ウェーダーのソール交換
フェルトからゴム底へ




ナイロンウェーダーの余りのムレ地獄に降参して、昨年、ダイワの最高級ゴアテックスウェーダーを買ったわけ。

も〜ね、ナイロンのムレが皆無で、めっちゃ快適なんだけど、大問題が靴底。


フェルトなんだよな。

アユとかやるには良いんだけど、砂ドロ、ヘドロまみれの雷魚でこれを使うと、

フェルトが吸盤のように池底にヘバリつくわけ。

も〜足が取られるし、フッキングしたら動けんくてバラすしで最悪!

というわけで、フェルトソールをゴム底に変更できんかというわけで、まず、ダイワに聞いてみたわけ。

結果ダメ。

そんで、ゆめタウンの靴の修理屋に聞いてみたところ、ゴム底は接着剤がひっつかんけん、無理って断られ、自力でやることに決定。

初めてなんで、YOUTUBEみながら予習して実戦。

やっぱYOUTUBEのようにはいかんかったw

1.フェルトはがし
で、まずはヨウツベオススメの熱をかけて剥がす。


あんまり熱いとブーツが溶けるんで、ヒートガンを130度くらいにしてやってみる。


全体的になじませたものの、接着剤強すぎでびくともせん。

というか、ガンが小さいので、局所的にしか暖まらんので、全体的に温めても、さっきやったところが冷めてるって感じで全然ダメ。

結局局所的に集中攻撃。


剥がし始めの靴先にガンを当ててそこばかり温めるのがグッド。


その後、スクレーパーでコジコジ。


カドを使って無理やり押し込むのがGOOD。


開いたら、開き始めの先をさらにガンであぶって、


プライヤーで掴んで力技!


ここから、モモで長靴を固定。片手でプライヤーを持って剥がしつつ、片手でガンを操作して、接着剤に熱を当てていく。


これでベリベリやるわけ。


ところが、このあたりから急に作業が難航。

プライヤーの先から剥がすところが離れるんで、力が入りにくい!

も〜ね、血豆できそうになりながら力技。


ガンの温度もUPして、200度でやりました。ドライヤーじゃパワーなさすぎで難航すると思います。


こうして、何とか剥がせました。モ〜〜〜ね、エライわ。多分釣りガールは無理!

しかし、反対側はもっといい方法がないのか、別の方法を探ってみました。


まず、最初のはがしはじめ。ここは同じ。工夫の使用がない。

そんで、ここからが違う方法。


ハンダゴテで、はがしはじめのところにコテ当てて、熱で無理やり剥がす。

が、これも、ハンダが熱くてやけどしそうで操作がしにくい。


続いてはカッター。プライヤーで伸ばして、伸びた接着剤をカッターで切ろうとしたけども、ネチャすぎて、切れん。


結局、ガンの温度を500度近くまで上げて作業するのが一番効率が良かったです。


結局反対側も力技ですが、なんとか剥がせました。

2.粘着落とし
続いて、接着剤を付ける前の粘着落とし。これがアズった!


まずはYOUTUBEおすすめのスポンジ砥石。


結果、接着剤の残りがネチャすぎて、砥石がスポンジから剥がれる始末で全然ダメ。


続いてスコッチブライト。

びくともしません。


荒目に変更してもだめ。


スポンジのかけらとか粉が、靴底の粘着に引っ付くわけ。

続いて溶剤。


まずは弱いエタノールを靴底に吹きかけて掃除してみます。


ちょっとゴアテックスへのダメージが心配なんだけどしょーないわ。


エタノールをかけてちょっと置いて、スコッチブライト荒目。
すると、わずかに粘着がのいた!

が、のいたように見えても触ってみるとネチャネチャ。全然落ちていません。そして、小面積を落とすのにスゴイ時間がかかって、効率

結果、不可能と判断。


その後、エタノール+40番ペーパーもだめ。


エタノール+スクレーパーもだめ。


ネチャネチャを落とそうとすると、ネチャネチャが練りケシみたいにソボロになって、スクレーパーについて、それがまた靴底に戻るんよね。


エタノールでは限界を感じて、続いて少し強いIPA。
しかし、これもだめ。


もっと強いラッカーシンナー。


すると、若干マシになって、落ちてきました!

溶剤は強いほうが良いみたい!靴底も樹脂なのでダメージが心配なものの、強い溶剤使わないと落ちないことがハッキリとわかりました。


んで、溶剤をコメリで物色。強力シールはがし!


ハケで塗り塗り。


5分間くらい放置。


スクレーパーでこそいでみると、これもだめ。ソボロになって、靴底からサクッと取れん。ラッカーシンナーと同じような感じですわ。


で、別のシールはがしを使ってみると、

これがドンピシャ!


オレンジの柑橘系の臭いがして、ネチャネチャがゼリーみたいになって落ちてくれる!


ゼリーをまとめてティッシュで掬って捨てる。


これでサラサラにまで落ちてくれた!


ウェーダーの粘着落としは、ディゾルビット激推し!


3.ソール接着
ようやく、ソール接着です。


ツルツルになった靴底にスポンジヤスリで足付け。

続いて、靴底用意。


ある程度デコボコしてないとこけそうなんで、ビブラムの3500円くらいのちょっと高いヤツ買ってきましたw


で、接着剤は靴用のダイヤボンドというもの。


これをウェーダー靴底に塗りたくり、ハケで伸ばしていきます。

ブタ毛ハケを使ったんですが、毛が抜けます。


ナイロンの硬めのハケのほうが良いです。

しかし、容量が少なかったため、2本はぬれず、1本だけ。


もう1本は、ホムセンに売ってたゴム用のボンドG17でやることに。


こちらも塗りたくってハケで伸ばして、


しばし乾燥。

スグに付けるよりも強力にくっつくみたい!

自転車のパンク修理みたいですわ!


その後、カカトを合わせて、


ギュッと新しい靴底を引っ付けます。

しかし、ずれてやり直し汗
剥がします。


剥がすときなんですが、明らかにダイヤボンドの方が強力にくっついています。

G17<ダイヤボンドですね!

もうダイヤボンドがないので、G17で再び塗り塗り。


今度はずれないように接着。

あとから切るので、はみ出ててもOK。


くっつけた後は、ハンマーでたたいて、隙間を付けるのがコツみたい。

ガッツリ引っ付きました!


その後、マスキングテープでグルグル巻き!ここでガムテ使ったら粘着のこって大変みたい!


最終、自分ではいて、靴を叩きつけて隙間を完全に殺します。

そのまま1日乾燥。


次の日、チェック。ガッツリ引っ付いていますw

でもやっぱダイヤボンドがついていたほうがガッツリくっついています!



こちら、ダイヤボンド。


こちら、G17。

ま、使用上はG17でも問題ないと思います!


で、仕上げに余った靴底をカット。金切りばさみを使ってきります。


こうしてようやく完成!


早速入水してみたところベリーグッド!快適に釣りができるようになりましたw



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