フリクションリングの交換
こないだフカセ釣りで使って、シマノ特有のアレが出て、使用不能直前ということに気づきました。
これね。ネチこいゴムがベイルの下からはみでてきよん。これはフリクションリングといって、海水がギア内部に浸入しないようにシールしているゴムが経年劣化でネチネチになってしまったものなのです。
シマノは必ずコレに悩まされる困ったちゃんなんです。ステラでもありましたが、あれはオーバーホールついでにやったんで、いらんとこまで解説してて分かりにくいので、今回はフリクションリングのみを交換するところを紹介します。
まずはスプールを外します。
で、まずは、ドライバーでベイル固定ネジのケーシングのネジを外します。
ドラグワッシャを外します。ツメでひっぱったら外れます。結構強い力ではまっているので、ツメの内部はグリスでベタベタになります。
ギアも手で引っ張ったら外れます。
その後、ケーシングを外します。マイナスドライバーでこねたら一撃で外れます。
あとはベイル固定ネジを外します。
カラーがあるのでこれも外します。
すると、ガポンとベイル一式が外れます。
内部を見てみましょう。これが溶けたフリクションリングです。消耗品です。
まずはこれをのけるところから。ベイル内側はアセトン+ティッシュで、
ギアボックスのはピンセットで大物を取り除き、
残りはアセトンをしみさせたベビー麺棒でこそぎとり、
こんくらいキレイになったらOK。
14年前のリールなんで、パーツないかな?と思ったら、まさかの純正品がありました。シマノは新型が青で、青は溶けないみたいなんですが、黒は溶けます。これは黒なんで旧型のとけるやつですな(涙)値段は300円ほどです。
で、ゴムなんでひっぱって入れたら入りました。
あとは組み付け。グリスをベタベタに塗って、
ベイルを入れてカラーを入れて、グリスを塗って、
ネジとめてケーシングとめて、
ギア入れて
ドラグ入れて、
グリスでベタベタにして、
ベイルの回転部をオイルアップ。奮発してアルケミーオイルを入れておきましたw
あとはスプールはめて
完了w生き返りましたw
確かコレは、大学2年生の時に、土居田のジャンプで15000円で買ったヤツですが、13年たった今でも現役なんだから、日本の技術には参りますwwwまだまだがんばってちょ!
produced by fukusuke