりしました。使っているとそのうち、クラックが一周するそうで、そうなる前にやり直そうと思います。

で、このガイド、ステンガイドなんですが、ステンガイドって、硬いんですよ。そのせいもあるのかな〜?と思ったりで、チタンガイドがやりこいので、次は同サイズでチタンガイド導入しようかなと思っています。その代わり、やりこいチタンガイドはブランクに追従してくれるため、ブランクの本来のベントカーブをキレイに出してくれる半面、やりこいので、テイストがやりこめに変化することが予想されます。

実際やってみて、どんな変化があるかわかりませんが、この冬の宿題にしようと思います。






ニッカリ青江 9.2ft

ロッドビルディングをやってると、

嗚呼!やってしまった!!!

って大失敗が多くありますが、このニッカリ青江、まさにそのロッドです(汗)

香川はその土地柄、遠投ズル引きスタイルが良いと思うので、そうなると、兎に角飛距離!飛距離を出すには兎に角長いロッドというわけで、作ってみた、9.2ftの超ロングロッド。ブランクはゴクブトのマグロブランク。相当重厚なブランクです。勿論、長さはライギョロッドの中では最長です。

ところがどっこい、重量がヤバイ。

長すぎて、スーパーフロントヘビーになってしまい、バランサーなしでは操作不能。バランサーなしで470g。

バランサーをつけると、ビックリの643g。リールが400gだもんで、余裕の1kgオーバーでつ。

それでいて、9.2ftですからね。もうね、扱いがヤバイくらいやりにくくてじょんならんす。

長すぎて、投げ竿なみにグリップエンドを長くしないとキャスト不能。グリップエンドを長くすると、今度はピッチングや、ジャークがすんごくやりにくくなり、出来るアクションは竿を立ててのチョンチョンだけ。

ピッチングなどやろうものなら、キャストする前から片手で支える必要があり、そうなると、長いダンベル支えているようなもので、プルプルしっぱなし。

近距離〜中距離を撃とうものなら、凄まじい労力が必要となります。

その代わりに遠投はものすごい飛距離が出ます。そりゃそうですよね。グリップエンドをクソながくとって、ロッドの全長がクソ長いですから。

ライギョロッドとはキャストしたときのフロッグの飛び方というか勢いというか、スプールの回る音がやばいくらい凄まじく、カッ飛びます。

もうね、飛んで飛んで、スプールの下のほうの、ラインが噛みこんでるところまで、どえらい勢いで出て行きます。

もうね、遠投性能は申し分なし。ライギョロッドの中ではブッチギリの一番です。

が、

バックラも凄まじい・・・。余りに重過ぎて、振りぬいた時にリールに指を持っていく余裕がないわけ(汗)

その上、すごい勢いでフロッグが飛んで行きますからね。もうね、バックラしたときの直らないことといったらありません。

フルキャストしてると、5投に1投くらいスーパーバックラがコンニチハw

そうなるともうね、地獄。左手でタックル支えて右手でほじくるわけ。この時、1kgオーバーのタックルを左手で支えることでどれだけのダメージがウデに来るか想像してみてくださいw

もうね、バックラ直し終わった頃には左手がプルプル!!!

これが、1時間で10回以上起こるわけ。

一言で言ってね、釣りになりません。

バックラが多くて、その修復が相当なストレス。

んでもって移動もしんどいですよ〜。投げ竿なみに長いですからね。間違っても車に入んないですから、移動のたびにグリップを外して入れて、降りてまたつないでの繰り返し。フロッグついたままですから、フラフラなるし、外すたびにベルトを装着する必要があって、クソするときにちょっとコンビニ行くときだって、どえらい手間。

それから、ガイドチョイスもミス。ライギョロッドって、通常、トップガイド8のバットガイド16なんです。ですけど、ガイドリングが大きいほうが飛距離でるかも?って思いましたが、これが大間違い。バタつきが大きくなって逆に飛距離が出ないと思います。ガチムチロッドだったら、シャドウライズみたいな6→12だと小さすぎて強度が足りないしで、やっぱり長くて硬いライギョロッドは8→16がベストですね。

ただし、一度だけ藻団子の綱引きをしましたが、そのときの心強さはバツグンwやっぱり1ランク上のガイドセッティングが良いほうにでているなwと思いましたw

ブランク自体はかなり良いと思うんで、作り直してみます。

総合評価ですが、細くて軽いライギョロッドだったらアリかもしれないですけどね、ガチムチのライギョロッドで9ftオーバーっつーのは無理ですわ。ギリギリがJraiden改の8.4ft。これ以上は無理!

って思いましたw

だけど、デザインは気に入ってるし、ブランクもばっちりだと思うので、グリップを切って短くして作り直しますw



Jraiden80XH 2013年度版

都合、2度目のリメイクが終わり、かなり愛用していますwww

ブランクは相変わらずバツグンで、フッキングがガッツリ入ったときはビシッと針が貫通する感触が伝わってきて、乗ると同時にバット付近までしっかりと曲がってくれて、きれいなテーパーを描いてくれますw

パワーも申し分なく、マメ君なら、まとわりついたカバーをポンピング一発で藻の上に引きずり出すことが出来、大型になると、しっかりと藻を引き連れた状態で、寄せることが可能なバットパワーを持っていますw

キャスト性も文句なく、特に30gオーバーのフロッグの遠投では、絶妙なファーストテーパーのティップのしなりでカッ飛んでくれますw

長さは改造グリップにより、都合8.2ftにしているのですが、前作のリメイク品である8.4ftに比べると若干短くなっています。リールシートをフジ製からアルプス製に変えた関係で総重量が50g程度増えており、操作性は悪くなっているはずなのですが、グリップを若干切って2インチ短くしたのが効いており、操作性は逆に良くなっているように思います。

また、19φというアルプスの中途半端なリールシートのおかげでフジTDPS20よりもパーミングがしやすく、18φモデルのものよりも6000番のアブに合う感じです。

長時間の使用であれば、前作のJraidenよりも使いやすいと感じています。

それとガイドセッティングですが、前作はKWガイド3つにLCガイド7つ。トップガイド1個の11個使用でしたが、今回は1個減らしてオールLCで10個にしています。

これがベリーグッドw前作はラインがイチバン絡まり易いトップガイド周辺に糸がらみに弱いKWガイドをセッティングしており、ライントラブルが多く、ストレスが溜まっていました。

しかし、すべてLCにすることでライントラブルは皆無wパワーも申し分ナシで、言うことありませんw

ただ、ステンからチタンに変更していますが、やっぱり数g程度の軽量化は全く分かりません(汗)チタンのほうがやりこくて、ブランクへの追従性があるとは言いますが、やはり雷魚ロッド。ブランク自体が硬いので、ガイドのやりこさなんてものはどっちでも関係ないと思いました。雷魚ロッドのガイドはステンでもチタンでもどっちでも同じですね。

それと、今期はヒシゲームにこだわっていて、結構過酷な条件でヒシの綱引きをしているのですが、UVコーティングがうまいこと効いているようで、エポキシのクラック等は一切入っておりませんwソフト2、ハード1の配合で問題なくいけると思いますw

また、マッドホールオリジナルのクロスカットEVAがすごく使いやすいですw日本にないマテリアルなのですが、デコボコがホールドしやすくて、クロスカットのため、場所によっては全体の径よりも小さくなっている部分があって、そこがパーミングしやすくなっています。

しかし、その反面良くない点もあって、まずリールシートのトラブルが多いってことです。アルプスのリールシート、中途半端な径ですごく持ちやすいんですが、そもそもアブのフットがスカスカで、加工して使っているんですが、時折、フットの足がズレて、ガッチガッチと異音がします。

とりあえず、今は絶縁チューブでかさ上げして使っているのですが、不便です。

それと、ナットがスグに緩みます。使っている最中もチェックしてみたら緩んでいるので、定期的にナットの緩みをチェックしなきゃいけなくてこれがすごい不便。また、ナットとツメが分離しているので、リールを外す時に結構力をいれなきゃいけなくて、すべって手を怪我しそうになったことがあります。

不便っちゃ不便ですが、フジのに比べると遊び心があって、カッコイイから少々のことは我慢するんですけどねw

さらに、ジョイント部に問題あり。自分で擦り合わせしたんですが、どうやら削りすぎているようで、かなり奥までつっこまないと抜けます(汗)素人のすり合わせっちゅうのは難しいですね。

一応、スミスのフェルールワックスを使用しているのですが、それでも実戦で使用している最中に緩むことがあるので、これもリールシートと同様、定期的にチェックしなきゃいけなくて、大失敗でした。

ま、悪いところもあるけれど、総評してみたら、やっぱりこのJraidenがイチバン好きですねwなんだかんだでいいロッドだと思いますw

2013/10/11 折れました(涙)

80あるなしくらいの雷魚がアタックしてきて、ガッツリとアワセ入れたらパキッ!と逝ってしまいましたわ〜(涙)

もっと大きな雷魚も獲ってきた竿ですが、逝くときはあっけないですね〜・・・・。

都合、2007年〜2013年の7年間、メインロッドとして酷使し続けてきたわけですが、一体何匹の雷魚を獲ってきたか分かりません。

最後は折れて殉職しましたが、たくさんの思い出をありがとうと、感謝の気持ちで一杯です。

本当に、買ってよかったと思える一品でした。

今現在、ゼニスのライギョロッドは、ひしもオンリーになってしまい、テイストも軽くてやりこいロッドへと変貌を遂げています。Jraidenはゼニス最後のガチムチロッドだったですね・・・。

もう7年も前のモデルですが、ソコソコ軽くて、遠投も利き、遠くのフッキングもガッツリ入れられる硬さと藻団子を寄せられるパワーを併せ持つ最高のブランクでした。8ftにしてはグリップが短く、ブランク側が長かったのも特徴的でしたね。フッキングのときのストローク量も抜群でした。

出来ることなら再び復刻して欲しいですね〜。





讃岐の夢 ブッシュトレーサー
元祖讃岐の夢を再リメイクしたもので、これも頻繁に使っています。ブッシュの際をトレースしやすいように、リールシート前をかなり長く取り、リアグリップを短く取っています。

バランスはポッシュのヘビーウェイトバーエンドをつけた状態でストレスがなくなるくらいのギリギリまで後ろにリールシートをセッティングすることでバランスを取っています。

当初は、オープン池のブッシュ際をトレースすることを想定していたんですが、その池、マメしかおらんので行っておらず、結局ブッシュ際の攻撃には使っていません(汗)ライトカバーの野池遠投ゲームで使っているという感じです。

軽いフロッグの遠投が得意ですが、自分のスタイル上、デカイフロッグしか使ってないので、メインは重量級フロッグの遠投です。35g程度の重量なら不自由なく投げれて操作もしやすいです。

良く使っているのは大関・横綱ですが、38g垂直浮きのセッティングでは、硬いJraidenのほうが操作性が良く、このロッドで使うのは主にティップを頻繁に動かしてドックウォーキングを演出する水平浮きで真価を発揮してくれています。

Jraidenだと重くて竿先をピシパシ小刻みに動かすのは疲れるので、そういうときに軽いしなやかなブッシュトレーサーが出てくるという感じです。

さすが、ブランクスルー方式のブランクでティップから根元までしなってくれるのでフロッグのキャスト性、操作性は文句なし!全然ストレスがありません。

また、軽いのでフロッグを長時間動かしても全然疲れません。で、ブランク自体もしっかりとしたパワーがあり、フロッグの太軸のフックポイントをシッカリ貫通させられるティップと藻団子を寄せることの出来るバットパワーを備えており、軽量ロングロッドとしては雷魚ロッドの要求するファクターをすべて満たしていると思います。

で、続いてグリップ部ですが、今回旋盤でかなり深く切り込みを入れていますが、これがうまいこと指に引っかかってくれて滑り止めになってくれて非常に使い勝手がいいです。特に、私はフッキング入れる時に左手でフロントグリップを支えて行うので、この時の滑り止めになってくれているため、かなり使いやすいロッドです。Jraidenもそうですが、ライギョロッドはフロントグリップに何らかの滑り止めの加工を施したほうがいいですね。

続いて気に入らないところですが、まずガイド。当初はLCよりもKWのほうがメンディングしやすくて良いと思っていたんですが、やはり使ってみると気になるのはライントラブルで、ティップ付近でよく絡まってくれます。

そんなわけで、オールLCのほうがやっぱりよかったんではないの?と思いました。

それと、グリップ部をかなり長く取っているため、バットガイドがかなり上のほうに行っております。そのため、ガイド10個のセッティングをするにはいささかブランクが短すぎるように思います。バットガイドをもっと下に下げてガイド間の距離をしっかりと取れるくらいのセッティングにしたほうが良かったかなと思いました。特に、1番ガイドはトップガイドに近すぎです。これはライントラブルに繋がりますので、いくらメンディングしやすいからといって、ガイド間を近づけすぎるのは問題だと思いました。

機会があれば、オールLCでもう一度作り直してもいいかなと思います。




ウィードベッドモンスター マッシブ80
釣具屋で触り、惚れて、購入する。

これが出来ないのよね〜雷魚マンは。釣具屋に雷魚ロッド置いてないから。近所にキャスティング岩槻店があれば別だけど、全国の雷魚マンは、スペックだけ見て通販ってのがメインじゃないでしょうか。S68なんて、意気揚々と通販で購入したは良いけども、触った瞬間引っくり返りましたわ・・・。

私の歴史では、香西釣具で触ったサーペントの705、タイム倉敷で触ったJraiden80XHくらいでしょうか。特に思い出深かったのがJraidenで、偶然訪れた倉敷タイムで初めて見るJraidenがフルラインナップ並んでいて、メタリックレッドのカッコ良さにやられ、触ってみて、硬さとバランスに惚れ、心底「欲しい!」って思って、ボーナス出るやいなや買いに行ったのを覚えています。そーゆーのって、竿との出会いって感じでロマンチックですよねw

久しぶりに、そーゆーロッドに出会いましたwロッドに惚れちゃったww

ウィードベッドモンスターのマッシブ80です。

香西釣具で、いつものようにフロッグコーナー物色したは良いけど、何もなくて、しばらく見てなかった雷魚ロッドでも見ようかなと思って、むっちゃ取りにくいカドのロッドスタンド引っ張り出したときでした。

ウィードベッドモンスターが並んでいて、ま、香川みたいなフル護岸の皿池では、8ftの硬いロッドしか使い道がないので、8ft最強モデルのマッシブを持ってみてビックリ!

軽いんですわ!エッ!?これ、雷魚ロッド?って思うくらい!

そんでね、横にBHSボロン80が置いてあったわけ。マッシブの前の最強ロッドですわ。

オオノの説明書きでは、BHSボロン80の後継がマッシブ80で、素材の進化により、同等のパワーを持ちながら軽量化に成功となっていました。

ボロンを持ってみると、まさに昔ながらの重くて硬いロッド。

ボロンを持って、嗚呼〜雷魚ロッドやねぇ。ってなって、直後にマッシブ持って、

エッ!この軽さで、ボロンと同等なの!?ってビックリ!

並んでないと、そんな風には思わなかったと思うんだけど、ボロンが横に並んでいるから、なおのこと、軽さとパワーに強烈な印象を植え付けられました。

私、重くて硬いロッドと、軽くてやりこいロッドは使っていましたが、軽くて硬いロッドというのは使ったことがありません。だから、なおのこと気になるんです。こんだけ軽くて、パワーがあれば、クソ楽やっ!って思ってw

オオノの説明書き読んでみると、「シリーズ最強」でしょw「この軽さで最強なの〜!?」ってなって、もうね、それからというもの、頭の中はマッシブ一色w

なお、直接オオノにも電話して色々聞きましたが、ボロンとの比較は、バットはボロンと同等。ただ、ティップがわずかにマイルドに入るようになっているようです。これは香西で比べた時に気づきましたw

インプレを探してみても、マッシブ使ってる人がほとんどいなくて良く分からない。ヤフオクやベリーネットを徘徊してみても、出てこない。マッシブはマイナーですね。

しかし、4マソか、ん〜〜〜。。。

ってしばらく悩んでいたんだけど、またまたオオノに電話して決めましたwどうも今、オオノにも在庫がないみたい。ということは、もしコレが売れたら香西に入ってこない可能性が高くて、そうすると香西セールで買うことがでけん!

そして、香西釣具オータムセール。マッシブ買ったったwww

なお、免責についてですが、これも初めて知ったんですが、ウィードベッドモンスターはキホン、保証書がありません。折れた時は、定価の60%でブランク側、40%でグリップ側を新品交換となっているようです。

これってスゴイですよね!?破損するとしたら、まず間違いなくブランクだけだと思うんですが、格安交換できるって魅力ですw免責とか保証書だったら1年以内とかの制約がありますもんね。

あと、雑誌とかの紙面で、ウィードベッドモンスターは開発初期より、お客さんがテストして仕上げてきた歴史があるとか・・・・

ホラテスターがまぁまぁの雷魚釣って、「コレ最高ッスわ!」つってコマーシャルしてる竿が多いなか、なんか、イイよねw

そんなこんなで、オオノいいじゃん!って思って、買うに至りましたw

ンデ、早速マッシブを使って思ったんですが、やはりというか、ハッキリ言って使いにくい。

オリジナルロッドを使っていると仕方がないんですが、市販ロッドって、自分に合わせて組んでるわけじゃないので、使いにくいんですよね。

まず一つ目はリールシートの位置。私の場合、指〜ヒジよりも少しグリップエンドがはみ出るくらいの位置にセッティングするんですが、オオノ純正セッティングはリールシート下が長すぎ。

それと、バットエンドのイボが邪魔。ハネクラやフェンウィックなど、最近のメーカーはバットエンドにイボ型の集積コルクをつけているのがスタンダードになっています。これはチンポコの上でエンドを支えてシェイクするときに楽だからだと思うんですが、シェイクするときに必ずチンポの上に置くわけじゃありません。片手でシェイクするときもあるわけで、そうなるとこのイボが横っ腹に接触して服が巻きついてストレスなんです。ここらはテーパーかけて服への巻きつきを防止しているウィップラッシュのほうが上だと思います。だけど、最適なのはストレートのエンド。接触がないですから、シェイクするとき楽です。

あとバランスが前のめりになっているんで、いつもどおり、リアグリップはストレートコルク+バランサーで組んだほうがいいと思います。

それと、ガイドがボロ。純正はMNをシングルラッピングで9個付けですが、私的にはダブルラッピングLC10個付けがベストだとおもうので、この冬に組替えます。

デザインも地味だし、派手なリールに全く合わん!コリャ、オールドアブに合うテイストやち!兎に角派手なロッドにせんとね!

で、1日投げ倒してみたんですが、やはりというか何と言うか、スゲ〜楽!今までのライギョロッドのあの疲労感は何だったの?ってなりましたw

Jraidenで投げ倒したら肩ぱんぱんなのに、全然疲れませんwww

んがしかし、肝心のフッキング〜取り込みはというと、魚が全く釣れないので、サッパリ分かりません〜!釣れんままリメイク行きになりそうやち!


菱法師 9.2ft
ダイコーのショアジギングロッド中の最強ロッド、プレミア962HHをリメイクして作った雷魚ロッド。
もともとは9.6ftあったんですけど、長すぎてまた重いんで、バランスが悪くて、ケツを4ftほど切って9.2ftに変更しています。
またオーシャン用のロングロッドにつき、2pcです。真ん中で2つに別れます。当初、運びにくいかな?と思っていたんですけど、案外、2pcにしたらトランクから突っ込みやすくて、いちいち助手席開ける手間が減るんで、やりやすかったです。
ただし、時たま外れなくなる時があるんで、車の中にEVA手袋を入れていて、抜けなくなった時はこれを使えばOKです。
で、使用の塩梅ですが、これはもう最高のロッドですわ。まず、フロッグが飛ぶ。雷魚ロッドに比べると柔らかいんで、いい感じにしなってくれてむっちゃ飛距離がでます。
さらにキャスト時によく曲がるぶん、反発が強くてキャストの弾道が速い。結果、フロッグ側に勢いがあるため、バックラが少なくなります。
そして雷魚ロッドよりも長いから雷魚ロッドよりも飛びます。飛距離でいうと、雷魚ロッドとは別次元のキャストフィーリングですわ。遠投好きな雷魚マンはショアジギングロッド最高だと思いますw
んで、硬さですがハッキリ言って、一般的な雷魚ロッドよりは柔らかいです。
まっ、でもクリーク用の柔らかめの雷魚ロッドと同じくらいでしょうか、雷魚ロッドで比較するとベリーライトって感じです。ただ、長さがあるんで、その柔らかさをカバーするんで、使っていて不自由を感じたことはありません。
近くのアタックはもちろん、遠くのアタックでもガッツリフックアップが出来ます。
んで、長いぶん、フッキング時のストロークが長いんで、雷魚ロッドだったら吹っ飛ぶようなマメでもラインスラッグを維持したままにしやすく、フッキングバレがあんましありません。
そんで、更なる利点はなんといっても風の対策。雷魚釣りって太いPEを使ってしかもスラッグが厳禁な釣りなんで、横風が吹くとせっかくのアタックも風のおかげでフッキングが入らないことが多いんですが、さすがに9ftオーバーだと、風の妨害を長さでカバーしてくれるんで、風が吹いたときは雷魚ロッドでは釣りにならないような状況でもしっかりと仕事をしてくれます。
とまぁ、これだけいいことばかり言っていてあれなんですが、弱点といえば、藻ダンゴになった時とか、ハス相手の綱引き勝負では竿のリフティングパワーでは魚が抜けないんで、リールまかせの後ずさり勝負になってしまうことでしょうか、竿を寝かしてゆっくり後ずさりしながらリールのドラグで寄せるしかなくなるんですが、そーゆー時に結構バレました。逆に、弾力がある分、ハスのブロックを抜けたときの再暴れを弾力でいなしてくれてキャッチできたって時もあったんですけど、どーでしょ?もう少し硬くてもいいかな?と思います。
もっと硬くなったら言うこと無しのスーパーロッドなんですけどね・・・・。
今回、長さを詰める時にバットを切りましたが、ティップを切ったほうが良かったかも?なんて思ったりもします。
あと操作性についてですが、ハッキリ言って雷魚ロッド並み。長い分、フロントヘビーになっちゃって、バランサーを仕込んでいますが、それでもバランスはフロントグリップあたりに来ています。ただ、以前の1pcの9ftオーバーロッドのように、扱えないくらいのレベルではなく、少々ヘビーな雷魚ロッド程度なので、1日中でも使えます。
次の日に肩が痛くなるくらいなので、操作性は許容範囲です。

あと当然ですが、もともとがショアジギングロッドなんで、ハマチにも対応していますw

あとタイもいけますw

雷魚釣りにショアジギングに海上釣堀に大活躍ですわ!

GT8
ジョニーライデン用に作ったアルプスシート搭載のグリップを再利用するために組んだ竿。ブランクは9ftオーバーの1pcロッドとして使っていたもののあまりに使いにくくて一線から撤退したオーシャンクエストランナーのブランク。これのジョイント部分を削って16φに落として無理やりはめたものを使いました。さらに長さをつめるべく、ティップを切って、トップガイドは極太の4mm。
当初、純正で使っていた時は柔らかすぎで使いにくかったブランクもティップを15cmくらい切るとガッチガチのロッドになり、テイストはRSRのサーペント並み。
なんせティップが4mmありますからね。僕が持っている雷魚ロッドの中ではS68に続くガチガチロッドです。
さらに重量は550gくらいあって重い重い。おまけにしならないんで、フルキャストのときは振りぬいた後、ブランクをとめる左手に負担がかかってスッゲー痛くなります。
操縦性は非常に悪く、また飛距離もイマイチ。
ただし、パワーは凄まじいものがあり、どんなヘビーカバーでもリフティング一発で藻の上に引きずり出せました。
これだけ硬いとフロッグの針もガッツリ入ってくれて、フッキング時のガッツンとくる感覚は最高ですwこれだけ操作性が悪いにもかかわらず、意外にも出番が多かったですw
長さが8.2ftくらいですが、遠投勝負では菱法師に勝てず、メインロッドはどうしても菱法師になってしまうんですが、小場所でのヘビーカバーゲームならこれが一番じゃないかな?と思います。
グリップを軽量化することでもっと操作性が良くなると思うんで、来年度は軽量グリップでテストしたいと思います。


ウィードベッドモンスター マッシブ80 関西弁仕様
現行のウィードベッドモンスターの最強ロッド、マッシブ80をリメイクしたものです。オオノはネーム部の字が残っていれば免責がいけるんで、ネーム部は残して、残りをリメイクしています。
今まで、軽くて硬いロッドというのを使ったことがなく、マッシブはまさにそんな竿なんで、期待して購入しましたw
ところが、使ってみると、フロッグが飛ばない。なんちゅうか、硬すぎてフロッグがのらないんですよね。飛距離的にはGT8と同じようなもんですが、GT8のほうが長いんでGT8のほうが飛びます。
で、マメ君だとフッキングでだいたい吹っ飛びます。かなり硬いです。ところが、ヘビーカバーとか、でかそうな雷魚がかかると、根元からグニャリと曲がって、リールまかせの綱引きじゃないと寄せられません。リフティングでカバーを引きちぎるほどのパワーがなくて、いざというときの頼りはないです。
だもんで、弱い相手には強すぎて、強い相手には弱いって感じのテイストでどーも中途半端な感じです。
フロッグが乗らないってのは、ガイドをMNガイドからLCガイドに変更しているので、そこらの影響もあるのかもしれないですが、個人的にはどーせ飛ばないならもっと硬くしてもらったほうがいいと思います。
ティップが3.6mmもあって先端は太いのに、バットは15.5φくらいで細いんで、ブランクのテーパー自体が緩いんで、ティップが硬くてフロッグが乗らない。マメははじく。ヘビーカバーだと、バットが細くてリフティングパワーがないのかなぁ?と思ったりもします。
ともすれば、旧型のBHSボロンはバットが16φなんで、むしろ旧型のほうがここらの要求にこたえてくれているのかもしれません。
実のところ、BHSボロンは1本ストックしているんで、来年に向けて作ってみようかなとも思っていますw
とまぁ、個人的には酷評のマッシブなんですが、ところが使用回数は結構多く、仕事前の朝練とか、ランガンしながらの開拓なんかでよく使いました。やっぱ軽いから楽なんですよね。今まで重いロッドばかり使っていたせいか、やっぱ軽いロッドは疲れないからそこがいいんですよねw
凝った雷魚マンからは、軽いロッドは酷評が多いですが、やっぱ操縦性の良さというのはそれなりの魅力があるんだなと思ったりしました。
とりあえず来年も出番は多いと思いますw



水路の鉄人 2nd トラ柄模様
一昨年使っていたワーム雷魚ロッドを改造中にティップがポキリ。若干短くなってリメイクしました。主に水路のワームゲームで使いましたが、折れる前と比べたら硬すぎて操縦性が悪くなりました。
なんせティップが3.6mmもありますからね。キャストで全然しならなくて、おまけに使うルアーが軽いワームで、さらに水路のワームゲームって結構キャスト精度が求められると思うんで、そこらの使い勝手は悪くなりました。
しかし、硬くなった分、フッキングはシッカリ入ってくれて、前のロッドはフッキング時にグニャリって感じでしたが、今回のはガッツーンって感じですwライギョロッドテイストですわw
数回、雷魚のフロッグゲームにも使いましたが、カバーを楽々交わしてくれるくらいのティップの張りがあるんで、フロッグゲームも対応できていると思います。
あと、水路ゲームはだいたいランディングは抜きあげるんですが、柔らかいとこれがやりにくかったんですが、今回のはスピーディーに楽々引っこ抜けます。
あと、リールシートを16φから17φに太くしたんですけど、17φのほうが200番代のリールにはあっているとおもいます。パーミングがしやすかったです。
また、リールをハイギア化したカルコンにチェンジしたんですが、この塩梅が良くて、ロッドの特性と釣りの特性にあってて、使いやすかったですw
兎に角、リメイク前よりはリメイク後のほうがいい感じじゃないでしょうかw来年もよく使いそうですwもともとは2000円のブランクですが、ロッドビルディングも色々勉強できたし、十分モトは取った感じですね〜w


ジャクソン S610
僕が雷魚始めたくらいに、DDMとジャクソンが共同開発したロッドです。
海部郡に特化したロッドの開発がコンセプトで、クリークで使いまわしがいいようにグリップエンドが短めで、ロッドの長さも短めの6ft10inch。

今となっては激レアの一品なのですが、先日、S68を売却した際に、タマタマ手に入れた一本です。
で、使ってみた感じ、

どこがクリークロッドなんや!?って突っ込みどころ満載の激硬、ガチムチロッドです!

バットから、ティップまでカッチカチ。というか、トップガイドが3.6Φで、雷魚ロッドとしては、極太クラスの太さで、バットは12.8Φといったところで、テーパーがほとんどかかっておらず、なんというか、竿というよりは棒に近い感じですわ!

だもんで、クリークで使うにはパワーありすぎで、またしならないので、キャストもしずらいし、軽いフロッグは操作性が悪く、野池遠投で使うには、短いので、遠くのフッキングが入れにくく、ど〜も使いにくいロッドです。まっ、こーゆー性格のロッドって、今はなくなってしまったので、その点でいうと、面白いロッドといえますね!

珍しいなと思ったのが、グリップジョイント部。なんと差込口がテーパーになってて、初めて見る構造ですね。どんな意味があるんやろ!?

どうでもいいロッドなんで、車の中に入れっぱなしにしておいて、仕事帰りのクリークとか野池のチョイ釣りで活躍中ですw


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